JP2021135430A - 画像取得装置及び画像取得方法 - Google Patents

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信喜 宇多
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Abstract

【課題】操作性が高く、より遠方の狭隘部の画像を好適に取得できる。【解決手段】画像取得部と、画像取得部に連結され、画像取得部で取得した画像の情報を伝送するファイバと、ファイバを案内する多関節の長尺案内構造体と、長尺案内構造体の関節を折り曲げる少なくとも1つの駆動機構と、長尺案内構造体の先端と画像取得部とのファイバ延在方向の距離を変化させる伸縮機構と、伸縮機構を駆動する先端駆動機構と、を有する。【選択図】図1

Description

本開示は、観察部を狭隘部に挿入して、狭隘部の画像を取得する画像取得装置及び画像取得方法に関する。
狭隘部の内部構造を観察する装置としては、狭隘部を撮影する工業用内視鏡がある。配管等の狭隘部が長い場合、スコープを案内するガイドチューブを使用する場合がある。例えば、特許文献1には、第1の方向に湾曲可能な第1湾曲部と、第1湾曲部の基端部に接続され、第1の方向とは異なる第2の方向に湾曲可能な第2湾曲部と、第2湾曲部の基端部に接続された筒部と、第1湾曲部、第2湾曲部及び筒部に設けられ、内視鏡の挿入部を挿通するための内視鏡挿通チャンネルと、第1湾曲部を第1の方向に湾曲させる湾曲機構と、を有するガイドチューブが記載されている。
特開2017−21082号公報
ところで、レーザ加工ヘッドを使用する場合、例えば合成石英やSiCといった無機材料を基材とした全反射ミラーを用いる場合がある。このような無機材料を基材としたミラーでは、レーザの一部がミラーを透過することがある。また、反射面を金属膜で形成した場合も、金属膜を薄くした場合、レーザの一部がミラーを透過することがある。特に、大きなレーザ出力が必要となる場合、ミラーを透過するレーザは多くなる。その結果、ミラーの背面に設けられた冷却室へと向かうレーザの一部が、冷却室に設けられた冷却媒体をシールするシール部材に照射され、シール部材が熱により損傷する可能性がある。また、シール部材から煙(ヒューム)が発生すると、例えばミラー等の構成部材に煙を起因した損傷が発生する可能性もある。シール部材に損傷が生じたり、ミラー表面に損傷が生じたりすると、レーザの強度や加工精度が低下するため、メンテナンスが必要になる。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、操作性が高く、より遠方の狭隘部の画像を好適に取得できる画像取得装置及び画像取得方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、画像取得装置であって、画像取得部と、前記画像取得部に連結され、前記画像取得部で取得した画像の情報を伝送するファイバと、前記ファイバを案内する多関節の長尺案内構造体と、前記長尺案内構造体の関節を折り曲げる少なくとも1つの駆動機構と、前記長尺案内構造体の先端と前記画像取得部との前記ファイバ延在方向の距離を変化させる伸縮機構と、前記伸縮機構を駆動する先端駆動機構と、を有する。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、画像取得方法であって、多関節の長尺案内構造体を狭隘部に挿入するステップと、前記狭隘部の形状に応じて、前記長尺案内構造体の関節の角度を変化させるステップと、前記長尺案内構造体の先端に配置された画像取得部の前記長尺案内構造体の先端との距離を調整するステップと、前記画像取得部で画像を取得するステップと、を含む。
本開示によれば、操作性が高く、より遠方の狭隘部の画像を好適に取得できる。
