JPH08210494A - 油圧作動式変速機の制御装置 - Google Patents

油圧作動式変速機の制御装置

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JPH08210494A
JPH08210494A JP7014059A JP1405995A JPH08210494A JP H08210494 A JPH08210494 A JP H08210494A JP 7014059 A JP7014059 A JP 7014059A JP 1405995 A JP1405995 A JP 1405995A JP H08210494 A JPH08210494 A JP H08210494A
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pressure
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    • F16H2061/026On-off solenoid valve
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    • F16H61/12Detecting malfunction or potential malfunction, e.g. fail safe; Circumventing or fixing failures

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 リバース、ローレンジで係合される油圧係合
要素B2を制御するソレノイドバルブS5を備えるもの
において、該要素B2を係合しないドライブレンジでの
ロックアップクラッチ4の制御を該バルブS5で行うと
共に、該バルブS5の故障を生じても発進時のエンジン
ストールを生じないようにする。 【構成】 ドライブレンジでソレノイドバルブS5の出
力側に接続される油路L9を切換弁10を介してその第
1位置(右方位置)でロックアップクラッチ4の制御用
の油路L11に接続する。2速段以上の変速段にアップ
シフトされるまでは切換弁10を第2位置(左方位置)
に保持し、両油路L9,L11の連通を断つ。ソレノイ
ドバルブS5の出力圧が高圧のままになっても発進後2
速段にアップシフトするまではロックアップクラッチ4
はオンせず、発進時のエンジンストールは生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンにロックアッ
プクラッチ付きの流体トルクコンバータを介して連結さ
れる、主として車両用自動変速機に用いられる油圧作動
式変速機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機は、一般に、パーキングレン
ジと後進レンジと中立レンジと自動変速レンジと低速保
持レンジとにセレクト操作可能であり、自動変速レンジ
では低速段の確立時にワンウェイクラッチにより出力側
のオーバー回転を許容し、低速保持レンジではワンウェ
イクラッチをロックするエンブレ用油圧係合要素を係合
させて、出力側のオーバー回転を許容しない状態、即
ち、エンジンブレーキを効かせられる状態で低速段を確
立するようにしている。
【0003】ところで、変速機に備える複数の油圧係合
要素をこれら油圧係合要素に各対応する複数のソレノイ
ドバルブで制御するようにしたものが知られており、こ
の場合、エンブレ用油圧係合要素は自動変速レンジでは
係合されないため、自動変速レンジで必要となる流体ト
ルクコンバータのロックアップクラッチの制御にエンブ
レ用油圧係合要素を制御するソレノイドバルブを活用す
ることが考えられている。
【0004】例えば、特開平2−278076号公報に
より、エンブレ用油圧係合要素をオンオフするエンブレ
用シフト弁と、ロックアップクラッチをオンオフするロ
ックアップ用シフト弁とを設け、低速保持レンジではロ
ックアップシフト弁をオフ位置に拘束すると共に、ソレ
ノイドバルブの出力圧によりエンブレ用シフト弁を切換
えてエンブレ用油圧係合要素をオンオフ制御し、一方、
自動変速レンジではエンブレ用シフト弁をオフ位置に拘
束すると共に、上記と同一のソレノイドバルブの出力圧
によりロックアップ用シフト弁を切換えてロックアップ
クラッチをオンオフ制御するようにしたものが知られて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のものでは、ソレ
ノイドバルブの故障で該バルブの出力圧が高圧のままに
なると、自動変速レンジにおいてロックアップクラッチ
が常時オンされることになり、発進時にエンジンストー
ルを生じ易くなる。
【0006】ところで、ワンウェイクラッチを具備しな
い変速機ではあるが、低速段用の油圧係合要素を制御す
るソレノイドバルブの出力側の油路を該油圧係合要素の
