JP2686473B2 - 自動変速機のロックアップ制御装置 - Google Patents

自動変速機のロックアップ制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,自動変速機のトルクコンバータのロックア
ップを制御する制御装置に関する。
(従来の技術) 近年,トルクコンバータを有する自動変速機のロック
アップ制御装置において,燃費向上のため,ロックアッ
プクラッチのスリップ制御についての開発が試みられて
きている。
このような従来の自動変速機のロックアップ制御装置
としては,次に示すようなものがある。
例えば,第4図のロックアップ制御装置は,三菱自動
車工業株式会社発行の自動車修理書('83−10,No.10305
202)の第14頁に記載されているものであって,ダンパ
クラッチ(ロックアップクラッチ)コントロールバルブ
1をソレノイドバルブ2のオン/オフ制御によって切換
えることにより,トルクコンバータのダンパクラッチ
(ロックアップクラッチ)3のロックアップ・スリップ
制御を行うようになっている。そしてフェイルセーフ
は,コンピュータソフトによって行われるようになって
いる。
また第5図のロックアップ制御装置は,トヨタ自動車
株式会社発行の自動車修理書('85−8,コロナFF,6109
3)の頁4−45に記載されているものであって,ソレノ
イドバルブ4のオン/オフ制御によってロックアップシ
グナルバルブ5を作動させ,このバルブ5から油路L1を
介して油圧信号をロックアップリレーバルブ6に入力
し,このバルブ6を切換えてトルクコンバータのロック
アップクラッチ7のロックアップ・スリップ制御を行う
ようになっている。そしてロックアップクラッチ7への
ロックアップ油圧信号は,1−2シフトバルブ8からロッ
クアップシグナルバルブ5およびロックアップリレーバ
ルブ6を介して供給されるようになっており,この油圧
回路の構成からフェイルセーフが成立するようになって
いる。
また第6図のロックアップ制御装置は,日産自動車株
式会社発行の自動車修理書(アトラス,RE4R02A)の頁C
−33に記載されているものであって,ロックアップコン
トロールバルブ9とロックアップソレノイド10との間に
シャトルシフトバルブ11が接続されており,このシャト
ルシフトバルブ11は,シフトバルブ12から油路L2を介し
て供給される油圧信号によって切換制御されるようにな
っている。そしてロックアップソレノイド10がオン状態
でスティックした場合には,シャトルシフトバルブ11の
作動により,ロックアップクラッチ14を2,3および4速
でのみオン可能とし1速およびリバースではオンしない
ようにしてエンストを防止することにより,油圧回路の
構成上フェイルセーフが成立するようになっている。
(発明が解決しようとする課題) しかし,上記のような従来の自動変速機におけるロッ
クアップ制御装置には,次のような欠点があった。
すなわち,第4図のロックアップ制御装置は,フェイ
ルセーフをコンピュータソフトのみで行うようになって
おり油圧回路の構成においてフェイルセーフが成立する
ようにはなっていないので,そのため,例えばソレノイ
ドバルブ2がオンの状態でスティックしたような場合に
は,1速およびリバース時のエンジン始動時にエンストす
る虞れがあった。
また第5図のロックアップ制御装置では,ソレノイド
バルブ4が故障した場合であってもその油圧回路折構成
上フェイルセーフは成立するが,ロックアップクラッチ
のロックアップ・スリップ制御をデューティ制御で行う
場合,途中にロックアップシグナルバルブ5が介してあ
るために,応答性が悪いという欠点がある。
また第6図のロックアップ制御装置では,ロックアッ
プソレノイド10が故障した場合であってもその油圧回路
構成上フェイルセーフは成立するが,ロックアップソレ
ノイド10とシャトルシフトバルブ11の間にオリフィス13
を設ける必要があり,またシャトルシフトバルブ11の全
長も長いため,油圧回路の構成が大型化および複雑化し
ている。
この発明は,上記従来の自動変速機のロックアップ制
御装置における問題点を解消するために為されたもので
ある。すなわち,本発明は,油圧回路の構成においてフ
ェイルセーフを成立させることが出来,しかも油圧信号
に対する応答性に優れ,また油圧回路構成が容易でかつ
設計上の自由度が大きい自動変速機のロックアップ制御
装置を提供することを目的としている。
