JP6956472B2 - ワイヤの固定構造 - Google Patents

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本発明は、湾曲可能に構成された湾曲管を湾曲操作するために該湾曲管に固定されるワイヤの固定構造に関する。
内視鏡は、細長な挿入部を備え、その挿入部の先端側に上下の二方向、或いは、上下左右の四方向に湾曲するように構成された、湾曲部を設けたものがある。一般に、湾曲部は、複数の節輪を回動自在に連結した節輪組を備え、節輪組内には湾曲方向に対応する湾曲ワイヤが挿通されている。
湾曲ワイヤの先端は、節輪組の最先端を構成する先端節輪等に固定され、湾曲ワイヤの基端は挿入部の基端側に位置する操作部内に設けられた湾曲操作装置に固定されている。この構成によれば、操作者が湾曲操作装置を操作することによって湾曲ワイヤが牽引、弛緩されて湾曲部が湾曲する。
特許文献1の図7には湾曲ワイヤの先端を接続部材に固設することが開示されており、図9には接続部材を節輪の内周面に直接レーザー溶接して接合する技術が開示されている。
特開2001−149307号公報
しかしながら、レーザー溶接による接合ではレーザー溶接時の熱が湾曲ワイヤに過度に伝達されるおそれがあり、湾曲ワイヤに熱が過度に伝導された場合には性能が劣化するおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、湾曲ワイヤの先端部を精度よく配設した上で、レーザー溶接時の熱が湾曲ワイヤに直接的に負荷されることを抑制して湾曲ワイヤの熱による劣化を低減するワイヤの固定構造を提供することを目的にしている。
本発明の一態様によるワイヤの固定構造は、内視鏡の湾曲部を構成するリング状部材と、長手方向に延伸され、先端部が外周面もしくは前記リング状部材の開口から内周面に配置されるワイヤと、基端側に前記ワイヤの先端が固定される固定部を有し、先端側に前記リング状部材と溶接される溶接部を有し、該溶接部における前記ワイヤの径方向に沿った第1の寸法が前記固定部における前記ワイヤの径方向に沿った第2の寸法と同じかそれ以上になるよう構成された接続部材と、を備え、前記接続部材は前記固定部に底面を有する穴を設けた円柱部材であって、前記穴に前記ワイヤの先端が配設され、前記ワイヤの先端が前記底面に当接して固定される
本発明よれば、湾曲ワイヤの先端部を精度よく配設した上で、レーザー溶接時の熱が湾曲ワイヤに直接的に負荷されることを抑制して湾曲ワイヤの熱による劣化を低減するワイヤの固定構造を実現できる。
挿入部に湾曲部を有する内視鏡を説明する図 挿入部内に挿通された湾曲ワイヤを説明するための挿入部先端が断面図 湾曲ワイヤとワイヤの先端部に固設されるストレートパイプ状の接続部材とを説明する図 接続部材に固設された湾曲ワイヤの先端部を説明する断面図 湾曲ワイヤに固設された接続部材と先端節輪とのレーザー接合を説明する図 先端節輪と湾曲ワイヤとの固定状態を説明する図 接続部材の他の構成例を断面する図 湾曲ワイヤとワイヤの先端部に固設される段付きパイプ形状の接続部材とを説明する図 連絡路として係合用貫通孔を有する先端節輪を説明する図 図5Aの接続部材と図5Bの先端節輪とのレーザー接合を説明する図 先端節輪に設けられる他の連絡路を説明する図 先端節輪の外周面側に接続部材を配置した構成を説明する図 先端節輪に設けられる別の連絡路を説明する図 先端節輪の切欠内に接続部材を配置した構成を説明する図 内周面に凹部を設けた先端節輪を説明する図 先端節輪の内周面の凹部に接続部材を係合させて接合する構成を説明する図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
なお、以下の説明に用いる各図において、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものもある。即ち、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、及び各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。
