JPH10333399A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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Publication number
JPH10333399A
JPH10333399A JP9142033A JP14203397A JPH10333399A JP H10333399 A JPH10333399 A JP H10333399A JP 9142033 A JP9142033 A JP 9142033A JP 14203397 A JP14203397 A JP 14203397A JP H10333399 A JPH10333399 A JP H10333399A
Authority
JP
Japan
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color
unit
image
colors
editing
Prior art date
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Pending
Application number
JP9142033A
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English (en)
Inventor
Izumi Suda
泉 須田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 希望する色を簡単な操作で登録すること
が可能なカラー画像形成装置を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 原稿上の色を読み取る読み取り手段と、
前記読み取り手段により読み取られた色の色成分の変更
した色を生成する色生成手段と、前記色生成手段によ
り、色成分を変更する際、変更する範囲を指定する指定
手段と、前記読み取り手段により読み取られた色、及び
色生成手段により生成された色を記憶する第1の記憶手
段と、前記第1の記憶手段により記憶された前記複数色
を出力する出力手段と、前記出力手段により出力された
複数色のうち、1色を選択する選択手段と、前記選択手
段により選択された色を記憶する第2の記憶手段と、前
記第2の記憶手段により記憶された色での編集を行う編
集手段と、を有するように構成して課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所望の色を登録
可能かつ微調整可能であり、かかる登録された色を微調
整する際に、指定された色の成分値を元にして前後の成
分値データを使用したパッチサンプルを出力できる機能
を備えたカラー複写機やカラープリンタ等のカラー画像
形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィス等で処理される報告書や
連絡書、デザイン、写真等のドキュメント(文書)のカ
ラー化が急速に進んできており、これらの文書のコピー
をとるためにフルカラーのデジタルカラー複写機が普及
してきている。
【0003】このフルカラーのデジタルカラー複写機
は、カラー原稿の画像を読み取ってデジタルの画像デー
タとし、読み取られた画像データに種々の画像処理を施
した後、レーザープリンター等からなる画像形成部にお
いて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(K)等の色の重ね合わせによって、
カラー画像を形成するように構成されている。
【0004】このように、デジタルカラー複写機は、カ
ラー原稿の画像を読み取って、読み取られた画像データ
に種々の画像処理を施した後に、カラー画像の出力を行
うものであるが、画像処理技術の向上等により、カラー
原稿の色再現性は急速に向上してきている。とはいって
も、カラー原稿の色調を完全に再現することは困難であ
り、又、ユーザーが特定の色を使用した画像の編集を希
望する場合などもあり、デジタルカラー複写機は、希望
する色での色再現を可能としたり、希望する色を登録
し、カラー原稿を複写する際にその希望する色を使用し
て複写することを可能とする機能も備えてきている。
【0005】このような希望する色の登録を可能とした
カラー複写機としては、例えば、特開平4−72871
号公報や特開平6−98160号公報、あるいは特開平
6−90367号公報等に開示されているように、種々
のものが既に提案されている。
【0006】上記特開平4−72871号公報に係る色
指定装置は、ガンマ補正、色補正前後の赤、緑、青ある
いはイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック系データか
ら色見本を出力する色見本出力手段と、この色見本出力
手段から出力された結果より所望の色を登録する色登録
手段とを備えるように構成したものである。
【0007】また、上記特開平6−98160号公報に
係る画像処理装置は、色を選択指定して編集する編集機
能を備えた画像処理装置において、編集に使用する色情
報を登録するテーブル、該テーブルに登録する色情報の
設定、調整処理を行う処理手段、テーブルに登録された
各色のバッチを用いて表示するカラーパレット、前記パ
ッチの印刷フォーマットを有し、カラーパレットで用い
る各色のパッチを印刷可能にするように構成したもので
ある。
【0008】さらに説明すると、上記特開平6−981
60号公報に係る画像処理装置は、選択した原稿上の色
を読み込んでカラーパッチに色登録することができ、か
つその色の微調整をイエロー(Y)、マゼンタ(M)、
シアン(C)等の各色成分の値を変更することによって
可能とし、また設定した色見本を出力することもできる
ようになっている。この場合、読み込んだ色と現実に出
力される色との間には、若干のズレが生じるため、色修
正機能を用いてイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シア
ン(C)の色成分値を直接変更する方法を採用してい
る。
【0009】さらに、上記特開平6−90367号公報
に係る色登録装置は、3原色のそれぞれを階調表現した
