JP2694224B2 - 電子機器ケース - Google Patents

電子機器ケース

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は電子機器において、内部に電子回路を収納
するようにしてある電子機器ケースに関する。
〔従来の技術〕
電子回路を収納するようにした凹状の本体とその本体
に被せ付けるようにした蓋体とから構成され、しかも蓋
体はその周囲に本体の周壁における上部部分の外周側に
位置するようにした垂れ片を周設状に備えるものがあ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
この従来の電子機器ケースでは、上記上部部分の外寸
と垂れ片の内寸とを等しく形成すると、本体に対する蓋
体の被せ付けが極めて困難となる為、一般には上記外寸
に比べ内寸をやや大きく形成している。しかしそのよう
にすると本体に蓋体を被せ付けた場合、本体の上部部分
の外周と蓋体における垂れ片の内周との間にはいずれか
の個所において隙間が生じる為、そこでのシールド性が
低下し易い問題点があった。
本発明は以上のような点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とすることは、本体に対する蓋体の被せ付けを極
めて簡易に行うことができ、しかも被せ付けた状態では
極めて高いシールド効果が得られるようにした電子機器
ケースを提供することである。
〔課題を解決する為の手段〕
上記目的を達成する為に、本願発明は前記請求の範囲
記載の通りの手段を講じたものであって、その作用は次
の通りである。
〔作用〕
本体に蓋体を被せ付けると蓋体における垂れ片の下端
は本体の周壁における上部部分の下端により押し広げら
れる。その結果上記垂れ片の下端は上部部分の下端にお
ける外周面に弾力的に圧接する。従って両者間の電気的
一体性が良好となり、高いシールド効果が発生される。
〔実施例〕
以下本願の実施例を示す図面について説明する。電子
機器の一例として例えばテレビ信号のような高周波信号
を増幅する増幅器を示す第1図について説明する。Aは
電子機器ケースを示し、本体1と、蓋体2とから構成さ
れている。先ず本体1について説明する。該本体1は平
面形状を角形の一例として図示される如き四角な形状に
形成してある。該本体1は周壁3と、その周壁3の下側
を塞ぐようそれと一体に形成されている底壁とによって
形成されており、内部には電子回路収納用の凹部4を備
えている。このような本体1は例えばアルミニウム或い
はアルミニウム合金をダイカスト手段によって成形して
形成される。尚上記凹部4は周壁3及び底壁と一体形成
の仕切壁5によって二つに仕切られており、各々には電
子回路(例えば電源回路)6と、電子回路(例えば高周
波増幅回路)7とが収納されている。尚各電子回路6,7
はいずれも一例として回路基板8に種々の電子部品9を
取付けて構成してあり、回路基板8は止付ねじ10でもっ
て本体1における底板に備えさせた取付用の座に対して
固定してある。尚11,12は周壁3に取付けた入力端子及
び出力端子で、例えば夫々F形接栓が用いられ、各々は
上記電子回路7に接続してある。又13は周壁3と一体形
成の取付片で、該電子機器を壁面取付けする場合に利用
されるものであり、該電子機器が卓上用のみとして用い
られる場合には、該取付片13は一般に省略される。
次に図面第2図乃至第7図に基づき上記周壁3につい
て詳細に説明する。16は周壁における下部部分、17は上
部部分を示す。上部部分17は第7図に明示される如くそ
の外周面18が斜面に形成されて、全体として先細り状に
形成してある。該上部部分17の下端17aの厚みは下部部
分16の厚みよりも薄く形成されて、下端17aの外周側に
段部19が形成してある。該段部19の高さH1は後述の垂れ
片の厚みと等しくしてある。21は周壁3の角部となる個
所において備えられている膨出部で、第3図に示される
外周面18からの高さH2は後述の垂れ片の厚みと等しく形
成してあり、又第5図に示される長さL3は後述の垂れ片
における切れ目の長さと等しく形成してある。上記膨出