(課題を達成するための手段) この発明は,上記目的を達成するために,トルクコン
バータのロックアップクラッチに接続されたロックアッ
プコントロールバルブとこのロックアップコントロール
バルブの切換え制御を行うロックアップコントロールソ
レノイドバルブとを備え,ロックアップコントロールソ
レノイドバルブが,ロックアップコントロールバルブの
スプール切換え用チャンバをドレンと接続することによ
ってロックアップコントロールバルブがロックアップク
ラッチ係合側に切換えられ,スプール切換え用チャンバ
とドレンとの接続を遮断することによってロックアップ
クラッチ解放側に切換えられる自動変速機のロックアッ
プ制御装置において,前記ロックアップコントロールバ
ルブのスプール切換え用チャンバとロックアップコント
ロールソレノイドバルブとの間にロックアップフェイル
バルブが接続され,このロックアップフェイルバルブ
は,前記スプール切換え用チャンバに接続された第1ポ
ートと,ロックアップコントロールソレノイドバルブに
接続された第2ポートと,ロックアップフェイルバルブ
のスプールを第1ポートと第2ポートを接続する第1位
置側に付勢する第1チャンバと,第1ポートと第2ポー
トを遮断する第2位置側に付勢する第2チャンバと,第
2チャンバ内に介装されてスプールを第2チャンバ内の
油圧と同一方向に付勢するスプリングとを備え,第1チ
ャンバは自動変速機の変速用油圧制御回路にC1クラッチ
圧が入力されるよう接続されまた第2チャンバは変速用
油圧制御回路にシフトコントロールソレノイドバルブが
故障した際およびリバースレンジの際にライン圧を上昇
させるためのブースト圧が入力されるよう接続され,ロ
ックアップフェイルバルブのスプールが,第1チャンバ
にC1クラッチ圧のみが入力されるとき第1位置側に切換
えられ第1チャンバおよび第2チャンバが他の油圧入力
状態にあるときには第2位置側に切換えられることを特
徴としている。
(作用) 上記自動変速機のロックアップ制御装置によるトルク
コンバータのロックアップクラッチの係合/解放の制御
は,基本的にロックアップコントロールソレノイドバル
ブのオン/オフ制御によって行われ,このロックアップ
コントロールソレノイドバルブがロックアップコントロ
ールバルブのスプール切換え用チャンバをドレンと接続
することによってロックアップコントロールバルブをロ
ックアップクラッチ係合側に切換えて,ロックアップク
ラッチに係合油圧を導入し,またロックアップコントロ
ールソレノイドバルブが前記スプール切換え用チャンバ
とドレンとの接続を遮断することによってロックアップ
コントロールバルブをロックアップクラッチ解放側に切
換えてロックアップクラッチから係合油圧を排出すると
ともにクラッチに解放用油圧を導入する。
このロックアップコントロールバルブのスプール切換
え用チャンバとロックアップコントロールソレノイドバ
ルブとの間に接続されたロックアップフェイルバルブ
は,C1クラッチ圧とブースト圧とは共にライン圧と同値
で同じ大きさであるため,第1チャンバと第2チャンバ
にC1クラッチ圧とブースト圧が共に入力されている場
合,共に入力が無い場合,また第2チャンバにブースト
圧のみが入力されている場合,すなわち各シフトレンジ
における1速段や自動変速機の油圧制御回路のシフト用
ソレノイドバルブの故障時のとき,またはシフトレンジ
がリバースの場合に,スプールが第2位置側に切換えら
れて第1ポートと第2ポートとの接続を遮断することに
より,ロックアップコントロールソレノイドバルブの作
動に拘り無くロックアップコントロールバルブのスプー
ル切換え用チャンバとドレンとの接続を遮断する。また
第1チャンバにのみC1クラッチ圧が入力される場合,す
なわち各シフトレンジの高速段においては,スプリング
力に抗してスプールが第1位置側に切換えられ第1ポー
トと第2ポートとを接続することによってロックアップ
コントロールソレノイドバルブによるロックアップコン
トロールバルブの切換え制御を許容する。
以上のようなロックアップフェイルバルブの作動によ
って,ロックアップコントロールソレノイドバルブが故
障した場合であっても,ロックアップクラッチの係合が
不都合となる前述のような各シフトレンジの低速段およ
びリバースレンジ等の場合には,ロックアップコントロ
ールバルブがロックアップクラッチ解放側に保持される
こととなり,フェイルセーフが成立する。
(実施例) 以下,この発明を,図面に示す実施例に基づいてさら
に詳細に説明する。
第1図は自動変速機の油圧制御回路のロックアップ制
