JP2693485B2 - カラー複写機のカラー調整装置 - Google Patents

カラー複写機のカラー調整装置

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JP2693485B2 JP63134721A JP13472188A JP2693485B2 JP 2693485 B2 JP2693485 B2 JP 2693485B2 JP 63134721 A JP63134721 A JP 63134721A JP 13472188 A JP13472188 A JP 13472188A JP 2693485 B2 JP2693485 B2 JP 2693485B2
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/01Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、カラー複写機のカラー調整装置に関する。
従来の技術 一般に、アナログカラー複写機にあつてはコピーして
得られたコピー画像の色味が原稿の色味と異なる場合が
多々あり、カラー調整を必要としている。このようなカ
ラー調整は非常に重要であるが、技術的にも難しい点が
ある。
即ち、従来のカラー調整をみると、コピー画像の色味
を調整ないしは修正する際に色の3要素である明度、彩
度、色相に分け、各々の要素毎にキー操作により調整量
を入力するようにしている。具体的には、色調整用に露
光出力、メインチヤージ出力、現像バイアス等をボリユ
ーム可変で調整するようにしている。この結果、例えば
「もう少しオレンジつぽく」とか「もう少しにぶい感じ
で」といつたイメージを機械(複写機)に伝達すること
が難しい。よつて、ユーザの要望通りのカラー調整は困
難である。
また、カラー調整量の入力方式にしても、「+」
「−」「1」「2」「3」「4」「5」等の記号キー、
数字キー等の操作による増減指示で調整量を入力するよ
うにしている。このような方式では、ユーザの視覚に訴
えるものがなく、1つのキー操作による増減でどの程度
色が変わるか判らないので、1回の操作で要望通りのカ
ラー修正を行なうのは難しい。つまり、要望通りのカラ
ー調整量であるかは、実際に試しコピーを行なつてみな
いと、その程度を把握できない。従つて、ユーザは機械
の性能を把握するための学習時間を必要とする。
更に、操作パネル等を考えた場合も、従来方式による
と、明度、彩度、色相の各々のキーを操作パネル上にレ
イアウトしなければならず、操作が複雑で難しそうであ
るという印象をユーザに与える。そして、各国対応を考
えた場合には、これらのキーの機能表示も各国語対応と
しなければならず、その作業量も多く、かつ、機能表示
と実際の制御とのイメージの食違いも生じ得る。
つまり、現状のカラー調整方式では、操作性が難しく
なりやすく、逆に、この操作性を向上させると思うよう
なカラーのコピーが得られない。
一方、このようなフルカラー複写機にあつては、イエ
ローY、マゼンタM、シアンCの3種類のカラートナー
を使用しており、これらのトナーの合成によるフルカラ
ーコピーの他に、単色カラー(モノカラー)コピーも可
能である。これにより、例えばイエローY、マゼンタ
M、シアンCの3種類の他、ブルーB、(=マゼンタM
とシアンCとの合成)、グリーンG(=イエローYとシ
アンCとの合成)、レツドR(=イエローYとマゼンタ
Mとの合成)なる6種類の単色カラーコピーを得ること
ができるものがある。また、ある機種によれば、これら
の3種類のトナーY,M,Cの組合せにより、Y,M,C,YM,YC,M
C,YYM,YMM,MMC,MCC,YYC,YCCといつた12通りの単色カラ
ーが得られるようにしたものもある。
このように、従来のカラー複写機において単色カラー
コピーを行なおうとする場合、3種類のカラートナーY,
M,Cの内から1色のみを抽出する場合の他は、2種類の
トナーの合成によるに過ぎず、多くの種類の単色カラー
を選択することはできない。
また、その単色カラーコピー時の色選択操作として
も、操作パネルにおいて、赤、黄等の文字キーにて指定
するものが多く、コピーして得られるコピー画像の色が
イメージしていた色と合わないことも多々ある。また、
上記のように12種類の単色カラーコピーを可能としたも
のでは、単色カラー選択キーを12個も操作パネル上にレ
イアウトしなくてはならず、キー数が増え、操作が複雑
で難しそうであるという印象をユーザに与えるものでも
ある。
目的 本発明は、このような点に鑑みなされたもので、第一
に、コピー画像の色味が原稿画像と色味と異なる場合
に、ユーザの希望する色味のカラー調整量を極めてわか
りやすく簡単にして入力指示することができるカラー複
写機のカラー調整装置を得ることを目的とする。
第二に、このような入力指示の容易なカラー調整入力
装置を用いる際に、環境変化等にも対処可能で、真に操
作性のよいものとすることができるカラー複写機のカラ
ー調整装置を得ることを目的とする。
第三に、第一の目的と同様であるが、フルカラーコピ
ーに限らず、多数の種類の単色ついての単色コピーが可
能で、かつ、そのための所望する単色カラー指定が容易
な入力機構を含む単色用のカラー複写機のカラー調整装
置を得ることを目的とする。
構成 本発明は、上記目的を達成するため、第一に、明度、
彩度及び色相の要素を含む全ての実際の色を視覚的に示
すカラーチヤートと、このカラーチヤートの押圧部分に
対応する色のカラー調整データを複写機本体側に入力さ
せるタツチキーとを設けたことを特徴とする。