制御用油路とロックアップクラッチの制御用油路とに選
択的に接続する切換弁を設け、高速段の確立時に発生す
る油圧により切換弁を切換えてソレノイドバルブの出力
側の油路にロックアップクラッチの制御用油路を接続
し、ソレノイドバルブの出力圧でロックアップクラッチ
の作動を制御するものが知られている(USP4936
166号明細書参照)。
【0007】かかる技術を応用し、エンブレ用油圧係合
要素を制御するソレノイドバルブの出力側に自動変速レ
ンジで接続される油路と、ロックアップクラッチの制御
回路部に連なる油路との間に切換弁を設け、自動変速レ
ンジで確立可能な最低速の変速段、即ち、1速段以外の
変速段の確立時に発生される油圧により切換弁を切換え
て前記両油路を連通し、前記ソレノイドバルブの出力圧
でロックアップクラッチの作動を制御することが考えら
れる。
【0008】これによれば、ソレノイドバルブの出力圧
が高圧のままになっても、1速段を確立して発進する
際、切換弁は前記両油路の連通を断つ状態に存してロッ
クアップクラッチがオンされることはなく、エンジンス
トールを生じない。然し、このものでは、切換弁に作用
させる1速段以外の変速段の確立時に発生する油圧が変
速時に変化するため、2速段以上での走行中における変
速時に切換弁が前記両油路の連通を断つ状態に一時的に
切換わることがあり、ロックアップクラッチの制御が不
安定になる。
【0009】本発明は、以上の点に鑑み、発進時のエン
ジンストールの発生を防止し、且つ、ロックアップクラ
ッチを安定して制御し得るようにした制御装置を提供す
ることをその目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、エンジンにロックアップクラッチ付きの流体
トルクコンバータを介して連結される油圧作動式変速機
の制御装置であって、ロックアップクラッチの制御回路
部と、特定の走行レンジで係合される変速用油圧係合要
素を制御するソレノイドバルブとを備え、前記油圧係合
要素を係合させない他の走行レンジでは前記ソレノイド
バルブの出力圧を前記制御回路部に入力してロックアッ
プクラッチの作動を制御するものにおいて、前記他の走
行レンジで前記ソレノイドバルブの出力側に接続される
第1の油路と、前記制御回路部に連なる第2の油路とを
連通する第1位置と、該両油路の連通を断つ第2位置と
に切換自在な切換弁を設け、該切換弁を前記他の走行レ
ンジで確立可能な最低速の変速段以外の所定の変速段の
確立時に発生する油圧によって第1位置に切換えられる
ように構成すると共に、該切換弁に、該切換弁を第1位
置に押圧する油圧として、変速の影響を受けずに一定圧
に維持され且つ中立レンジでは発生されない所定の第1
の信号圧を該切換弁の第1位置への切換えに連動して入
力する油圧入力手段を設けることを特徴とする。
【0011】
【作用】前記他の走行レンジにセレクト操作して発進す
る際、最初に最低速の変速段が確立されるが、この状態
では切換弁は第1の油路と第2の油路との連通を断つ第
2位置に保持されているため、ソレノイドバルブの故障
でその出力圧が高圧のままになっていてもロックアップ
クラッチはオンされず、流体トルクコンバータのトルク
増幅作用によりエンジンストールを生ずることなく円滑
な発進が行われる。
【0012】そして、発進後のアップシフトで所定の変
速段が確立されると、このときに発生する油圧により切
換弁が第1位置に切換えられ、第1の油路と第2の油路
とが連通してソレノイドバルブの出力圧によりロックア
ップクラッチの作動を制御できるようになる。また、切
換弁が一旦第1位置に切換えられると、中立レンジに戻
すまで切換弁は油圧入力手段を介して入力される第1の
信号圧により第1位置に保持される。従って、変速時に
切換弁が一時的に第2位置に切換えわることはなく、ロ
ックアップクラッチを安定して制御できる。
【0013】燃費性を向上するには、最低速の変速段以
外の変速段のうちの比較的低速の変速段の変速段までア
ップシフトしたところで切換弁を第1位置に切換え、ロ
ックアップクラッチを発進後早期にオンし得るようにす
ることが望まれる。また、高速段での高速走行中に誤操
作等で一旦中立レンジにしてから前記他の走行レンジに
戻した場合、最初から高速段が確立されるため、前記所
定の変速段を低速の変速段のみにすると、該変速段にダ
ウンシフトされるまで切換弁は第2位置に保持されてロ
ックアップクラッチをオンできなくなり、燃費性が悪く
なる。そのため、前記所定の変速段を比較的低速と比較
的高速の少なくとも2つの変速段とし、高速走行中に一
旦中立レンジにしてから前記他の走行レンジに戻したと
き、低速段までダウンシフトしなくとも切換弁が第1位
置に切換えられるようにすることが望ましい。
【0014】また、切換弁が一旦第1位置に切換えらえ
ると、前記他の走行レンジでの走行中切換弁は第1位置
に保持されるため、ソレノイドバルブの故障でその出力
圧が高圧のままになると、停車時にロックアップクラッ
