JPH08252210A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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Publication number
JPH08252210A
JPH08252210A JP7056080A JP5608095A JPH08252210A JP H08252210 A JPH08252210 A JP H08252210A JP 7056080 A JP7056080 A JP 7056080A JP 5608095 A JP5608095 A JP 5608095A JP H08252210 A JPH08252210 A JP H08252210A
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JP
Japan
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tip
cover
locking
tip cover
endoscope
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7056080A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Nakamoto
孝治 中本
Yoshihiro Iida
善洋 飯田
Tatsuya Furukawa
達也 古川
Hideo Ito
秀雄 伊藤
Haruhiko Kaiya
晴彦 海谷
Jun Hiroya
純 広谷
Masaaki Nakazawa
雅明 中沢
Hisao Yabe
久雄 矢部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP7056080A priority Critical patent/JPH08252210A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 挿入部先端部に対して着脱自在な先端カバー
を容易に装着固定できるようにし、かつ装着後の先端カ
バーの脱落を防止する。 【構成】 内視鏡1の挿入部2の先端側の一部を構成す
る先端部本体3には、先端カバー4が着脱自在に装着さ
れるようになっている。先端カバー4は、先端部本体3
を覆うようにキャップ状に形成され、先端部本体3の対
物レンズ5,照明レンズ6,処置具起上台9に対応して
開口部を有している。先端部本体3の側部には先端カバ
ー4を固定するための円筒状の係止凸部21が部分的に
突設され、一方先端カバー4の側部には係止凸部21と
係合する係止凹部22が設けられている。係止凸部21
と係止凹部22は略同形状かつ同寸法に形成され、所定
の係合寸法となるよう係止幅及び係止高さが設定されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、挿入部先端部に着脱自
在な先端カバーを設けた内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】細長の挿入部を体腔内等へ挿入して直接
目視できない部位を観察可能とした内視鏡が近年医療分
野等で広く用いられつつある。
【0003】このような内視鏡は、一般に挿入部内に流
体管路を備えており、挿入部先端部の流体噴出ノズルよ
り観察窓などに向けて送気、送水を行えるようになって
いる。例えば特開平5−317235号公報には、流体
噴出ノズルを形成したゴム製の先端カバーを設け、先端
カバーの内面側の全周に設けた凸部と先端部本体の凹部
とを係合させる構造により先端カバーを挿入部先端部に
着脱自在とし、送気送水用の流体管路の内部をブラッシ
ング可能にしたものが開示されている。この構成によれ
ば、先端カバーを取り外すことによって、流体噴出ノズ
ルを容易かつ確実に洗浄できると共に、流体管路の内部
に洗浄ブラシを容易に挿入でき、管路内部をブラッシン
グにより確実に洗浄することができるため、流体噴出ノ
ズル及び流体管路の洗浄性を向上させることが可能とな
る。
【0004】また、実公平2−25361号公報には、
挿入部先端部に着脱自在な先端カバーを備えた内視鏡と
して、先端カバーを内視鏡本体に対してビスにより固定
する構造によって着脱可能にしたものが開示されてい
る。この構成では、用途に応じていろいろな種類の先端
カバーを適宜取り替えて使用することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のような挿入部先
端部に着脱自在な先端カバーにおいて、先端カバーを内
視鏡本体に固定する構造として、弾性部材からなる先端
カバーの内面側の全周に設けた凸部を先端部本体の凹部
に係合させて固定するものでは、先端カバーを装着する
ときに、カバー内面の凸部が先端部本体の外周を乗り越
えて凹部に係合することになるので、凸部がある部分の
