JPH06198973A - 画像形成方法及び装置 - Google Patents

画像形成方法及び装置

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JPH06198973A
JPH06198973A JP4349643A JP34964392A JPH06198973A JP H06198973 A JPH06198973 A JP H06198973A JP 4349643 A JP4349643 A JP 4349643A JP 34964392 A JP34964392 A JP 34964392A JP H06198973 A JPH06198973 A JP H06198973A
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信篤 笹沼
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期間の使用に伴う部品の劣化等に伴う形成
画像品質の低下を防止した画像形成方法及び装置を提供
することを目的とする。 【構成】 所定濃度のパターンを出力して感光ドラム1
06上に形成し、パターンを記録紙に転写して画像を形
成する時、その感光ドラム106に形成された画像濃度
をフォトセンサ9で検出するとともに、記録紙に形成さ
れた画像濃度をCCD21により検出する。これら検出
値が対応するようにLUT25及び濃度換算回路42の
補正情報を変更し、原稿画像情報を入力して形成する
際、その原稿画像情報をその補正情報に従って補正し
て、記録紙上に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、像担持体上に形成され
た画像を被記録媒体に転写して画像を形成する画像形成
方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタ装置等の画像形成装置
の画像処理特性を調整する方法として、次のような手法
が知られている。まず画像形成装置を起動して、そのウ
ォームアップ動作の終了後に、特定パターンを感光ドラ
ム等の像担持体上に印刷する。そして、その形成された
像担持体を読取り、その読み取った濃度値に基づいて、
γ補正回路などの画像形成条件を決定する回路の動作を
変更することにより、形成される画像の品質を安定させ
ている。
【0003】さらに、環境条件の変動等により、その印
刷特性が変化した場合にも、再度特定パターンを記録紙
上に形成して読取り、再びγ補正回路などの画像形成条
件を決定する回路にフィードバックすることにより、そ
の環境条件の変動量に応じて画像品質を安定させること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、画像形成装置が長期に渡って使用された場合に
は、記録紙上に印刷されたパターンを読取った濃度と、
実際に形成された画像の濃度とが濃度が一致しなくなる
場合が生じてくる。即ち、例えば転写材トナーをクリー
ニングするためのクリーニング・ブレードが感光体ドラ
ムと接するように配置されているが、この接触が長期に
亙ると、それにより感光体ドラムの表面が粗れてしま
い、実際に感光ドラム上に付着したトナーの量と、読取
り時における反射光量の関係が変動してしまう。これに
より、長期間使用した画像形成装置の画像形成条件を、
読み取った濃度データに基づいて初期の濃度変換パラメ
ータを採用して変更すると、最適な画像が得られなくな
るという欠点があった。
【0005】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、長期間の使用に伴う部品の劣化等に伴う形成画像品
質の低下を防止した画像形成方法及び装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像形成装置は以下の様な構成を備える。即
ち、像担持体上に形成された画像を被記録媒体に転写し
て画像を形成する画像形成装置であって、前記像担持体
に形成された画像濃度を検出する第1の検出手段と、被
記録媒体に記録された画像を読取ってその画像濃度を検
出する第2の検出手段と、前記第1及び第2の検出手段
のそれぞれよりの画像濃度信号を各補正情報に従って補
正する第1及び第2の補正手段と、所定濃度のパターン
を出力して前記像担持体に形成し、そのパターンを被記
録媒体に転写して画像を形成するパターン像形成手段
と、前記像形成手段による像形成時、前記像担持体に形
成された画像濃度を前記第1の検出手段により検出し、
前記像形成手段により被記録媒体に形成された画像濃度
を前記第2の検出手段により検出し、これら検出値が対
応するように前記第1及び第2の補正手段の補正情報を
変更する変更手段と、入力した画像信号を前記補正情報
に従って補正し、その補正された画像信号に基づいて被
記録媒体に画像を形成する像形成手段とを有する。
【0007】上記目的を達成するために本発明の画像形
成装置は以下の様な構成を備える。即ち、像担持体上に
形成された画像を被記録媒体に転写して画像を形成する
画像形成方法であって、所定濃度のパターンを出力して
前記像担持体に形成し、前記パターンを被記録媒体に転
写して画像を形成する像形成工程と、前記像形成工程に
よる像形成時、前記像担持体に形成された画像濃度を検
出する工程と、前記像形成手段により被記録媒体に形成
された画像濃度を検出する工程と、これら検出値が対応
するように補正情報を変更する工程と、原稿画像情報を
入力し、その原稿画像情報を前記補正情報に従って補正
して前記像担持体に形成することにより被記録媒体に画
像を形成する工程とを有する。
【0008】
【作用】以上の構成において、所定濃度のパターンを出
力して像担持体に形成し、パターンを被記録媒体に転写
して画像を形成する時、その像担持体に形成された画像
濃度を検出するとともに、被記録媒体に形成された画像
濃度を検出する。これら検出値が対応するように補正情
報を変更し、原稿画像情報を入力して形成する際、その
原稿画像情報をその補正情報に従って補正して像担持体
に形成する。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0010】図1は本実施例のカラー複写機の概略構成
を示すブロック図である。
【0011】図1において、201は複写機全体を制御
するための制御部で、マイクロプロセッサ等のCPU2
8、CPU28の制御プログラムや各種データを記憶す
るROM210、CPU28のワークエリアとして使用
されるRAM212等を備えている。このROM210
はまた後述するテストパターンデータをテストパターン
エリア211に記憶している。202は原稿読取り部
で、後述するCCDセンサ21等を備え、原稿画像を読
取ってその読み取った画像信号を制御部201に出力し
ている。このCCD21よりの画像信号は、後述するL
UT25により補正されてプリンタ部100に出力され
る。100はプリンタ部で、この実施例では例えば図2
のようにレーザビームプリンタで構成されている。11
5は感光ドラム106の表面を検査するための検査部
