JP2802659B2 - 高周波機器 - Google Patents

高周波機器

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JP2802659B2
JP2802659B2 JP1327043A JP32704389A JP2802659B2 JP 2802659 B2 JP2802659 B2 JP 2802659B2 JP 1327043 A JP1327043 A JP 1327043A JP 32704389 A JP32704389 A JP 32704389A JP 2802659 B2 JP2802659 B2 JP 2802659B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はテレビVHFやUHF信号、あるいはSHF信号を取
り扱う高周波機器に関し、更に詳しくは、自体のケース
内部とケースの外部とを電磁気的にシールドできる様に
した高周波機器に関する。
(従来の技術) 従来からこの種の高周波機器のケースは、夫々導電性
の材料により成るケース本体と蓋体とから構成されてい
る。そしてケース本体内部には増幅回路や分配回路等の
回路基板が取付けられ、ケース本体の開口部は蓋体によ
り閉じられる。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来の高周波機器は、ケース本体の開口部に蓋体
を取付ける場合、蓋体と本体との電気的導通を良くして
ケース本体内部の回路とケース外部とを良好にシールド
する為、ケース本体の開口部を一旦金属製のメッシュや
柔軟性のある薄い銅板等で覆った後、その上から蓋体を
被せている。しかしこの様な従来の高周波機器は、蓋体
とケース本体とが多接点で接触するから上記のシールド
が良好に得られる反面、メッシュでケース本体の開口部
を覆う作業が大変困難で、蓋体をケース本体に取付ける
迄に時間がかかり過ぎるという組立て能率上の問題があ
る。
本発明は上記従来の問題点を解決すべくなされたもの
で、蓋体とケース本体とが蓋体の全周縁で面接触する為
ケース内部の回路をケース外部と良好にシールドでき、
しかもケースの組立ても簡単に行える優れた高周波機器
を提供することを目的とする。
(課題を解決する為の手段) 本願発明は上記目的を達成させる為に前記請求の範囲
記載の通りの手段を講じたものであって、その作用は次
の通りである。
(作用) ケース本体の開口部周縁の装着部における係着壁と受
止壁には、蓋体を被せ着ける。蓋体の周縁部が上記のケ
ース本体の係着壁と受止壁の両方に圧接する。即ちケー
ス本体の装着部と蓋体の周縁部とが面的に接触する。従
ってケース本体の内部に収納されている回路基板とケー
ス外部とのシールドは良好である。
(実施例) 以下本願の実施例を示す図面について説明する。
第1図乃至第5図は高周波機器として例示するテレビ
共同受信用分配器を示すものである。1はケース本体
で、導電性の良い硬質の亜鉛合金等の金属をダイカスト
成形してつくられている。ブリネルかたさ(HB)は91で
ある。尚ケース本体1の材料としては亜鉛合金の他に第
1表に示す様な堅さのものが種々用いられる。2は蓋体
で、アルミニウム板等の導電性の良い軟質の金属板をプ
レス加工により打ち抜いて形成される。本例では厚さ1.
5mmで材質名1050−Oのアルミニウム板が用いてある
が、その他第2表に示された種々のものが利用できる。
3は回路基板で、プリント基板4に分配トランス等の電
子部品5を搭載してつくられている。
次にケース本体1について詳しく説明する。6は止付
片で、ケース本体1の両側壁から夫々突設させてある。
これら止付片6は夫々ケース本体1の成形時に同時に形
成されるもので、中央部にはねじ孔7が備えられてい
る。尚夫々のねじ孔7には木ネジ8が螺合させてあっ
て、分配器を板壁面等に固定する為に利用される。9は
アース片で、これらもケース本体1の両側壁から夫々突
設させてあり、ケース本体1の成形時に同時に形成され
ている。尚これらアース片9には、第3図に明示される
様にねじ孔10が設けられており、このねじ孔10に螺合さ
れた締付ねじ11でもって、透孔12から導入されたIV線等
の接地用導線13を締付け固定できる様になっている。次
に14は入力端子、15は出力端子で、夫々同軸接栓座が用
いられている。各端子14,15の外部導体16は、ケース本
体1の成形時に一体的に形成される。17はケース本体1
の開口部、18はケース本体1の底壁、19はこの底壁18か
ら突設された回路基板止付座を夫々示す。尚各回路基板
止付座19の先端部には、ケース本体1と回路基板3のア
ース導体とを半田付けにより接続および固定できる様
に、突片20が設けられている。次に21は蓋体2の接着部
で、開口部17の内周縁に設けられた段部35で形成されて
いる。装着部21において、22は係着壁、23は受止壁を夫
々示す。
次に蓋体2について説明すると、24は蓋体2の表面、
25は裏面を夫々示す。26は蓋体2の四周の周縁部であ
る。
次に上記構成の分配器の組立てについて説明する。
(イ)軟質の金属板をプレス加工により四角形に打抜き
形成した蓋体2を用意する。この蓋体2は周囲にバリが
突き出る面が表面24にされる。
(ロ)ダイカスト成形によりケース本体1を形成する。
この際底壁18、回路基板止付座19、係着壁22、受止壁23
も同時に形成される。
(ハ)ケース本体の各端子14,15の外部導体16をなす筒
体にタップを切り、雄ねじを形成する。また止付片6や
アース片9に穿設された透孔にタップを切り、ねじ孔7