第二に、明度、彩度及び色相の要素を含む全ての実際
の色を視覚的に示すカラーチヤートと、このカラーチヤ
ートの押圧部分に対応する色のカラー調整データを入力
させるタツチキー構造の入力手段と、前記カラーチヤー
ト上の2点押下により各々の押下点の補正データを取込
み記憶手段に格納された露光、帯電及び現像バイアスの
各々の基準データを基に露光データ、帯電データ及び現
像バイアスデータを算出して複写動作を実行させる制御
手段と、前記カラーチヤートの2点押下によるカラー調
整を伴う複写動作の実行終了毎にその時の露光データ、
帯電データ及び現像バイアスデータを基に各々の基準デ
ータを修正して前記記憶手段に格納させる基準データ変
更手段とを設けたことを特徴とする。
第三に、複数の単色を実際の色として視覚的に示した
カラーチヤートと、このカラーチヤート上の押圧部分を
検知しその押圧部分に対応する単色用の露光データ、帯
電データ及び現像バイアスデータなる単色データを入力
させる入力手段と、この入力手段による単色データに基
づき露光出力、帯電出力及び現像バイアス出力を制御し
て複写動作を実行させる制御手段とを設けたことを特徴
とする。
実施例 以下、本発明の第一の実施例を第1図ないし第13図に
基づいて説明する。
まず、第2図により本実施例が適用されるアナログ式
のフルカラー複写機の概略構成及び作用を説明する。複
写機本体60の上面には原稿(図示せず)をセツトするコ
ンタクトガラス61が設けられ、このコンタクトガラス61
の下部にはこの原稿を露光走査して感光体62に結像させ
る光学系63が設けられている。即ち、この光学系63は露
光ランプ64により原稿を露光し、原稿からの反射光を第
1,2,3ミラー65,66,67、結像レンズ68及び第4ミラー69
を介して感光体62に結像させる。ここに、周知のよう
に、露光ランプ64、第1ミラー65は第1スキヤナとし、
第2,3ミラー66,67は第2スキヤナとして2:1の速度比で
走査移動する。また、第2スキヤナや結像レンズ68は変
倍率に応じて位置変位される。さらに、カラー複写機と
して機能させるため、原稿画像を色分解して前記感光体
62に結像するようRGB用の色分解フイルタ70が第4ミラ
ー69からの反射光路中に回転選択自在に設けられてい
る。
一方、感光体62周りには電子写真プロセスに従い、帯
電チヤージヤ71、前記第4ミラー69反射光による結像
部、現像装置72、転写装置73、クリーニング装置74及び
除電ランプ75等が設けられている。ここに、現像装置72
はブラツクトナーによる現像部72BKの他、フルカラー用
に、イエロートナーによる現像部72Y、マゼンタトナー
による現像部72M、シアントナーによる現像部72Cを備え
ている。また、転写装置73は給紙カセツト76から給紙さ
れた転写紙77に対し感光体62上の現像された画像を転写
させるための転写チヤージヤ78を備える他、同一の転写
紙77上に色の異なる現像画像を繰返し転写させるために
前記転写紙77をクランプ保持して回転する転写ドラム79
をも備えてなる。なお、クランプ手段、分離手段につい
ては説明を省略する。また、この転写ドラム79に保持さ
れて繰返し転写され、分離された転写紙77の進行方向に
は定着装置80が設けられている。
このような構成により、概略的に、通常の白黒原稿に
基づくコピーの場合には、原稿画像対応の潜像が感光体
62上に形成され、現像部72BKによる黒トナーの現像を受
け、転写紙77に転写され、定着排紙される。
一方、カラー原稿からのカラーコピーの場合、第1回
の露光走査により色分解フイルタ70で選択されたレツド
R対応の光像のみが感光体62上に結像され、現像部72Y
でイエロートナーで顕像化され、転写紙77上に転写され
る。次に、第2回目の露光走査により色分解フイルタ70
で選択されたグリーンG対応の光像のみが感光体62上に
結像され、現像部72Mでマゼンタトナーで顕像化され、
転写ドラム79に保持されて再度転写位置に搬送された同
一の転写紙77上に転写される。さらに、第3回目の露光
走査により色分解フイルタ70で選択されたブルーB対応
の光像のみが感光体62上に結像され、現像部72Cでシア
ントナーで顕像化され、転写ドラム79に保持されて再度
転写位置に搬送された同一の転写紙77上に転写される。
このように3色画像を同一転写紙77上に重ねることによ
り、フルカラーコピーが得られる。
しかして、本実施例によるカラー調整入力装置として
のカラーチヤート方式について説明する。ここでは、カ
ラーチヤートとして第1図に示すようなカラーサークル
1を用いる実施例を示す。このようなカラーサークル1
はカラーサークル印刷シート2に裏印刷してなり、この
カラーサークル印刷シート2は第1図に示すようにカラ
ー複写機の操作部3にセツトされ、カラー調整部が構成
される。5はカバーであり、前記カラー調整部4は通常
時にはカバー5で覆われている。第2図において、6は
各種キーのキートツプであり、7は液晶ドツト表示可能
なパネルである。
ここで、前記カラーサークル1が形成されたカラーサ
ークル印刷シート2を含めて前記カラー調整部4は第5
図に示すようなデジタイザシート構成によるタツチキー
8構造(つまり、通常のエデイタボードと同様)とされ
ている。即ち、プリント配線基板9上に導電シート10、
X方向電極シート11、Y方向電極シート12及び前記カラ
ーサークル印刷シート2を順次積層させてなる。つま
り、前記カラーサークル1は指による押圧操作で入力を
行なわせるものである。
ここで、前記カラーサークル印刷シート2及びカラー
サークル1等について、更に説明する。まず、カラーサ
