JP3282404B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3282404B2
JP3282404B2 JP22991194A JP22991194A JP3282404B2 JP 3282404 B2 JP3282404 B2 JP 3282404B2 JP 22991194 A JP22991194 A JP 22991194A JP 22991194 A JP22991194 A JP 22991194A JP 3282404 B2 JP3282404 B2 JP 3282404B2
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聡史 出石
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は画像形成装置に関し、
特に面積階調法を用いて各画素に対して階調表現を行な
う画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】面積階調法を用いて階調表現を行なう画
像形成装置においては、使用環境の変化により、階調特
性が変化してしまう場合がある。
【0003】図17は、このような従来の画像形成装置
における入力画像濃度と出力画像濃度との関係を示した
グラフである。
【0004】図を参照して、横軸には入力画像濃度がと
られ、縦軸には入力画像濃度に対応してトナー像として
出力される出力画像濃度がとられている。一般には、入
力画像濃度と出力画像濃度は、直線的に比例するはずで
あるが、画像形成装置の環境は、たとえば低温低湿のよ
うな場合や、高温高湿度のような場合には、この比例関
係が成立しなくなる。これは、入力画像濃度が一定であ
っても、感光体上に形成されるトナー像の濃度およびこ
のトナー像が用紙へ付着する量が環境によって変化する
ことによって生じると考えられる。
【0005】このような場合を想定して、通常の50%
濃度の出力用階調表現パターンで基準パターンを作成
し、この基準パターンを実際に印字して、この濃度を光
学的に測定して濃度を調整することが行なわれている。
この濃度の調整方法は現在種々知られており、たとえば
現像バイアス値を変更することによって行なわれている
が、図16は、このような現像バイアス値の調整による
濃度調整の状態を示した図である。
【0006】図18の(a)においては、補正前の状態
を示しており、横軸には、入力ドット面積率がとられ、
縦軸には、出力ドット面積率がとられている。ここで、
入力ドット面積率とは、たとえば濃度50%の画像デー
タが入力された場合、その入力ドット面積率を50%と
して、すなわち、黒ドットの数が全体のドットの数の半
数となるものをいう。一方、出力ドット面積率とは、上
記のような基準パターンを実際的に光学的に検知し、上
記のような場合には受光量が最大受光量の半分であれ
ば、50%出力ドット面積率とするものである。
【0007】図18の(a)においては、図17で示さ
れた、高温高湿の環境にあると考えられ、入力ドット面
積率に対して、出力ドット面積率が上回っている状態、
言い換えれば、画像としての濃度が所望の濃度よりも高
くなっている状態である。ここで、現像バイアス値をた
とえば40V下げると、図18の(b)で示されている
ように入力ドット面積率と、出力ドット面積率とを所望
の関係、すなわち、直線的な比例関係にすることができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】通常、出力画像は、環
境変動の影響を受けにくいパターンで再現されている。
したがって、そのパターンで上記の検出を行なおうとす
ると、十分な精度が得られない。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、環境変動を精度よく検出する画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る画
像形成装置は、複数のドットにて画素を構成し、これら
ドットのうち所定のドットを所定濃度にて塗りつぶすこ
とによって各画素に対して階調表現を行なう面積調法
を用いた画像形成装置であって、第1のパターンに基づ
いて画素を構成する複数のドットのうち所定のドットを
塗りつぶすことによって画像を形成する画像形成手段
と、第1のパターンに比べ環境変動に敏感なパターンに
基づいて画素を構成する複数のドットのうち、所定のド
ットを塗りつぶすことによって基準画像を形成する基準
