JP5410846B2 - 収納物の保管情報管理システム - Google Patents

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Description

本発明は情報伝達媒体に記録された資料の保管及び配送に関したシステム、とくに紙媒体に記録された建築物等の図面の保管及び配送に適したシステムに関するものである。
(従来技術)
昨今、社会資本の整備、環境エネルギー政策の一環として、長期耐用住宅(200年住宅)や優良ストック住宅(優良中古住宅の流通)を推進する動きが活発化しているが、
出願人はすでにロングライフ住宅(ヘーベルハウス(登録商標))の提供を行っており、すでに日本国内において約17万件のお客様の住宅(ストックヘーベルハウス(登録商標))が存在し、これらの住宅について長期間にわたり建物を維持するために定期的なメンテナンスを行うサービスを行っている。すなわち独自のメンテナンスプログラムにしたがって定期的な点検、補修等を行うアフターフォローを行っており、改修(リフォーム)の要望にも対応している。なお、メンテナンスプログラムについては特許文献1に開示される。
また、同時期には、中古住宅流通事業として、独自の建物維持管理状況の査定評価方式を決め、ストックヘーベルハウスの販売も行っている。
(図面管理の方向性)
ところで、上記長期耐用住宅や優良中古住宅の品質保証を行う上では、点検、補修、改修の記録(いわゆる家歴情報)を正確に残し、邸宅(以下「邸」という)ごとに長期(現状は、建築後60年間)にわたり前記家歴情報を保管することが課題となる。そのために、ほとんどが紙媒体として残されている建物の全生涯にわたる情報を電子情報化(データベース化)して共有・活用が行われれば便利である。
しかし、新築施工時、メンテナンス時、リフォーム時に使用する仕様書、建物の設計図面その他(サイズはA3及びA4、B4等)の紙媒体は、時系列に発生して一邸当たり100枚前後であり、これらを全部電子データで長期に保管すると、大きな作業、費用の負担が強いられる。また今後も増え続けるものである。
したがって、建物の維持管理上、何回も取り出して参照する頻度(使用頻度)の高い家歴情報(仕様書・図面等)に絞って電子データとし、その他の使用頻度が少ないものは紙媒体のまま保管することが合理的である。
なお、特許文献2は、図面の電子的管理につき、現行技術を一般的に示す。
(現状の図面管理)
紙媒体については、専用の書架を備えた事務所スペースを設け、邸別に書類をファイリングして取り出す方法が望ましいが、使用頻度や保管のための保守などの様々の業務効率を考慮した場合、一般書類を受け入れて保管を請け負う倉庫管理会社を利用することが考えられる。すなわち、以下のような運用である。
住宅会社(依頼者)は、邸別の仕様、設計等の情報が記載された紙媒体を梱包である段ボール箱に詰めて、倉庫管理会社に保管の依頼をし、段ボール箱を送る。
倉庫管理会社では、保管の依頼を受けた段ボール箱を受け取ったら、依頼者、受入日、受付番号等を決定して台帳に記録し、受付番号等が記載されたラベルを段ボール箱に貼付する。さらに、倉庫内のコンテナやラックに積載して格納し、依頼者に受付番号等を示して受理した旨の伝達をする。依頼者側では、段ボール箱のラベル番号と内容を対応付けた台帳を作成する。
倉庫管理会社は、後日、依頼者である住宅会社が特定の邸の仕様書、図面等が必要であった場合、依頼者から要求に応じて、受付番号をもとにコンテナ番号(ラック番号)を特定して、その邸の図面の入った段ボール箱を取り出し依頼者に配達する。ここで、倉庫管理会社側では、日々来た段ボール箱を順次倉庫内コンテナに積み上げて格納しており、当該依頼者以外のものも混在する。
また、依頼者から段ボール箱自体の配達を請け負うが、その中に入れた仕様書、図面の書類等(資料)については、一切倉庫管理会社側で責任を負わない。
(現状の問題点)
依頼者である住宅会社の各コールセンターおよび各地区におけるアフターサービス部門はアフターサービスの要求やメンテナンスの問い合わせを顧客から受けた後、倉庫に入っている段ボール箱の仕様書、図面等の書類(資料)を調べる場合がある。
まず、段ボール箱の配送に時間を要する。例えば、宅配便を利用すると部場に届くまで3日程度かかってしまう。このため顧客の要求に即時に対応ができない場合がある。また、配送の途中で紛失する危険もある。
また、上述の通り、倉庫管理会社側では業務上段ボール箱を開封することはないので、一旦、段ボール箱に入れた資料が倉庫に保管された後は、依頼者側が配送された段ボール箱を開封しないかぎり目的の資料が入っているかどうかを確認することができなかった。
また、依頼者としては、管理上複数の邸宅の資料が混在するのを避けるため、段ボール箱に未だ資料を収容する余地(空き)が残っていても密封し、倉庫管理会社に保管を依頼することもあった。
また、建物の維持管理の業務を通じて、資料の更新(差し替え)をしたい場合が発生するが、この場合も倉庫管理会社側では、倉庫内で資料の差し替え作業を行うことはせず、依頼者は倉庫管理会社側から当該段ボール箱を回送して戻してもらい、資料の差し替え作業後に倉庫管理会社に再送している。
(先行技術との対比)
上記したように、依頼者としては、業務に使う図面のみを倉庫から適時に出し入れしたい。また、依頼者、倉庫会社双方とも、段ボール箱になるべく多くの書類を充填して、段ボールの収容効率を上げつつ、その取り出し作業を簡便にしたいという希望がある。
そこで、時系列に発生する仕様書や図面等の書類群に対して、図面種単位で保管して取り出すことが考えられ、その方法として、バーコードやIDタグなどをつかった物流情報の技術を利用することが考えられる。
例えば、梱包に収容済みの複数の物品の検品のために、実際の作業現場で梱包の内部にある物品の一品一品のID情報を一括して読み込む技術はすでに「検品システム」として公知である。
このような技術を用いれば、物品である図面等の書類とそれを収容する梱包である段ボール箱との対応が関連付けられたデータベースを作成して、後日、必要な図面等を収容した梱包ID情報を検索して、その段ボール箱を特定するところまでは簡単である。
また、国際物流業者、物品調達会社、または図書館など1つの収容(格納)場所に対してICタグを付けた複数の物品を倉庫や棚に収容(格納)する際に、実際の作業現場で、物品の固有情報(物品ID情報)を記憶させたICタグに対して、さらに該物品を実際に載せた棚に設けた赤外線センサにて該棚の位置を特定するための位置情報を付与して、該ID情報と位置情報を関連付けて所定の検索用データベースに記憶し、後日、収容(格納)場所から特定の物品を取り出す前に、該物品ID情報をキーとして該データベースを検索し、梱包を格納した棚等の位置情報を取得して、目的となる物品を取り出す作業が行われている。これは「位置管理システム」で実現されている。
(コンテナ−段ボール−書類の体系化)
この技術を用いて、複数の物品である図面等の書類を1つの梱包である段ボール箱に収容し、段ボール箱の固有情報に梱包ID情報と棚等の位置情報を関連付けた検索用データべースを作成しておき、これによって、梱包ID情報をキーに使用してデータべースを検索すれば、目的の図面等の書類が入っている段ボール箱がどの棚に保管されているかを特定して探し出すことも簡単である。
したがって、上記2つの検索作業を順次行えば、どの図面がどの倉庫内のどの棚のどの段ボール箱に収容されているかということまでを検索することができる。
