JP5410846B2 - 収納物の保管情報管理システム - Google Patents
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昨今、社会資本の整備、環境エネルギー政策の一環として、長期耐用住宅(200年住宅)や優良ストック住宅(優良中古住宅の流通)を推進する動きが活発化しているが、
出願人はすでにロングライフ住宅(ヘーベルハウス(登録商標))の提供を行っており、すでに日本国内において約17万件のお客様の住宅(ストックヘーベルハウス(登録商標))が存在し、これらの住宅について長期間にわたり建物を維持するために定期的なメンテナンスを行うサービスを行っている。すなわち独自のメンテナンスプログラムにしたがって定期的な点検、補修等を行うアフターフォローを行っており、改修(リフォーム)の要望にも対応している。なお、メンテナンスプログラムについては特許文献1に開示される。
また、同時期には、中古住宅流通事業として、独自の建物維持管理状況の査定評価方式を決め、ストックヘーベルハウスの販売も行っている。
ところで、上記長期耐用住宅や優良中古住宅の品質保証を行う上では、点検、補修、改修の記録(いわゆる家歴情報)を正確に残し、邸宅(以下「邸」という)ごとに長期(現状は、建築後60年間)にわたり前記家歴情報を保管することが課題となる。そのために、ほとんどが紙媒体として残されている建物の全生涯にわたる情報を電子情報化(データベース化)して共有・活用が行われれば便利である。
しかし、新築施工時、メンテナンス時、リフォーム時に使用する仕様書、建物の設計図面その他(サイズはA3及びA4、B4等)の紙媒体は、時系列に発生して一邸当たり100枚前後であり、これらを全部電子データで長期に保管すると、大きな作業、費用の負担が強いられる。また今後も増え続けるものである。
したがって、建物の維持管理上、何回も取り出して参照する頻度(使用頻度)の高い家歴情報(仕様書・図面等)に絞って電子データとし、その他の使用頻度が少ないものは紙媒体のまま保管することが合理的である。
なお、特許文献2は、図面の電子的管理につき、現行技術を一般的に示す。
紙媒体については、専用の書架を備えた事務所スペースを設け、邸別に書類をファイリングして取り出す方法が望ましいが、使用頻度や保管のための保守などの様々の業務効率を考慮した場合、一般書類を受け入れて保管を請け負う倉庫管理会社を利用することが考えられる。すなわち、以下のような運用である。
住宅会社(依頼者)は、邸別の仕様、設計等の情報が記載された紙媒体を梱包である段ボール箱に詰めて、倉庫管理会社に保管の依頼をし、段ボール箱を送る。
倉庫管理会社では、保管の依頼を受けた段ボール箱を受け取ったら、依頼者、受入日、受付番号等を決定して台帳に記録し、受付番号等が記載されたラベルを段ボール箱に貼付する。さらに、倉庫内のコンテナやラックに積載して格納し、依頼者に受付番号等を示して受理した旨の伝達をする。依頼者側では、段ボール箱のラベル番号と内容を対応付けた台帳を作成する。
倉庫管理会社は、後日、依頼者である住宅会社が特定の邸の仕様書、図面等が必要であった場合、依頼者から要求に応じて、受付番号をもとにコンテナ番号(ラック番号)を特定して、その邸の図面の入った段ボール箱を取り出し依頼者に配達する。ここで、倉庫管理会社側では、日々来た段ボール箱を順次倉庫内コンテナに積み上げて格納しており、当該依頼者以外のものも混在する。
また、依頼者から段ボール箱自体の配達を請け負うが、その中に入れた仕様書、図面の書類等(資料)については、一切倉庫管理会社側で責任を負わない。
依頼者である住宅会社の各コールセンターおよび各地区におけるアフターサービス部門はアフターサービスの要求やメンテナンスの問い合わせを顧客から受けた後、倉庫に入っている段ボール箱の仕様書、図面等の書類(資料)を調べる場合がある。
まず、段ボール箱の配送に時間を要する。例えば、宅配便を利用すると部場に届くまで3日程度かかってしまう。このため顧客の要求に即時に対応ができない場合がある。また、配送の途中で紛失する危険もある。
また、上述の通り、倉庫管理会社側では業務上段ボール箱を開封することはないので、一旦、段ボール箱に入れた資料が倉庫に保管された後は、依頼者側が配送された段ボール箱を開封しないかぎり目的の資料が入っているかどうかを確認することができなかった。
また、依頼者としては、管理上複数の邸宅の資料が混在するのを避けるため、段ボール箱に未だ資料を収容する余地(空き)が残っていても密封し、倉庫管理会社に保管を依頼することもあった。