チをオフできなくなり、停車時にエンジンストールを生
ずる。その後、中立レンジにすれば切換弁は第2位置に
切換えられ、前記他の走行レンジにして再発進すること
ができるが、再停車に際しエンジンストールを生じない
ように、再発進後は前記所定の変速段を確立しないよう
に変速制御する必要がある。ここで、前記所定の変速段
を上記の如く比較的低速と比較的高速の少なくとも2つ
の変速段にする場合、該両変速段を速度順位において連
続しない変速段とし、両変速段の間の中速の変速段を前
記所定の変速段としなければ、該中速の変速段により必
要最小限の走行性能を確保でき、有利である。
【0015】ところで、前記特定のレンジにおいて前記
油圧係合要素をソレノイドバルブにより制御するには、
油圧係合要素の制御用油路を特定のレンジにおいてソレ
ノイドバルブの出力側に常時接続するようにしても良
い。然し、油圧係合要素がエンブレ用油圧係合要素であ
って、特定レンジが低速保持レンジである場合、ソレノ
イドバルブの故障でその出力圧が高圧のままになってい
ると、上記のものでは高速走行中に誤って低速保持レン
ジにしたとき直ちに油圧係合要素がオンし、大きなショ
ックを生ずる。
【0016】これに対し、前記特定の走行レンジで前記
ソレノイドバルブの出力側に接続される第3の油路を設
け、該第3の油路を前記切換弁の第2位置で該切換弁を
介して前記油圧係合要素の制御用油路に接続すると共
に、可変制御可能な第2の信号圧により該切換弁を前記
第1の信号圧による押圧力に抗して第2位置に切換可能
とすれば、高速走行中に誤って特定レンジにしても第2
の信号圧が高圧にならない限り切換弁は第2位置に切換
わらず、ソレノイドバルブの出力圧が油圧係合要素の制
御用油路に供給されないため、ソレノイドバルブの出力
圧が高圧のままになっても特定レンジへの切換えで直ち
に油圧係合要素が係合することはない。そして、車速が
低下したところで第2の信号圧を高くして切換弁を第2
位置に切換えるような制御を行うことにより、ショック
の発生を防止できる。
【0017】
【実施例】図1を参照して、1は変速機であり、該変速
機1は、入力軸1aと同軸上に配置した第1乃至第3の
3個の遊星ギア21,22,23を備える、前進5段後進
1段の変速を行う遊星ギア式変速機で構成されており、
図外のエンジンに図2に示すロックアップクラッチ4付
きの流体トルクコンバータ5を介して連結されている。
【0018】各遊星ギア21,22,23は、サンギア2
aと、リングギア2bと、両ギア2a,2bに噛合うピ
ニオン2cと、ピニオン2cを軸支するキャリア2dと
で構成されており、第1と第2の両遊星ギア21,22
リングギア2b同士とキャリア2d同士とを夫々連結し
て、該両遊星ギア21,22のキャリア2dに変速機1の
出力ギア1bを連結すると共に、両遊星ギア21,22
リングギア2bを変速機1のケーシング1cに反力受け
としてのワンウェイクラッチ3を介して連結し、また、
第3遊星ギア23のサンギア2aを入力軸1aに連結す
ると共に、第3遊星ギア23のキャリア2dをケーシン
グ1cに連結して回止めしている。
【0019】変速機1には、油圧係合要素として、入力
軸1aを第1遊星ギア21のサンギア2aに連結する第
1クラッチC1と、入力軸1aを第1と第2の両遊星ギ
ア21,22のリングギア2bに連結する第2クラッチC
2と、第3遊星ギア23のリングギア2bを第2遊星ギ
ア22のサンギア2aに連結する第3クラッチC3と、
第2遊星ギア22のサンギア2aを第3遊星ギア23のキ
ャリア2dに連結する第1ブレーキB1と、第1と第2
の両遊星ギア21,22のリングギア2bをケーシング1
cに連結する第2ブレーキB2とが設けられている。
【0020】そして、以上の構成により、第1クラッチ
C1を係合したとき1速段が確立され、第1クラッチC
1と第1ブレーキB1とを共に係合したとき2速段が確
立され、第1クラッチC1と第3クラッチC3とを共に
係合したとき3速段が確立され、第1クラッチC1と第
2クラッチC2とを共に係合したとき4速段が確立さ
れ、第2クラッチC2と第3クラッチC3とを共に係合
したとき5速段が確立され、第3クラッチC3と第2ブ
レーキB2とを共に係合したとき後進段が確立され、ま
た、第1クラッチC1と第2ブレーキB2とを共に係合
したときエンジンブレーキを効かせられる状態で1速段
が確立される。
【0021】これらクラッチC1,C2,C3とブレー
キB1,B2は図2に示す油圧制御回路によって作動制
御される。油圧制御回路には、油圧源6と、マニアルバ
ルブ5と、各クラッチC1,C2,C3や各ブレーキB
1,B2への給排油を個別に制御する第1乃至第5の5
個のソレノイドバルブS1〜S5と、ロックアップクラ
ッチ4の制御回路部8とが設けられている。
【0022】マニアルバルブ5は図外のセレクトレバー
の操作に連動して後進レンジ用のR位置と、中立レンジ
