JP7160086B2 - 情報処理装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は商品の管理に関する。
コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの店舗では、陳列場所に商品が陳列されている。そして、このような商品の陳列に関する作業を効率化する情報処理技術が開発されている。例えば特許文献1は、陳列場所が撮像された撮像画像から商品と値札を認識することで、陳列場所に置かれている商品と、陳列場所に付されている棚札との関係が正しいかどうかを自動的に判定する技術を開示している。
ここで、撮像画像から特定の物体を認識するためには、その物体の外見の特徴を表す情報(以下、特徴情報)を予め用意しておく必要がある。特徴情報は、例えば物体の画像である。特許文献2には、物体が含まれる画像から、その物体の検出に利用するマスタ画像を生成することが記載されている。
国際公開第2016/052383号 特開2004-127157号公報
1つの商品について複数の特徴情報が用意されることがある。こうすることで、商品認識の精度を向上させることができる。一方で、商品ごとに複数の特徴情報を用意しておくためには、記憶領域の使用量が増大するといった問題もある。特許文献1や特許文献2は、このような問題に言及していない。
本願発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、商品認識のために用意しておく特徴情報の数を適切に削減する技術を提供することである。
本発明の情報処理装置は、1)商品識別情報と共に記憶装置に記憶されている商品の特徴情報について、所定の条件が満たされているか否かを判定する判定部と、2)所定の条件が満たされている特徴情報を記憶装置から削除する削除部と、を有する。
商品の特徴情報は、その商品の商品画像又はその商品像から抽出される画像特徴を示す。
本発明の制御方法は、コンピュータによって実行される。当該制御方法は、1)商品識別情報と共に記憶装置に記憶されている商品の特徴情報について、所定の条件が満たされているか否かを判定する判定ステップと、2)所定の条件が満たされている特徴情報を記憶装置から削除する削除ステップと、を有する。
商品の特徴情報は、その商品の商品画像又はその商品像から抽出される画像特徴を示す。
本発明のプログラムは、本発明の制御方法が有する各ステップをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、商品認識のために用意しておく特徴情報の数を適切に削減する技術が提供される。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
実施形態1に係る情報処理装置の動作を概念的に例示する図である。 実施形態1に係る情報処理装置の動作を概念的に例示する図である。 情報処理装置の機能構成を例示する図である。 情報処理装置を実現する計算機の構成を例示する図である。 実施形態1の情報処理装置によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 部分画像が抽出された撮像画像を例示する図である。 第1表示のバリエーションを例示する図である。 その中の物体が商品として認識された部分画像についても所定の表示が行われるケースを例示する図である。 部分画像の形状を変更する操作を例示する図である。 商品情報をテーブル形式で例示する図である。 第2表示を選択することで商品識別情報を入力するケースを例示する図である。 第1表示の選択を継続するか否かを選択する入力操作を例示する図である。 実施形態2の情報処理装置の機能構成を例示するブロック図である。 部分画像に複数の商品が含まれているケースを例示する図である。 分割数の入力を受け付けるケースを例示する図である。 基準サイズに基づいて部分画像を分割するケースを例示する図である。 分割部による分割によって商品が含まれない部分画像が生成されるケースを例示する図である。 実施形態4の情報処理装置の機能構成を例示する図である。 実施形態4の情報処理装置によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。また、特に説明する場合を除き、各ブロック図において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。
以下の説明において、特に説明しない限り、各種所定値は、その所定値を利用する機能構成部からアクセス可能な記憶装置に予め記憶させておく。
[実施形態1]
<概要>
図1及び図2は、実施形態1に係る情報処理装置(図3でその構成を例示する情報処理装置2000)の動作を概念的に例示する図である。ここで、図1と図2を用いて説明する情報処理装置2000の動作は、情報処理装置2000の理解を容易にするための例示であり、情報処理装置2000の動作を限定するものではない。情報処理装置2000の動作の詳細やバリエーションについては後述する。
情報処理装置2000は、商品が陳列されている陳列場所が撮像された撮像画像を取得する。図1では、カメラ10によって陳列場所20が撮像された結果、撮像画像12が生成されている。撮像画像12には、陳列場所20及び陳列場所20に陳列されている商品が含まれている。なお、情報処理装置2000が対象とする陳列場所は、商品が陳列される場所であればよく、図1に示されるような複数の段を持つものに限定されない。例えば、机に商品が平積みにされるようなケースでは、この机が陳列場所として扱われる。
撮像画像12からは、物体が含まれる複数の部分画像が検出される。例えば図1では、その中に物体を含む画像領域として、部分画像14が複数検出されている。なお、図が煩雑になるのを避けるため、符号14は、複数の部分画像のうちの1つにのみ付している。
さらに、各部分画像14について、その中の物体を商品として認識する処理が行われる。図1では、その中の物体が商品として認識された部分画像14については丸印が示されており、その中の物体が商品として認識されなかった部分画像14についてはバツ印が示されている。
商品の認識は、商品情報を用いて行われる。商品情報は、商品識別情報と特徴情報とを対応づけている。商品識別情報は、商品に割り当てられた識別番号などの識別子などである。特徴情報は、商品の外見の特徴を表す情報である。例えば特徴情報は、商品の画像(以下、商品画像)や、商品画像から抽出された画像特徴を示す。なお、撮像画像12について物体の検出及び商品の認識を行う処理は、情報処理装置2000によって行われてもよいし、情報処理装置2000以外の装置で行われてもよい。以下では、説明を分かりやすくするために、特に断らない限り、物体の検出及び商品の認識が情報処理装置2000によって行われると仮定して説明を行う。
ここで、その中に含まれる物体が商品として認識されない部分画像14が存在しうる。例えば、商品情報がまだ生成されていない商品(例えば新発売の商品)が陳列場所20に陳列されている場合、この商品を表す部分画像14については商品を認識できない。その他にも例えば、外見の特徴が見る方向によってそれぞれ異なる商品の場合、その商品の商品情報に、撮像画像12に含まれるその商品の外見の特徴を表す特徴情報が含まれていなければ、その商品を認識できない。
例として、正面と側面とで見た目が互いに大きく異なる商品について、正面の画像しか商品情報に含まれていないとする。この場合において、その商品が側面を前面に向けて陳列場所20に陳列されていると、撮像画像12にはその商品の側面を表す部分画像14が含まれ、その商品の正面を表す部分画像14は含まれない。そのため、撮像画像12からその商品を認識できない。
情報処理装置2000は、このように商品として認識されなかった物体について、その物体の商品識別情報と、その物体の特徴情報との対応付けを行う。まず情報処理装置2000は、その中に含まれる物体が商品として認識されなかった部分画像14を表す第1表示30を、ディスプレイ装置60に表示させる。図2はディスプレイ装置60に第1表示30が表示されている様子を例示する図である。図2では、ディスプレイ装置60に選択画面40が表示されている。選択画面40には、第1表示30が重畳されている撮像画像12が含まれる。