しかしながら、上記検品システムや位置管理システムによっても、特定の梱包の出入庫の状況を示す情報を得て梱包やそこに収容した物品の出し入れの状況を把握したり、梱包を棚に戻したかどうかなど作業忘れを把握することができなかった。さらに、梱包内の物品の充填状況を把握して、さらにその梱包に追加して物品を入れる余地があるかどうか、またはどの棚に梱包を保管する余地があるかなどの情報を作業前に得ることはできなかった。また、そもそも、一連の検索を一度に行って検索を行うことができることが望ましい。
特開2001−159190号公報 特開2007−4431号公報
本発明は、上記問題を解決することを目的とし、依頼者が必要な図面などの収納物を指定すれば、倉庫管理会社が目的の収納物が収容された段ボール箱などの移動収納体とこの移動収納体が保管されるコンテナ、固定ラックなどの保管領域を瞬時に特定できる収納物の保管情報管理システムを提供することを課題とする。
本発明の別の課題は、実際の梱包を見に行ったり開封することなく、作業前に充填状況を把握してあいている移動収納体に収納物を追加することができ、収納物や移動収納体の出し入れの状況を把握できることである。
上記課題を解決するために、本願発明は、収納物(10)が収容可能な移動収納体(20)に収容されて、該移動収納体が所定の場所(100)に保管され、該収納物の保管に関する情報が管理される収納物データベース(390)を有する形態における、収納物保管情報管理システムであって、
当該所定の場所(100)は、該移動収納体(20)が当該所定の場所を出入りするためのゲート(110)と該移動収納体(20)を保管可能な保管領域(120)を有し、
該収納物(10)はそれぞれ固有の収納物ID(16)が記録された第1情報タグ(15)が付され、
該移動収納体はそれぞれ固有の移動収納体ID(26)が記録された第2情報タグ(25)が付されており、
該ゲート(110)は、出入りする移動収納体(20)の第2情報タグ(25)に記録された移動収納体ID(26)及び収容された収納物(10)の第1情報タグ(15)に記録された収納物ID(16)を読み取る第1情報タグセンサ(115)を備え、
該保管領域(120)は、固有の保管領域ID(121)が割当られ、さらに第1情報タグ(15)に記録された収納物ID(16)または第2情報タグ(25)に記録された移動収納体ID(26)を読み取る第2情報タグセンサ(125)備え、
かつ、該収納物保管情報管理システムが、
該各収納物の収納物ID(16)と対応した各収納物の書誌情報とを有する仮登録データが、少なくとも一時的に保存される仮登録データ保存手段(330)と、
第1情報タグセンサ(115)で読み取った収納物ID(16)をキーとして、該仮登録データ保存手段(330)に保存された該仮登録データと、収納物ID(16)と移動収納体ID(26)とが連結された第1ファイルデータを作成する第1ファイルデータ作成手段(341)と、
保管領域(120)が対応する第2情報タグセンサ125)が読み取った収納物ID(16)または移動収納体ID(26)と対応する保管領域ID(121)とが連結された第2ファイルデータを作成する第2ファイルデータ作成手段(342)と、
第1及び第2のファイルデータを該収納物データベース(390)に保存するまたは第1および第2のファイルデータを使用して、収納物ID(16)と移動収納体ID(26)と保管領域ID(121)とを連結して該収納物データベース(390)に保存する本登録手段(340)と、を備えたことを特徴とする。

さらに、収納物ID(16)をキーとして、該収納物データベース(390)を検索して、対応した移動収納体ID(26)および保管領域ID(121)を特定する検索手段(360)と、
該検索手段(360)によって特定された検索結果を表示する検索結果表示手段(370)とを備えたことを特徴とする。
さらに、前記ゲート(110)にはさらに移動収納体(20)が通過したことを検知する第1物体検知センサ(117)を有し、検知信号によって該第1情報タグセンサ(115)が起動することを特徴とする。
さらに、前記保管領域(120)のそれぞれには前記移動収納体(20)の移動を検知する第2物体検知センサ(127)を有し、検知信号によって第2情報タグセンサ(125)が起動することを特徴とする。
さらに、第1ファイルデータ作成手段(341)によって、さらに前記仮登録データ保存手段(330)に保存された前記仮登録データが第1ファイルデータに取り込まれることを特徴とする。または前記仮登録データ保存手段(330)に保存された前記仮登録データが、前記収納物データベース(390)に永久保存されることを特徴とする。
さらに、第1ファイルデータに前記収納物(10)を収容する前記移動収納体(20)が前記ゲート(110)を通過した時刻情報が付加される、または、第2ファイルデータに前記移動収納体(20)が前記保管領域(120)を出庫または入庫した時刻情報が付加されることを特徴とする。
さらに、前記収納物データベース(390)を検索してすでに保管領域(120)に保管された移動収納体(20)の格納状況を算出する格納状況演算手段(383)と、移動収納体の格納状況を表示する格納状況表示手段(384)とをさらに有することを特徴とする。
さらに、前記収納物データベースを検索してすでに保管領域(120)に保管された移動収納体(20)のなかの収納物(10)の充填状況を算出する充填状況演算手段(381)と、前記移動収納体の収納物の充填状況を表示する充填状況表示手段(382)とをさらに有することを特徴とする。さらに、前記充填状況演算手段(381)で取得された移動収納体(20)の収納物(10)の充填状況から、もし収納物(10)をさらに収容可能な移動収納体(20)があればその移動収納体ID(26)を特定し、なければ新たな移動収納体ID(26)を生成する移動収納体ID決定手段(310)をさらに有することを特徴とする。
さらに、前記収納物(10)が1枚または複数の定型紙の束を単位として構成され、前
記移動収納体(20)が梱包であることを特徴とする。
一方、本願発明は、上述の収納物(10)の保管情報管理システムに用いる移動収納体(20)であって、複数の収納物(10)を重ねて充填するにあたり、各収納物(10)の間に間隙を形成するためにスペーサ(30)が挿入されたことを特徴とする。
従来は、依頼者(例えば住宅会社)では、図面等の収納物に係わる情報と段ボール等の移動収納体に係わる情報との物件管理情報が必須であり、その情報を元に倉庫内の対象移動収納体を探し出し、宅配便を使い部場に送り返すまで多くの労力が必要であったが、本発明によれば、収納物と、移動収納体と、倉庫内の保管場所である保管領域の位置情報とが関連付くので、依頼者は、倉庫会社に対して、収納物単位で保管の依頼ができ、保管後も収納物(のID)を特定するだけで、倉庫管理会社が、保管領域と移動収納体を特定することができ目的図面等をすぐに取り出すことができる。
これにより、依頼者の収納物(住宅会社ならば建物の家歴情報に関する図面)を長期に保管し、管理する案件(住宅会社ならば邸・物件数)が増えることにより収納物数が増えても、段ボールなどの移動収納体単位でなく、収納物単位で必要な情報の出し入れができる。さらに、収納物を迅速に受領することができるので業務能率が向上し、かつ収納物配送の途中で紛失するといったおそれがなくなる。