先端カバー全周を変形させなければならず、装着に大き
な力が必要となる。
【0006】また、先端カバーをビスにより固定する構
造では、先端カバーを装着するときに使用者がビスを回
して締め付ける作業が必要であり、装着するのに冶具や
手間がかかる問題点がある。また、固定用のビスは小さ
くて紛失しやすいため、ビスを紛失したりすると先端カ
バーの固定ができず、先端カバーが取り付け不能になる
おそれがある。
【0007】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、先端カバーを挿入部先端部に対して着脱自在と
して洗浄性の向上を図ると共に、先端カバーの装着固定
が容易にでき、かつ装着後の先端カバーの脱落を防止す
ることが可能な内視鏡を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の内視鏡
は、挿入部の先端部に着脱自在な先端カバーを有する内
視鏡において、前記先端カバーを前記先端部の本体に固
定する固定手段として、前記先端カバーと前記先端部本
体の一方に少なくとも1つ以上の凹部と、他方に前記凹
部に係合可能な凸部をそれぞれ部分的に備えており、前
記凹部と凸部の係合部は略同一形状に形成され、かつ所
定の係合寸法を有してなるものであり、部分的な前記凹
部と凸部の係合による固定手段によって、先端カバーは
容易かつ少ない力量で装着可能で、かつ固定後に脱落し
にくい構造となる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図10は本発明の第1実施例に係り、
図1は内視鏡の挿入部先端部の構成を示す斜視図、図2
は内視鏡の全体構成を示す構成説明図、図3は挿入部先
端部を処置具起上台上方から見た側面図、図4は先端部
本体と先端部保持枠との取付構造を示す斜視図、図5は
先端カバーを装着した状態での先端部本体基端部におけ
る断面構成を示す径方向断面図、図6は処置具起上台に
おける起上ワイヤの取付構造を示す断面図、図7は先端
部に曲がり癖を付けてある硬質の処置具を挿通させた状
態を示した処置具起上台近傍の構成説明図、図8は先端
カバーを取り外すときのカバーの断面形状を示す作用説
明図、図9は先端カバーと先端部本体とを係止する固定
部の構造の第1の変形例を示す断面図、図10は先端カ
バーと先端部本体とを係止する固定部の構造の第2の変
形例を示す断面図である。
【0010】本実施例の内視鏡1は、細長の挿入部2を
有して構成されており、挿入部2の先端側の一部を構成
する先端部本体3には、先端カバー4が着脱自在に装着
されるようになっている。図1は内視鏡1の挿入部2の
先端部を拡大した図であり、先端カバー4を先端部本体
3から取り外した状態を示したものである。
【0011】図1に示すように、先端部本体3には、対
物レンズ5,照明レンズ6が側方に向かって設けられ、
これらの挿入部先端側には、対物レンズ5を洗浄するた
めの洗浄水の送液、及び対物レンズ5に付着した水滴を
除去するための送気あるいは体腔内への送気等を行うた
め、挿入部2に内設された送気送水管路と連通する送気
送水ノズル7が先端側に向かって設けられている。ま
た、送気送水ノズル7の側部には、挿入部2に内設され
た処置具チャンネルと連通する処置具チャンネル開口部
8が配設され、処置具チャンネル開口部8の先端側には
処置具起上台9が先端部本体3に対して回動自在に設け
られている。処置具起上台9には、挿入部2内を挿通さ
れた起上ワイヤ10の先端が接続されている。
【0012】内視鏡1は、図2に示すように、挿入部2
の基端部にテーパ状の折れ止め部11が設けられ、この
折れ止め部11の基端側に操作部12が連設されて構成
されている。操作部12には、使用者が把持する把持部
本体13の基端側に湾曲操作ノブ14,処置具起上レバ
ー15,送気送水ボタン16,吸引ボタン17,操作ス
イッチ18が設けられている。
【0013】前記起上ワイヤ10は、挿入部2及び操作
部12内を挿通されて基端側が処置具起上レバー15に
接続されており、起上ワイヤ10を挿通する起上ワイヤ
管路端部に連通して起上ワイヤ洗浄口金20が設けられ
ている。また、挿入部2内に設けられた処置具チャンネ
ルの基端側は、チャンネル挿入口19に連通している。
【0014】一方、先端カバー4は、先端部本体3を覆
うように弾性部材によりキャップ状に形成され、対物レ
ンズ5、照明レンズ6、及び処置具起上台9に対応する
側方部分が開口した形状に構成されている。
【0015】また、先端部本体3の側部には、先端カバ
ー4を固定するための円筒状の係止凸部21が突設され
ており、先端カバー4の側部に設けられた係止凹部22
と係合するようになっている。先端カバー4の装着時に
は、先端部本体3の係止凸部21を弾性部材からなる先
端カバー4が変形することによって乗り越え、係止凹部
22が係止凸部21に係合することによって位置決め固
定される。このとき、係止凸部21の外径は、係止凹部
