JP2018116983A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板にシールドケースを備える電子機器において、シールドケースの基板からの高さを低くして、電子機器の厚さを薄くする。【解決手段】基板1に実装された電子部品5の一部を囲むように基板1に立設された導電性のフレーム30と、導電性のフレーム30の開口部に被せられる薄い導電性のシート40と、導電性のシート40を導電性のフレーム30の外周面に固定する圧着部材50とを備えるシールドケースが設けられた電子機器10である。導電性のシート40は本体部41の外側に設けられた取付部42を備え、取付部42が導電性のフレーム30の外側に沿って折り曲げられて導電性のフレーム30に接し、導電性のシート40の上から環状の圧着部材50が導電性のフレーム30の外側に嵌め込まれることで、取付部42と導電性のフレーム30が電気接続する。【選択図】図4

Description

本出願は、電磁波のシールド構造を備える電子機器に関する。
従来、電子機器の回路基板に実装された部品からの電磁波の外部への放射の防止や、回路基板に実装された部品への外部からの電磁波による悪影響を防止するために、回路基板をシールドケースで覆うようにして、悪影響を防止することが行なわれている。このようなシールドケースは一般に、基板にハンダ付けされたシールド板金フレームに、シールド板金キャップを被せる構造である。これを図1から図3を用いて説明する。
図1(a)は、電子機器10の一例であるスマートフォン10の正面図である。スマートフォン10のフロントケース11には、液晶ディスプレイ12が設けられている。図1(b)は、図1(a)に示したスマートフォン10における基板1の位置を示す説明図であり、図1(c)は、図1(a)に示したスマートフォン10をフロントケース11とリアケース13に分解した時の基板1の位置を示している。
図2(a)は図1(c)に示した基板1の平面図である。基板1の上には複数の電子部品5が実装されており、一部の電子部品は電磁波による悪影響を防止するためのシールドケース2で覆われている。図2(b)は図2(a)に示した基板1に実装されたシールドケース2のシールド板金キャップを除去した状態の平面図である。ここで、図3を用いて比較技術のシールドケース2の構造を説明する。
図3(a)に示すように、シールドケース2のシールド板金フレーム3(以後単にフレーム3と記すことがある)は、電磁波に関係する電子部品5を囲んで基板1の上に半田付けされて実装されている。フレーム3の基板1からの高さは、電子部品5の基板1からの高さよりも高い。そして、フレーム3の上端部3Tで囲まれる開口部にはシールド板金キャップ4が被せられて、電磁波を遮断している。図3(b)は、図3(a)に示したシールドケース2のフレーム3に、シールド板金キャップ4が取り付けられた状態を示している。シールド板金キャップ4はフレーム3の上端部3Tに隙間なく被せられる。
ところで、近年、前述のスマートフォン10のような可搬型の電子機器10では、薄型化、軽量化に対するユーザー要求が高まっており、電子機器10の厚さを低減することが要求されている。電子機器10の厚さを低減するためには、基板1の薄型化が必要であり、基板1を薄型化するためには、基板1の上の電子部品5の基板1からの高さや、シールドケース2の基板1からの高さを低くする必要がある。ところが、図3に示した比較技術のシールドケース2では、図3(b)に示すように、シールド板金キャップ4がフレーム3に被せられているので、板金の厚さTがシールドケース2の高さを増大させていた。
シールドケースを薄型化する方法として、シールド板金キャップを導電性粘着シールドテープに置き換る方法が提案されている。しかし、シールド板金キャップを導電性粘着シールドテープに置き換る方法では、シールド板金フレームに対して安定したグランド(接地)接続が取れず、シールドケースのシールド性が悪いという課題がある。
そこで、導電性粘着シールドテープのグランド接続が安定しない課題を解決するために、導電層および、絶縁層からなるカバー(導電性のシート等)を熱融着や減圧吸引などによって基板に取り付けることが行なわれる。また、金属製のシャーシを有する機器本体を包みこむ形で導電性のシートを巻き付け、ネジ止めすることで、機器本体のシャーシと導電性のシートを電気的に接続することも行なわれることが行なわれる。
