JP4242174B2 - 内視鏡の挿入部先端構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、ノズル一体型キャップが被着している内視鏡の挿入部先端構造に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
内視鏡には、挿入部先端に送気穴と送水穴(あるいは送気送水兼用穴)を開口させ、この送気穴と送水穴から気体と液体を噴出させて同挿入部先端の観察窓(対物光学系)を洗浄できるようにしたものがある。送気穴と送水穴は、内視鏡内部に設けられた送気管路と送水管路の出口部である。この送気穴と送水穴には、送気管路と送水管路から供給された気体と液体を適度な圧力で噴出するためにノズルが取り付けられるが、従来では、洗浄時に送気管路と送水管路内に洗浄ブラシを挿通できるように、ノズルを一体に形成したノズル一体型キャップを挿入部先端に着脱しているものがある(特許文献参照)。
【0003】
しかしながら、上記着脱式のノズルやノズル一体型キャップを用いると、洗浄の度にノズルやノズル一体型キャップの取り外し及び取り付け作業を行なう必要があり、非常に手間がかかっていた。また、洗浄後にノズルやノズル一体型キャップの取り付けを怠ってしまったり、ノズルやノズル一体型キャップを紛失してしまったりする虞がある。
【0004】
【特許文献】
特開平11−146863号公報
【0005】
【発明の目的】
本発明は、ノズル一体型キャップを着脱させることなく、洗浄ブラシを送気管路及び送水管路内に容易に挿通可能な内視鏡の挿入部先端構造を得ることを目的とする。
【0006】
【発明の概要】
本発明は、対物光学系と、対物光学系洗浄用の送気穴及び送水穴とを備えた挿入部先端に、この送気穴と送水穴にそれぞれ対応する送気ノズルと送水ノズルを備えたノズル一体型キャップが被着している内視鏡において、このノズル一体型キャップは、先端及び後端が開口している筒状部と、該筒状部の先端開口の一部を覆う底部とを有していて、この底部に、上記送気ノズルと送水ノズルが形成されていること、該ノズル一体型キャップは、その底部の送気ノズルと送水ノズルが送気穴と送水穴に連通して該送気穴と送水穴を対物光学系に向けて曲折させる使用位置と、その筒状部の先端開口が送気穴と送水穴に合致して該送気穴と送水穴を開放する洗浄位置とに回動可能に挿入部先端に支持されていること、及び、ノズル一体型キャップが洗浄位置にあるときは、該ノズル一体型キャップの底部の少なくとも一部が対物光学系の視野内に進入していることを特徴としている。
【0007】
この態様によれば、洗浄時にノズル一体型キャップを洗浄位置に保持することで、洗浄ブラシを送気管路及び送水管路内に容易に挿通させることができ、洗浄の度にノズル一体型キャップを挿入部先端から着脱する必要がなくなる。よって、簡単にブラッシング洗浄を行なうことができ、キャップの取り付け忘れや紛失の虞もなくなる。また、この態様によれば、対物光学系によって形成される内視鏡画像によって、ノズル一体型キャップが洗浄位置にあるか否かを確認することができる。これにより、ノズル一体型キャップを洗浄位置に位置させたまま検査を行なってしまうことを防止することができる。
【0008】
ノズル一体型キャップの内周面と挿入部先端の外周面には、ノズル一体型キャップを使用位置と洗浄位置で係止させる回動係止機構を設けることが好ましい。回動係止機構は、具体的に例えば、ノズル一体型キャップの筒状部内周面に形成された突起部と;挿入部先端の外周面に削成された、突起部を移動自在に支持してノズル一体型キャップの回動を許容する回動許容部と;この回動許容部の両端に位置し、突起部を係合させてノズル一体型キャップの回動を規制する回動規制部と;を有することができる。
【0010】
ノズル一体型キャップは、交換を容易にするため、弾性材料により形成されていることが好ましい。
【0011】