本願発明の第1及び第2実施形態による収納物の保管情報管理システムにて保管情報が管理される収納物及びそれを収容する移動収納体を示す図面である。 収納物の間にスペーサが挿入された移動収納体を示す図面である。 本願発明による収納物の保管情報管理システムの第1実施形態を示す図面である。 本願発明による収納物の保管情報管理システムの第2実施形態を示す図面である。 本願発明を長期維持管理される邸宅の図面管理システムに適用した例を示す図面である。 空き段ボールが有る場合の一括情報検索手段による検索結果例を示す図面である。 空き段ボールが無い場合の一括情報検索手段による検索結果例を示す図面である。 図5に示した実施例において、新規図面を登録するときのフローチャートである。 図5に示した実施例において、図面の廃棄または差し替えをするときのフローチャートである。 図5に示した実施例において、収容された図面を送付するときのフローチャートである。 新規図面の書誌的情報の例を示す図面である。 邸別図面データベースにすでに登録されている収納物の記録状況例を示す図面である。 新規図面に対して、それを収容する段ボールが決定された状況を示す図面である。(空き段ボールがある場合) 段ボールが倉庫から出庫する際のデータ編集状況を示す図面である。(空き段ボールがある場合) 段ボールが倉庫から出庫した際の邸別図面データベースの記録状況を示す図面である。(空き段ボールがある場合) 新規図面に対して、それを収容する段ボールが決定された状況を示す図面である。(空き段ボールがない場合) 新規図面が邸別図面データベースに登録される前のデータ編集状況を示す図面である。(空き段ボールがある場合) 新規図面がコンテナに入庫して邸別図面データベースに登録された後の該データベースの記録状況を示す図面である。(空き段ボールがある場合) 新規図面が邸別図面データベースに登録される前のデータ編集状況を示す図面である。(空き段ボールがない場合) 新規図面がコンテナに入庫して邸別図面データベースに登録された後の該データベースの記録状況を示す図面である。(空き段ボールがない場合) 邸別図面データベースに登録された図面に関する情報を一括情報検索手段を用いて検索したときの検索結果の例を示す図面である。 図面が廃棄されたときのデータベースの記録状況を示す図面である。 図面が送付されたときのデータベースの記録状況を示す図面である。
(第1実施形態)
図1は、本願発明の第1実施形態による収納物の保管情報管理システムにて保管情報が管理される収納物及びそれを収容する移動収納体を示す図面である。
この図では、収納物10は図面などの書類、すなわち、1枚の定型紙、または複数の定型紙の束を単位として構成された文書としている。しかしながら、これに限らず、例えば電子計算機等の外部記録媒体、例えば磁気テープ、CD−ROM及びDVDとすることもできる。この場合、媒体1つまたは複数の束を単位とすることが可能である。また、この図では、移動収納体20は段ボールとしている。しかし、他の梱包とすることができる。
各収納物10には固有の収納物ID16が記録された情報タグ15が貼付される。また、各移動収納体20にも固有の移動収納体ID26が記録された情報タグ25が付される。収納物10に取り付ける情報タグを第1情報タグ15、移動収納体20を取り付ける情報タグを第2情報タグ25と呼称する。第1情報タグ15と第2情報タグ25とは同じ種類のものでも違う種類のものでもよい。例えば、使用無線周波数が相違する場合がある。情報タグは、RFタグまたはRFICなどのRFIDである。図1に示した例では、RFタグとしている。
移動収納体20は、単位収納物10を、通常は複数個を重ねて充填されるが、情報タグを重ねると読み取り時に干渉が発生して、タグに記憶された情報を正確には読め込めない場合がある。そのような不都合を解消するために、絶縁物であるスペーサ30を収納物10と収納物10との間に挿入して、間隙を設けるとよい。これを図2に示す。スペーサ30は、1cm程度の厚さを有する、軽量すなわち密度の小さな絶縁物、例えば発泡スチロールが好適である。
図3は、本願発明による収納物の保管情報管理システムの第1実施形態を示す図面である。本システムは管理サーバ300を備えている。管理サーバ300は収納物10の保管に関する情報が管理される収納物データベース390を有する。
移動収納体20は、適宜運搬され、所定の場所に保管される。所定の場所とは、例えば倉庫である。図3では倉庫100としている。倉庫内には、移動収納体20が置かれるための保管領域120が通常複数設けられている。1つの保管領域120には通常複数の移動収納体20を保管することができる。保管領域120の具体例は固定ラックやコンテナなどである。
倉庫100への移動収納体20の入出庫は、所定のゲート110を利用して行うものとする。図3では、ゲート110を入出庫共通に用いているが、ゲートを2つ用意して、一方を入庫専用、他方を出庫専用とすることも可能である。
ゲート110に設けられた第1情報タグセンサ115は、第1情報タグ15及び第2情報タグ25に記録された情報を読み取ることができる。第1情報タグ15と第2情報タグ25とが異なる無線周波数を用いている場合、第1情報タグセンサ115は、2つの情報タグに対応した機能を備えているものとする。好ましくはゲートにはさらに第1の物体検知センサ117が備えられている。第1物体検知センサ117は、移動収納体20の存在の有無を検知することができ、例えば赤外線センサや重量センサとすることができる。第1物体検知センサ117を設けない場合は、第1情報タグセンサ115を常に検知可能状態に保つ必要があるが、第1物体検知センサ117を設けていると、移動収納体20のゲート通過を検知した信号によって、第1情報タグセンサ115を起動させることが可能となる。
各保管領域120には、保管領域ID121が付与されている。また、各保管領域120には、第1情報タグ15または第2情報タグ25に記録された情報を読み取ることができる第2情報タグセンサ125が備えられている。好ましくはさらに第2物体検知センサ127が備えられている。第2物体検知センサ127は、保管領域120における移動収納体20の出入りを検知することができ、例えば赤外線センサや重量センサとすることができる。第2物体検知センサ127が備えられていない場合は、第2情報タグセンサ125を常に検知可能状態に保つ必要があるが、第2物体検知センサ127を備えていると、移動収納体の保管領域120の出入りを検知した信号によって、第2情報タグセンサ125を起動させることが可能となる。
第1及び第2の情報タグセンサ115及び125、並びに第1及び第2の物体検知センサ117及び127は回線400で管理サーバ300と接続されている。回線400は、通常の電話回線もしくはインターネット回線を利用するかまたは専用回線を設定することが可能である。無線回線を利用することも可能である。
つぎにシステムの動作及び管理サーバ300の内部を説明する。
保管すべき収納物10が発生すると、収納物ID16を決定し、そのID16が記録された第1情報タグ15を作成する。第1情報タグ15は対応する収納物10に貼付される。管理サーバ300に接続された第1情報タグ作成手段19が備えられて、第1情報タグ15が自動作成されると好適である。
収納物ID16が決定されると、収納物10の収納物ID16と当該収納物の書誌的事項とを対応させて記載したリストである、仮登録データを作成し、管理サーバ300内の仮登録データ保存手段330に保存する。仮登録データ保存手段330は、管理サーバ300内にRAM等のメモリに独立に設けるほか、収納物データベース390に設けた専用記憶領域としてもよい。または、管理サーバ300外に設けた外部記憶装置としてもよい。