御回路部分を示すものであって,20はトルクコンバータ
のロックアップクラッチ(以下L/Uクラッチ),21はロッ
クアップコントロールバルブ(以下L/Uコントロールバ
ルブ),22はプライマリレギュレータバルブ,23はノーマ
ルクローズタイプのロックアップコントロールソレノイ
ドバルブ(以下L/Uコントロールソレノイドバルブ)で
あり,その他,24はトルクコンバータコントロールバル
ブ,25はプレッシャモデュファイアバルブであって,こ
れらは従来の自動変速機の油圧制御回路と同様のもので
ある。
本発明に係る自動変速機のロックアップ制御装置は,
上記L/Uコントロールバルブ21とL/Uコントロールソレノ
イドバルブ23との間にロックアップフェイルバルブ26
(以下L/Uフェイルバルブ)が新たに付加されているも
のであり,このL/Uフェイルバルブ26は,後述するよう
に,2種類の油圧によって作動制御される。
次に,このL/Uフェイルバルブ26の接続および作動に
ついて説明を行う前に,L/Uコントロールバルブ21および
L/Uコントロールソレノイドバルブ23による一般的なロ
ックアップクラッチの作動制御について説明を行う。
L/Uコントロールバルブ21のスプール21Aの上端側チャ
ンバ21Bと下端側チャンバ21Cには,各々ポート21a及び2
1bを介してプレッシャモデュファイアバルブ25からコン
トロール油圧が入力されるようになっており,上端側お
よび下端側チャンバ21B,21Cにともに油圧がかかると,
下端側チャンバ21C内の油圧とこのチャンバ21C内に介装
されたスプリング21Dのスプリング力との和が上端側チ
ャンバ21B内の油圧より大きくなることによって,スプ
ール21Aが上方向にスライドされる。このときプライマ
リレギュレータバルブ22からの油圧が油路L10−ポート2
1c−ポート21dを介してトルクコンバータロックアップ
解放油路L11に供給され,ロックアップクラッチ20は解
放される。
またL/Uコントロールバルブ21の下端側チャンバ21Cに
接続されたL/Uコントロールソレノイドバルブ23がオン
して下端側チャンバ21C内の油圧がドレンされると,L/U
コントロールバルブのスプール21Aが上端側チャンバ21B
内の油圧によって付勢されて下方向にスライドされる
(第1図の図示状態)。このときトルクコンバータロッ
クアップ解放油路L11はドレンに接続され,代ってプラ
イマリレギュレータバルブ22から油路L12を介してポー
ト21eに入力された油圧が,ポート21fからトルクコンバ
ータロックアップ用油路L13に油圧が供給され,ロック
アップクラッチ20が係合される。
L/Uフェイルバルブ26は,上記のようなL/Uコントロー
ルバルブ21の下端側チャンバ21CとL/Uコントロールソレ
ノイドバルブ23との間に接続され,L/Uコントロールバル
ブ21の下端側チャンバ21Cがポート26a(第1ポート)
に,L/Uコントロールソレノイドバルブ23がポート26b
(第2ポート)に,そして後述するC1クラッチ圧PCが供
給される油路L14がポート26cにまたブースト圧PBが供給
される油路L15がポート26dに接続されている。またポー
ト26dを介して油路L15が接続される下端側チャンバ26C
(第2チャンバ)内には,スプリング26Dがスプール26A
を上方向に付勢するよう介装されている。
そしてポート26cを介して油路L14と接続する上端側チ
ャンバ21B(第1チャンバ)内の油圧と下端側チャンバ2
1C内の油圧およびスプリング26Dのスプリング力との関
係によって,スプール26Aが第1図に図示される如く上
昇位置にあるときポート26aとポート26bとを接続し,ま
たスプール26Aが下降位置にあるときはポート26aとポー
ト26bとの接続を遮断して,L/Uコントロールソレノイド
バルブ23の作動に関係なくL/Uコントロールバルブ21の
下端側チャンバ21Cのドレンへの接続を遮断するように
なっている。
第2図は,上記のようなロックアップ制御装置を含む
前進3速用自動変速機の油圧制御回路を示すものであ
り,また第3図は第2図の油圧制御回路によって切換制
御されるギアトレーンを示している。第2図中,27は,B
−1コントロールアンドブーストバルブ,28は1−2シ
フトバルブ,29は2−3シフトバルブ,30はB−1コント
ロールアンドブーストバルブ27および1−2シフトバル
ブ28に接続されたノーマルクローズタイプのシフトコン
トロールソレノイドバルブ,31は2−3シフトバルブ29