特開2003−209390号公報
国際公開第2008/026247号
特開2015−056534号公報
ところが、導電性粘着シールドテープのグランド接続が安定しない課題を解決する上記方法では、一体型のシールドケースを基板に半田付けするため、シールドケース内の電子部品の交換が行い難いという課題があった。
1つの側面では、シールドケース内の電子部品の交換が可能で、且つシールドケースの薄型化により装置の薄型化、軽量化、省スペース化を実電できる電子機器を提供することを目的とする。
1つの形態によれば、板状の基板と、基板に実装された電子部品と、電子部品の一部を囲むように基板の上に立設された導電性の壁部材と、本体部と本体部の外側に設けられた取付部を含み、本体部が壁部材の上端部で形成される開口を覆い、取付部が壁部材の外側に沿って折り曲げられて壁部材に接する導電性のシートと、取付部を外側から押圧して壁部材と電気的に接触させる圧着部材を備える電子機器が提供される。
開示の電子機器にはシールドケースの基板からの高さを導電性のシートの使用により抑えることができるので、基板を内蔵する電子機器の薄型化を図れるという効果がある。
(a)は開示する電子機器の一例の正面図、(b)は(a)に示した電子機器における基板の位置を示す説明図、(c)は(a)に示した電子機器を分解した分解斜視図である。 (a)は図1(c)に示した基板の平面図、(b)は(a)に示した基板に実装されたシールドケースのシールド板金キャップを除去した状態の平面図である。 (a)は図2(a)に示したシールドケースのフレームに比較技術のシールド板金キャップを取り付ける状態を示す組立斜視図、(b)は(a)に示したシールドケースにシールド板金キャップが取り付けられた状態の縦断面図である。 (a)は開示する電子機器に内蔵された基板に実装されるシールドケースの第1の実施例を示す組立斜視図、(b)は(a)に示したシールドケースのフレームに導電性のシート部材が被せられた状態の斜視図、(c)は(b)に示した導電性のシート部材が導電性のシート圧着部材によってフレームの外側に固定された状態の斜視図である。 (a)は図4(c)に示したA−A線における断面の一例を示す断面図、(b)は図4(c)に示したA−A線における断面の他の例を示す断面図である。 (a)は開示するシールドケースのフレームの第1の変形例が基板に実装された状態を示す斜視図、(b)は開示するシールドケースのフレームの第2の変形例が基板に実装された状態を示す斜視図である。 開示する導電性のシート圧着部材の第1の変形例を示す斜視図である。 (a)は開示する電子機器に内蔵された基板に実装されるシールドケースの第2の実施例を示す組立斜視図、(b)は(a)に示した第2の実施例のシールドケースに使用されるプッシュリベットが取付孔に挿入される直前の状態を示す説明図、(c)は(b)に示したプッシュリベットにより2枚の板が結合された状態を示す説明図である。 (a)は第2の実施例のシールドケースのフレームに導電性のシート部材が被せられた状態の斜視図、(b)は(a)に示した導電性のシート部材が取付具によってフレームの外側に固定された状態の斜視図、(c)は(b)に示したB−B線における断面の一例を示す断面図であり、取付具としてプッシュリベットが使用された実施例、(d)は(b)に示したB−B線における断面の他の例を示す断面図であり、取付具としてピンまたはネジが使用された実施例を示す断面図である。 (a)は開示する電子機器に内蔵された基板に実装されるシールドケースの第3の実施例を示す組立斜視図、(b)は(a)に示した第3の実施例のシールドケースのフレームに導電性のシート部材が被せられて固定された状態の斜視図、(c)は(b)に示したC−C線における断面の一例を示す断面図であり、取付具としてプッシュリベットが使用された実施例、(d)は(b)に示したC−C線における断面の他の例を示す断面図であり、取付具としてピンまたはネジが使用された実施例を示す断面図である。 開示する電子機器に内蔵された基板に実装されるシールドケースの第4の実施例を示す部分断面図である。 (a)は開示する電子機器に内蔵された基板に実装されるシールドケースの第5の実施例を示す組立斜視図、(b)は(a)に示した第5の実施例のシールドケースの組立後の部分断面図である。
