JP2002158479A - 電子機器の筐体構造 - Google Patents

電子機器の筐体構造

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JP2002158479A
JP2002158479A JP2000350462A JP2000350462A JP2002158479A JP 2002158479 A JP2002158479 A JP 2002158479A JP 2000350462 A JP2000350462 A JP 2000350462A JP 2000350462 A JP2000350462 A JP 2000350462A JP 2002158479 A JP2002158479 A JP 2002158479A
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JP
Japan
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housing
cylindrical case
frame
electronic device
housing structure
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Application number
JP2000350462A
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English (en)
Inventor
Taisuke Saito
泰典 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iwatsu Electric Co Ltd
Original Assignee
Iwatsu Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的安価に外部電界や外部磁界から内部回
路をシールドできる筐体構造を得るにある。 【解決手段】 電子機器の前面及び背面を覆う金属板の
正面パネル部及び背面パネル部を有する筐体フレーム3
の周囲を、前後を解放した金属製の筒形ケース5で覆う
電子機器の筐体構造において、筐体フレーム3の外側に
向かって突起する導通突起2A,2B,4A,4Bを筒
形ケース3の一部に一体成形し、同導通突起2A,2
B,4A,4Bを前記筒形ケース3の内面に圧接するこ
とにより筐体内部の電気的シールドを行う電子機器の筐
体構造