データに基づいてカラー画像を形成する画像形成手段
と、任意の色を、3原色のそれぞれを階調表現したデー
タにより登録することができる記憶手段と、この記憶手
段に登録しようとする色を入力するための入力手段と、
この入力手段からの入力に対応した基本データの3原色
の各階調を大小に振り、基本データを含む複数個の展開
データを生成する手段と、生成された展開データに対応
したカラーパッチを上記画像形成手段により形成させる
手段と、形成されたカラーパッチから任意のカラーパッ
チを選択するための選択入力手段と、この選択入力手段
で選択されたカラーパッチに対応した上記展開データ
を、登録すべき色に対応したデータとして上記記憶手段
に登録する手段とを含むように構成したものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記特開平4−72871号公報に係る色指定
装置の場合には、ガンマ補正、色補正前後の赤、緑、青
あるいはイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック系デー
タから色見本を出力する色見本出力手段と、この色見本
出力手段から出力された結果より所望の色を登録する色
登録手段とを備えるように構成したものであるため、色
見本出力手段によって所望の色見本を出力すること自体
が困難であり、所望の色見本が出力されるまで、色見本
の出力を繰り返さなければならないという問題点があっ
た。
【0011】また、上記特開平6−98160号公報に
係る画像処理装置の場合には、編集に使用する色情報を
登録するテーブル、該テーブルに登録する色情報の設
定、調整処理を行う処理手段、テーブルに登録された各
色のバッチを用いて表示するカラーパレット、前記パッ
チの印刷フォーマットを有し、カラーパレットで用いる
各色のパッチを印刷可能にするように構成したものであ
るため、色情報の設定、調整処理を行う処理手段によっ
て、色情報の成分値から欲しい色を得るのは困難であ
り、この機能では欲しい色を得るために何回も設定し印
刷しなければならず、色の設定登録が面倒であるという
問題点を有している。
【0012】さらに、上記特開平6−90367号公報
に係る色登録装置の場合には、任意の色を、3原色のそ
れぞれを階調表現したデータにより登録することができ
る記憶手段と、この記憶手段に登録しようとする色を入
力するための入力手段と、この入力手段からの入力に対
応した基本データの3原色の各階調を大小に振り、基本
データを含む複数個の展開データを生成する手段と、生
成された展開データに対応したカラーパッチを上記画像
形成手段により形成させる手段と、形成されたカラーパ
ッチから任意のカラーパッチを選択するための選択入力
手段と、この選択入力手段で選択されたカラーパッチに
対応した上記展開データを、登録すべき色に対応したデ
ータとして上記記憶手段に登録する手段とを含むように
構成したものであるので、ユーザーは、基本データを含
む複数個の展開データに対応したカラーパッチを得るこ
とができ、このカラーパッチを目で確認して登録するこ
とができ、その分だけ操作性を向上させることができ
る。
【0013】しかし、上記特開平6−90367号公報
に係る色登録装置の場合には、入力手段からの入力に対
応した基本データの3原色の各階調を大小に振り、基本
データを含む複数個の展開データを生成する手段が、3
原色の各階調を変化させる範囲が固定されているため、
ユーザーによっては、基本データから広い範囲にわたっ
て3原色の各階調を変化させた色を希望する場合があ
り、この場合には、入力手段により登録しようとする色
の入力作業と、この入力手段からの入力に対応した基本
データの3原色の各階調を大小に振り、基本データを含
む複数個の展開データを生成して出力する作業を何度も
繰替えさなければならず、希望の色のカラーパッチを得
るための操作が面倒であるという問題点を有していた。
また、ユーザーによっては、基本データから微妙に色調
の異なる色を出力して、そのうちのいずれかの色の登録
を希望する場合もあり、この場合には、希望する色の登
録が不可能となるという問題点をも有していた。
【0014】そこで、この発明では、上記従来技術の問
題点を解決するためになされたもので、その目的とする
ところは、色の設定登録を容易に行うことができるのは
勿論のこと、サンプルとして読み取った原稿の色に対し
て、任意の範囲にわたって色成分を変更した色を生成し
て出力することができ、希望する色を簡単な操作で登録
することが可能なカラー画像形成装置を提供することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に記
載された発明は、色を登録し、かかる登録色を使用した
編集が可能なカラー画像形成装置において、原稿上の色
を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段により読
み取られた色の色成分の変更した色を生成する色生成手
段と、前記色生成手段により、色成分を変更する際、変
更する範囲を指定する指定手段と、前記読み取り手段に
より読み取られた色、及び色生成手段により生成された
色を記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に
より記憶された前記複数色を出力する出力手段と、前記
出力手段により出力された複数色のうち、1色を選択す
る選択手段と、前記選択手段により選択された色を記憶
する第2の記憶手段と、前記第2の記憶手段により記憶
された色での編集を行う編集手段と、を有するように構
成したものである。
【0016】また、請求項2に記載された発明は、前記
指定手段は、色成分を変更する際のきざみ幅を変更する
ことによって、色成分を変更する範囲を指定することを
特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置である。
【0017】
【作用】請求項1に記載された発明は、読み取り手段に
より原稿の色を読み取り、この読み取り手段により読み
取られた色の色成分の変更した色を色生成手段によって
生成するとともに、当該色生成手段により、色成分を変
更する際に、変更する範囲を指定手段によって指定する
ことができるので、任意の範囲にわたって色成分を変更
