JP3863352B2 - 電子機器筐体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器筐体に関し、特に高周波信号処理を行う電子機器の筐体としての使用に適し、高い電磁遮蔽効果を得られると同時に組立工数の削減にも寄与する電子機器筐体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、種々の電子機器において、その処理する信号のデジタル化及び高周波数化が進んでいる。これにともなって、その電子機器の信号処理回路から発生する電磁波によって周辺にある他の電子機器が誤動作を起こしたり、人体に影響を与える可能性といった問題、即ち、EMI(電磁妨害雑音)の問題を考慮することが必須となっている。
【0003】
こうした問題を解決するために、近年の電子機器では、その筐体に高い電磁遮蔽効果が求められている。図7は、従来の電子機器筐体の一例の分解斜視図である。ここでは電子機器筐体として、上面キャビネット板12、前面キャビネット板14、右面キャビネット板16、左面キャビネット板18、背面キャビネット板20及び底面キャビネット板22の6面で構成されるものを示し、ここでは特に上面キャビネット板12が取り外された状態を示す。以下の例では、上面キャビネット板12は着脱可能に固定されるので、他のキャビネット板と区別し、特にカバーとも呼ぶ。また、以下では、カバー12以外のキャビネット板を筐体の本体24と呼ぶ。キャビネット板には導電性の金属板が使用され、その結果として筐体全体が共通電位(接地)に維持されるように機能するものとして説明する。
【0004】
EMI対策のためには、キャビネット板とキャビネット板を固定するときに、これらの間に電磁気的な隙間が生じないように、これらの間の電気的接続を考慮する必要がある。しかしその一方で、この筐体を用いた電子機器の組立、修理等を考慮すると、少なくとも1つのキャビネット板が必要に応じて容易に筐体の本体から着脱できることが望ましい。
【0005】
図7では、カバー(上面キャビネット板)12を他のキャビネット板から離した状態を示している。このとき、右面キャビネット板16、左面キャビネット板18及び背面キャビネット板20には厚いキャビネット板が使用され、それぞれの側面がカバー12と接触するとともにねじ50等の複数のねじによって固定される(全てのねじは図示せず、一部省略)。これによってカバー12は、右面キャビネット板16、左面キャビネット板18及び背面キャビネット板20に対して電気的に接続される。また、前面キャビネット板14には導電性フランジ(つば)15があり、これとカバー12がねじ止めによりメカ的及び電気的に接続され、結果として前面キャビネット板14とカバー12は電気的に接続される。底面キャビネット板22もカバー12と同様に、ねじ止めによって前面キャビネット板14、右面キャビネット板16、左面キャビネット板18及び背面キャビネット板20に対して固定され、メカ的及び電気的に接続される。カバー12は、ねじをゆるめることで、必要に応じて本体24から取り外すことも可能である。なお、前面キャビネット板14の前面には、装飾とユーザーインターフェイスを兼ねるプラスチック製のパネル、表示パネル等を装着するための機構が設けられるが、簡単のため省略している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来より、カバー12(着脱可能に固定されるキャビネット板)を他のキャビネット板とメカ的及び電気的に接続する際には、ねじ止めが重要な役割を果たしている。ねじ止めを強力に行うことによって、カバー12の主面を他のキャビネット板夫々の側面に確実に面接触させて、電磁的な隙間がないようにする必要があるからである。
【0007】
そこで、右面キャビネット板16、左面キャビネット板18及び背面キャビネット板20に対するカバー12の面接触をより確実なものとするために、これらには厚いキャビネット板を使用している。即ち、キャビネット板が厚ければ、その側面の面積も広くなるのでカバー12との接触面積が広がり、それだけ確実な面接触を可能にするからである。しかし、厚いキャビネット板を使用すると、電磁遮蔽(シールド)効果は高くなるものの、筐体の重量が大きくなってしまうという問題がある。
【0008】
また、図7に示す従来例では、面接触を確実にするためには、ねじ止めの箇所を多めにして電気的な非接触部分を生じ難くする必要がある。即ち、ねじ止めの箇所が少ないと、ねじ止め箇所同士の間隔が長くなり、その間に電気的接触不良の箇所が発生しやすくなり、よって電磁的な隙間が発生しやすくなるからである。しかし、ねじ止め箇所が多くなると、それだけ電子機器の組立工程にそれだけ多くの作業時間が必要となるので、コスト増加要因となってしまう。