画像形成手段と、基準画像形成手段によって形成された
基準画像の全体的な濃度を検出する濃度検出手段と、濃
度検出手段によって検出された画像濃度と基準濃度とを
比較する比較手段と、比較手段の比較結果に基づいて、
ドットを塗りつぶす所定濃度を調する濃度調整手段と
を備えたものである。請求項2の発明に係る画像形成装
置においては、環境変動に敏感なパターンは、第1のパ
ターンよりも解像度が高いパターンである。請求項3の
発明に係る画像形成装置においては、環境変動に敏感な
パターンは、第1のパターンよりも黒ドットの分散度合
いが大きいパターンである。
【0011】
【作用】請求項1の発明においては、基準画像が、第1
のパターンに比べ環境変動に敏感なパターンに基づいて
画素を構成する複数のドットのうち、所定のドットを塗
りつぶすことによって形成される。請求項2の発明にお
いては、基準画像が、第1のパターンよりも解像度が高
いパターンに基づいて画素を構成する複数のドットのう
ち、所定のドットを塗りつぶすことによって形成され
る。 請求項3の発明においては、基準画像が、第1のパ
ターンよりも黒ドットの分散度合いが大きいパターンに
基づいて画素を構成する複数のドットのうち、所定のド
ットを塗りつぶすことによって形成される。
【0012】
【実施例】図1はこの発明の第1の実施例による画像形
成装置の感光体周りの構成を示した図である。
【0013】図を参照して感光体1の回りには、感光体
1の回転方向に対して上流側から、感光体1の表面を所
定の電位とするための帯電チャージャ3と、所定電位と
なった感光体1の表面に入力画像に基づいて光を照射し
て静電潜像を形成するためのレーザ光源5と、トナーを
内蔵し感光体1の表面に形成された静電潜像にトナーを
付着させるための現像器7と、感光体1表面上に形成さ
れた濃度検出用の基準パターンの濃度を光学的に検出す
るための光学濃度センサ9と、感光体1の表面のトナー
を搬送されてきた用紙13に転写するための転写チャー
ジャ11と、トナーが転写された用紙13を感光体1か
ら分離させるための分離チャージャ15と、転写後の感
光体1上に残った残留トナーを取除くためのクリーナ1
7とから構成される。
【0014】なお、光学濃度センサ9は、感光体1の長
手方向に関してほぼ中央の位置に設けられている。
【0015】ところで、図1の構成と異なり、感光体1
の表面に付着された静電潜像を形成するトナーを中間転
写体に転写した後、さらに用紙に転写する画像形成装置
においては、光学濃度センサは、中間転写体に転写され
た像の濃度を検出するように構成してもよい。
【0016】図2はこの発明の第1の実施例による、画
像形成装置の制御部の構成を示すブロック図である。
【0017】図を参照して、この制御部は入出力ポート
23を備えたCPU21を中心に構成される。CPU2
1には、シーケンス制御に係るプログラムが格納されて
いる第1ROM25と、プリント時に使用される濃度階
調データが格納されている第2ROM27と、現像バイ
アス調整用の基準パターンのデータが格納されており、
また光学濃度センサから検出された基準パターンの濃度
データと、比較される基準濃度データとの関係を示す参
照テーブルも格納している第3ROM29と、種々のデ
ータ等を記憶するためのRAM31とが接続されてい
る。一方、入出力ポート23には、レーザ光源を駆動す
るためのレーザ駆動回路33と、現像器の現像バイアス
等を調整するためのバイアス制御回路35と、光学濃度
センサの検出動作を制御するための濃度センサ制御回路
37と、感光体の駆動モータ等、その他の駆動部やセン
サ部等を制御するためのその他の制御回路39とが接続
されている。なお、CPU21は、また入出力ポート2
3を介してホストコンピュータからの情報を受け、さら
にホストコンピュータに対して情報を出力している。ホ
ストコンピュータから受ける情報として、プリントすべ
き画像データ、プリンタ指令等の制御データがある。
【0018】図3は図2で示されたCPUが行なう画像
形成動作に関わる制御のメインルーチンを示したフロー
チャートである。
【0019】まずステップS1において、初期設定とし
て、第1ROM25,第2ROM27および第3ROM
29の内容のチェックがされ、各種フラグを初期化し、
さらに現像バイアス値に対して初期値が設定される。
【0020】次にステップS2において、本願発明の特
徴部である、現像バイアスの調整が行なわれるが、この
詳細については後述する。そしてステップS3におい
て、画像形成の動作時間を規定する内部タイマがスター
トし、ステップS4において、プリント指令がホストコ