で、LED10及びフォトセンサ9を有している。この
フォトセンサ9よりの信号は、制御部201の濃度換算
回路42により変換された後CPU28に入力され、こ
のセンサ9よりの信号に基づく制御が行われる。これら
の構成はこれ以降の図面を参照して詳しく説明する。
【0012】図2は本実施例の複写機のプリンタ部10
0を構成するレーザビームプリンタ(LBP)の内部構
造を示す断面図で、このプリンタ部100は原稿読取り
部202よりの画像信号に基づいて記録紙上に画像を形
成している。
【0013】図2において、100はプリンタ部本体を
示し、制御部201より入力した画像信号に従って被記
録媒体である記録紙上に像を形成する。300は操作の
ための各種スイッチ及びLED表示器等が配されている
操作パネル、101はプリンタ部100全体の制御及び
ホストコンピュータから供給される文字情報等を解析す
るプリンタ制御ユニットである。このプリンタ制御ユニ
ット101は、画像信号を半導体レーザの駆動用信号に
変換してレーザドライバ102に出力する。
【0014】レーザドライバ102は半導体レーザ10
3を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号
に応じて半導体レーザをオン・オフ切替している。レー
ザ光104は回転多面鏡105で左右方向に振られて感
光ドラム106上を走査する。このレーザ光の走査によ
り潜像が形成された感光ドラム106は、図中に示す矢
印の方向に回転する。この回転により回転現像器112
により各色ごとの現像がなされる(図2では、イエロー
トナーによる現像状態を示している)。
【0015】一方、記録紙は転写ドラム113に巻付け
られて、1回転する毎にY(イエロー),M(マゼン
タ),C(シアン),Bk(ブラック)の順に回転現像
器112により現像され、計4回回転することにより4
色が転写されてカラー記録が終了する。こうしてカラー
転写が終了すると、記録紙は転写ドラム113から離
れ、定着ローラ対114によって定着され、カラー画像
プリントが完成する。この記録紙にはカットシートを用
い、カセット記録紙はプリンタ部100に装着した用紙
カセットに収納され、給紙ローラ109及び搬送ローラ
110と111とにより装置内に取り込まれて、静電ド
ラム106に供給される。また、ドラム表面検査部11
5は、近赤外光(主波長が約960nm)を発光して感
光ドラム106の表面を照射するLED10、そのLE
D10よりの光が感光ドラム106で反射された反射光
を読み取るためのフォトセンサ9等を備えている。
【0016】図3は本実施例の複写機における階調画像
を得るための画像信号処理回路の構成を示すブロック図
で、この回路は制御部201に設けられている。
【0017】読取り部202のCCD21により読み取
られた原稿画像の輝度信号が出力されると、その輝度信
号はA/D変換回路22によってデジタル輝度信号に変
換される。このデジタル輝度信号は、CCD21の各セ
ンサ素子の感度バラツキを補正するためにシェーディン
グ回路23に入力され、そこでシェーディング補正され
る。こうして補正された輝度信号は更にLOG変換回路
24によりLOG変換され、初期設定時において原稿画
像濃度と、プリンタ装置100のγ特性により処理され
た出力画像濃度とが一致するように、ルックアップテー
ブル(LUT)25を用いて画像信号を変換する。こう
して変換された画像信号はパルス幅変調回路26でパル
ス幅変調された信号となってレーザドライバ102に入
力され、半導体レーザ103を駆動している。29はパ
ターンジェネレータで、後述する各種階調パターンを発
生して半導体レーザ102を駆動している。
【0018】本実施例では、全色とも画素が副走査方向
に並ぶパルス幅変換処理による階調再現手段を用い、レ
ーザ光の走査により感光ドラム106上にはドット面積
変化による階調特性を有する静電潜像が形成され、現
像、転写、定着といった過程を経て階調画像が得られ
る。
【0019】図4は原稿画像の濃度が再生される特性を
示す4限チャートである。
【0020】第1象限は、原稿画像濃度を濃度信号に変
換するリーダ(読取り部202)の特性を示し、第2象
限は濃度信号をレーザ出力信号に変換するためのLUT
25の特性を示している。また、第3象限はレーザ出力
信号から記録濃度に変換するプリンタ部100の記録特
性を示し、第4象限は原稿濃度と記録濃度との関係を示
しており、この特性は実施例の複写機における全体的な
階調特性を表している。尚、この実施例では、階調数は
8ビットのデジタル信号で処理しているので、画像デー
タの階調は256階調である。
【0021】この複写機では、第4象限の階調特性を図
4のように線形にするために、第3象限においてプリン
タ部の記録特性が曲っている分を、第2象限においてL
UT25によって補正している。このLUT25のデー
タは、後に述べる演算結果により生成される。
【0022】また、本実施例の複写機は、記録された濃
度を検出するために所定のパターンを発生するテストパ
ターンをROM210のテストパターンエリア211に
記憶し、このパターンを基にテストパターンを発生して
いる。
【0023】図5は前述のドラム表面検査部115のフ
ォトセンサ9からの信号を処理する処理回路の構成を示
すブロック図で、この回路は制御部201に設けられて
いる。
【0024】LED10より発光され、感光ドラム10
6より反射されて入射された近赤外光は、フォトセンサ
9により電気信号に変換される。この電気信号はA/D
変換回路41によりデジタル信号に変換される。即ち、
ここでは0〜5Vの範囲にあるフォトセンサ9の出力電
圧が、0〜255レベルのデジタル信号に変換される。
そして、このデジタル信号は、更に濃度変換回路42に
おいて、変換テーブル42aを参照して濃度信号に変換
され、この濃度信号がCPU28に入力される。なお、
本実施例の複写機で使用されるカラー用トナーは、イエ
ロー,マゼンタ,シアンの色トナーで、スチレン系共重
合樹脂をバインダとし、各色の色材を分散させて形成さ
れている。
【0025】イエロー,マゼンタ,シアントナーの分光
特性のそれぞれを図6〜図8のそれぞれで示す。これら
の図から明らかなように、いずれの色のトナーに対して
も近赤外光(960nm)に対する反射率が80%以上
得られており、また、これらの色トナーを用いた画像形
成において、色純度、透過性に有利な2成分現像方式を
採用している。
【0026】一方、ブラックトナーはモノクロコピー用
としてランニングコストの低減に実績のある1成分磁性
トナーを使用しており、その分光特性を図9に示す。図
9から明らかなように、近赤外光(960nm)に対す
る反射率は約10%である。ブラックトナーによる現像
は、1成分ジャンピング現像方式を採用したが、ブラッ
クの2成分トナーであってもかまわない。
【0027】また、感光ドラム106はOPCドラムで
あり、近赤外光による反射率(960nm)は約40%
である。このドラム106はまたアモルファスシリコン
系のドラム等であってもかまわない。
【0028】この感光ドラム106上の濃度を各色の面
積階調により段階的に変えていった時の、出力画像濃度