本発明は、送気穴と送水穴を一体にした送気送水兼用穴を挿入部先端に開口させた電子内視鏡と、送気ノズルと送水ノズルを一体にした送気送水ノズルを備えたノズル一体型キャップによる内視鏡の先端部構造にも適用可能である。すなわち、本発明は、別の態様によれば、対物光学系と、対物光学系洗浄用の送気送水兼用穴とを備えた挿入部先端に、この送気送水兼用穴に対応する送気送水ノズルを備えたノズル一体型キャップが被着している内視鏡において、このノズル一体型キャップは、先端及び後端が開口している筒状部と、該筒状部の先端開口の一部を覆う底部とを有していて、この底部に、上記送気送水ノズルが形成されていること、該ノズル一体型キャップは、その底部の送気送水ノズルが送気送水兼用穴に連通して該送気送水兼用穴を対物光学系に向けて曲折させる使用位置と、その筒状部の先端開口が送気送水兼用穴に合致して該送気送水兼用穴を開放する洗浄位置とに回動可能に挿入部先端に支持されていること、及び、ノズル一体型キャップが洗浄位置にあるとき、該ノズル一体方キャップの底部の少なくとも一部が対物光学系の視野内に進入することを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用した医療用電子内視鏡システムの一実施形態を示す全体構成図である。本電子内視鏡システムは、電子内視鏡1、電子内視鏡1に気体及び液体を供給する送気送水源30、電子内視鏡1が撮像した内視鏡画像を処理するプロセッサ50、及びプロセッサ50が処理した内視鏡画像を表示するTVモニタ60から構成される。
【0013】
電子内視鏡1は、患者の体腔内に挿入する柔軟な挿入部10と、この電子内視鏡1の操作者が把持する把持操作部12と、把持操作部12の側部に延設されたユニバーサルチューブ13と、このユニバーサルチューブ13の先端に設けたコネクタ部14とを有し、コネクタ部14を介してプロセッサ50に着脱可能である。この電子内視鏡1の挿入部先端11には、例えば樹脂やフッ素ゴム等の弾性材料により形成されたノズル一体型キャップ(以下、単に「キャップ」という。)70が被着している。キャップ70は、図2に示すように、対物レンズ洗浄用の送気ノズル71及び送水用ノズル72が形成されたキャップ底部70aと、先端及び後端が開口している筒状部70bとを有し、筒状部70bの先端開口70cの一部がキャップ底部70aによって覆われた部分有底筒状をなしている。筒状部70bの内径は、挿入部先端11の外径に応じて設定されている。
【0014】
キャップ70が装着されている挿入部先端11には、図2(a)に示すように、対物レンズ15、一対の照明レンズ16、送気穴33、送水穴43及び処置具挿通チャンネル出口部17が配置されており、対物レンズ15の後方には、図2(b)に示すようにフォーカスレンズ群L及びCCD(撮像素子)18が配置されている。対物レンズ15及びフォーカスレンズ群Lによって結像された像は、CCD18により電子画像化されてプロセッサ50に送られ、プロセッサ50にてTVモニタ60に表示可能な映像信号に変換されてTVモニタ60に表示される。照明レンズ16には、ライトガイドファイバを介して、プロセッサ50に備えられた光源からの照明光が与えられる。送気穴33は内視鏡内部に設けた送気管路32の出口部であり、送水穴43は内視鏡内部に設けた送水管路42の出口部である。
【0015】
把持操作部12には、対物レンズ15に向けて送気又は送水させる送気送水ボタン21を含む種々の操作部材が設けられ、把持操作部12と挿入部10の間に位置する連結部には、処置具挿通チャンネル出口部19に通じる処置具挿通口23が設けられている。コネクタ部14には、内視鏡内部の送気管路32及び送水管路42と、内視鏡外の送気送水源30とを接続する送気送水口31が設けられている。
【0016】
以上の電子内視鏡1において、キャップ70は、キャップ70の内周面(図3)と挿入部先端11の外周面(図4)とに設けられた回動係止機構により、図2に示す使用位置と図5に示す洗浄位置とに回動可能に挿入部先端11に支持されている。本実施形態の回動係止機構は、キャップ70の筒状部内周面の一部に形成された突起部81と、挿入部先端11の外周面に削成され、この突起部81を支持する回動許容部82及び回動規制部83とを備えている。
【0017】
突起部81は、図3に示すようにキャップ底部70aの一端部(本実施形態では送水ノズル72側の端部)に形成され、キャップ70の筒状部内周面から断面略台形状に突出している。回動許容部82は、送気穴33及び送水穴43を囲む円弧状のガイド溝であり、キャップ70の突起部81を移動可能に保持してキャップ70の回動を許容している。一対の回動規制部83は、回動許容部82の円周方向の両端に位置し、キャップ70の突起部81が係合することによりキャップ70の回動を規制する溝部である。この一対の回動規制部83は、対物レンズ15の略直下方位置に形成された第1回動規制部83aと、送気穴33の略右側方位置に形成された第2回動規制部83bとからなる。
【0018】