させた色を色生成手段によって生成することができ、こ
の色生成手段により生成された任意の範囲にわたって色
成分を変更させた色を第1の記憶手段に記憶させ、この
第1の記憶手段により記憶された前記複数色を出力手段
によって出力し、目で色を確認することができ、その上
で前記出力手段により出力された複数色のうち、1色を
選択手段により選択して、選択された色を第2の記憶手
段に記憶させることで、色の設定登録を容易に行うこと
ができるのは勿論のこと、サンプルとして読み取った原
稿の色に対して、任意の範囲にわたって色成分を変更し
た色を生成して出力することができ、希望する色を簡単
な操作で登録することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下にこの発明を図示の実施の形
態に基づいて説明する。
【0019】図2はこの発明に係るカラー画像形成装置
の一実施の形態であるデジタルカラー複写装置を示す構
成図である。
【0020】図2において、1はデジタルカラー複写装
置の本体を示すものであり、このデジタルカラー複写装
置本体1内の上端部には、原稿2の画像を読み取るIm
age Input Terminal(以下、「II
T」という。)3が配置されている。このIIT3は、
プラテンガラス4上に載置された原稿2をプラテンカバ
ー5によって押圧した状態で、このプラテンガラス4上
に載置された原稿2の画像を光源6によって照明すると
ともに、原稿2の反射光像を第1、第2の走査ミラー
7、8及び結像レンズ9を介してCCDセンサー10に
走査露光して、このCCDセンサー10によって原稿2
の色材反射光像を所定のドット密度(例えば、16ドッ
ト/mm)で読み取るようになっている。
【0021】上記IIT3によって読み取られた原稿2
の色材反射光像は、例えば、赤(R)、緑(G)、青
(B)(各8bit)の3色の原稿反射率データとして
Image Processing System(以
下、「IPS」という。)12に送られ、このIPS1
2では、原稿2の反射率データに対して、シェーディン
グ補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補
正、枠消し、色/移動編集等の所定の画像処理が施され
る。
【0022】そして、上記の如くIPS12で所定の画
像処理が施された画像データは、黒(K)、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)(各8bit)
の3色の原稿色材階調データに変換されて、次のように
構成されるImage Output Termina
l(以下、「IOT」という。)13によってカラー画
像として出力される。上記IPS12で所定の画像処理
が施された画像データは、黒(K)、イエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)(各8bit)の3色の
原稿色材階調データに変換されて、IOT13のRas
ter Output Scanner(以下、「RO
S」という。)15に送られ、このROS15では、原
稿色材階調データに応じてレーザー光による画像露光が
行われる。
【0023】上記ROS15は、図2に示すように、半
導体レーザー16を原稿色材階調データに応じて変調し
て、この半導体レーザー16からレーザー光LBを階調
データに応じて出射する。この半導体レーザー16から
出射されたレーザー光LBは、回転多面鏡17によって
偏向走査され、反射ミラー18を介して感光体ドラム2
0上に走査露光される。
【0024】上記ROS15によってレーザー光LBが
走査露光される感光体ドラム20は、図示しない駆動手
段によって矢印方向に沿って所定の速度で回転駆動され
るようになっている。この感光体ドラム20の表面は、
予め帯電コロトロン21によって所定の電位に帯電され
た後、原稿色材階調データに応じてレーザー光LBが走
査露光されることによって静電潜像が形成される。上記
感光体ドラム20上に形成された静電潜像は、黒
(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の4色の現像器22K、22Y、22M、22C
を備えたロータリー方式の現像装置22によって順次現
像され、所定の色のトナー像となる。
【0025】上記感光体ドラム20上に形成されたトナ
ー像は、当該感光体ドラム20に隣接して配置された転
写ドラム23上に保持された転写用紙等からなる転写材
24上に、転写コロトロン25の帯電によって順次転写
される。上記転写材24は、図2に示すように、複写装
置本体1内の下部に収納された複数の給紙カセット2
8、29、30の何れかから給紙ロール31によって給
紙されるか、又は複写装置本体1外の側面に配置された
手差しトレイ38からも給紙可能となっており、給紙さ
れた転写材24は、搬送ローラ32及びレジストローラ
33によって転写ドラム23の表面に所定のタイミング
でそれぞれ搬送される。そして、上記転写材24は、静
電吸着用の帯電器も兼ねる転写コロトロン25の帯電に
よって転写ドラム23の表面に静電的に吸着された状態
で、当該転写ドラム23の表面に保持される。なお、上
記手差しトレイ38からは、ハガキ等の定形外の転写用
紙以外にオーバーヘッドプロジェクター用の透明なOH
Pシート等も給紙可能であり、OHPシート等にも画像
を形成することができるようになっている。また、上記
手差しトレイ38からは、片面に画像が形成された転写
材24を裏返しにして給紙することにより、両面コピー
が可能となっている。
【0026】また、上記感光体ドラム20上から所定の
色数のトナー像が転写された転写材24は、剥離用のコ
ロトロン34の除電によって転写ドラム23の表面から
剥離された後、定着装置35へ搬送され、この定着装置
35によって熱及び圧力によってトナー像が転写材24
上に定着され、排紙トレイ36上に排出されてカラー画
像の形成工程が終了する。
【0027】なお、図2中、37は転写ドラム23の除
電を行うための除電コロトロン対を示している。
【0028】図3は上記多重転写方式のデジタルカラー
複写装置の画像形成部を示す構成図である。
【0029】図3において、20は上記感光体ドラムで