次に、収納物10を収容する移動収納体20のIDである移動体ID26を決定する。また、その移動体ID26が記録された第2情報タグ25を作成し、第2情報タグ25が対応する移動収納体20に貼付される。このとき、本システムには、管理サーバ300に接続された第2情報タグ作成手段29が備えられており、第2情報タグ25は自動作成される。さらに、この時点で移動収納体20を保管する保管領域120の保管領域ID121を決定する場合もある。
次に、作業者が第1情報タグ15が貼付された収納物10を、第2情報タグ25が貼付された移動収納体20に収容する。多くの場合1つの移動収納体20には複数の収納物10が収容される。しかし、発生した収納物10が全部収容されると、移動収納体20は収納物10で充填されるとされないとにかかわらず、倉庫100へ運搬される。
移動収納体20は倉庫100の前まで運搬され、さらにゲート110を通過して入庫する。この際、本システムの第1情報タグセンサ115により、移動収納体20は第1情報タグ15及び第2情報タグ25にそれぞれ記録された収納物ID16及び移動収納体ID26が読み取られる。
読み取った収納物ID16及び移動収納体ID26は、回線400を経由して、管理サーバ300に送られる。さらに、管理サーバ300では、収納物ID16、移動収納体ID26及び好ましくはさら仮登録データの前記書誌情報が連結された第1ファイルデータ(図示せず)が例えば管理サーバ300内の一時保存手段391に少なくとも一時的に作成される。この目的のため、管理サーバ300には第1ファイルデータ作成手段341を備えている。
さらに、作業者が入庫した移動収納体20は、倉庫内の空いた保管領域120または所定の保管領域120に配置され、保管される。配置されると、本システムの第2情報タグセンサ125で収納物ID16または移動収納体ID26が読み取られ、読み取られたIDは当該保管領域120の保管領域ID121とともに、回線400を経由して管理サーバ300へ送信される。
管理サーバ300では、移動収納体ID26と保管領域ID121とが連結された第2ファイルデータ(図示せず)が前述の一時保存手段391に少なくとも一時的に作成される。この目的のため、管理サーバ300には第2ファイルデータ作成手段342を備えている。この際、第2情報タグセンサ125で収納物ID26を読み取った場合には、第1ファイルデータを利用して、当該収納物ID16に対応する移動収納体ID26を検索した上で、移動収納体ID26と保管領域ID121とを連結する。
管理サーバ300では、本登録手段340によって、収納物に関する情報が収納物データベース中390に保管される。
前記収納物に関する情報は、下記の(1)または(2)の形態で収納物データベース中390に保管される。
(1)第1ファイルデータと第2ファイルデータとを収納物ID16をキーとして、連結し、統合ファイルデータとして収納物データベース390に保存する(収納物データベース390の代わりに適宜設けた仮登録データの記憶手段または仮登録のためのコンピュータメモリ(RAM)の作業場であってもよい。以下同じ。)。なお、書誌情報が第1ファイルデータに連結されなかった場合は、システムは、アラームを発報するようになっている。
収納物を移動収納体に入れ忘れている場合、保管領域120に移動収納体20を保管されていないことを作業者に知らせるためである。
(2)第1ファイルデータと第2ファイルデータとをそれぞれ収納物データベース390中に別個に保存する。なお、書誌情報が第1ファイルデータに連結されなかった場合は、仮登録データが収納物データベース390に別途保存される必要がある。
さらに、管理サーバ300には、収納物ID16をキーとして、前記収納物データベース390を検索して、対応した移動収納体20、保管領域120、さらに必要があれば書誌的情報を検索する検索手段360と、検索した結果を表示する検索結果表示手段370を備えている。
上記(2)の場合、検索手段360においては、第1ファイルデータで収納物ID16に対応する移動収納体ID26を特定し、さらに第2ファイルデータで該移動収納体ID26に対応した、保管領域ID121を特定する。
なお、管理サーバ300には収納物データベース390を参照して同一移動収納体ID26に収容された収納物ID16及びその数を求める充填状況演算手段381と当該充填状況を示す充填状況表示手段382とを有していると好適である。及び/または、収納物データベース390を参照して同一保管領域ID121に保管された移動収納体ID26及びその数を求める格納状況演算手段383と、当該格納状況を示す格納状況表示手段384とを有していると好適である。これらによって、各移動収納体20の充填状況と保管領域120の格納状況がわかる。
さらに、前述の第1ファイルデータ及び/または第2ファイルデータの作成に当たって、時刻情報を付加することも可能である。また、前記統合ファイルデータ作成時にも当該時刻情報を付加することも可能である。時刻情報とは例えば、収納物10または移動収納体20のゲート通過時刻または移動収納体20の保管領域120への入庫若しくは出庫時刻である。
時刻情報の付加は、各物体検知センサまたは情報タグセンサに接続されたタイマー(図示せず)を利用して取得された時刻情報を収納物ID16,移動収納体ID26及び/または保管領域ID121とともに管理サーバ300に送付されることによって、または、管理サーバ300に備えられたタイマー(図示せず)で取得された時刻情報を利用して可能である。
以上のシステムにより、収納物10の収納物ID15から、当該収納物10が収容されている移動収納体20の移動収納体ID26及び当該移動収納体20が保管されている保管領域120の保管領域ID121を一括して特定することが可能となる。
(第2実施形態)
図4は本願発明による収納物の保管管理システムの第2実施形態を示す図である。図5においては、図4の第1の実施形態と倉庫100の構成は同じなので、記載を省略した。また、第1実施形態と同じ構成要素には同じ部品番号を付与し、説明は省略する。本実施形態においては、管理サーバ300中に移動収納体ID決定手段310を有していることを特徴とする。
収納物10が発生した場合、移動収納体ID決定手段310が、その収納物10を収容する移動収納体20の移動収納体ID26を次のように決定する。
まず、充填状況演算手段381を用いて、空きのある移動収納体20を検索する。空きのある移動収納体とはまだ収納物を収容する余地があるものをいう。言い換えれば、当該移動収納体にすでに収容された収納物の数が所定の数(閾値)に満たないものをいう。
(a)もし、空きのある移動収納体20がある場合、その移動収納体ID26を表示し、その移動収納体20に収容することを決定する。もし、空きを有する複数の移動収納体20があるならば、充填状況表示手段382を起動させてそれらを全部表示して、ユーザーに適宜選択させるか、あるいは、自動的に1つを決定することができる。
(b)もし、空きのある移動収納体20がない場合、新たな移動収納体20が必要となるため、その移動収納体20のために、新たな移動収納体ID26を生成する。
収納するべき移動収納体ID26が決定したら、上記(a)の場合、決定した移動収納体20を倉庫100から出庫させ、収納物の発生元まで運搬し、収納物10をその移動収納体中に収容した上で、移動収納体20を運搬し、倉庫100に入庫させ、保管領域120(通常は出庫前に保管されていた保管領域120)に戻す。(b)の場合は、新たな移動収納体を用意して、それに当該収納物を収容した上で、倉庫に運搬し、所定または空きのある保管領域120に配置する。