及びパーキングレンジ用のN,P位置と、自動変速レン
ジ用のD位置と、1速保持レンジ用のL位置とに切換ら
れるようになっており、D位置及びL位置では油圧源4
に連なる油路L1が油路L2に接続されて、レギュレー
タバルブ9で所定のライン圧に調圧された圧油が油路L
2に供給され、該油路L2を介して第1クラッチC1用
の第1ソレノイドバルブS1と、第2クラッチC2用の
第2ソレノイドバルブS2と、第1ブレーキB1用の第
4ソレノイドバルブS4と、第2ブレーキB2用の第5
ソレノイドバルブS5とに給油される。尚、第3クラッ
チC3用の第3ソレノイドバルブS3には油路L1を介
してマニアルバルブ5とは無関係に常時給油している。
【0023】また、第2乃至第4ソレノイドバルブS
2,S3,S4には夫々その出力側の油路L3,L4,
L5を介して第2クラッチC2と第3クラッチC3と第
1ブレーキB1とが直結されているが、第1ソレノイド
バルブS1の出力側の油路L6にはマニアルバルブ7を
介してそのD位置で第1クラッチC1に連なる油路L7
が接続され、また、第5ソレノイドバルブS5の下流側
の油路L8にはマニアルバルブ7を介してそのD位置で
油路L9が接続され、L位置で油路L10が接続され
る。油路L9はロックアップクラッチ4の制御回路部8
に連なる油路L11に後記する切換弁10を介して接続
され、また、油路L10は第2ブレーキB2に連なる油
路L12に同じく切換弁10を介して接続され、更に、
前記油路L7はマニアルバルブ7のL位置で該バルブ7
回りの連通路L7aを介して油路L1に接続される。ま
た、油路L12にシャトル弁11を介して接続される油
路L13を設け、マニアルバルブ7のR位置で該油路L
13が油路L1に接続されるようにした。
【0024】かくて、マニアルバルブ7のL位置では、
第1クラッチC1が常時係合すると共に、切換弁10を
介して油路L10が油路L12に接続されたとき、第5
ソレノイドバルブS5による第2ブレーキB2の制御が
可能となり、第2ブレーキB2の係合によりエンジンブ
レーキを効かせられる状態で1速段が確立される。ま
た、マニアルバルブ7のR位置では、第2ブレーキB2
が常時係合し、第3ソレノイドバルブS3からの給油に
よる第3クラッチC3の係合で後進段が確立される。
【0025】マニアルバルブ7のD位置では、全てのソ
レノイドバルブS1〜S5に給油可能となり、第1ソレ
ノイドバルブS1を介して第1クラッチC1に給油して
これを係合させたとき1速段が確立され、第1ソレノイ
ドバルブS1と第4ソレノイドバルブS4とを介して第
1クラッチC1と第1ブレーキB1とに給油して両者を
係合させたとき2速段が確立され、第1ソレノイドバル
ブS1と第3ソレノイドバルブS3とを介して第1クラ
ッチC1と第2クラッチC3とに給油して両者を係合さ
せたとき3速段が確立され、第1ソレノイドバルブS1
と第2ソレノイドバルブS2とを介して第1クラッチC
1と第2クラッチC2とに給油して両者を係合させたと
き4速段が確立され、第2ソレノイドバルブS2と第3
ソレノイドバルブS3とを介して第2クラッチC2と第
3クラッチC3とに給油して両者を係合させたとき5速
段が確立される。また、切換弁10を介して油路L9が
油路L11に接続されたとき、第5ソレノイドバルブS
5の出力圧によりロックアップクラッチ4の作動を制御
できるようになる。
【0026】各ソレノイドバルブS1〜S5はその上流
側の油路を下流側の油路に連通する開状態と、この連通
を断って下流側の油路を該各バルブの排油ポートに接続
する閉状態とに切換自在であり、D位置では図外の電子
制御回路により車両の走行状態に応じて第1乃至第4ソ
レノイドバルブS1〜S4を開閉制御して1速段から5
速段までの自動変速を行う。尚、第1と第3のソレノイ
ドバルブS1,S3は常開型、第2と第4と第5のソレ
ノイドバルブ、S2,S4,S5は常閉型に構成されて
いる。
【0027】D位置での各変速段の確立時とL位置での
1速段の確立時とR位置での後進段の確立時とにおける
ソレノイドバルブS1〜S5の通電状態と油圧係合要素
の係合状態とを示すと、下記表1の通りになる。尚、表
中○印は油圧係合要素が係合状態であることを示し、−
印は油圧係合要素が非係合状態であることを示す。
【0028】
【表1】
【0029】切換弁10は、油路L9と油路L11とを
連通すると共に、油路L10と油路L12との連通を断
って油路L12を排油ポート10aに接続する右方の第
1位置と、油路L9と油路L11との連通を断って油路
L11を排油ポート10bに接続すると共に、油路L1
0と油路L12とを連通する左方の第2位置(図示の位
置)とに切換自在であり、左端部の前後3段の油室10
c,10d,10eに入力される油圧で第1位置側に押
圧され、右端の油室10fに入力される油圧と該油室1
0f内のばね10gとで第2位置側に押圧される。
【0030】油室10cには4速時及び5速時に係合さ