やねじ孔10を形成する。
(ニ)ケース本体1の各外部導体16の内側に、端子の中
心導体27を保持する絶縁体28を、ケース本体1の内側か
ら夫々嵌入する。
(ホ)プリント基板4に分配トランス等の電子部品5を
組付け、回路基板3を完成する。尚この(ホ)の工程
は、(ニ)の工程の後とは限らず、前もって行っておい
てもよい。
(ヘ)回路基板3を、開口部17の側からケース本体1に
組付け、回路基板止付座19の突片20を利用して半田付け
固定する。また入力端子14や出力端子15の各中心導体27
と回路基板3とを半田付け等により接続する。
(ト)蓋体2をケース本体1の開口部17の周縁に設けら
れた装着部21に装着する。この場合、先ず第5図(A)
に示す様に、図示外の下型の上にのせられたケース本体
1の開口部17に蓋体2をのせる。図から明らかな様に、
係着壁22の開放端側に設けられたテーパー部29に蓋体2
がのった状態になる。次に上型30で上方から蓋体2を下
方のケース本体1の側へ押し進める。すると第5図
(B)に示す様に、蓋体2の周縁部26の裏面25が受止壁
23の突出部31に接触する状態になる。そして第5図
(B)の状態から更に上型30を下方へ押し進めると、立
壁36が開口部17の開口面に垂直に設けられていることに
より、蓋体2の裏面25に突出部31がくい込むと共に軟質
の蓋体2の周縁部26が受止壁23の斜面に沿って第5図
(C)のX方向に進み、蓋体2の端部32が係着壁22に圧
接する。この蓋体2の係着壁22と受止壁23への圧接は、
蓋体2が軟質である為ケース本体1の開口部17の全周縁
において起こる。そして上型30を第5図(C)の二点鎖
線の位置に戻しても蓋体2は装着部21に嵌まり込んでケ
ース本体1から抜けなくなる。37は凹み部を示す。
(チ)最後に木ネジ8や締付ねじ11を取付け分配器は完
成する。
尚第5図(A)に表される各寸法を示すと、受止壁23
の幅W1は1.05mm、突出部31の高さH1は0.8mm、係着壁22
の高さH2は2.1mm、上型30の幅W2は2.0mmである。
上記の様にして組立てられた分配器は蓋体2の周縁部
26がケース本体1の係着壁22にも受止壁23にも完全に面
接触することになる。このことはケース本体1の内部に
収納された回路と外部とを広帯域の周波数にわたり良好
にシールドできることを意味する。ちなみに本分配器の
場合、シールドの効果を表す信号漏洩特性でいう損失
が、90〜770MHzの周波数帯域にわたって130dB以上とい
う良い結果が得られた。
次に第6図は蓋体2をケース本体1に取付ける際に使
用される上型の異なる例を示すものである。尚前図と同
一あるいは均等機能のものには同一の符号にアルファベ
ットのeを付して示し重複する説明は省略する(また以
下も同様の考えで、異なる例にはアルファベットのfを
付して示す)。本例の場合の上型30eを用いると、蓋体
2とケース本体1との電気的および機械的接続をより密
接にすることができる。
次に第7図は高周波機器として例示するBSコンバータ
を示すものである。この例では装着部がケース本体1fの
両面に設けられ、夫々に同じ形状の蓋体2fが装着され
る。33は一次放射器が接続されるフランジ、34は信号入
力用の導波管を示す。
(発明の効果) 以上のように本願にあっては、軟質の蓋体に対しケー
ス本体の装着部に設けられた係着壁と受止壁が面接触し
ているから、テレビVHFやUHF信号、更にSHF信号等の高
周波を取り扱う高周波機器であっても、ケース本体内の
高周波回路とケース外部とを良好にシールドできるとい
う特長がある。
しかもその様にシールド特性が良好なものであって
も、そのシールドの為にケース本体と蓋体以外の別の部
材を用意する必要が無いので安価に提供できるという効
果もある。
更に機器の組立てにあっては、ケース本体の開口部周
縁の装着部に蓋体を圧入して装着させるだけの簡単なも
のであるから、量産性に富み、これも安価な高周波機器
が提供できることを意味している。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例に関するもので、第1図は高周波機
器として例示する分配器の正面図、第2図は第4図にお
いて蓋体を組付けた状態のII−II線部分断面図、第3図
は第1図のIII−III線部分断面図、第4図は分配器の分
解斜視図、第5図(A),(B),(C)は蓋体をケー
ス本体に取付ける工程を示す断面図、第6図は上型の異
なる例を示す図、第7図は高周波機器として例示するBS
コンバータの分解斜視図。 1……ケース本体、2……蓋体、3……回路基板、17…
…開口部、21……装着部、22……係着壁、23……受止
壁、24……表面、25……裏面、26……周縁部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性が良く硬質の金属で形成されていて
    開口部を有するケース本体と、このケース本体の上記開
    口部周縁に設けられた装着部に装着されるべく、導電性
    が良く前記ケース本体より軟質の金属で形成された蓋体
    とを備え、しかも上記ケース本体の装着部は、上記開口
    部内周縁に周設した段部で構成され、蓋体の周縁部が前
    記段部の立ち上がり状の受止壁と、その周囲に形成され
    た受止め部となる係着壁との両方に機械的に圧接されて
    装着され、電気的にも両者が接続されていることを特徴
    とする高周波機器。
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