JP3493007B2 - 棚卸しシステム - Google Patents

棚卸しシステム

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JP3493007B2
JP3493007B2 JP2001083538A JP2001083538A JP3493007B2 JP 3493007 B2 JP3493007 B2 JP 3493007B2 JP 2001083538 A JP2001083538 A JP 2001083538A JP 2001083538 A JP2001083538 A JP 2001083538A JP 3493007 B2 JP3493007 B2 JP 3493007B2
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信義 舛田
宏 津田
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株式会社オークシステム
三公株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、棚に陳
列した本やコンパクトディスク(CD)などを、陳列状
態を維持したまま棚卸しができる棚卸しシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、店頭に陳列された本の棚卸しを
する場合に、従来は、棚卸し作業者が、陳列された本の
すべてを棚から下ろして、本の一冊一冊をチェックする
ようにしていた。そして、棚卸しが終了した段階で、本
を再び元に戻すという作業をしていた。また、棚から下
ろした商品は、商品リスト表にある商品と対比させなが
ら、本の有無をチェックするようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにした従来
の棚卸し方法では、陳列された本のすべてを棚から下ろ
し、さらにそれを元に戻すという作業が必要であったの
で、その作業に膨大な時間がかかるという問題があっ
た。また、本のすべてを人がチェックしなければならな
いので、本の数が多くなればなるほど、時間がかかって
しまう。しかも、棚卸し作業の時間が長くなれば、それ
だけミスも多くなるという問題があった。この発明の目
的は、商品が棚に陳列されたままの状態で棚卸しができ
るようにするとともに、商品を自動的に棚卸しできるシ
ステムを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、コンピュ
ータに、処理部と、商品を陳列した収納棚をデジタル
画像情報として取り込む画像情報取り込み部と、この画
像情報取り込み部から取り込んだ画像を記憶する画像情
報記憶部と画像情報記憶部で記憶された商品を登録す
る棚卸しファイル記憶部と、商品の画像情報と文字情報
を登録した商品マスターファイルを記憶した商品マスタ
ーファイル記憶部とを備えるとともに、上記処理部は、
収納棚を単位に区分するステップと、この単位に区分さ
れた単位棚に収納されている商品の境界線を基準にして
一つの商品を認識するステップと、一つの商品として認
識した商品について、画像情報記憶部に記憶させた画像
情報を商品マスターファイル記憶部に記憶させた商品マ
スターファイルに登録された画像情報と照合し、画像情
報が一致するかどうかを判定し、画像情報同士が一致し
ないとき、画像情報記憶部に記憶させた画像情報の中か
ら文字情報を抽出し、この文字情報を商品マスターファ
イル記憶部に記憶された商品マスターファイルに登録さ
れた文字情報と照合し、照合した文字情報の一致度を判
定するステップとを実行する。
【0005】 第2の発明は、上記商品マスターファイ
ルに登録された文字情報には、商品ごとの複数の商品特
定情報を含むとともに、上記処理部は、上記画像情報記
憶部に記憶された画像情報から抽出した文字情報を上記
商品マスターファイルに登録された商品特定情報と照合
するステップと、上記画像情報から抽出した文字情報が
上記商品マスターファイルのどの商品特定情報とマッチ
したかを判定するステップとを実行する。なお、上記商
品特定情報としては、例えば、本の場合は、そのタイト
ル、著作者名、出版社名および規格・品番等である。い
ずれにしても、その商品に応じて、商品特定情報が異な
ること当然である。第3の発明は、処理部が、一つの商
品として認識した商品を商品マスターファイル記憶部に
