JP2690934B2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2690934B2 JP63083008A JP8300888A JP2690934B2 JP 2690934 B2 JP2690934 B2 JP 2690934B2 JP 63083008 A JP63083008 A JP 63083008A JP 8300888 A JP8300888 A JP 8300888A JP 2690934 B2 JP2690934 B2 JP 2690934B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、挿入部の先端構成部に観察光学系を備え
た主として工業用の内視鏡に関する。
〔従来の技術〕
航空機のエンジンや狭い管路の内部を点検する場合の
ように、作業者が外部から直接内部を目視点検できない
場合には、工業用内視鏡が使用されている。この工業用
内視鏡は、挿入部の先端構成部に照明光学系および観察
光学系を備えており、被観察部位が屈曲した経路の深部
であっても、先端構成部を被観察部位の至近距離まで導
くことができるようになっている。
ところで、前述したような工業用内内視鏡を、第7図
に示すように、タンクaの内壁b等の欠陥部分の有無を
検査するために使用する場合、内視鏡cの挿入部dをタ
ンクaの上壁eに設けられた開口部fからタンクaの内
部に挿入し、内視鏡cの操作部gを操作して挿入部dの
湾曲部hを遠隔操作により、湾曲してタンクaの内壁b
の観察を行なっている。
ところが、工業用内視鏡は、広い空間や深部の検査を
可能にするために、挿入部dの長さも長くなり、しかも
柔軟に構成されているため、自重により重力方向へたる
みが生じ、充分な遠隔操作ができないという問題があ
る。
そこで、前述のような問題を解決するために、特開昭
59−146636号公報に示すように、工業用内視鏡におい
て、照明用光学繊維束および観察用光学繊維束を内装し
た挿入部に、外部から遠隔的に供給制御される流体圧に
よって相対的に移動するシリンダとピストンを設け、こ
の相対運動によって関節部を屈伸させて挿入部を湾曲す
るようにしたものがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、前述したように、挿入部に流体圧によって
作動するシリンダとピストンを内装したものは、構造的
に複雑で、重量も大であるために高い流体圧を必要とす
るとともに、弾性がないために周辺の他の機器に接触し
たときに供給を破損させる恐れがある。
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、そ
の目的とするところは、挿入部の自重を自ら支えて確実
に検査部位を観察することができ、さらに周辺の機器に
挿入部が接触することがあっても、損傷を与えることが
ない程度の弾性を有する内視鏡を提供することにある。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
この発明は、挿入部の先端構成部に観察光学系を備え
るとともに、前記挿入部に流体の供給と排出により、そ
の長軸長が伸縮する弾性アクチュエータを配設した内視
鏡において、前記弾性アクチュエータは、弾性チューブ
と、この弾性チューブに設けられ、前記流体の供給時
に、前記弾性チューブの軸方向の伸長を抑止するととも
に、前記弾性チューブの径方向の拡張を許す網状部材か
らなり、前記弾性アクチュエータの長軸方向に節を設
け、弾性アクチュエータに流体を供給したり、またその
流体を排出することによって伸縮し、この伸縮動作によ
って挿入部を湾曲して先端構成部を目的部位に指向する
ようにしたことにある。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第4図は第1の実施例を示すもので、1は内
視鏡本体で、2は挿入部である。挿入部2は可撓部3、
湾曲部4からなり、先端には照明窓5aおよびCCD等のTV
カメラヘッド5bを備えた先端構成部5が設けられてい
る。そして、前記挿入部2にはイメージガイド、ライト
ガイドおよびチャンネル(いずれも図示しない)が内装
されているとともに、前記湾曲部4には通常の内視鏡と
同様に複数個の関節駒6…が枢支ピン7…によって連結
されている。そして、この外周には保護チューブ8が被
覆されている。
また、前記湾曲部4の内部には後述する複数個の弾性
アクチュエータ9…が設けられ、湾曲部4を湾曲して先