【0009】
そこで本発明は、こうした課題を解決しようとするもので、電磁遮蔽効果が高く、軽量で組立作業時間の削減にも効果的な電子機器筐体を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決する為の手段】
本発明による電子機器筐体においては、筐体の本体に対して固定されるカバーがその側縁にフランジを有し、これと本体の側面キャビネット板の内側に固定されるシールド・フレームとが係合することで、本体とカバーが電気的接触不良部分を発生することなく固定可能となる。このシールド・フレームは、本体の側面キャビネット板の内側に固定される固定部と、一端部にカバーと接触する接触部を有し、他端部が屈曲して固定部に接続され本体の側面キャビネット板と間隔を保って略並行に配置される並行部とで構成される。また、係合シャフトが、本体の側面キャビネット板から突出して側面キャビネット板と並行部間の間隔を横断して設けられる。このとき、カバーのフランジが係合シャフトと係合する係合部を有し、この係合部を係合シャフトと係合させることによりフランジの接触部がカバーに圧着される構造となっている。
【0011】
より具体的には、並行部の接触部に複数の切欠きを設けることにより、接触部がカバーと複数の点で点接触するようにすると良い。これによって、面接触よりもより確実な電気的接続が確保され、よって電磁遮蔽効果をより確実なものとすることができる。また、シールド・フレームの固定部及び並行部の接続部分と本体の側面キャビネット板の間にガスケットを配置し、カバーのフランジの一端をガスケットと接触させると更に良い。ガスケットは、周知のように細い糸状の金属を布のように編み込んで丸めたもので、その弾性によってフランジの先端を包み込むと同時に、本体側面キャビネット板、フランジ及びシールド・フレームを互いに電気的に更に確実に接続する。更にシールド・フレームの固定部及び並行部の接続部分と本体の側面キャビネット板の間に、カバーのフランジの一端を挿入させるようにしても良い。加えて、本体の両側面キャビネット板に夫々固定されたシールド・フレームの並行部の夫々の一端部の間に接続される横断フレームを更に設けるとともに、カバーにこの横断フレームと係合する係合部を設け、カバーと横断フレームを係合させるようにすると良い。これによって、筐体の両側面のキャビネット板の間が離れていても、カバーと側面キャビネット板の電気的接続をカバーの全体に渡って良好に保つことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面を参照しながら説明する。このとき、従来例と対応する要素には同じ符号を付している。尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。
【0013】
図1は、本発明による電子機器筐体の一実施形態を示す分解斜視図であって、本体24に対してカバー(着脱可能に固定されるキャビネット板)12を外した状態を示している。なお、説明の都合上、前面キャビネット板14の左側一部を破断させ、左面キャビネット板18の内側を見えるようにしている。
【0014】
カバー12は、その左右の縁(側縁)にフランジ30及び31を夫々有している。更に両フランジ30及び31は、後述する本体24の係合シャフトと係合する係合部(切欠き)を夫々有している。図1では、フランジ30に3つの係合部32A、32B及び32Cを設けた例を示す。本体24の両側面キャビネット板16及び18は、ここでは底面キャビネット板22とともに、1枚の金属板を屈曲させることにより形成されている。これによれば、両側面及び底面キャビネット板を別々の金属板から形成するよりも、これらのつなぎ目に隙間がなく、よって電気接続が確実になるという効果が得られる。なお、これは、従来と異なり、比較的薄い金属板を用いて構成できることから可能になることであって、厚い金属板を使用した場合では困難であることに注意されたい。右面キャビネット板16及び左面キャビネット板18の内側には、シールド・フレーム40及び41がそれぞれ固定される。また、右面キャビネット板16には、本体内側に向かって垂直に係合シャフト48が設けられる(後述)。ここでは、3つの係合シャフト48A、48B及び48Cを設けた例が示され、フランジ30の対応する係合部32A、32B及び32Cと夫々係合可能となっている。左面キャビネット板18についても同様に係合シャフトが設けられるが、左右対称であり右面キャビネット板16に関する説明と同様であるため、詳細は省略する。なお、各符号の添え字にあるアルファベットは、対応関係があることを示している。