とフォトセンサ9の出力との関係を図10に示す。尚、
この図10では、トナーが感光ドラム106に付着して
いない状態におけるフォトセンサ9の出力を2.5V、
即ち128レベルに設定した。
【0029】図10からわかるように、レーザ出力信号
のレベルが大きくなるに従ってイエロー,マゼンタ,シ
アンの色トナーは面積被覆率が大きくなり、感光ドラム
106よりの反射光強度が大きくなってフォトセンサ9
の出力が大きくなる。一方、ブラックのトナーは面積被
覆率が大きくなるに従い、感光ドラム106自体の反射
率より反射率が低下するためフォトセンサ9の出力が小
さくなっている。
【0030】これらの特性に基づいて、図11に示すよ
うなデータ特性を有する、各色毎に専用のフォトセンサ
9の出力信号から濃度信号に変換するテーブル42aを
用意する。これにより、各色とも精度良く濃度信号を読
み取ることができるようになり、これらの濃度データを
第1の濃度データとする。
【0031】次に本実施例の複写機の電源オン時におけ
る階調特性の設定処理を図12のフローチャートを参照
して説明する。尚、この処理を実行する制御プログラム
はROM210に記憶されている。
【0032】まずステップS1で、複写機の主電源スイ
ッチをオンにし、ステップS2で定着ローラ114の温
度が150°C以下であるかどうかを調べ、150°C
以下の時はステップS3に進み、階調制御が行なわれ
る。尚、150°C以上の時はステップS10に進み、
操作部300の表示器に“コピーできます”のメッセー
ジを表示する。
【0033】定着ローラ114の温度が150°C以下
の場合はステップS3において、定着ローラ114の温
度が所定の温度になり、半導体レーザ103の温度も温
調点に達したことが確認されてスタンバイ状態になるの
を待つ。次にステップS4に進み、レーザ103の出力
信号レベルを最大の“255”とし、その最大濃度でパ
ッチテストパターンを感光ドラム106上に形成する。
そして、ドラム表面検査部115の反射率をフォトセン
サ9の出力に基づいて求め、ステップS5でそのセンサ
9の出力を、図11に示すような特性に従って画像濃度
に変換する。
【0034】次にステップS6に進み、得られた画像濃
度と、その複写機の設定最大濃度との差を調べ、その差
に応じてコントラスト電位の算出ならびに設定を行な
う。
【0035】次にステップS7に進み、特定階調パター
ン(本実施例ではレーザ出力信号として、16レベル,
32レベル,48レベル,64レベル,80レベル,9
6レベル,112レベル,128レベル,144レベ
ル,160レベル,176レベル,192レベル,20
8レベル,244レベル,240レベル,255レベル
の16階調のパターンを出力した)を、図13に示すよ
うに感光ドラム106の周方向に連続的に形成し、適正
なタイミングでLED10,フォトセンサ9で反射光量
を測定する。これにより、ステップS5で行われた濃度
変換に基づいて感光ドラム106に形成された像の反射
光量の関係、即ち図4における第3象限のプリンタ特性
を、記録紙に転写して定着することなしに正確に求める
ことができる。
【0036】次に、ステップS9に進み、このステップ
S8で求めたプリンタ特性を補正するためのLUT25
のデータを求める。このLUTデータは、そのプリンタ
特性から簡単に求めることができる。即ち、LUT25
のデータは、プリンタ特性の入出力関係をひっくり返す
(図4に示すようにy軸を中心に対称データを求める)
ことによって算出することができる。以上の制御が終了
したらステップS10に進み、“コピーできます”のメ
ッセージを操作パネル300上に表示してコピースタン
バイ状態となる。
【0037】こうしてLUT25のデータが求まると、
実際のコピー動作時に、そのLUT25のデータに基づ
いて濃度変換を行うことにより、半導体レーザ103の
出力信号に対してリニアな特性の階調性が得られる。
【0038】次に、複写機の使用期間が長くなることに
より、記録紙に印刷されたパターンを読取った濃度と、
実際にプリントアウトされた画像の濃度が一致しなくな
る場合について説明する。例えば、転写残トナーをクリ
ーニングするためのクリーニングブレードを感光ドラム
106に接触させて長期に亙って擦ることにより、感光
ドラム106の散乱光成分が増える。これにより、フォ
トセンサ9の出力と、画像濃度の関係が初期状態と変動
してしまうことになる。
【0039】図14は、イエロートナーの場合のセンサ
9の出力と画像濃度との関係を示す図である。140は
初期状態の特性を示し、141は10000枚の複写を
行った後の特性を示している。このように使用期間が長
くなると、フォトセンサ9により検出される画像濃度が
低くなる傾向があることが分かる。
【0040】図15は本実施例の複写機における濃度換
算回路42の変換テーブル42a及びLUT25のデー
タの算出処理を示すフローチャートで、この処理を実行
する制御プログラムはROM210に記憶されている。
【0041】まずステップS21で、操作パネル300
から階調特性に異常があると判断した色を指定するとと
もに、この処理の開始を指示する制御スイッチがオンさ
れるとステップS22に進み、ROM210のテストパ
ターンに基づいてパターンジェネレータ29より、その
指定された色の16階調のパターン(図16参照)を出
力する。これにより、その指定された色の16階調のパ
ターンが記録紙に印刷される。
【0042】次にステップS23に進み、こうして印刷
された記録紙を原稿読取り部202の原稿台上に載置
し、CCD21により読み取る。こうして読み取られた
画像信号は、A/D変換された後、シェーディング補
正、LOG変換された後に濃度データに変換される。こ
うして得られた濃度データと、テストパターンとして出
力されたレーザ出力濃度との関係に基づき、図5に示す
濃度換算回路42における指定された色の変換テーブル
42aのデータを作成する(ステップS24)。この濃
度変換テーブル42aのデータの作成にあたっては、1
6ポイントのデータから、その間のデータを生成するた
めに1次補間を行なってもよく、或いはより精度を向上
させるために、高次補間、高次近似をおこなうことが好
ましい。そしてステップS25において、この濃度換算
回路42の変換テーブル42aのデータを更新する。
【0043】次にステップS26に進み、さらに、ステ
ップS24における読取った濃度データとレーザ出力濃
度との関係に基づいて、LUT25のデータを算出し、
その求めたテーブルデータをLUT25に書込む。
【0044】以上の制御を定期的に行なうことにより、
長期間複写機を使用する場合でも、階調性に優れた画像
が形成できるようになった。 <第2実施例>前述の第1実施例においては、指定され
た単色によりパッチデータの印刷を行い、その色の記録
濃度と出力濃度とに基づいてテーブルデータの更新を行
った。しかし、このような問題は使用している色トナー
の全種についても起こりうるため、この第2実施例では
イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの全ての色に関
して補正を行うようにしている。
【0045】図17は本発明の第2実施例の処理を示す