情報処理装置2000は、1つ以上の第1表示30を選択する入力を受け付ける。図2では、第1表示30-1、第1表示30-2、及び第1表示30-という3つの第1表示30が選択されている。同じ商品が複数並べて陳列されていることもあるため、同じ商品を表す第1表示30を複数選択することで、その商品についての複数の特徴情報をまとめて商品情報に含めることができるようにしている。
情報処理装置2000は、ユーザから所定の入力を受け付けることで、第1表示30の選択の受け付けを終了する。以下、この入力を「選択終了操作」と呼ぶ。例えば図2の例では、ボタン32を押下することが選択終了操作に該当する。
図2の例において、情報処理装置2000は、選択終了操作を受け付けたことに応じ、登録画面50を表示させている。登録画面50は、物体画像表示エリア52及び商品情報入力エリア54を含む。物体画像表示エリア52は、選択された第1表示30によって表される部分画像14が表示される画面領域である。商品情報入力エリア54は、登録情報に含める商品識別情報を入力するための入力インタフェースが表示される画面領域である。
情報処理装置2000は、商品情報入力エリア54に入力された商品識別情報と、選択された第1表示に対応する部分画像14に基づく特徴情報とを対応づけて、記憶装置120に記憶させる。記憶装置120は、商品識別情報に対応づけて、その商品識別情報で特定される商品の外見の特徴を表す特徴情報を記憶している記憶装置である。部分画像に基づく特徴情報は、部分画像そのもの(すなわち、商品の画像)であってもよいし、その部分画像から抽出される画像特徴であってもよい。
<作用・効果>
本実施形態の情報処理装置2000によれば、陳列場所20が撮像された撮像画像12について、商品として認識されなかった物体を含む部分画像14を示す第1表示30が表示される。情報処理装置2000のユーザは、この第1表示30を見ることで、どの商品が画像処理によって商品として認識できなかったのかを、容易に把握することができる。特に、撮像画像12に同一の商品が複数含まれており、その中に商品として認識できたものとできなかったものがあったとする。この場合、情報処理装置2000のユーザは、第1表示30を見ることで、その商品の外見を表す情報として不足している情報を容易に把握することができる。
さらに、情報処理装置2000によれば、1つ以上の第1表示30の選択及び商品識別情報の入力を行うことで、選択された各第1表示に対応する部分画像14に基づく特徴情報が、入力した商品識別情報と対応づけて記憶装置120に記憶される。こうすることで、情報処理装置2000のユーザは、第1表示30を見ることで把握した1つ以上の「商品の外見を表す情報として不足している情報」を、まとめてその商品の商品識別情報に対応づけて記憶装置120に記憶させることができる。よって、商品の認識に必要な情報を容易に生成して記憶装置に記憶させることができる。
以下、情報処理装置2000についてより詳細に説明する。
<機能構成の例>
図3は、情報処理装置2000の機能構成を例示する図である。情報処理装置2000は、表示制御部2040、第1入力受付部2060、第2入力受付部2080、第3入力受付部2100、及び登録部2120を有する。表示制御部2040は、第1表示30をディスプレイ装置60に表示させる。前述したように、第1表示30は、その中に含まれる物体が商品として認識されなかった部分画像を表す。第1入力受付部2060は、1つ以上の第1表示30を選択する入力を受け付ける。第2入力受付部2080は、商品識別情報の入力を受け付ける。第3入力受付部2100は、選択終了操作を表す入力を受け付ける。登録部2120は、選択終了操作を受けるまでに選択された各第1表示30が表す部分画像に基づく特徴情報と、入力された商品識別情報とを対応づけて記憶装置120に記憶させる。以下、特徴情報と商品識別情報を対応づけて記憶装置120に記憶させる処理を「登録処理」とも表記する。
また、前述したように、撮像画像12について物体検出及び商品認識を行う処理を情報処理装置2000が行う場合、情報処理装置2000は、この処理を行う認識部2020を有する。認識部2020は、撮像画像12から物体をその内部に含む部分画像14を抽出する。さらに認識部2020は、抽出した各部分画像14について商品認識を行うことで、部分画像14に含まれる物体を商品として認識する(その物体に相当する商品を特定する)。
<情報処理装置2000のハードウエア構成の例>
情報処理装置2000の各機能構成部は、各機能構成部を実現するハードウエア(例:ハードワイヤードされた電子回路など)で実現されてもよいし、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせ(例:電子回路とそれを制御するプログラムの組み合わせなど)で実現されてもよい。以下、情報処理装置2000の各機能構成部がハードウエアとソフトウエアとの組み合わせで実現される場合について、さらに説明する。
計算機1000は種々の計算機である。例えば計算機1000は、Personal Computer(PC)、サーバマシン、タブレット端末、スマートフォン、又はヘッドマウントディスプレイなどである。計算機1000は、情報処理装置2000を実現するために設計された専用の計算機であってもよいし、汎用の計算機であってもよい。
図4は、情報処理装置2000を実現する計算機1000の構成を例示する図である。計算機1000は、バス1020、プロセッサ1040、メモリ1060、ストレージデバイス1080、入出力インタフェース1100、及びネットワークインタフェース1120を有する。バス1020は、プロセッサ1040、メモリ1060、ストレージデバイス1080、入出力インタフェース1100、及びネットワークインタフェース1120が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ1040などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。プロセッサ1040は、CPU (Central Processing Unit) や GPU (Graphics Processing Unit) などで実現されるプロセッサである。メモリ1060は、RAM (Random Access Memory) などで実現される主記憶装置である。ストレージデバイス1080は、ハードディスク、SSD (Solid State Drive)、メモリカード、又は ROM (Read Only Memory) などで実現される補助記憶装置である。入出力インタフェース1100は、計算機1000と入出力デバイスとを接続するためのインタフェースである。例えば入出力インタフェース1100には、キーボードなどの入力装置や、ディスプレイ装置などの出力装置が接続される。ネットワークインタフェース1120は、計算機1000をネットワークに接続するためのインタフェースである。この通信網は、例えば LAN(Local Area Network)や WAN(Wide Area Network)である。ネットワークインタフェース1120がネットワークに接続する方法は、無線接続であってもよいし、有線接続であってもよい。
ストレージデバイス1080は情報処理装置2000の各機能を実現するプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ1040は、これら各プログラムモジュールを実行することで、そのプログラムモジュールに対応する各機能を実現する。
<カメラ10について>
カメラ10は、撮像を行い、撮像結果を表す画像を生成することができる任意の撮像装置である。例えばカメラ10は、スマートフォンやタブレット端末などに設けられているカメラである。
<ディスプレイ装置60について>
ディスプレイ装置60は、任意のディスプレイ装置である。例えばディスプレイ装置60は、カメラ10と共にスマートフォンやタブレット端末などに設けられる。
<処理の流れ>
図5は、実施形態1の情報処理装置2000によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。図5では、情報処理装置2000が認識部2020を有することを前提としている。認識部2020は撮像画像12を取得する(S102)。認識部2020は、撮像画像12に対して物体検出を行うことで、撮像画像12から部分画像14を抽出する(S104)。認識部2020は、各部分画像14を対象に商品認識を行う(S106)。表示制御部2040は、第1表示30をディスプレイ装置60に表示させる(S108)。第1入力受付部2060は、1つ以上の第1表示30を選択する入力を受け付ける(S110)。第2入力受付部2080は、商品識別情報の入力を受け付ける(S112)。第3入力受付部2100は、選択終了操作を表す入力を受け付ける(S114)。登録部2120は、選択終了操作を受けるまでに選択された各第1表示30が表す部分画像の特徴情報と、入力された商品識別情報とを対応づけて、記憶装置120に記憶させる(S116)。