【0015】
図2は、右面キャビネット板16、シールド・フレーム40、係合シャフト48等の関係を示す断面図である。ここでは、右面キャビネット板16に関連する部分について示すが、左面キャビネット板18に関連する部分についても同様である。斜線は、断面であることを示す。シールド・フレーム40は、その機能からいくつかの部分に区分される。固定部42は、右面キャビネット板16にシールド・フレーム40を固定する機能を有する。即ち、固定部42は、ねじ52及びナット54によって右面キャビネット板16に固定される。並行部44は、一端部にキャビネット板12と接触する接触部46を有し、他端部が固定部と段差を生じるように屈曲(段曲がり)して固定部42に接続される。並行部44は、好適には本体24の側面キャビネット板(ここでは右面キャビネット板16)と間隔を保ってほぼ並行に配置される。
【0016】
筐体の本体24の側面キャビネット(ここでは右面キャビネット板16)からは、係合シャフト48が本体内側に垂直に突出して右面キャビネット板16と並行部44間の間隔を横断している。好適には、シールド・フレーム40の係合シャフト48と対応する位置に開口50を設け、この開口50に係合シャフト48を通すと良い。カバー12を本体24に取り付ける際には、その係合部32を対応する係合シャフト48と係合させる。
【0017】
図3は、フランジ30の係合部32と、係合シャフト48の関係を示す拡大図である。係合部32は、好適にはフランジ30の所望の位置を切り出すことにより形成される。係合シャフト48は、矢印Yに示すように、係合部32の入り口321から係合部32の開口内部へと入り、係合部32のアーム322に下から支持される形で係合される。このときアーム322の弾性による上向きの力と、係合シャフト48の下向きの力がバランスした位置で係合することになる。なお、アーム322の弾性による上向きの力は、シールド・フレーム40の接触部46がカバー12を下から上に押し上げる力によって生じるものである。即ち、アーム322の係合シャフト48と係合する辺323からカバー12の下面までの距離と、辺323から接触部46の上面までの距離とでは、後者の距離が若干長く設計されており、金属製カバー12はその弾性によってその距離の差を埋める方向に力を働かせる。これにより、カバー12には底面の方向に押し下げられる力が働き、接触部46はカバー12の下面に圧着され、電気的に接続される。このとき、シールド・フレーム40は、ねじ52及びナット54の固定点を支点する板ばねとしても機能しており、これによって更に効果的に接触部46とカバー12を圧着されることになる。
【0018】
また、フランジ30の外側の面は、右面キャビネット板16の内側の面と接触し、ここにおいても電気的に接続される。このとき、これらの電気的接続は、カバー12のフランジ30のある辺のほぼ全てに渡っていることが重要な点である。これによって、カバー12のフランジ30のある辺と右面キャビネット板16との間について、隙間のない電磁遮蔽を実現する。加えて言えば、フランジ30の係合部分32及び係合シャフト48の係合によってもフランジ30(よってカバー12)と右面キャビネット板16は電気的に接続される。
【0019】
更に、シールド・フレームの固定部及び並行部の接続部分と本体の側面キャビネット板の間、言い換えるとシールド・フレームと側面キャビネット板の間の溝にガスケットを配置し、フランジの先端をこれと接触させるようにすると良い。ガスケット36は、周知のように細い糸状の金属を布のように編み込んで細く筒状に丸めたもので、その弾性によってフランジ30の先端を包み込むと同時に、右面キャビネット板16、フランジ30及びシールド・フレーム40を互いに電気的に接続する。
【0020】
図4は、右面キャビネット板16、フランジ30及びシールド・フレーム40の接続に関する応用例の一例を示す部分拡大図である。この例においては、フランジ30の先端がシールド・フレーム40の固定部42及び並行部44の接続部分と右面キャビネット板16で挟まれる部分に挿入されるようしている。これによれば、ガスケット36を使用することなく、フランジ30とシールド・フレーム40及び右面キャビネット板16が更に確実に電気的に接続される。シールド・フレーム40は、弾性を確保するためにはやや薄い金属を使用すると良い。
【0021】
アーム322の係合シャフト48と係合する辺323には、入り口321側から開口奥側に向かう方向に向かって下がるわずかな傾斜(図3においては右側から左側への右肩下がりの傾斜)を持たせると良い。これによって係合シャフト48は、係合部32の開口の奥へと誘導される。