フローチャートで、この処理を実行する制御プログラム
もROM210に記憶されている。尚、この第2実施例
のハードウェア構成は前述の第1実施例と同様とする。
【0046】ステップS31では、前述の図15のステ
ップS21と同様に、操作パネル300スタートスイッ
チがオンされると、パターンジェネレータ29により、
図18に示すようなイエロー、マゼンタ、シアン及びブ
ラックの16階調のパターンが出力され、このパターン
が記録紙に印刷される。次にステップS33に進み、プ
リントサンプルを読取り部202の原稿台に載置して読
取り、前述のステップS23と同様にして、LOG変換
した後に濃度データに変換する。次にステップS34に
進み、この濃度データとレーザ出力との関係を求め、図
25のステップS25と同様にして、各色に対応した濃
度換算回路42の変換テーブル42aの値を求めて、そ
の変換テーブル42aのデータを更新する。この場合も
前述の図15のステップS25と同様に、16ポイント
のデータから、その間のデータを作成するために1次補
間を行なったが、精度を向上させるために、より高次の
補間或いは近似を行うことが好ましい。こうしてステッ
プS36に進み、ステップS34で求めた濃度データに
基づいてLUT25のデータを算出して、LUT25に
設定する。
【0047】以上の制御を定期的に行なうことにより、
長期間に亙って階調性が優れ、かつ色バランスの良い画
像が記録できるようになった。
【0048】尚、前述の実施例では、フルカラーのデジ
タル複写機の場合で説明してきたが、本発明はこれに限
定されるものでなく、モノクロのデジタル複写機におい
ても有効である。
【0049】図19は他の実施例のモノクロデジタル複
写機の概略構成を示す断面図で、前述の実施例と共通す
る部分は同じ番号で示している。
【0050】192は原稿を照射するための光源、19
1は原稿よりの反射光を収集するためのレンズ、21は
CCDセンサである。このCCDセンサ21で読み取ら
れた原稿画像信号は、A/D変換器194によりデジタ
ル信号に変換されてCPU195に入力される。192
は原稿押え板、193は原稿ガラス板である。又、前述
の実施例と同様に、フォトセンサ9により検出された感
光ドラム106の表面の濃度信号は、A/D変換器41
によりデジタル信号に変換されてCPU195に入力さ
れている。197は現像ドラム、198は転写記録され
る記録紙を示している。
【0051】この場合にも、図15のフローチャートに
従って濃度換算回路42とLUT25のデータを更新す
ることにより、長い使用期間に亙って階調性に優れた画
像が記録できる。
【0052】尚、本発明は複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或は装置に、本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できることは言うまでもない。
【0053】以上説明したように本実施例によれば、機
器部品の消耗等に起因する記録画像品位の低下を防止
し、階調性に優れた画像を長期間に亙って形成できる効
果がある。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、長
期間の使用に伴う部品の劣化等に伴う形成画像品質の低
下を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の複写機の概略構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例の複写機のプリンタ部の構
成を示す側断面図である。
【図3】第1実施例の読取り部のCCDからの電気信号
を処理する回路の構成を示すブロック図である。
【図4】原稿濃度とプリンタ部における階調再現特性を
示す4限チャート図である。
【図5】ドラム表面検査部のフォトセンサよりの信号を
処理する回路構成を示すブロック図である。
【図6】イエロートナー分光特性の一例を示す図であ
る。
【図7】マゼンタトナー分光特性の一例を示す図であ
る。
【図8】シアントナー分光特性の一例を示す図である。
【図9】ブラック(1成分磁性)トナー分光特性の一例
を示す図である。
【図10】出力濃度信号レベルに対するフォトセンサ出
力特性の一例を示す図である。
【図11】各色に対するフォトセンサの信号から濃度信
号に変換するためのデータ特性を示す図である。
【図12】本実施例の複写機の電源投入時における階調
制御処理を示すフローチャートである。
【図13】感光ドラム上に形成されたパッチパターンを
フォトセンサで検出する状態を示す図である。
【図14】感光ドラムよりの反射光量(フォトセンサに
よる検出値)と、出力された画像データの濃度とが複写
機の使用量に応じて変動する例を示す図である。
【図15】本発明の第1実施例の濃度換算回路の変換テ
ーブル及びLUTデータの更新処理を示すフローチャー
トである。
【図16】指定された色の階調パッチパターンの像形成
例を示す図である。
【図17】本発明の第2実施例の濃度換算回路の変換テ
ーブル及びLUTデータの更新処理を示すフローチャー
トである。
【図18】本発明の第2実施例の階調パッチパターンの
像形成例を示す図である。
【図19】本発明の他の実施例のモノクロ複写機の概略
構成を示す断面図である。
【符号の説明】
9 フォトセンサ 10 LED 21 CCD 25 ルックアップテーブル(LUT) 28,195 CPU 29 パターンジェネレータ 42 濃度換算回路 42a 変換テーブル 100 プリンタ部 102 半導体レーザ 106 感光ドラム 114 定着ローラ 115 ドラム表面検査部 201 制御部 202 読取部 210 ROM 211 テストパターン 212 RAM
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 画像形成方法及び装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体に測定用画像
を形成し、その画像の濃度を測定し、その測定結果に基
づいて画像形成条件を決定する画像形成方法及び装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタ装置等の画像形成装置
の画像処理特性を調整する方法として、次のような手法
が知られている。まず画像形成装置を起動して、そのウ
ォームアップ動作の終了後に、特定パターンの画像を感
光ドラム等の像担持体上に形成する。そして、その形成
されたパターン画像の濃度を測定し、その測定した濃度
値に基づいて、γ補正回路などの画像形成条件を決定す
る回路の動作パラメータを変更することにより、形成さ
れる画像の品質を安定させている。
【0003】さらに、環境条件の変動等により、その像
形成特性が変化した場合にも、再度特定パターンの画像
を像担持体上に形成し、その形成された画像の濃度を測
定し、再びγ補正回路などの画像形成条件を決定する回
路にフィードバックすることにより、その環境条件の変
動量に応じて画像品質を安定させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、画像形成装置が長期に亙って使用された場合に