ークル印刷シート2は透明樹脂シート15をベースとし、
この透明樹脂シート15に対して円形状のカラーサークル
1を裏印刷してなる。このカラーサークル1は色の3要
素である明度、彩度及び色相を全て含む実際の全ての色
を視覚的に表現してなり、具体的にはマンセルの10色相
を基本とし、上部から時計回りに18゜ピツチで黄、黄
赤、赤、赤紫、紫、青紫、青、青緑、緑、黄緑の10色を
実際の色で順にレイアウトしてなる。このようなカラー
サークル1外には各々のポイント、即ち、前記マンセル
の10色相及び各中間色相を示す位置(20個所)に位置さ
せて透明樹脂シート15を三角形状に抜き印刷してなるLE
D表示部16が形成されている。このようなLED表示部16に
対応させて前記配線印刷基板9上にはLED17が設けられ
ている。
ここで、前記カラーサークル1においては、各色相間
は細分化されており、色が徐々に変化するような状態で
印刷されている。例えば、第1図中に記載した 等は、黄色と黄赤との間の色相が細分化されて段々と色
が変化していることを示す。また、明度、彩度について
もカラーサークル1において半径方向で段階的に変化す
る(グラデーシヨン(明度、彩度)として示す)。具体
的には、第4図に示すようにカラーサークル1の円を2
分割(半径が半分)してなる線上の各色相を基本色と
し、外側に向かう程徐々に明るくて淡くなり、逆に中心
に向かう程徐々に暗くてにぶい色の状態となるように印
刷されている。第4図によれば、丸印を付して示す部分
が各色相の基本色に印刷された部分を示し、矢印アが基
本色に対し外側に向かう程徐々に明るくて淡くなること
を示し、矢印イが基本色より中心に向かう程徐々に暗く
てにぶくなることを示す。例えば、基本色が赤の場合、
その部分より外側に向かう程ピンク色になり、中心に向
かう程茶色となるように印刷されている。このようにし
て、カラーサークル1の円内には全ての色彩が含まれて
印刷されている。
また、前記タツチキー8において、電極板11,12は透
明シートからなり、各々にはX方向電極18、Y方向電極
19が両側に印刷形成されている。また、導電シート10は
FCC、ESD等の基準をパスするためのシールド材による。
よつて、詳細は後述するが、カラーサークル1中に任意
の個所を指で押圧した時、その押圧個所はX方向電極18
間に接続した電流計A2による計測値i2、Y方向電極19間
に接続した電流計A1による計測値i1で各々X座標、Y座
標を特定し得るので、押圧個所のデータを機械に入力さ
せ得る。Aは全体の電流iを計測する電流計、Vは印加
電源である。また、基板9上のLED17はこのような押圧
操作に連動し、抜き印刷されたLED表示部16を通して点
灯状態のLED17が目視される。このようなLED17は例えば
カラーサークル1上の押圧個所をユーザに明示させるた
めのものである。
また、このようなカラーサークル1ないしは操作部3
を含めた制御系の構成を第6図のブロツク図を参照して
説明する。まず、全体を制御する制御手段としてのCPU2
1が設けられている。このCPU21にはCPU制御用のプログ
ラムを格納したROM22が接続されている。このROM22中に
は後述するタツチキー8部のカラー調整領域におけるイ
エロー、マゼンタ、シアンの各要素の露光、メインチヤ
ージ、現像バイアスの各々のデータも格納されている。
また、前記CPU21にはRAM23も接続されている。更に、こ
のCPU21にはCPU21の命令により入出力を管理するI/Oポ
ート24が接続され、このI/Oポート24を介して前記操作
部3がCPU21に接続されている。この操作部3にはカラ
ー修正キー25、スタートキー26、単色カラーキー27等か
らのキー入力をCPU21等に送出するためのキー入力部28
が設けられている。また、前記表示パネル7が操作表示
出力部29を介してCPU21側等と接続され、各種表示をな
し得るように構成されている。一方、前記タツチキー8
はA/Dコンバータ30を介してCPU21側に直接的に接続され
ている。これにより、押圧操作による電圧信号はA/D変
換されてCPU21に取込まれる。また、LED17に対するLED
駆動回路31は前記I/Oポート24を介してCPU21に接続され
ている。更には、CPU21には前記I/Oポート24を介して露
光/メインチヤージ/現像バイアス出力部32が接続され
ている。この出力部32は一般にパワーバツクと称される
もので、CPU21の命令によりI/Oポート24を介して出力さ
れる作像条件データに基づき、露光ランプの露光量、帯
電チヤージヤによるメインチヤージ量、現像スリーブの
現像バイアス量を各々制御する。
このような構成において、本実施例のカラーサークル
1等を使用したカラー調整手順の概略を第7図及び第8
図を参照して説明する。まず、操作部3にてカラー修正
キー25を押すと、表示パネル7には第8図(a)に示す
ように「カラー修正」なる旨が表示されるとともに、カ
ラーサークル1の形状に対応させたカラーサークル表示
がなされ、かつ、「コピー色」なる旨の付記表示が点滅
によりなされる(参照)。これにより、ユーザには第
7図(a)に示すようなカラーサークル1を用いタツチ
入力でカラー調整量を入力すべき旨が知らされる。この
ような指示に従い、ユーザは第7図(b)に示すように
指でタツチ入力する。この際、カラーサークル1は実際
の色を視覚的に表示しているものであり、所望の色の部
分を指で押圧すればよい。このような押圧個所に対応す
るLED17が点灯し表示される。第7図(b)では点灯LED
個所を黒塗りで示す(参照)。一方、表示パネル7で