【0022】
ユーザーがカバー12を本体24に装着するときには、図1の矢印D1及びD2で示すように、最初、カバー12を下向き(D1)に本体に対して挿入した後、前面キャビネット板14の方向(D2)に押し込むことで、フランジの係合部と係合シャフトを係合させる。なお、上述の説明において、フランジ30及び31を側縁(左右の縁)に設けるとしてきたが、ここで言う左右とはカバー12の押し込む矢印D2の方向を前方と定めたときのものである。別の見方によれば、必ずしも前面キャビネット板14のある方向を前、背面キャビネット板20のある方向を後ろとしたときの左右とは限らない。例えば、仮にカバー12を最後に押し込む方向D2が、左面キャビネット板16から右面キャビネット板18に向かう方向である場合ならば、カバー12の右側は前面キャビネット板14のある側となる。
【0023】
図5は、シールド・フレーム40の他の実施形態の一例を示す斜視図である。この実施形態では、シールド・フレーム40の接触部46に複数の切欠きを設けている。これにより、接触部46のカバー12との接触は、複数の点(フィンガー)で行われることになる(多点接触)。切欠きを設けることによって接触部の弾性は増加し、面同士で接触させている場合よりも複数の点での電気接触が確実に行われる。切欠き部分の間隔は、例えば2mm程度、切欠きを設けたことでできる複数のフィンガー部分の幅は例えば5mm程度である。このとき、筐体内部に配置される電子回路で処理される信号の周波数が1GHz程度であるとしても、その波長は30cm程度である。よって切欠き部分の間隔が2mm程度であっても電磁遮蔽効果は十分に得られ、むしろ電気接触が確実になる分だけ電磁遮蔽効果が高くなる。
【0024】
本発明の特徴の1つには、フランジ30及び31の係合部32及び33(係合部33は図示せず)と夫々対応する係合シャフトを係合させる構造としたことによって、カバー12を筐体本体24に対して固定するのに多数のねじを使用する必要がなくなることが挙げられる。図1では、2つのねじ50及び51を用いて2カ所で固定する例を示している。本発明においては、ねじによる固定はフランジと係合シャフトの係合を補完するもので、固定という本来の目的よりもむしろユーザーが不用意にカバーを外してしまうことを防げる程度の強度を確保すれば十分である。本発明によれば、このように従来よりも格段に少ないねじの個数でも、カバー12を本体に対して十分効果的に電気的接触不良なく固定させることができるようになる。また、ねじ数削減により、組立作業時間も削減されるので、製造コスト低減にもつながる。
【0025】
ところで、右面キャビネット板16及び左面キャビネット板18の間が離れていると、カバーの中央付近におけるグランドが不十分となることがある。そこで、こうした問題を解決すると同時に、筐体本体24のメカ的な強度の補強のために横断フレームを設ける。図1では、2つの横断フレーム60A及び60Bを設けた例を示し、また、横断フレーム60A及び60Bの設けられる位置に対応して、カバー12には係合接触部62A及び62Bが設けられている。横断フレーム60A及び60Bは、シールド・フレーム40及び41の並行部44及び45の夫々の一端部同士の間に接続される。具体的には、シールド・フレーム40及び41の並行部44及び45の夫々の一端部には横断フレーム接続用フランジ(図示せず)が設けられ、これに横断フレーム60A及び60Bがねじ止めされることで固定される。
【0026】
図6は、係合接触部62Aの図1に示す破線Xにおける断面図である。係合接触部62は、カバー12に切り込みを入れることで形成される。その接触フランジ64上には接触子66が設けられ、横断フレーム60の下面と接触することで電気的接触が実現される。接触子66は、薄い金属製で弾性があり、これによってカバー12と筐体本体24との電気的接触を更に確実なものにできる。
【0027】
前面キャビネット板には、カバー12との電気接触のための接触フランジ15が設けられる。また、カバー12の前縁には、接触フランジ15を下から挟み込む接触フランジ34が設けられ、カバー12の前縁と接触フランジ34の間に接触フランジ15が挿入する形でメカ的及び電気的接続が行われる。背面キャビネット板20には、カバー12との電気接触のための接触フランジ19が設けられる。また、更に良好な電気的接続を実現するため、金属製の接触子21を設けても良い。背面キャビネット板20は、カバー12を取り付ける前に本体24に取り付けておいても良い。しかし、カバー12を本体24に取り付けた状態で、必要に応じて背面キャビネット板20のみを着脱し、ねじ止めできる形態としても良い。