記憶された商品と照合し、その照合された商品を棚卸し
ファイルとして棚卸しファイル記憶部に記憶させる
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】 第の発明は、処理部が、画像情報記憶
部に記憶された画像ごとに棚卸しファイルを作成するス
テップと、その棚卸しファイルを棚卸しファイル記憶部
に記憶させるステップとを実行する。第の発明は、収
納棚の単位棚に、棚番号を表示した表示部を有する。第
の発明は、収納棚に、基準長さを示す基準長さ表示部
を有する。第の発明は、収納棚に、棚番号および基準
長さを表示した表示部を有する。
【0010】
【発明の実施の形態】図示の実施例は、本の棚卸しをす
るためのシステムを示したもので、図1において、デジ
タル撮影機1で撮影したデジタル画像情報をコンピュー
タCPに入力するようにしている。上記デジタル撮影機
1は、デジタルカメラやデジタルビデオ等、デジタルで
映像を取り込み、それをコンピュータCPに入力できる
ものであれば、どのようなものでもよい。
【0011】上記コンピュータCPは、デジタル撮影機
1で撮影した画像情報を取り込む画像情報取り込み部2
と、この画像情報取り込み部2で取り込んだ画像情報を
記憶する画像情報記憶部3を設けている。そして、この
画像情報記憶部3は処理部4に接続しているが、この処
理部4には、商品マスターファイル記憶部5および棚卸
しファイル記憶部6に接続している。なお、図中符号7
は入出力部で、この入出力部7を介して処理部4にデー
タを入力したり、処理部4で処理したデータを出力した
りできるようにしている。
【0012】 上記商品マスターファイル記憶部5に
は、1冊の本ごとに、図2に示す商品マスターファイル
51を記憶させている。この商品マスターファイル51
は、図からも明らかなように、本の画像情報511と
文字情報512とから構成されている。なお、文字情報
512は、図面からも明らかなように、タイトル、著作
者名、出版社名、規格・品番からなる。
【0013】上記棚卸しファイル記憶部6には、図3に
示す棚卸しファイル61を記憶させている。この棚卸し
ファイル61は、処理部4が商品ごとに作成するもの
で、画像情報記憶部3に記憶された画像情報611と、
商品マスターファイル記憶部5からリストアップされた
商品リスト612とで構成されている。その他、棚卸し
ごとに入力する棚番号入力欄613および撮影年月日入
力欄614を備えている。
【0014】なお、画像情報記憶部3に記憶された商品
情報と、商品マスターファイル51に書き込まれた商品
情報とが、ぴったり一致したときには、上記商品リスト
612には一つの商品しかリストアップされない。しか
し、何らかの理由で処理部4が一商品を特定できないも
のについては、上記商品リスト612に、複数の商品が
リストアップされることになる。このように複数の商品
がリストアップされたときには、後で詳しく説明するよ
うに、人がチェックし直すようにしている。
【0015】また、本を陳列する収納棚8は、図4に示
すように、底板と仕切り板とで区切られた一区切りの棚
を単位棚81とし、この単位棚81ごとに棚番号82を
付けている。なお、この棚番号82の回りに表示した枠
線を基準長さ表示部83として機能させている。この基
準長さ表示部83は、このシステムで本の厚さと認識す
る最大限を示すもので、取り込んだ画像が、この基準長
さ以上になったときには、それを本とは認識しないよう
にする。なお、この点は後で詳細に説明する。
【0016】次に、この実施例の作用を、図5のフロー
チャート図を基にして説明する。まず、最初に、収納棚
8に陳列した本の背表紙を、デジタル撮影機1で撮影す
るが、このとき図4の撮影枠811に示すように、一段
の単位棚81の撮影範囲を大きめにして撮影する。図4
においては、上下二段の単位棚81が同時に撮影される
ぐらいに設定している。このように一段の単位棚81に
対して、その撮影範囲を大きくとるようにしたのは、撮
影漏れがないようにするためである。
【0017】上記のようにデジタル撮影機1で単位棚8
1を撮影したら、それをコンピュータCPの画像情報取
り込み部2に取り込むとともに、その情報が画像情報記
憶部3に記憶される。したがって、この画像情報記憶部
3には、単位棚81の陳列状況が画像情報として記憶さ
れるとともに、単位棚81の棚番号82および基準長さ
表示部83も画像情報として記憶されることになる(ス
テップ101)。