この実施形態により、空きがある移動収納体20があるときは、それに収納物10を収容することができ、空きがないときは収納物を収容する新たな移動収納体20を使用するので、効率的な移動収納体管理が可能となる。
本発明を長期維持管理される邸宅の図面管理システムに適用した例を下記に示す。図 5は当該システムを示す図である。実施形態と同じ機能を果たす構成要素は、本実施例で同じ部品番号を付与している。例えば、本実施例では、収納物、移動収納体及び保管領域はそれぞれ紙媒体に記載された図面、段ボール及びコンテナであるので、それぞれ図面10,段ボール20及びコンテナ120と記載する。
当該システムは、管理サーバ300及びそれに接続された管理サーバ端末301、図面発生元などに置かれるユーザーサーバ50及びそれに接続されたユーザー端末51、倉庫入出庫用のゲート110に取り付けられた第1赤外線センサ115及び第1ICタグセンサ117、倉庫100内に設置されたコンテナ120に取り付けられた第2赤外線センサ125及び第2ICタグセンサ127、さらに、図面を電子化するスキャナー70及びそれに接続した図面タグ読み取り装置71を有する。これらの装置はインターネット回線400で接続されている。
管理サーバ300には、図4または図5に示した管理サーバと同様に、移動収納体ID決定手段310、仮登録データ保存手段330、本登録手段340、第1ファイルデータ作成手段341及び第2ファイルデータ作成手段342を有する。
また、管理サーバ300には、各邸宅に関する図面の書誌的情報、図面番号、図面が収容される段ボールの番号及び段ボールが保管されるコンテナの番号並びに倉庫の入出庫などの時刻情報が記録されたデータベースである、先述した収納物データベースである邸別図面データベース(邸別図面DB)390、該データベースを検索する一括情報検索手段365、一括検索結果表示手段375及び前記第1ファイルデータ、第2ファイルデータ、これらを連結した統合ファイルデータを一時的に記憶する一時保存手段391を有している。
一括情報検索手段365には、少なくとも前述の情報検索手段360、充填状況演算手段381及び格納状況演算手段383を含んでおり、一括検索結果表示手段375は少なくとも前述の検索結果表示手段370、充填状況表示手段382、及び格納状況表示手段384を含んでいる。
段ボール10は例えば、運搬手段60に搭載されて運搬される。段ボール10の倉庫の入出庫101,102は、次のいずれかにより判断することが可能であるが、ここではでは(2)の方法を採用する。
(1)ゲートには、段ボールの通路に沿って2個の赤外線センサを、一方のセンサ(赤外線センサAとする)は倉庫の外側、もう1方のセンサ(赤外線センサBとする)は内側に配置されるように取り付ける。段ボールは1個ずつゲートを通過させるようにし、各赤外線センサは段ボールの通過のみを検知する。この際、センサA及びBを移動収納体が通過した順序によって入庫か出庫かを判断する。すなわち、センサA、Bの順序で移動収納体通過を検知した場合は、外→内への移動が起きたので、入庫と判断し、センサB,Aの順序で物体通過を検知した場合は、内→外への移動が起きたので、出庫と判断する。
この場合は、赤外線センサAまたはBの段ボール通過によって、(2)の場合はゲートに設けられた赤外センサの段ボール通過によって、図面10及び段ボール20にそれぞれ記載された図面番号16及び段ボール番号26を取得し、入庫または出庫の情報を含めて邸別図面データベースへ転送する。
(2)ゲート110に1個設けられた第1赤外線センサ117とコンテナに設けられた第2赤外線センサ127とによって、段ボール10のゲート通過時刻及びコンテナ到着/出発時刻を調べる、前者の時刻と後者の時刻の前後によって倉庫への入出庫101,102を判断する。すなわち、前者のほうが先ならばゲート通過後、コンテナへ到着したことになるので入庫101、後者のほうが先ならばコンテナ出発後ゲート通過となるので、出庫102と判断する。
以下、田中太郎邸の建築に伴い、発生する図面を登録及び管理する例を示す。すなわち、東京第一営業所において田中太郎邸の平面図と立面図が新規に発生し、それらの図面10を保管する必要が生じたとする(図8に示したフローチャートにおけるS101、以下図8を参照。)。
まず、それらの図面10に関する書誌的事項510を仮登録データ保存手段330に仮登録する(S103)。図11に示されるように、登録される書誌的事項510は、例えば、邸名、契約番号、図面名、図面サイズ、図面に含まれる紙の枚数、並びに東京第一営業所である部場名及びその部門コードを含む、これら書誌的事項510の登録により、それぞれの図面に付与する図面番号(収納物ID)16が自動的に生成され、さらに図面タグ(第1情報タグ)15が自動的に生成される。ここでは、平面図と立面図につき、それぞれF089、F090の図面番号16を有する図面タグ15が作成されたものとし、さらに図面タグ15がそれぞれの図面に貼付される(S105)。
なお、例えば「図面F089」とはF089の図面番号を持つ図面、すなわち「F089」が記録された図面タグが貼附された図面のことを意味し、「段ボールD008」とはD008の段ボール番号を持つ段ボール、すなわち「D008」が記録された段ボールタグが貼附された段ボールのことを意味する。また、「コンテナC2」とはC2のコンテナ番号をもつコンテナを意味する。
本システムにはすでに他の邸宅に関する図面情報が記憶され管理されているものとする。例えば、山田一郎邸等の図面が管理されており、邸別図面DB390には、図12に示すように、山田一郎邸の図面に関する情報がすでに登録されている。すなわち書誌的事項510及び図面番号16、段ボール番号26、コンテナ番号121及び時刻情報520である。山田一郎邸の平面図及び立面図にはそれぞれF040及びF041の図面番号が付与され、これらの図面は段ボールD009に収納されている。当該段ボールは、入庫時刻521が2008年11月1日12時31分41秒で倉庫に入庫して、コンテナC2に保管されている。
倉庫100はコンテナC1及びC2を有しており、それらのコンテナにはすでに段ボールが適宜保管されており、その情報は邸別図面DB390に登録されているものとする。一括情報検索手段365により、邸別図面DB390のコンテナ番号が同じレコードをカウントすることによって、コンテナ情報を得ることができる。ここで、1つのコンテナの閾値は30とする。すなわち、30箱までの段ボールが収納できるものとする。さらに、コンテナC1には、すでに30箱の段ボールが保管されており、新たな段ボールを保管する余地はないが、コンテナC2は2つの段ボールしか保管されておらず、まだ空きがあるものとする。そして、段ボールD008及びD009(このうち、段ボールD009には図12によって山田一郎邸に係わる図面F040及びF041が収納されていることとなる。)がコンテナC2に保管されているものとする。
各段ボールの閾値を100とする。すなわち、1つの段ボールには、100セットまでの図面が収容できるものとする。さらに、段ボールD008にはすでに図面が100セット収納されており、もう空きがもう無いとする。さらに、コンテナC1に保管された30箱の段ボールはいずれもすでに図面が100セット収納されている。すなわち、コンテナC1には空きの有る段ボールはもう無いものとする。
図面F089、F090を収納する段ボールを決定するために、一括情報検索手段365にて邸別図面DB390を検索する(S107)。さらに、検索結果を基に、空きのある段ボールの有無を調べる(S109)。以下は、次の2つのケースに分けて説明する。