情報処理装置2000の動作の流れは、図5に示すものに限定されない。例えば、商品識別情報は、第1表示30を選択する前、第1表示30の選択中、又は選択終了操作を受け付けた後に入力されてもよい。すなわち、商品識別情報は、図2における選択画面40が表示されている任意のタイミングで入力されてもよいし、登録画面50で入力されてもよい。なお、選択画面40と登録画面50の双方で商品識別情報を入力できるようにしておき、選択画面40で入力された商品識別情報を、登録画面50で訂正できるようにしてもよい。
情報処理装置2000が図5に示す一連の処理を実行する契機は様々である。例えば、カメラ10が撮像画像12を生成したことに応じてその撮像画像12について商品認識等の処理が行われ、表示制御部2040がその結果を取得してS102の処理を実行するようにする。情報処理装置2000のユーザの視点からは、カメラ10に撮像画像12を撮像させる操作を行うことで、第1表示30がディスプレイ装置60に表示されることになる。
その他にも例えば、撮像画像12を指定する入力操作を受け付け、指定された撮像画像12について図5に示す一連の処理を実行してもよい。この場合、情報処理装置2000は、ユーザから入力操作を受け付けたことを契機として、図5に示す一連の処理を実行する。
<撮像画像12の取得:S102>
情報処理装置2000は、撮像画像12を取得する(S102)。例えば情報処理装置2000は、撮像画像12が記憶されている記憶装置から撮像画像12を取得する。撮像画像12が記憶されている記憶装置は、情報処理装置2000の内部に設けられていてもよいし、外部に設けられていてもよい。その他にも例えば、情報処理装置2000は、ユーザによる入力操作によって入力される撮像画像12を取得する。その他にも例えば、情報処理装置2000は、他の装置によって送信される撮像画像12を受信することで、撮像画像12を取得する。
ここで、情報処理装置2000が取得する撮像画像12は、カメラ10によって生成された撮像画像そのものであってもよいし、カメラ10によって生成された撮像画像に何らかの処理が施されたものであってもよい。後者の場合、例えば、カメラ10によって生成された撮像画像に対してトリミングを行って不要な画像領域を取り除いたり、カメラ10によって生成された撮像画像に対して色調補正を施したりすることで、撮像画像12が生成される。
<物体検出:S104>
認識部2020は、撮像画像12に対して物体検出を行うことで、物体をその内部に含む部分画像14を撮像画像12から抽出する(S104)。ここで、画像に対して物体検出処理を行うことで、その内部に物体を含むと推測される部分画像を抽出する技術には、既存の技術を利用することができる。
図6は、部分画像14が抽出された撮像画像12を例示する図である。図6では、陳列されている商品がそれぞれ物体として検出され、各物体を含む部分画像14が抽出されている。なお、図6は、撮像画像12から部分画像14が抽出された様子を説明するための図であり、このような様子を必ずしも実際にディスプレイ装置60に表示させる必要があるわけではない。
<商品認識:S106>
認識部2020は、各部分画像14について、その中に含まれる物体に相当する商品の特定(商品認識)を行う(S106)。認識部2020は、この処理によってその中に含まれる物体に相当する商品を特定できなかった部分画像14を、第1表示30の表示対象である「その中に含まれる物体が商品として認識されなかった部分画像14」とする。ここで、画像から抽出された部分画像に含まれる物体について商品認識を行う技術、すなわち、部分画像中の物体がどの商品を表すかを特定する技術には、既存の技術を利用することができる。
<第1表示30の表示:S108>
表示制御部2040は、複数の部分画像14のうち、その中の物体が商品として認識されなかった部分画像14について、ディスプレイ装置60に対する第1表示30の表示を行う(S108)。第1表示30は、対応する部分画像を表すことができる任意の表示とすることができる。
図7は、第1表示30のバリエーションを例示する図である。図7の上段において、第1表示30は、対応する部分画像14を囲む枠である。この枠は、その内部が所定の色や模様で塗りつぶされていてもよいし、塗りつぶされていなくてもよい。
図7の下段において、第1表示30は、対応する部分画像14の上に重畳されるマークである。なお、このマークは、図7に示すバツ印には限定されず、丸印等の任意の他のマークとすることもできる。
ここで、その中の物体が商品として認識された部分画像14についても、その部分画像14を示す表示が行われてもよい。図8は、その中の物体が商品として認識された部分画像14についても所定の表示が行われるケースを例示する図である。この図において、その中の物体が商品として認識された部分画像14は、第2表示90で表されている。第2表示90は、第1表示30と識別可能なものとする。例えば図8では、第1表示30は点線の枠であり、第2表示90は実線の枠である。
ここで、物体検出及び商品認識が情報処理装置2000以外の装置によって行われる場合、表示制御部2040は、その装置から、その中の物体が商品として認識されなかった各部分画像14を特定する情報(部分画像14の位置やサイズなど)を取得する。また、第2表示90の表示も行う場合には、その中の物体が商品として認識された各部分画像を特定する情報も取得する。
<第1表示30の選択:S110>
第1入力受付部2060は、第1表示30を選択する入力を受け付ける(S110)。ここで、ディスプレイ装置上の表示に対する選択を受け付ける技術には、既存の技術を利用することができる。例えば第1入力受付部2060は、第1表示30をタップする操作やマウスでクリックする操作などを、第1表示30を選択する入力操作として受け付ける。
ここで、第1表示30に対する入力操作を通じて、第1表示30に対応する部分画像14の形状を変更できるようにすることが好適である。例えば、部分画像14に陳列場所20の一部(棚板など)が大きく含まれてしまうことがある。この場合、部分画像14の形状を調整して、部分画像14の中にできる限り棚板などが含まれないようにすることが好適である。
図9は、部分画像14の形状を変更する操作を例示する図である。この例では、部分画像14の形状は第1表示30の形状と一致するものとする。ユーザは、第1表示30の端をドラッグして第1表示30の形状を変更することにより、部分画像14の形状を変更する。ここで、第1表示30の形状を変更する操作は、第1表示30を選択する操作とは区別可能な操作(第1表示30を所定時間以上タップし続ける操作など)によって開始されることが好ましい。
<商品識別情報の入力:S112>
第2入力受付部2080は、商品識別情報の入力を受け付ける(S112)。ここで、商品識別情報は、商品を識別するための任意の情報である。例えば商品識別情報は、JAN(Japanese Article Number)コードなどの識別番号や、商品名などである。
商品識別情報の入力を受け付ける方法には、様々な方法を採用することができる。以下、その方法についていくつか例示する。
<<方法1>>
例えば第2入力受付部2080は、商品識別情報の候補をディスプレイ装置60に表示させ、その中から1つの商品識別情報を選択する入力を受け付ける。商品識別情報の候補は、複数の入力候補をリスト表示し、その入力候補の選択を受け付ける入力インタフェース(例えばプルダウンリスト)を利用して表示させることが好適である。
ここで、ディスプレイ装置60に表示させる商品識別情報の候補を決定する方法は様々である。例えば第2入力受付部2080は、商品に関する条件(商品名、商品の種別、又はメーカーなど)の入力を受け付け、入力された条件に基づいて商品情報(説明は後述)を検索することで、その条件に該当する1つ以上の商品の商品識別情報を取得する。第2入力受付部2080は、ここで取得した1つ以上の商品識別情報を、商品識別情報の候補とする。