【0018】上記のようにして画像情報記憶部3に記憶
された画像情報は、処理部4で解読されるが、棚単位の
本が画像情報として記憶されたら、今度は処理部4が画
像情報記憶部3に記憶された一枚一枚の画像を次のよう
にして処理していく。最初に、入出力部7から、今撮影
した棚番号82を処理部4に入力する。このとき処理部
4は、撮影枠811を大きくして撮影した単位棚81を
正確に切り分ける(ステップ102)が、その切り分け
の基準は、単位棚81の底板と仕切り板である。つま
り、処理部4が画像情報から上記底板と仕切り板とを認
識し、それらに囲まれている1単位を単位棚81と認識
する。
【0019】上記のようにして単位棚81を認識した
ら、その単位棚81をすでに画像処理したかどうかを判
定する(ステップ103)。この判定基準は、当該単位
棚81の棚番号に相当する本について、棚卸しファイル
61がすでに作成済みかどうかで判定する。もし、処理
済みという判定がされれば、ステップ104に移行し、
先の検索結果および処理済みのデータをすべて消去し、
最新のデータに書き換えられるようにする。このように
最新データを優先させたのは、例えば、撮り直しの場合
を想定したからである。
【0020】上記のようにステップ104で先に処理し
たデータを消去したら、ステップ105に移行する。な
お、ステップ103ですでに画像処理をしていないと判
定された場合にも、上記ステップ105に移行する。こ
のステップ105では、単位棚81に陳列されている商
品を、一商品ごとに切り分ける。このように単位棚81
の商品を一つの商品として切り分けることによって、そ
の切り分け数に応じた番地を特定できることになる。例
えば、棚番号「0001−001」の左から何番目と言
ったように、個々の商品ごとの番地を特定することがで
きる。このようにして特定された商品ごとの番地は、棚
卸しファイル61に登録されることになる。
【0021】なお、上記一商品ごとの切り分け基準は、
本の背表紙の輪郭である。例えば、本と本との間には必
ず影線が入るが、この影線を隣同士の本の区切りと認識
するようにしている。また、当該本の上下の影線も、一
つの商品を認識する情報として利用している。
【0022】また、各棚には、いろいろな態様で陳列さ
れたり、あるいは本がなくて空間になっていたりする
が、それは次のように処理される。例えば、図6に示す
ように、単位棚81に横積みの部分があった場合に、処
理部4は、この横積みの部分を一冊の本として認識し、
以下のステップに進む。しかし、横積みの本を一冊とし
て認識したとしても、商品マスターファイル51には、
それらを一冊の本としてまとめたデータが入っていない
ので、最終的には、処理部4がエラー表示をすることに
なる。
【0023】また、図7に示すように、一区切りの本の
幅が非常に大きい場合がある。この場合には、本の表紙
を表にして陳列されているのか、あるいは分厚い本なの
かを処理部4は判定できない。そこで、処理部4は、こ
の本の幅すなわち表紙の幅が、基準長さ表示部83で設
定した長さ以内かどうかを判定する。この場合に、上記
基準長さを文庫本の表紙の幅で設定しておけば、文庫本
の表紙の幅すなわち基準長さよりも短い範囲のものは、
それを本の厚さの確率が高くなるので、それを一冊の本
として認識する。しかし、上記基準長さよりも長くなれ
ば、それは本の厚さと言うよりも、表紙の確率の方が高
くなるので、処理部4はエラーを入出力部7に出力す
る。このようにエラー表示するようにしたのは、この本
の裏側に何冊の本があるか分からないからである。な
お、エラー表示されたときには、入出力部7を人が操作
して修正処理をおこない、その処理結果を棚卸しファイ
ル61に記入して棚卸しファイル記憶部6に記憶させて
おく。
【0024】 また、上記基準長さ表示部83単位棚
81ごとに表示するようにしたのは、その単位棚81を
撮影したときの縮尺率等に関係なく、基準長さを特定で
きるようにするためである。つまり、同一の画像情報の
中で、基準長さ表示部83と本の幅とを対比できるの
で、基準長さは縮尺率に関係なく、相対的には一定に保
てることになる。
【0025】上記のようにして商品の輪郭で一商品を特
定したら、処理部4はステップ106に移行してその一
商品を取り込む。そして、ステップ107に移行して、
この取り込んだ画像情報に一致する商品を、商品マスタ
ーファイル記憶部5に記憶されている商品マスターファ
イル51の画像情報511と照合する。なお、この商品