あり、この感光体ドラム20の表面に接触又は微小な間
隙を介して対向するように転写材担持体としての転写ド
ラム23が配設されている。上記転写ドラム23は、図
示しない駆動機構によって感光体ドラム20の周速と同
一の速度で回転駆動されるようになっている。この転写
ドラム23は、図4に示すように、軸方向の両端部に配
置される一対の円環状部材としてのリング部材40、4
0と、これらのリング部材40、40を互いに連結する
連結部材としてのタイバープレート41とを有するドラ
ム状の枠体を備え、上記タイバープレート41にポリエ
チレンテレフタレートやポリフッ化ビニリデン等の誘電
体フィルムからなる転写フィルム42の円周方向の先端
縁部42aを固定するとともに、両側端部をリング部材
40、40の外周面に沿わせて枠体に巻き付け、転写フ
ィルム42の円周方向の後端縁部42bを、タイバープ
レート41に固定して中空円筒状に形成されている。
【0030】上記転写ドラム23には、上述したよう
に、複数の給紙カセット28、29、30の何れかから
転写材24が供給され、この転写材24は、転写ドラム
23の裏面側から吸着用の帯電器を兼ねる転写コロトロ
ン25によって帯電を受け、転写ドラム23の転写フィ
ルム42上に静電的に吸着される。この転写ドラム23
上に吸着された転写材24には、感光体ドラム20上に
順次形成される黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)のトナー像が、転写コロトロン2
5の帯電によって転写される。
【0031】そして、上記感光体ドラム20から所定の
色数のトナー像が転写された転写材24は、剥離コロト
ロン34によって除電されるとともに、剥離装置44に
よって転写ドラム23の表面から剥離された後、搬送ガ
イド45を介して定着装置35に搬送されて、この定着
装置35の定着ローラ35a及び圧力ローラ35bによ
ってトナー像が熱及び圧力により転写材24上に定着さ
れ、フューザ出口ロール46によって装置外部の排紙ト
レイ36上に排出される。
【0032】ところで、この実施の形態では、原稿上の
色を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段により
読み取られた色の色成分の変更した色を生成する色生成
手段と、前記色生成手段により、色成分を変更する際、
変更する範囲を指定する指定手段と、前記読み取り手段
により読み取られた色、及び色生成手段により生成され
た色を記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段
により記憶された前記複数色を出力する出力手段と、前
記出力手段により出力された複数色のうち、1色を選択
する選択手段と、前記選択手段により選択された色を記
憶する第2の記憶手段と、前記第2の記憶手段により記
憶された色での編集を行う編集手段と、を有するように
構成されている。
【0033】すなわち、上記デジタルカラー複写装置
は、上述したように、原稿上の色を読み取る読み取り手
段としてのIIT3を備えており、このIIT3は、プ
ラテンガラス4上に載置された原稿2の画像を読み取
り、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)(各8bi
t)の3色の原稿反射率データを出力するように構成さ
れている。
【0034】また、上記デジタルカラー複写装置の制御
回路は、図1に示すように構成されている。
【0035】図1において、IIT3は、前述したよう
に、CCDセンサー10により原稿2の画像を読み取る
イメージインプットターミナルであり、IPS12は、
画像データに編集その他の処理を行うイメージプロセシ
ングシステムであり、IOT13は、画像データにより
レーザービームを用いた画像形成手段を駆動しコピー出
力するイメージアウトプットターミナルである。
【0036】また、エディターパッド部50は、各種の
編集機能を使用する場合にその編集領域を指定して入力
するものである。カラーパレット部51は、エディット
パッド部50或いはユーザインターフェース部52のコ
ントロールパネルに設けられ、編集機能を使用する場合
の色を指定する複数のカラーパッチとその裏側に設けた
タッチスイッチからなるものである。ユーザーインター
フェース部52は、例えばコントロールパネルの液晶表
示素子(LCD)やタッチパネルのビットマップディス
プレイその他の表示装置、マウス等を有し、実行条件、
編集機能、エディットパッド部50やカラーパレット部
51で指定された編集領域その他の編集情報等を入力し
て処理し、表示画面からユーザーが適宜必要な情報等を
入力して処理し、表示画面からユーザーに適宜必要な情
報を出力するものである。システムメインコントローラ
であるCPU53は、ユーザーインターフェース部52
で決められた条件にしたがってIPS12の色変換や色
調整等のパラメータ、編集データ等の指定、IIT3、
IOT13の動作を制御するものである。印刷フォーマ
ット情報部54は、カラーパレット部51にセットする
複数のカラーパッチのそれぞれの設定情報及び印刷出力
のための情報を有するものである。
【0037】ところで、上記CPU53は、IIT3に
より読み取られた原稿の色の色成分を変更させた色を生
成する色生成手段と、前記色生成手段により、色成分を
変更する際、変更する範囲を指定する指定手段と、前記
出力手段により出力された複数色のうち、1色を選択す
る選択手段としての機能を、ソフトウエアの構成によっ
て実現するものである。
【0038】また、前記IIT3により読み取られた
色、及び色生成手段により生成された色を記憶する第1
の記憶手段と、前記選択手段により選択された色を記憶
する第2の記憶手段は、CPU53に付随するRAM等
によって構成されている。
【0039】図5はユーザーインターフェース部の操作
部のハードウエア構成例を示す図である。
【0040】ユーザーインターフェース部52の操作部
は、例えば、図5に示すように、エディトペン55を有
するエディットパット部56、領域タイプ設定部57、
カラーパレット部51、コンパトロールパネル部58か
らなる。コンパトロールパネル部58には、図6に示す
ように、ユーザーに入力確認情報や種々のメッセージ等
を提供するための液晶表示素子59(LCD)、実行条