また、建物の維持管理の業務を通じて、資料の更新(差し替え)をしたい場合が発生するが、この場合も倉庫管理会社側では、倉庫内で資料の差し替え作業を行うことはせず、依頼者は倉庫管理会社側から当該段ボール箱を回送して戻してもらい、資料の差し替え作業後に倉庫管理会社に再送している。
上記したように、依頼者としては、業務に使う図面のみを倉庫から適時に出し入れしたい。また、依頼者、倉庫会社双方とも、段ボール箱になるべく多くの書類を充填して、段ボールの収容効率を上げつつ、その取り出し作業を簡便にしたいという希望がある。
そこで、時系列に発生する仕様書や図面等の書類群に対して、図面種単位で保管して取り出すことが考えられ、その方法として、バーコードやIDタグなどをつかった物流情報の技術を利用することが考えられる。
例えば、梱包に収容済みの複数の物品の検品のために、実際の作業現場で梱包の内部にある物品の一品一品のID情報を一括して読み込む技術はすでに「検品システム」として公知である。
このような技術を用いれば、物品である図面等の書類とそれを収容する梱包である段ボール箱との対応が関連付けられたデータベースを作成して、後日、必要な図面等を収容した梱包ID情報を検索して、その段ボール箱を特定するところまでは簡単である。
この技術を用いて、複数の物品である図面等の書類を1つの梱包である段ボール箱に収容し、段ボール箱の固有情報に梱包ID情報と棚等の位置情報を関連付けた検索用データべースを作成しておき、これによって、梱包ID情報をキーに使用してデータべースを検索すれば、目的の図面等の書類が入っている段ボール箱がどの棚に保管されているかを特定して探し出すことも簡単である。
したがって、上記2つの検索作業を順次行えば、どの図面がどの倉庫内のどの棚のどの段ボール箱に収容されているかということまでを検索することができる。
しかしながら、上記検品システムや位置管理システムによっても、特定の梱包の出入庫の状況を示す情報を得て梱包やそこに収容した物品の出し入れの状況を把握したり、梱包を棚に戻したかどうかなど作業忘れを把握することができなかった。さらに、梱包内の物品の充填状況を把握して、さらにその梱包に追加して物品を入れる余地があるかどうか、またはどの棚に梱包を保管する余地があるかなどの情報を作業前に得ることはできなかった。また、そもそも、一連の検索を一度に行って検索を行うことができることが望ましい。
本発明の別の課題は、実際の梱包を見に行ったり開封することなく、作業前に充填状況を把握してあいている移動収納体に収納物を追加することができ、収納物や移動収納体の出し入れの状況を把握できることである。
当該所定の場所(100)は、該移動収納体(20)が当該所定の場所を出入りするためのゲート(110)と該移動収納体(20)を保管可能な保管領域(120)を有し、
該収納物(10)はそれぞれ固有の収納物ID(16)が記録された第1情報タグ(15)が付され、
該移動収納体はそれぞれ固有の移動収納体ID(26)が記録された第2情報タグ(25)が付されており、
該ゲート(110)は、出入りする移動収納体(20)の第2情報タグ(25)に記録された移動収納体ID(26)及び収容された収納物(10)の第1情報タグ(15)に記録された収納物ID(16)を読み取る第1情報タグセンサ(115)を備え、
該保管領域(120)は、固有の保管領域ID(121)が割当られ、さらに第1情報タグ(15)に記録された収納物ID(16)または第2情報タグ(25)に記録された移動収納体ID(26)を読み取る第2情報タグセンサ(125)を備え、
かつ、該収納物保管情報管理システムが、
該各収納物の収納物ID(16)と対応した各収納物の書誌情報とを有する仮登録データが、少なくとも一時的に保存される仮登録データ保存手段(330)と、
第1情報タグセンサ(115)で読み取った収納物ID(16)をキーとして、該仮登録データ保存手段(330)に保存された該仮登録データと、収納物ID(16)と移動収納体ID(26)とが連結された第1ファイルデータを作成する第1ファイルデータ作成手段(341)と、
保管領域(120)が対応する第2情報タグセンサ(125)が読み取った収納物ID(16)または移動収納体ID(26)と対応する保管領域ID(121)とが連結された第2ファイルデータを作成する第2ファイルデータ作成手段(342)と、