はこのような入力操作に対応して、第8図(b)に示す
ようにコピー色の色彩分布表示がイコライザ式点灯によ
りなされる(参照)。この色分布は現像における3原
色、即ち、イエロー、マゼンタ、シアンの各色彩成分で
ある。これにより、選択したコピー色の特徴がユーザも
判る。また、カラーサークル1による入力がなされたの
で、表示パネル7における「コピー色」なる表示も点滅
表示から点灯表示に切換えられる。
次に、表示パネル7では第8図(c)に示すように2
つの目のカラーサークル表示がなされるとともに「原稿
色」なる付記表示が点滅によりなされ(参照)、再び
カラーサークル1操作により、コピー色を原稿色に近づ
ける入力操作を促す。この時、カラーサークル1側では
LED17の点滅によりカラー修正可能領域をユーザに知ら
せる。第8図(c)に実線三角で示す部分がカラー修正
可能領域を示すために点滅しているLED部分を示す(
参照)。そこで、第7図(d)に示すようにカラーサー
クル1中のこのような点滅LEDに囲まれた領域内で指に
より原稿色を入力する。この入力操作がなされると、領
域表示のために点滅していたLEDを点灯表示状態に変わ
る(参照)。また、表示パネル7では第8図(d)に
示すようにイエロー、マゼンタ、シアンのイコライザ式
の色彩分布表示が前回入力のコピー色用から今回入力の
原稿色の分布表示に変わる(参照)。この分布表示の
変化により、ユーザはコピー色と原稿色とについての入
力した変化量を知ることができる。また、このような原
稿色入力が終ると、表示パネル7において点滅表示され
ていた「原稿色」なる旨の表示が点灯表示に変わる。こ
れにより、カラー調整操作が終了し、スタートキー26を
押すと、上記入力操作に従う所定の作像条件の変更(後
述する)がなされ、カラーコピーが実行される。コピー
動作が終了すると、上述した表示は消える。
第9図はこのようなカラー修正処理時の操作、表示、
処理等を示すフローチヤートである。
つづいて、前述した如くカラーサークル1操作に伴う
入力位置の検出等について説明する。まず、カラーサー
クル1操作において、カラー調整領域中のユーザが指で
押した個所の座標の検知について第10図により説明す
る。第10図(b)はタツチキー8におけるデジタイザシ
ート40を示すもので、ここでは、例えばデジタイザシー
ト40が150mm×100mmなる大きさであるとする。このよう
なデジタイザシート40中の各押圧点での電圧は第10図
(a)に示すようになる。ここに、X,Y座標の原点を第1
0図(b)に示すようにデジタイザシート40の左下の点
とすると、X方向は原点から150mm離れた座標点で電圧
が+5Vとなり、Y方向は100mm離れた点で+5Vとなり、
X,Y方向とも直線性のよいものとすると、任意の押圧点
についてのX,Y座標はその点の電圧により検知できる。
このようなX,Y方向各々の電圧を検知するために電極18,
19が各々の方向について設けられている。このようなX,
Y方向の各々の検知電圧をA/Dコンバータ30を経てCPU21
から入力させることにより、押圧点についての座標デー
タがデジタル値として得られる。
ここに、本実施例では例えばA/Dコンバータ30として1
0ビツトのものが使用されており、X方向の分解能は150
mm/1024≒0.15mm、Y方向は100mm/1024≒0.1mmとなる。
しかるに、実際の制御を考えた場合、入力データが0.1m
mとか0.15mmという刻みで変化した時にこれに合せて露
光データ、メインチヤージデータ、現像バイアスデータ
を変えることはできず、かつ、入力操作自体が指でなさ
れる点を考えればこのような細かい制御を行なつても大
して意味がない。また、本来的に厳密性が要求されるも
のではない。このような点を考慮すると、X,Y方向とも
数mm〜10mm程度の刻みで充分である。本実施例では例え
ば5mm刻みとするものであり、第10図(b)に示すデジ
タイザシート40のX,Y座標はこれに対応して(0,0)から
(30,20)となる。
つづいて、前述したカラーサークル1による「コピー
色」「コピー画像を原稿色に近づける」操作のタツチ入
力データに基づき、どのような作像条件が制御されるか
を説明する。まず、前述した如くカラー修正キー25を押
し、第7図で示したようなカラーサークル1による入力
操作を行なつた場合を考える。このような操作として
「コピー色」をカラーサークル1の押圧操作で入力した
時、タツチキー8ではX,Y方向の電圧が変化し、A/Dコン
バータ30を介してCPU21に取込まれるデータが変わる。
例えば、カラーサークル1の押圧操作によるX,Y方向の
各々の検出電圧が1.8V,3.7Vであつたとすると、デジタ
ルシート40の左下を原点とした時、第10図(b)に示し
たように右下は(30,0)、左上は(0,20)なる座標であ
るので、X方向1.8V、Y方向3.7Vなる押圧点の座標は、 となる。つまり、押圧点の座標は(10,14)と判断され
る。
ここに、露光データ座標対応図、メインチヤージデー
タ座標対応図、現像バイアスデータ座標対応図が第11図
ないし第13図に示すように予め用意されており、かつ、
何れもイエロー、マゼンタ、シアンで別個とされてい
る。そして、上述の如く検知された押圧点の座標(10,1
4)はこれらの第11図ないし第13図に示した各種座標対
応図中のA点であることが判る。よつて、「コピー色」
入力指定により操作された押圧点がカラーサークル1内
の点であることが判り、前述した如くLED17が点灯表示
する。また、このような押圧点Aに相当する第11図中の
イエロー、マゼンタ、シアンの露光データY=36,M=4