件の指示スイッチ、編集機能の選択スイッチ等を有す
る。そして、編集機能の選択に基づき編集領域の設定、
色の指定を行う場合に、領域タイプ設定部57、エディ
ットパット部56、カラーパレット部51が操作され
る。
【0041】領域タイプ設定部57は、図7に示すよう
に、四角形や自由形等の領域設定方法や領域の入力、ク
リア等の動作モード設定の選択スイッチとその選択表示
用のLEDからなる。この場合には、モードは「領域設
定」か「全領域取消し」か、領域設定方法は「四角形」
か「自由形」か……をスイッチで指定した後、「領域を
指定」のスイッチを押してエディターパット部56から
エディターペン55を使って領域を入力する。
【0042】また、カラーパレット部51は、図8に示
すように、色の選択、指定のスイッチ60、各カラーパ
ッチ部61、それらに付属するLEDランプ62からな
る。各カラーパッチ部61は、印刷フォーマット情報部
54の情報にしたがって実際にIOT13から出力され
たものによりそれぞれの色が表示され、その下にスイッ
チが配置されている。つまり、表示された色の上を押す
ことによってその下のスイッチが作動し、選択信号がユ
ーザーインターフェース部52に送られる。図示の例で
は、各色を上の段に並べ、それぞれの色を100%の濃
度とすると、40%、20%の2種類の濃度の色を下に
持つ3濃度のブロックAと、全てが異なる色からなる個
別ブロックBとからなるものである。これらの色は、先
に説明したように印刷フォーマット情報部54の情報に
したがって印刷されるので、この印刷されたカラーパッ
チをそのままカラーパレット部51に用いることにより
常に実際に出力される色を表示することができる。
【0043】LEDランプ62は、例えば色登録作業の
ときは、3濃度のブロックAがセットで点滅、点灯を行
い、ブロックBがそれぞれ単独で点滅、点灯を行う。ま
た、編集設定中は、使用中の色に対応するものが点灯
し、編集の基本画面に戻ると、それまでに使用したすべ
ての色が点灯する。
【0044】カラーパレット部51は、例えばカラーパ
ッチ1からnまでの色が設定できるものとすると、各カ
ラーパッチの色情報は、図9(a)に示すようにそれぞ
れの色がYMCの値で設定され、さらに、それぞれの色
を100%の濃度とした場合に低濃度とする場合の%が
図9(b)に示すように設定される。そして、これらの
色情報は、図9(c)に示すような例えば「色登録」、
「色登録修正」、「カラーパッチ出力」が選択できる色
登録画面を通して設定、出力される。例えば「色登録修
正」では、図10に示すような色調整がポップアップ画
面での色のYMC成分が%表示されると共に、調整キー
「△」、「▽」を使ってYMC成分が%を調整(増減)
することができる。したがって、一旦設定した色情報に
ついて、図10に示す画面の調整キーで変えることがで
き、その結果は、図9(a)の色情報に反映され、出力
モードで図11に示すように印刷出力される。なお、先
に説明したブロックAの色登録作業のときは、縦3個の
LEDが同時に点滅、点灯を行い、ブロックBの色登録
作業のときは、それぞれのLEDが単独で点滅、点灯を
行う。
【0045】図12はデジタルカラー複写装置における
画像処理装置の信号処理系の構成例を示す図である。
【0046】図12において、画像入力部100は、例
えば副走査方向に直角に配置されたB、G、R3本のC
CDラインセンサーからなる縮小型センサーを有し、副
走査方向に縮拡倍率に応じた速度で移動しながらタイミ
ング生成回路112からのタイミング信号に同期して主
走査方向に走査して画像読み取りを行うIITであり、
アナログの画像データから階調表現された例えば8ビッ
トのデジタルの画像データに変換される。この画像デー
タに対し、シェーディング補正回路111では、種々の
要因による各画素間のバラツキに対してシェーディング
補正され、ギャップ補正回路113では、各ラインセン
サー間のギャップ補正が行われる。ギャップ補正は、F
IFO114でCCDラインセンサーのギャップに相当
する分だけ読み取った画像データを遅延させ、同一位置
のB、G、R画像データが同一時刻に得られるようにす
るためのものである。ENL変換回路115は、原稿タ
イプに応じたパラメータを使って画像データのグレイバ
ランス処理を行うものであり、また、後述する編集処理
部400からのネガポジ反転信号により、画素毎にグレ
イのとり方を逆にしてネガポジ反転し、例えば、或る指
定領域のみネガポジを反転できるようになっている。
【0047】ENL変換回路115で処理されたB、
G、R画像データは、マトリクス回路116aで例えば
均等色空間の信号L* 、a* 、b* に変換される。均等
色空間の信号L* 、a* 、b* は、それぞれが直交する
座標軸でL* が明度を表し、a * 、b* は、色度平面
(色相、彩度)を表す。このような均等色空間の信号L
*、a* 、b* に変換することにより、メモリシステム
を介して計算機など外部とのインターフェースを取り易
くすると共に、色変換や編集処理、画像情報の検知を容
易にしている。セレクタ117は、マトリクス変換回路
116aの出力、または外部とのインターフェースであ
るメモリシステム200からの画像データを選択的に取
り出し、或いは双方の画像データを同時に取り込んでテ
クスチャ合成や透かし合成の処理を行うものである。そ
のため、セクレタ117には、合成画像について合成比
率の設定、演算処理、合成処理を行う機能を有してい
る。
【0048】下地除去回路118は、例えばプリスキャ
ンで原稿濃度のヒストグラムを作成して下地濃度を検出
し、下地濃度以下の画像については飛ばして新聞等のよ
うなかぶった原稿に対するコピー品質を良くするための
ものである。原稿検知回路119は、プラテンの裏面と
原稿2との反射率の差等を検出して外接矩形を求めるこ
とによって原稿サイズを検出し記憶しておくものであ
る。これらの下地除去回路118及び原稿検知回路11
9では、均等色空間の信号L* 、a* 、b* のうち、明
度情報の信号L* が用いられる。
【0049】編集処理部400では、領域毎に編集処理
やパラメータ等の切り換えを行うためのエリアコマンド
の設定及びエリアコマンドに基づく領域制御信号の生成
が行われ、画像データに対して色編集や色変換、マーカ