22の内径と同じかそれよりもやや大きめに形成されて
いるため、先端カバー4はガタつくことなく、しっかり
と先端部本体3に固定される。
【0016】先端部本体3の係止凸部21は、図3に示
すように、対物レンズ5による観察方向とは垂直をなす
方向に対向して2箇所配設されている。この係止凸部2
1の突出方向の一方には起上ワイヤ10を案内するスロ
ープ部23が設けられ、他方には図示しない内部のCC
Dとライトガイドファイバを保護している円筒部24が
設けられているため、係止凸部21を配設するために先
端部本体3を新しい構造としなくても良く、観察方向と
直交する方向に係止凸部21を配置することにより、従
来の先端部本体の構造を大きく変更する必要がなく、そ
のまま有効利用できる。
【0017】また、係止凸部21は処置具起上台9の起
上方向と垂直をなす方向に配置されているため、チャン
ネル挿入口19から処置具チャンネルを介して挿通され
た処置具が起上操作により先端カバー4を押し上げるよ
うな力が働いた場合においても、先端カバー4が外れに
くい構造となっている。
【0018】先端部本体3を組立てる際には、図4に示
すように、挿入部2,対物レンズ5,照明レンズ6,送
気送水ノズル7,処置具起上台9等を組み付ける前に、
係止凸部21が設けられたポリスルホン等の電気絶縁部
材からなる先端部保持枠25を先端部本体3に対し操作
部12側から嵌装し、図5に示すように、先端部本体3
と先端部保持枠25の位置がズレないよう先端部本体3
と先端部保持枠25にそれぞれ設けられた位置決め穴2
6a,26bを合わせて固定ピン27を嵌入して固定す
る。このように先端部本体3に先端部保持枠25を組み
付けることにより、先端部本体3両側部に係止凸部21
が配設される。
【0019】また、固定ピン27の頭部の位置決め穴2
6bの空間には、エポキシ系の電気絶縁特性を有する硬
い接着剤28を絶縁、外表面の保護、洗浄性向上のため
充填している。このような構造により、図5に示すよう
に先端部本体3に先端カバー4が装着された場合でも、
先端カバー4を電気絶縁性を有するゴム等の高弾性高分
子材料で構成すれば、先端部外面の電気絶縁が確保され
る。また、先端部本体3外周の円筒部24の一部には、
先端カバー4との間に平面部29を設けて先端カバー4
の回転を防止している。
【0020】ここで、処置具起上台9と起上ワイヤ10
を回動自在に接続する接続部の構造を図6に示す。起上
ワイヤ10の端部には円環状の止め金A30がスウェー
ジングにより固定されており、さらに止め金A30の外
周には止め金B31が外嵌されている。止め金A30の
外表面は、スウェージングによって凸凹になっているた
め、止め金A30を直接処置具起上台9に嵌入させる
と、処置具起上台9の嵌合部A32と止め金A30の外
周との間にはすき間が生じ、汚物等が入り易くなると共
に、一旦すき間の部分に入った汚物は除去が行い難く、
洗浄に手間がかかってしまう問題点が生じる。
【0021】そこで、本実施例では止め金B31に起上
ワイヤ10を固定した止め金A30を嵌入し、止め金B
31の嵌合部B33と止め金A30の外周との間に接着
剤を充填して、止め金B31を処置具起上台9の嵌合部
A32に回動自在に嵌入することで、起上ワイヤ10を
処置具起上台9に接続固定している。これにより、止め
金B31の外周と嵌合部A32との間はすき間のない構
造になるので、起上ワイヤ10の接続部に汚物が入り難
く、洗浄も容易である。
【0022】なお、止め金B31と処置具起上台9の嵌
合部A32との嵌合構造は、図6の(a)に示す第1の
例のように、止め金B31の長さを処置具起上台9の嵌
合孔の長さより短くして処置具起上台9の一部に止め金
B31を嵌合させた構造とし、残りの空間には洗浄ブラ
シを挿入できるようにしても良いし、図6の(b)に示
す第2の例のように、処置具起上台9の嵌合孔の長さと
ほぼ同じ長さの止め金B34を設けて処置具起上台9の
全域にわたって止め金B34を嵌合させ、嵌合部の全域
に汚物が入り難い構造としても良い。
【0023】本実施例の内視鏡においては、送気・送水
及び吸引は、それぞれ操作部12に突設された送気送水
ボタン16と吸引ボタン17の操作によって行う。送気
送水ボタン16を操作すると、送気送水管路を介して先
端部へ空気や洗浄水が送られ、これらの流体が送気送水
ノズル7より対物レンズ5に向かって噴出する。また、
吸引ボタン17を操作すると、処置具チャンネルを介し
て処置具チャンネル開口部8より吸引が行われる。
【0024】また、処置具起上台9の起上と倒置は、操
作部12の処置具起上レバー15の回動操作によって行
う。処置具起上レバー15を操作すると、起上ワイヤ1
0が押し引きされて進退し、処置具起上台9が駆動され
起上、倒置する。さらに、湾曲操作ノブ14を回転操作
することにより、挿入部2内の図示しない湾曲ワイヤが
進退し、挿入部先端側の湾曲部が湾曲駆動される。
【0025】先端カバー4における処置具起上台9外側