1,C=47がイコライザ式の色彩分布表示データとして出
力される。
ちなみに、表示パネル7における色彩分布表示に供す
るデータとしては露光データでなく、メインチヤージ又
は現像バイアスデータ等であつてもよいが、一般に露光
データの場合が変化が大きくて判りやすいので好ましい
といえる。また、表示データは、表示パネル7における
イエロー、マゼンタ、シアンの表示個数が各々20個ずつ
であるとすると、露光データは0〜63ビツト間で変化す
るため、前述した露光データの場合であれば、 となるようにイコライザ式に点灯表示させればよい。つ
まり、表示パネル7における色彩分布表示はユーザが押
圧入力した色のイエロー、マゼンタ、シアンの比率を表
わすものとなる。
同様にして、カラーサークル1の再度の操作により
「原稿色」について押圧入力した時の2点目の押圧点を
第11図ないし第14図で示すB点とすると、ユーザがカラ
ー修正するためにカラーサークル1で押圧した2点A,B
のイエロー、マゼンタ、シアンの露光データ、メインチ
ヤージデータ、現像バイアスデータは、第11図ないし第
13図によれば、第1表に示すようになる。
この第1表中に示す数値は、ビツトを意味し、露光デ
ータであれば0〜63ビツトであり、1ビツトによる可変
量は1.5Vであり、露光データの最低は40Vである。ま
た、メインチヤージデータであれば0〜31ビツトあり、
1ビツトが10μAに相当し、最低25μAとされている。
現像バイアスデータは0〜31ビツトあり1ビツトが11V
に相当し、最低57Vである。このようなデータに従い、
露光/メインチヤージ/現像バイアス出力部32は各負荷
に対して作用する。また、第10図ないし第11図中に一部
抽出して示した各数値もこのようなビツトデータを示
し、実際には記載してない各座標についても各々数値が
割当られている。
例えば、露光データで考えると、露光データ50ビツト
にて露光ランプを点灯すべき旨の命令がCPU21からI/Oポ
ート24を介して露光/メインチヤージ/現像バイアス出
力部32に出力された場合、実際の露光出力は 40V+50ビツト×1.5V=115V となる。
ところで、ユーザがカラー修正を行なうのは、あるカ
ラー原稿についてのカラーコピーを実際に行なつた場合
に、そのコピー色が原稿の色と違う場合である。このた
め、第1表に示した2点A,Bにつき、A点の色が実際に
はB点の色として再現されるように、イエロー、マゼン
タ、シアンの露光データ、メインチヤージデータ、現像
バイアスデータを各々補正すればよい。例えば第1表に
よる場合A点のデータとB点のデータとの差であるの
で、補正データは第2表のようになる。
つまり、ユーザがカラー修正操作を行なつた後での再
度のカラーコピー時のイエロー、マゼンタ、シアンの露
光データ、メインチヤージデータ、現像バイアスデータ
の出力は、カラー修正前のコピー時におけるこれらの出
力を第2表に示す補正データ分だけ増減補正すれば、イ
エロー、マゼンタ、シアンの各出力は点A,Bの色の違い
に相当する分だけ補正されることになる。
ここに、具体例で説明する。まず、カラー補正を行な
う前のイエロー、マゼンタ、シアンの各々の露光、メイ
ンチヤージ、現像バイアスの出力が次の通りであるとす
る。
このような出力データに対し、カラー修正後の各出力
は次のようになる。
このようにして、予め設定されているイエロー、マゼ
ンタ、シアンの各々の露光データ、メインチヤージデー
タ、現像バイアスデータ等(これらは、標準画像が得ら
れるようにセツトされている中心値データである)に、
カラー修正操作によるカラーサークル1にて押圧された
2点の押圧点をタツチキー8方式により検知し、各押圧
点のイエロー、マゼンタ、シアンの各々の露光データ、
メインチヤージデータ、現像バイアスデータの差分だけ
増減補正することにより、ユーザの欲する色となるよう
にカラー修正を行なうことができる。
このように、本実施例によれば、カラー調整しようと
する場合、コピー画像の色味を操作部3上のカラーサー
クル1の中から照らし合せて色を選択でき、色対色なる
判りやすい関係の下に入力できる。また、原稿の色味が
カラーサークル1で判るため、コピー色を修正する際に
簡単に指示でき、操作的にもペン、マウスなどの特別な
器具を用いることなく指でワンタツチ入力できる。特
に、カラーサークル1では実際の色を持つて視覚的に表
現されているので、数値入力等に比してユーザの所望す
る色のイメージをダイレクトに機械に伝達させることが
できる。また、色味が全てカラーサークル1中に入つて
いるため、色の構成要素(色相、明度、彩度)を知らな
いユーザであつても簡単にカラー修正入力を行なうこと
ができ、特別な学習・訓練を必要としない。更には、カ
ラー修正入力に必要な全ての要素が1つのカラーサーク
ル1中に含まれているため、操作部全体としてもキート
ツプ数が減り、操作部3もシンプルな構造となる。
つづいて、本発明の第二の実施例を第14図により説明
する。本実施例は、前記実施例で示したようなカラーチ
ヤート方式等を用いるものであり、前記実施例で説明し
た内容はそのまま用いるものとする。
まず、前述した実施例について、さらに検討すると、
仮に機械の状態が安定していない場合、例えば現像剤や
感光体が環境により変動した場合であつても、原稿の特
定の色に対して実際にコピーで得たい色を、視覚化され
たカラーサークル1上より選択し(2点押下)、その差
データを算出して基準出力(中心値データによる出力)
に加算して出力するため、ユーザ所望のカラーにてコピ
ーを得ることができる。しかし、真に操作性がよいと