【0028】
以上、本発明の好適な実施形態に基いて説明したが、本発明は、上述の例のみに限定されるものではなく、本発明の要旨から逸脱することなく、種々の変形及び修正を加え得ることは当業者には明らかである。
【0029】
上述のように、本発明の電子機器筐体によれば、上面キャビネット板のフランジとシールド・フレームが係合する構造としたことで、ねじを多用することなく、上面キャビネット板及び筐体本体の確実な電気接触を実現し、電磁遮蔽効果を向上させている。よって、従来と比較し筐体本体24に厚いキャビネット板を使用しなくとも良いので、筐体の軽量化を図ることができる。また、少数のねじで組み立てられるために、組立作業の時間が削減され、製造コストの低減につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子機器筐体の上面キャビネット板を外した状態を示す斜視図である。
【図2】本発明による電子機器筐体の右面キャビネット板、シールド・フレーム、係合シャフト等の関係を示す断面図である。
【図3】本発明による電子機器筐体におけるフランジの係合部と係合シャフトの関係を示す拡大図である
【図4】右面キャビネット板、フランジ及びシールド・フレームの接続に関する応用例の一例を示す部分拡大図である。
【図5】本発明によるシールド・フレームの他の実施形態の一例を示す斜視図である。
【図6】本発明による電子機器筐体におけるフランジの係合部と、係合シャフトの関係を示す拡大図である
【図7】従来の電子機器筐体の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 電子機器筐体
12 上面キャビネット板
14 前面キャビネット板
15 前面キャビネット板の接触フランジ
16 右面キャビネット板
18 左面キャビネット板
19 背面キャビネット板の接触フランジ
20 背面キャビネット板
21 接触フランジの接触子
22 底面キャビネット板
24 筐体の本体
30 フランジ
32 係合部
321 入り口
322 係合部のアーム
323 アームの係合する辺
34 接触フランジ
36 ガスケット
40 シールド・フレーム
42 固定部
44 並行部
46 接触部
48 係合シャフト
50 開口
54 ナット
60 横断フレーム
62 係合接触部
64 接触フランジ
66 上面
D1 カバーの最初の挿入方向を示す矢印
D2 カバーの第2の挿入方向を示す矢印
X 破線
Y 矢印

Claims (5)

  1. 側縁にフランジを有し、筐体の本体に対して固定されるカバーと、
    上記本体の側面キャビネット板の内側に固定される固定部と、一端部に上記カバーと接触する接触部を有し、他端部が屈曲して上記固定部に接続され上記本体の上記側面キャビネット板と間隔を保って略並行に配置される並行部とを有するシールド・フレームと、
    上記本体の上記側面キャビネット板から突出して上記側面キャビネット板と上記並行部間の上記間隔を横断する係合シャフトとを具え、
    上記カバーの上記フランジが上記係合シャフトと係合する係合部を有し、該係合部を上記係合シャフトと係合させることにより上記フランジの上記接触部が上記カバーに圧着されることを特徴とする電子機器筐体。
  2. 上記フランジの上記接触部に複数の切欠きを設けることにより、上記接触部が上記カバーと複数の点で点接触することを特徴する請求項1記載の電子機器筐体。
  3. 上記シールド・フレームの上記固定部及び上記並行部の接続部分と上記本体の上記側面キャビネット板の間にガスケットを配置し、上記カバーの上記フランジの一端を上記ガスケットと接触させることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器筐体。
  4. 上記シールド・フレームの上記固定部及び上記並行部の接続部分と上記本体の上記側面キャビネット板の間に、上記カバーの上記フランジの一端を挿入させることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器筐体。
  5. 上記本体の両側面キャビネット板に夫々固定された上記シールド・フレームの上記並行部の夫々の上記一端部の間に接続される横断フレームを更に具え、
    上記カバーが上記横断フレームと係合する係合部を有し、上記カバーと上記横断フレームが係合することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電子機器筐体。
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