第1及び第2のファイルデータを該収納物データベース(390)に保存するまたは第1および第2のファイルデータを使用して、収納物ID(16)と移動収納体ID(26)と保管領域ID(121)とを連結して該収納物データベース(390)に保存する本登録手段(340)と、を備えたことを特徴とする。
該検索手段(360)によって特定された検索結果を表示する検索結果表示手段(370)とを備えたことを特徴とする。
記移動収納体(20)が梱包であることを特徴とする。
これにより、依頼者の収納物(住宅会社ならば建物の家歴情報に関する図面)を長期に保管し、管理する案件(住宅会社ならば邸・物件数)が増えることにより収納物数が増えても、段ボールなどの移動収納体単位でなく、収納物単位で必要な情報の出し入れができる。さらに、収納物を迅速に受領することができるので業務能率が向上し、かつ収納物配送の途中で紛失するといったおそれがなくなる。
図1は、本願発明の第1実施形態による収納物の保管情報管理システムにて保管情報が管理される収納物及びそれを収容する移動収納体を示す図面である。
保管すべき収納物10が発生すると、収納物ID16を決定し、そのID16が記録された第1情報タグ15を作成する。第1情報タグ15は対応する収納物10に貼付される。管理サーバ300に接続された第1情報タグ作成手段19が備えられて、第1情報タグ15が自動作成されると好適である。
収納物を移動収納体に入れ忘れている場合、保管領域120に移動収納体20を保管されていないことを作業者に知らせるためである。
図4は本願発明による収納物の保管管理システムの第2実施形態を示す図である。図5においては、図4の第1の実施形態と倉庫100の構成は同じなので、記載を省略した。また、第1実施形態と同じ構成要素には同じ部品番号を付与し、説明は省略する。本実施形態においては、管理サーバ300中に移動収納体ID決定手段310を有していることを特徴とする。
(a)もし、空きのある移動収納体20がある場合、その移動収納体ID26を表示し、その移動収納体20に収容することを決定する。もし、空きを有する複数の移動収納体20があるならば、充填状況表示手段382を起動させてそれらを全部表示して、ユーザーに適宜選択させるか、あるいは、自動的に1つを決定することができる。
(b)もし、空きのある移動収納体20がない場合、新たな移動収納体20が必要となるため、その移動収納体20のために、新たな移動収納体ID26を生成する。
また、管理サーバ300には、各邸宅に関する図面の書誌的情報、図面番号、図面が収容される段ボールの番号及び段ボールが保管されるコンテナの番号並びに倉庫の入出庫などの時刻情報が記録されたデータベースである、先述した収納物データベースである邸別図面データベース(邸別図面DB)390、該データベースを検索する一括情報検索手段365、一括検索結果表示手段375及び前記第1ファイルデータ、第2ファイルデータ、これらを連結した統合ファイルデータを一時的に記憶する一時保存手段391を有している。
一括情報検索手段365には、少なくとも前述の情報検索手段360、充填状況演算手段381及び格納状況演算手段383を含んでおり、一括検索結果表示手段375は少なくとも前述の検索結果表示手段370、充填状況表示手段382、及び格納状況表示手段384を含んでいる。
この場合は、赤外線センサAまたはBの段ボール通過によって、(2)の場合はゲートに設けられた赤外センサの段ボール通過によって、図面10及び段ボール20にそれぞれ記載された図面番号16及び段ボール番号26を取得し、入庫または出庫の情報を含めて邸別図面データベースへ転送する。
D009の段ボールには、40セットの図面が収納されており、まだ60セットの空きがあるものとする。
作業者によりD009の段ボールがコンテナC2から取り出されたとき、段ボール番号(D009)、コンテナ番号(C2)とコンテナ出庫時刻531が、回線400を経由して本システムの管理サーバ300に転送される。さらに管理サーバ300内の第2ファイル作成手段342により段ボール番号(D009)、コンテナ番号(C2)とコンテナ出庫時刻531(2009年3月24日11時9分58秒)が、結合され、第2ファイルデータに相当する「コンテナ結合データ」541が作成される。「コンテナ結合データ」541は一時保存手段391に仮保存される。