図1は、本実施形態の画像取得装置の概略構成を示す模式図である。 図2は、本実施形態の画像取得装置の長尺案内構造体の構造を示す模式図である。 図3は、本実施形態の画像取得装置の伸縮機構の構成を示す模式図である。 図4は、ファイバと筒部との関係の一例を示す模式図である。 図5は、ファイバと筒部との関係の一例を示す模式図である。 図6は、長尺案内構造体の関節の構造の一例を示す模式図である。 図7は、他の実施形態の画像取得構造の概略構成を示す模式図である。 図8は、図7に示す画像取得構造の動作の一例を説明する模式図である。 図9は、図7に示す画像取得構造の動作の一例を説明する模式図である。 図10は、他の実施形態の画像取得構造の概略構成を示す模式図である。 図11は、図10に示す画像取得構造の動作の一例を説明する模式図である。 図12は、長尺案内構造体の関節の構造の一例を示す模式図である。 図13は、長尺案内構造体の関節の構造の一例の機能を説明するための説明図である。 図14は、支持構造の一例を示す模式図である。 図15は、支持構造の機能を説明するための説明図である。 図16は、支持構造の一例を示す模式図である。 図17は、支持構造の機能を説明するための説明図である。
以下に、本開示にかかる画像取得装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。本実施形態の画像取得装置10は、狭隘部の内部や、狭隘部の先にある領域の画像を取得する。狭隘部は、配管や、穴、隙間等である。狭隘部の距離としては、一例として、20m以上100m以下である。また、本実施形態の画像取得装置は、狭隘部が直線形状でも使用可能であるが、屈曲していても使用可能である。
図1は、本実施形態の画像取得装置の概略構成を示す模式図である。図2は、本実施形態の画像取得装置の長尺案内構造体の構造を示す模式図である。図3は、本実施形態の画像取得装置の伸縮機構の構成を示す模式図である。
図1から図3に示す画像取得装置10は、画像情報処理部12と、ファイバ14と、画像取得部16と、長尺案内構造体(アーム)18と、伸縮機構20と、巻取装置22と、制御装置24と、パージガス供給装置26と、を含む。画像取得装置10は、画像取得部16が先端となり、画像情報処理部12が基端となる。
画像情報処理部12は、画像処理装置10の基端に配置される。画像処理装置12は、撮影対象から離れた位置に配置される。画像情報処理部12は、撮影対象の領域の画像を処理する。画像情報処理部12は、画像信号を処理する装置でも、画像が結像され、画像を取得する装置でもよい。
ファイバ14は、画像情報処理部12と画像取得部16とを接続する。ファイバ14は、画像情報処理部12と画像取得部16との間で制御信号、画像信号を伝送する。なお、ファイバ14は、画像取得部16で取得した像を画像情報処理部12に伝送してもよい。
画像取得部16は、観察対象の領域に配置される。画像取得部16は、ボアスコープ等で画像を取得する機構でも、CCDカメラ等でもよい。画像取得部16は、ファイバ14を介して画像情報取得部12に接続され、取得した情報を画像取得部12に送る。
長尺案内構造体18は、画像取得時に狭隘部に挿入される部分であり、ファイバ14を案内する。長尺案内構造体18は、複数の筒部30と、関節部32と、駆動機構34と、先端筒部36と、を含む。筒部30は、内部が空洞の筒である。なお、筒部30の筒の断面は、多角形でも円形でも楕円形でもよい。長尺案内構造体18は、図2に示すように、先端に向かうにしたがって、筒部30の開口面積が小さくなる構造である。先端側の筒部30の外側の開口は、基端側の筒部30の内側開口よりも小さくなる。これにより、長尺案内構造体18は、筒部30を重ね、長さを短くすることができる。単体の筒部30は、伸縮しない構造体である。関節部32は、筒部30と筒部30と相対的に回動可能な状態で連結する。関節部32は、筒部30同士を着脱可能であり、筒部30を縮めている状態では、筒部30と筒部30との連結が外れる。駆動機構40は、関節部32に対応して設けられ、対応する関節部32で接続する筒部30と筒部30との角度を変化させる。駆動機構34は、関節部32の各位置で筒部30同士をつなげるワイヤと、ワイヤの距離を変化させるモータ等で構成である。駆動機構34は、有線で駆動力を取得しても、電池等の駆動源を内蔵してもよい。先端筒部36は、先端側の端部に配置され、先端側が伸縮機構20と接続され、基端側が筒部30と接続される。先端筒部36と筒部30とは、関節部32で接続される。