の側壁部35は、ある程度の剛性を有して形成されてお
り、処置具を挿通した際に容易に変形することを防止し
ている。例えば処置具として、図7に示すように、狭窄
した胆管などの部分に挿入するために硬質材料からな
り、先端部に曲がり癖を付けて使用するドレナージチュ
ーブ36を、処置具チャンネルに挿通して先端部を処置
具チャンネル開口部8に位置させた場合に、硬質のドレ
ナージチューブ36が先端カバー4の側壁部35を押し
ても、側壁部35がある程度の剛性を有しているので、
容易に変形することがなく、ドレナージチューブ36が
側壁部35と処置具起上台9の間に挟まれてしまうこと
を防止できる。
【0026】また、図5に示すように、先端カバー4の
上部には先端部本体3との間に空間部分37を有してお
り、図8に示すように先端カバー4を上下方向に押圧す
ると空間部分37が狭くなることでこの部分が容易に変
形するため、先端カバー4は左右方向に広がり易い構造
となっている。よって、先端カバー4を先端部本体3か
ら取り外す際には、先端カバー4を上下方向に押しつぶ
すことにより、左右方向に配置された係止凸部21から
係止凹部22が外れ易くなり、先端カバー4を容易に取
り外すことができる。
【0027】なお、挿入部2の先端部において、先端部
本体3の係止凸部21と先端カバー4の係止凹部22
は、互いに同形状かつ同寸法に設定され形成されてい
る。本実施例では、図5に示すように、係止凸部21の
直径、すなわち係止凸部21と係止凹部22との係止幅
Wを5mm以下に、係止凸部21と係止凹部22との係止
高さHを0.5mm以上にそれぞれ設定している。このと
き、係止凹部22は先端カバー4において基端側(操作
部12側)に配置されているので、先端カバー4装着の
際に係止凸部21を乗り越える部分が少なく、変形範囲
も小さくて済むため、先端カバー4装着時に大きな力量
を要しない構造となっている。
【0028】検査終了後に洗浄する際には、まず、検査
終了直後にベッドサイドで挿入部2のガーゼ拭きを行
う。そして同じベッドサイドにおいて、操作部12に突
設された起上ワイヤ洗浄口金20に図示しない洗浄チュ
ーブ及びシリンジを取り付け、シリンジ内の洗浄液を洗
浄チューブ、起上ワイヤ洗浄口金20、起上ワイヤ管路
を介して先端部まで送り、先端部本体3の起上ワイヤ管
路開口部38から噴出させて、起上ワイヤ管路内部を洗
浄する。
【0029】このとき、先端部本体3を洗浄液に浸し
て、洗浄液を処置具チャンネル開口部8から吸引してお
けば、起上ワイヤ管路開口部38から流出した汚物が混
在している洗浄液も同時に吸引できる。
【0030】次に流し台にて行う本洗浄においては、先
端部本体3は体腔内に挿入するため汚物の付着度が高
く、操作部12は術者が清潔なグローブで把持する程度
であるため汚物の付着度が低いので、洗浄する部位の順
序を操作部12から挿入部2へと行うようにしておく。
このように汚物の付着度の低い方から高い方へと洗浄す
る順序をとることによって、スポンジ等による洗浄の際
に他の部分に洗浄を移行したときに汚物が移動する確率
が低くなるので、効率の良い洗浄を行うことができる。
また、先端カバー4を裏返せるような構成にしておけ
ば、洗浄ブラシが当て易くなり、洗浄も容易に行える。
【0031】このように構成された本実施例の内視鏡で
は、使用前に先端カバー4を先端部本体3に装着すると
きに、先端カバー4を先端部本体3へ押し込むと先端カ
バー4の端部が変形して先端部本体3の係止凸部21を
乗り越え、係止凹部22が係止凸部21に係合すること
で先端カバー4が先端部本体3に係止固定される。この
とき、係止凸部21と係止凹部22とが互いに同形状、
同寸法となっているので、先端カバー4と先端部本体3
の間にはすき間が生じず、先端カバー4はガタつきがな
く密着して固定される。この構造では、先端カバー4の
移動が起こり難いので、内視鏡挿入部の挿入・抜去時な
どに生じ易い先端カバー4の脱落を防止できる。
【0032】また、係止凸部21と係止凹部22の係止
幅Wを5mm以下に設定しているので、着脱時の先端カバ
ー4の変形量が少なくて済み、小さい力量で先端カバー
4の装着を行うことができる。また、係止凸部21と係
止凹部22の係止高さHを0.5mm以上に設定している
ので、先端カバー4が先端部本体3から脱落し難い構造
とすることができる。さらに、先端カバー4と先端部本
体3の係止構造が簡単で固定用のビス等を用いない構造
であるので、ワンタッチで容易に先端カバー4の着脱が
行える。
【0033】そして検査後は、先端カバー4を先端部本
体3から取り外すことができるので、洗浄し難い送気送
水ノズル7や処置具起上台9の周りも洗浄ブラシ等を当
てやすく、容易かつ確実に洗浄でき、洗浄性も向上す
る。
【0034】ここで、先端カバー4と先端部本体3とを
係止する固定部の構造の第1の変形例を図9に示す。こ
の第1の変形例では、係止凸部と係止凹部の係合構造
を、一方の係止凸部40aと係止凹部41aは装着時に