れる第2クラッチC2用の油路L3が分岐路L3aを介
して接続され、油室10dには2速時に係合される第1
ブレーキB1用の油路L5が分岐路L5aを介して接続
される。また、油室10eは、切換弁10の第2位置に
おいて油路L14を介して排油ポート10aに接続さ
れ、第1位置において油路L14を介して油路L2の分
岐路L2aに接続される。油室10fには油路L15が
接続されており、該油路L15はマニアルバルブ7のL
位置で第1ソレノイドバルブS1の出力側の油路L7に
接続され、D位置及びR位置では大気開放される。
【0031】かくて、マニアルバルブ7のD位置におい
て、切換弁10は、1速段以外の変速段のうちの比較的
低速の変速段たる2速段の確立時に油室10dに入力さ
れる第1ブレーキB1の係合圧により、また、比較的高
速の変速段たる4速段及び5速段の確立時に油室10c
に入力される第2クラッチC2の係合圧により夫々ばね
10gに抗して第1位置に切換えられる。そして、一旦
第1位置に切換えられると、変速の影響を受けずに一定
圧に維持される第1信号圧たる油路L2内のライン圧が
分岐路L2aと油路L14を介して油室10eに入力さ
れ、以後切換弁10は第1位置に保持される。尚、マニ
アルバルブ7をD位置からN,P位置やR位置に切換え
ると油路L2が大気開放されて油室10eに油圧が入力
されなくなるため、切換弁10はばね10gの付勢力で
第2位置に切換えられる。
【0032】ロックアップクラッチ4の制御回路部8
は、レギュレータ9から油路L16を介して供給される
油を作動油としてロックアップクラッチ4の作動を制御
するもので、ロックアップクラッチ4をオンオフ制御す
るシフト弁80と、ロックアップクラッチ4の係合力を
増減制御する制御弁81と、流体トルクコンバータ5の
内部空隙に連なる排油路LDに介設した調圧弁82とで
構成されている。
【0033】シフト弁80は、ロックアップクラッチ4
の背圧室に連なる油路L17を油路L16に接続する右
方のオフ位置(図示の位置)と、流体トルクコンバータ
5の内部空隙に連なる油路L18を油路L16に接続す
ると共に油路L17を制御弁81に連なる油路L19に
接続する左方のオン位置とに切換自在であり、ばね80
aでオフ位置側に押圧され、右端の油室80bに入力さ
れる油圧でオン位置側に押圧される。
【0034】制御弁81は、油路L18に油路L19を
連通する右方の開き側にばね81aで付勢されており、
右端側に前後2段の油室81b,81cを設けて、油室
81bに油路L19の油圧を入力し、油室81cに入力
される油圧に応じて油路L19の油圧が減圧されるよう
に構成されている。
【0035】シフト弁80の油室80bと制御弁81の
油室81cには油路L11が接続されており、マニアル
バルブ7のD位置において切換弁10が第1位置に切換
えられたとき、第5ソレノイドバルブS5の出力圧Pが
油路L8と油路L9と油路L11とを介して両油室80
b,81Cに入力されるようにした。そして、第5ソレ
ノイドバルブS5の出力圧Pが所定の第1設定圧P1以
上になったときシフト弁80がオン位置に切換えられ、
また、出力圧PがP1より高く設定した第2設定圧P2
以上になったとき制御弁81が右方端の全開位置から左
動し、油路L19の油圧が出力圧の増加に応じて減圧さ
れるようにした。
【0036】かくて、P<P1のときは、シフト弁80
がオフ位置に存し、油路L16から油路L17を介して
ロックアップクラッチ4の背圧室に給油されると共に流
体トルクコンバータ5の内部空隙から油路L18とシフ
ト弁80とを介して排油されて、ロックアップクラッチ
4はオフされる。P≧P1のときは、シフト弁80がオ
ン位置に切換えられ、油路L16から油路L18を介し
て流体トルクコンバータ5の内部空隙に給油され、内部
空隙の油圧が調圧弁82で規定される比較的高圧にな
り、該油圧でロックアップクラッチ4が係合方向に押圧
されるが、P1≦P<P2のときは制御弁81が全開位
置に存するため油路L19の油圧が油路L18の油圧と
等しくなり、従って、流体トルクコンバータ5の内部空
隙の油圧と、油路L19から油路L17を介してロック
アップクラッチ4の背圧室に入力される油圧とが等しく
なり、ロックアップクラッチ4は実質的にオフ状態に維
持される。P≧P2になると油路L19の油圧が油路L
18の油圧よりも低くなるため、ロックアップクラッチ
4はオンし、Pの増加に伴って該クラッチ4の係合力が
増加する。
【0037】次に上記実施例の作用を説明する。発進す
べくマニアルバルブ7をN,P位置からD位置に切換え
ると、先ず第1ソレノイドバルブS1を介して第1クラ
ッチC1に給油され1速段が確立されるが、この段階で
は切換弁10は第2位置に存するため第5ソレノイドバ
ルブS5の出力圧はロックアップクラッチ4の制御回路
部8には入力されず、故障で第5ソレノイドバルブS5
の出力圧が高圧のままになっていてもロックアップクラ
ッチ4はオンせず、流体トルクコンバータ5のトルク増