図1に示す内視鏡1は、細径な挿入部2と、操作部3と、ユニバーサルコード4と、を主に備えている。挿入部2は、硬質部材からなる先端部2aと、上下方向に湾曲するように構成されている湾曲部2bと、可撓性を有するチューブ体である可撓管部2cと、を先端側から順に連設して構成されている。
先端部2aの先端面には、観察窓(不図示),照明窓(不図示),処置具開口(不図示)等が設けられている。湾曲部2bの内部には後述する湾曲ワイヤ(図2の符号8参照)が進退自在に挿通されている。可撓管部2cは、受動的に湾曲するように構成されている。
操作部3は、可撓管部2cの基端側に設けられている。操作部3には、例えばL字形状の湾曲操作レバー5と、処置具挿入口等の開口部6と、複数のリモートスイッチ7と、吸引口(不図示)等と、が設けられている。複数のリモートスイッチは、表示装置(不図示)の画面上に表示されている内視鏡画像の停止、或いは、記録、画像の拡大、照明光の切替等を行うためのスイッチである。
湾曲操作レバー5は、操作部3に対して回動自在に軸支されている。湾曲操作レバー5は、湾曲部2bを湾曲操作するための湾曲操作装置である。操作者が湾曲操作レバー5を回動操作することによって、湾曲ワイヤが牽引、弛緩されて、湾曲部2bが上方向或いは下方向に湾曲するようになっている。
なお、上述した湾曲部2bは、上下方向に湾曲する構成である。しかし、湾曲部2bは、上下左右の四方向に湾曲する構成であってもよく、その場合、操作部3には上下用の湾曲操作レバーに加えて左右用の湾曲操作レバーが設けられる。
ユニバーサルコード4は、操作部3の側部からが延出している。ユニバーサルコード4の基端部には内視鏡コネクタ(不図示)が設けられている。内視鏡コネクタは、外部機器である光源装置に接続される。
図2に示すように先端部2aには先端硬質部材10が設けられている。先端硬質部材10には撮像装置8が配設される第1の貫通孔11、処置具チャンネルチューブ9が接続される接続パイプ9pが配設される第2の貫通孔12、照明用ファイバ(不図示)が配設される貫通孔(不図示)等が設けられている。符号8cは信号ケーブルであり、撮像装置8から延出している。
湾曲部2bは、節輪組13と、外装を構成する湾曲ゴム14と、を有して主に構成されている。節輪組13は、先端側から順にリング状部材である先端節輪15、複数の中間節輪16、および、基端節輪(不図示)を連接して構成されている。
符号17は湾曲ワイヤであり挿入部2の長手軸に沿って長手方向に延伸されている。符号18はワイヤガイドであって湾曲ワイヤ17が挿通される。符号12mは処置具チャンネル開口である。
図2、図3Aに示すように湾曲ワイヤ17の一端部である先端側には接続部材20が設けられている。図3Bに示す接続部材20は、溶接部21と、固定部22と、を有している。接続部材20には湾曲ワイヤ17の先端部が嵌合して配設されるワイヤ配設部23が設けられている。本実施形態において、ワイヤ配設部23は、軸方向貫通孔20hの一部であり、軸方向貫通孔20hの基端側の筒状部である。つまり、接続部材20は、基端側に固定部22を有し、先端側に溶接部21を有している。
本実施形態において、溶接部21における湾曲ワイヤ17の径方向に沿った第1の寸法D1と固定部22における湾曲ワイヤ17の径方向に沿った第2の寸法D2とが同寸法である。つまり、接続部材20は、溶接部21における外径と固定部22における外径とが同寸法のストレートパイプである。
湾曲ワイヤ17の先端部は、接続部材20の基端側開口20mからワイヤ配設部23内に予め定めた量、挿通される。その後、接続部材20の固定部22をスウェージング、あるいは、かしめ等によって塑性変形させる。この結果、接続部材20の固定部22が湾曲ワイヤ17の先端部に対して一体的に固定される。
図4A、図4Bを参照して接続部材20が固定された湾曲ワイヤ17の先端節輪15への接合を説明する。
図4Aに示すように湾曲ワイヤ17の先端部に設けられた接続部材20は、作業者によって先端節輪15の基端側開口15mから先端節輪内部空間15sに挿通され、先端節輪15の内周面の予め定められた位置に配置される。
その後、作業者は、レーザー溶接による接続部材20の先端節輪15への接合を行う。この際、作業者は、レーザー光を接続部材20の溶接部21に向けて照射する。この結果、レーザー光が照射された先端節輪15と接続部材20の溶接部21とが接合されて図4Bに示すように湾曲ワイヤ17が接続部材20を介して先端節輪15に固定される。