部21は第3、6図に明示されるように上部部分17の上面
17cよりも上方に突出する張出部22を有している。この
張出部22の高さH3は蓋体2における後述の本体部の厚み
と等しく形成してある。次に第1〜3、5、6図に示さ
れる符号24は周壁3の内側においてそれと一体に形成さ
れている蓋体用の取付座を示し、ねじ孔25が穿設してあ
る。
次に上記蓋体2について説明する。該蓋体2は上記本
体1における凹部4の開口部を覆い尽くすに充分な大き
さの板状の本体部27と、その四周に連結されている垂れ
片28とにより構成してある。このような蓋体2は例えば
アルミニウム或いは鉄等の板状材料(厚みは例えば1.5m
m)をプレス手段により打ち抜き、成形することによっ
て形成される。第7図に示されるように上記垂れ片28の
下端28aにおける内寸L0(四周に設けられている垂れ片
の相互に対向する位置関係にある部分相互において、そ
れらの下端における内縁相互間の寸法)は、上記周壁3
の上部部分17の上端17bにおける外寸L1よりも大きく、
かつ下端17aの外寸L2よりも小さく形成してある。又垂
れ片28の元部の内寸L4は上記外寸L1と等しく形成してあ
る。尚該垂れ片28の高さは例えば9.3mmである。上記垂
れ片28は又、第1、2図に示されるように蓋体2の各角
部において形成されている切れ目29により符号281〜284
で示されるように複数に分断されている。30は切れ目29
の内本体27の角部に形成された欠如部を示す。尚31は本
体部27の縁部に設けられた止付用の透孔、32は止付ねじ
棒を夫々示す。
次に上記電子機器の組立てを説明する。まず開放状態
の凹部4に電子回路6,7を収納し、ねじ棒10でもって固
定する。次に蓋体2を本体1に被せ付ける。次に止付ね
じ棒32を透孔31に挿通し、止付用のねじ孔25に螺合さ
せ、そのねじ棒32でもって蓋体2を本体1に締着する。
これにより電子機器が完成する。
上記蓋体2の被せ付け及びそれに続く止付ねじ棒32の
締付けの場合、上記内寸L0が上述の如き寸法に形成して
ある為、上記被せ付けの過程においては第7図(A)に
示される状態から(B)に示される如く下端28aの内縁
が外周面18に当接する。この状態において、上記の如く
止付ねじ棒32をねじ孔25に螺合させて螺進させていく
と、蓋体2は本体1に向けてそのねじ棒32によって押し
進められる為、第7図(C)に示される如く上記下端28
aの内縁は上部部分17の下端17aまで至る。この場合、垂
れ片28は外周面18によって押し広げられた状態となる
為、下端28aの内縁は下端17aにおける外周面18に弾力的
に圧接する状態となる。この場合垂れ片28は角部が切れ
目29で切れている為、各部分の垂れ片例えば281は上記
の弾接に関して隣の垂れ片282,284の干渉を受けない。
従って垂れ片281は、その中間部28c或いは両縁部28d,28
d等の場所に拘わらずその全域が上記外周面18に弾接す
る。これにより周壁3の上部部分17と垂れ片28とは電気
的に完全一体化し、ケース内部のシールド性、特に高周
波のシールド性が極めて良好となる。又垂れ片28におけ
る元部の内寸L4が前述のような寸法に形成されている
為、第7図(C)に示されるように垂れ片28が上部部分
17の外周側に重合状に位置した状態では、垂れ片28の内
面はその上から下までの全体が上部部分17の外周面18に
接触する状態となる。この点においても上記シールド性
がより良好となる。
上記のようにして蓋体2の被せ付け並びにねじ棒32の
締付を終えた状態においては、膨出部21が切れ目29に位
置してそこを補完している。従って垂れ片28の外周面と
膨出部21の外周面とは面一の状態となってその外観は極
めて良好なものとなっており、又そこに手を触れた場合
においても手の指が垂れ片281〜284における切れ目29側
の端に引っ掛かったりすることが無く手触りは良好であ
る。又上記の状態では張出部22が欠如部30に位置して本
体部27における角部の周囲を包囲している。従って上記
指が本体部27の角に引っ掛かることも防止される。
尚上記切れ目29は各垂れ片281〜284における夫々の中