マスターファイル51には、原則として書店の扱い商品
のすべてについての画像情報511と文字情報512と
が登録されている。ただし、入力ミスをした場合や、最
新入荷本など入力チャンスを逸した場合などには、商品
マスターファイルに登録されていない本も存在すること
になる。
【0026】いずれにしても、処理部4は、画像情報記
憶部3に記憶された取り込み画像情報と、商品マスター
ファイル51に登録された画像情報とを照合して、一致
するものを検索し、1件以上の検索結果があったかどう
かを判定する(ステップ108)。
【0027】1件以上の検索結果があったときには、ス
テップ109に移行して、それを棚卸しファイル61と
して棚卸しファイル記憶部6に記憶させる。なお、この
ように棚卸しファイルを作成するときには、当該棚卸し
ファイル61の棚番号入力欄613および撮影年月日入
力欄614に所定の事項が自動的に登録される。また、
画像情報取り込み部2から取り込んだ一つの画像情報に
対して、商品マスターファイル51の中に対応する画像
情報が複数あったとき、言い換えると、当該画像情報に
対応する本が複数リストアップされてしまったときに
は、その複数の本のタイトルを商品リスト612に表示
するようにしている。
【0028】上記のような場合でも、棚卸しという目的
からすれば、取り込んだ画像情報と対応する本を一冊に
特定しなければならない。しかし、この実施例では、と
りあえず複数の本のタイトルをリストアップして、後は
人の処理に任せるようにしている。このときに人がやる
べきことは、図3に示すファイルを用いながら、リスト
アップされた商品リスト612の中に、取り込んだ画像
情報611と一致するものがあるかを判定し、該当する
ものがあれば、その該当する本のタイトルを残して、後
はすべて消去する。このようにして画像情報611と商
品リスト612とを1対1で対応させるとともに、その
棚卸しファイル61を棚卸しファイル記憶部6に記憶さ
せる。
【0029】なお、取り込んだ画像情報に対して、商品
リスト612には一冊の本しかリストアップされなかっ
た場合にも、その正誤は人が判断するようにしている。
もし、間違いがあったら、人が入出力部7を操作して、
それを修正するようにしている。
【0030】一方、取り込んだ画像情報だけで、商品リ
スト612に一冊の本もリストアップされなかったとき
には、ステップ110に移行して、処理部4は、上記画
像情報から文字情報を抽出する。そして、処理部4は、
この抽出文字の大きさなどを判定し、同じ大きさの文字
を一つの文字列と判定する。次に、ステップ111に移
行し、上記文字列を、例えば、図示していないOCR等
の光学文字読み取り手段を用いて、画像情報から抽出し
た文字列の個々の文字をコード化する。なお、このとき
に、文字として認識できない部分には、例えば「*」の
判読不明マークを代入する。
【0031】そして、ステップ112に移行し、2文字
以上を含んだ文字列を認識できたかどうかを判定する。
例えば、タイトルが「特許の話し」であるとき、「特*
の**」と言った場合には、最小限の2文字を含んでい
ると考える。2文字以上を含んだ文字列を認識できたと
きには、ステップ113に移行して、商品マスターファ
イル51に登録されている商品との照合をおこなう。つ
まり、商品マスターファイル51に、文字列ごとに認識
した抽出文字に対応する文字が含まれている本があるか
どうを検索する。上記「特許の話し」の例では、「特」
と「の」の文字が含まれている本があるかどうかを検索
する。そして、商品マスターファイル51に登録された
本の中から、抽出文字コードである「特」と「の」の抽
出文字を含んだ本のすべてをリストアップする。ただ
し、この実施例では、上記のようにコード化した文字
が、数字だけの場合とか、「上」「下」の一文字とか
は、認識しないようにしている。
【0032】上記のように抽出文字を含んだ本が、一冊
でもリストアップされたら、ステップ114を通ってス
テップ115に移行し、処理部4は、点数付けの作業を
自動的におこなう。上記の点数付けをするに当たって、
処理部4は、抽出した文字列の各文字、例えば「特」と
「の」が、商品マスターファイル51に登録された本の
うち、タイトル、著作者名、出版社名あるいは規格・品
番のどれに対応したかを判定する。つまり、商品マスタ
ーファイル51に登録された特定の本のうち、上記
「特」と「の」が、タイトルの項目で対応したのか、あ
るいは出版社名の項目として対応したのかを判定する。