端構成部5を上下左右方向に指向できるようになってい
る。
つぎに、前記弾性アクチュエータ9およびその取付け
構造について説明すると、弾性アクチュエータ9の内層
には合成ゴム製のチューブ10があり、このチューブ10の
外側には樹脂繊維もしくは金属線等の網状部材としての
網状管11が被覆されていて、両端部には口金12、13が固
定リング12a、13aによってかしめ固定され、気密性が保
たれている。そして、この一方の口金12にはチューブ10
の内部と連通する合成樹脂パイプ等の剛性を有する送気
パイプ14が接続され、他方の口金13にはワイヤ15が接続
されている。また、前記送気パイプ14は後端側の関節駒
6から一体に突設された支持片16を貫通して内視鏡本体
1の手元側まで延長しており、この支持片16と前記弾性
アクチュエータ9の口金12との間の送気パイプ14には弾
性アクチュエータ9を伸長する方向に付勢するコイルス
プリング17が張設されている。また、前記ワイヤ15の端
部は前端側の湾曲駒6から一体に突設された支持片18に
接続されている。さらに、前記弾性アクチュエータ9の
長軸方向には複数の節19…が設けられている。これら節
19は内部リング20と外部リング21とからなり、前記チュ
ーブ10および網状管11を挟持するようにかしめ固定して
おり、さらに前記内部リング20、外部リング21はチュー
ブ10より小径で、かしめ固定したとき、節19…は他の部
分より小径で、くびれた形状になっている。
このように構成された複数個の弾性アクチュエータ9
…は湾曲部4の内部に平行状態に、しかも周方向に等間
隔には配置されているとともに、長軸方向の同一位置に
節19…が設けられている。そして、前記弾性アチュエー
タ9…の送気パイプ14から弾性アクチュエータ9…に選
択的に流体が供給されるようになっており、流体が供給
されると、弾性アクチュエータ9の節19…の間が径方向
に膨張して長軸長が短縮され、弾性アクチュエータ9か
ら流体が排出されると、径方向に収縮して長軸長が伸長
するようになっている。
前述のように構成された内視鏡を用いて、たとえばタ
ンク等の内壁を検査する場合には、第4図に示すよう
に、タンク22の上壁23に設けられた開口部24から挿入部
2を挿入した状態にセットする。また、前記弾性アクチ
ュエータ9…と接続された送気パイプ14…は流体供給チ
ューブ25を介して流体制御装置26に接続され、この流体
制御装置26は流体供給装置27および湾曲操作装置28に接
続されている。前記流体供給装置27はたとえばコンプレ
ッサを設けたポンプからなり、流体制御装置26は電磁バ
ルブからなり、湾曲操作装置28からの指令により、バル
ブのオン,オフおよびバルブの開閉量の制御を行なって
流体供給チューブ25へ所望量の空気の圧力を供給するこ
とができるようになっている。
また、前記内視鏡本体1にはライトガイドケーブル29
が接続され、これはコネクタ30を介して光源装置31に接
続されているとともに、ライトガイドケーブル29に配設
されたTVカメラケーブル32はカメラコントロールユニッ
ト33に接続されている。そして、このカメラコントロー
ルユニット33からの映像信号は、TVモニタ34で画像化さ
れるようになっている。さらに、前記タンク22の開口部
24には挿入部2と転接するローラ35、35が設けられ、こ
のローラ35には回転量によって挿入部2の挿入量を検知
するポテンションメータ36が設けられている。このポテ
ンションメータ36は回転量を電気信号に変換し、挿入量
検知装置37によって計測し、前記カメラコントロールユ
ニット33を介してTVモニタ34に表示されるようになって
いる。
つぎに、前述のように構成された内視鏡の作用につい
て説明する。
通常時においては、第1図に示すように、弾性アクチ
ュエータ9…は径方向に収縮して長軸長が伸長してい
る。しかも、弾性アクチュエータ9のコイルスプリング
17の引張り力によって弾性アクチュエータ9を略直線状
に保つため、挿入部2の湾曲部4は真直ぐな状態に保持
される。また、挿入部2の湾曲部4を上方へ湾曲させる
場合には、上部に位置している1本の弾性アクチュエー
タ9に、流体供給装置27から流体制御装置26を介して弾
性アクチュエータ9に供給する。弾性アクチュエータ9
に流体が供給されると、第2図に示すように、上部に位
置している弾性アクチュエータ9の節19…間は径方向に
膨張し、これに伴って長軸長が短縮される。したがっ
て、他の弾性アクチュエータ9…より長軸長が短くな
り、上部の弾性アクチュエータ9によって先端構成部5