対して逆テーパ状、他方の係止凸部40bと係止凹部4
1bは装着時に対して順テーパ状に係合するようにし
て、脱落し難い構造と装着し易い構造とを設けている。
これにより、少なくとも一方は装着が容易であり、かつ
脱落し難くすることが可能である。なお、脱落し難い構
造を優先するのであれば、逆テーパ状の係止構造を2つ
設けるようにしても良いし、1箇所だけの逆テーパ状の
係止構造としても良い。
【0035】また、先端カバー4と先端部本体3とを係
止する固定部の構造の第2の変形例を図10に示す。こ
の第2の変形例は、先端部の外表面に凹凸が生じない係
止構造の例である。係止凸部42に係合する係止凹部4
3を、貫通した孔ではなく穴で形成することによって、
係止凸部42の頭部を保護する凸部カバー44を形成
し、先端部外表面を凹凸のないものとしている。この構
造では、挿入部先端部を体腔内に挿入する際、外面に凹
凸がないので、挿入部の滑り性が良く、一般の内視鏡と
変わらない挿入性が確保できる。なお、より滑らかな挿
入性を得るためには、先端カバー4の外表面に親水性潤
滑処理を施しても良いし、また、先端カバー4を先端部
本体3に装着し易くするために先端カバー4の内面に親
水性潤滑処理を施しても良い。
【0036】以上のように本実施例では、内視鏡1の挿
入部先端部に着脱可能な先端カバー4を有するものにお
いて、互いに嵌合する複数組の凹部と凸部からなる固定
部をそれぞれ先端カバー4側と先端部本体3側とに部分
的に設け、この固定部の凹部と凸部の形状を略同形状と
し、かつ、略同寸法を有するように形成することによ
り、先端カバー4の装着固定が簡単で、かつ装着後はガ
タつかずに脱落しにくい構造とすることができる。これ
により、手間のかかる装着作業を必要とせずに少ない力
量で容易に先端カバー4を装着固定できると共に、内視
鏡挿入部を体腔内に挿入しているときなどに先端カバー
4が脱落してしまう不具合を防止できる。
【0037】なお、本実施例では挿入部の挿入方向と観
察方向とが直交している側視型内視鏡についての構成例
を述べているが、側視型内視鏡に限定されるものではな
く、挿入方向と観察方向が同じである直視型内視鏡であ
っても同様に適用できる。
【0038】また、先端カバーは、環状に挿入部先端部
の前方に突出させた着脱自在ないわゆる先端フードであ
っても良い。
【0039】図11は本発明の第2実施例に係る内視鏡
の挿入部先端部の構成を示す断面図である。図11は内
視鏡の挿入部51の先端部を処置具起上台9の底部近傍
の断面において見た図であり、先端カバー52を先端部
本体53に装着した状態を示したものである。
【0040】先端部本体53に対して着脱自在である先
端カバー52は、第1実施例とほぼ同様の形状で、ゴム
等の高弾性高分子材料で構成されており、先端カバー5
2の内周面には係止凸部54が配設されている。一方先
端部本体53には、係止凸部54に対応して係止凹部5
5が配設されている。係止凸部54と係止凹部55は、
互いに同形状かつ同寸法に形成され、また、係止凸部5
4の直径、すなわち係止凸部54と係止凹部55の係止
幅Wは5mm以下に、係止凸部54と係止凹部55の係止
高さHは0.5mm以上に設定されている。その他の部分
の構成は第1実施例と同様であるので説明を省略する。
【0041】このように先端カバー52側に係止凸部5
4を、先端部本体53側に係止凹部55を設けることに
より、先端カバー52の外表面には凹凸がなく、一般の
内視鏡と変わらない挿入性が確保できる。
【0042】また、先端カバー52の内面には、補強部
材としてカバー内面に沿ってステンレス製の変形防止部
材56が設けられている。この変形防止部材56は、係
止穴57によって先端カバー52に対して位置決めかつ
係止されてインサート成形されており、先端部本体53
のスロープ部23と円筒部24の両方の硬性部に嵌合
し、装着されるようになっている。このような変形防止
部材56を設けることによって先端カバー52は補強さ
れ変形し難い構造となっている。さらに、先端部本体5
3の先端周縁部には、平面状の面取り部58が施されて
おり、面取り部58を設けることで先端カバー52が装
着し易く、かつ先端部本体53が洗浄し易くなる。な
お、面取り部58は平面状でなく球状の面取りとしても
良い。
【0043】本実施例の構成では、第1実施例と同様
に、先端カバー52を先端部本体53に係止する係止凸
部54と係止凹部55とを互いに同形状、同寸法に形成
し、また、係止凸部54と係止凹部55の係止幅Wを5
mm以下に、係止高さHを0.5mm以上に設定することに
より、先端カバー52と先端部本体53とがガタつきな
く密着固定され、先端カバー52の移動が起こり難く、
先端カバー52が脱落し難い構造にできると共に、係止
部を部分的に設けているので、小さい力量で容易に先端
カバー52の装着を行うことができる。また、先端カバ
ー52側に係止凸部54を設けることにより、挿入部先