は、カラー調整が必要でないことであることを考える
と、この場合でも、機械状態が安定していない場合には
コピー毎にその最初のコピーでは所望通りとはならず、
コピーし直しとなり、真に操作性がよいとはいえない。
しかして、本実施例では、前述した如くカラーチヤー
ト入力方式において、ユーザがカラー調整操作を行なつ
た場合の補正後のデータを記憶し、次回以後のカラーコ
ピーに反映させる。つまり、予め設定されている中心デ
ータ=基準データを固定とはせず、カラー調整を行なつ
てコピーする毎に、その時の補正後の調整データを基準
データとして更新し、カラー調整しないカラーコピー時
用に、自動的に補正機能を持たせ、以後はカラー調整操
作不要のカラーコピーを可能とするものである。これ
は、ユーザの操作実態に着目したものである。即ち、所
望通りのカラーコピーが得られず、特定の色のトナー、
例えばイエローYの濃度が高くなるように状態変動して
しまつた場合には、原稿に対し実際に得られるコピーも
やはり黄色がかつたコピーとなつてしまうため、ユーザ
がカラー調整する場合には、必ずこの黄色イエローYを
薄くする方向への操作となる。つまり、機械に異常をき
たした場合、ユーザによるカラー調整の方向はそれを軽
減させる特定の傾向を持つため、カラー調整操作がなさ
れた場合であれば、その補正後のデータを基準データと
して用い得ることになる。
第14図(a)は前記実施例の第9図のフローチヤート
対応のものであり、第14図(c)はこのようにカラー調
整操作を伴うカラーコピーが実行されたら、補正用の基
準データを変更するための処理を示すフローチヤートを
示す。即ち、第14図(b)に示すフローチヤート処理手
段が基準データ変更手段を構成する。
この結果、前述した具体例の場合であれば、カラー調
整前の基準データは であるが、カラー調整後であれば、第14図(a)に従い
算出されるその調整後の補正データ(第2表参照)を基
に、次のような基準データに更新補正すればよい。
このように、カラー調整に供する基準データをカラー
調整操作を伴つたカラーコピー実行毎に更新変更してい
くことにより、機械状態に左右されることなく、以後は
コピースタートキー操作だけという通常のカラーコピー
操作のみで、所望のカラーコピーを得ることができる。
ところで、実際の色で視覚化された本実施例のカラー
サークル1を利用すると、原理的には任意の色から別の
任意の色への変換を指定してカラーコピーを行なわせる
こともできる。つまり、通常のカラーコピーの観点から
考えると、カラー調整用でなく、色変えに利用されるケ
ースが想定される。このような色変えに利用され、あま
り大きな色相変換、例えば赤から青への変換を行なう
と、ユーザが意図しない別の色が別の色に変わつてコピ
ーされてしまうことがある。つまり、このような場合に
も基準データが自動更新される機能が発揮されると、本
来の意味での原稿対応のカラーコピーに際して更新前の
基準データが正しかつたとしても変更されてしまうた
め、原稿色と全く違うコピーがなされてしまう等の危険
性がある。
この点、カラー修正、即ちほぼ同じ色相内での色変換
の指示操作を簡単に行なうことを目的とするため、カラ
ー修正可能領域を設定し、最初に指定したコピー色に近
い色相の範囲内でのみ原稿色を指定できるようにしてい
る。即ち、第7図(c)で示したように、LED17で前後
2個分をカラー修正可能な領域なる範囲とし、「原稿
色」入力操作時押圧された点の色がその範囲内にあるか
をチエツクするようにしている。
また、本実施例では、基準データの意図しない更新変
更を避けるために、第3図に示すように、操作部3の一
部に、カラー調整に際して基準データの更新変更を行な
うか否かを選択するための補正データ入力キー81を設
け、第15図のフローチヤートに示すように、この補正デ
ータ入力キー81が押されていない時には、基準データの
変更を禁止させる。これにより、色変えや特殊なコピー
時に基準データが無闇に変更されて狂つてしまうような
ことはない。
さらに、本発明の第三の実施例を第16図ないし第18図
により説明する。本実施例は、第2図に示したようなフ
ルカラー複写機において、単色カラーのための入力及び
単色カラー調整についてのものであり、基本的には第一
の実施例に準ずるものであり、第一の実施例で示した部
分と同一部分は同一符号を用いて示す。
即ち、第2図に示したフルカラー複写機では、3種類
のトナー、即ちイエローY、マゼンタM、シアンCを適
宜組合せることにより、各種色の単色カラーコピーも可
能となる。そこで、本実施例ではこのような単色のカラ
ーコピーを行なおうとする場合の、単色指定を行なうた
めにカラーチヤートを用いるものである。ここに、カラ
ーチヤートとしては、例えば第一の実施例による第1図
に示すようなカラーサークル1が用いられる。本実施例
では、第3図に示すカラー調整部が単色カラー選択入力
部として機能する。この他は、第一の実施例で設定した
カラーサークル1と同じである。
このような構成において、本実施例のカラーサークル
1等を使用した単色カラー選択操作手順の概略を第16図
及び第17図を参照して説明する。まず、操作部3にて単
色カラーキー27を押すと、表示パネル7には第17図
(a)に示すように「単色カラー」なる旨、及び、カラ
ーサークル1の形状に対応させたカラーサークル表示
が、点滅によりなされる(参照)。同時に、実際のカ
ラーサークル1側においては、前述した如く10色相の延
長上に位置するLED17がLED表示部16を通して点滅し、こ
のカラーサークル1上から選択できる単色カラーが知ら