前述した商品情報は、商品に関する種々の情報を示す。例えば商品情報は、記憶装置120に記憶させておく。図10は、商品情報をテーブル形式で例示する図である。図10に示すテーブルを、テーブル200と呼ぶ。テーブル200は、商品識別情報202、商品名204、価格206、種別208、メーカー210、及び特徴情報212を示す。メーカー210は、商品の製造販売に携わるメーカー(製造メーカーや販売メーカーなど)の名称を示す。特徴情報212は、1つ以上の商品画像又は画像特徴を示す。図10の特徴情報212は、商品画像と画像特徴の双方を示している。図10に示すように、商品画像と画像特徴の双方を特徴情報212に示す場合には、商品画像とその商品画像から抽出された画像特徴を対応づけて記憶しておく。
ここで、撮像画像12に含まれる商品の絞り込みに利用できる情報が予め得られている場合、この情報を条件として商品情報を検索してもよい。例えば、ユーザがカメラ10を使って陳列場所20を撮像する前後において、その陳列場所20に関する情報を入力するようにしておく。より具体的には、陳列場所20に陳列されている商品の種類や商品名などの情報を、情報処理装置2000に入力するようにしておく。この場合、第2入力受付部2080は、この情報を条件として商品データベースを検索することで、商品識別情報の候補を得る。
<<方法2>>
例えば第2入力受付部2080は、その中の物体が商品として認識された部分画像14を表す表示(第2表示90)の選択を、商品識別情報の入力として受け付けてもよい。すなわち、第2入力受付部2080は、選択された第2表示90に対応する部分画像14に含まれる商品の商品識別情報を、入力として受け付ける。このケースでは、表示制御部2040は、第1表示30だけでなく第2表示90もディスプレイ装置60に表示させる。
図11は、第2表示90を選択することで商品識別情報を入力するケースを例示する図である。ここでは、第2表示90-1が選択されている。第2表示90-1は、その中から ID0002 という商品識別子を持つ商品が認識された部分画像14に対応している。そこで第2入力受付部2080は、ID0002 という商品識別情報の入力を受け付ける。
なお、図11では、第1表示30-1、第1表示30-2、及び第1表示30-3に対する選択も行われている。そのため、上記入力操作により、これら3つの第1表示30それぞれに含まれる物体の商品識別情報として、ID0002 を指定することができる。
このように第2表示90を選択することで商品識別情報を入力するケースでは、或る商品が複数個並べて陳列されている(フェイス数が2以上である)状況において、その一部のみが商品として認識されている。例えば図12では、第1表示30-1、第1表示30-2、第1表示30-3、及び第2表示90-1に含まれる商品は、いずれも同じ商品である。このような場合、第2表示90の選択によって商品識別情報を入力できるようにすれば、認識されなかった商品の商品識別情報を、認識された商品の選択によって容易に指定できるようになる。よって、ユーザが商品識別情報を容易に入力できるようになる。
なお、図11の例の様に、第1表示30の選択を行う選択画面40において、商品識別情報の入力も行える場合、別途登録画面50(図2参照)を設けなくてもよい。この場合、選択画面40において選択終了操作(図11では登録ボタンの押下)が行われたことに応じ、登録部2120は、選択された第1表示30に対応する部分画像14に基づく特徴情報を、選択された第2表示90に対応する部分画像14に含まれる商品の商品識別情報に対応づけて、記憶装置120に記憶させる。
<<方法3>>
その他にも例えば、第1入力受付部2060は、商品から商品識別情報を読み取る操作を受け付けてもよい。例えば、商品に付されているバーコードをバーコードリーダで読み取ることで、その商品の商品識別情報を入力できるようにする。なお、読み取りに利用できるものはバーコードに限定されず、QR コード(登録商標)などの種々のシンボルを利用することができる。
ユーザがカメラ10で陳列場所を撮影しながら情報処理装置2000を利用している場合、商品識別情報を入力したい商品(撮像画像12を解析しても認識されなかった商品)がユーザの近くにあることが多いと言える。そのため、商品から商品識別情報を読み取ることで商品識別情報を入力できるようにすることで、情報処理装置2000の利便性が向上する。
なお、バーコードや QR コード(登録商標)のリーダは、専用の装置として実現されてもよいし、カメラ10を用いて実現されてもよい。例えば情報処理装置2000が携帯端末として実現されており、カメラ10がその携帯端末に設けられているカメラである場合、カメラ10で商品に付されたバーコード等を撮像することで、そのバーコード等から商品識別情報を得ることができるようにする。なお、バーコードや QR コード(登録商標)の画像から識別情報を読み取る技術には、既存の技術を利用することができる。
<選択終了操作:S114>
第3入力受付部2100は、選択終了操作を受け付ける(S114)。選択終了操作は、第1表示30を選択する操作や商品識別情報を入力する操作と区別可能な任意の操作とすることができる。例えば、ディスプレイ装置60に「選択終了」というボタンを表示しておき、このボタンに対する入力操作を選択終了操作として受け付けるようにする(図2参照)。
その他にも例えば、第3入力受付部2100は、第1表示30が1つ選択される度に、第1表示30の選択を継続するか否かを選択する入力操作を受け付けてもよい。図12は、第1表示30の選択を継続するか否かを選択する入力操作を例示する図である。図12では、第1表示30が選択されたことに応じて、ポップアップウインドウ130が表示される。ポップアップウインドウ130には、ボタン132とボタン134が含まれている。ボタン132が押下されると、情報処理装置2000は、ポップアップウインドウ130を閉じ、第1表示30を選択する操作をさらに受け付ける。一方、ボタン134が押下されると、情報処理装置2000は、ディスプレイ装置60に登録画面50を表示させる。すなわち、この例では、ボタン134を押下する操作が選択終了操作となる。
<登録処理:S116>
登録部2120は、選択終了操作を受け付けるまでに選択された1つ以上の第1表示30それぞれに対応する部分画像14に基づく特徴情報を、第2入力受付部2080が受け付けた商品識別情報に対応づけて、記憶装置120に記憶させる(S116)。
前述したように、特徴情報は、商品画像又は商品画像から抽出される画像特徴である。そこで登録部2120は、部分画像14(商品画像に相当)と、部分画像14から抽出される画像特徴との双方又はいずれか一方を、部分画像14に基づく特徴情報として扱う。
例えば記憶装置120は、商品識別情報と特徴情報とを対応づける情報として、前述した商品情報を記憶している。この場合、登録部2120は、第2入力受付部2080が受け付けた商品識別情報を示す商品情報に、選択された各第1表示30に対応する部分画像14の特徴情報を追加する。ただし、第2入力受付部2080が受け付けた商品識別情報を示す商品情報が存在しない場合には、登録部2120は、その商品識別情報を示す新たな商品情報を生成する。そして、登録部2120は、その新たに生成した商品情報に、選択された各第1表示30に対応する部分画像14の特徴情報を加える。
登録部2120が特徴情報を加えるのは、必ずしも前述した商品情報に対してでなくてもよい。例えば登録部2120は、商品情報に追加する特徴情報の候補として、部分画像14に基づく特徴情報を記憶装置120に記憶させておく。例えば、商品情報の作成方針として、「商品情報には、管理者によって許可された情報のみを追加する」という方針が考えられる。このような場合、登録部2120によって記憶装置120に記憶された特徴情報は、管理者によるチェックで許可された後に、商品情報に追加される。
なお、特徴情報として部分画像14から抽出される画像特徴を用いる場合、この画像特徴には、撮像画像12に対する物体検出処理の過程で抽出された画像特徴を利用できる。撮像画像12に対する物体検出が情報処理装置2000以外の装置で行われる場合、登録部2120は、その装置から、各部分画像14から抽出された画像特徴を取得する。
ただし、登録部2120は、物体検出の過程で抽出された画像特徴を用いずに、部分画像14から画像特徴を抽出する処理を別途行って、抽出した画像特徴を記憶装置120に記憶させてもよい。また、選択された部分画像14が、ユーザ操作によってその形状が変更されたものである場合、その部分画像14は物体検出が行われた時のものとは異なるものになっている。そのため、登録部2120は、その部分画像14について画像特徴の抽出を再度行うことが好適である。
