JP2711307B2 - 電子機器ケース - Google Patents

電子機器ケース

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JP2711307B2
JP2711307B2 JP5659489A JP5659489A JP2711307B2 JP 2711307 B2 JP2711307 B2 JP 2711307B2 JP 5659489 A JP5659489 A JP 5659489A JP 5659489 A JP5659489 A JP 5659489A JP 2711307 B2 JP2711307 B2 JP 2711307B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は内部に電子回路が収納される電子機器ケー
スに関する。
〔従来の技術〕
この種のケースは、例えば筒状の外ケースとその内部
に差し込むようにしたシールドケースとから成り、シー
ルドケースは、基枠とそれに被せ付けるようにしたシー
ルド蓋とから構成される。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のようなケースでは、その組立の場合においてシ
ールドケースを外ケース内に差し込んだだけでは、外ケ
ースを手で持ったりしたときにシールドケースが抜け落
ちてしまったりする為、その取扱が不便であるという問
題点があった。
本発明は以上のような点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、外ケースに対しシールドケース
を差し込んだだけで前者に対し後者を仮固定することが
できて、その取扱が非常に簡便となるようにした電子機
器ケースを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成する為に、本願発明は前記請求の範囲
記載の通りの手段を講じたものであって、その作用は次
の通りである。
〔作用〕
組立の場合、基枠内に電子回路を納める。次に基枠に
シールド蓋を被せる。そして基枠にシールド蓋が被せら
れたシールドケースを、外ケース内に差し込む。その差
込状態では、シールド蓋の突片が外ケースの側壁の内面
に弾接し、外ケースに対しシールドケースは仮固定状態
となる。
〔実施例〕
以下本願の実施例を示す図面について説明する。図面
には高周波電子機器の一例としてBSコンバータが示され
る。このBSコンバータは導電材製例えばアルミダイカス
ト成形品の筒状の外ケース1と、その内部に納めるシー
ルドケース2とを有する。以下上記シールドケース2に
ついて説明する。3は基枠で、導電材例えばアルミダイ
カスト成形品をもって構成されている。この基枠3は第
3図に明示される如く夫々外ケース1の側壁の内面と対
向する側に開口する二つの電子回路収納用凹部3a,3aを
有している。尚その凹部3aは一方が設けられているだけ
のものであってもよい。第4図に示す4は該基枠3に備
えさせた一次放射器連結用のフランジで、信号導入部と
して示す導波管5を備える。6は基枠3の凹部内に収納
した電子回路を示し、回路基板(例えばプリント基板)
6aに種々の電子部品6bを装着して構成してある。該電子
回路6の内、例えば6cは高周波増幅及び周波数変換回
路、6dは局部発振器、6eは中間周波増幅回路である。7
は基枠3に取付けた出力部として示す接栓座である。次
に8はシールドケース2におけるシールド蓋を示し、導
電性が良く且つ弾力性の良好な金属板例えば0.2mm厚の
錫メッキ鉄板(他に燐青銅版でもよい)をプレス加工し
て形成されている。該シールド蓋8における主体部8a
は、上記基枠3における凹部3aの開口部を閉着するに充
分な大きさに形成してあり、第1図及び第4図に示され
る如く中間部においてへの字状に屈曲させてある。9,9
はシールド蓋8における一方の相対する縁部に備えられ
た弾接片で、上記凹部の開口縁3bにおける一方の相対向
する側壁3b′,3b′の外面3c,3cに弾接させる為のもので
あり、充分なばね効果が得られるよう第3図に示される
ような断面形状に形成してある。またこの弾接片9は短
かい幅寸法のものが相互に間隔を隔てて多数備えてある
が、それに代えて、長寸法のものを第1図にイ、ロで示
す各々の部分に備えてもよい。10,10はシールド蓋8に
おける他方の相対する縁部に備えられた接触片で、上記
開口縁3bにおける他方の相対向する側壁3b″,3b″の内
面3d,3dに接触させる為のものである。これらの接触片
相互間の距離は、上記シールド蓋8の主体部8aがへの字
状に屈曲されることによって、上記内面3d,3d相互間の
距離よりも小さくしてある。11はシールド蓋8における
外面の中間部に備えられた突片で、主体部8aの一部を図
示の如く切り起こして形成してあり、その上面が外ケー
ス1の内面に押圧される被押部11aとなっている。該突
片11は両端が主体部8aと連結しておって、耐押圧強度が
高く(座屈し難いように)なっている。該突片11は充分
に小さく形成(例えば幅が1.8mmで長さが9mm)されて、
その切り起こしによる孔を通して高周波の実質的な漏洩
が少なくなるようにしてある。該突片11の高さは、外ケ
ース1内に基枠3を挿入した状態における外ケース1の
内面1bと基枠3との間の隙間に対応する寸法よりも僅か
に大きく形成されて、被押部11aの高さが後述の如き作
用を得るに充分な高さとなるようにしてある。尚第1図
に示される符号13は外ケース1に対してシールドケース
2の基枠3を固定する為の止具を示し、例えば図示され
る如きねじ棒が用いられる。14は止具13に装着した防水
パッキンである。
次に上記構成の電子機器の組立てについて説明する。
先ず基枠3の凹部3a内に周知の如く電子回路6を装着す
る。次に第4図に示される如く、その凹部3aの開口部に
シールド蓋8を被せ付ける。この場合、両接触片10,10