以下、添付図面を用いて本出願の実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態においては、同一または類似の要素には共通の参照符号を付し、理解を容易にするために、図面の縮尺を適宜変更している。
図4(a)は、開示する電子機器に内蔵された基板1に実装される第1の実施例のシールドケース21を示す組立斜視図である。第1の実施例のシールドケース21は、基板1と、電子部品5と、基板1の上に立設された導電性の壁部材であるシールド板金フレーム30と、導電性のシート40及び圧着部材50とを備える。
基板1は板状であり、基板1の上には、電子部品5と、一部の電子部品5を囲むように基板1の上に立設されたシールド板金フレーム30とが実装されている。シールド板金フレーム30が囲む電子部品5は、電磁波を出すか、或いは電磁波の影響を受け易い電子部品である。導電性のシート40は、板金より軽量で薄く(例えば0.03mm厚)、本体部41と、本体部41の外側に設けられた取付部42及び取付部42の仮止め用の粘着部43を備える。第1の実施例では、シールド板金フレーム30が矩形であるので、本体部41も矩形になっており、取付部42は本体部41の4つの辺にそれぞれ設けられている。本体部41は、シールド板金フレーム30の上端部37で形成される開口を覆い、取付部42はシールド板金フレーム30外側に沿って折り曲げられてシールド板金フレーム30に接する。
圧着部材50は、導電性のシート40の取付部42を外側から押圧して、取付部42をシールド板金フレーム30接触させる機能を備えるものである。圧着部材50は、樹脂等の非金属材料で形成される。第1の実施例では、圧着部材50は、シールド板金フレーム30の外側に嵌め込まれて取付部42を押圧する環状部材である。第1の実施例では、シールド板金フレーム30が矩形であるので、圧着部材50も矩形をしている。
図4(b)は、図4(a)に示したシールドケース21のシールド板金フレーム30に、導電性のシート40が被せられた状態を示している。また、図4(c)は、図4(b)に示した導電性のシート40が圧着部材50によってシールド板金フレーム30の外側に固定された状態を示している。そして、図4(c)に示したA−A線における断面の一例が図5(a)に示され、他の例が図5(b)に示される。
図5(a)に示される例では、圧着部材50は伸縮性のある材料で形成された環状部材であり、内面に凹部51が設けられている。そして、圧着部材50の凹部51に対応するシールド板金フレーム30の外側の位置には、凹部51に嵌め込まれる凸部31が設けられている。このため、圧着部材50は、シールド板金フレーム30の外側に嵌め込まれる際に変形して凸部31を跨ぎ、その後に、圧着部材50の凹部51が凸部31に嵌合する。このように、圧着部材50の凹部51がシールド板金フレーム30の外側にある凸部31に嵌合することによって、取付部42が外側から押圧され、取付部42がシールド板金フレーム30に電気的に接続される。なお、シールド板金フレーム30の下端部は、符号Sで示すように基板1に半田付けされているが、以後の実施例では半田付部Sを省略することがある。
図5(b)に示される他の例でも、圧着部材50は伸縮性のある材料で形成された環状部材であるが、内面には凸部52が設けられている。そして、圧着部材50の凸部52に対応するシールド板金フレーム30の外側の位置には、凸部52に嵌め込まれる凹部32が設けられている。このため、圧着部材50は、シールド板金フレーム30の外側に嵌め込まれる際に変形して凸部52が取付部42の上を移動し、凸部52が凹部32に嵌合する。このように、圧着部材50の凸部52がシールド板金フレーム30の外側にある凹部32に嵌合することによって、取付部42が外側から押圧され、取付部42がシールド板金フレーム30に電気的に接続される。