端部の外面に凹凸が生じないので、良好な挿入性が確保
できる。さらに、先端カバー52と先端部本体53との
係止構造が簡単であるので、治具等を使った複雑な作業
を必要とせず、容易に先端カバー52の着脱を行うこと
ができる。そして検査後は、先端カバー52を先端部本
体53から取り外すことができるので、洗浄し難い処置
具起上台9の周りも洗浄ブラシ等を当てやすく、容易か
つ確実に洗浄でき、洗浄性も向上する。
【0044】図12及び図13は本発明の第3実施例に
係り、図12は内視鏡の挿入部先端部の構成を示す斜視
図、図13は先端部本体に設けられる係止凸部の構成を
示す断面図である。図12は内視鏡の挿入部61の先端
部を拡大した図であり、先端カバー62を先端部本体6
3から取り外した状態を示したものである。
【0045】先端部本体63に対して着脱自在である先
端カバー62は、第1実施例とほぼ同様の形状で、ポリ
スルホン等の電気絶縁特性を有する弾性材のプラスチッ
クで形成され、先端カバー62の側面基端側には係止凹
部65が設けられている。一方先端部本体63の側部に
は、係止凹部65と嵌合するゴム等の高弾性高分子材料
からなる係止凸部64が配設されている。係止凹部65
の直径、すなわち係止凸部64と係止凹部65の係止幅
Wは5mm以下に、係止凸部64と係止凹部65の係止高
さHは0.5mm以上に設定されている。また、係止凸部
64と係止凹部65は、互いに同形状に形成され、寸法
は係止凹部65よりも係止凸部64がやや大きめに形成
されており、係止凸部64が縮小変形してやや小径の係
止凹部65に嵌合するよう、いわゆるしまりばめで両者
が固定される構造となっている。その他の部分の構成は
第1実施例と同様であるので説明を省略する。
【0046】係止凸部64は、図13に示すように、略
円柱状の係止部材66が先端部本体63の嵌合穴67に
嵌入固定されて構成されている。このとき、係止部材6
6の基端側側部に突出形成されたテーパ状の係止突起6
8を嵌合穴67側面に設けられた係止溝68に嵌入した
状態で、係止部材66を接着により嵌合穴67に固定す
ることによって、係止部材66が先端部本体63から抜
けないようにしている。
【0047】本実施例の構成では、先端カバー62を先
端部本体63に係止する係止凸部64と係止凹部65と
を互いに同形状で、かつしまりばめで嵌合するよう係止
凹部65より係止凸部64を若干大きめの寸法で形成す
ることにより、第1実施例と同様に、先端カバー62と
先端部本体63とがガタつきなく密着固定され、先端カ
バー62の移動が起こり難く、先端カバー62が脱落し
難い構造にできる。また、係止凸部64と係止凹部65
の係止幅Wを5mm以下に、係止高さHを0.5mm以上に
設定することにより、先端カバー62の変形量が少な
く、カバー装着時の力量を小さくできると共に、先端部
本体63から先端カバー62が脱落することを防止でき
る。さらに、先端カバー62と先端部本体63との係止
構造が簡単であるので、手間のかかる作業を必要とせ
ず、ワンタッチで容易に先端カバー62の着脱を行うこ
とができる。そして検査後は、先端カバー62を先端部
本体63から取り外すことができるので、洗浄し難い処
置具起上台9の周りも洗浄ブラシ等を当てやすく、容易
かつ確実に洗浄でき、洗浄性も向上する。
【0048】図14は本発明の第4実施例に係る内視鏡
の挿入部先端部の構成を示す側面図である。図14は内
視鏡の挿入部71の先端部を拡大した図であり、先端カ
バー72を先端部本体73から取り外した状態を示した
ものである。
【0049】先端部本体73に対して着脱自在である先
端カバー72は、第1実施例とほぼ同様の形状で、ゴム
等の高弾性高分子材料で構成されており、先端カバー7
2の側面には三角形型の係止凹部75が配設されてい
る。一方先端部本体73には、係止凹部75と同形状か
つ同寸法に形成された係止凸部74が配設されている。
係止凸部74及び係止凹部75の三角形の底面部76、
すなわち先端カバー72の抜け方向に対する係止幅Wは
5mm以下に設定され、係止凸部74と係止凹部75の係
止高さHは0.5mm以上に設定されている。その他の部
分の構成は第1実施例と同様であるので説明を省略す
る。
【0050】本実施例の構成では、第1実施例と同様
に、先端カバー72を先端部本体73に係止する係止凸
部74と係止凹部75とを互いに同形状、同寸法に形成
し、また、係止凸部74と係止凹部75の係止幅Wを5
mm以下に、係止高さHを0.5mm以上に設定することに
より、先端カバー72と先端部本体73とがガタつきな
く密着固定され、先端カバー72の移動が起こり難く、
先端カバー72が脱落し難い構造にできると共に、先端
カバー72の変形量が少なく、係止部を部分的に設けて
いるので、小さい力量で容易に先端カバー72の装着を
行うことができる。さらに、先端カバー72と先端部本
体73との係止構造が簡単であるので、手間のかかる作
業を必要とせず、ワンタッチで容易に先端カバー72の