相互間の距離が側壁3b″,3b″の内面3d,3d相互間の距離
よりも小さくなっている為、両接触片10,10はそれら内
面3d,3d相互の間に容易に位置する。上記のような作業
によって基枠3における両凹部3a,3aの開口部を夫々シ
ールド蓋8で閉じてシールドケース2が完成されたなら
ば、そのシールドケース2を外ケース1内にその開口部
1aから差し込む。その差込過程では、第5図に示される
如く、突片11が外ケース1における開口部の縁部1cに当
接する。しかしその縁部1cは図示の如く斜面に形成して
ある為、上記突片11は容易にそこを通って外ケース1の
内部に向けて進入する。そしてシールドケース2を更に
深部まで進めていくと、外ケース1の側壁の内面1bはテ
ーパー状に形成してある為、突片11が次第に上記内面1b
によって押され、シールドケース2を所定の位置まで挿
入した状態では、シールド蓋8の周縁の内面が、基枠3
における凹部3aの周壁の端面に圧接し、かつ突片11は外
ケース1の内面1bに弾接した状態となる。この状態で
は、シールドケース2は外ケース1に対し仮固定状態と
なる為、第6図の如く外ケース1を手で掴んで持ち上げ
ても外ケース1からシールドケース2が抜け落ちること
はなく、従ってその取扱は容易である。上記のようにし
てシールドケース2を外ケース1内に差込んだならば、
シールドケース2を止具13でもって外ケース1と固定す
る。これでもってBSコンバータの組立てが完了する。
上記のようにして組み立てられた状態では、突片11の
被押部11aが外ケース1の内面1bに押圧されて、主体部8
aは平坦な状態に伸びている。この為、第3図の如く両
縁部近くの内面が側壁3b′の端面に接触してそこでの電
気的導通が良好となり、また第2図の如く両接触片10,1
0は側壁3b″,3b″の内面3d,3dに夫々圧接してそこでの
電気的導通が良好となる。また当然のことながら、多数
の弾接片9は側壁3b′の外面3cに夫々の弾力性をもって
圧接し、両者間には良好な電気的導通状態となる。これ
らのことにより、基枠3とシールド蓋8とは高周波的に
完全に一体化し、内部の電子回路6は極めて良好なシー
ルド状態となる。それのみならず、突片11が外ケース1
の内面1bに弾接している為、シールド蓋8はその中間部
が外ケース1と良好な電気的導通状態となり、両者の高
周波的な一体化が良好となる。この点においても上記電
子回路6の高周波的なシールド状態はより良好となる。
次に第7〜9図は夫々シールド蓋の異なる実施例を示
すもので、シールド蓋8eの中間部における突片11eの配
設位置及びその数の異なる例を示すものである。
なお、機能上前図のものと同一又は均等構成と考えら
れる部分には、前図と同一の符号にアルファベットのe
を付して重複する説明を省略した。(又次図のものにお
いても同じ考えてアルファベットのfを付して重複する
説明を省略する。) 次に第10図は外ケース1fに対するシールドケース2fの
固定手段の異なる例を示すもので、出力端子としての接
栓7fに螺着するナット17を、外ケース1fに対するシール
ドケース2fの止具として用いて上記固定を行うようにし
た例を示すものである。
〔発明の効果〕
以上のように本発明にあっては、基枠3の凹部3aに電
子回路6を収納し、その凹部の開口部にシールド蓋8を
被せた状態では、上記電子回路6はその全周囲を基枠3
及びシールド蓋8で囲まれて、良好なシールド状態とな
る特長がある。
しかも上記のようにして基枠3にシールド蓋8を被せ
たシールドケース2を外ケース1内に差し込んだ場合、
シールド蓋8に備わっている突片11が外ケース1におけ
る側壁の内面1bに弾接するから、上記のように差し込ん
だだけで外ケース1に対してシールドケース2を仮止め
できる特長がある。このことは、その後の作業を行う場
合に、外ケース1だけを掴んで簡便に取り扱うことを可
能にできる効果がある。
その上上記の如くシールドケース2を外ケース1内に
差し込んだ状態では、上記の如く外ケース1の内面1bに
突片11が弾接していることによって、シールド蓋8はそ
の中間部において外ケース1と電気的に接続した状態と
なり、収納された電子回路6の高周波に対するシールド
状態が極めて良好となる効果もある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は電子機器の
分解斜視図、第2図は同一部破断側面図、第3図はIII
−III線断面図、第4図はシールド蓋を被せ付ける状態
を示す断面図、第5図はシールドケースを外ケース内に
差し込む途中の状態を示す縦断面図、第6図は組立途中
において外ケースを手で持った状態を示す一部破断図、
第7、8、9図は夫々シールド蓋の異なる実施例を示す
斜視図、第10図は外ケースに対するシールドケースの固
定手段の異なる例を示す部分図。 1……外ケース、2……シールドケース、3……基枠、
8……シールド蓋、11……突片。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シールドケースを受け入れる為の開口部を
    有する導電材製の筒状の外ケースと、その外ケースの中
    に収めるようにしたシールドケースとから成り、上記シ
    ールドケースは、上記外ケース内に差し込まれたときに
    外ケースにおける側壁の内面と対向する状態となる側に
    開口する電子回路収納用凹部を備えている導電材製の基
    枠と、上記基枠における凹部の開口部を閉着する為のシ
    ールド蓋とから成る電子機器ケースにおいて、上記シー
    ルド蓋における外面の中間部には、導電性と弾力性とを
    有する材料で形成され、かつ、上記凹部の開口部に対す
    る閉着状態で上記外ケース内に差し込まれたときに外ケ
    ースにおける側壁の内面に弾接可能な高さの突片を備え
    ている電子機器ケース。
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