このように、湾曲ワイヤ17の先端部に配置される接続部材20に溶接部21と固定部22とを設けている。このことによって、湾曲ワイヤ17の先端部を接続部材20の基端側の固定部22に固定することができる。加えて、接続部材20を先端節輪15にレーザー溶接によって接合する際、レーザー光を湾曲ワイヤ17の先端部が固設された固定部22に照射すること無く溶接部21に照射して接続部材20を先端節輪15に接合することができる。この結果、レーザー溶接の際の熱が湾曲ワイヤ17に過度に伝達されることを防止することができる。
なお、上述した実施形態においてワイヤ配設部23は、軸方向貫通孔20hの一部であった。しかし、図4Cに示すように底面24bを有する穴20h1を設けた筒状部をワイヤ配設部24としてもよい。この構成において、接続部材20は、穴付円柱部材になる。
この構成によれば、湾曲ワイヤ17の先端面をワイヤ配設部24の底面24bに当接させて嵌合することによって該ワイヤ17の先端部を精度よく固定部22に配設した上で、接続部材20の固定部22を湾曲ワイヤ17の先端部に対して塑性変形させて一体的に固定することができる。
また、本実施形態において接続部材20は、溶接部21の第1の寸法D1と固定部22の第2の寸法D2とが同寸法のストレートパイプ、あるいは、穴付円柱部材である。しかし、図5Aに示すように溶接部21Bの第1の寸法D1を固定部22Sの第2の寸法D2より大きく設定した段付きパイプ形状の接続部材20Aであってもよい。
湾曲ワイヤ17の先端部は、上述した実施形態と同様に接続部材20Aのワイヤ配設部23、24に配置された後、塑性変形された固定部22Sによって接続部材20Aに固定される。
なお、固定部22Sの寸法を固定部22と同じ寸法D2とすることによって接続部材20の固定部22と同様に固定部22Sを塑性変形させて湾曲ワイヤ17の先端部を接続部材20Aに固定することができる。
段付き形状の接続部材20Aは、例えば図5Bに示す先端節輪15Aに配置されるようになっている。先端節輪15Aは、先端節輪内部空間15sと外部とを連絡する連絡路としての係合用貫通孔31を外周面の予め定めた位置に備えている。係合用貫通孔31の
開口形状は、溶接部21Bの一部が係合される矩形形状である。
なお、係合用貫通孔31の開口形状は、矩形形状に限定されるものでは無く、溶接部21Bの形状に一致するように適宜設定される。
図5B、図5Cを参照して接続部材20Aが固定された湾曲ワイヤ17の先端節輪15Aへの接合を説明する。
図5Cに示すように湾曲ワイヤ17の先端部に設けられた接続部材20Aは、作業者によって先端節輪15Aの基端側開口15mから先端節輪内部空間15sに挿通される。そして、作業者は、接続部材20Aの溶接部21Bを先端節輪15Aの係合用貫通孔31内に係合させる。
係合後、作業者は、レーザー溶接による接続部材20Aの先端節輪15Aへの接合を行う。この際、作業者は、レーザー光を図5B、図5Cに示す接続部材20の係合用貫通孔31の先端側稜線部31aに向けて照射する。
この結果、レーザー光が照射された先端節輪15Aの係合用貫通孔31の先端側稜線部31a周りと接続部材20Aの溶接部21Bとが接合されて湾曲ワイヤ17が接続部材20Aを介して先端節輪15Aに固定される。
このように、湾曲ワイヤ17の先端部に配置される接続部材20Aに固定部22Sの寸法に比べて大径な溶接部21Bを設ける。また、先端節輪15Aに溶接部21Bが係合される係合用貫通孔31を設ける。このことによって、接続部材20Aを先端節輪15Aにレーザー溶接によって接合する際、溶接部21Bを係合用貫通孔31に係合させることによって安定した配置状態を得ることができる。加えて、この配置状態において、係合用貫通孔31の先端側稜線部31aを目視にてとらえてレーザー光を照射することによって、湾曲ワイヤ17の先端部が固設された固定部22Sにレーザー光を照射すること無く、より確実にレーザー光を溶接部21Bに照射して接続部材20Aを先端節輪15Aに接合することができる。この結果、上述したようにレーザー溶接の際の熱が湾曲ワイヤ17に過度に伝達されることをより確実に防止することができる。