図6(a)は、開示するシールドケース21のシールド板金フレーム30の第1の変形例が基板1に実装された状態を示している。また、図6(b)は、開示するシールドケース21のシールド板金フレーム30の第2の変形例が基板1に実装された状態を示している。シールド板金フレーム30は、図6(a)に示すように、中心線で左右に2分割して2つのコ字状の部材30A,30Bとすることや、図6(b)に示すように、中心線で上下左右に4分割して4つの部材30P,30Q.30R,30Sとすることができる。第1と第2の変形例において、シールド板金フレーム30の外側には凸部31が設けられているが、前述のように凹部を設けても良い。
また、図7に示すように、圧着部材50は、伸縮性のある材料で形成された2つのコ字状部材50A,50Bとする変形例が可能である。この場合、圧着部材50は対向した状態で使用すると共に、内面に凹部または凸部を設ければ良い。そして、圧着部材50の内面に、凹部を設けた場合には、シールド板金フレーム30の外側に凸部を設け、凸部を設けた場合には、シールド板金フレーム30の外側に凹部を設ければ良い。
この変形例の圧着部材50は、シールド板金フレーム30の外側に嵌め込まれる際に自由端側が開く方向に変形するので、圧着部材50の内面の凸部(または凹部)をシールド板金フレーム30の凹部(又は凸部)に嵌合させることができる。
図8(a)は、開示する電子機器に内蔵された基板1に実装される第2の実施例のシールドケース22を示す組立斜視図である。第2の実施例のシールドケース22は、基板1と、電子部品5と、基板1の上に立設された導電性の壁部材であるシールド板金フレーム30と、導電性のシート40、圧着部材50及び締結部材54とを備える。第2の実施例のシールドケース22では、締結部材54として、後述するプッシュリベット54が使用されている。
基板1は板状であり、基板1の上には、電子部品5と、一部の電子部品5を囲むように基板1の上に立設されたシールド板金フレーム30とが実装されている。シールド板金フレーム30が囲む電子部品5は、電磁波を出すか、或いは電磁波の影響を受け易い電子部品である。シールド板金フレーム30には導電性のシート40を取り付けるための取付孔34が複数個設けられている。
導電性のシート40は、本体部41と、本体部41の外側に設けられた取付部42を備える。第2の実施例では、シールド板金フレーム30が矩形であるので、本体部41も矩形になっており、取付部42は本体部41の4つの辺にそれぞれ設けられている。本体部41は、シールド板金フレーム30の上端部37で形成される開口を覆い、取付部42はシールド板金フレーム30外側に沿って折り曲げられてシールド板金フレーム30に接する。取付部42には、シールド板金フレーム30に設けられた取付孔34と同数の孔45が設けられている。この孔45は、シールド板金フレーム30外側に沿って折り曲げられてシールド板金フレーム30に重ねられた状態で、シールド板金フレーム30に設けられた取付孔34に連通する。
圧着部材50は、導電性のシート40の取付部42の外側に嵌められるものであり、取付部42をシールド板金フレーム30接触させる機能を備えるものである。第2の実施例では、圧着部材50は、シールド板金フレーム30の外側に嵌め込まれて取付部42を押圧する環状部材である。第2の実施例では、シールド板金フレーム30が矩形であるので、圧着部材50も矩形をしている。圧着部材50には、シールド板金フレーム30に設けられた取付孔34と同数の貫通孔53が設けられている。貫通孔53は、取付部42を挟んでシールド板金フレーム30の外側に圧着部材50が取り付けられた状態で、シールド板金フレーム30に設けられた取付孔34及び導電性のシート40に設けられた孔45に連通する。
ここで、締結部材54の一例であるプッシュリベット54について説明する。図8(b)は、図8(a)に示した第2の実施例のシールドケース22に使用されるプッシュリベット54が第1の板6と第2の板7とを締結する状態を説明するものである。第1の板6には孔8が設けられており、第2の板7には孔8に重なる孔9が設けられているとする。また、プッシュリベット54は、頭部54H,頭部54Hに突設されたピン54P、ピン54Pが挿入されている胴部54B及び先端部にある脚部54Lを備える。