(a)空き段ボールが有る場合
D009の段ボールには、40セットの図面が収納されており、まだ60セットの空きがあるものとする。
このとき、一括情報検索手段365によるコンテナの格納状況及び段ボールの充填状況に係わる検索結果を、図6に示す。(a)は、各コンテナの格納状況を示す。画面切り替えにより、各段ボールの充填状況を示すことができる。(b)においてコンテナ番号C2に保管された段ボールD008、D009の充填状況が示される。
この状況では空きのある段ボールの番号(D009)が表示されている。したがって、移動収納体決定手段310によってコンピュター上でD009が選択されることにより、この段ボールに田中邸の図面であるF089及びF090の図面を収容することが決定される(S121)。図13に示すように、それぞれの図面に段ボール番号であるD009が自動的に仮登録される。このため、倉庫管理会社の作業者は、D009の段ボールを倉庫から出庫させ東京第一営業所まで配送される。
出庫にあたっては、システム内部ではつぎのようにデータが編集される。図14にこの様子を示す。当該図の(1)〜(3)はそれぞれ下記(1)〜(3)の説明に対応する。
(1)段ボール取り出し及びコンテナ結合データ541作成(S123)
作業者によりD009の段ボールがコンテナC2から取り出されたとき、段ボール番号(D009)、コンテナ番号(C2)とコンテナ出庫時刻531が、回線400を経由して本システムの管理サーバ300に転送される。さらに管理サーバ300内の第2ファイル作成手段342により段ボール番号(D009)、コンテナ番号(C2)とコンテナ出庫時刻531(2009年3月24日11時9分58秒)が、結合され、第2ファイルデータに相当する「コンテナ結合データ」541が作成される。「コンテナ結合データ」541は一時保存手段391に仮保存される。
(2)ゲート通過並びにゲート結合データ541作成及びフラグ543設定(S125)
作業者によりD009の段ボールがゲートを通過したとき、図面番号(F040及びF041)、段ボール番号(D009)とゲート通過時刻532が、回線400を経由して管理サーバ300に転送される。管理サーバ300内の第1ファイルデータ作成手段341により図面番号(F040及びF041)、段ボール番号(D009)とゲート通過時刻532(同日の11時10分28秒)とが結合され第1ファイルデータに相当する「ゲート結合データ」542が作成される。さらに、コンテナ出庫時刻531とゲート通過時刻532を比較して、後者が後であることから、段ボールが出庫したと判断して、「出」の「フラグ」543を立てる。「フラグ」543とは、段ボールが入庫したか出庫したかを示す指標である。「ゲート結合データ」542及び「フラグ」543も一時保存手段391に仮保存される。
(3)最終結合データ544作成(S127)
「ゲート結合データ」542と「フラグ」543とに対して段ボール番号26をキーとして「コンテナ結合データ」541が連結され、「最終結合データ」544が作成される。「最終結合データ」544は、図面番号、段ボール番号、コンテナ出庫時刻及びフラグからなる。
なお「最終結合データ」544も一時保存手段391に仮保存される。「最終結合データ544」が仮保存されたら、「コンテナ結合データ」541、「ゲート結合データ」542及び「フラグ」543は消去してもよい。
最終結合データ544を利用して、本登録手段340によって、邸別図面DBの該当するレコードを更新する。この場合、山田邸の図面F040及びF041に関する情報のうち、最新出庫時刻522が更新(最新出庫時刻522は図12においてはまだ設定されていないので、実際にはブランク状態から時刻が記載された状態に変わる)される(S129)。更新の結果図15のようになる。更新後は、最終結合データ544は不要となるので消去してもよい。
東京第一営業所では、図面F089及びF090を、すでに図面F040及びF041が収容された段ボールD009に追加する。(S131)。さら該段ボールは倉庫100前まで運搬される。
入庫にあたっては、段ボールの移動に伴い、システム内部ではつぎのようにデータが編集される。図17にこの様子を示す。当該図の(1)〜(3)はそれぞれ下記(1)〜(3)の説明に対応する。
(1)ゲート通過及びゲート結合データ542(S133)
作業者によりD009の段ボールがゲートを通過したとき、図面番号16(F040、F041、F89及びF90)、段ボール番号26(D009)とゲート通過時刻532は、回線400を経由して管理サーバー300に転送される。さらに、管理サーバー300内の第1ファイル作成手段341により、図面番号16(F040、F041、F89及びF90)、段ボール番号26(D009)とゲート通過時刻532(2009年3月24日13時33分30秒)とが結合されそれぞれの図面に対して第1ファイルデータに相当する、「ゲート結合データ」542が作成される。「ゲート結合データ」542は一時保存手段391に仮保存される。
(2)配置並びにコンテナ結合データ541作成及びフラグ543設定(S135)
作業者によりD009の段ボールがコンテナC2に配置されたとき、段ボール番号(D009)、コンテナ番号(C2)とコンテナに入庫時刻531は、回線400を経由して管理サーバ300に転送される。さらに、管理サーバ300内の第2ファイル作成手段342により段ボール番号(D009)、コンテナ番号(C2)とコンテナに配置されたときの時刻(2009年3月24日13時34分15秒)が、結合され、第2ファイルデータに相当する「コンテナ結合データ」541が作成される。さらに、コンテナ入庫時刻531とゲート通過時刻532とを比較して、前者が後であることから、段ボールが「入庫」したと判断して、「入」の「フラグ」543を立てる。「コンテナ結合データ」541及び「フラグ」543は一時保存手段391に仮保存される。
(3)最終結合データ544作成(S137)
「ゲート結合データ」542に対して段ボール番号26をキーとして「コンテナ結合データ」541及び「フラグ」543が連結され、「最終結合データ」544が作成される。「最終結合データ」544は、図面番号、段ボール番号、コンテナ入庫時刻及びフラグからなる。なお「最終結合データ」544も一時保存手段391に仮保存される。「最終結合データ544」が仮保存されたら、「コンテナ結合データ」541、「ゲート結合データ」542及び「フラグ」543は消去してもよい。
最終結合データ544を利用して、本登録手段340により邸別図面DBの更新または新たなレコードの登録を行う。(S139)この場合、山田邸に関するF040及びF041に関する情報のうち、最新入庫時刻521が更新され、また、田中邸に関する図面F089及びF090に関する新たなレコードが登録される。更新の結果図18のようになる。更新後は、最終結合データ544は不要となるので消去してもよい。
(b)空き段ボールがない場合
D008及びD009の段ボールともすでに100セットの図面が収容されているとする。したがって、空きのある段ボールは全くない。このとき、一括情報検索手段360によるコンテナの格納状況及び段ボールの充填状況に係わる検索結果を図7に示す。(a)は、各コンテナの格納状況を示す。画面切り替えにより、各段ボールの充填状況を示すことができる。(b)においてコンテナ番号C2に保管された段ボールD008、D009の充填状況が示される。いずれの段ボールにも空きがないことがわかる。