幅作用によりエンジンストールを生ずることなくスムー
ズな発進が行われる。
【0038】発進後2速段にアップシフトすると、上記
の如く切換弁10が第1位置に切換えられ、以後は変速
によっても第1位置に保持される。この状態では第5ソ
レノイドバルブS5の出力側の油路L8が油路L9を介
してロックアップクラッチ4の制御用の油路L11に接
続され、第5ソレノイドバルブS5のデューティ制御で
その出力圧を変化させることによりロックアップクラッ
チ4の作動を上記の如く制御でき、変速時に該クラッチ
4の制御が不安定になることもない。
【0039】また、4速段や5速段での高速走行中に誤
操作等でマニアルバルブ7を一旦NP位置にしてからD
位置に戻すと、最初から4速段や5速段が確立され、こ
の場合N,P位置で切換弁10は第2位置に切換わるた
め、2速段の確立時にのみ切換弁10が第1位置に切換
えられるようにしておくと、2速段にダウンシフトする
まで切換弁10は第1位置に切換わらず、その間ロック
アップクラッチ4をオンできなくなって燃費性が悪くな
る。然し、本実施例では上記の如く4速段や5速段の確
立時にも切換弁10が第1位置に切換えられるため、上
記の如き不具合は生じない。
【0040】ところで、マニアルバルブ7のD位置での
走行中に切換弁10が第1位置に切換保持されると、第
5ソレノイドバルブS5の故障でその出力圧が高圧のま
まになった場合、ブレーキをかけて停車するときにもロ
ックアップクラッチ4はオンのままになり、停車時にエ
ンジンストールを生ずる。その後、マニアルバルブ7を
一旦N,P位置にすれば切換弁10が第2位置に切換え
られるため、D位置にしての発進時にエンジンストール
を生ずることはないが、再停車に際してのエンジンスト
ールを防止するには、切換弁10を第1位置に切換える
変速段は確立できなるなる。この場合、1速段のみしか
確立できなくなると走行に支障を生ずるが、本実施例で
は3速段を確立しても切換弁10は第1位置に切換わら
ないため、1速段だけでなく3速段も確立でき、走行に
左程の支障は生じない。
【0041】マニアルバルブ7をD位置からL位置に切
換えると、油路L1から油路L7に直接給油されて第1
クラッチC1が第1ソレノイドバルブS1に係りなく係
合し、更に、第5ソレノイドバルブS5の出力側の油路
L8に油路L10が接続され、切換弁10が第2位置に
切換えられて油路L10が油路L12に接続されたと
き、第5ソレノイドバルブS1により第2ブレーキB2
を係合できるようになり、エンジンブレーキを効かせら
れる状態で1速段(以下エンブレ1速段と記す)を確立
できる。
【0042】ところで、高速走行中にエンブレ1速段が
確立されると、急激なエンジンブレーキがかかってショ
ックを生ずるため、高速走行中にL位置に切換えたとき
は3速段や2速段で所定車速以下に減速された後に第5
ソレノイドバルブS1を開弁して第2ブレーキB2を係
合させるような変速制御を行う。この場合、油路L8を
マニアルバルブ7のL位置で油路L12に直接接続して
も、第5ソレノイドバルブS1が正常であれば所要の変
速制御を行うことができるが、第5ソレノイドバルブS
1の故障でこれが開弁したままになると、L位置への切
換えで直ちに第2ブレーキB2が係合してエンブレ1速
段が確立されてしまうためショックを生ずる。
【0043】これに対し、本実施例では第5ソレノイド
バルブS5が開弁したままになっても、L位置への切換
後切換弁10が第2位置に切換えられるまでは第2ブレ
ーキB2は係合しない。切換弁10は、L位置において
第1ソレノイドバルブS1の出力側の油路L6に接続さ
れる油路L15を介して油室10fに入力される、可変
制御可能な第2の信号圧たる第1ソレノイドバルブS1
の出力圧により第2位置側に押圧され、この出力圧が高
圧になったとき、油室10eに入力されている第1の信
号圧たるライン圧による押圧力に抗して第2位置に切換
えられる。従って、D位置からL位置に切換えた後、所
定車速以上では第1ソレノイドバルブS1を閉じてその
出力圧を低圧(大気圧)にし、所定車速以下になったと
ころで第1ソレノイドバルブS1を開き、その出力圧を
高圧(ライン圧)にして切換弁10を第2位置に切換え
ることにより、ショックを生ずることなくエンブレ1速
段を確立できる。
【0044】尚、D位置での2速段での減速走行中に更
に減速するためにL位置に切換えたときは、第2ブレー
キB2は直ちに係合させてエンブレ1速段を応答性良く
係合し得るようにすることが望まれる。ここで、2速段
での走行中は切換弁10が油室10eに入力されるライ
ン圧と油室10dに入力される第1ブレーキB1の係合
圧(ライン圧)とで第1位置に押圧保持されており、そ
のため本実施例では、該両油室10d,10eに対する
切換弁10の合計受圧面積よりも油室10fに対する切
換弁10の受圧面積を大きくし、L位置に切換えたとき
は第1ブレーキB1の係合圧の減少を待たずに第1ソレ