ー色検出その他の処理が行われる。そして、その処理が
行われた画像データがマトリクス変換回路116b及び
絵文字分離回路120(TIS回路)に入力される。
【0050】編集処理後の画像データに対して、マトリ
クス変換回路116bでは、L* 、a* 、b* からY、
M、Cのトナー色に変換され、絵文字分離回路120で
は、複数の画素をブロック化して色文字/黒文字/絵柄
(文字/中間調)の領域識別がなされる。下色除去回路
121では、マトリクス変換回路116bで変換された
Y、M、Cの画像データからモノカラー/フルカラーの
信号に応じて墨版(K)の生成、及びY、M、Cの等量
除去を行って、プロセスカラーの画像データを出力し、
さらに、色相判定を行って色相信号(Hue)を生成す
る。なお、絵文字分離回路120で識別処理する際に
は、ブロック化するための領域識別の信号に例えば12
ラインの遅れが生じるので、この遅れに対して色相信号
及び画像データを同期させるためのタイミングをとるの
がFIFO122aとFIFO122bである。
【0051】縮拡回路123bは、画像データを指定さ
れた縮拡率にしたがって縮拡処理するものであり、副走
査方向については画像入力部で縮拡率にしたがって走査
速度を変えることによって縮拡処理されるので、ここで
は主走査方向について画像データの間引き、又は補間を
行っている。縮拡回路123aは、画像データに対する
縮拡処理に対応して領域制御情報の実行領域がずれない
ようにエリアコマンドを縮拡処理するためのものであ
る。縮拡処理された領域制御情報がエリアデコーダ12
4でデコードされて各処理ブロックの処理に供される。
エリアデコーダ124は、エリアコマンドや領域識別信
号、色相信号からフィルタ125のパラメータや乗算器
126の係数、TRC回路127のパラメータの切り換
え信号を生成し、分配するものである。
【0052】フィルタ125は、縮拡回路123bで縮
小または拡大された画像データに対して空間周波数に応
じて中間調のモアレ除去、文字のエッジ強調を行うもの
である。TRC回路127は、変換テーブルを用いてI
OT13の特性に合わせて濃度調整をするためのもので
あり、PAL129は、現像プロセスや領域識別の信号
によってTRC回路127の変換テーブルのパラメータ
を切り換えるデコーダである。乗算器126は、係数a
とbを用いて画像データxに対しax+bの演算を行う
ものであり、中間調の場合にはスルー、文字の場合には
ハイγのように係数が切り換えられる。そして、TRC
回路127と併せて用い各色成分に対する係数と変換テ
ーブルを適宜選択することにより、色文字、黒文字、絵
柄に対しての色調整、濃度調整が行われる。また、フィ
ルタ125のパラメータを標準化し、係数aとbで文字
のエッジ強調を調整することができる。これらによって
調整された画像データはメモリシステム200に記憶さ
れるか、ROS300のスクリーン生成部128でドッ
ト展開され網点画像にして出力される。
【0053】編集処理部400は、色変換や色編集、領
域制御信号の生成等を行うものであり、図12に示すよ
うに、セレクタ117からの画像データL* 、a* 、b
* が入力される。そして、この編集処理部400は、図
13に示すように、LUT415aでマーカー色その他
の色検出や色編集、色変換等がし易いように色度の情報
が直交座標系のa、bから極座標系のC、Hに変換され
る。色変換&パレット413は、例えば色変換や色編集
で使用する色を32種類のパレットに持っており、デイ
レイ回路411aを通して入力されるエリアコマンドに
したがって画像データL、C、Hに対しマーカーの色検
出や色編集、色変換等の処理を行うものである。そし
て、色変換等の処理を行う領域の画像データのみが色変
換&パレットで処理されLUT415bでC、Hから
a、bに逆変換された後、それ以外の領域の画像データ
は直接セクレタ416から出力され、前述のマトリクス
変換回路116bへ送られる。
【0054】色変換&パレット413で画像データから
検出されたマーカー色(3色)と閉領域の4ビット信号
は密度変換・領域生成回路405へ送られる。密度変換
・領域生成回路405では、FIFO410a、410
b、410cを用いて4×4のウインドウで、16画素
の中で黒画素が所定数以上であれば「1」とする2値化
処理を行って400spiから100spiへの密度変
換が行われる。このようにして生成されたマーカ信号
(閉ループやマーカ・ドット)は密度変換・領域生成回
路405よりDRAMコントローラ402を通してプレ
ーンメモリ403に書き込まれる。
【0055】また、マーカ・ドット信号については、小
さなゴミなどをマーカとして誤検知しないようにFIF
O408により3ライン分遅延させて3×3のウインド
ウにして座標値生成回路407でマーカ・ドットの検
出、座標値の生成を行ってRAM406に記憶する。な
お、このマーカ・ドットについてはプレーンメモリ40
3にも記憶されるが、誤検知を防止するためにこの処理
を行っている。
【0056】プレーンメモリ403は、色変換や色編
集、その他の領域編集を行うためのエリアコマンドを格
納するためのメモリであり、例えばエディターパッド部
50からも領域を指定し、その領域にエリアコマンドを
書き込むことができる。すなわち、エディターパッド部
50で指定した領域のエリアコマンドは、CPUバスを
通してグラフィックコントローラ401に転送され、グ
ラフィックコントローラ401からDRAMコントロー
ラ402を通してプレーンメモリ403に書き込まれ
る。プレーンメモリ403は4面からなっており、0〜
15までの16種類のエリアコマンドが設定できるよう
になっている。
【0057】プレーンメモリ403に格納した4ビット
のエリアコマンドは、画像データの出力に同期して読み
出され色変換&パレットにおける編集処理や、図12に
示す画像データ処理系、ENL変換回路115やマトリ
クス変換回路116、セレクタ117、下色除去回路1
21、さらにはエリアデコーダ124を介してフィルタ
125、乗算器126、TRC回路127、スクリーン
生成部128等のパラメータ等の切り換えに使用され
る。このエリアコマンドをプレーンメモリ403から読
み出し、色変換&パレット413での編集処理、編集デ