間部にも形成し、膨出部21も対応する場所に形成しても
よい。
次に第8図は本願の異なる実施例を示すもので、蓋体
の垂れ片をその元部における内寸が下端における内寸と
等しくなるように形成した例を示すものである。このよ
うにした場合も、蓋体2を本体1に被せ付け終えた状態
においては(C)に示されるように、垂れ片28における
下端28aの内縁は上部部分17における下端17aの外周面18
に弾力的に圧接し、高周波のシールド機能は前実施例の
場合と同様に良好なものとなる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明にあっては、凹部4に電子回路7
を収納し蓋体2を被せた場合、電子回路7はその周りを
包囲された状態となって、良好なシールド状態となる特
長があるは勿論のこと、 上記のように蓋体2を被せ付ける場合、蓋体2におけ
る垂れ片28の下端28aの内寸L0が本体1における周壁3
の上部部分17の上端17bの外寸L1より大きいから、すう
っと容易に被せ付けられる作業上の効果がある。
しかそのように簡易に被せ付け得るものでも、上記上
部部分17はその元の方が太くなっているから、蓋体2の
被せ付け状態では垂れ片28の下端28aの内周を上記上部
部分17の下端17aの外周面18に弾接させることができ、
本体1と蓋体2との電気的一体性を良好ならしめて上記
シールド効果を高め得る有用性がある。
その上該被せ付け状態では、四周の垂れ片28は各角部
において切れ目29により分断されているから、分断され
た各垂れ片281〜284の各々は、その中間部28cもまた両
縁近くの部分28d,28dもいずれも上記外周面18に一様に
弾接させることができ、その全域にわたって上記電気的
一体性を良くできて、上記シールド効果を極めて高いも
のにできる効果がある。
その上そのうような目的の為に上記の如く垂れ片28を
切れ目29によって分断したものであっても、蓋体2の被
せ付け状態では、膨出部21が切れ目29を補完し、外観を
良好にできる効果があると共に、利用者が該ケースを取
り扱う場合における手触りも良好ならしめ得る(手が切
れ目の角に引掛ったりすることを防止できる)効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は蓋体が被せ
付けられる前の状態を示す電子機器の斜視図、第2図及
び第3図は電子機器ケースの角部における本体と蓋体と
の関係を示す分解斜視図、第4図は蓋体が被せ付けられ
た状態での電子機器ケースの角部の状態を示す斜視図、
第5図はV−V線断面図、第6図はVI−VI線断面図、第
7図は蓋体を被せ付ける過程における本体の周壁と蓋体
の垂れ片との関係をVII−VII線位置において示す図、第
8図は異なる実施例を示す第7図と同様の図。 1……本体、2……蓋体、3……周壁、17……上部部
分、28……垂れ片、29…切れ目。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子回路収納用の凹部を有する角形の本体
    と、上記凹部の開口部に被せ付ける為の対応角形形状の
    蓋体とから成り、上記蓋体は、上記本体に対する被せ付
    け状態において上記本体の周壁における上部部分の外周
    側に重合状に位置するようにした垂れ片を四周に備えて
    いる電子機器ケースにおいて、上記周壁における上記上
    部部分は先細り状に形成されている一方、上記垂れ片の
    下端の内寸は、上記上部部分の上端の外寸より大きく、
    かつ被せ付け状態において上記上部部分の下端の外周面
    に弾接するよう上記上部部分の下端の外寸より小さく形
    成してあり、さらに、上記四周の垂れ片は、少なくとも
    各角部において形成されている切れ目により分断されて
    いる一方、上記周壁における上記上部部分には、上記本
    体に対する蓋体の被せ付け状態において上記切れ目を補
    完する為の膨出部が備えられていることを特徴とする電
    子機器ケース。
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