<記憶装置120に記憶させた特徴情報の用途>
商品識別情報に対応づけて記憶装置120に記憶させた特徴情報は、その後に行われる商品認識に利用できる。すなわち、将来得られる撮像画像12から、商品の認識を行うために利用できる。
前述したように、外見の特徴が見る方向によって互いに大きく異なる商品を撮像画像から高い精度で認識できるようにするためには、その商品の様々な方向についての特徴情報が必要となる。そして、撮像画像12に含まれる商品が商品認識によって認識できなかったことは、その商品の特徴情報のバリエーションが不足していることを意味する。
情報処理装置2000を利用すれば、このように商品の特徴情報のバリエーションが不足している状況において、その商品の画像である部分画像14に基づく特徴情報を追加することで、その商品の特徴情報のバリエーションを容易に増やすことができる。
[実施形態2]
図13は、実施形態2の情報処理装置2000の機能構成を例示するブロック図である。以下で説明する点を除き、実施形態2の情報処理装置2000は、実施形態1の情報処理装置2000と同様の機能を有する。
実施形態2の情報処理装置2000は、「その中の物体が商品として認識されなかった1つの部分画像14に、複数の商品が含まれている」というケースを扱う機能を有する。このようなケースでは、1つの部分画像14には1つの商品のみが含まれるように部分画像14を分割し、分割後の各画像を新たに部分画像14として扱うことが好適である。
図14は、部分画像14に複数の商品が含まれているケースを例示する図である。図14の上段において、第1表示30の中には4つの商品が含まれている。図14の下段では、図14の上段における部分画像14を4つに分割することで部分画像14-1から部分画像14-4が生成され、これら4つの部分画像14それぞれについて第1表示30が表示されている。
そのために、実施形態2の情報処理装置2000は分割部2140を有する。分割部2140は、第1表示30が表す部分画像14を複数の部分画像14に分割する。また、実施形態2の情報処理装置2000は、分割によって新たに生成された部分画像14それぞれについて第1表示30を表示する。なお、分割前の部分画像14について表示されていた第1表示30は、ディスプレイ装置60から削除する。
<作用効果>
画像解析によって撮像画像から物体を検出する場合、ノイズの影響などにより、互いに近くにある複数の物体が誤って1つの物体として検出されてしまうことがある。その結果、1つの部分画像14に複数の物体が含まれてしまう。このような部分画像14を1つの商品に対応づけなければならないと、その商品を表す適切な画像を記憶装置120に記憶させることができない。
この点、本実施形態の情報処理装置2000によれば、1つの部分画像14に複数の物体が含まれる場合に、その部分画像14を分割することで、1つの部分画像14には1つの物体のみが含まれるようにすることができる。よって、商品を適切に表す画像を容易に記憶装置120に記憶させることができるようになる。
分割部2140が部分画像14を分割する方法には、様々な方法がある。以下、その方法の具体例を説明する。
<分割の方法1>
例えば分割部2140は、部分画像14の分割数を指定する入力操作を受け付け、選択された第1表示30を、受け付けた分割数で等分する。例えば、図15は、分割数の入力を受け付けるケースを例示する図である。図15では、第1表示30が選択されている。この第1表示30の中には、横方向に3個、縦方向に2個の商品が含まれている。そこでユーザは、選択画面40に含まれる入力エリア140に対し、「横:3個」、「縦:2個」という入力を行う。そしてユーザは、「分割実行」というボタンを押す。その結果、分割部2140は、第1表示30に対応する部分画像14を、横方向に3等分、なおかつ縦方向に2等分する。
ここで、分割の対象とする部分画像14を選択する方法は、第1入力受付部2060が第1表示30の選択を受け付ける方法と同じであってもよいし、異なっていてもよい。前者の場合、例えば分割部2140は、第1表示30が1つのみ選択されている状態で分割の指示(前述した「分割実行」というボタンの押下など)を受け付けたら、その第1表示30を分割する。
第1入力受付部2060が受け付ける選択操作とは異なる態様の選択操作を受け付ける場合、例えば、第1入力受付部2060は、第1表示30に対するシングルタップを受け付けるようにし、分割部2140は第1表示30に対するダブルタップを受け付けるようにする。
<分割方法2>
例えば分割部2140は、その中の物体が商品として認識された部分画像14のサイズに基づいて、部分画像14を分割してもよい。例えば分割部2140は、その中の物体が商品として認識された部分画像14のサイズに基づいて、基準サイズを決定する。分割部2140は、選択された第1表示30が表す部分画像14のサイズと基準のサイズとの比率から、その部分画像14の横方向と縦方向それぞれの分割数を決定する。そして分割部2140は、決定した分割数で部分画像14を分割する。
図16は、基準サイズに基づいて部分画像14を分割するケースを例示する図である。図16において、その中の物体が商品として認識された部分画像14-1のサイズは、縦方向が h、横方向が w である。そこで、縦方向 h と横方向 w を基準サイズとしている。
分割対象の部分画像14-2のサイズは、縦方向が 2h であり、横方向が 3w である。そこで、分割部2140は、縦方向の分割数を2とし、横方向の分割数を3として、部分画像14-2を分割している。
ここで、基準サイズを決定する方法は様々である。例えば分割部2140は、選択された第1表示30が表す部分画像14に隣接している部分画像14であって、その中の物体が商品として認識された部分画像14のサイズを、基準サイズとする。このような部分画像14が複数ある場合、例えば分割部2140は、これら複数の部分画像14のサイズの統計値(平均値など)を基準サイズとする。その他にも例えば、分割部2140は、その中の物体が商品として認識された全ての部分画像14の統計値を基準サイズとしてもよい。
なお、図16では、説明を簡単にするため、第1表示30の横幅と高さがそれぞれ、基準サイズの横幅と高さの倍数となっている。しかしながら、第1表示30の横幅や高さは、基準サイズの横幅や高さの倍数になるとは限らない。そこで例えば、分割部2140は、第1表示30の横幅を基準サイズの横幅で割った値の概数(切り捨て、切り上げ、四捨五入)を横方向の分割数とする。同様に、分割部2140は、第1表示30の高さを基準サイズの高さで割った値の概数を高さ方向の分割数とする。
分割部2140が決定した分割数は、ユーザ操作によって変更可能にすることが好適である。例えば分割部2140は、上述した図15に示した入力エリア140に、初期値として、基準サイズから決定した分割数を設定するようにする。
<商品が含まれない部分画像14について>
商品がその中に含まれない部分画像14が存在しうる。このような部分画像14を示す第1表示30は、ユーザ操作によって消せるようにしてもよい。ここで、画面上の表示を消去することを指示するユーザ操作を受け付け、それに応じて当該表示を消去する技術には、既存の技術を利用することができる。
なお、部分画像14の中に商品が含まれないケースの例としては、例えば、値札が物体として誤検出されるケースがある。その他にも例えば、複数の商品が含まれる部分画像14を商品ごとに分割する際、商品が含まれない部分画像14が生成されることがありうる。
図17は、分割部2140による分割によって商品が含まれない部分画像14が生成されるケースを例示する図である。図17において、分割前の部分画像14は、横幅が商品3個分であり、高さが商品2個分である。ただし、部分画像14の右上部分には商品が含まれておらず、部分画像14に含まれる商品の数は5個である。このような場合、商品の大きさに合わせて部分画像14を分割すると、商品が含まれない部分画像14が生成されうる。
<ハードウエア構成の例>
実施形態2の情報処理装置2000を実現する計算機のハードウエア構成は、実施形態1と同様に、例えば図4によって表される。ただし、本実施形態の情報処理装置2000を実現する計算機1000のストレージデバイス1080には、本実施形態の情報処理装置2000の機能を実現するプログラムモジュールがさらに記憶される。
[実施形態3]
実施形態3の情報処理装置2000は、以下で説明する点を除き、実施形態3の情報処理装置2000は、実施形態1の情報処理装置2000又は実施形態2の情報処理装置2000と同様の機能を有する。