は、像担持体上に印刷されたパターンの画像の濃度を測
定した結果と、実際に形成された画像の濃度とが濃度が
一致しなくなる場合が生じてくる。即ち、例えば余分な
トナーをクリーニングするためのクリーニング・ブレー
ドが感光体ドラムと接するように配置されているが、こ
の接触が長期に亙ると、それにより感光体ドラムの表面
が粗れてしまい、実際に感光ドラム上に付着したトナー
の量と、濃度測定時における感光体からの反射光量の関
係が変動してしまう。従って、長期間使用した画像形成
装置においては、初期の段階で測定した濃度データに基
づいた濃度変換パラメータを採用して、画像形成条件を
決定すると、最適な画像が得られなくなるという欠点が
あった。
【0005】本発明の目的は上述した欠点を除去した画
像形成装置を提供することにある。即ち、本発明は上記
従来例に鑑みてなされたもので、長期間の使用に伴う部
品の劣化等による形成画像品質の低下を防止した画像形
成方法及び装置を提供することを目的とする。
【0006】本発明の他の目的は、記録媒体に形成され
る画像の濃度と、その画像の濃度の測定結果との関係の
変移を補償し、常に高画質な画像を得ることができる画
像形成方法及び装置を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、以下の添付図面に基
づく説明及び特許請求の範囲の記載より明らかになるで
あろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像形成装置は以下の様な構成を備える。即
ち、画像信号を入力する入力手段と、所定の濃度レベル
の画像信号を発生する発生手段と、前記発生手段により
発生された画像信号に基づいて記録媒体に可視像を形成
する像形成手段と、前記像形成手段により記録媒体に形
成された画像の濃度を測定する第1の測定手段と、複数
の異なる濃度レベルの画像信号に基づいて測定用の画像
を記録媒体に形成し、形成された測定用画像の濃度を測
定するように、前記発生手段、前記像形成手段及び前記
第1の測定手段を制御し、前記入力手段により入力され
る画像信号の画像形成条件を決定する制御手段と、前記
記録媒体に形成された測定用画像を記録シートに転写す
る転写手段と、前記転写手段により記録シートに転写さ
れた測定用画像の濃度を測定する第2の測定手段と、前
記第2の測定手段により測定された測定用画像の濃度
と、前記発生手段により発生された測定用画像信号の濃
度レベルとを比較することにより、前記画像形成条件を
補正する補正手段とを有することを特徴とする。
【0009】上記目的を達成するために本発明の画像形
成方法は以下の様な工程を備える。即ち、像担持体上に
形成された画像を記録媒体に転写して画像を形成する画
像形成方法であって、所定濃度のパターンを出力して前
記像担持体に形成し、前記パターンを記録媒体に転写し
て画像を形成する像形成工程と、前記像形成工程による
像形成時、前記像担持体に形成された画像濃度を検出す
る工程と、前記像形成手段により記録媒体に形成された
画像濃度を検出する工程と、これら検出値が対応するよ
うに補正情報を変更する工程と、原稿画像情報を入力
し、その原稿画像情報を前記補正情報に従って補正して
前記像担持体に形成することにより記録媒体に画像を形
成する工程とを有することを特徴とする。
【0010】
【作用】以上の構成において、所定濃度のパターンを出
力して像担持体に形成し、パターンを記録媒体に転写し
て画像を形成する時、その像担持体に形成された画像濃
度を検出するとともに、記録媒体に形成された画像濃度
を検出する。これら検出値が対応するように補正情報を
変更し、原稿画像情報を入力して形成する際、その原稿
画像情報をその補正情報に従って補正して像担持体に形
成する。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0012】図1は本実施例のカラー複写機の概略構成
を示すブロック図である。
【0013】図1において、201は複写機全体を制御
するための制御部で、マイクロプロセッサ等のCPU2
8、CPU28の制御プログラムや各種データを記憶し
ているROM210、CPU28のワークエリアとして
使用されるRAM212等を備えている。このROM2
10は後述するテストパターンデータをテストパターン
エリア211に記憶している。202は原稿読取り部
で、CCDセンサ21等を備え、原稿画像を読取ってそ
の読み取った画像信号を制御部201に出力している。
このCCD21よりの画像信号は、後述するルックアッ
プ・テーブル(LUT)25により補正されてプリンタ
部100に出力される。100はプリンタ部で、この実
施例では例えば図2のようにレーザビームプリンタで構
成されている。115は感光ドラム106の表面を検査
するための検査部で、LED10及びフォトセンサ9を
有している。このフォトセンサ9よりの信号は、制御部
201の濃度換算回路42により変換された後CPU2
8に入力され、このセンサ9よりの信号に基づく制御が
行われる。これらの構成はこれ以降の図面を参照して詳
しく説明する。
【0014】図2は本実施例の複写機のプリンタ部10
0を構成するレーザビームプリンタ(LBP)の内部構
造を示す断面図で、このプリンタ部100は原稿読取り
部202よりの画像信号に基づいて記録紙上に画像を形
成している。
【0015】図2において、100はプリンタ部本体を
示し、制御部201より入力した画像信号に従って記録
媒体である記録紙上に像を形成する。300は操作のた
めの各種スイッチ及びLED表示器等が配されている操
作パネル、101はプリンタ部100全体の制御及びホ
ストコンピュータから供給される文字情報等を解析する
プリンタ制御ユニットである。このプリンタ制御ユニッ
ト101は、画像信号を半導体レーザの駆動用信号に変
換してレーザドライバ102に出力する。
【0016】レーザドライバ102は半導体レーザ10
3を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号
に応じて半導体レーザをオン・オフ切替している。レー
ザ光104は回転多面鏡105で左右方向に振られて感
光ドラム106上を走査する。このレーザ光の走査によ
り潜像が感光ドラム106上に形成される。感光ドラム
106は、図中に示す矢印の方向に回転する。この潜像
は回転現像器112により各色ごとの現像がなされる
(図2では、イエロートナーによる現像状態を示してい
る)。
【0017】一方、記録紙は転写ドラム113に巻付け
られて、転写ドラム113が1回転する毎にY(イエロ
ー),M(マゼンタ),C(シアン),Bk(ブラッ
ク)の順に回転現像器112により現像され、計4回回
転することにより4色のトナーが記録紙に転写される。
こうして転写が終了すると、記録紙は転写ドラム113
から離れ、定着ローラ対114によって定着され、カラ
ー画像プリントが完成する。この記録紙にはカットシー
トを用い、カット記録紙はプリンタ部100に装着した
用紙カセットに収納され、給紙ローラ109及び搬送ロ