長尺案内構造体18は、筒部30同士を関節部32で接続することで、多関節な構造となる。また、長尺案内構造体18は、駆動機構34で各関節の角度を調整することができる。また、長尺案内構造体18は、重なる筒部30の数を調整することで、全体の長さを調整することもできる。なお、駆動機構34は、全ての関節部32に対応して配置する必要はなく、少なくとも1つの関節部32に設ければよい。なお駆動機構34は、先端筒部36と筒部30の関節部32には設けることが好ましい。
伸縮機構20は、長尺案内構造体18の先端筒部32と画像取得部16との間に配置される。伸縮機構20は、図3に示すように、ファイバ14の延在方向の距離Lを変化できる機構である。また、本実施形態の伸縮機構20は、図3に示すように、姿勢をフレキシブルに変化させることができ、伸縮機構20a、20bの位置に移動することができる。これにより、伸縮機構20は、先端取得部16を、画像取得部16a、16bの位置に移動させることができる。伸縮機構20は、伸縮筒部40と先端駆動機構42とを有する。伸縮筒部40は、蛇腹等で伸縮方向屈曲方向にフレキシブルに移動可能な構造体である。伸縮筒部40は、所定の剛性を備え、先端に配置された画像取得部16を支持する。先端駆動機構42は、伸縮筒部40の伸縮量と姿勢を変化させる。
巻取装置22は、画像取得部12と長尺案内構造体18との間に配置され、ファイバ14が巻付けられている。巻取装置22は、棒状の部材であり、ファイバ14がらせん状に巻きつけられる。巻取装置22は、ファイバ14が巻かれている巻き数を増やすことで、ファイバを回収することができ、ファイバ14が巻かれている巻き数を減らすことで、長尺案内構造体18側にファイバを送り出すことができる。なお、巻取装置22の配置位置は、特に限定されず、ファイバ14が配置されている任意の位置に配置することができる。
制御装置24と、各部の動作を制御する。具体的には、駆動機構34と、先端駆動機構42と、を制御し、長尺案内構造体18、伸縮機構20の位置、姿勢を制御することで、画像取得部16の位置を制御する。制御装置24は、画像取得部16の焦点距離、パージガス供給装置26のガスの供給動作等も制御する。
パージガス供給装置26は、長尺案内構造体18にパージガスを供給する。パージガス供給装置26は、ガス供給源26aと、ガス供給管26bとを含む。ガス供給源26aは、空気、不活性ガス等を圧縮空気として、供給する。ガス供給管26bは、ガス供給源26aと長尺案内構造体18の基端側の端部とを接続する。
画像取得装置10は、本実施形態のように、長尺案内構造体18の先端に伸縮機構20を設け、かつ、関節部32に駆動機構34を設けることで、関節部32で筒部30の向きを調整し、さらに、先端の位置を伸縮機構20で調整することができる。これにより、画像取得部16の位置をより柔軟に移動させることができる。具体的には、画像取得装置10は、長尺案内構造体18で長い狭隘部を通過させることができ、到達した先端で、伸縮機構20により位置を調整することができる。これにより、狭隘部の壁面となる部材で遮られた遠隔地のより多くの位置で画像を取得することができる。また、画像取得装置10は、長尺案内構造体18を多関節とすることで、各関節の折り曲げ方向を調整することで、鉛直方向上側、下側、水平方向、種々の方向に折り曲げることができる。
また、画像取得装置10は、巻取装置22を備えることで、長尺案内構造体18及び伸縮機構20の長さに合わせて、巻取装置22から画像取得部16までのファイバ14の長さを調整することができる。これにより、長尺案内構造体18内で、ファイバ14が絡むこと、また挿入時に基端側にファイバがたまることを抑制でき、ファイバ14をスムーズに移動させることができる。また、巻取装置22で引き出したファイバ14を回収できるため、ファイバ14が必要以上にたるむことを抑制できる。また、巻取装置22を本実施形態のように、らせん状にファイバ14を巻いた構造とすることで、ファイバ14に作用する応力が大きくなることを抑制しつつ、巻取装置22に巻きつけることができる。また、巻取装置22を小型化、軽量化することができる。