キャップ70の突起部81が第1回動規制部83aに係合しているとき、該係合により、キャップ70の時計回り方向への回動が規制され、キャップ70は図2に示される通常位置で係止する。この通常位置において、キャップ底部70aの送気ノズル71と送水ノズル72は、挿入部先端11の送気穴33と送水穴43に連通し、該送気穴33と送水穴43を対物レンズ15に向けて曲折させる。すなわち、送気穴33と送水穴43を介して送気ノズル71と送水ノズル72が内視鏡内部の送気管路32及び送水管路42にそれぞれ接続され、対物レンズ15への送気作業及び送水作業が可能となる。よって、送気送水ボタン21が操作されると、送気送水口31に接続された送気送水源30から送気管路32及び送気穴33を介して気体が供給され、該供給された気体が送気ノズル71から対物レンズ15に向けて噴出される。同様に、送気送水ボタン21が操作されると、送気送水口31に接続された送気送水源30から送水管路42及び送水穴43を介して液体が供給され、該供給された液体が送水ノズル72から対物レンズ15に向けて噴出される。なお、キャップ70が使用位置で係止されているとき、キャップ70の反時計回り方向への回動は可能である。
【0019】
上記使用位置からキャップ70を反時計回り方向に回動させると、キャップ70の突起部81が回動許容部82に沿って反時計回り方向に移動し、第2回動規制部83bに係合する。
【0020】
キャップ70の突起部81が第2回動規制部83bに係合しているとき、キャップ70の反時計回り方向への回動が規制され、キャップ70は図5に示される洗浄位置で係止する。この洗浄位置において、キャップ底部70aの送気ノズル71と送水ノズル72は、挿入部先端11の送気穴33と送水穴43から退避し、対物レンズ15の視野内に進入する。そして、筒状部70bの先端開口70cが送気穴33と送水穴43に合致し、該送気穴33と送水穴43を開放する。この状態では、送気管路32及び送水管路42に挿入した洗浄ブラシを、挿入部先端11に露出した送気穴33及び送水穴43から突出させることが可能になると共に、TVモニタ60上にはキャップ70のキャップ底部70aの少なくとも一部が映し出される。なお、キャップ70が洗浄位置で係止されているとき、キャップ70の時計回り方向への回動は可能である。
【0021】
上記洗浄位置からキャップ70を時計回り方向に回動させると、キャップ70の突起部81が回動許容部82に沿って時計回り方向に移動し、第1回動規制部83aに係合する。この突起部81と第1回動規制部83aの係合により、キャップ70の時計回り方向への回動は規制され、キャップ70は上記使用位置で係止される。
【0022】
以上の電子内視鏡システムは、次のように使用する。
先ず、コネクタ部14を介して電子内視鏡1とプロセッサ50とを接続し、送気送水チューブを介して送気送水口31に送気送水源30を接続する。
【0023】
次に、電子内視鏡1の挿入部先端11に被着しているキャップ70が使用位置にあるか否かを確認する。本実施形態では、キャップ70の位置(回動位置)をTVモニタ60により確認可能である。すなわち、キャップ70が洗浄位置にあれば、キャップ底部70aの少なくとも一部が対物レンズ15の視野内に進入しているので、該キャップ底部70aの少なくとも一部がTVモニタ60上に写し出される。キャップ70が使用位置にあれば、キャップ底部70aは対物レンズ15の視野内に進入せず、該キャップ底部70aはTVモニタ60上に写し出されない。キャップ70が使用位置になかった場合(洗浄位置にあった場合)は、キャップ70を時計回り方向に回動させて使用位置に戻し、キャップ底部70aの送気ノズル71及び送水ノズル72と挿入部先端11の送気穴33及び送水穴43とをそれぞれ連通させる。これにより、送気送水ボタン21による送気動作及び送水動作が可能な状態となる。
【0024】
続いて、患者の体内に電子内視鏡1の挿入部先端11を導入する。すると、CCD18によって撮像された内視鏡画像がプロセッサ50を介してTVモニタ60に映し出される。TVモニタ60に映し出された映像を観察しながら、挿入部先端11を所望方向に向けて体腔内の撮像及び検査をすすめる。この検査中に、対物レンズ15が血液や体液等によって汚れてしまった場合には、送気送水ボタン21を押して送気ノズル71から気体を対物レンズ15に噴出させるか、あるいは送水ノズル72から液体を対物レンズ15に噴出させて、対物レンズ15に付着した汚物を取り除く。
【0025】
検査が終了したら、送気送水口31から送気送水源30を取り外し、さらに電子内視鏡1をプロセッサ50から取り外して、電子内視鏡1を洗浄する。このとき、内視鏡内部の送気管路32及び送水管路42は、ブラッシング洗浄される。