ノイドバルブS1からの高圧の出力圧で切換弁10を直
ちに第2位置に切換えられるようにしている。
【0045】尚、上記実施例では、切換弁10を第1位
置に保持する第1の信号圧の油圧入力手段を油路L14
と油室10eとで構成したが、切換弁10を第1位置に
切換える変速段の確立時に発生される油圧を入力する油
室、例えば、2速段の確立時に発生する油路L5からの
油圧を入力する油室10dを油圧入力手段の油室に兼用
するために、油路L5の分岐路L5aに図3に示す如く
シャトル弁12を介して油路L14を接続し、切換弁1
0が第1位置に切換えられたとき、油路L2の分岐路L
2aから油路L14とシャトル弁12と分岐路L5aを
介して油室10dに第1の信号圧が入力されるように構
成しても良い。
【0046】また、図4に示す実施例のように、切換弁
を第1切換弁101と第2切換弁102とに分設し、第1
切換弁101で油路L9と油路L11との連通を制御
し、第2切換弁102で油路L10と油路L12との連
通を制御するようにしても良い。各切換弁101,102
には上記実施例の切換弁10と同様に油室10c,10
d,10e,10fが設けられ、該切換弁10と同様に
切換えられる。
【0047】尚、図4の実施例では、第1乃至第3クラ
ッチC1,C2,C3と第1ブレ−キB1から成る各油
圧係合要素に連なる各油路L7,L3,L4,L5に、
油路L1に連なる複数の絞り13を介設した油路L20
から各逆止弁14を介して常時油を流入させて、油路L
7,L3,L4,L5へのエアの混入を防止し、エアの
混入による油圧係合要素の係合遅れ等で変速制御が不安
定になることを防止している。各油圧係合要素C1,C
2,C3,B1の非係合時には各油路L7,L3,L
4,L5に流入した油は各ソレイドバルブS1,S2,
S3,S4の排油ポ−トから排出され、且つ、給油量が
絞り13によって規制されるため、各油路L7,L3,
L4,L5の油圧は各油圧係合要素C1,C2,C3,
B1の引摺りを生じない極低圧に保持される。また、各
油圧係合要素C1,C2,C3,B1の係合時における
各油路L7,L3,L4,L5から油路L20への油圧
リ−クは各逆止弁14により阻止され、従って、油圧リ
−クにより係合側の油圧係合要素の油圧の制御が不安定
になったり、非係合側の油圧係合要素への油路L20か
らの給油量が増加して該油圧係合要素の引摺りを生ずる
といった不具合は生じない。
【0048】また、図4の実施例では、第2クラッチC
2用の油路L3と第1ブレーキB1用の油路L5とに介
設される遮断弁15が設けられている。該遮断弁15
は、油路L3の上流部と下流部とを連通すると共に油路
L5の上流部と下流部とを連通する右方の開位置と、各
油路L3,L5の上流部と下流部の連通を断って各油路
L3,L5の下流部を排油ポートに接続する左方の閉位
置とに切換自在であり、油路L2の油圧により開位置側
に押圧され、ばね15aと、油路L3の上流部の油圧
と、油路L5の上流部の油圧と、第3クラッチC用の油
路L4の油圧と、第1クラッチC1用の油路L7の油圧
とにより閉位置側に押圧される。そして、油路L3,L
5,L4,L7のうちの何れか3個以上の油路の油圧が
同時に高くなったとき、遮断弁15が閉位置に切換えら
れるようにした。かくて、第1乃至第4ソレノイドバル
ブS1〜S4のうち何れか3個以上のソレノイドバルブ
が故障によって同時に開弁しても、遮断弁15の閉位置
への切換えで第2クラッチC2と第1ブレ−キB1との
係合が阻止されるため、同時に2つ以上の変速段が確立
されることはない。
【0049】また、図4の実施例では、レギュレ−タ9
にこれを減圧方向(右方)に押圧する前後2段の油室9
a,9bを設け、油室9aを油路L1に直結すると共
に、油室9bを油圧切換弁16を介して油路L1と、マ
ニアルバルブ7のR位置で大気開放される油路L21と
に選択的に接続し得るようにした。そして、マニアルバ
ルブ7のR位置において油路L13を油路L1に接続す
べく該バルブ7回りに設けた連通路L13aの油圧と、
第3クラッチC3用の油路L4の油圧とにより油圧切換
弁16を油室9bと油路L21とを連通する右方位置側
に押圧し、かくて後進段の確立時は油室9bが油路L2
1を介して大気開放され、レギュレータ9の出力圧、即
ち、ライン圧が高められるようにした。
【0050】更に、図4の実施例では、第2ブレ−キB
2用の油路L12の油圧をロックアップ用シフト弁80
の左端の油室80cに作用させ、エンブレ低速段や後進
段の確立時にはシフト弁80をオフ位置に切換えて、ロ
ックアップクラッチ4をオフするようにした。
【0051】図4中、AC1,AC2,AC3,AB1
は夫々第1乃至第3クラッチC1,C2,C3及び第1
ブレーキB1への給排油時における油圧の急激な変化を
緩衝して変速ショックの発生を防止すべく設けたアキュ
ムレータ、SC1,SC2,SC3,SB1,SB2は