ンピュータからなされたか否かが判別される。プリント
指令があった場合は、ステップS5において、プリント
動作が行なわれ、ステップS6において、内部タイマの
タイムアウトを待ってステップS3に戻る。なおプリン
ト動作の具体的内容については後述する。
【0021】一方、ステップS4において、プリント指
令がない場合は、ステップS5をスキップして、内部タ
イマの終了を待ってフローはステップS3に戻る。
【0022】図4は図3の現像バイアス調整ルーチンの
具体的内容を示すフローチャートである。
【0023】現像バイアス調整ルーチンに入ると、ステ
ップS21において、図2で示された第3ROM29か
ら、環境変動に敏感な基準パターンが読出される。ここ
で、環境変動に敏感な基準パターンについて以下説明す
る。
【0024】図5はエンジン部として、600DPIの
解像度を持つプリンタにおいて、面積階調を行なうため
の4種類のハーフトーン画素の構成を示した図である。
【0025】図5の(a)は、(4ドット×4ドット)
を1画素としたものであって、解像度としては150D
PIに相当し、階調としては17階調のハーフトーンを
表すことができる。
【0026】図5の(b)は、(6ドット×6ドット)
を1画素としたものであって、100DPIの解像度に
相当し、37階調のハーフトーンを表わすことができ
る。
【0027】図5の(c)は、(10ドット×10ドッ
ト)を1画素としたものであって、60DPIに相当
し、101階調のハーフトーンを表わすことができる。
【0028】図5の(d)は、(20ドット×20ドッ
ト)を1画素としたものであって、30DPIに相当
し、401階調のハーフトーンを表わすことができる。
【0029】図6の(a)〜(d)は図5の(a)〜
(d)に対応したものであって、50%のドット面積率
を、図のような単純なパターンとして、所定のドットを
黒白に塗り分けたものである。
【0030】図7の(a)〜(d)は図6の(a)〜
(d)に対応したものであって、図6で示された各基準
パターンに対する環境変動の影響度を判別するための表
である。
【0031】図7を参照して、横軸には、目標とする出
力ドット面積率がとられ、縦軸には、環境が高温高湿
(H/H)または低温低湿(L/L)に変化したときの
出力ドット面積率の目標位置からのずれ量をとったもの
である。この結果、図6の基準パターンの各々は、
(a),(b),(c),(d)の順に環境変動の影響
を受けやすい基準パターン、すなわち環境変動に敏感な
パターンであることが判明する。なお、この表から、環
境において階調特性の変化を受けやすい濃度としては、
面積率として40〜70%の領域であることも判明す
る。
【0032】上記のように基準パターンの内容によって
環境変動の影響に差が生じるのは隣接する黒ドット間の
距離が近いほど、すなわち白黒のドットが分散されてい
るほど露光の重ね合わせが生じやすいからと考えられ
る。
【0033】図8はこの状況を説明するための図であ
る。図において、横軸には露光位置がとられ、縦軸には
光量がとられている。実線は(10ドット×10ドッ
ト)の画素、破線は(4ドット×4ドット)の画素であ
り、黒ドットと白ドットとが交互に発生している場合の
光量分布が示されている。
【0034】ここで高解像度である破線の画素では、露
光の重ね合わせが生じやすく、重ね合わせによって生じ
る中間的な露光状態の部分が感光体や現像器の環境変動
による特性変化の影響を受けやすい。これに対して、解
像度の低い実線の画素は、重ね合わせによって生じる中
間的な露光状態の部分が少ないため、環境変動の影響を
受けにくいことになる。
【0035】上記のことから、環境変動に敏感な基準パ
ターンを選ぶ際には、実際のプリントアウトに使用する
パターンに比べて白黒のドットがより分散されたパター
ンでかつ面積率が40〜70%となるようなパターンを
基準パターンとすることが望ましいといえる。すなわち
基準パターンは、面積率が0または100%に近いもの
であれば、分散されたパターンを得ることが難しくな
り、いかに解像度が高くても、環境変動に敏感なパター
ンとはならない。
【0036】なお、図6の画素パターンにおいては、す
べてのパターンを出力用に採用することもできるが、た
とえば図6の(a)のパターンのみを濃度検出用の基準
パターンとし、(b)〜(d)の基準パターンを画像デ
ータに応じた出力用の基準パターンとしてもよい。
【0037】図4のフローチャートに戻って、ステップ
S22において、読出された基準パターンによってハー