【0026】
ブラッシング洗浄では、キャップ70を反時計回り方向に回動させることによりキャップ70を使用位置から洗浄位置まで移動させ、挿入部先端11に送気穴33及び送水穴43を露出させた状態で行なう。すなわち、洗浄ブラシを、送気送水口31から送気穴33または送水穴43に挿通させて、管路内壁を洗浄する。このように送気穴33及び送水穴43が露出していれば、洗浄ブラシの挿通不能な箇所がなくなり、送気管路32及び送水管路42の全管路を確実に洗浄することができる。洗浄後は、キャップ70を洗浄位置から使用位置に戻しておく。
【0027】
以上のように本実施形態では、電子内視鏡1の挿入部先端11に被着しているキャップ70が、キャップ底部70aの送気ノズル71及び送水ノズル72と挿入部先端11の送気穴33及び送水穴43とを連通させる使用位置と、この使用位置から退避して挿入部先端11の送気穴33及び送水穴43を露出させる洗浄位置とに回動可能である。よって、洗浄時にはキャップ70を洗浄位置に移動させれば、キャップ70を挿入部先端11から取り外さなくても、洗浄ブラシを送気管路32及び送水管路42内に容易に挿通させることができる。これにより、洗浄の度にキャップ70を挿入部先端11から取り外したり取り付けたりする必要がなくなるので、従来よりも簡単にブラッシング洗浄を行なうことができ、キャップ70の取付忘れや紛失の虞もなくなる。またキャップ70が頻繁に着脱されないので、キャップ自体の寿命を延ばすことができる。本実施形態ではキャップ70が弾性材料により形成されているので、キャップ70の交換は可能である。
【0028】
また本実施形態では、キャップ70が洗浄位置にあると、キャップ底部70aの少なくとも一部が対物レンズ15に被さり、該キャップ底部70aの一部がTVモニタ60に映し出される。すなわち、キャップ70が洗浄位置にあること(使用位置にないこと)をTVモニタ60で確認することができる。よって、キャップ70を洗浄位置に保持したままの状態で検査を行なってしまうことがなく、検査中の送気動作及び送水動作を良好に行なうことができる。
【0029】
以上では、挿入部先端11に送気穴33と送水穴43を独立して開口させた電子内視鏡1と、送気ノズル71と送水ノズル72を独立して備えたキャップ70と有する電子内視鏡システムに本発明を適用した実施形態について説明したが、本発明は、上記送気穴33及び送水穴43を一体にした送気送水兼用穴を挿入部先端に開口させた電子内視鏡と、上記送気ノズル71及び送水ノズル72を一体にした送気送水ノズルを備えるキャップとを有する電子内視鏡システムにも適用可能である。また、挿入部先端に上記送気穴及び送水穴のいずれか一方のみを開口させた電子内視鏡と、この電子内視鏡の送気穴又は送水穴に連通するノズルを備えたキャップとを有する電子内視鏡システムにも本発明は適用可能である。
【0030】
以上、図示実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、CCD18の代わりに光学ファイバや接眼レンズ等を用いた光学内視鏡にも適用可能である。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、内視鏡の挿入部先端に被着しているノズル一体型キャップが、ノズル一体型キャップの送気ノズル及び送水ノズルと挿入部先端の送気穴及び送水穴とが連通する使用位置と、挿入部先端の送気穴及び送水穴が露出する洗浄位置とに回動可能であるから、洗浄時にはノズル一体型キャップを洗浄位置に保持することで、洗浄ブラシを送気管路及び送水管路内に容易に挿通させることができる。これにより、洗浄の度にノズル一体型キャップを挿入部先端から着脱する必要がなくなるので、簡単にブラッシング洗浄を行なうことができ、キャップの取付忘れや紛失の虞もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による内視鏡の挿入部先端構造を適用した電子内視鏡システムの一実施形態を示す全体構成図である。
【図2】図1に示す電子内視鏡の挿入部先端構造(使用位置)を示す(a)平面図、(b)断面図である。
【図3】図2(b)のA−A線に沿うノズル一体型キャップの一部切欠断面図である。
【図4】図2(b)のA−A線に沿う挿入部先端の一部切欠断面図である。
【図5】図1に示す電子内視鏡の挿入部先端構造(洗浄位置)を示す平面図である。
【符号の説明】