実施形態3の情報処理装置2000は、複数の第1表示30が選択された場合に、それらの第1表示30それぞれが表す部分画像14のうち、所定の条件を満たす部分画像14の特徴情報のみを記憶装置120に記憶させる。すなわち、実施形態3の登録部2120は、第1表示30によって表される部分画像14が所定の条件を満たすか否かを判定し、所定の条件を満たす場合に、その部分画像14の特徴情報を記憶装置120に記憶させる。
上記所定の条件には、様々なものを採用しうる。以下、所定の条件の具体例を説明する。
<所定の条件1:特徴点の数>
前述したように、商品識別情報と対応づけて記憶させる部分画像14の利用方法の一つとして、その商品識別情報で特定される商品を撮像画像から認識するために利用するという利用方法がある。この商品認識の方法としては、撮像画像から検出された物体の各特徴点(コーナー、エッジ、又はブロブなど)について得られる局所特徴量(画像特徴)と、部分画像14に含まれる物体の各特徴点について得られる局所特徴量とをマッチングするという方法がある。そして、このマッチングを精度良く行うためには、部分画像14に含まれる物体について十分な数の特徴点が得られる必要がある。言い換えれば、その中に含まれる物体について十分な数の特徴点が得られない部分画像14は、商品認識に利用することが難しい。
そこで登録部2120は、選択された第1表示30が表す部分画像14に含まれる物体について得られた特徴点の数が所定値以上であるか否かを判定する。登録部2120は、特徴点の数が所定値以上であると判定された場合、その部分画像14の特徴情報を記憶装置120に記憶させる。一方、特徴点の数が所定値未満であると判定された場合、登録部2120は、その部分画像14の特徴情報を記憶装置120に記憶させない。
なお、上記所定値は、全ての商品について共通の値であってもよいし、商品によって異なる値であってもよい。例えばこの所定値は、商品の種類ごとに予め定めておく。登録部2120は、第2入力受付部2080が受け付けた商品識別情報によって特定される商品について、その商品の種類を特定し、その種類について定められている所定値を取得して利用する。
<所定の条件2:既に記憶されている特徴情報との類似度合い>
記憶装置120には、第2入力受付部2080が受け付けた商品識別情報について、特徴情報が既に記憶されていることがありうる。この場合、既に記憶されている特徴情報との類似度合いが高い特徴情報は、少なくとも記憶装置120に記憶させる特徴情報のバリエーションを増やすという観点からは、重要度が低いと言える。
そこで登録部2120は、第2入力受付部2080が受け付けた商品識別情報に対応づけて記憶装置120に記憶されている特徴情報と、選択された第1表示30が表す部分画像14の特徴情報との類似度を算出し、算出した類似度が所定の閾値以下であるか否かを判定する。そして登録部2120は、算出した類似度が所定の閾値以下であれば、その部分画像14の特徴情報を記憶装置120に記憶させる。一方、算出した類似度が所定の閾値より大きければ、登録部2120は、その部分画像14の特徴情報を記憶装置120に記憶させない。
ここで、特徴情報の類似度(商品画像の類似度、又は商品画像から抽出される画像特徴の類似度)を算出する技術には、既存の技術を利用することができる。
<所定の条件3:複数の部分画像14の画像特徴同士の類似度合い>
複数の第1表示30が選択された場合、或る第1表示30によって表される部分画像14の特徴情報が、他の第1表示30によって表される部分画像14の特徴情報と類似している可能性がある。このように互いに類似している特徴情報については、少なくとも記憶装置120に記憶させる特徴情報のバリエーションを増やすという観点からは、それらの特徴情報のうちの一部(例えば1つ)を記憶装置120に記憶させればよいと言える。
そこで登録部2120は、選択された複数の第1表示30によって表される部分画像14の特徴情報の中から、類似度が所定の閾値以上である特徴情報の組み合わせの特定を試みる。このような組み合わせが特定された場合、登録部2120は、その組み合わせに含まれる特徴情報については、その一部のみ(例えば1つのみ)を記憶装置120に記憶させる。ここで、複数の情報の中から、類似度が高い情報の組み合わせを見つけ出す技術には、既存の技術を利用することができる。
<ハードウエア構成の例>
実施形態3の情報処理装置2000を実現する計算機のハードウエア構成は、実施形態1と同様に、例えば図4によって表される。ただし、本実施形態の情報処理装置2000を実現する計算機1000のストレージデバイス1080には、本実施形態の情報処理装置2000の機能を実現するプログラムモジュールがさらに記憶される。
[実施形態4]
実施形態4の情報処理装置2000は、商品情報において商品識別情報と対応づけて記憶されている特徴情報を、所定の条件の下で記憶装置120から削除する。概念的には、情報処理装置2000は、商品認識に利用する際の有用性が低い特徴情報を削除する。
ここで、特徴情報は、登録部2120によって記憶装置120に記憶させた特徴情報であってもよいし、それ以外の方法で記憶装置120に記憶させた特徴情報であってもよい。「それ以外の方法」とは、情報処理装置2000を利用しない方法を意味する。例えば、商品情報がデータベースサーバで管理されている場合、データベースサーバを管理するソフトウエアを直接利用して、商品情報に特徴情報を追加することが考えられる。
<作用効果>
商品識別情報には、1つのみではなく、複数の特徴情報が対応づけられていることが好ましい。なぜなら、様々な方向から見た商品の外見それぞれについて特徴情報を用意しておくことで、商品がどのような向きで陳列されてもその商品を認識できるようになるためである。すなわち、商品識別情報に対応づけられている特徴情報のバリエーションを増やすことで、商品認識の精度を向上させることができる。
一方で、特徴情報の数を増やすと、記憶領域の使用量が増大したり、特徴情報の管理が煩雑になったりする。そのため、商品識別情報には、有用性が高い特徴を対応づけておくことが好ましい。
本実施形態の情報処理装置2000によれば、商品認識に利用する際の有用性が低い特徴情報が、記憶装置120から削除される。そのため、特徴情報を利用した商品認識の精度が大きく下がってしまうことを防ぎつつ、記憶装置120に記憶させておく特徴情報を減らすことができる。
<機能構成の例>
図18は、実施形態4の情報処理装置2000の機能構成を例示する図である。実施形態4の情報処理装置2000は判定部2160及び削除部2180を有する。判定部2160は、判定対象の特徴情報が所定の条件を満たすか否かを判定する。削除部2180は、判定対象の特徴情報が所定の条件を満たすと判定されたら、判定対象の特徴情報を記憶装置120から削除する。
<ハードウエア構成の例>
実施形態4の情報処理装置2000を実現する計算機のハードウエア構成は、実施形態1と同様に、例えば図4によって表される。ただし、本実施形態の情報処理装置2000を実現する計算機1000のストレージデバイス1080には、本実施形態の情報処理装置2000の機能を実現するプログラムモジュールが記憶される。
<処理の流れ>
図19は、実施形態4の情報処理装置2000によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。判定部2160は判定対象の特徴情報が所定の条件を満たすか否かを判定する(S202)。判定対象の特徴情報が所定の条件を満たすと判定された場合(S202:YES)、削除部2180は、判定対象の特徴情報を記憶装置120から削除する(S204)。判定対象の特徴情報が所定の条件を満たさないと判定された場合(S202:NO)、図19の処理は終了する。
<情報処理装置2000が動作するタイミング>
情報処理装置2000が動作するタイミング(すなわち、特徴情報の削除を試みるタイミング)は様々である。例えば情報処理装置2000は、定期的に(例えば一週間や一ヶ月に一度)動作する。その他にも例えば、情報処理装置2000は、特徴情報が商品情報に追加されたことに応じて動作する。その他にも例えば、情報処理装置2000は、ユーザから所定の入力操作を受け付けたことに応じて動作する。
<判定対象とする特徴情報を決定する方法>
