JPH0248223B2 - - Google Patents

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JPH0248223B2
JPH0248223B2 JP56027317A JP2731781A JPH0248223B2 JP H0248223 B2 JPH0248223 B2 JP H0248223B2 JP 56027317 A JP56027317 A JP 56027317A JP 2731781 A JP2731781 A JP 2731781A JP H0248223 B2 JPH0248223 B2 JP H0248223B2
Authority
JP
Japan
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oil
protein
wastewater
water
heated
Prior art date
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Application number
JP56027317A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57141252A (en
Inventor
Shuzo Nakazono
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TANPAKU SHIGEN KAIHATSU KK
Original Assignee
TANPAKU SHIGEN KAIHATSU KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は魚類から水産練製品を製造する際の水
さらしの行程で流出する廃水中のBOD(Bic―
chemical Oxygen Remand)、COD(Chemical
Oxygen Remand)を貴重な天然蛋白資源として
活用すると共に、廃水処理装置の簡素化を目的と
したものである。水産練製品の製造工程のうち、
水さらしの行程において魚体の水溶性蛋白が流出
され、その量は原料の約5%から10%にも及び、
しかもこれが廃水処理の負担を高めていることに
なる。従来、これを活性汚泥法によつて処理して
いるが、これを完全回収すれば水溶性蛋白、水溶
性ビタミン、未知成長因子を含む高品質の飼料及
び食品蛋白を得ることができる。
そこで、本発明の方法により従来貴重な天然蛋
白資源が莫大な廃水処理設備によつて回収される
ことなく処理され、最終的に焼却されている廃水
から高品質の飼料及び食品蛋白を回収すると共
に、廃水処理設備を簡素化し、且つ海洋の汚染を
防止するものである。
上記の目的による本発明の製造方法は、魚類か
ら水産練製品を製造する際の水さらし行程で流出
するゼラチン質、蛋白質含有の廃水を、同廃水の
ゼラチン質、蛋白質が油中へ溶解しないで熱凝固
する温度たる90℃以上に予め加熱された動物油、
魚油、植物油等を熱媒体として投入してあるクツ
カー内へ収納し、同廃水を加熱攪拌しながら、ク
ツカー内を10〜20mmHgの減圧条件下で初期減圧
を行い、次いで、740〜750mmHgの減圧条件下で
後期減圧を行い、二段減圧によつて脱水処理し、
その後、クツカーより脱水した原料を取出し、圧
搾機で原料から油分の脱油処理を行い、固形物か
ら飼料及び食品蛋白を製造することを特徴とする
水産練製品の廃水から飼料及び食品蛋白を製造す
る方法である。
本発明の製造方法の実施例を説明すると、65m3
のクツカーへ800Kg前後の油を投入してゼラチン
質が油中へ溶解しないで、熱凝固する温度帯の90
℃以上に予め加熱した油中へ、水分95%前後を含
んだ水産加工廃水を約4トン投入し、攪拌、加熱
し、投入後30分間位までは10〜20mmHgの減圧を
行い、次いで圧力を740〜750mmHgに減圧し、減
圧脱水を行い、3時間内外で6%前後の水分にし
てこれをクツカーから取出し、単位圧力7000ポン
ドの圧力で連続圧搾することにより油と分離した
扁平状の固形物が得られる。この固形物の水分は
6%、残油7〜8%前後で、更に油分溶解を行う
ための溶剤としてのノーマルヘキサンを散布し、
同溶剤によつて固形中の残油を溶剤中に溶出せし
めてミセル化し、残油1%前後に脱脂する。
本発明の製造法によれば、水産加工廃水中にゼ
ラチン質、蛋白質等が含まれているにもかかわら
ず、加熱油中に投入後30分間位は少ない減圧にて
加熱油による含有水分の蒸発に妨げない状態とし
ているため、減圧による廃水の品温が低下せず、
従つてゼラチン質、蛋白質等の油中溶解しない熱
凝固に必要な温度たる90℃以上の温度が保持さ
れ、水産加工廃水が油中に投入された際、廃水中
のゼラチン質、蛋白質は瞬間的に加熱された熱凝
固し、海中へゼラチン質が溶解して流出すること