1 電子内視鏡
10 挿入部
11 挿入部先端
12 把持操作部
13 ユニバーサルチューブ
14 コネクタ部
15 対物レンズ
16 照明レンズ
17 処置具挿通チャンネル出口部
18 CCD
21 送気送水ボタン
23 処置具挿通口
30 送気送水源
31 送気送水口
32 送気管路
33 送気穴
42 送水管路
43 送水穴
50 プロセッサ
60 TVモニタ
70 キャップ(ノズル一体型キャップ)
70a キャップ底面部
70b 筒状部
71 送気ノズル
72 送水ノズル
81 突起部
82 回動許容部
83 回動規制部
83a 第1回動規制部
83b 第2回動規制部

Claims (8)

  1. 対物光学系と、対物光学系洗浄用の送気穴及び送水穴とを備えた挿入部先端に、この送気穴と送水穴にそれぞれ対応する送気ノズルと送水ノズルを備えたノズル一体型キャップが被着している内視鏡において、
    このノズル一体型キャップは、先端及び後端が開口している筒状部と、該筒状部の先端開口の一部を覆う底部とを有していて、この底部に、前記送気ノズルと送水ノズルが形成されていること、
    該ノズル一体型キャップは、その底部の送気ノズルと送水ノズルが前記送気穴と送水穴に連通して該送気穴と送水穴を対物光学系に向けて曲折させる使用位置と、その筒状部の先端開口が前記送気穴と送水穴に合致して該送気穴と送水穴を開放する洗浄位置とに回動可能に前記挿入部先端に支持されていること、及び、
    前記ノズル一体型キャップが洗浄位置にあるとき、該ノズル一体型キャップの底部の少なくとも一部が対物光学系の視野内に進入すること、
    を特徴とする内視鏡の挿入部先端構造。
  2. 請求項1記載の内視鏡の挿入部先端構造において、前記ノズル一体型キャップの内周面と前記挿入部先端の外周面に、前記ノズル一体型キャップを使用位置と洗浄位置で係止させる回動係止機構を設けた内視鏡の挿入部先端構造。
  3. 請求項2記載の内視鏡の挿入部先端構造において、前記回動係止機構は、前記ノズル一体型キャップの筒状部内周面に形成された突起部と;前記挿入部先端の外周面に削成された、前記突起部を移動自在に支持して前記ノズル一体型キャップの回動を許容する回動許容部と;この回動許容部の両端に位置し、前記突起部を係合させて前記ノズル一体型キャップの回動を規制する回動規制部と;を有している内視鏡の挿入部先端構造。
  4. 請求項1ないしのいずれか一項に記載の内視鏡の挿入部先端構造において、前記ノズル一体型キャップは弾性材料により形成されている内視鏡の挿入部先端構造。
  5. 対物光学系と、対物光学系洗浄用の送気送水兼用穴とを備えた挿入部先端に、この送気送水兼用穴に対応する送気送水ノズルを備えたノズル一体型キャップが被着している内視鏡において、
    このノズル一体型キャップは、先端及び後端が開口している筒状部と、該筒状部の先端開口の一部を覆う底部とを有していて、この底部に、前記送気送水ノズルが形成されていること、
    該ノズル一体型キャップは、その底部の送気送水ノズルが前記送気送水兼用穴に連通して該送気送水兼用穴を対物光学系に向けて曲折させる使用位置と、その筒状部の先端開口が前記送気送水兼用穴に合致して該送気送水兼用穴を開放する洗浄位置とに回動可能に前記挿入部先端に支持されていること、及び、
    前記ノズル一体型キャップが洗浄位置にあるとき、該ノズル一体方キャップの底部の少なくとも一部が対物光学系の視野内に進入すること、
    を特徴とする内視鏡の挿入部先端構造。
  6. 請求項記載の内視鏡の挿入部先端構造において、前記ノズル一体型キャップの内周面と前記挿入部先端の外周面に、前記ノズル一体型キャップを使用位置と洗浄位置で係止させる回動係止機構を設けた内視鏡の挿入部先端構造。
  7. 請求項記載の内視鏡の挿入部先端構造において、前記回動機構は、前記ノズル一体型キャップの筒状部内周面に形成された突起部と;前記挿入部先端の外周面に削成された、前記突起部を移動自在に支持して前記ノズル一体型キャップの回動を許容する回動許容部と;この回動許容部の両端に位置し、前記突起部を係合させて前記ノズル一体型キャップの回動を規制する回動規制部と;を有している内視鏡の挿入部先端構造。
  8. 請求項5ないし7のいずれか一項に記載の内視鏡の挿入部先端構造において、前記ノズル一体型キャップは弾性材料により形成されている内視鏡の挿入部先端構造。
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