フトーン画像は感光体に書込まれる。そしてステップS
23において、現像バイアスVB でその基準パターンを
現像し、ステップS24で、光学濃度センサによって現
像された基準パターンの全体的な濃度が読取られる。
【0038】次にステップS25において、読取られた
基準パターンの濃度と、第3ROMに格納されている基
準濃度データとが比較される。そして読取られた濃度デ
ータが基準濃度データより高い場合は、ステップS26
において、現像バイアスVBを下げてフローは終了す
る。
【0039】一方、検出された濃度データが基準濃度デ
ータより高くない場合は、検出された濃度データが基準
濃度データより低いか否かが判別される。基準濃度デー
タより低い場合は、ステップS28において現像バイア
スVB が上げられてフローは終了する。そうでない場
合、すなわち、検出された濃度データと、基準濃度デー
タとが同一値である場合は、現像バイアスVB を調整す
ることなくフローは終了する。なお、現像バイアスVB
は、第3ROMに格納されている濃度データと基準デー
タとの差分に応じて定められている値を示す参照テーブ
ルに基づいてその電圧値が調整されている。
【0040】図9は図3のプリント動作の具体的内容を
示すフローチャートである。プリント動作に入るとステ
ップS51において、図2で示された第2ROM27か
ら、プリント用パターンが読出される。ここでプリント
用パターンは、濃度検出用の基準パターンに比べて環境
変動に鈍感なパターン、すなわち、図6の例でいえば解
像度の低いパターンである。そしてステップS52にお
いて、プリント動作に関わるその他の動作を行なった後
フローは終了する。
【0041】なお、上記の実施例から、画素密度の高い
画像(たとえば図6の(a))を基準パターン用とし、
画素密度の低い画像(たとえば図6の(c))を実際の
プリント用のパターンとすれば、より精度の高い環境変
動に対する保証が可能となる。面積階調を行なう場合
は、画素密度が高いほど、上記のように階調性は低くな
るため、実際のプリントを画素密度の低いものとするこ
とは、階調性を高くすることが可能となるため、実際上
も都合のよいものである。
【0042】このように画素密度の違いは、環境変動の
影響の違いに関連するが、画素密度が同じであっても、
白ドットと黒ドットとの分散具合が異なっている場合
は、環境変動の影響に差異が生じる。図10の(a)に
示されているFATTENING TYPEのパターンは、図10の
(b)に示されているBAYER TYPEのパターンに比べて画
素密度は同じであるものの、白ドットと黒ドットとの分
散度合が小さい。したがって、図10の(a)のパター
ンは環境変動に強いパターンといえる。したがって、同
じ画素密度のパターンであっても、図10の(b)のパ
ターンを濃度検出用の基準パターンとし、図10の
(a)のパターンを、プリント出力用の基準パターンと
することによって、精度の高い環境保証が可能となる。
【0043】図11はこの発明の第2の実施例による現
像バイアス調整ルーチンの具体的内容を示すフローチャ
ートである。
【0044】図4で示された先の第1の実施例では、検
出された濃度データと基準データとの差がある場合は、
第3ROMに格納された参照テーブルに応じて調整すべ
き現像バイアスVB を用いて濃度調整を行なっていた。
この実施例では、そのような参照テーブルを用いること
なく、ステップS32からステップS36に示されてい
るように読取った濃度データが、基準データの値と同じ
となるまで、このフローを繰返し、読取った濃度データ
が基準データと同じとなって始めて、このフローを終了
しようとするものである。この実施例によれば、第1の
実施例に比べてより精度の高い現像バイアスの調整が可
能となる。
【0045】図12はこの発明の第3の実施例による現
像バイアス調整ルーチンによる具体的内容を示すフロー
チャートである。
【0046】先の実施例では、光学濃度センサによって
得られた濃度データを予め設定された基準データと比較
して濃度調整が行なわれていた。しかし、この実施例で
は、図6の(d)の基準パターンから判明するようにド
ット間距離の広いハーフトーンパターンにおいては、階
調特性の環境変動がほとんどないことを利用して、この
ようなパターンの出力結果を基準データとして用いて濃
度調整を行なおうとするものである。
【0047】現像バイアス調整ルーチンに入ると、ステ
ップS41において、第3ROMに格納されている環境
変動に敏感な第1のパターンを読出して、これによって
露光されて形成された潜像を現像バイアスVB によって