を回避し、かつ廃水中の蛋白質は加熱油によつて
熱凝固し、更には水分はゼラチン質、蛋白質の熱
凝固によつて、ゼラチン質、蛋白質等とのエマル
ジヨン化を妨げられ水分が容易に蒸散しやすい状
態となり、次いで減圧を大きくし、水分を油の比
重より軽く、水分と油との置換をして水分の分離
蒸散を行い、迅速でかつ、むらのない均一な脱水
を行うと共に、脱水された水分にはBOD等の低
い無公害水となり、均一加熱脱水、熱効率の均一
化を図り、脱水時間の短縮により蛋白、カルシウ
ム等の炭化を防ぎ、脱水を均一的な6%前後と
し、これを圧搾等の工程により油を固形物から分
離させ、水溶性蛋白を主とした高度の飼料及び高
度の窒素肥料が得られるものである。
しかも、圧搾工程により更に残つた油分は、溶
剤によつて固形物から油分溶解を行い脱油して、
残油量は僅少となり脱水、脱油された水産加工廃
水は微粉状態と化すことにより高級蛋白質原の飼
料とするものであるが、特に初期減圧過程におい
ては少ない減圧条件下で脱水するため、ゼラチン
質、蛋白質等が溶解せずゼラチン質、水溶性蛋白
質及び水分が三者一体に絡むことがないため、予
め加熱された油中において全組織均一に脱水処理
がなされることになり、微粉化するための油分離
工程において均一な圧力をかけることができ、製
品にむらのない高級蛋白飼料を得ることができる
ものであり、更にはゼラチン質、水溶性蛋白質及
び水分が絡まないことから、水分は単純水に近い
状態で脱水されて、BOD,COD等が極めて低い
蒸散水となり、排水についても公害問題を生起し
ない。また、ゼラチン質、蛋白質が油温及び二段
減圧処理によつて熱凝固する際に、臭気成分とし
てのH2S、カルボニル化合物、トリメチルアミ
ン、アンモニア、インドール、スカトール、揮発
性脂肪酸等を廃水から揮発させ、特有の生臭さを
脱臭することができる。
さらに、アミノ酸としてのグリミン、アラニ
ン、プロリン、グルタミン酸、メチルオニン、バ
リン、アルギニン、その他イノシン酸、グアニル
酸等の成分は、そのまま残留することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 魚類から水産練製品を製造する際の水さらし
    行程で流出するゼラチン質、蛋白質含有の廃水
    を、同廃水のゼラチン質、蛋白質が油中へ溶解し
    ないで熱凝固する温度たる90℃以上に予め加熱さ
    れた動物油、魚油、植物油等を熱媒体として投入
    してあるクツカー内へ収納し、 同廃水を加熱攪拌しながら、クツカー内を10〜
    20mmHgの減圧条件下で初期減圧を行い、次いで、
    740〜750mmHgの減圧条件下で後期減圧を行い、
    二段減圧によつて脱水処理し、 その後、クツカーより脱水した原料を取出し、
    圧搾機で原料から油分の脱水処理を行い、固形物
    から飼料及び食品蛋白を製造することを特徴とす
    る水産練製品の廃水から飼料及び食品蛋白を製造
    する方法。
JP56027317A 1981-02-24 1981-02-24 Preparation of feed and food protein from waste water of paste food of marine product Granted JPS57141252A (en)

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JP56027317A JPS57141252A (en) 1981-02-24 1981-02-24 Preparation of feed and food protein from waste water of paste food of marine product

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JPS57141252A JPS57141252A (en) 1982-09-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60251848A (ja) * 1984-05-29 1985-12-12 Shuzo Nakazono ピ−ナツツの殻から飼料等を製造する方法
JPH0624467B2 (ja) * 1985-07-31 1994-04-06 修三 中園 廃棄物の処理方法
JPH0624468B2 (ja) * 1985-07-31 1994-04-06 修三 中園 ペ−スト状製菓原料の製法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS57141252A (en) 1982-09-01

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