第1の板6と第2の板7を締結する時は、プッシュリベット54の胴部54Bを孔8,9に挿通し、頭部54Hを第1の板6まで移動させて脚部54Lの部分を第2の板7から突出させる。この状態で頭部54Hを押してピン54Pを脚部54L側に移動させると、図8(b)に示すように、ピン54Pが脚部54Lの先端部を開いて脚部54Lから突出する。脚部54Lが開くことにより、プッシュリベット54が抜けなくなり、第1と第2の板6,7が締結される。
図9(a)は、第2の実施例のシールドケース22のシールド板金フレーム30に、導電性のシート40が被せられた状態を示している。また、図9(b)は、図9(a)に示した導電性のシート40の外側に圧着部材50が取り付けられ、締結部材54によってシールド板金フレーム30の外側に導電性のシート40が固定された状態を示している。更に、図9(c)は、図9(b)に示したB−B線における断面の一例を示す断面図であり、プッシュリベット54の装着状態を示している。プッシュリベット54の頭部54Hを圧着部材50に押し付けることにより、プッシュリベット54の脚部54Lが開き、圧着部材50が導電性のシート40を押圧するので、導電性のシート40がシールド板金フレーム30に電気的に接続される。
図9(d)は、図9(b)に示したB−B線における断面の他の例を示すものであり、締結部材としてピンまたはネジ55が使用された実施例を示している。締結部材は、圧着部材50に取り付けた時に、強く導電性のシート40をシールド板金フレーム30に押し付けるものであれば、その種類は特に限定されるものではない。
図10(a)は、開示する電子機器に内蔵された基板1に実装される第3の実施例のシールドケース23を示す組立斜視図である。第3の実施例のシールドケース23が、第2の実施例のシールドケース22と相違する点は、圧着部材50が省略され、締結部材54によって、導電性のシート40の取付部42が直接シールド板金フレーム30に取り付けられる点である。締結部材54としては、第2の実施例のシールドケース22と同様に、プッシュリベット54或いはピンまたはネジ55を使用することができる。シールド板金フレーム30と導電性のシート40は、第2の実施例と同じものが使用できるので、ここではその説明を省略する。
図10(b)は、第3の実施例のシールドケース23のシールド板金フレーム30に、導電性のシート40が被せられ、締結部材54によってシールド板金フレーム30の外側に導電性のシート40が固定された状態を示している。更に、図10(c)は、図10(b)に示したC−C線における断面の一例を示す断面図であり、プッシュリベット54の装着状態を示している。この状態では、プッシュリベット54の頭部54Hを導電性のシート40に押し付けることにより、プッシュリベット54の脚部54Lが開き、プッシュリベット54の頭部54Hが導電性のシート40を押圧する。この結果、導電性のシート40がシールド板金フレーム30に電気的に接続される。第3の実施例のシールドケース23でも、図10(d)に示すように、プッシュリベット54の代わりにピンまたはネジ55を使用することができる。
図11は、開示する電子機器に内蔵された基板1に実装される第4の実施例のシールドケース24を示す部分断面図である。第4の実施例では、圧着部材50を、シールド板金フレーム30の外側に突設した係止腕57としている。係止腕57は金属で形成しても良い。係止腕57は、第2、第3の実施例で説明した取付孔34と同じ位置に設けることができる。そして、導電性のシート40の取付部42には、係止腕57に対応する位置に孔34を設ければ良い。第4の実施例では、導電性のシート40の取付部42に設けた孔34を係止腕57に挿通した後に、矢印で示すように係止腕57を押圧し、係止腕57をシールド板金フレーム30側に変形させる。すると、取付部42が押圧されることにより、取付部42がシールド板金フレーム30に電気的に接触することになる。
図12(a)は、開示する電子機器に内蔵された基板1に実装される第5の実施例のシールドケース25を示す組立斜視図である。第5の実施例のシールドケース25は、基板1と、電子部品5と、基板1の上に立設された導電性の壁部材であるシールド板金フレーム30と、導電性のシート40及び圧着部材50とを備える。第5の実施例のシールドケース25では、圧着部材50として、紐または輪ゴム56が使用される。