される。即ち、ユーザには第16図(a)に示すようなカ
ラーサークル1を用いタツチ入力で単色カラーを選択入
力すべき旨が知らされる。このような指示に従い、ユー
ザは第16図(b)に示すように指でタツチ入力する。こ
の際、カラーサークル1は実際の色を視覚的に表示して
いるものであり、10色相の中から1つ所望の単色の部分
を指で押圧すればよい。このような押圧個所に対応する
LED17(LED表示部16)が点灯し表示される。第16図
(b)では点灯LED個所を黒塗りで示す(参照)。一
方、表示パネル7ではこのような入力操作に対応して、
第17図(b)に示すように選択された単色の色彩分布表
示がイコライザ式点灯によつてなされる(参照)。こ
の色彩分布は現像における3原色、即ち、イエロー、マ
ゼンタ、シアンの各色彩成分である。これにより、選択
した単色の特徴がユーザも判る。また、カラーサークル
1による単色選択入力がなされたので、表示パネル7に
おける「単色カラー」なる表示も点滅表示から点灯表示
に切換えられ、入力終了となり、スタートキー26の操作
待ちとなる。
第18図はこのような単色カラーキー27及びカラーサー
クル1操作時の表示、処理等を示すフローチヤートであ
る。
このようにカラーサークル1操作に伴う入力位置の検
出等を第一の実施例で説明した第10図等に準ずる。ま
た、このような単色カラー選択指定及び押圧点の検知に
基づき、当該単色についてのデータの取込み、作像条件
制御も、基本的には第一の実施例に準ずるものである。
例えば、前述した如く単色カラーキー27を押し、第16図
で示したようなカラーサークル1による入力操作を行な
つた場合を考える。本実施例でも、第一の実施例の第11
図ないし第13図に示したように、露光データ座標対応
図、メインチヤージデータ座標対応図、現像バイアスデ
ータ座標対応図が予め用意されており、かつ、何れもイ
エローY、マゼンタM、シアンCで別個とされている。
そして、上述の如く検知された押圧点の座標(10,14)
はこれらの第11図ないし第13図に示した各種座標対応図
中のA点であることが判る。よつて、「単色カラー用の
色」入力指定により操作された押圧点がカラーサークル
1内の点であることが判り、前述した如くLED17が点灯
表示する。また、このような押圧点Aに相当する第11図
中のイエロー、マゼンタ、シアンの露光データY=36,M
=41,C=47がイコライザ式の色彩分布表示データとして
出力される。
ちなみに、表示パネル7における色彩分布表示に供す
るデータとしては露光データでなく、メインチヤージ又
は現像バイアスデータ等であつてもよいが、一般に露光
データの場合が変化が大きくて判りやすいので好ましい
といえる。また、表示データは、表示パネル7における
イエロー、マゼンタ、シアンの表示個数が各々20個ずつ
であるとすると、露光データは0〜63ビツト間で変化す
るため、前述した露光データの場合であれば、 となるようにイコライザ式に点灯表示させればよい。つ
まり、表示パネル7における色彩分布表示はユーザが押
圧入力した色のイエローY、マゼンタM、シアンCの比
率を表わすものとなる。
同様にして、カラーサークル1で押圧されたA点のイ
エロー、マゼンタ、シアンのメインチヤージデータ及び
現像バイアスデータは、第12図及び第13図により求めら
れ、前述した露光データをも含めると、第6表に示すよ
うになる。
この第6表中に示す数値は、第1表等と同じくビツト
を意味し、第1表との対比ではB点座標のデータはな
く、A点座標対応のデータのみとなる。
そして、第1表に準じ、A点押圧による、イエロー
Y、マゼンタM及びシアンCの露出出力、メインチヤー
ジ出力及び現像バイアス出力は、下記の如くなる。
このようなイエローY、マゼンタM、シアンCの各々
の露光データ、メインチヤージデータ、現像バイアスデ
ータに基づき、各々のトナー使用時の複写条件を制御し
て、カラーコピー時と同様に、コピー動作を実行させれ
ば、カラーサークル1において押圧指定した色による単
色カラーコピーが得られる。
このように、本実施例によれば、コピーしようとする
単色の色を操作部3上の実際の色を表現したカラーサー
クル1の中から選択することができ、選択指定しやすい
ものとなる。操作的にもペン、マウスなどの特別な器具
を用いることなく指でワンタツチ入力できる。特に、カ
ラーサークル1では実際の色を以つて視覚的に表現され
ているので、数値入力等に比してユーザの所望する単色
のイメージをダイレクトに機械に伝達させることがで
き、かつ、色の構成要素(色相、明度、彩度)を知らな
いユーザであつても簡単に単色選択入力を行なうことが
でき、特別な学習・訓練を必要としない。更には、単色
選択入力に必要な全ての要素が1つのカラーサークル1
中に含まれているため、LED17等の個数のみを考慮すれ
ばよく、操作部全体としてもキートツプ数が減り、操作
部3をシンプルな構造となる。
なお、これらの第一ないし第三の実施例ではカラーチ
ヤートとしてカラーサークル1によるものを示したが、
これらに限らず、棒グラフ、四角形、三角形、マンセル
チヤート等の形状で形成したものでもよい。第19図はこ
れらの例を示すものである。まず第19図(a)は棒グラ
フ表示させたカラーチヤート51の例を示す。即ち、黄、
赤、青、…等の各色相を棒グラフ状にグラデーシヨンし
て色味を変化させてなるものである。図中の升目は色味
が徐々に変化することを示している。
同図(b)は四角形状に形成してなるカラーチヤート
52の例を示す。内容的には、本実施例で用いたカラーサ
ークル1の場合と同様である。
同図(c)はXYZ表色系CIE(国際照明委員会)による