着脱を行うことができる。そして検査後は、先端カバー
72を先端部本体73から取り外すことができるので、
洗浄し難い処置具起上台9の周りも洗浄ブラシ等を当て
やすく、容易かつ確実に洗浄でき、洗浄性も向上する。
【0051】なお、先端カバー72を先端部本体73に
係止する固定部としての係止凸部74及び係止凹部75
の形状は、三角形に限らず、四角形・ひし形・星形等ど
のような形状を用いても構わない。
【0052】[付記] (1) 挿入部の先端部に着脱自在な先端カバーを有す
る内視鏡において、前記先端カバーを前記先端部の本体
に固定する固定手段として、前記先端カバーに少なくと
も1つ以上の凹部と、前記先端部本体に前記凹部に係合
可能な凸部をそれぞれ部分的に備えており、前記凹部と
凸部の係合部は略同一形状に形成され、かつ所定の係合
寸法を有してなることを特徴とする内視鏡。
【0053】(2) 挿入部の先端部に着脱自在な先端
カバーを有する内視鏡において、前記先端カバーを前記
先端部の本体に固定する固定手段として、前記先端カバ
ーに少なくとも1つ以上の凸部と、前記先端部本体に前
記凸部と係合可能な凹部をそれぞれ部分的に備えてお
り、前記凹部と凸部の係合部は略同一形状に形成され、
かつ所定の係合寸法を有してなることを特徴とする内視
鏡。
【0054】請求項1,付記1および2の構成では、先
端カバーが先端部本体に対して着脱自在であるので、洗
浄に手間がかからず、洗浄性が良好となる。また、凹部
と凸部の係合部が略同一形状で、かつ所定の係合寸法と
なっており、係合手段を部分的に設けているので、先端
カバーを少ない力量で容易に装着できると共に、先端カ
バーと先端部本体との間にガタが生じず、脱落しにくい
構造となる。
【0055】(3) 前記凹部と凸部の係合部は略同一
形状かつ同一寸法に形成されることを特徴とする請求項
1,付記1および2に記載の内視鏡。
【0056】(4) 前記凹部と凸部の係合部の寸法関
係を凹部よりも凸部をやや大きめに設定したことを特徴
とする請求項1,付記1および2に記載の内視鏡。
【0057】付記4の構成では、請求項1,付記1およ
び2に加えて、係合部の凸部が凹部よりもやや大きく形
成され、凸部が縮小変形して凹部に嵌入する、あるいは
凹部が拡大変形して凸部に嵌入するしまりばめの構造と
なるため、より強固に先端カバーを保持固定でき、脱落
を防止できる。
【0058】(5) 挿入部の先端部に着脱自在な先端
カバーを有する内視鏡において、前記先端カバーを前記
先端部の本体に固定する固定手段として、前記先端カバ
ーと前記先端部本体の一方に凹部を、他方に前記凹部に
係合可能な凸部をそれぞれ備えており、少なくとも1つ
の凹部と凸部の係合部を前記先端カバーの抜け方向に対
して逆テーパ状に形成したことを特徴とする内視鏡。
【0059】(6) 挿入部の先端部に着脱自在な先端
カバーを有する内視鏡において、前記先端カバーを前記
先端部の本体に固定する固定手段として、前記先端カバ
ーと前記先端部本体の一方に凹部を、他方に前記凹部に
係合可能な凸部をそれぞれ2箇所以上備えており、前記
凹部と凸部の係合部の少なくとも1つは前記先端カバー
の抜け方向に対して逆テーパ状に形成すると共に、少な
くとも1つは前記先端カバーの抜け方向に対して順テー
パ状に形成したことを特徴とする内視鏡。
【0060】付記5及び6の構成においても、請求項1
の構成と同様に、洗浄性が良く、装着が簡単かつ少ない
力量で可能で、さらに固定後に脱落し難い先端カバーを
提供できる。
【0061】(7) 前記凹部と凸部の係合部は、略同
一形状かつ同一寸法に形成されることを特徴とする付記
5または6に記載の内視鏡。
【0062】(8) 前記凹部と凸部の係合部は、略同
一形状でかつ凹部よりも凸部がやや大きめに設定された
寸法関係で形成されることを特徴とする付記5または6
に記載の内視鏡。
【0063】(9) 挿入部の先端部に着脱自在な先端
カバーを有する側視型の内視鏡において、前記先端カバ
ーを前記先端部の本体に固定する固定手段として、前記
先端カバーと前記先端部本体の一方に凹部を、他方に前
記凹部に係合可能な凸部をそれぞれ備えており、前記凹
部と凸部の係合部を観察方向とは垂直をなす方向に2箇
所配設したことを特徴とする内視鏡。
【0064】付記9の構成においても、請求項1の構成
と同様に、洗浄性が良く、装着が簡単かつ少ない力量で
可能で、さらに固定後に脱落し難い先端カバーを提供で
きる。さらに、係合部を設けるために新たな空間を必要
とせず、従来の先端部本体の構造を大きく変更すること
がなく、かつ、スペースに無駄がなく有効に凹部と凸部
を配置できる。
【0065】(10) 前記凹部と凸部の係合部は、略
同一形状かつ同一寸法に形成されることを特徴とする付
記9に記載の内視鏡。
【0066】(11) 前記凹部と凸部の係合部は、略
同一形状でかつ凹部よりも凸部がやや大きめに設定され
た寸法関係で形成されることを特徴とする付記9に記載
の内視鏡。
【0067】(12) 挿入部先端の先端部本体に回動