第1乃至第3クラッチC1,C2,C3と第1第2ブレ
ーキB1,B2の油圧を検出する油圧センサである。
【0052】変速機が平行2軸式であって、後進専用の
油圧係合要素を制御する第1のソレノイドバルブとエン
ブレ専用の油圧係合要素を制御する第2のソレノイドバ
ルブとを備える場合、自動変速レンジにおいて第1のソ
レノイドバルブの出力側に上記実施例の油路L9を接続
し、低速保持レンジにおいて第2のソレノイドバルブの
出力側に上記実施例の油路L10を接続することによ
り、自動変速レンジにおけるロックアップクラッチの制
御を第1のソレノイドバルブにより行い、また、低速保
持レンジへの切換時のショックの発生を防止することが
できる。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ソレノイドバルブの故障を生じても発進時に
ロックアップクラッチがオンすることはないため、発進
時にエンジンストールを生ずることはなく、更に、所定
の変速段が確立されて切換弁が一旦第1位置に切換えら
れると、以後切換弁は第1位置に保持され、変速時にも
ロックアップクラッチを安定して制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用する変速機の一例のスケルトン
【図2】 本発明装置の一例の油圧回路図
【図3】 切換弁の他の実施例を示す図
【図4】 切換弁の更に他の実施例を示す図
【符号の説明】
1 変速機、 4 ロックアッ
プクラッチ、 5 流体トルクコンバータ、 B2 油圧係合要
素、 S5 ソレノイドバルブ、 8 制御回路
部、 10 切換弁、 L9 第1の油
路、 L10 第3の油路、 L11 第2の
油路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンにロックアップクラッチ付きの
    流体トルクコンバータを介して連結される油圧作動式変
    速機の制御装置であって、 ロックアップクラッチの制御回路部と、特定の走行レン
    ジで係合される変速用油圧係合要素を制御するソレノイ
    ドバルブとを備え、 前記油圧係合要素を係合させない他の走行レンジでは前
    記ソレノイドバルブの出力圧を前記制御回路部に入力し
    てロックアップクラッチの作動を制御するものにおい
    て、 前記他の走行レンジで前記ソレノイドバルブの出力側に
    接続される第1の油路と、前記制御回路部に連なる第2
    の油路とを連通する第1位置と、該両油路の連通を断つ
    第2位置とに切換自在な切換弁を設け、 該切換弁を前記他の走行レンジで確立可能な最低速の変
    速段以外の所定の変速段の確立時に発生する油圧によっ
    て第1位置に切換えられるように構成すると共に、 該切換弁に、該切換弁を第1位置に押圧する油圧とし
    て、変速の影響を受けずに一定圧に維持され且つ中立レ
    ンジでは発生されない所定の第1の信号圧を該切換弁の
    第1位置への切換えに連動して入力する油圧入力手段を
    設ける、 ことを特徴とする油圧作動式変速機の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の変速段は比較的低速と比較的
    高速の少なくとも2つの変速段であることを特徴とする
    請求項1に記載の油圧作動式変速機の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記比較的低速の変速段と前記比較的高
    速の変速段との間に中速の変速段が有り、該中速の変速
    段は前記所定の変速段としないことを特徴とする請求項
    2に記載の油圧作動式変速機の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記特定の走行レンジで前記ソレノイド
    バルブの出力側に接続される第3の油路を設け、該第3
    の油路を前記切換弁の第2位置で該切換弁を介して前記
    油圧係合要素の制御用油路に接続すると共に、可変制御
    可能な第2の信号圧により該切換弁を前記第1の信号圧
    による押圧力に抗して第2位置に切換可能としたことを
    特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の油圧作
    動式変速機の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記油圧入力手段は、前記切換弁に前記
    第1の信号圧を入力する入力油路と、該入力油路に介在
    させた、該切換弁の第1位置で該入力油路を開通する該
    切換弁に一体の弁部とで構成されることを特徴とする請
    求項1乃至4の何れか1項に記載の油圧作動式変速機の
    制御装置。
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