作業者によりD009の段ボールがゲートを通過したとき、図面番号(F040及びF041)、段ボール番号(D009)とゲート通過時刻532が、回線400を経由して管理サーバ300に転送される。管理サーバ300内の第1ファイルデータ作成手段341により図面番号(F040及びF041)、段ボール番号(D009)とゲート通過時刻532(同日の11時10分28秒)とが結合され第1ファイルデータに相当する「ゲート結合データ」542が作成される。さらに、コンテナ出庫時刻531とゲート通過時刻532を比較して、後者が後であることから、段ボールが出庫したと判断して、「出」の「フラグ」543を立てる。「フラグ」543とは、段ボールが入庫したか出庫したかを示す指標である。「ゲート結合データ」542及び「フラグ」543も一時保存手段391に仮保存される。
「ゲート結合データ」542と「フラグ」543とに対して段ボール番号26をキーとして「コンテナ結合データ」541が連結され、「最終結合データ」544が作成される。「最終結合データ」544は、図面番号、段ボール番号、コンテナ出庫時刻及びフラグからなる。
なお「最終結合データ」544も一時保存手段391に仮保存される。「最終結合データ544」が仮保存されたら、「コンテナ結合データ」541、「ゲート結合データ」542及び「フラグ」543は消去してもよい。
作業者によりD009の段ボールがゲートを通過したとき、図面番号16(F040、F041、F89及びF90)、段ボール番号26(D009)とゲート通過時刻532は、回線400を経由して管理サーバー300に転送される。さらに、管理サーバー300内の第1ファイル作成手段341により、図面番号16(F040、F041、F89及びF90)、段ボール番号26(D009)とゲート通過時刻532(2009年3月24日13時33分30秒)とが結合されそれぞれの図面に対して第1ファイルデータに相当する、「ゲート結合データ」542が作成される。「ゲート結合データ」542は一時保存手段391に仮保存される。
作業者によりD009の段ボールがコンテナC2に配置されたとき、段ボール番号(D009)、コンテナ番号(C2)とコンテナに入庫時刻531は、回線400を経由して管理サーバ300に転送される。さらに、管理サーバ300内の第2ファイル作成手段342により段ボール番号(D009)、コンテナ番号(C2)とコンテナに配置されたときの時刻(2009年3月24日13時34分15秒)が、結合され、第2ファイルデータに相当する「コンテナ結合データ」541が作成される。さらに、コンテナ入庫時刻531とゲート通過時刻532とを比較して、前者が後であることから、段ボールが「入庫」したと判断して、「入」の「フラグ」543を立てる。「コンテナ結合データ」541及び「フラグ」543は一時保存手段391に仮保存される。
「ゲート結合データ」542に対して段ボール番号26をキーとして「コンテナ結合データ」541及び「フラグ」543が連結され、「最終結合データ」544が作成される。「最終結合データ」544は、図面番号、段ボール番号、コンテナ入庫時刻及びフラグからなる。なお「最終結合データ」544も一時保存手段391に仮保存される。「最終結合データ544」が仮保存されたら、「コンテナ結合データ」541、「ゲート結合データ」542及び「フラグ」543は消去してもよい。
D008及びD009の段ボールともすでに100セットの図面が収容されているとする。したがって、空きのある段ボールは全くない。このとき、一括情報検索手段360によるコンテナの格納状況及び段ボールの充填状況に係わる検索結果を図7に示す。(a)は、各コンテナの格納状況を示す。画面切り替えにより、各段ボールの充填状況を示すことができる。(b)においてコンテナ番号C2に保管された段ボールD008、D009の充填状況が示される。いずれの段ボールにも空きがないことがわかる。
作業者によりD010の段ボールがゲートを通過したとき、図面番号16(F89及びF90)、段ボール番号26(D010)とゲート通過時刻532が、回線400を経由して管理サーバ300に転送される。管理サーバ300内の第1ファイル作成手段341により、図面番号(F89及びF90)、段ボール番号(D010)とゲート通過時刻532(2009年3月24日13時10分10秒)とが結合されそれぞれの図面に対して第1ファイルデータに相当する「ゲート結合データ」542が作成される。「ゲート結合データ」542は一時保存手段391に仮保存される。