判定部2160は、記憶装置120に記憶されている全ての特徴情報を判定対象としてもよいし、その中の一部を判定対象としてもよい。後者の場合、例えば判定部2160は、前回判定を行った後に、対応する特徴情報が追加された商品識別情報を特定し、その商品識別情報に対応づけられている各特徴情報を判定対象とする。これは、特徴情報が新たに商品識別情報に対応付けられると、新たに対応づけられた特徴情報が有用なものでなかったり、以前からその商品識別情報に対応づけられていた特徴情報の有用性が低下したりする可能性があるためである。
<判定部2160による判定:S202>
判定部2160は、判定対象の特徴情報が所定の条件を満たしているか否かを判定する(S202)。この所定の条件としては、様々な条件を採用することができる。以下、所定の条件のバリエーションについて説明する。
<<所定の条件1:特徴点の数>>
その中に含まれる物体について十分な数の特徴点が得られない商品画像、又はそのような商品画像から得られた画像特徴は、商品認識に利用することが難しいため、商品認識に利用する際の有用性が低いと言える。そこで削除部2180は、特徴情報に含まれる特徴点(商品画像から検出される特徴点、又は画像特徴が示す特徴点)の数が所定値以下である特徴情報を、削除対象とする。すなわち、「特徴情報に含まれる特徴点の数が所定値以下である」という条件を、所定の条件とする。こうすることで、商品認識に利用することが難しい特徴情報、すなわち商品認識に利用する際の有用性が低い特徴情報を、記憶装置120から削除することができる。
なお、上記所定値は、全ての商品について共通の値であってもよいし、商品によって異なる値であってもよい。例えばこの所定値は、商品の種類ごとに予め定めておく。判定部2160は、判定対象の特徴情報に対応づけられている商品識別情報によって特定される商品について、その商品の種類を特定し、その種類について定められている所定値を取得して利用する。
<<所定の条件2>>
例えば削除部2180は、商品認識において、認識対象の物体から得られる特徴情報との類似度が高い(例えば、所定値以上)と判定されることが少ない特徴情報を、削除対象とする。商品認識では、認識対象の物体の特徴情報が、商品情報に含まれる或る特徴情報と類似度が高いと判定されると、その物体はその特徴情報に対応づけられている商品識別情報を持つ商品であると認識される。そのため、認識対象の物体の特徴情報との類似度が高いと判定される頻度が高い特徴情報は、その商品の外見の特徴をよく表していると言える。逆に言えば、認識対象の物体の特徴情報との類似度が高いと判定されることが少ない特徴情報は、その商品の外見の特徴をあまりよく表していない蓋然性が高い。そこで削除部2180は、このように商品の外見の特徴をよく表していない特徴情報を削除対象とする。すなわち、「商品認識においてその商品画像と認識対象の物体の画像との類似度が高いと判定されることが少ない」という条件を、上記所定の条件とする。
ここで、「商品認識においてその商品画像と認識対象の物体の画像との類似度が高いと判定されることが少ない」という条件は、具体的には、「所定期間以上、その特徴情報が、認識対象の物体の特徴情報との類似度が高いと判定されていない」や「その特徴情報と認識対象の物体の特徴情報との類似度が高いと判定される頻度が所定値以下である」のように、期間や頻度に関する条件とすることができる。
ここで、品薄などが原因で一時的に(例えば一ヶ月)店舗に置かれない商品は、その間商品認識の対象とされない。このような原因で上述の条件を満たしてしまう特徴情報は、商品の外見の特徴をよく表している可能性もある。
そこで、上述の条件に基づいて特徴情報を削除対象とするのは、その特徴情報と対応づけられている商品識別情報を持つ商品が、別の特徴情報を用いて認識されている場合に限ってもよい。具体的には、「所定期間以上、その特徴情報と認識対象の物体の画像の特徴情報との類似度が高いと判定されていない」かつ「その所定期間において、その特徴情報に対応づけられている商品識別情報を持つ商品が、所定回数以上商品として認識された」という条件を所定の条件とする。同様に、「その特徴情報と認識対象の物体の特徴情報との類似度が高いと判定される頻度が第1所定値以下である」かつ「その特徴情報に対応づけられている商品識別情報を持つ商品が、第2所定値以上の頻度で商品として認識された」という条件を所定の条件としてもよい。なお、第1所定値と第2所定値は、「第1所定値<第2所定値」の関係を満たすとする。
<<所定の条件3>>
例えば削除部2180は、同じ商品識別情報に対応づけられている複数の特徴情報のうち、互いに類似する特徴情報の一部を削除対象とする。すなわち、「同一の商品識別情報と対応づけられている他の特徴情報と類似度が高い」という条件を、所定の条件とする。互いに類似度が高い特徴情報については、それらのうちの一部(例えば1つ)を商品情報に含めておけば、それらの特徴情報によって表される特徴を持つ商品を認識できるためである。
具体的には、判定部2160は、同じ商品識別情報に対応づけられている複数の特徴情報の中から、類似度が所定の閾値以上である特徴情報の組み合わせの特定を試みる。このような組み合わせが特定された場合、判定部2160は、その組み合わせに含まれる各特徴情報について、所定の条件を満たすと判定する。なお、複数の情報の中から、類似度が高い情報の組み合わせを見つけ出す技術には、既存の技術を利用することができる。
ここで、上記組み合わせに含まれる複数の特徴情報については、その中の一部(例えば1つ)については削除せず、商品情報に残す必要がある。ここで、削除しない特徴情報を決定する方法は様々である。例えば削除部2180は、複数の特徴情報のうち、商品認識において認識対象の物体の特徴情報との類似度が高いと判定された回数が最も多い特徴情報を、削除対象から除外する。これは、商品の特徴を最もよく表している蓋然性が高いためである。その他にも例えば、削除部2180は、上記組み合わせの中からランダムに選択した1つの特徴情報を削除対象から除外したり、商品情報に追加された日時が最も早い特徴情報を削除対象から除外したりしてもよい。
<その他の条件>
商品識別情報に対応づけられている特徴情報の数が少なければ、特徴情報を削除する必要性が低いと言える。そこで判定部2160は、上述した各所定の条件に、「判定対象の特徴情報と対応づけられている商品識別情報に対応づけられている特徴情報の総数が所定値以上である」という条件を加えてもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記各実施形態の組み合わせ、又は上記以外の様々な構成を採用することもできる。
例えば前述した説明では、第1表示30を重畳した撮像画像12をディスプレイ装置60に表示させていた。しかしながら、ディスプレイ装置60として透過型のヘッドマウントディスプレイの様に画像と実世界の景色を合わせて見ることができるものを利用する場合には、ディスプレイ装置60に撮像画像12を表示させなくてもよい。この場合、表示制御部2040は、撮像画像12に含まれる景色と、ディスプレイ装置60を透過して見える実世界の景色との対応関係に基づいて、ディスプレイ装置60に表示させる情報(第1表示30や第2表示90など)の位置や形状などを決定する。なお、撮像画像12に含まれる景色とディスプレイ装置60を透過して見える実世界の景色との対応関係は、撮像画像12を生成するカメラ10のカメラパラメータなどに基づいて決定することができる。
また、このように透過型のヘッドマウントディスプレイを利用する場合、第1表示30を選択したり商品識別情報を入力したりする操作は、例えば、カメラ10に撮像されるユーザのジェスチャなど(例えば、第1表示30に重なる位置に指を留める操作)によって実現される。ここで、ヘッドマウントディスプレイがユーザのジェスチャなどの入力操作を認識する技術には、既存の技術を利用することができる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
1. 商品識別情報と共に記憶装置に記憶されている商品の特徴情報について、所定の条件が満たされているか否かを判定する判定部と、
前記所定の条件が満たされている前記特徴情報を前記記憶装置から削除する削除部と、を有し、
前記商品の特徴情報は、その商品の画像及びその商品の画像から抽出される画像特徴の少なくとも1つを示す、情報処理装置。
2. 前記所定の条件は、前記特徴情報によって示される商品画像の中に含まれる物体について得られる特徴点が所定値以下という条件、及び前記特徴情報によって示される画像特徴が、前記物体について得られる特徴点が所定値以下である商品画像から抽出された画像特徴であるという条件の少なくとも1つを含む、1.に記載の情報処理装置。