この状況で、田中邸の図面F089及びF090を格納するために、本システムでは、移動収納体ID決定手段310によって新たな段ボール番号D010が自動発行され、この番号を有する段ボールタグが自動作成される。当該段ボールタグが新規段ボールに貼付される(S111)。東京第一営業所では、作業者が図面F089及びF090を段ボールD010に収容する。(S131)
さらに作業者が該段ボールを倉庫100に入庫させる。入庫にあたっては、段ボールの移動とともにシステム内部ではつぎのようにデータが編集される。図19にこの様子を示す。当該図の(1)〜(3)はそれぞれ下記(1)〜(3)の説明に対応する。
(1)ゲート通過及びゲート結合データ542作成(S133)
作業者によりD010の段ボールがゲートを通過したとき、図面番号16(F89及びF90)、段ボール番号26(D010)とゲート通過時刻532が、回線400を経由して管理サーバ300に転送される。管理サーバ300内の第1ファイル作成手段341により、図面番号(F89及びF90)、段ボール番号(D010)とゲート通過時刻532(2009年3月24日13時10分10秒)とが結合されそれぞれの図面に対して第1ファイルデータに相当する「ゲート結合データ」542が作成される。「ゲート結合データ」542は一時保存手段391に仮保存される。
(2)配置並びにコンテナ結合データ541作成及びフラグ543設定(S135)
作業者によりD010の段ボールがコンテナC2に配置されたとき、段ボール番号(D010)、コンテナ番号(C2)とコンテナ入庫時刻531とが、回線400を経由して管理サーバ300に転送される。管理サーバ300内の第2ファイル作成手段342により、段ボール番号(D010)、コンテナ番号(C2)とコンテナ入庫時刻531(2009年3月24日13時11分25秒)が、結合され、第2ファイルデータに相当する「コンテナ結合データ」541が作成される。さらに、コンテナ配置時刻とゲート通過時刻とを比較して、前者が後であることから、段ボールが「入庫」したと判断して、「入」の「フラグ」543を立てる。「コンテナ結合データ」541及び「フラグ」543は一時保存手段391に仮保存される。
(3)最終結合データ作成(S137)
「ゲート結合データ」542に対して段ボール番号26をキーとして「コンテナ結合データ」541及び「フラグ」543が連結され、「最終結合データ」544が作成される。「最終結合データ」544は、図面番号、段ボール番号、コンテナ入庫時刻及びフラグからなる。なお「最終結合データ」544も一時保存手段391に仮保存される。「最終結合データ544」が仮保存されたら、「コンテナ結合データ」541、「ゲート結合データ」542及び「フラグ」543は消去してもよい。
最終結合データ544を利用して、本登録手段340により邸別図面DBの更新を行う(S139)。この場合、田中邸に関する図面F89及びF90に関する新たなレコードが登録される。更新の結果図20のようになる。更新後は、最終結合データ544は不要となるので消去してもよい。
以上で、あらたな図面が発生した場合の図面及び段ボールの処理及び邸別図面DBの処理の説明を終わる。なお、書誌情報である仮登録データは、仮登録データ保存手段330から邸別図面データベース390へ移動されるか、あるいは、図面番号と紐附けて邸別図面データベース390中の各レコードに記録されるものとする。この結果、例えば、図面F089を入力として、一括情報検索手段365を利用して、この図面に関する保管場所などの情報を検索すると、図23に示すような検索結果が表示される。
(図面廃棄時及び差し替え時)
図面の廃棄または差し替えを行う必要が発生したとする。この場合は、以下のように処理する。図9のフローチャートを利用して説明する。
東京第一営業所で図面の差し替えまたは廃棄図面が発生する(フローチャートのS151)と、ユーザーサーバ端末51から、邸別図面DB390にアクセスし、当該図面番号16を入力し、一括情報検索にて段ボール番号及びコンテナ番号を検索する。(S153)作業者が当該段ボールをコンテナから取り出す(S155)。本システムに図面廃棄を邸別図面DBに登録し(S157)、さらに当該段ボールから当該図面を取り出して廃棄する(S159)。
例えば、F040の図面が廃棄された場合、邸別図面データベース390は図22のようになる。すなわち、当該レコードの最新出庫時刻522が更新され、廃棄時刻523が設定される。
もし、差し替えを行うときは(S161で差替へ分岐)、さらに段ボールは図面発生元である東京第一営業所へ送られ、改訂版の図面が段ボールへ収容される(S163)。段ボールは、再度倉庫に入庫する。これは、新規図面の処理と同様であり、図8のフローチャートのS133へ移行する。
(図面送付)
すでに倉庫に収容されている図面例えばF041を、その図面の発生元である東京第一営業所にて参照する必要が生じた場合はつぎのように行う。図10のフローチャートを利用して説明する。
東京第一営業所で図面送付の要求が発生する(フローチャートのS181)と、ユーザーサーバ端末51から、管理サーバ300の邸別図面DB390にアクセスし、一括情報検索にて段ボール番号及びコンテナ番号を検索する(S183)。作業者が当該段ボールをコンテナから取り出す(S185)。段ボールの倉庫からの出庫の際、邸別図面DBのF041に関連するレコードの最新出庫時刻522が更新される。さらに、段ボールから必要な図面を取り出し、図面はスキャナー70で読み取られて電子情報化される(S187)。その際、付随した図面タグ読み取り装置71により図面タグ15の図面番号16が読みとられ(S189)、当該図面番号16をキーとして邸別図面DB390を検索して、部場情報である「東京第一営業所」を抽出する。さらに、東京第一営業所のサーバ名、フォルダー名及びIPアドレスなどの転送先情報が特定される(S191)。
当該電子情報を東京第一営業所のユーザーサーバ50へ回線400を経由して送付する(S193)。この際、必要に応じて電子情報は暗号化されるものとする。電子情報の送付が終了すると、スキャナー70から終了信号を管理サーバ300へ送信する。管理サーバ300では終了信号を受信次第、邸別図面DBの当該レコードのデータ送信時刻を記録する。(S195)。
記録された後の状態を図23に示す、最新出庫時刻522が更新され、データ送信時刻524が設定されることがわかる。このあと、要求元部場の端末、例えば前述のユーザーサーバ端末51から図面を閲覧する(S197)。
したがって、要求元では書類そのものを受け取る必要がない。スキャナーの設置場所を倉庫の敷地の近傍に設置することにより、倉庫から出庫された移動収納体に収容された図面の電子情報化が短時間で行われるので、要求元は書類の内容を早く閲覧することが可能である。
以上本発明の実施例を説明した。特許請求の範囲に記載された発明の技術的思想から逸脱することなく、これらに変更を施すことができることは明らかである。
契約書など法律により定期保管が義務づけられている倉庫管理、出願前特許や技術文献など社外秘情報を扱う部場の技術情報管理あるいは図書館など本を扱うような書籍管理など、紙媒体を取り扱う多数の業務で使用できる。
また段ボール情報やコンテナ情報などの有形情報からファイル、フォルダへの無形情報に変更することによりICタグの付いたものを体系的なデータ管理ができるシステムとして置き換えることができる。
収納物 (書類) 10
第1情報タグ(図面タグ) 15
収納物ID (図面番号) 16
第1情報タグ作成手段 19
移動収納体 (段ボール) 20
