JP2694759B2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JP2694759B2
JP2694759B2 JP1175269A JP17526989A JP2694759B2 JP 2694759 B2 JP2694759 B2 JP 2694759B2 JP 1175269 A JP1175269 A JP 1175269A JP 17526989 A JP17526989 A JP 17526989A JP 2694759 B2 JP2694759 B2 JP 2694759B2
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邦男 水野
義彦 桜井
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株式会社ゼクセル
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両用空気調和装置に関し、特に車両の窓ガ
ラスの曇りを防止し、且つ室温の安定を図ることを目的
とした車両用空気調和装置に関する。
(従来の技術) 従来、車室内の湿度が高いか或いは車室内外の温度差
が大きいときに窓ガラスの内面に曇りが発生するのを防
止する方法として、結露検出器を設け前記窓ガラスが結
露する前の段階を検出して、外気温度が低いときは車両
用空気調和装置の送風機を強制的に最大風量で駆動し外
気導入を行うデフロストモードに切換え、且つ外気温度
がコンプレッサの許容作動外気温度以上のときコンプレ
ッサを作動させ、同時に前記車両用空気調和装置の吸気
モードを強制的に内気循環モードに切換えるようにした
自動式曇り止め制御方式がある(例えば特公昭62−3165
4)。
(発明が解決しようとする課題) ところが、外気温が低いときにトンネル等に入った場
合のように、自動車の排気ガスの室内への進入を防止す
るため運転手がマニュアルスイッチで吸気モードを内気
循環モードにして運転した場合、このときはコンプレッ
サがオフになっておりしかも外気導入が行われないた
め、車室内の湿度が高いときは窓ガラスに曇りが発生し
てしまうという不具合があった。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、低外気温時に
吸気モードを内気循環モードにした場合でも窓ガラスの
内側に曇りが発生することを防止することを目的とする
ものである。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため本発明は、外気導入モードと
内気循環モードとを切換える空気導入切換手段を備え、
外気温度に応じてコンプレッサの作動を自動的に制御す
る車両用空気調和装置において、外気温度が低く且つ自
動制御モードによる空気調和制御時に、前記コンプレッ
サが不作動状態で且つ前記空気導入切換手段が内気循環
モードに切換えられた状態において、前記空気調和装置
のエバポレータの出口側温度が所定値以上のとき、前記
コンプレッサを作動させるようにし、或いは前記空気調
和装置が暖房モードにあり且つ前記エバポレータの出口
側温度が所定値以上のとき、前記コンプレッサを作動さ
せるようにしたものである。
(作用) 空気調和装置を低外気温時に内気循環モードにしたと
き、エバポレータの出口側温度を検出し、該出口側温度
が所定値以上であれば、コンプレッサを作動させ、その
結果、窓ガラスの曇りが未然に防止される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について添付図面に基づいて
詳しく説明する。
第1図は本発明に依る車両用空気調和装置の全体の概
略図であり、ダクト1の最上流側には内気導入口2及び
外気導入口3が設けられ、該両導入口2,3には内外気切
換ドア4が図の実線で示す外気導入位置と図の鎖線で示
す内気導入位置との間で回動可能に配置されている。内
外気切換ドア4の下流側にはブロア5が、該ブロア5の
下流側にはエバポレータ6が夫々設けられ、さらに、該
エバポレータ6の下流側にはエンジンの冷却水を取り込
むヒータコア7が設けられている。該ヒータコア7とエ
バポレータ6との間にはエアミックスドア8が回動可能
に設けられている。ヒータコア7の下流側には、吹出し
モード切換ドア9,10の切換により夫々開閉する顔部吹出
し口11、デフロスタ吹出し口12及び足元吹出し口13が設
けられている。
前記エバポレータ6は、コンプレッサ14に連結され、
該コンプレッサ14、凝縮器15、受液器16及び自動膨張弁
17と共に冷凍サイクルを構成している。
制御回路18は上述したコンプレッサ14、内外気切換ド
ア4、ブロア5、エアミックスドア8、吹出しモード切
換ドア9,10等と接続されており、後述する各種センサか
らの信号に応じて最適な室温が得られるように制御を行