画像取得装置10は、パージガス供給装置26を備え、パージガス供給装置26から長尺案内構造体18にパージガスを供給することで、長尺案内構造体18の内部に粉塵等の異物が混入することを抑制で売ることができる。これにより、異物でファイバが傷つくことを抑制でき、関節部32の動作不良が生じることを抑制できる。なお、パージガス供給装置26は必ずしも設けなくてもよい。
ここで、図4は、ファイバと筒部との関係の一例を示す模式図である。長尺案内構造体18は、筒部30の内部にファイバ14を案内させる場合、図4に示すように、案内構造52を設けることが好ましい。案内構造52は、筒部30の内周面に固定され、リング54を備える。リング54は、ファイバ14が通過する。このように、案内構造52を設け、リング54でファイバ14の筒部30内での位置が所定の範囲となるようにすることで、ファイバ14をより安定して案内することができる。長尺案内構造体18を筒部30が重なる構造とする場合、駆動機構40と同様の位置、つまり縮めた状態で内側の筒部30と重ならない位置に案内構造52を配置する。筒部30の内周面に軸方向に延びるレールを設け、案内構造52をレールに沿って移動可能な構造としてもよい。
また、上記実施形態では、ファイバ12を長尺案内構造体18の内周を通過させたが、これに限定されない。長尺案内構造体18は、ファイバ12を案内できればよい。図5は、ファイバと筒部との関係の一例を示す模式図である。図5に示す長尺案内構造体18aは、案内構造52が筒部30の外周面に配置される。ファイバ14は、筒部30の外周に沿って配置され、案内構造52のリング54を通過する。このように、ファイバ12は、長尺案内構造体18の外周に沿って配置してもよい。この場合も、案内構造52を設けることで、ファイバ14を円滑に案内することができる。
図6は、長尺案内構造体の関節の構造の一例を示す模式図である。図6の長尺案内構造体18bは、2の筒部130a、130bと、筒部130a、130bと接続する1つの関節部132を示している。長尺案内構造体18b、前後に複数の筒部が連結されている。筒部130a、130bは、断面が矩形形状である。筒部130aは、矩形の一面に開口150aが形成されている。筒部130bは、開口150aと同じ面に開口150bが形成されている。開口150a、開口150bは、関節部132側の端部に形成され、端部が開放されている。関節部132は、矩形の開口部150a、150bが形成された面に隣接する2つの面を通る直線を回転軸として回転する方向に筒部130aと筒部130bとを回転可能とする。
また、長尺案内構造体18bは、関節部132に屈曲規制構造152が設けられている。屈曲規制構造152は、関節部132が屈曲する方向を一方向にする。つまり所定の方向に曲がらないように規制する構造である。屈曲規制構造152は、筒部130aの関節部132側の端部で、矩形の開口150aが形成されている面と反対側の面に配置される。屈曲規制構造152は、関節部132よりも筒部130b側に突出した板部材である。屈曲規制構造152は、関節部132を基点として、筒部130aと筒部130bとが一直線となる状態から図6に示す方向と反対側に移動しようとすると、屈曲規制構造152が筒部130bと接触して、曲がらない状態とする。
長尺案内構造体18bは、以上のように関節部132の曲がる方向に開口150a、150bを設けることで、ファイバ14が開口150a、150bから露出できる。これにより、関節部132での曲がり角が大きくなった場合でも、ファイバ14を開口150a、150bから露出させることで、半径を大きくすることができる。これにより、ファイバ14が曲げ許容角を超える角度で曲がることを抑制できる。
また、長尺案内構造体18bは、関節部132の曲がる方向が規制される場合、曲がる方向にファイバ14を案内する案内構造物(偏向体)を設けることが好ましい。
上記実施形態の画像取得装置10は、長尺案内構造体18のみで、ファイバ14を案内したが、ファイバ14を案内するガイド部をさらに設けてもよい。