【0033】また、文字列が複数ある場合には、第1文
字列がタイトルに対応し、第2文字列が著作者名に対応
し、第3文字列が出版社名に対応し、第4文字列が規格
・品番に対応すると言ったこともあり得る。そこで、こ
の実施例では、タイトルや規格・品番で対応した場合の
最高点を10点とし、出版社名や著作者名で対応した場
合の最高点を8点とすると言うように、図8に示す点数
表を処理部4に記憶させている。
【0034】つまり、タイトルおよび規格・品番の項目
では、抽出文字と商品マスターファイルの文字とが対応
するとともに、その対応した文字数がお互いに同じとき
には、完全一致と言うことで10点にしている。しか
し、抽出文字と商品マスターファイルの文字との両者の
間で、それらの文字数が異なるときには5点にしてい
る。また、出版社および著作者の項目では、抽出文字と
商品マスターファイルの文字とが対応するとともに、そ
の対応した文字数がお互いに同じときには、完全一致と
言うことで8点にしている。しかし、抽出文字と商品マ
スターファイルの文字との両者の間で、それらの文字数
が異なるときには4点にしている。なお、上記文字数に
は、前記した判読不明マークである「*」も、一文字と
してカウントするようにしている。
【0035】上記のように点数に差を付けたのは、タイ
トルや規格・品番が一致しているときには、ほとんど間
違いなく対応していると考えられる。ところが、出版社
や著作者が一致していても、同一出版社あるいは同一著
作者がいろいろな本を出していることが考えられるの
で、その一致度が高くても、信憑性に多少問題があるか
らである。そして、処理部4は、上記の点数表に基づい
て、各項目ごとに短い文字数÷長い文字数×点数と言う
計算処理をし、しかも、すべての項目の合計点を持って
評価点数とするようにしている。
【0036】上記の点数付けが終了したら、ステップ1
16に移行し、処理部4は、上記評価点数が20点以上
かどうかを判定する。20点以上もあれば、その対応関
係がほとんど間違いないと考えられるので、ステップ1
17に移行して棚卸しファイル61を作成する。この棚
卸しファイルの作成は、前記ステップ109の場合とま
ったく同じなので、その詳細を省略する。
【0037】なお、20点以上の評価点数がでた場合に
は、少なくともタイトルあるいは規格・品番のいずれか
に多少の一致度があった場合と考えられる。なぜなら、
タイトルと規格・品番のいずれも、その一致度がゼロの
とき、たとえ出版社名や著作者が完全一致していても、
16点以上の評価点数を獲得できないからである。上記
のように20点以上の評価点は、少なくともタイトルあ
るいは規格・品番の一部が一致し、しかも、出版社名や
著作者名が一致したことになるので、それなりに正確度
が高いものとして、上記したように棚卸しファイル61
を作成する。
【0038】また、上記のようにして作成された棚卸し
ファイル61の中の画像情報611と商品リスト612
との対応関係を一致させる作業は、前記ステップ109
で説明した場合と同じである。
【0039】一方、ステップ116で評価点が20点以
上いかなかった場合には、ステップ118に移行して評
価点数を15点にまで落とした上で、ステップ116と
同じ作業をする。このようにステップ118で、15点
以上を再評価するのは、次の理由からである。すなわ
ち、まず最初に20点以上のものについて、優先的に棚
卸しファイル61を作成する。このように点数の高い商
品を優先的にリストアップすることによって、棚卸しフ
ァイル61の商品リスト612にリストアップされる本
の数が少なくなることが考えられる。このようにリスト
アップされた本の数が少なければ少ないほど、画像情報
611との対応関係を一致させるための修正作業がやり
やすくなり、それだけ人の作業量を少なくできる。
【0040】そこで、最初に20点以上のものがあるか
どうかを判定し、もしなければ、15点以上のもので、
棚卸しファイル61を作るようにしたものである。15
点以上と言うことになると、当然のこととして、商品リ
スト612にリストアップされる本の数が多くなるの
で、それだけ人の作業量が増えること前記したとおりで
ある。
【0041】前記ステップ112において、2文字以上
を含んだ文字列がなかったとき、およびステップ118
で15点以上のものがなかったときには、ステップ11
9に移行する。このステップ119では、コード化され
た文字を一つでも含む商品マスターファイル51があれ