作業者によりD010の段ボールがコンテナC2に配置されたとき、段ボール番号(D010)、コンテナ番号(C2)とコンテナ入庫時刻531とが、回線400を経由して管理サーバ300に転送される。管理サーバ300内の第2ファイル作成手段342により、段ボール番号(D010)、コンテナ番号(C2)とコンテナ入庫時刻531(2009年3月24日13時11分25秒)が、結合され、第2ファイルデータに相当する「コンテナ結合データ」541が作成される。さらに、コンテナ配置時刻とゲート通過時刻とを比較して、前者が後であることから、段ボールが「入庫」したと判断して、「入」の「フラグ」543を立てる。「コンテナ結合データ」541及び「フラグ」543は一時保存手段391に仮保存される。
「ゲート結合データ」542に対して段ボール番号26をキーとして「コンテナ結合データ」541及び「フラグ」543が連結され、「最終結合データ」544が作成される。「最終結合データ」544は、図面番号、段ボール番号、コンテナ入庫時刻及びフラグからなる。なお「最終結合データ」544も一時保存手段391に仮保存される。「最終結合データ544」が仮保存されたら、「コンテナ結合データ」541、「ゲート結合データ」542及び「フラグ」543は消去してもよい。
図面の廃棄または差し替えを行う必要が発生したとする。この場合は、以下のように処理する。図9のフローチャートを利用して説明する。
すでに倉庫に収容されている図面例えばF041を、その図面の発生元である東京第一営業所にて参照する必要が生じた場合はつぎのように行う。図10のフローチャートを利用して説明する。
また段ボール情報やコンテナ情報などの有形情報からファイル、フォルダへの無形情報に変更することによりICタグの付いたものを体系的なデータ管理ができるシステムとして置き換えることができる。
第1情報タグ(図面タグ) 15
収納物ID (図面番号) 16
第1情報タグ作成手段 19
移動収納体 (段ボール) 20
第2情報タグ(段ボールタグ) 25
移動収納体ID(段ボール番号) 26
第2情報タグ作成手段 29
スペーサ 30
ユーザーサーバ 50
ユーザーサーバ端末 51
運搬手段 60
スキャナー 70
図面タグ読み取り装置 71
倉庫 100
倉庫への入庫101
倉庫からの出庫102
ゲート 110
第1情報タグセンサ(第1ICタグセンサ) 115
第1物体検知センサ(第1赤外線センサ) 117
保管領域(固定ラックまたはコンテナ)120
保管領域ID(固定ラック番号またはコンテナ番号)121
第2情報タグセンサ(第2ICタグセンサ) 125
第2物体検知センサ(第2赤外線センサ) 127
管理サーバ 300
管理サーバ端末 301
移動収納体ID決定手段 310
仮登録データ保存手段 330
本登録手段 340
第1ファイルデータ作成手段 341
第2ファイルデータ作成手段 342
検索手段 360
一括情報検索手段 365
検索結果表示手段 370
一括検索結果表示手段 375
充填状況演算手段 381
充填状況表示手段 382
格納状況演算手段 383
格納状況表示手段384
収納物データベース(邸別図面データベース)390
一時保存手段 391
回線 400
書誌的情報 510
時刻情報 520
最新入庫時刻 521
最新出庫時刻 522
廃棄時刻 523
データ送信時刻 524
コンテナ入出庫時刻531
ゲート通過時刻532
コンテナ結合データ 541
ゲート結合データ 542
フラグ 543
最終結合データ 544
Claims (12)
- 収納物(10)が収容可能な移動収納体(20)に収容されて、該移動収納体が所定の場所(100)に保管され、該収納物の保管に関する情報が管理される収納物データベース(390)を有する形態における、収納物保管情報管理システムであって、
当該所定の場所(100)は、該移動収納体(20)が当該所定の場所を出入りするためのゲート(110)と該移動収納体(20)を保管可能な保管領域(120)を有し、
該収納物(10)はそれぞれ固有の収納物ID(16)が記録された第1情報タグ(15)が付され、
該移動収納体はそれぞれ固有の移動収納体ID(26)が記録された第2情報タグ(25)が付されており、
該ゲート(110)は、出入りする移動収納体(20)の第2情報タグ(25)に記録された移動収納体ID(26)及び収容された収納物(10)の第1情報タグ(15)に記録された収納物ID(16)を読み取る第1情報タグセンサ(115)を備え、
該保管領域(120)は、固有の保管領域ID(121)が割当られ、さらに第1情報タグ(15)に記録された収納物ID(16)または第2情報タグ(25)に記録された移動収納体ID(26)を読み取る第2情報タグセンサ(125)を備え、
かつ、該収納物保管情報管理システムが、