に接続されたシフトコントロールソレノイドバルブ,32
はマニュアルバルブであり,その他,33はデューティコ
ントロールバルブ,34はプレッシャコントロールソレノ
イドバルブ,35は2−3/3−2タイミングバルブ,36はロ
ーコーストモジュレータバルブ,37はB−1アンドアキ
ュムレータコントロールバルブ,38はC−1アキュムレ
ータである。
そして各変速段における第3図のギアトレーンの各係
合要素の作動は下記の第1表に示す通りであり,またこ
のときの油圧制御回路におけるシフトコントロールソレ
ノイドバルブ30および31の作動は下記の第2表に示す通
りである。
前述したL/Uフェイルバルブ26の上端側のポート26c
は,油路L14が1−2シフトバルブ28からC1クラッチへ
のC1クラッチ圧供給油路L16に接続されてC1クラッチ圧
(ライン圧)PCが導入されるようになっており,また油
路L15がB−1コントロールアンドブーストバルブ27の
ブースト圧出力ポート27bに接続されていることによっ
てブースト圧PBが入力されるようになっている。
このブースト圧PBとは,シフトコントロールソレノイ
ドバルブ30および31が何れも故障によってオフになった
とき,発進の際にDレンジに入れたまま3速発進を行う
が,このときマニュアル32のポート32aからライン圧が
2−3シフトバルブ29からB−1コントロールアンドブ
ーストバルブ27のポート27aに入力され,ポート27bから
レギュレータバルブ22のバックアップポート22aに出力
されて,ライン圧を増圧するための油圧であり,またリ
バースレンジのとき,トルク容量アップのためライン圧
を上昇させるための油圧であり,ライン圧と大きさが同
じである。
次にL/Uコントロールソレノイドバルブ23の作動およ
びこのソレノイドバルブ23によるフェイルセーフ成立に
ついて説明を行う。
L/Uフェイルバルブ26のポート26cには,前述のよう
に,1−2シフトバルブ28からC1クラッチ圧が入力され,
またポート26dにはB−1コントロールアンドブースト
バルブ27からブースト圧PBが入力されていて,L/Uフェイ
ルバルブ26の上端側チャンバ26B内のC1クラッチ圧PC
下端側チャンバ26C内のブースト圧PCおよびスプリング2
6Dのスプリング力との和との大小関係によってスプール
26Aが切換えられる。
このL/Uフェイルバルブ26の各変速レンジにおける作
動は,下記の第3表に示す通りである。なお第3表中の
ブースト圧PBとC1クラッチ圧PCの○×印は,○印が入力
を,×印が入力の無い場合を現わしている。すなわち,L
/Uフェイルバルブ26のスプール26Aは,ブースト圧PBとC
1クラッチ圧PCが共にバルブ26に入力されている場合,
共に入力が無い場合,またブースト圧PBの入力のみがあ
る場合にはスプリング26Dによって図面上方向に切換え
られポート26aと26bとの連通を遮断し,またC1クラッチ
圧PCの入力のみがある場合にはスプリング26Dに抗して
図面下方向に切換えられてポート26aと26bとを連通す
る。
ここでL/Uコントロールソレノイドバルブ23がオン状
態でスティックした場合,すなわちソレノイドバルブ23
がオープン状態のままになったときには,Dレンジ1速,
シフトコントロールソレノイドバルブ30および31が故障
した場合のDレンジ3速,Lレンジ1速,およびリバース
の各シフト状態においては,ロックアップクラッチ20
が,係合するのを阻止することが要求される。従ってこ
れらの各シフト状態においては,L/Uコントロールバルブ
21の下端側チャンバ21Cとドレンとの接続を遮断し,ス
プール21Aを上昇位置に付勢してプライマリレギュレー
タバルブ22からポート21cおよび21dを介してトルクコン
バータロックアップ解放油路L11に油圧が供給される必
要がある。
そこで,このような要求をL/Uフェイルバルブ26によ
って満そうとした場合には,下記の第4表に示すよう
に,ロックアップクラッチ20の係合の阻止が要求される
各レンジのシフト状態ではL/Uフェイルバルブ26のスプ
ール26Aが上昇位置に切換えられ,ポート26aと26bの接
続を遮断することによってL/Uコントロールソレノイド
バルブ23の作動状態とは拘り無くL/Uコントロールバル
ブ21の下端側チャンバ21Cとドレンとの接続を遮断する
必要がある。また,他のシフト状態においては,ポート
26aと26bとを接続しておくため,スプール26Aが下位置