ば、そのすべてをリストアップするとともに、ステップ
120で、リストアップされた本が1件以上あったかど
うかを判定する。1件以上あったときには、ステップ1
21〜123を経るが、これはステップ115〜118
と実質的に同じなので、その詳細な説明は省略する。な
お、ステップ123を経過しても、なお15点以上のも
のが検索できないときには、ステップ124に移行し、
人が入出力部7を操作して、棚卸しファイル61のすべ
てを作成する。
【0042】上記のようにして棚卸しファイル61が作
成されたら、それを棚卸しファイル記憶部6に記憶させ
る。このようにした棚卸しファイル61を棚卸しファイ
ル記憶部6に記憶させておけば、そのファイルリストを
出力したり集計したりして、棚卸しを簡単に実行するこ
とができる。また、上記のようにして画像情報と商品リ
ストとを1対1で対応させたデータを、商品マスターフ
ァイルとして商品マスターファイル記憶部5に記憶させ
ていけば、棚卸しを実施するたびに、学習効果を期待で
きるので、その検索精度を高めることができる。
【0043】上記した実施例を要約すれば、まず取り込
んだ画像情報を棚卸しファイル61に画像情報611と
して貼り付ける。そして、この画像情報611に基づい
て、商品マスターファイル51から本を抽出するととも
に、その抽出された本のリストを棚卸しファイル61の
商品リスト612として表示する。このようにして作成
された棚卸しファイル61を、人が入出力部7を操作し
て、修正加筆しながら棚卸しファイル61を完成させて
いく。そして、この完成された棚卸しファイル61を棚
卸しファイル記憶部6に記憶させる。この棚卸しファイ
ル記憶部6に記憶されたファイルリストを出力したり集
計したりして、棚卸しを簡単に実行することができる。
【0044】上記した実施例では、棚に陳列されている
本について説明したが、この発明は、本と同じように陳
列される音楽CD、パッケージ化したコンピュータソフ
ト、ゲームソフト等のすべての商品に適用できる。
【0045】
【発明の効果】第1の発明によれば、収納棚を区分し、
かつ商品を切り分けるようにしたので、本などの商品を
陳列したままの状態で棚卸しをすることができる。商品
を陳列したままで棚卸しができるので、棚卸しの作業時
間を大幅に短縮できる。また、デジタル撮影機で撮影し
た画像情報をもとにして、切り分けられた商品ごとに取
り込んだ画像情報と商品マスターファイルに登録された
画像情報とを照合させることができる。さらに、画像情
報同士の照合の結果、一致していないとき、文字情報の
一致度をチェックできるようにしたので、一致度の高い
商品で棚卸しファイルを作成することができる。以上の
画像情報の照合と文字情報の一致度チェックは自動的に
行われ、複数の商品がリストアップされる等の人間の判
断を必要とする場合以外は、棚卸しが自動的に行われ
る。第2の発明によれば、取り込んだ画像情報あるいは
そこから抽出した文字情報が、商品マスターファイルの
どの商品特定情報とマッチするかを判定できるので、重
要項目とマッチしているかどうかを簡単に判定すること
ができる。の発明によれば、上記のように切り分け
た商品と、商品マスターファイルに記録された商品と
を、自動的に対応付けするとともに、その対応付けした
ものを棚卸しファイルとして棚卸しファイル記憶部に記
憶させられるので、当該棚卸しファイルを出力したり、
集計したりすることができる。
【0046】
【0047】
【0048】 第の発明によれば、処理部は、棚卸し
ファイルを保存できるので、例えば、それを出力した
り、集計したりできるとともに、その棚卸しファイルを
商品マスターファイルに登録することもできる。したが
って、画像情報と商品リストとを1対1で対応させたデ
ータを、商品マスターファイルとして商品マスターファ
イル記憶部に記憶させていけば、棚卸しを実施するたび
に、学習効果を期待できるので、その検索精度を高める
ことができる。
【0049】 第および第の発明によれば、収納棚
の単位棚には棚番号を表示した表示部を備えたので、デ
ジタル撮影機で収納棚を撮影した段階で、その収納棚を
特定できる。第6および第7の発明によれば、基準長さ
を示す表示部を備えたので、例えば、本の表紙を面に向
けて陳列している場合に、それをエラーとして認識でき
る。このようにエラー表示ができるので、その本の裏側
に何冊もの本があるとき、それを見逃すことがなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブロック図である。