該各収納物の収納物ID(16)と対応した各収納物の書誌情報とを有する仮登録データが、少なくとも一時的に保存される仮登録データ保存手段(330)と、
第1情報タグセンサ(115)で読み取った収納物ID(16)をキーとして、該仮登録データ保存手段(330)に保存された該仮登録データと、収納物ID(16)と移動収納体ID(26)とが連結された第1ファイルデータを作成する第1ファイルデータ作成手段(341)と、
保管領域(120)が対応する第2情報タグセンサ(125)が読み取った収納物ID(16)または移動収納体ID(26)と対応する保管領域ID(121)とが連結された第2ファイルデータを作成する第2ファイルデータ作成手段(342)と、
第1及び第2のファイルデータを該収納物データベース(390)に保存するまたは第1および第2のファイルデータを使用して、収納物ID(16)と移動収納体ID(26)と保管領域ID(121)とを連結して該収納物データベース(390)に保存する本登録手段(340)と
を備えた、収納物の保管情報管理システム。 - さらに、
収納物ID(16)をキーとして、該収納物データベース(390)を検索して、対応した移動収納体ID(26)および保管領域ID(121)を特定する検索手段(360)と、
該検索手段(360)によって特定された検索結果を表示する検索結果表示手段(370)とを備えた、請求項1に記載の
収納物の保管情報管理システム。 - 前記ゲート(110)にはさらに移動収納体(20)が通過したことを検知する第1物体検知センサ(117)を有し、検知信号によって該第1情報タグセンサ(115)が起動する請求項1または2記載の収納物の保管情報管理システム。
- 前記保管領域(120)のそれぞれには前記移動収納体(20)の移動を検知する第2物体検知センサ(127)を有し、検知信号によって第2情報タグセンサ(125)が起動する請求項1ないし3のいずれか一項に記載の収納物の保管情報管理システム。
- 第1ファイルデータ作成手段(341)によって、さらに前記仮登録データ保存手段(330)に保存された前記仮登録データが第1ファイルデータに取り込まれる、請求項1ないし4のいずれか一項記載の保管情報管理システム。
- 前記仮登録データ保存手段(330)に保存された前記仮登録データが、前記収納物データベース(390)に永久保存される請求項1ないし4のいずれか一項に記載の保管情報管理システム。
- 第1ファイルデータに前記収納物(10)を収容する前記移動収納体(20)が前記ゲート(110)を通過した時刻情報が付加される、または、第2ファイルデータに前記移動収納体(20)が前記保管領域(120)を出庫または入庫した時刻情報が付加される請求項1ないし6のいずれか一項に記載した収納物の保管情報管理システム。
- 前記収納物データベース(390)を検索してすでに保管領域(120)に保管された移動収納体(20)の格納状況を算出する格納状況演算手段(383)と、移動収納体の格納状況を表示する格納状況表示手段(384)とをさらに有する請求項1ないし7のいずれか一項に記載した収納物の保管情報管理システム。
- 前記収納物データベースを検索してすでに保管領域(120)に保管された移動収納体(20)のなかの収納物(10)の充填状況を算出する充填状況演算手段(381)と、前記移動収納体の収納物の充填状況を表示する充填状況表示手段(382)とをさらに有する請求項1ないし8のいずれか一項に記載した収納物の保管情報管理システム。
- 前記充填状況演算手段(381)で取得された移動収納体(20)の収納物(10)の充填状況から、
もし収納物(10)をさらに収容可能な移動収納体(20)があればその移動収納体ID(26)を特定し、なければ新たな移動収納体ID(26)を生成する移動収納体ID決定手段(310)をさらに有する請求項9に記載した収納物の保管情報管理システム。 - 前記収納物(10)が1枚または複数の定型紙の束を単位として構成され、前記移動収納体(20)が梱包である請求項1ないし10のいずれか一項に記載した収納物の保管情報管理システム。
- 請求項1ないし11のいずれか一項に記載した収納物(10)の保管情報管理システムに用いる移動収納体(20)であって、複数の収納物(10)を重ねて充填するにあたり、各収納物(10)の間に間隙を形成するためにスペーサ(30)が挿入された移動収納体。
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