現像し、この現像された像の濃度を光学的に読取る。次
にステップS42において、第3ROMに格納されてい
る環境変動に鈍感な第2のパターンを読出して、第1の
パターンと同様に露光し現像しそして現像された像の濃
度を読取る。ここで、第1のパターンおよび第2のパタ
ーンは図13で示されたようなパターンが考えられる。
【0048】すなわち、第1のパターンとして300D
PIのパターンを用い、第2のパターンとして60DP
Iのパターンを用いる。なお、300DPIのパターン
の各ドットは、各枡目より僅かに小さく再現されている
が、これは現像後に生じるトナー像の「潰れ」を考慮し
たものであり、現像後にはこの「潰れ」によって面積率
は50%となる。したがって、いずれも入力ドット面積
率は、同じであるが、先に示したように、300DPI
パターンは、60DPIパターンに比べて環境変動に敏
感なパターンといえる。したがって、光学濃度センサの
出力電圧として、60DPIパターンの電圧を基準デー
タとし、300DPIパターンの出力電圧との差を補正
データとして、現像バイアスVB を調整すればよい。こ
のように基準濃度データも実際に感光体上にパターン現
像し、これを検知することによって、検出手段やコンパ
レータ回路における回路上の環境変動要素を排除するこ
とが可能となる。
【0049】上記第3の実施例において、さらに精度よ
く回路上の環境要素を排除するために、環境変動に敏感
なパターンに対する濃度検出の出力値を常に一定の所定
値になるように濃度センサ制御回路を調整した後に環境
変動に敏感なパターンに対する濃度検出を行なってもよ
い。この一例を図14に示す。図14は、濃度センサ制
御回路の受光部の回路構成を示す図であり、受光素子と
して作用するフォトトランジスタPTのコレクタに複数
の抵抗R1〜R4を直列に接続し、これらの抵抗R1〜
R4を切換え可能に構成する。ここで、抵抗R2〜R4
はCPU21によって制御されるフォトカプラPC1〜
PC3によって両端の短絡、開放が切換えられる。ま
ず、環境変動に敏感なパターンに対しての濃度データの
検出出力V OUT を得、その出力が所定値になるように抵
抗R1〜R4を切換える。その後、環境変動に敏感なパ
ターンに対しての検出出力VOUT を得るようにする。
【0050】また、図14の例では、濃度センサ制御回
路の受光部の回路で検出出力を調整するようにしたが、
受光部の光量を調整するように構成してもよい。すなわ
ち、図15に示すようにCPU21によってトランジス
タQ1のベース電圧を制御することによって発光素子と
して作用する発光ダイオードD1の発光量を調整する。
【0051】上記の制御を行なうことにより、回路上の
環境変動要素を排除することができ、極めて精度のよい
基準画像の濃度検出が実現できる。
【0052】図16はこの発明の第4の実施例によるプ
リント動作ルーチンの具体的内容を示すフローチャート
である。
【0053】この実施例では、図9で示された先の第1
の実施例におけるプリント動作に加えて、ステップS6
1において、前回のプリントから所定時間が経過したと
判定された場合においては、ステップS62で、再度現
像バイアス調整を行なった後、プリント動作を行なうも
のである。このようにすることによって、プリント動作
とプリント動作との間における環境変動の変化に対して
も現像バイアスを調整することとなるため、より精度の
高い濃度調整が可能となる。
【0054】なお、上記各実施例では、像の濃度を調整
するために現像バイアスVB を調整しているが、これに
代えて、レーザ光の強度や帯電電位V0 を調整するよう
にしてもよいし、またこれらを組合わせて調整してもよ
い。
【0055】
【発明の効果】請求項1の発明は以上説明したとおり、
基準画像が、第1のパターンに比べ環境変動に敏感なパ
ターンに基づいて画素を構成する複数のドットのうち所
定のドットを塗りつぶすことによって形成されるので、
環境変動に敏感に対応した適切な画像が形成され、画像
品位を向上させる。請求項2の発明は、環境変動に敏感
なパターンとして第1のパターンよりも解像度が高いパ
ターンを用いるため、精度の高い環境変動に対する保証
が可能となる。 請求項3の発明は、環境変動に敏感なパ
ターンとして第1のパターンよりも黒ドットの分散度合
いが大きいパターンを用いるため、精度の高い環境変動
に対する保証が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例による画像形成装置の
感光体回りの概略構成を示した図である。