ーラ110と111とにより装置内に取り込まれて、転
写ドラム113に供給される。また、ドラム表面検査部
115は、近赤外光(主波長が約960nm)を発光し
て感光ドラム106の表面を照射するLED10、その
LED10よりの光が感光ドラム106で反射された反
射光を読み取るためのフォトセンサ9等を備えている。
【0018】図3は本実施例の複写機における階調画像
を得るための画像信号処理回路の構成を示すブロック図
で、この回路は制御部201に設けられている。
【0019】読取り部202のCCD21により原稿画
像が読み取られ、CCD21からアナログ輝度信号が出
力されると、そのアナログ輝度信号はA/D変換回路2
2によってデジタル輝度信号に変換される。このデジタ
ル輝度信号は、CCD21の各センサ素子の感度バラツ
キを補正するためにシェーディング回路23に入力さ
れ、そこでシェーディング補正される。こうして補正さ
れた輝度信号は更にLOG変換回路24によりLOG変
換される。LOG変換された信号は初期設定されている
プリンタ装置100のγ特性により処理された出力画像
濃度と、原稿画像濃度とが一致するように、ルックアッ
プテーブル(LUT)25を用いて変換される。こうし
て変換された画像信号はパルス幅変調回路26でパルス
幅変調された信号となってレーザドライバ102に入力
される。レーザドライバ102は変調された信号に従っ
て半導体レーザ103を駆動している。29はパターン
ジェネレータで、後述する各種階調パターンを発生す
る。
【0020】本実施例では、いわゆるパルス幅変調処理
による階調再現手段を用い、パルス幅変調されたレーザ
光の走査により感光ドラム106上には、ドット面積を
変化させることにより階調を表現した静電潜像が形成さ
れ、現像、転写、定着といった過程を経て階調画像が得
られる。
【0021】図4は原稿画像の濃度が再生される特性を
示す4限チャートである。
【0022】第1象限(右上)は、原稿画像濃度を濃度
信号に変換するリーダ(読取り部202)の特性を示
し、第2象限(右下)は、濃度信号をレーザ出力信号に
変換するためのLUT25の特性を示している。また、
第3象限(左上)は、レーザ出力信号を記録濃度に変換
するプリンタ部100の記録特性を示し、第4象限(左
下)は、原稿濃度と記録濃度との関係を示しており、こ
の特性は実施例の複写機における原稿濃度からプリンタ
部でプリントされる画像濃度までの階調特性を表してい
る。尚、この実施例では、階調数は8ビットのデジタル
信号で処理しているので、画像データの階調は256階
調である。
【0023】この複写機では、第4象限の階調特性を図
4のように線形にするために、第3象限においてプリン
タ部の記録特性の曲線部分を、第2象限のLUT25の
特性によって補正している。このLUT25のデータ
は、後に述べる演算結果により生成される。
【0024】また、本実施例の複写機は、ROM210
のテストパターンエリア211に、所定のテストパター
ンを記憶してあり、このパターンを基にテストパターン
の画像を形成している。
【0025】図5は前述のドラム表面検査部115のフ
ォトセンサ9からの信号を処理する処理回路の構成を示
すブロック図で、この回路は制御部201に設けられて
いる。
【0026】LED10より発光され、感光ドラム10
6より反射された近赤外光は、フォトセンサ9により受
光され電気信号に変換される。この電気信号はA/D変
換回路41によりデジタル信号に変換される。即ち、こ
こでは0〜5Vの範囲にあるフォトセンサ9の出力電圧
が、0〜255レベルのデジタル信号に変換される。そ
して、このデジタル信号は、更に濃度変換回路42にお
いて、変換テーブル42aによって濃度信号に変換さ
れ、この濃度信号がCPU28に入力される。なお、本
実施例の複写機で使用されるカラー用トナーは、イエロ
ー,マゼンタ,シアンの色トナーで、スチレン系共重合
樹脂をバインダとし、各色の色材を分散させて形成され
ている。
【0027】イエロー,マゼンタ,シアントナーの分光
特性のそれぞれを図6〜図8のそれぞれで示す。これら
の図から明らかなように、いずれの色のトナーに対して
も近赤外光(960nm)に対する反射率が80%以上
得られており、また、これらの色トナーを用いた画像形
成において、色純度、透過性に有利な2成分現像方式を
採用している。
【0028】一方、ブラックトナーはモノクロコピー用
としてランニングコストの低減に実績のある1成分磁性
トナーを使用しており、その分光特性を図9に示す。図
9から明らかなように、近赤外光(960nm)に対す
る反射率は約10%である。ブラックトナーによる現像
は、1成分ジャンピング現像方式を採用したが、ブラッ
クの2成分トナーであってもかまわない。
【0029】また、感光ドラム106はOPCドラムで
あり、近赤外光による反射率(960nm)は約40%
である。このドラム106はまたアモルファスシリコン
系のドラム等であってもかまわない。
【0030】この感光ドラム106上に形成される各色
の画像の濃度を面積階調により段階的に変えていった時
の、出力画像濃度とフォトセンサ9の出力との関係を図
10に示す。尚、この図10では、トナーが感光ドラム
106に付着していない状態におけるフォトセンサ9の
出力を2.5V、即ち、レベル128に設定した。
【0031】図10からわかるように、レーザ出力信号
のレベルが大きくなるに従ってイエロー,マゼンタ,シ
アンの色トナーは面積被覆率(画像濃度)が大きくな
り、感光ドラム106よりの反射光強度が大きくなって
フォトセンサ9の出力が大きくなる。一方、ブラックの
トナーは面積被覆率が大きくなると、黒トナーの反射率
が低いため感光ドラム106自体の反射率より低下し、
その結果フォトセンサ9の出力が小さくなっている。
【0032】濃度変換テーブル42aは、図11に示す
ようなデータ特性を有し、各色毎にフォトセンサ9の出
力信号を濃度信号に変換する。これにより、各色とも精
度良く濃度信号を読み取ることができるようになる。
尚、これらの濃度データを第1の濃度データとする。
【0033】次に本実施例の複写機の電源オン時におけ
る濃度変換特性の設定処理を図12のフローチャートを
参照して説明する。尚、この処理を実行する制御プログ
ラムはROM210に記憶されている。
【0034】まずステップS1で、複写機の主電源スイ
ッチをオンにし、ステップS2で、不図示のサーミスタ
により定着ローラ114の温度が150°C以下である
かどうかを調べ、150°C以下の時はステップS3に
進み、階調制御が行なわれる。尚、150°C以上の時
はステップS10に進み、操作部300の表示器に“コ
ピーできます”のメッセージを表示する。
【0035】定着ローラ114の温度が150°C以下
の場合はステップS3において、定着ローラ114の温
度が所定の温度になり、半導体レーザ103の温度も所
定の温度に達したことが確認されてスタンバイ状態にな
るのを待つ。次にステップS4に進み、レーザ103の
出力信号レベルを最大の“255”とし、その最大濃度
でパッチテストパターンのトナー像を感光ドラム106
上に形成する。そして、ドラム表面からの反射率をフォ