第2情報タグ(段ボールタグ) 25
移動収納体ID(段ボール番号) 26
第2情報タグ作成手段 29
スペーサ 30
ユーザーサーバ 50
ユーザーサーバ端末 51
運搬手段 60
スキャナー 70
図面タグ読み取り装置 71
倉庫 100
倉庫への入庫101
倉庫からの出庫102
ゲート 110
第1情報タグセンサ(第1ICタグセンサ) 115
第1物体検知センサ(第1赤外線センサ) 117
保管領域(固定ラックまたはコンテナ)120
保管領域ID(固定ラック番号またはコンテナ番号)121
第2情報タグセンサ(第2ICタグセンサ) 125
第2物体検知センサ(第2赤外線センサ) 127
管理サーバ 300
管理サーバ端末 301
移動収納体ID決定手段 310
仮登録データ保存手段 330
本登録手段 340
第1ファイルデータ作成手段 341
第2ファイルデータ作成手段 342
検索手段 360
一括情報検索手段 365
検索結果表示手段 370
一括検索結果表示手段 375
充填状況演算手段 381
充填状況表示手段 382
格納状況演算手段 383
格納状況表示手段384
収納物データベース(邸別図面データベース)390
一時保存手段 391
回線 400
書誌的情報 510
時刻情報 520
最新入庫時刻 521
最新出庫時刻 522
廃棄時刻 523
データ送信時刻 524
コンテナ入出庫時刻531
ゲート通過時刻532
コンテナ結合データ 541
ゲート結合データ 542
フラグ 543
最終結合データ 544

Claims (12)

  1. 収納物(10)が収容可能な移動収納体(20)に収容されて、該移動収納体が所定の場所(100)に保管され、該収納物の保管に関する情報が管理される収納物データベース(390)を有する形態における、収納物保管情報管理システムであって、
    当該所定の場所(100)は、該移動収納体(20)が当該所定の場所を出入りするためのゲート(110)と該移動収納体(20)を保管可能な保管領域(120)を有し、
    該収納物(10)はそれぞれ固有の収納物ID(16)が記録された第1情報タグ(15)が付され、
    該移動収納体はそれぞれ固有の移動収納体ID(26)が記録された第2情報タグ(25)が付されており、
    該ゲート(110)は、出入りする移動収納体(20)の第2情報タグ(25)に記録された移動収納体ID(26)及び収容された収納物(10)の第1情報タグ(15)に記録された収納物ID(16)を読み取る第1情報タグセンサ(115)を備え、
    該保管領域(120)は、固有の保管領域ID(121)が割当られ、さらに第1情報タグ(15)に記録された収納物ID(16)または第2情報タグ(25)に記録された移動収納体ID(26)を読み取る第2情報タグセンサ(125)備え、
    かつ、該収納物保管情報管理システムが、
    該各収納物の収納物ID(16)と対応した各収納物の書誌情報とを有する仮登録データが、少なくとも一時的に保存される仮登録データ保存手段(330)と、
    第1情報タグセンサ(115)で読み取った収納物ID(16)をキーとして、該仮登録データ保存手段(330)に保存された該仮登録データと、収納物ID(16)と移動収納体ID(26)とが連結された第1ファイルデータを作成する第1ファイルデータ作成手段(341)と、
    保管領域(120)が対応する第2情報タグセンサ125)が読み取った収納物ID(16)または移動収納体ID(26)と対応する保管領域ID(121)とが連結された第2ファイルデータを作成する第2ファイルデータ作成手段(342)と、
    第1及び第2のファイルデータを該収納物データベース(390)に保存するまたは第1および第2のファイルデータを使用して、収納物ID(16)と移動収納体ID(26)と保管領域ID(121)とを連結して該収納物データベース(390)に保存する本登録手段(340)と
    を備えた、収納物の保管情報管理システム。
  2. さらに、
    収納物ID(16)をキーとして、該収納物データベース(390)を検索して、対応した移動収納体ID(26)および保管領域ID(121)を特定する検索手段(360)と、
    該検索手段(360)によって特定された検索結果を表示する検索結果表示手段(370)とを備えた、請求項1に記載の
    収納物の保管情報管理システム。
  3. 前記ゲート(110)にはさらに移動収納体(20)が通過したことを検知する第1物体検知センサ(117)を有し、検知信号によって該第1情報タグセンサ(115)が起動する請求項1または2記載の収納物の保管情報管理システム。
  4. 前記保管領域(120)のそれぞれには前記移動収納体(20)の移動を検知する第2物体検知センサ(127)を有し、検知信号によって第2情報タグセンサ(125)が起動する請求項1ないし3のいずれか一項に記載の収納物の保管情報管理システム
  5. 第1ファイルデータ作成手段(341)によって、さらに前記仮登録データ保存手段(330)に保存された前記仮登録データが第1ファイルデータに取り込まれる、請求項1ないし4のいずれか一項記載の保管情報管理システム。
  6. 前記仮登録データ保存手段(330)に保存された前記仮登録データが、前記収納物データベース(390)に永久保存される請求項1ないし4のいずれか一項に記載の保管情報管理システム。
  7. 第1ファイルデータに前記収納物(10)を収容する前記移動収納体(20)が前記ゲート(110)を通過した時刻情報が付加される、または、第2ファイルデータに前記移動収納体(20)が前記保管領域(120)を出庫または入庫した時刻情報が付加される請求項1ないし6のいずれか一項に記載した収納物の保管情報管理システム。
  8. 前記収納物データベース(390)を検索してすでに保管領域(120)に保管された移動収納体(20)の格納状況を算出する格納状況演算手段(383)と、移動収納体の格納状況を表示する格納状況表示手段(384)とをさらに有する請求項1ないし7のいずれか一項に記載した収納物の保管情報管理システム。
  9. 前記収納物データベースを検索してすでに保管領域(120)に保管された移動収納体(20)のなかの収納物(10)の充填状況を算出する充填状況演算手段(381)と、前記移動収納体の収納物の充填状況を表示する充填状況表示手段(382)とをさらに有する請求項1ないし8のいずれか一項に記載した収納物の保管情報管理システム。
  10. 前記充填状況演算手段(381)で取得された移動収納体(20)の収納物(10)の充填状況から、
    もし収納物(10)をさらに収容可能な移動収納体(20)があればその移動収納体ID(26)を特定し、なければ新たな移動収納体ID(26)を生成する移動収納体ID決定手段(310)をさらに有する請求項9に記載した収納物の保管情報管理システム。
  11. 前記収納物(10)が1枚または複数の定型紙の束を単位として構成され、前記移動収納体(20)が梱包である請求項1ないし10のいずれか一項に記載した収納物の保管情報管理システム。
  12. 請求項1ないし11のいずれか一項に記載した収納物(10)の保管情報管理システムに用いる移動収納体(20)であって、複数の収納物(10)を重ねて充填するにあたり、各収納物(10)の間に間隙を形成するためにスペーサ(30)が挿入された移動収納体。
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