【図2】この発明の第1の実施例による画像形成装置の
制御部の構成を示したブロック図である。
【図3】図2で示されたCPUのメインルーチンの内容
を示したフローチャートである。
【図4】図3の現像バイアス調整ルーチンの具体的内容
を示したフローチャートである。
【図5】図4のステップS21によって説明されている
基準パターンにおける環境変動に敏感なパターンを説明
するための図である。
【図6】図5に対応した図であって、各基準パターンに
黒ドットおよび白ドットを付した場合の図である。
【図7】図6の基準パターンに対応した図であって、環
境変動による影響の差異を表わした図である。
【図8】図7において示された環境変動の影響の差異の
原因を説明するための図である。
【図9】図3のプリント動作ルーチンの具体的内容を示
したフローチャートである。
【図10】この発明の第1の実施例に関連したものであ
って、同じ画素密度であっても、環境変動の影響に差異
がでるパターンを示した図である。
【図11】この発明の第2の実施例による現像バイアス
調整ルーチンの具体的内容を示したフローチャートであ
る。
【図12】この発明の第3の実施例による現像バイアス
調整ルーチンの具体的内容を示したフローチャートであ
る。
【図13】図12で説明されている第1のパターンおよ
び第2のパターンの具体的な例として示した図である。
【図14】この発明の第3の実施例における濃度センサ
制御回路の受光部の回路構成の一例である。
【図15】この発明の第3の実施例における濃度センサ
制御回路の発光部の回路構成の一例である。
【図16】この発明の第4の実施例によるプリント動作
の具体的内容を示したフローチャートである。
【図17】一般の面積階調法を用いて階調表現を行なう
画像形成装置における環境変動の影響を説明するための
図である。
【図18】図15に関連した図であって、その(a)は
入力ドット面積率と出力ドット面積率との関係を示し、
その(b)は現像バイアスを下げた場合の入力ドット面
積率と出力ドット面積率との関係を示した図である。
【符号の説明】
1 感光体 3 帯電チャージャ 5 レーザ光源 7 現像器 9 光学濃度センサ 21 CPU 25 第1ROM 27 第2ROM 29 第3ROM 33 レーザ駆動回路 35 バイアス制御回路 37 濃度センサ制御回路 なお、図において同一符号は同一または相当部分を示
す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−35104(JP,A) 特開 昭63−65461(JP,A) 特開 昭60−260067(JP,A) 実開 昭55−4403(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 G03G 15/06 101

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のドットにて画素を構成し、これら
    ドットのうち所定のドットを所定濃度にて塗りつぶすこ
    とによって各画素に対して階調表現を行なう面積調法
    を用いた画像形成装置であって、 第1のパターンに基づいて画素を構成する複数のドット
    のうち所定のドットを塗りつぶすことによって画像を形
    成する画像形成手段と、 前記第1のパターンに比べ環境変動に敏感なパターンに
    基づいて画素を構成する複数のドットのうち、所定のド
    ットを塗りつぶすことによって基準画像を形成する基準
    画像形成手段と、 前記基準画像形成手段によって形成された基準画像の全
    体的な濃度を検出する濃度検出手段と、 前記濃度検出手段によって検出された画像濃度と基準濃
    度とを比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果に基づいて、ドットを塗りつぶ
    す前記所定濃度を調整する濃度調手段とを備えた、画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記環境変動に敏感なパターンは、前記
    第1のパターンよりも解像度が高いパターンである、請
    求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記環境変動に敏感なパターンは、前記
    第1のパターンよりも黒ドットの分散度合いが大きいパ
    ターンである、請求項1に記載の画像形成装置。
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