に保持されている必要がある。
この第4表を,前述の第3表のC1クラッチ圧PCおよび
ブースト圧PBの作用によるL/Uフェイルバルブ26のスプ
ール26Aの位置とを対比すると,各シフト状態における
スプール位置が一致することとなり,従ってL/Uフェイ
ルバルブによるL/Uコントロールソレノイドバルブ23の
故障時のフェイルセーフが成立することとなる。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば,自動変速機の油圧制御
回路の回路構成上においてロックアップコントロールソ
レノイドバルブの故障時のフェイルセーフを容易に成立
させることが出来,しかもそのための構成が,一個のバ
ルブを追加しその作動をシフト用油圧制御回路からの二
種類の大きさが同じ油圧によって行うので,非常に簡易
であり,フェイルセーフ時の応答も速く,またロックア
ップフェイルバルブ作動用の油圧として大きさが同じで
あれば他の油圧を利用することも可能なので設計変更が
容易であり,さらに種々のギアトレーンに適用が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すロックアップ制御装置
の油圧回路図,第2図は同実施例のロックアップ制御装
置を含む自動変速機の油圧制御回路図,第3図は第2図
の自動変速機のギアトレーンを示すスケルトン図,第4
図は従来例を示す油圧回路図,第5図は他の従来例を示
す油圧回路図,第6図はさらに他の従来例を示す油圧回
路図である。 20……ロックアップクラッチ 21……ロックアップコントロールバルブ 21A……スプール 21C……下端側チャンバ(スプール切換え用チャンバ) 23……ロックアップコントロールソレノイドバルブ 26……ロックアップフェイルバルブ 26A……スプール 26B……上端側チャンバ(第1チャンバ) 26C……下端側チャンバ(第2チャンバ) 26D……スプリング 26a……ポート(第1ポート) 26b……ポート(第2ポート) PC……C1クラッチ圧 PB……ブースト圧

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トルクコンバータのロックアップクラッチ
    に接続されたロックアップコントロールバルブとこのロ
    ックアップコントロールバルブの切換え制御を行うロッ
    クアップコントロールソレノイドバルブとを備え,ロッ
    クアップコントロールソレノイドバルブが,ロックアッ
    プコントロールバルブのスプール切換え用チャンバをド
    レンと接続することによってロックアップコントロール
    バルブがロックアップクラッチ係合側に切換えられ,ス
    プール切換え用チャンバとドレンとの接続を遮断するこ
    とによってロックアップクラッチ解放側に切換えられる
    自動変速機のロックアップ制御装置において,前記ロッ
    クアップコントロールバルブのスプール切換え用チャン
    バとロックアップコントロールソレノイドバルブとの間
    にロックアップフェイルバルブが接続され,このロック
    アップフェイルバルブは,前記スプール切換え用チャン
    バに接続された第1ポートと,ロックアップコントロー
    ルソレノイドバルブに接続された第2ポートと,ロック
    アップフェイルバルブのスプールを第1ポートと第2ポ
    ートを接続する第1位置側に付勢する第1チャンバと,
    第1ポートと第2ポートを遮断する第2位置側に付勢す
    る第2チャンバと,第2チャンバ内に介装されてスプー
    ルを第2チャンバ内の油圧と同一方向に付勢するスプリ
    ングとを備え,第1チャンバは自動変速機の変速用油圧
    制御回路にC1クラッチ圧が入力されるよう接続されまた
    第2チャンバは変速用油圧制御回路にシフトコントロー
    ルソレノイドバルブが故障した際およびリバースレンジ
    の際にライン圧を上昇させるためのブースト圧が入力さ
    れるよう接続され,ロックアップフェイルバルブのスプ
    ールが,第1チャンバにC1クラッチ圧のみが入力される
    とき第1位置側に切換えられ第1チャンバおよび第2チ
    ャンバが他の油圧入力状態にあるときには第2位置側に
    切換えられることを特徴とする自動変速機のロックアッ
    プ制御装置。
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