【図2】商品マスターファイルの図である。
【図3】棚卸しファイルの図である。
【図4】棚の撮影枠を示した図である。
【図5】フローチャート図である。
【図6】本の陳列方法の一態様を示した正面図である。
【図7】本の陳列方法の一態様を示した正面図である。
【図8】点数表の図である。
【符号の説明】
1 デジタル撮影機 CP コンピュータ 2 画像情報取り込み部 3 画像情報記憶部 4 処理部 5 商品マスターファイル記憶部 51 商品マスタファイル 511 画像情報 512 文字情報 6 棚卸しファイル記憶部 61 棚卸しファイル 611 画像情報 612 商品リスト 8 収納棚 81 単位棚 82 棚番号 83 基準長さ表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−209566(JP,A) 特開 平6−239410(JP,A) 特開 昭63−1603(JP,A) 特開2001−88912(JP,A) 特開2000−313505(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/137 G06F 17/60

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータには、処理部と、商品を陳
    列した収納棚をデジタル画像情報として取り込む画像情
    報取り込み部と、この画像情報取り込み部から取り込ん
    だ画像を記憶する画像情報記憶部と、画像情報記憶部で
    記憶された商品を登録する棚卸しファイル記憶部と、商
    品の画像情報と文字情報を登録した商品マスターファイ
    ルを記憶した商品マスターファイル記憶部とを備えると
    ともに、上記処理部は、収納棚を単位に区分するステッ
    プと、この単位に区分された単位棚に収納されている商
    品の境界線を基準にして一つの商品を認識するステップ
    、一つの商品として認識した商品について、画像情報
    記憶部に記憶させた画像情報を商品マスターファイル記
    憶部に記憶させた商品マスターファイルに登録された画
    像情報と照合し、画像情報が一致するかどうかを判定
    し、画像情報同士が一致しないとき、画像情報記憶部に
    記憶させた画像情報の中から文字情報を抽出し、この文
    字情報を商品マスターファイル記憶部に記憶された商品
    マスターファイルに登録された文字情報と照合し、照合
    した文字情報の一致度を判定するステップとを実行する
    棚卸しシステム。
  2. 【請求項2】 上記商品マスターファイルに登録された
    文字情報には、商品ごとの複数の商品特定情報を含むと
    ともに、上記処理部は、上記画像情報記憶部に記憶され
    た画像情報から抽出した文字情報を上記商品マスターフ
    ァイルに登録された商品特定情報と照合するステップ
    と、上記画像情報から抽出した文字情報が上記商品マス
    ターファイルのどの商品特定情報とマッチしたかを判定
    するステップとを実行する請求項1に記載の棚卸しシス
    テム。
  3. 【請求項3】 処理部は、一つの商品として認識した商
    品を商品マスターファイル記憶部に記憶された商品と照
    合し、その照合された商品を棚卸しファイルとして棚卸
    しファイル記憶部に記憶させる請求項1または2記載の
    棚卸しシステム。
  4. 【請求項4】 処理部は、画像情報記憶部に記憶された
    画像ごとに棚卸しファイルを作成するステップと、その
    棚卸しファイルを棚卸しファイル記憶部に記憶させる
    テップとを実行する請求項1〜3のいずれか1記載の棚
    卸しシステム。
  5. 【請求項5】 収納棚の単位棚には、棚番号を表示した
    表示部を有する請求項1〜4のいずれか1記載の棚卸し
    システム。
  6. 【請求項6】 収納棚には、基準長さを示す基準長さ表
    示部を有する請求項1〜5のいずれか1に記載の棚卸し
    システム。
  7. 【請求項7】 収納棚に、棚番号および基準長さを表示
    した表示部を有する請求項1〜6のいずれか1に記載の
    棚卸しシステム。
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