表をチヤートにしてなるカラーチヤート53の例を示す。
同図(d)はマンセル体系をチヤートにしてなるカラ
ーチヤート54の例を示す。
要は、これらに例示されるように、複数種類の単色を
実際の色にて表現し得るものであれば、その形状等を問
わないものである。
効果 本発明は、上述したように第一に色味全体を視覚的に
表現してなるカラーチヤート及びこのカラーチヤートに
対応するタツチキー構造の入力手段にてカラー調整入力
を行えるようにしたので、数値等を用いて調整量を入力
操作するものに比し、所望の色情報を実際の色部分の押
圧操作にて誰でも簡単にワンタツチ入力することがで
き、実際の色によるため、ユーザの意図する色のイメー
ジを機械に正確に伝達することもできる。
第二に、上記のように色味全体を視覚的に表現してな
るカラーチヤート入力方式において、カラー調整操作を
伴うカラーコピー毎にカラー調整用の基準データを調整
後のものを基に更新修正させるようにしたので、環境変
化等による機械状態の変動があつた場合でも、以後のカ
ラーコピーはそれに応じた最適な基準データのもとに行
われることになり、カラー調整以後はユーザによるその
都度のカラー調整操作を必ずしも要せず、カラーチヤー
ト入力方式による良好かつ容易なる操作性を十分に発揮
させることができる。
第三に、単色カラーを考慮した場合も、実際の色とし
て視覚的に表現してなるカラーチヤート及びこのカラー
チヤートに対応する入力手段を備え、カラーチヤートの
押圧操作により所望の単色カラーを選択入力をなし得る
ようにしたので、文字キー等を用いて単色選択操作する
ものに比し、所望の単色情報を実際の色部分の押圧操作
にて誰でも簡単にワンタツチ入力することができ、実際
の色によるため、ユーザの意図する単色のイメージを機
械に正確に伝達することもでき、3種類のカラートナー
組合せによる各種の単色カラーコピーを行なわせること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第13図は本発明の第一の実施例を示し、第
1図はカラーサークル印刷シートの平面図、第2図はカ
ラー複写機全体の概略側面図、第3図は操作部の概略斜
視図、第4図はカラーサークルにおける色相分布を示す
説明図、第5図はタツチキー構造を示す分解斜視図、第
6図はブロツク図、第7図はカラーサークル操作手順を
示す平面図、第8図は表示パネルにおける表示状態の変
化を示す平面図、第9図はフローチヤート、第10図はデ
ジタイザシートの説明図、第11図は露光データ座標対応
図、第12図はメインチヤージデータ座標対応図、第13図
は現像バイアスデータ座標対応図、第14図及び第15図は
本発明の第二の実施例を示すフローチヤート、第16図な
いし第18図は本発明の第三の実施例を示し、第16図はカ
ラーサークル操作手順を示す平面図、第17図は表示パネ
ルにおける表示状態の変化を示す平面図、第18図はフロ
ーチヤート、第19図はカラーチヤートの各種変形例を示
す平面図である。 1……カラーチヤート、8……タツチキー,入力手段、
21……制御手段、51〜54……カラーチヤート
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−80864(JP,A) 特開 昭60−156077(JP,A) 特開 昭62−180668(JP,A) 特開 昭61−198861(JP,A) 特開 昭61−273588(JP,A) 実開 昭63−129916(JP,U) 実開 昭61−160452(JP,U) 実開 昭61−193460(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】明度、彩度及び色相の要素を含む全ての実
    際の色を視覚的に示すカラーチヤートと、このカラーチ
    ヤートの押圧部分に対応する色のカラー調整データを複
    写機本体側に入力させるタツチキーとを設けたことを特
    徴とするカラー複写機のカラー調整装置。
  2. 【請求項2】明度、彩度及び色相の要素を含む全ての実
    際の色を視覚的に示すカラーチヤートと、このカラーチ
    ヤートの押圧部分に対応する色のカラー調整データを入
    力させるタツチキー構造の入力手段と、前記カラーチヤ
    ート上の2点押下により各々の押下点の補正データを取
    込み記憶手段に格納された露光、帯電及び現像バイアス
    の各々の基準データを基に露光データ、帯電データ及び
    現像バイアスデータを算出して複写動作を実行させる制
    御手段と、前記カラーチヤートの2点押下によるカラー
    調整を伴う複写動作の実行終了毎にその時の露光デー
    タ、帯電データ及び現像バイアスデータを基に各々の基
    準データを修正して前記記憶手段に格納させる基準デー
    タ変更手段とを設けたことを特徴とするカラー複写機の
    カラー調整装置。
  3. 【請求項3】複数の単色を実際の色として視覚的に示し
    たカラーチヤートと、このカラーチヤート上の押圧部分
    を検知しその押圧部分に対応する単色用の露光データ、
    帯電データ及び現像バイアスデータなる単色データを入
    力させる入力手段と、この入力手段による単色データに
    基づき露光出力、帯電出力及び現像バイアス出力を制御
    して複写動作を実行させる制御手段とを設けたことを特
    徴とするカラー複写機のカラー調整装置。
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