ータ処理系でのパラメータの切り換え等に使用する際に
は、100spiから400spiへの密度変換が必要
であり、その処理を密度変換領域生成回路405で行っ
ている。密度変換領域生成回路405では、FIFO4
09a、409bを使って3×3のブロック化を行い、
そのパターンからデータ補間を行うことによって、閉ル
ープ曲線や編集領域等の境界がギザギザにならないよう
に100spiから400spiへの密度変換を行って
いる。デイレイ回路411a、411b、1M FIF
O412等は、エリアコマンドと画像データとのタイミ
ング調整を行うためのものである。
【0058】以上の構成において、この実施の形態に係
るデジタルカラー複写機では、次のようにして、色の設
定登録を容易に行うことができるのは勿論のこと、サン
プルとして読み取った原稿の色に対して、任意の範囲に
わたって色成分を変更した色を生成して出力することが
でき、希望する色を簡単な操作で登録することが可能と
なっている。
【0059】すなわち、上記デジタルカラー複写機は、
カラーパッチの色調整や色登録をする色登録微調整機能
を備えている。この色登録微調整機能では、エディター
パッド部やカラーパッチ部の色を微調整したり別の色を
登録するなど、色登録、色登録修正、カラーパッチ出力
の3つの作業が可能となっている。このうち、色登録
は、現在のカラーパッチの代わりに別の色を登録する作
業であり、登録は、登録したい色の原稿をプラテン上に
載置して読み取ることにより行われる。また、色登録修
正は、カラーパッチの色を修正する作業であり、修正
は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の
各成分値を入力することにより行う。さらに、カラーパ
ッチ出力は、カラーパッチの色見本を出力する作業であ
り、出力したコピーを切り取って、エディターパッド部
のカラーパッチに貼り付けることにより、そのまま色見
本として使用することができるようになっている。
【0060】まず、色登録等の作業を行うには、図14
(a)に示すように、デジタルカラー複写機のコントロ
ールパネル部の液晶表示部を操作して、機械担当者設定
モードであるツールモードに入り、色登録微調整を選択
する(図15のステップ101)。次に、色登録をする
場合には、図14(b)に示すように、色登録ボタンを
押して色登録を選択する。次に、図14(c)、図16
(a)に示すように、原稿2をエディターパッドにセッ
トし、登録したい色をエディターペンで1点ポイントす
るとともに、登録したいカラーパッチをポイントする
(図15のステップ102、103)。すると、指定し
た番号のカラーパッチのLEDランプがすべて点滅す
る。その後、図16(b)に示すように、登録色設定ボ
タンを押す。上記の手順を繰り返すことにより、同じ原
稿中で一度に10カ所まで色登録の指示を行うことがで
きる。なお、取り消す場合には、終了ボタンを押す。
【0061】次に、図16(c)に示すように、原稿2
をプラテン上に設定し(図15のステップ104)、図
17(a)に示すように、色登録スタートボタンを押
す。すると、IIT3をスキャンしてポイントされた色
の読み込みが行われ(図15のステップ105)、「カ
ラーパッチを読み込んでいます」とメッセージが表示さ
れる。そして、原稿の読み取り及び色登録が終了した場
合には、図17(b)に示すように、終了ボタンを押す
と、色登録微調整画面に戻る。
【0062】ここで、図15のステップ106に示すよ
うに、読み込まれた色の微調整を行うか否かによって、
微調整をしない場合には、色登録の設定を行い(ステッ
プ111)、色登録を続けるか否かが判別され(ステッ
プ112)、色登録を続けない場合には、当該動作を終
了し、色登録を続ける場合には、ステップ102に戻
る。
【0063】図15のステップ107に示すように、直
接微調整を行う場合には、図17(c)に示すように、
デジタルカラー複写機のコントロールパネル部の液晶表
示部を操作して、色登録修正を選択し、YMCの各成分
値を直接調整する。この場合には、図18(a)に示す
ように、色調整したいカラーパッチをポイントすると、
表示部には、図18(b)に示すように、現在登録され
ている色のYMCの各成分値が表示される。ここで、ア
ップ/ダウンボタンで、図18(c)に示すように、イ
エロー、マゼンタ、シアンの各成分の値を調整する。イ
エロー、マゼンタ、シアンの各成分値の調整は、1%刻
みで可能となっている。なお、取り消す場合には、終了
ボタンを押す。そして、色登録の修正作業が終了した場
合には、図18(d)に示すように、色登録修正設定ボ
タンを押す。元の色に戻す場合は、再度色登録修正を行
う。その後、終了ボタンを押すと、最初の色登録微調整
画面に戻る。
【0064】ところで、この実施の形態では、読み込ま
れた色を微調整する際に、IIT3により読み取られた
色の色成分の変更した色を生成するとともに、この色成
分を変更する際に、変更する範囲を指定することが可能
となっている。
【0065】すなわち、読み込まれた色を微調整する際
に、図15のステップ108に示すように、色見本デー
タの刻み幅を選択することによって、色成分を変更する
際に、変更する範囲を指定することができ、この状態
で、読み込まれた色に対して所望の刻み幅で各色成分の
値を変更させた複数のサンプルを印刷し(ステップ10
9)、複数のサンプルを目で確認した上で、所望のサン
プル番号を入力して設定を選択することによって(ステ
ップ110)、色登録の設定を行うことができる。
【0066】さらに説明すると、コントロールパネル部
の液晶表示部65を操作して、カラーパッチ出力を選択
すると、液晶表示部には、図19のステップ201に示
すように、NO.を入力してくださいというメッセージ
とともに、読み込んだ色のYMCの各成分値等の選択枝
が表示される。ここで、1を選択すると、スクロールキ
ーによりYの成分値を変更することができる(ステップ
202)。また、同様に、2及び3を順次選択すると、
スクロールキーによりM及びCの成分値をそれぞれ任意
に変更することができる(ステップ203、204)。
また、サンプルNO.を入力することができ、そのYM
Cの成分値が表示される(ステップ205)。次に、印
刷を指定する5を選択すると、サンプル印刷が行われる