図7は、他の実施形態の画像取得構造の概略構成を示す模式図である。図8及び図9は、図7に示す画像取得構造の動作の一例を説明する模式図である。図7に示す画像取得装置10Aは、ファイバ14と、画像取得部16と、長尺案内構造体18と、ガイド部160を有する。なお、画像取得装置10Aは、基本的な構造は、画像取得装置10と同様であり、図示を省略しているが、画像情報処置部12、巻取装置22、制御装置24、パージガス供給装置26も備えている。以下、画像取得装置10Aの特徴部分であるガイド部160について説明する。
ガイド部160は、長尺案内構造体18に挿入されたフレキシブルな管である。ガイド部160は、長尺案内構造体18の先端から基端の全域に、挿入方向に移動可能な状態で配置されている。つまり、ガイド部160は、長尺案内構造体18に案内されているが、長尺案内構造体18に固定されていない。ガイド部160は、内部が中空であり、ファイバ14が挿入されている。ガイド部160は、長尺案内構造体18よりもやわらかい材料で形成されており、長尺案内構造体18の形状に沿って変形する。また、ガイド部160は、挿入時に座屈等が生じない剛性を備えている。ガイド部160は、長尺案内構造体18よりも突出している部分が、自立する。
次に、図8及び図9を用いて、画像処理装置10Aの画像取得部16を所定位置に設置する方法について、説明する。設置処理は、機械で行っても作業員が行っても、各部に自走する機器を設けて行ってもよい。画像処理装置10Aは、長尺案内構造体18にガイド部160が挿入されている。ガイド部160は、長尺案内構造体18が直線状に配置されている状態または、縮められた状態で挿入することで、簡単に挿入することができる。また、図8に示すように、屈曲している状態でも挿入可能である。この状態で、作業員は、ファイバ14が接続された画像取得部16をガイド部160の基端側に挿入する。さらに、ファイバ14をガイド160に押し込むことで、図9に示すように、長尺案内構造体18の関節部32が屈曲している部分まで案内される。この状態で、作業員がさらにファイバ14をガイド160に押し込むと、ガイド部160に沿って、画像取得部16が移動し、図7に示す位置まで到達する。
画像取得装置10Aは、ガイド部160を設け、ファイバ14をガイド部160の内部に挿入する構造とすることで、ファイバ14を好適に案内することができる。また、長尺案内構造体18とガイド部160の両方を設けることで、長尺案内構造体18が狭隘部内の経路を維持し、ファイバを保護する強度部材となり、ガイド部160が設置時、挿入時にファイバ14を案内する部材となる。これにより、長尺案内構造体18の構造を簡単にすることができる。例えば、長尺案内構造体18を格子状の構造物として、強度を維持しつつ、重量を低減することもできる。なお、本実施形態の場合、ファイバ14は、ガイド部160への挿入時にファイバ14が座屈しない程度の剛性を備えていることが好ましい。
また、画像処理装置10Aは、ガイド部160が長尺案内構造体18の先端と画像取得部16との距離を調整する伸縮機構となり、ガイド部160の挿入量を調整することで、先端での画像取得部16の位置を任意に調整することができる。
図10は、他の実施形態の画像取得構造の概略構成を示す模式図である。図11は、図10に示す画像取得構造の動作の一例を説明する模式図である。図10に示す画像取得装置10Bは、ファイバ14と、画像取得部16と、長尺案内構造体18と、ガイド部160と、案内部170と、挿入補助構造172と、を有する。なお、画像取得装置10Aは、基本的な構造は、画像取得装置10と同様であり、図示を省略しているが、画像情報処置部12、巻取装置22、制御装置24、パージガス供給装置26も備えている。以下、画像取得装置10Aの特徴部分である、案内部170と挿入補助構造172とについて説明する。
案内部170は、長尺案内構造体18の先端に配置され、挿入補助構造172を移動可能な状態で案内する。案内部材170は、挿入補助構造172の一部が挿入されたリングや、挿入補助構造172がかけられた定滑車である。挿入補助構造172は、長尺案内構造体18よりも長いひも状の部材であり、一端が連結部174を介して、ファイバ14の先端に連結している。挿入補助構造172は、画像取得部16に連結してもよい。連結部174は、例えば、フックであり、挿入補助構造174の端部をファイバ14の先端に固定できガイド部160を通過できれば構造は特に限定されない。