基板1は板状であり、基板1の上には、電子部品5と、一部の電子部品5を囲むように基板1の上に立設されたシールド板金フレーム30とが実装されている。シールド板金フレーム30の外側の面には、基板1からの高さが同じ位置に、シールド板金フレーム30の外側を周回する周回溝36が設けられている。周回溝36の深さは、圧着部材50である紐または輪ゴム56を受け入れることができる深さである。
導電性のシート40は、本体部41と、本体部41の外側に設けられた取付部42を備える。第5の実施例でも、シールド板金フレーム30が矩形であるので、本体部41が矩形になっており、取付部42は本体部41の4つの辺にそれぞれ設けられている。本体部41は、シールド板金フレーム30の上端部37で形成される開口を覆い、取付部42はシールド板金フレーム30外側に沿って折り曲げられてシールド板金フレーム30に接する点は第1から第4の実施例と同じである。取付部42には何も設けられておらず、平坦である。
圧着部材50は、導電性のシート40の取付部42がシールド板金フレーム30の外側に重なった状態で、導電性のシート40の上から周回溝36に入るように取り付けられる。第5の実施例では、圧着部材50は、図12(b)に示すように、シールド板金フレーム30の周回溝36に入り込むことにより、取付部42をシールド板金フレーム30に対して押圧するので、取付部42とシールド板金フレーム30とが電気的に接続する。
以上説明したように、開示する電子機器では、導電性のシートとシールド板金フレームとの導通をシールド板金フレームの外側の面でとることができるので、グランド(GND)接地の安定化を実現可能である。また、開示する電子機器では、基板実装に影響無く、省スペースで安定したシールド構造が実現できる。
以上、本出願を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明した。本出願の容易な理解のために、本出願の具体的な形態を以下に付記する。
(付記1) 板状の基板と、
前記基板に実装された電子部品と、
前記電子部品の一部を囲むように前記基板の上に立設された導電性の壁部材と、
本体部と前記本体部の外側に設けられた取付部を含み、前記本体部が前記壁部材の上端部で形成される開口を覆い、前記取付部が前記壁部材の外側に沿って折り曲げられて前記壁部材に接する導電性のシートと、
前記取付部を外側から押圧して前記壁部材と電気的に接触させる圧着部材を備える電子機器。
(付記2) 前記圧着部材は、前記壁部材の外側に嵌め込まれて前記取付部を押圧する環状部材である付記1に記載の電子機器。
(付記3) 前記圧着部材は伸縮性のある材料で形成された環状部材であって、内面に凹部が設けられており、
前記壁部材には、その外側の前記凹部に対応する位置に凸部が設けられており、
前記圧着部材は、前記壁部材の外側に嵌め込まれる際に変形して前記凸部を跨ぎ、前記凸部を前記凹部に嵌合させることによって前記取付部を外側から押圧する付記2に記載の電子機器。
(付記4) 前記圧着部材は伸縮性のある材料で形成された環状部材であって、内面に凸部が設けられており、
前記壁部材には、その外側の前記凸部に対応する位置に凹部が設けられており、
前記圧着部材は、前記壁部材の外側に嵌め込まれる際に変形して前記凸部が前記取付部の上を移動し、前記凸部を前記凹部に嵌合させることによって前記取付部を外側から押圧する付記2に記載の電子機器。
(付記5) 前記壁部材、前記取付部及び前記圧着部材は、重ね合わされた時に連通する孔をそれぞれ備えており、
前記孔には外側から締結部材が挿通されることにより、前記取付部が前記壁部材に電気的に接触する付記2に記載の電子機器。
(付記6) 前記壁部材と前記取付部は、重ね合わされた時に連通する孔を備えており、
前記圧着部材は、前記孔に外側から挿通されて、前記取付部を前記壁部材に電気的に接触させる締結部材である付記2に記載の電子機器。
(付記7) 前記圧着部材は、前記壁部材の外側に突設する係止腕であり、
前記取付部には、前記係止腕に対応する位置に孔が設けられており、
