JP2694169B2 - 死鶏・廃鶏から肥料・飼料を製造する方法 - Google Patents
死鶏・廃鶏から肥料・飼料を製造する方法Info
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- JP2694169B2 JP2694169B2 JP63264753A JP26475388A JP2694169B2 JP 2694169 B2 JP2694169 B2 JP 2694169B2 JP 63264753 A JP63264753 A JP 63264753A JP 26475388 A JP26475388 A JP 26475388A JP 2694169 B2 JP2694169 B2 JP 2694169B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
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- Fertilizers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、死鶏・廃鶏(死んだ雛鳥を含む)から肥料
・飼料を製造する方法に関する。
・飼料を製造する方法に関する。
(ロ)従来の技術 従来、死鶏・廃鶏の処理は、地中に穴を掘って埋めた
り、焼却場で焼却することによって行っている。
り、焼却場で焼却することによって行っている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかし、前者の場合、経時的に埋設した死鶏・廃鶏か
ら油や腐敗物が地表に漏出し、一方、死鶏・廃鶏の燃焼
は悪臭を発生し、いずれにおいても、公害の原因となっ
ていた。
ら油や腐敗物が地表に漏出し、一方、死鶏・廃鶏の燃焼
は悪臭を発生し、いずれにおいても、公害の原因となっ
ていた。
なお、死鶏・廃鶏の有効利用を図るべく、羽根、内
臓、骨、頭等を分離して、各々別途に処理することも行
われているが、かかる処理は、採算面で問題があり、ま
た、処理場の確保の点でも問題がある。
臓、骨、頭等を分離して、各々別途に処理することも行
われているが、かかる処理は、採算面で問題があり、ま
た、処理場の確保の点でも問題がある。
本発明は、上記問題を一挙に解決することができる死
鶏・廃鶏から肥料・飼料を製造する方法を提供すること
を目的とする。
鶏・廃鶏から肥料・飼料を製造する方法を提供すること
を目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、イ)死鶏・廃鶏を、そのまま、又は粗砕
し、またはミンチ状となしたものを原料として用意し、
ロ)同原料に、少量の鶏油、植物油又は魚油又は動物油
を添加し、ハ)原料を密閉容器内で加圧蒸煮し、ニ)そ
の後、加圧蒸煮した原料に、鶏油、植物油又は魚油又は
動物油を適量加え、加熱脱水・脱油して肥料・飼料を製
造する、以上の工程からなることを特徴とする死鶏・廃
鶏から肥料・飼料を製造する方法に係るものである。
し、またはミンチ状となしたものを原料として用意し、
ロ)同原料に、少量の鶏油、植物油又は魚油又は動物油
を添加し、ハ)原料を密閉容器内で加圧蒸煮し、ニ)そ
の後、加圧蒸煮した原料に、鶏油、植物油又は魚油又は
動物油を適量加え、加熱脱水・脱油して肥料・飼料を製
造する、以上の工程からなることを特徴とする死鶏・廃
鶏から肥料・飼料を製造する方法に係るものである。
(ホ)作用及び効果 死鶏・廃鶏を肥料・飼料にするための条件としては、
まず、死鶏・廃鶏を脱水・脱油して粉末にすることが必
要となる。その際、仮に、脱水・脱油工程のみを経て粉
末にした場合、死鶏・廃鶏の羽根の粉末は蛋白値は高い
が、消化性が著しく悪く、飼料としては使用できない。
まず、死鶏・廃鶏を脱水・脱油して粉末にすることが必
要となる。その際、仮に、脱水・脱油工程のみを経て粉
末にした場合、死鶏・廃鶏の羽根の粉末は蛋白値は高い
が、消化性が著しく悪く、飼料としては使用できない。
そこで、本発明では、死鶏・廃鶏を粉末にする前に、
羽根の消化性を向上して飼料としても利用できるように
するため、死鶏・廃鶏を、予め、密閉容器に投入・加圧
・蒸煮するようにした。
羽根の消化性を向上して飼料としても利用できるように
するため、死鶏・廃鶏を、予め、密閉容器に投入・加圧
・蒸煮するようにした。
しかして、加圧・蒸煮をそのまま行う場合は、死鶏・
廃鶏の肉質の部分や内臓の部分が汚泥化して水分の分離
が困難となり、現実的に肥料・飼料を供しうる製品には
ならない。
廃鶏の肉質の部分や内臓の部分が汚泥化して水分の分離
が困難となり、現実的に肥料・飼料を供しうる製品には
ならない。
そこで、本発明では、かかる加圧・蒸煮工程におい
て、さらに、死鶏・廃鶏に若干の油を加え、密閉容器に
入れ、同油によって、加圧・蒸煮の際、肉質や内臓の汚
泥化を完全に防止するとともに、悪臭の原因たるインド
ール化やスカトール化を防ぎ、さらに、羽根の消化性を
十分に向上することができるようにしている。
て、さらに、死鶏・廃鶏に若干の油を加え、密閉容器に
入れ、同油によって、加圧・蒸煮の際、肉質や内臓の汚
泥化を完全に防止するとともに、悪臭の原因たるインド
ール化やスカトール化を防ぎ、さらに、羽根の消化性を
十分に向上することができるようにしている。
また、以上の条件の下に、加圧・蒸煮を行い、その後
に、適量の油を注入して肉質、内臓の汚泥化を防止しつ
つ加熱することにより、水分と肉質の分離が行われる。
に、適量の油を注入して肉質、内臓の汚泥化を防止しつ
つ加熱することにより、水分と肉質の分離が行われる。