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器の筐体構造
に関し、特に、電子機器内外を磁気的及び/または静電
的に隔絶できる筐体構造に関する。
【0002】
【背景技術】周知のように、例えば図4に示すような測
定カウンタなどの電子機器の筐体においては、内部回路
を組み込む筐体フレームAの外囲を筒形ケースBで包囲
することにより外部磁界や外部電界をシールドする。即
ち、図4の電子機器筐体の筐体フレームAは前面及び後
面を覆う金属製正面パネル部a1 及び背面パネル部a2
、これらの正面パネル部a1 と背面パネル部a2 の間
を結合する一対の接手フレームa3 及びシャーシa4 か
らなるもので、この筐体フレームAの外側は角筒状に金
属板から曲げ加工される筒形ケースBで覆われる。
【0003】したがって、筐体フレームAに組み込まれ
る内部回路は、筒形ケースD並びに、筒形ケースBの前
面及び後面にそれぞれ位置される正面パネル部a1 及び
背面パネル部a2 により外部磁界や外部電界から遮蔽さ
れることになるが、筐体内部の完全な電気的密閉状態を
得るには、図5に示すように、正面パネル部a1 の後面
周囲に環状溝Cを形成し、同環状溝C中に、ネオプレン
やシリコーンの芯材にワイヤメッシュをオーバコートし
たシールド材Dを位置し、このシールド材Dに筒形ケー
スBの先端面を突き当てることにより、筒形ケースBと
正面パネル部a1 の間の完全な導通関係を得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、このよう
な従来の電子機器の筐体構造では、完全なシールド性を
得るために高価なシールド材Dを用いる必要があり、正
面パネル部a1 と筒形ケースBの前部との間を複数の組
立ねじEで結合しなければならず、組立工程がやっかい
で、製品原価が高くなる問題があった。
【0005】本発明の目的は、以上に述べたような従来
の電子機器筐体の問題に鑑み、比較的安価に外部電界や
外部磁界から内部回路をシールドできる構造を得るにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、電子機器の前面及び背面を覆う金属板の
正面パネル部及び背面パネル部を有する筐体フレームの
周囲を、前後を解放した金属製の筒形ケースで覆う電子
機器の筐体構造において、筐体フレームの外側に向かっ
て突起する導通突起を筒形ケースの一部に一体成形し、
同導通突起を前記筒形ケースの内面に圧接することによ
り筐体内部の電気的シールドを行う電子機器の筐体構造
を提案するものである。
【0007】後述する本発明の好ましい実施例の説明に
おいては、 1)前記導通突起は、筐体フレームの構成部品の側縁から
突出状態に成形された少なくともひとつの圧接突起であ
り、同圧接突起の先端面が前記筒形ケースの内面に突き
当てられる構造、 2)前記導通突起は、筐体フレームの構成部品に形成され
る”コ”字状切込により形成される少なくともひとつの
切起し突起であり、同切起し突起の先端側面が前記筒形
ケースの内面に圧接される構造が説明される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1から図3について測定
カウンタに施した本発明の実施例の詳細を説明する。図
示実施例による測定カウンタは、多数の切換スイッチや
液晶表示器などを配列する樹脂フロントパネル1に固定
された筐体フレーム3と、この筐体フレーム3の外囲を
覆う金属製筒形ケース5とを備え、前後を開放された同
筒形ケース5の背面フランジ51に薄い背面板6を固定
したものである。
【0009】金属板で曲げ加工される筐体フレーム3
は、”コ”字状に曲げ加工されるフレーム本体31と、
前記樹脂フロントパネル1の後面側を覆った状態で前記
フレーム本体31の一対の側面フレーム部3a,3bの
先端に固定される正面パネル32とから構成してある。
即ち、深皿状に成形される樹脂フロントパネル1の周壁
11には複数の取付ポスト12が突出成形され、これら
の取付ポスト12には筐体フレーム3の前面側を覆う正
面パネル32が取付ねじ7により固定される。
【0010】そして、前記正面パネル32の周囲には周
囲壁3cが直角に切り起こされ、同周囲壁3cの左右に
はフレーム本体31の側面フレーム部3a,3bが接手
ねじ8を用いて固定されるが、筐体フレーム3の後面は
フレーム本体31の背面パネル部33で覆われた状態に
ある。また、フレーム本体31の背面パネル部33は、
筒形ケース5に組み立てられる際、前述した背面板6と
共に組立ねじ9を用いて筒形ケース5の背面フランジ5
1に固定されるから、故障修理などのメンテナンスの場
合、組立ねじ9を外すだけで筒形ケース5から筐体フレ
ーム3を抜き出すことができる。
【0011】筐体フレーム3と筒形ケース5の電気的導
通を図ってシールド効果を向上させるため、前記両側面
フレーム部3a,3bの上縁には不等辺台形の圧接突起
2A,2Bがそれぞれ上方に向かって突起されると共
に、これらの両側面フレーム部3a,3bの表面に、切
起し突起4A,4Bが外側に向かって突出された状態で
一体成形される。即ち、筐体フレーム3に対する筒形ケ
ース5の挿入時のガイドとなるように、後方側を緩斜面
とされた各圧接突起2A,2Bの上辺は、筐体フレーム
3に筒形ケース5が挿入される際、筒形ケース5の上側
内面に強く圧接されるから、同圧接突起2A,2Bを介
して筐体フレーム3と筒形ケース5が確実に導通状態に
おかれる。
【0012】また、両切起し突起4A,4Bは、フレー
ム本体31の打ち抜き時の”コ”字状切込6A,6Bに
より形成されるため、これらの切起し突起4A,4Bの
一体成形によって製造原価が割高となることはなく、筐
体フレーム3に対する筒形ケース5の挿入時に、切起し
突起4A,4B自体の弾性変形で筒形ケース5の側部内
面に強く圧接することになる。なお、図2及び図3の符
号”3d”は、プリント配線基板のための取付耳であ
る。
【0013】図示実施例による測定カウンタの筐体は、
以上に述べたような構造であるから、その組立状態で
は、それぞれ金属板で構成される正面パネル32、背面
パネル部33、筒形ケース5で周囲を包囲された状態に
なるが、筐体フレーム3の一部を構成する側面フレーム
部3a,3bは圧接突起2A,2B及び切起し突起4
A,4Bを介して筒形ケース5に確実に導通状態におか
れる。したがって、筐体内部の回路素子などは、互いに
導通状態におかれた正面パネル32、背面パネル部3
3、筒形ケース5で外部磁界や外部電界などから完全に
シールドされるから、外部磁界などの悪影響を排除でき
る。
【0014】また、本発明で用いる圧接突起2A,2B
及び切起し突起4A,4Bは、フレーム本体31の製造
工程で一体成形できるので、製造原価が割高となること
がなく、筐体フレーム3と筒形ケース5を組立てる場
合、これらの圧接突起2A,2B及び切起し突起4A,
4Bは自動的に筒形ケース5の内面に圧接状態におかれ
るため、組立・分解作業がやっかいになることもない。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、特別のシールド部材を使用することなく、筐
体フレームと筒形ケースの導通を図ってシールド効果を
向上できる。筐体フレームと筒形ケースの導通のための
圧接突起または切起し突起は、筐体フレームの成形工程
で簡単に筐体フレームに一体成形できるから、製造原価
が割安でシールド効果の高い筐体を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子機器の筐体構造の分解斜視図
である。
【図2】図1の2−2線に沿う同筐体構造の垂直方向拡
大断面図である。
【図3】図1の3−3線に沿う同筐体構造の水平方向拡
大断面図である。
【図4】従来の電子機器の筐体構造の分解斜視図であ
る。
【図5】同筐体構造の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 樹脂フロントパネル 2A,2B 圧接突起 3 筐体フレーム 4A,4B 切起し突起 5 筒形ケース 6A,6B ”コ”字状突起 9 組立ねじ 32 正面パネル 33 背面パネル部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器の前面及び背面を覆う金属板の
    正面パネル部及び背面パネル部を有する筐体フレームの
    周囲を、前後を解放した金属製の筒形ケースで覆う電子
    機器の筐体構造において、筐体フレームの外側に向かっ
    て突起する導通突起を筒形ケースの一部に一体成形し、
    同導通突起を前記筒形ケースの内面に圧接することによ
    り筐体内部の電気的シールドを行うことを特徴とする電
    子機器の筐体構造。
  2. 【請求項2】 前記導通突起は、筐体フレームの構成部
    品の側縁から突出状態に成形された少なくともひとつの
    圧接突起圧であり、同圧接突起の先端面が前記筒形ケー
    スの内面に突き当てられることを特徴とする請求項1記
    載の電子機器の筐体構造。
  3. 【請求項3】 前記導通突起は、筐体フレームの構成部
    品に形成される”コ”字状切込により形成される少なく
    ともひとつの切起し突起であり、同切起し突起の先端側
    面が前記筒形ケースの内面に圧接されることを特徴とす
    る請求項1記載の電子機器の筐体構造。
JP2000350462A 2000-11-17 2000-11-17 電子機器の筐体構造 Pending JP2002158479A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02237096A (ja) * 1989-03-09 1990-09-19 Maspro Denkoh Corp 電子機器ケース
JPH0415895U (ja) * 1990-05-31 1992-02-07
JPH09283191A (ja) * 1996-04-16 1997-10-31 Pfu Ltd Fg接続構造

Patent Citations (3)

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