前記係止腕は、前記孔に挿通させられた後に、押圧によって前記壁部材側に変形させられて前記取付部を押圧することによって、前記取付部を前記壁部材に電気的に接触させる付記1に記載の電子機器。
(付記8) 前記圧着部材は伸縮性のある材料で形成された環状部材であり、
前記壁部材には、その外側を全周に渡って周回する溝が設けられており、
前記圧着部材は、前記取付部を介在させて前記溝に嵌め込まれることにより、前記取付部を前記壁部材に電気的に接触させる付記1に記載の電子機器。
(付記9) 前記壁部材の上端部の前記基板からの高さは、前記電子部品の前記基板からの高さよりも高い付記1から8の何れかに記載の電子機器。
(付記10) 前記壁部材は連続した壁部材である付記1から9の何れかに記載の電子機器。
(付記11) 前記壁部材は不連続であり、独立した壁部材が前記電子部品を囲むように前記基板の上に立設されている付記1から9の何れかに記載の電子機器。
(付記12) 前記壁部材は、平面視矩形状をしている付記10に記載の電子機器。
(付記13) 前記圧着部材は伸縮性のある材料で形成された2つのコ字状部材であって、対向した状態で使用されると共に、内面に凹部が設けられており、
前記壁部材には、その外側の前記凹部に対応する位置に凸部が設けられており、
前記圧着部材は、前記壁部材の外側に嵌め込まれる際に自由端側が開くように変形して、前記凸部を前記凹部に嵌合させることによって前記取付部を外側から押圧する付記1に記載の電子機器。
(付記14) 前記圧着部材は伸縮性のある材料で形成された2つのコ字状部材であって、対向した状態で使用されると共に、内面に凸部が設けられており、
前記壁部材には、その外側の前記凹部に対応する位置に凹部が設けられており、
前記圧着部材は、前記壁部材の外側に嵌め込まれる際に自由端側が開くように変形して、前記凹部を前記凸部に嵌合させることによって前記取付部を外側から押圧する付記1に記載の電子機器。
(付記15) 前記締結部材がブッシュリベットである付記5または6に記載の電子機器。
1 基板
5 電子部品
10 電子機器
21〜25 シールドケース
30 シールド板金フレーム(壁部材)
31、52 凸部
32、51 凹部
34、45、53 孔
36 周回溝
37 上端部
40 導電性のシート
42 取付部
50 圧着部材
57 係止腕

Claims (5)

  1. 板状の基板と、
    前記基板に実装された電子部品と、
    前記電子部品の一部を囲むように前記基板の上に立設された導電性の壁部材と、
    本体部と前記本体部の外側に設けられた取付部を含み、前記本体部が前記壁部材の上端部で形成される開口を覆い、前記取付部が前記壁部材の外側に沿って折り曲げられて前記壁部材に接する導電性のシートと、
    前記取付部を外側から押圧して前記壁部材と電気的に接触させる圧着部材を備える電子機器。
  2. 前記圧着部材は、前記壁部材の外側に嵌め込まれて前記取付部を押圧する環状部材である請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記圧着部材は伸縮性のある材料で形成された環状部材であって、内面に凹部が設けられており、
    前記壁部材には、その外側の前記凹部に対応する位置に凸部が設けられており、
    前記圧着部材は、前記壁部材の外側に嵌め込まれる際に変形して前記凸部を跨ぎ、前記凸部を前記凹部に嵌合させることによって前記取付部を外側から押圧する請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記壁部材、前記取付部及び前記圧着部材は、重ね合わされた時に連通する孔それぞれを備えており、
    前記孔には外側から締結部材が挿通されることにより、前記取付部が前記壁部材に電気的に接触する請求項2に記載の電子機器。
  5. 前記壁部材と前記取付部は、重ね合わされた時に連通する孔をそれぞれ備えており、
    前記圧着部材は、前記孔に外側から挿通されて、前記取付部を前記壁部材に電気的に接触させる締結部材である請求項2に記載の電子機器。
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