トセンサ9の出力に基づいて求め、ステップS5でその
センサ9の出力を、図11に示すような特性に従って画
像濃度に変換する。
【0036】次にステップS6に進み、得られた画像濃
度と、その複写機の設定最大濃度との差を調べ、その差
に応じて、感光体に形成されるべき明部潜像と暗部潜像
とのコントラスト電位の算出ならびに設定を行なう。
【0037】次にステップS7に進み、例えばイエロー
トナーで特定階調パターン(本実施例ではレーザ出力信
号として、16レベル,32レベル,48レベル,64
レベル,80レベル,96レベル,112レベル,12
8レベル,144レベル,160レベル,176レベ
ル,192レベル,208レベル,244レベル,24
0レベル,255レベルの16階調のパターンを出力し
た)を、図13に示すように感光ドラム106の周方向
に連続的に形成し、適正なタイミングでLED10,フ
ォトセンサ9でパターン画像からの反射光量を測定す
る。そしてステップS8に進み、図11に示すような特
性に従ってセンサ出力を画像濃度に変換する。これによ
り感光ドラム106に形成された像の反射光量から画像
濃度とレーザ出力値との関係、即ち、図4における第3
象限のプリンタ特性を、記録紙に画像を形成することな
しに正確に求めることができる。
【0038】次に、ステップS9に進み、このステップ
S8で求めたプリンタ特性に従って画像データを補正す
るためのLUT25のデータを求める。このLUTデー
タは、そのプリンタ特性から簡単に求めることができ
る。即ち、LUT25のデータは、プリンタ特性の入出
力関係をひっくり返す(図4に示すようにy軸を中心に
対称データを求める)ことによって算出することができ
る。以上の制御を各トナー色毎に繰返し実行し、それが
終了したらステップS10に進み、“コピーできます”
のメッセージを操作パネル300上に表示してコピース
タンバイ状態となる。
【0039】こうしてLUT25のデータが求まると、
実際のコピー動作時に、そのLUT25のデータに基づ
いて濃度変換を行うことにより、半導体レーザ103の
出力信号に対してリニアな特性の階調性が得られる。
【0040】次に、複写機の使用期間が長くなることに
より、感光体に形成されたパターンを読取った濃度と、
実際にプリントアウトされた画像の濃度が一致しなくな
る場合について説明する。例えば、転写されなかった残
トナーをクリーニングするためのクリーニングブレード
を感光ドラム106に接触させて長期に亙って擦ること
により、感光ドラム106の散乱光成分が増える。これ
により、フォトセンサ9の出力と、画像濃度の関係が初
期状態と変動してしまうことになる。
【0041】図14は、イエロートナーでパターン画像
を形成した場合のセンサ9の出力と画像濃度との関係を
示す図である。140は初期状態の特性を示し、141
は10000枚の複写を行った後の特性を示している。
このように使用期間が長くなると、フォトセンサ9によ
り検出される画像濃度が初期状態よりも低くなる傾向が
あることが分かる。
【0042】図15は本実施例の複写機における濃度換
算回路42の変換テーブル42a及びLUT25のデー
タの算出処理を示すフローチャートで、この処理を実行
する制御プログラムはROM210に記憶されている。
【0043】まずステップS21で、操作パネル300
から変換テーブルのデータを更新すべき色を指定すると
ともに、この処理の開始を指示する制御スイッチがオン
されるとステップS22に進み、ROM210に記憶さ
れたテストパターンに基づいてパターンジェネレータ2
9より、その指定された色の16階調のパターン(図1
6参照)を出力する。これにより、その指定された色の
16階調のパターンの画像が感光体に形成され、記録紙
に転写される。
【0044】次にステップS23に進み、操作者がパタ
ーン画像が形成された記録紙を原稿読取り部202の原
稿台上に載置し、操作部から読取り指令を入力する。C
CD21はパターン画像を読み取る。こうして読み取ら
れた画像信号は、A/D変換された後、シェーディング
補正、LOG変換され、濃度データに変換される。こう
して得られた濃度データと、テストパターン出力時のレ
ーザ出力濃度との関係に基づき、図5に示す濃度換算回
路42における指定された色の変換テーブル42aのデ
ータを作成する(ステップS24)。この濃度変換テー
ブル42aのデータの作成にあたっては、16ポイント
のデータから、その間のデータを生成するために1次補
間を行なってもよく、或いはより精度を向上させるため
に、高次補間、高次近似をおこなうことが好ましい。そ
してステップS25において、この濃度換算回路42の
変換テーブル42aのデータを更新する。
【0045】次にステップS26に進み、ステップS2
4で作成した濃度データとレーザ出力濃度との関係に基
づいて、LUT25のデータを算出し、その求めたテー
ブルデータをLUT25に書込む。
【0046】以上の制御を定期的に行なうことにより、
長期間複写機を使用する場合でも、階調性に優れた画像
が形成できるようになった。
【0047】<第2実施例>前述の第1実施例において
は、指定された単色のパターン画像の形成を行い、その
色の記録濃度と出力濃度とに基づいてテーブルデータの
更新を行った。しかし、前述した問題は使用している色
トナーの全種についても起こりうるため、この第2実施
例ではイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの全ての
色に関して補正を行うようにしている。
【0048】図17は本発明の第2実施例の処理を示す
フローチャートで、この処理を実行する制御プログラム
もROM210に記憶されている。尚、この第2実施例
のハードウェア構成は前述の第1実施例と同様とする。
【0049】ステップS31では、前述の図15のステ
ップS21と同様に、操作パネル300からスタートス
イッチがオンされると、パターンジェネレータ29によ
り、図18に示すようなイエロー、マゼンタ、シアン及
びブラックのそれぞれ16階調のパターンが順次出力さ
れ、感光ドラム上に各色のパターンのトナー像が順次形
成され、記録紙に順次転写される。次にステップS33
に進み、操作者がプリントサンプルを読取り部202の
原稿台に載置して、読取り指令を入力する。前述のステ
ップS23と同様にして、CCD21が画像を読取り、
LOG変換した後に濃度データに変換する。次にステッ
プS34に進み、この濃度データとレーザ出力濃度との
関係を求め、図15のステップS25と同様にして、各
色に対応した濃度換算回路42の変換テーブル42aの
データを求めて、その変換テーブル42aのデータを更
新する。この場合も前述の図15のステップS25と同
様に、16ポイントのデータから、その間のデータを作
成するために1次補間を行うが、精度を向上させるため
に、より高次の補間或いは近似を行うことが好ましい。
こうしてステップS36に進み、ステップS34で求め
た濃度データに基づいてLUT25のデータを算出し
て、LUT25に設定する。
【0050】以上の制御を定期的に行なうことにより、
長期間に亙って階調性が優れ、かつ色バランスの良い画
像が記録できるようになった。