上述した実施形態において先端節輪15Aは、段付き形状の接続部材20Aの溶接部21Bが係合される連絡路として係合用貫通孔31を備えていた。しかし、連絡路は、貫通孔である係合用貫通孔31に限定されるものでは無く、図6Aに示すように切欠32を先端節輪15Bの連絡路として設けるようにしてもよい。
図6Aに示す先端節輪15Bの切欠32は、溶接部21Bが係合される係合部33と、湾曲ワイヤ17が通過可能な溝部34と、を有して構成されている。
図6Bを参照して接続部材20Aが固定された湾曲ワイヤ17の先端節輪15Bへの接合を説明する。
湾曲ワイヤ17の先端部に設けられた接続部材20Aは、図6Bに示すように作業者によって先端節輪15Bの外方側から切欠32に配置される。具体的に、接続部材20Aは、溶接部21Bが先端節輪15Bの係合部33に係合された状態で外周面上に配置される。
係合後、作業者は、レーザー溶接による接続部材20Aの先端節輪15Bへの接合を行う。この際、作業者は、先端節輪15Bに形成されている係合部33の稜線を目視にて確認しながらレーザー光を照射する。この結果、先端節輪15Bの係合部33と接続部材20Aの溶接部21Bとが接合されて湾曲ワイヤ17が接続部材20Aを介して先端節輪15Bの外周側に固定される。そして、接続部材20Aから先端節輪15Bの外周面上に延出される湾曲ワイヤ17は、溝部34を通過して内周面側である先端節輪内部空間15sに導入される。
このように、溶接部21Bを切欠32の係合部33に係合させて湾曲ワイヤ17の先端部に配置された接続部材20Aを先端節輪15Bの外周面側に接合する。このことによって、接続部材20Aを先端節輪内部空間15sから外方に移動させて内蔵物収容スペースを拡げることができる。加えて、外周面側に位置する湾曲ワイヤ17は、溝部34を介して節輪組13内に導入されるので湾曲部2bの操作性は確保される。その他の作用及び効果は上述した実施形態と同様である。
なお、図6Cに示す切欠32Cを先端節輪15Cに設けるようにしてもよい。この場合、図6Dに示すように接続部材20Aの溶接部21Bおよび固定部22Sを切欠32C内に配置する。この後、作業者は、先端節輪15Cに形成されている切欠32Cと溶接部21Bとの位置関係を目視にて確認しながらレーザー光を照射する。
この結果、先端節輪15Cの切欠32Cの先端側と接続部材20Aの溶接部21Bとが接合されて湾曲ワイヤ17が接続部材20Aを介して先端節輪15Cに固定される。そして、接続部材20Aから延出されている湾曲ワイヤ17は、切欠21Cの基端側を通過して内周面側である先端節輪内部空間15sに導入される。この構成によれば、接続部材20Aの先端節輪15Cへの配置および接合を容易に行うことができる。
また、上述した連絡路としての係合用貫通孔31、切欠32を設けること無く、図7Aに示すように節輪内面に凹部35を設けて先端節輪15Dを構成するようにしてもよい。凹部35は、接続部材20Aの溶接部21Bが予め定めた量係合される穴(図7A参照)、あるいは、溶接部21Bが配置されて接続部材20Aが軸方向に移動すること無く周方向に移動自在に配置される周溝(不図示)である。
図7Bを参照して接続部材20Aが固定された湾曲ワイヤ17の先端節輪15Bへの接合を説明する。
図7Bに示すように湾曲ワイヤ17の先端部に設けられた接続部材20Aは、作業者によって先端節輪15Dの基端側開口15mから先端節輪内部空間15sに挿通される。そして、作業者は、先端節輪15Dの凹部35に溶接部21Bを落とし込む。
その後、作業者は、レーザー溶接による接続部材20Aの先端節輪15Dへの接合を行う。この際、作業者は、レーザー光を先端節輪15Dの凹部35に向けて照射する。この結果、レーザー光が照射された先端節輪15Dと該節輪15Dの凹部35内に係合された溶接部21Bとが接合されて湾曲ワイヤ17が接続部材20Aを介して先端節輪15Dに固定される。
この構成においても、レーザー溶接の際の熱が湾曲ワイヤ17に過度に伝達されることを防止することができる。
なお、凹部35を外周面に設けて接続部材20Aを先端節輪15Dの外周面側に固設するようにしてもよい。この構成において、15Dの基端面側に湾曲ワイヤ17を15sに動注する切欠を形成する。