図10に示す画像取得装置10Bは、画像取得部16が挿入された状態を示しており、画像取得部16と連結部174と案内部170とが、長尺案内構造体18の先端で近傍に配置される。挿入補助構造172は、長尺案内構造体18の先端側で、連結部174と連結し、長尺案内構造体18の外周側を通り、長尺案内構造体18の基端側まで延在している。
次に、図11を用いて、画像処理装置10Bの画像取得部16を所定位置に設置する方法について説明する。設置処理は、機械で行っても作業員が行っても、各部に自走する機器を設けて行ってもよい。図11のステップS2に示す画像処理装置の長尺案内構造体18は、内部にガイド部160とファイバ14のいずれも挿入されていない状態である。長尺案内構造体18は、先端に案内部170が設置されている。この案内部170には、挿入補助構造182がかけられている。挿入補助構造182は、ひも状または短冊状、シート状の部材であり、一方の端部が連結部184を介してガイド部160の先端に連結されている。挿入補助構造182は、一方の端部から案内部170と接触している部分までが長尺案内構造体18の内部に挿入され、案内部170と接触している部分から他方の端部までが、長尺案内構造体18の外部に配置される。挿入補助構造182は、他方の端部が長尺案内構造体18の基端側の近傍に配置される。この状態で、作業員は、挿入補助構造182の他方の端部を引くことで、案内部170を支点として、ガイド部160を長尺案内構造体18の内部に引き込む。
これにより、ステップS4に示すように、ガイド部160の全域が、長尺案内構造体18の内部に挿入される。ガイド部160を挿入した画像処理装置は、案内部170に、挿入補助構造172がかけられている。一方の端部が連結部174を介してファイバ14の先端に連結されている。挿入補助構造172は、一方の端部から案内部170と接触している部分までが長尺案内構造体18の内部に挿入され、案内部170と接触している部分から他方の端部までが、長尺案内構造体18の外部に配置される。挿入補助構造172は、他方の端部が長尺案内構造体18の基端側の近傍に配置される。この状態で、作業員は、挿入補助構造172の他方の端部を引くことで、案内部170を支点として、ファイバ14と画像取得部16を長尺案内構造体18の内部に引き込む。作業者は、画像取得部16を案内部170までけん引することで、図10示すように、画像取得部16が、ガイド部160及び長尺案内構造体18の先端から露出した状態となる。
このように、画像取得装置10Bは、案内部170と挿入補助構造172、182を設けることで、挿入補助構造172、182を引っ張ることで、ガイド部160、ファイバ14を長尺案内構造体18の先端に移動させることができる。これにより、ファイバ14及び画像取得部16が長尺案内構造体18の途中で引っかかることを抑制でき、ファイバ14及び画像取得部16の先端に確実に移動させることができる。
また、画像取得装置10Bでは、長尺案内構造体18にガイド部160を挿入した構造としたが、ガイド部160を備えず、長尺案内構造体18でファイバ14を案内する構造にも適用することができる。この場合も、案内部170及び挿入補助構造172を用いることで、ファイバ14及び画像取得部16を長尺案内構造体18の先端に確実に移動させることができる。
図12は、長尺案内構造体の関節の構造の一例を示す模式図である。図13は、長尺案内構造体の関節の構造の一例の機能を説明するための説明図である。図12に示す長尺案内構造体218は、案内構造物220、222を備える。案内構造物220は、筒部30の関節部32よりも基端側で、先端側の筒部30が折れる側の面に配置される。案内構造物220は、断面が、設置されている面の反対側に凸となる曲面となる。
案内構造物222は、筒部30の案内構造部220よりも先端側で、先端側の筒部30が折れる側の面と反対側の面に配置される。案内構造物222は、関節部32よりも基端側に配置され、関節部32に向けて凸の円弧である。つまり、挿入されるファイバ14から見た場合、凹となる局面である。