【0051】尚、前述の実施例では、フルカラーのデジ
タル複写機の場合で説明してきたが、本発明はこれに限
定されるものでなく、モノクロのデジタル複写機におい
ても有効である。
【0052】図19は他の実施例のモノクロデジタル複
写機の概略構成を示す断面図で、前述の実施例と共通す
る部分は同じ番号で示している。
【0053】192は原稿を照射するための光源、19
1は原稿よりの反射光を収束するためのレンズ、21は
CCDセンサである。このCCDセンサ21で読み取ら
れた原稿画像信号は、A/D変換器22によりデジタル
信号に変換されてCPU195に入力される。192は
原稿押え板、193は原稿ガラス板である。又、前述の
実施例と同様に、フォトセンサ9により感光ドラム10
6の表面の濃度が検出され、この検出された濃度信号
は、A/D変換器41によりデジタル信号に変換されて
CPU195に入力されている。197は現像器、19
8は記録紙を示している。
【0054】この場合にも、図15のフローチャートに
従って濃度換算回路42とLUT25のデータを更新す
ることにより、長い使用期間に亙って階調性に優れた画
像が記録できる。
【0055】尚、本発明はリーダとプリンタとが別れて
いる構成のシステムに適用しても、リーダとプリンタと
が一体になっている装置に適用しても良い。また、本発
明はシステム或は装置に、本発明を実施するプログラム
を供給することによって達成される場合にも適用できる
ことは言うまでもない。
【0056】以上説明したように本実施例によれば、機
器部品の消耗等に起因する記録画像品位の低下を防止
し、階調性に優れた画像を長期間に亙って形成できる効
果がある。
【0057】また本実施例によれば、記録媒体に形成さ
れる画像の濃度と、その画像の濃度の測定結果との関係
の変移を補償し、常に高画質な画像を得ることができる
効果がある。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、長
期間の使用に伴う部品の劣化等に伴う形成画像品質の低
下を防止できる効果がある。
【0059】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の複写機の概略構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例の複写機のプリンタ部の構
成を示す側断面図である。
【図3】第1実施例の読取り部のCCDからの電気信号
を処理する回路の構成を示すブロック図である。
【図4】原稿濃度とプリンタ部における階調再現特性を
示す4限チャート図である。
【図5】ドラム表面検査部のフォトセンサよりの信号を
処理する回路構成を示すブロック図である。
【図6】イエロートナー分光特性の一例を示す図であ
る。
【図7】マゼンタトナー分光特性の一例を示す図であ
る。
【図8】シアントナー分光特性の一例を示す図である。
【図9】ブラック(1成分磁性)トナー分光特性の一例
を示す図である。
【図10】レーザ出力と、そのレーザ光で感光されてト
ナーが付着された感光ドラム表面の濃度との関係を示す
図である。
【図11】各色に対するフォトセンサの信号から濃度信
号に変換するためのデータ特性を示す図である。
【図12】本実施例の複写機の電源投入時における階調
制御処理を示すフローチャートである。
【図13】感光ドラム上に形成されたパッチパターンを
フォトセンサで検出する状態を示す図である。
【図14】感光ドラムよりの反射光量と出力された画像
データの濃度との特性の変化を示す図である。
【図15】本発明の第1実施例の濃度換算回路の変換テ
ーブル及びLUTデータの更新処理を示すフローチャー
トである。
【図16】指定された色の階調パッチパターンの像形成
例を示す図である。
【図17】本発明の第2実施例の濃度換算回路の変換テ
ーブル及びLUTデータの更新処理を示すフローチャー
トである。
【図18】本発明の第2実施例の階調パッチパターンの
像形成例を示す図である。
【図19】本発明の他の実施例のモノクロ複写機の概略
構成を示す断面図である。
【符号の説明】 9 フォトセンサ 10 LED 21 CCD 25 ルックアップテーブル(LUT) 28,195 CPU 29 パターンジェネレータ 42 濃度換算回路 42a 変換テーブル 100 プリンタ部 102 半導体レーザ 106 感光ドラム 114 定着ローラ 115 ドラム表面検査部 201 制御部 202 読取部 210 ROM 211 テストパターン 212 RAM

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に形成された画像を被記録媒
    体に転写して画像を形成する画像形成装置であって、 前記像担持体に形成された画像濃度を検出する第1の検
    出手段と、 被記録媒体に記録された画像を読取ってその画像濃度を
    検出する第2の検出手段と、 前記第1及び第2の検出手段のそれぞれよりの画像濃度
    信号を各補正情報に従って補正する第1及び第2の補正
    手段と、 所定濃度のパターンを出力して前記像担持体に形成し、
    そのパターンを被記録媒体に転写して画像を形成するパ
    ターン像形成手段と、 前記像形成手段による像形成時、前記像担持体に形成さ
    れた画像濃度を前記第1の検出手段により検出し、前記
    像形成手段により被記録媒体に形成された画像濃度を前
    記第2の検出手段により検出し、これら検出値が対応す
    るように前記第1及び第2の補正手段の補正情報を変更
    する変更手段と、 入力した画像信号を前記補正情報に従って補正し、その
    補正された画像信号に基づいて被記録媒体に画像を形成
    する像形成手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記像形成手段で形成される画像信号
    は、前記第2の検出手段より入力される画像濃度信号を
    前記補正情報に応じて変換した画像信号であることを特
    徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記像担持体は感光ドラムであることを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 像担持体上に形成された画像を被記録媒
    体に転写して画像を形成する画像形成方法であって、 所定濃度のパターンを出力して前記像担持体に形成し、
    前記パターンを被記録媒体に転写して画像を形成する像
    形成工程と、 前記像形成工程による像形成時、前記像担持体に形成さ
    れた画像濃度を検出する工程と、 前記像形成手段により被記録媒体に形成された画像濃度
    を検出する工程と、 これら検出値が対応するように補正情報を変更する工程
    と、 原稿画像情報を入力し、その原稿画像情報を前記補正情
    報に従って補正して前記像担持体に形成することにより
    被記録媒体に画像を形成する工程と、 を有することを特徴とする画像形成方法。
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