を引き寄せるため湾曲部4が上方に湾曲する。つまり、
弾性アクチュエータ9は、その長軸方向に所定間隔を介
して設けられた節19…が湾曲駒6…とともに屈折して湾
曲することになる。このように弾性アクチュエータ9…
に前記湾曲操作装置28を制御して選択的に流体を供給す
ることによって湾曲部4を湾曲させて先端構成部5を任
意の方向に指向させることができる。したがって、タン
ク22の内壁等を検査する場合においても、挿入部2が垂
れ下がることはなく、湾曲部4を湾曲させることができ
る。
第5図および第6図は第2の実施例を示すもので、各
弾性アクチュエータ9…の側面、つまり湾曲部4の内側
に位置する側面に、直線形状を基準とする板ばね38を全
長に亘って固定したものである。このように構成するこ
とによって、通常時においては、板ばね38の復元力によ
って弾性アクチュエータ9が直線状となり、湾曲部4を
真直ぐな状態に保持でき、第1の実施例のコイルスプリ
ング17の役割を果たす。
なお、この発明は前記実施例に限定されるものではな
い。すなわち、弾性アクチュエータ9は、網状管11の代
りにチューブ10の長軸方向に沿って複数本の繊維を張設
してもよく、これら網状管11、繊維はチューブ10に埋設
してもよい。
また、弾性アクチュエータ9…を備えた湾曲部4を内
視鏡の挿入部2の先端側に接続し、先端側のみを湾曲で
きるようにしてもよい。この場合、従来のアングルワイ
ヤを手元側で押し引きして湾曲させる方式では実現でき
なかったものが、この発明の流体加圧で実現できる。
また、弾性アクチュエータ9…を挿入部2の外側に、
その長軸方向に沿って設け、またこれを着脱可能として
もよい。
また、弾性アクチュエータ9…に対する加圧量を制御
することによって弾性アクチュエータ9…の硬さを可変
でき、挿入部2のコンプライセンスを発生させることが
できる。
さらに、弾性アクチュエータ9…の加圧状態を検出す
る圧力センサを加圧経路中に設ける他、弾性アクチュエ
ータ9…の変位量を検出するポテンションメータ等を設
けて湾曲状態を検出し、加圧量を精密に制御することが
できる。
また、弾性アクチュエータ9に供給する流体は、気体
に限らず、水、油等の液体であってもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、内視鏡の挿
入部に、流体の供給と排出により、その長軸長が伸縮す
る弾性アクチュエータを設けるとともに、弾性アクチュ
エータは、弾性チューブと、この弾性チューブに設けら
れ、前記流体の供給時に、前記弾性チューブの軸方向の
伸長を抑止するとともに、前記弾性チューブの径方向の
拡張を許す網状部材からなり、弾性アクチュエータの長
軸方向に節を設けて湾曲操作するようにしたから、長尺
な挿入部であっても湾曲部を理想的な形状に湾曲させて
先端構成部を確実に目的部位に指向でき、観察性能を向
上できるという効果がある。さらに、弾性アクチュエー
タを用いて湾曲させることにより、挿入部が他の機器等
に接触しても、損傷を与えることはないという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はこの発明の第1の実施例を示すもの
で、第1図は内視鏡の挿入部の湾曲部の縦断側面図、第
2図は同じく湾曲した状態の湾曲部の縦断側面図、第3
図は弾性アクチュエータの一部を断面した側面図、第4
図は使用状態の構成図、第5図および第6図はこの発明
の第2の実施例を示すもので、第5図(A)は真直ぐな
状態の一部断面した側面図、(B)は湾曲した状態の一
部断面した側面図、第6図は第5図(A)のVI−VI線に
沿う断面図、第7図は従来の内視鏡の使用状態の構成図
である。 2……挿入部、4……湾曲部、9……弾性アクチュエー
タ、19……節。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入部の先端構成部に観察光学系を備える
    とともに、前記挿入部に流体の供給と排出により、その
    長軸長が伸縮する弾性アクチュエータを配設した内視鏡
    において、 前記弾性アクチュエータは、弾性チューブと、この弾性
    チューブに設けられ、前記流体の供給時に、前記弾性チ
    ューブの軸方向の伸長を抑止するとともに、前記弾性チ
    ューブの径方向の拡張を許す網状部材からなり、前記弾
    性アクチュエータの長軸方向に節を設けたことを特徴と
    する内視鏡。
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