長尺案内構造体218は、案内構造物220、222を備えることで、図13に示すように、ファイバ14の挿入時に、ステップS12に示すように、画像取得部16が案内構造物220に接触し、案内構造物220と反対側の面、つまり、先端側の筒部30が曲がる方向から離れる方向に案内される。
長尺案内構造体218は、さらに、ファイバ14が挿入されると、ステップS14に示すように、画像取得部16が案内構造物222に接触し、先端側の筒部30が曲がる方向に案内される。これにより、長尺案内構造体218は、ステップS16に示すように、ファイバ14が関節部32で壁面に衝突し、曲がらなくなることを抑制しつつ、関節部32での曲率半径が小さくなることを抑制できる。これにより、長尺案内構造体18内でのファイバ14の姿勢を安定でき、さらに、挿入を簡単にすることができる。
図14は、支持構造の一例を示す模式図である。図15は、支持構造の機能を説明するための説明図である。図14に示す画像取得装置10Cは、長尺案内構造体18に設置された支持構造240を備える。支持構造240は、長尺案内構造体18の外表面に設置される。支持構造240は、脚部242、244と、支点部246と、を含む。支持構造240は、脚部242と脚部244との間に支点部246が配置される。支店部246は、長尺案内構造体18に固定され、脚部242と脚部244の支持している端部を支点に回動可能とする。支持構造240は、脚部242と脚部244を回動させる駆動源として任意の駆動源を用いることができる。支持構造240は、狭隘部270への挿入時、脚部242、244を長尺案内構造体18と平行な状態で支持する。
支持構造240は、狭隘部270に挿入されている状態で、長尺案内構造体18を支持する必要が生じた場合、脚部242、244を回動させ、図15に示すように、脚部242、244の支点部246とは反対側の端部を狭隘部270の壁面と接触させる。
これにより、支持構造240は、長尺案内構造体18を狭隘部270に対して所定の姿勢とすることができ、長い狭隘部270に挿入された場合でも所定の姿勢に維持することができる。また、長尺案内構造体18は、支持構造240が配置されている壁面に開口250を設けることで、画像取得部16で、長尺案内構造体18と狭隘部270との関係を把握することができ、支持構造240で支持するかを判断しやすくすることができる。また、脚部242、244は、伸縮機構20のように、延材方向の長さが伸び縮みする機構を備えていてもよい。脚部242、244は、伸縮可能であることで、長尺案内構造体18の位置の調整範囲を広くできる。
図16は、支持構造の一例を示す模式図である。図17は、支持構造の機能を説明するための説明図である。図16に示す画像取得装置10Dは、長尺案内構造体18に設置された支持構造280を備える。支持構造280は、風船282と、ガス供給部284と、チューブ286と、を含む。風船282は、長尺案内構造体18の外表面に設置される。ガス供給部284は、長尺案内構造体18の基端側に配置される。ガス供給部284は、圧縮空気、圧縮ガスを供給する。チューブ286は、風船282とガス供給部284とを接続する。
支持構造280は、狭隘部270への挿入時、風船282がしぼんだ状態である。支持構造280は、狭隘部270に挿入されている状態で、長尺案内構造体18を支持する必要が生じた場合、図17に示すように、ガス供給部284からチューブ286を介して風船282にガスを供給する。これにより、図16示すように、風船282がしぼんだ状態では、長尺案内構造体18と狭隘部270の壁面との距離がd1だった状態から、図17示すように、風船282が膨らんだ状態では、長尺案内構造体18と狭隘部270の壁面との距離をd1よりも大きいd2とすることができる。
これにより、支持構造280は、長尺案内構造体18を狭隘部270に対して所定の姿勢とすることができ、長い狭隘部270に挿入された場合でも所定の姿勢に維持することができる。
10、10A、10B、10C、10D 画像取得装置
12 画像情報処理部
14 ファイバ
16 画像取得部(スコープ)