う。
制御回路18にはエバポレータ(EVA)温センサ19が接
続され、該エバポレータ(EVA)温センサ19は、特願昭6
2−314587号公報に開示される如く、エバポレータ6の
出口側に設けたサーミスタ20と、該サーミスタ20の出力
電圧に応じて、エバポレータ出口側温度が例えば2℃以
下になるとコンプレッサ14をオフする指令信号及び4℃
以上になるとコンプレッサをオンする指令信号を出力す
る、本体に内蔵された電子式サーモスタットとから成っ
ている。
更に、制御回路18には、外気温Taを検出する外気温セ
ンサ21、空気調和装置の吸気モード(外気導入モード/
内気循環モード)を手動で切換えるマニュアルスイッチ
22、車室内の温度を検出する室温センサ23、日射量を検
出する日射センサ24、及び車室内の目標温度を設定する
温度設定器25が接続されている。
次に上記構成を有する本発明の車両用空気調和装置の
作用を第2図及び第3図を参照して説明する。
第2図は本発明の車両用空気調和装置の自動制御モー
ドによる制御手順を示すフローチャートである。同図に
おいて、ステップ1で初期設定、即ち温度設定器25によ
って車室内目標温度T/Dが設定される。
次いで、各センサ19〜23からの検出信号が制御回路18
に入力されることにより、これら入力信号に基づいて制
御回路18によって次の式にて総合信号Tが演算される
(ステップ2)と共に、エアミックスドア開度θxが該
演算した総合信号Tに基づいて演算される(ステップ
3)。
T=(Tr−25)+K1(Ta−25)+K2・Ts+K3(Tm−12)
−K4(T/D−25) 但し、 T:総合信号 Tr:車室内温度 Ta:外気温度 Ts:日射量 Tm:ダクト内空気温度(エバポレータ6の出口
側温度) T/D:車室内設定温度 K1〜K4:定数 これら総合信号、エアミックスドア開度θxに基づい
て前記制御回路18から出力される指令信号で、エアミッ
クスドア8(ステップ4)、ブロワ5(ステップ5)、
吹出モード切換ドア9,10(ステップ6)、内・外気切換
ドア4(ステップ7)、コンプレッサ14(ステップ8)
がそれぞれ制御される。該コンプレッサ14の制御を行う
ステップ8の実行後は再びステップ2に戻り、以後上記
動作を繰り返し、実際の室内温度Trが車室内目標温度T/
Dになるように制御される。
前記ステップ8におけるコンプレッサ14の制御は、第
3図に示すコンプレッサ14の制御手順フローチャートに
基づいて行われる。
ステップ101において、ブロワスイッチ(FAN−SW)が
オン(ON)か否かを判別し、その答が否定(No)であれ
ばコンプレッサ14をオフ(OFF)モードにして運転を行
わない(ステップ111)。
前記ステップ101の答が肯定(Yes)であれば、ステッ
プ102に進み、外気温度(Ta)センサ21が故障している
か否かを判別し、その答が肯定(Yes)であればステッ
プ103をスキップしステップ104に進む。ステップ102の
答が否定(No)であれば、ステップ103に進み外気温度T
aが−2℃以上であるか、或いは−6℃以下であるか判
別する。外気温度Taが−6℃以下であると、コンプレッ
サ14が故障する恐れがあるため、ステップ111に進みコ
ンプレッサ14をオフ(OFF)モードにして運転を行わな
い。外気温度Taが−2℃以上であれば、ステップ104に
進みエコノミースイッチ(ECO−SW)がオン(ON)であ
るか否かを判別する。その答が肯定(Yes)であればス
テップ105に進み、車室内目標温度T/Dを設定する温度設
定器25が最大冷房位置(MAXCOOL)にあるか否かを判別
し、否定(No)であればステップ112に進み、エアコン
スイッチ(A/C−SW)がオン(ON)か否かを判別する。
これらのステップ105又はステップ112の答が肯定(Ye
s)であれば、いずれもステップ114に進んでコンプレッ
サ14を連続オン(ON)モードにし、即ちコンプレッサ14
を連続して運転する(ステップ110)。
ステップ105の答が否定(No)であればステップ106に
進み、外気温度Taが15℃以上であるか、或いは10℃以下
であるか判別し、15℃以上であればステップ113に進
み、10℃以下であればステップ107に進む。
ステップ107では、エアミックスドア開度θxが50%
以上であるか、或いは0%であるか否かを判別する。該
エアミックスドア開度θxが50%以上であれば、即ち空
気調和装置の作動が暖房モードとなっていれば、ステッ
プ108に進み、吸気モードがマニュアルスイッチ22で内
気循環(REC)に切り換えた運転状態となっているか否
かを判別する。
ステップ107でエアミックスドア開度θxが0%であ
るか、或いはステップ108で答が肯定(Yes)であるとき
は、ステップ109においてエバポレータ(EVA)温センサ
19からコンプレッサ14をオンする指令信号が出力されて
いるとき、コンプレッサ14をオン(ON)モードにして運