可能に配設した処置具起上台と、前記処置具起上台を牽
引して起上倒置させる起上ワイヤとを含む処置具起上機
構を備えた内視鏡において、前記起上ワイヤの端部に固
定され前記処置具起上台に対して回動可能に嵌合する止
め部材を有し、この止め部材を前記処置具起上台に嵌合
する外周部と前記起上ワイヤを保持する内周部の少なく
とも二体の部材で構成したことを特徴とする内視鏡。
【0068】付記12の構成では、起上ワイヤの端部を
止め部材でスウェージングによって固定した場合に、凹
凸ができた内周部の外周にさらに止め部材を設けて、こ
の外周部を処置具起上台に回動可能に嵌合することによ
り、処置具起上台と最外周の止め部材との間にすき間が
生じることなく、汚物の浸入を防ぐことができ、洗浄性
が向上する。
【0069】(13) 前記止め部材は、前記処置具起
上台の嵌合孔の全域にわたって回動自在に嵌合している
ことを特徴とする付記12に記載の内視鏡。
【0070】(14) 挿入部の先端部に着脱自在な先
端カバーを有する内視鏡において、前記先端カバーを高
弾性高分子材料により構成し、この先端カバーに補強部
材を設けたことを特徴とする内視鏡。
【0071】(15) 前記補強部材は、前記先端カバ
ー内部にインサート成形され、少なくとも1つ以上の穴
部を有しており、この穴部に前記先端カバーの一部が嵌
合して配設されることを特徴とする付記14に記載の内
視鏡。
【0072】付記14及び15の構成では、先端カバー
が先端部本体に対して着脱自在であるので、洗浄に手間
がかからず、洗浄性が良好であると共に、先端カバーは
弾性材からなるためカバーの着脱が容易であり、かつ補
強部材により先端カバーを変形しにくい構造とすること
ができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、先
端カバーを挿入部先端部に対して着脱自在として洗浄性
の向上を図ると共に、先端カバーの装着固定が容易にで
き、かつ装着後の先端カバーの脱落を防止することが可
能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る内視鏡の挿入部先端
部の構成を示す斜視図
【図2】内視鏡の全体構成を示す構成説明図
【図3】挿入部先端部を処置具起上台上方から見た側面
【図4】先端部本体と先端部保持枠との取付構造を示す
斜視図
【図5】先端カバーを装着した状態での先端部本体基端
部における断面構成を示す径方向断面図
【図6】処置具起上台における起上ワイヤの取付構造を
示す断面図
【図7】先端部に曲がり癖を付けてある硬質の処置具を
挿通させた状態を示した処置具起上台近傍の構成説明図
【図8】先端カバーを取り外すときのカバーの断面形状
を示す作用説明図
【図9】先端カバーと先端部本体とを係止する固定部の
構造の第1の変形例を示す断面図
【図10】先端カバーと先端部本体とを係止する固定部
の構造の第2の変形例を示す断面図
【図11】本発明の第2実施例に係る内視鏡の挿入部先
端部の構成を示す断面図
【図12】本発明の第3実施例に係る内視鏡の挿入部先
端部の構成を示す斜視図
【図13】先端部本体に設けられる係止凸部の構成を示
す断面図
【図14】本発明の第4実施例に係る内視鏡の挿入部先
端部の構成を示す側面図
【符号の説明】
1…内視鏡 2…挿入部 3…先端部本体 4…先端カバー 7…送気送水ノズル 9…処置具起上台 10…起上ワイヤ 21…係止凸部 22…係止凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 秀雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 海谷 晴彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 広谷 純 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中沢 雅明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 矢部 久雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部の先端部に着脱自在な先端カバー
    を有する内視鏡において、前記先端カバーを前記先端部
    の本体に固定する固定手段として、前記先端カバーと前
    記先端部本体の一方に少なくとも1つ以上の凹部と、他
    方に前記凹部に係合可能な凸部をそれぞれ部分的に備え
    ており、前記凹部と凸部の係合部は略同一形状に形成さ
    れ、かつ所定の係合寸法を有してなることを特徴とする
    内視鏡。
JP7056080A 1995-03-15 1995-03-15 内視鏡 Withdrawn JPH08252210A (ja)

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