18、18a、18b 長尺案内構造体
20 伸縮機構
22 巻取装置
24 制御装置
26 パージガス供給装置
26aガス供給源
26bガス供給管
30、130a、130b 筒部
32、132 関節部
34 駆動機構
36 先端筒部
40 伸縮筒部
42 先端駆動機構
52 案内構造
54 リング
150a、150b 開口
152 屈曲規制構造
160 ガイド部
170 案内部
172、182 挿入補助構造
184、184 連結部
220、222 案内構造物
240、280 支持構造
242、244 脚部
246 支点部
282 風船
284 ガス供給部
286 チューブ

Claims (12)

  1. 画像取得部と、
    前記画像取得部に連結され、前記画像取得部で取得した画像の情報を伝送するファイバと、
    前記ファイバを案内する多関節の長尺案内構造体と、
    前記長尺案内構造体の関節を折り曲げる少なくとも1つの駆動機構と、
    前記長尺案内構造体の先端と前記画像取得部との前記ファイバ延在方向の距離を変化させる伸縮機構と、
    前記伸縮機構を駆動する先端駆動機構と、を有する画像取得装置。
  2. 前記長尺案内構造体は、前記光ファイバが内部に挿入され、
    前記伸縮機構は、前記長尺案内構造体と前記光ファイバとの間に挿入され、前記長尺案内構造体に対して挿入方向に移動可能であり、前記光ファイバを案内する筒形状のガイド部を含む請求項1に記載の画像取得装置。
  3. 前記長尺案内構造体の先端部に固定された案内部と、
    糸状の部材であり、一方の端部が前記画像取得部に連結し、一方の端部から他方の端部に向かって、前記案内部を通過した後、前記長尺案内構造体の基端部まで延在する挿入補助機構と、を有する請求項1または請求項2に記載の画像取得装置。
  4. 前記伸縮機構は、一方の端部が前記案内構造体の先端に連結し、他方の端部が前記画像取得部に連結される請求項1に記載の画像取得装置。
  5. 前記長尺案内構造体は、関節の屈折方向を一方向に規制する屈曲規制構造を備え、
    かつ、関節の屈曲方向の面に前記ファイバが露出可能な開口が形成される請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像取得装置。
  6. 前記ファイバの少なくとも一部が巻回され、巻取量を調整することで、前記長尺案内構造体の内部に配置されるファイバの長さを調整する巻取装置を有する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像取得装置。
  7. 前記長尺案内構造体の内部の関節の近傍に配置され、前記長尺案内構造体の内部に挿入される部材を、前記屈曲方向に案内する案内構造物を有する請求項5または請求項6に記載の画像取得装置。
  8. 前記長尺案内構造体は、伸縮方向の長さが調整可能な伸縮構造である請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の画像取得装置。
  9. 前記長尺案内構造体の内部にパージガスを供給するパージガス供給装置を有する請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の画像取得装置。
  10. 前記長尺案内構造体の外周に配置され、前記長尺案内構造体を周囲の部材に対して支持する支持構造を備える請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の画像取得装置。
  11. 前記支持構造は、気体を供給されることで膨張する風船を含む請求項10に記載の画像取得装置。
  12. 多関節の長尺案内構造体を狭隘部に挿入するステップと、
    前記狭隘部の形状に応じて、前記長尺案内構造体の関節の角度を変化させるステップと、
    前記長尺案内構造体の先端に配置された画像取得部の前記長尺案内構造体の先端との距離を調整するステップと、
    前記画像取得部で画像を取得するステップと、を含む画像取得方法。
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