転する(ステップ110)。前述したように、エバポレー
タ19内の電子式サーモスイッチはエバポレータ6の出口
側温度Tmが例えば2℃以下であるとコンプレッサオフ指
令信号を、4℃以上であるとオン指令信号を出力するの
で、コンプレッサ14等を含む冷凍サイクルが正常に作動
するエバポレータ温度範囲内でコンプレッサ14を運転す
るために設けてある。
ステップ112又はステップ108で答が否定(No)であれ
ば、いずれの場合もステップ111に進みコンプレッサ14
をオフ(OFF)モードにし運転しない。
又、ステップ106で外気温度Taが15℃以上であれば、
ステップ113に進み、室温(Tr)センサ23及びサーモス
タット(Tm)20が故障しているか否かを判別する。その
答が肯定(Yes)であればステップ114に、否定(No)で
あればステップ109に進み、それぞれ上述した手順によ
りステップ110に進みコンプレッサ14をオン(ON)モー
ドにして運転する。
このようにして、空気調和装置が自動制御モードで運
転中に手動操作により内気循環運転となったときに、エ
バポレータ6の出口側温度が所定値(4℃)以上であれ
ば低外気温時であってもコンプレッサ14が作動するの
で、窓ガラスが曇るのを防止することができる。
更に、エバポレータ6の出口側温度が前記所定値より
低いときはコンプレッサ14を作動させないので、必要以
上の冷房を行うことが回避され、室温が必要以上に低下
することなくその安定化を図ることができる。
更に上述した実施例ではエアミックスドア開度θxに
応じて空気調和装置が暖房モードのときのみ内気循環へ
の切換えに応じてコンプレッサ14を作動させるので、エ
バポレータ6の出口側温度に応じたコンプレッサ作動と
相まって車室内温度を更に安定させることができる。
なお、上記実施例において、サーミスタ20により検出
されるエバポレータ6の出口側温度は、例えばエバポレ
ータ6の出口側フィン温度又はエバポレータ6の吹出し
空気温度である。
(発明の効果) 上述したように本発明の車両用空気調和装置は、外気
導入モードと内気循環モードとを切換える空気導入切換
手段を備え、外気温度に応じてコンプレッサの作動を自
動的に制御する車両用空気調和装置において、外気温度
が低く且つ自動制御モードによる空気調和制御時に、前
記コンプレッサが不作動状態で且つ前記空気導入切換手
段が内気循環モードに切換えられた状態において、前記
空気調和装置のエバポレータの出口側温度が所定値以上
のとき、前記コンプレッサを作動させるようにし、或い
は前記空気調和装置が暖房モードにあり且つ前記エバポ
レータの出口側温度が所定値以上のとき、前記コンプレ
ッサを作動させるようにしたので、低外気温時に内気循
環モードにしたときに車両の窓ガラスの内側の曇りを未
然に防止できると共に、常にエバポレータの出口側温度
が前記所定値以下ではコンプレッサの作動させないので
安定した室温が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明の一実施例を示し、第1図は
本発明に係る車両用空気調和装置の全体を示す概略図、
第2図は空気調和装置の制御手順を示すフローチャー
ト、第3図はコンプレッサの制御手順を示すフローチャ
ートである。 4…内外気切換ドア、6…エバポレータ、14…コンプレ
ッサ、19…エバポレータ(EVA)温センサ、20…サーミ
スタ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外気導入モードと内気循環モードとを切換
    える空気導入切換手段を備え、外気温度に応じてコンプ
    レッサの作動を自動的に制御する車両用空気調和装置に
    おいて、外気温度が低く且つ自動制御モードによる空気
    調和制御時に、前記コンプレッサが不作動状態で且つ前
    記空気導入切換手段が内気循環モードに切換えられた状
    態において、前記空気調和装置のエバポレータの出口側
    温度が所定値以上のとき、前記コンプレッサを作動させ
    ることを特徴とする車両用空気調和装置。
  2. 【請求項2】外気導入モードと内気循環モードとを切換
    える空気導入切換手段を備え、外気温度に応じてコンプ
    レッサの作動を自動的に制御する車両用空気調和装置に
    おいて、外気温度が低く且つ自動制御モードによる空気
    調和制御時に、前記コンプレッサが不作動状態で且つ前
    記空気導入切換手段が内気循環モードに切換えられた状
    態において、前記空気調和装置が暖房モードにあり且つ
    前記空気調和装置のエバポレータの出口側温度が所定値
    以上のとき、前記コンプレッサを作動させることを特徴
    とする車両用空気調和装置。
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