また、上述した実施形態において、接続部材20、20Aを先端節輪に固設するとしている。しかし、湾曲部が二段湾曲部の場合には接続部材20、20Aを中間節輪に固設する。
本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
また、上述したワイヤの固定構造を備える湾曲部は、医療用の内視鏡に限らず、湾曲部付硬性鏡、工業用内視鏡等に用いるようにしてもよい。
1…内視鏡 2…挿入部 2a…先端部 2b…湾曲部 2c…可撓管部 3…操作部
4…ユニバーサルコード 5…湾曲操作レバー 6…開口部 7…リモートスイッチ
8…撮像装置 8c…信号ケーブル 9…処置具チャンネルチューブ 9p…接続パイプ
10…先端硬質部材 11…第1の貫通孔 12…第2の貫通孔
12m…処置具チャンネル開口 13…節輪組 14…湾曲ゴム 15…先端節輪
15f…先端側凸面 15m…基端側開口 15s…先端節輪内部空間 16…中間節輪
17…湾曲ワイヤ 18…ワイヤガイド 20、20A…接続部材
20h…軸方向貫通孔 20h1…穴 20m…基端側開口 21、21B…溶接部
22、22S…固定部 23、24…ワイヤ配設部 24b…底面 31…係合用貫通孔
31a…先端側稜線部 32、32C…切欠 33…係合部 34…溝部 35…凹部

Claims (11)

  1. 内視鏡の湾曲部を構成するリング状部材と、
    長手方向に延伸され、先端部が外周面もしくは前記リング状部材の開口から内周面に配置されるワイヤと、
    基端側に前記ワイヤの先端が固定される固定部を有し、先端側に前記リング状部材と溶接される溶接部を有し、該溶接部における前記ワイヤの径方向に沿った第1の寸法が前記固定部における前記ワイヤの径方向に沿った第2の寸法と同じかそれ以上になるよう構成された接続部材と、
    を備え、
    前記接続部材は前記固定部に底面を有する穴を設けた円柱部材であって、
    前記穴に前記ワイヤの先端が配設され、前記ワイヤの先端が前記底面に当接して固定されることを特徴とするワイヤの固定構造。
  2. 前記接続部材の固定部は、前記ワイヤの外周に嵌合する筒状部分を塑性変形されることで前記ワイヤの先端部に固定されることを特徴とする、請求項1に記載されたワイヤの固定構造。
  3. 前記リング状部材は、内部空間と外部と連絡する連絡路を有しており、前記接続部材の少なくとも一部が前記連絡路の予め定めた部分に係合することを特徴とする、請求項1に記載されたワイヤの固定構造。
  4. 前記溶接部における前記ワイヤの径方向に沿った第1寸法が、前記固定部における前記ワイヤの径方向に沿った第2の寸法より大きいことを特徴とする、請求項1に記載されたワイヤの固定構造。
  5. 前記溶接部が前記連絡路の予め定めた部分に係合することを特徴とする、請求項3に記載されたワイヤの固定構造。
  6. 前記リング状部材は、内周面もしくは外周面に凹部を備えており、前記溶接部が前記凹部に係合することを特徴とする、請求項4に記載されたワイヤの固定構造。
  7. 前記ワイヤの先端部が固設された前記接続部材は、前記リング状部材の内周面側に配置されることを特徴とする、請求項1に記載されたワイヤの固定構造。
  8. 前記ワイヤの先端部が固設された前記接続部材は、前記リング状部材の外周面側に配置され、
    前記ワイヤは、前記連絡路を通過して前記リング状部材の内周面側に導入されることを特徴とする、請求項5に記載されたワイヤの固定構造。
  9. 前記固定部は、ワイヤの外周に嵌合する筒状部をスウェージング加工されることで前記ワイヤの先端部に固定されることを特徴とする、請求項1に記載されたワイヤの固定構造。
  10. 前記固定部は、ワイヤの外周に嵌合する筒状部の部分をカシメ加工されることで前記ワイヤの先端部に固定されることを特徴とする、請求項1に記載されたワイヤの固定構造。
  11. 前記リング状部材は、内視鏡の挿入部における先端近傍に設けられる節輪であることを特徴とする、請求項1に記載されたワイヤの固定構造。
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