(ステップ206)。その際、6のきざみ幅を選択し
て、サンプル印刷をする際のきざみ幅を1〜10の10
段階に渡って設定することができるようになっている
(ステップ207)。ここで、サンプルNO.とは、例
えば、次の図20に示すように、YMCの成分値を変更
する前のサンプルや、YMCの成分値を変更した後のサ
ンプルに付けられるこれらのサンプルを特定するための
便宜上の番号を意味している。
【0067】そして、図20に示すように、サンプル印
刷された色見本を目で直接確認することによって、希望
の色のサンプル番号を入力して、7の設定を選択するこ
とにより、希望する色のYMCの値をNVMに記憶して
登録することができる。
【0068】このように、IIT3により原稿2の色を
読み取り、このIIT3により読み取られた色の色成分
の変更した色をCPU53からなる色生成手段によって
生成するとともに、当該色生成手段により、色成分を変
更する際に、変更する範囲を表示部に表示された画面に
従ってきざみ幅で指定することができるので、任意の範
囲にわたって色成分を変更させた色をCPU53からな
る色生成手段によって生成することができ、この色生成
手段により生成された任意の範囲にわたって色成分を変
更させた色を第1の記憶手段であるNVMに記憶させ、
このNVMにより記憶された前記複数色をIOT13に
よってサンプル印刷して出力し、目で色を確認すること
ができ、その上で前記IOT13により図20に示すよ
うに出力された複数色のうち、1色を表示部に表示され
た画面に従って選択手段により選択して、選択された色
を第2の記憶手段であるNVMに記憶させることで、色
の設定登録を容易に行うことができるのは勿論のこと、
サンプルとして読み取った原稿の色に対して、任意の範
囲にわたって色成分を変更した色を生成して出力するこ
とができ、希望する色を簡単な操作で登録することが可
能となる。
【0069】
【発明の効果】この発明は、色の設定登録を容易に行う
ことができるのは勿論のこと、サンプルとして読み取っ
た原稿の色に対して、任意の範囲にわたって色成分を変
更した色を生成して出力することができ、希望する色を
簡単な操作で登録することが可能なカラー画像形成装置
を提供することができる。
【0070】また、成分値の変化のきざみ幅は指定する
ことができるので、大ざっぱな値から1%単位の微妙な
値まで欲しいレベルの色が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明に係る画像形成装置の一実施
の形態を示すシステム構成のブロック図である。
【図2】 図2はこの発明に係る画像形成装置の一実施
の形態を示す構成図である。
【図3】 図3は画像形成部を示す構成図である。
【図4】 図4は転写ドラムを示す斜視図である。
【図5】 図5はユーザーインターフェース部の操作部
のハードウエア構成例を示す図である。
【図6】 図6はコントロールパネルの要部を示す平面
図である。
【図7】 図7は領域指定部を示す構成図である。
【図8】 図8は色選択部を示す構成図である。
【図9】 図9は(a)〜(c)は色の設定方法をそれ
ぞれ示す説明図である。
【図10】 図10は色の調整状態を示す説明図であ
る。
【図11】 図11は色見本を示す説明図である。
【図12】 図12はデジタルカラー複写装置におけ
る画像処理装置の信号処理系の構成例を示す図である。
【図13】 図13はデジタルカラー複写装置におけ
る画像処理装置の信号処理系の構成例を示す図である。
【図14】 図14は(a)〜(c)は色登録微調整の
方法をそれぞれ示す説明図である。
【図15】 図15は色登録微調整の方法を示すフロー
チャートである。
【図16】 図16は(a)〜(c)は色登録微調整の
方法をそれぞれ示す説明図である。
【図17】 図17は(a)〜(c)は色登録微調整の
方法をそれぞれ示す説明図である。
【図18】 図18は(a)〜(d)は色登録微調整の
方法をそれぞれ示す説明図である。
【図19】 図19は色登録微調整の方法を示すフロー
チャートである。
【図20】 図20は色見本を示す説明図である。
【符号の説明】
3 IIT3、12 IPS、13 IOT、50 エ
ディターパッド部、51 カラーパレット部、52 ユ
ーザインターフェース部、53 CPU、54印刷フォ
ーマット情報部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色を登録し、かかる登録色を使用した編
    集が可能なカラー画像形成装置において、 原稿上の色を読み取る読み取り手段と、 前記読み取り手段により読み取られた色の色成分の変更
    した色を生成する色生成手段と、 前記色生成手段により、色成分を変更する際、変更する
    範囲を指定する指定手段と、 前記読み取り手段により読み取られた色、及び色生成手
    段により生成された色を記憶する第1の記憶手段と、 前記第1の記憶手段により記憶された前記複数色を出力
    する出力手段と、 前記出力手段により出力された複数色のうち、1色を選
    択する選択手段と、 前記選択手段により選択された色を記憶する第2の記憶
    手段と、 前記第2の記憶手段により記憶された色での編集を行う
    編集手段と、を有することを特徴とするカラー画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記指定手段は、色成分を変更する際の
    きざみ幅を変更することによって、色成分を変更する範
    囲を指定することを特徴とする請求項1記載のカラー画
    像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016111536A (ja) * 2014-12-08 2016-06-20 大日本印刷株式会社 色差限度見本の作成方法および色差限度見本作成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016111536A (ja) * 2014-12-08 2016-06-20 大日本印刷株式会社 色差限度見本の作成方法および色差限度見本作成装置

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