即ち、加えた油を肉質が混合されたものに加熱され、
その際、油の直接の熱により、水溶性ゼラチン、水溶性
蛋白が熱凝固し、その際、水分の分離が行われ、汚泥性
のものが、水分と油と固形物に分離し、更にその固形物
に含まれる油を分離して粉末にするものである。
その際、油の直接の熱により、水溶性ゼラチン、水溶性
蛋白が熱凝固し、その際、水分の分離が行われ、汚泥性
のものが、水分と油と固形物に分離し、更にその固形物
に含まれる油を分離して粉末にするものである。
(ヘ)実施例 以下、実施例に基づいて、本発明に係る死鶏・廃鶏か
ら肥料・飼料を製造する方法について説明する。
ら肥料・飼料を製造する方法について説明する。
10m3の密閉容器に死鶏を5000kg投入するとともに鶏油
を500kg投入する。
を500kg投入する。
密閉容器のジャケット内に7kg/cm2の圧力のボイラ蒸
気を送って容器内を約80℃に加熱する。
気を送って容器内を約80℃に加熱する。
約30分間加熱して死鶏に含まれている水分(65%前
後)が蒸発した後、密閉容器内を加圧して3kg/cm2に達
した後に、約120℃で約10分間加圧状態を保持する。
後)が蒸発した後、密閉容器内を加圧して3kg/cm2に達
した後に、約120℃で約10分間加圧状態を保持する。
その後、脱気して常圧にして、油を2ton〜3ton、密閉
容器内に投入して、約1時間、約180℃の条件下で撹拌
・加熱することにより、水分分離を行い、水分を6%前
後まで分離し、最後にスクリュープレスによって、油を
固形分から分離する。
容器内に投入して、約1時間、約180℃の条件下で撹拌
・加熱することにより、水分分離を行い、水分を6%前
後まで分離し、最後にスクリュープレスによって、油を
固形分から分離する。
なお、特願昭59−73558号(特開昭60−217854号公
報)に記載の油温脱水方法を用いることもできる。
報)に記載の油温脱水方法を用いることもできる。
また、必要に応じて、粉砕機を用いて固形分を粉砕し
て紛状物にする。
て紛状物にする。
かかる固形分や粉状物は、蛋白質を豊富に含有してお
り、また、汚泥成分を含有しないので、肥料のみなら
ず、飼料としても有効に使用することができる。
り、また、汚泥成分を含有しないので、肥料のみなら
ず、飼料としても有効に使用することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】イ)死鶏・廃鶏を、そのまま、又は粗砕
し、またはミンチ状となしたものを原料として用意し、 ロ)同原料に、少量の鶏油、植物油又は魚油又は動物油
を添加し、 ハ)原料を密閉容器内で加圧蒸煮し、 ニ)その後、加圧蒸着した原料に、鶏油、植物油又は魚
油又は動物油を適量加え、加熱脱水・脱油して肥料・飼
料を製造する、 以上の工程からなることを特徴とする死鶏・廃鶏から肥
料・飼料を製造する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63264753A JP2694169B2 (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | 死鶏・廃鶏から肥料・飼料を製造する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63264753A JP2694169B2 (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | 死鶏・廃鶏から肥料・飼料を製造する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02111683A JPH02111683A (ja) | 1990-04-24 |
JP2694169B2 true JP2694169B2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=17407708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63264753A Expired - Fee Related JP2694169B2 (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | 死鶏・廃鶏から肥料・飼料を製造する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2694169B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100312738B1 (ko) * | 1999-08-31 | 2001-11-03 | 김부남 | 축산 오수를 이용한 액체비료의 제조방법 |
KR20000037029A (ko) * | 2000-04-01 | 2000-07-05 | 이규업 | 폐사축을 이용한 퇴비, 사료 제조방법 |
NZ783635A (en) * | 2019-07-04 | 2022-08-26 | Incitec Fertilizers Pty Ltd | Improved fertiliser |
-
1988
- 1988-10-19 JP JP63264753A patent/JP2694169B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02111683A (ja) | 1990-04-24 |
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