3. 前記所定の条件は、所定期間以上、前記特徴情報が、商品認識において認識対象の物体から得られる特徴情報との類似度が所定値以上であると判定されていないという条件、及び前記特徴情報が、商品認識において認識対象の物体から得られる特徴情報との類似度が所定値以上であると判定される頻度が所定値以下であるという条件の少なくとも1つを含む、1.に記載の情報処理装置。
4. 前記所定の条件は、所定期間以上、前記特徴情報と、商品認識において認識対象の物体から得られる特徴情報との類似度が所定値以上であると判定されておらず、なおかつ、その所定期間に行われた商品認識において、前記特徴情報に対応づけられている商品識別情報と対応づけられている他の特徴情報が、認識対象の物体から得られる特徴情報との類似度が前記所定値以上であると判定されたという条件を含む、3.に記載の情報処理装置。
5. 前記所定の条件は、前記特徴情報と、その特徴情報に対応づけられている商品識別情報と対応づけられている他の特徴情報との類似度が所定値以上であるという条件を含む、1.に記載の情報処理装置。
6. 前記所定の条件は、前記特徴情報に対応づけられている商品識別情報と対応づけられている特徴情報の総数が所定数以上であるという条件を含む、2.乃至5.いずれか一つに記載の情報処理装置。
7. コンピュータによって実行される制御方法であって、
商品識別情報と共に記憶装置に記憶されている商品の特徴情報について、所定の条件が満たされているか否かを判定する判定ステップと、
前記所定の条件が満たされている前記特徴情報を前記記憶装置から削除する削除ステップと、を有し、
前記商品の特徴情報は、その商品の画像及びその商品の画像から抽出される画像特徴の少なくとも1つを示す、制御方法。
8. 前記所定の条件は、前記特徴情報によって示される商品画像の中に含まれる物体について得られる特徴点が所定値以下という条件、及び前記特徴情報によって示される画像特徴が、前記物体について得られる特徴点が所定値以下である商品画像から抽出された画像特徴であるという条件の少なくとも1つを含む、7.に記載の制御方法。
9. 前記所定の条件は、所定期間以上、前記特徴情報が、商品認識において認識対象の物体から得られる特徴情報との類似度が所定値以上であると判定されていないという条件、及び前記特徴情報が、商品認識において認識対象の物体から得られる特徴情報との類似度が所定値以上であると判定される頻度が所定値以下であるという条件の少なくとも1つを含む、7.に記載の制御方法。
10. 前記所定の条件は、所定期間以上、前記特徴情報と、商品認識において認識対象の物体から得られる特徴情報との類似度が所定値以上であると判定されておらず、なおかつ、その所定期間に行われた商品認識において、前記特徴情報に対応づけられている商品識別情報と対応づけられている他の特徴情報が、認識対象の物体から得られる特徴情報との類似度が前記所定値以上であると判定されたという条件を含む、9.に記載の制御方法。
11. 前記所定の条件は、前記特徴情報と、その特徴情報に対応づけられている商品識別情報と対応づけられている他の特徴情報との類似度が所定値以上であるという条件を含む、7.に記載の制御方法。
12. 前記所定の条件は、前記特徴情報に対応づけられている商品識別情報と対応づけられている特徴情報の総数が所定数以上であるという条件を含む、8.乃至11.いずれか一つに記載の制御方法。
13. 7.乃至12.いずれか一つに記載の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させるプログラム。
この出願は、2018年3月20日に出願された日本出願特願2018-053452号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (10)

  1. 商品識別情報と共に記憶装置に記憶されている商品の特徴情報について、所定の条件が満たされているか否かを判定する判定部と、
    前記所定の条件が満たされている前記特徴情報を前記記憶装置から削除する削除部と、を有し、
    前記商品の特徴情報は、その商品の商品画像及びその商品画像から抽出される画像特徴の少なくとも1つを示し、
    前記所定の条件は、所定期間以上、その特徴情報と認識対象の物体の画像の特徴情報との類似度が高いと判定されていない、かつ、当該所定期間において、当該特徴情報に対応づけられている商品識別情報を持つ商品が、所定回数以上商品として認識されたという条件である、情報処理装置。
  2. 前記所定の条件は、前記特徴情報によって示される前記商品画像の中に含まれる物体について得られる特徴点の数が所定値以下という条件、及び前記特徴情報によって示される画像特徴が、前記物体について得られる特徴点の数が所定値以下である商品画像から抽出された画像特徴であるという条件の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記所定の条件は、所定期間以上、前記特徴情報が、商品認識において認識対象の物体から得られる特徴情報との類似度が所定値以上であると判定されていないという条件、及び前記特徴情報が、商品認識において認識対象の物体から得られる特徴情報との類似度が所定値以上であると判定される頻度が所定値以下であるという条件の少なくとも1つをさらに含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記所定の条件は、所定期間以上、前記特徴情報と、商品認識において認識対象の物体から得られる特徴情報との類似度が所定値以上であると判定されておらず、なおかつ、その所定期間に行われた商品認識において、前記特徴情報に対応づけられている商品識別情報と対応づけられている他の特徴情報が、認識対象の物体から得られる特徴情報との類似度が前記所定値以上であると判定されたという条件をさらに含む、請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記所定の条件は、前記特徴情報と、その特徴情報に対応づけられている商品識別情報と対応づけられている他の特徴情報との類似度が所定値以上であるという条件をさらに含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記所定の条件は、前記特徴情報に対応づけられている商品識別情報と対応づけられている特徴情報の総数が所定数以上であるという条件をさらに含む、請求項2乃至5いずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. コンピュータによって実行される制御方法であって、
    商品識別情報と共に記憶装置に記憶されている商品の特徴情報について、所定の条件が満たされているか否かを判定する判定ステップと、
    前記所定の条件が満たされている前記特徴情報を前記記憶装置から削除する削除ステップと、を有し、
    前記商品の特徴情報は、その商品の商品画像及びその商品画像から抽出される画像特徴の少なくとも1つを示し、
    前記所定の条件は、所定期間以上、その特徴情報と認識対象の物体の画像の特徴情報との類似度が高いと判定されていない、かつ、当該所定期間において、当該特徴情報に対応づけられている商品識別情報を持つ商品が、所定回数以上商品として認識されたという条件である、制御方法。
  8. 前記所定の条件は、前記特徴情報によって示される前記商品画像の中に含まれる物体について得られる特徴点の数が所定値以下という条件、及び前記特徴情報によって示される画像特徴が、前記物体について得られる特徴点の数が所定値以下である商品画像から抽出された画像特徴であるという条件の少なくとも1つをさらに含む、請求項7に記載の制御方法。
  9. 前記所定の条件は、所定期間以上、前記特徴情報が、商品認識において認識対象の物体から得られる特徴情報との類似度が所定値以上であると判定されていないという条件、及び前記特徴情報が、商品認識において認識対象の物体から得られる特徴情報との類似度が所定値以上であると判定される頻度が所定値以下であるという条件の少なくとも1つをさらに含む、請求項7に記載の制御方法。
  10. 請求項7乃至9いずれか一項に記載の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させるプログラム。
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