JPH0914425A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置

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JPH0914425A
JPH0914425A JP7164036A JP16403695A JPH0914425A JP H0914425 A JPH0914425 A JP H0914425A JP 7164036 A JP7164036 A JP 7164036A JP 16403695 A JP16403695 A JP 16403695A JP H0914425 A JPH0914425 A JP H0914425A
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pressure
valve
shift
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子変速制御系のフェイル時にもセレクトレ
バー操作にてギヤ位置を変え得るようにした自動変速機
の油圧制御装置において、シフトバルブの変更を要さな
いスペース,コスト,重量の面で有利な油圧回路にて電
子変速制御系フェイル対策を達成すること。 【構成】 シフトソレノイドaとシフトバルブbのソレ
ノイド圧ポートeとを接続するソレノイド圧油路fの途
中に、エンブレレンジ圧を用いてソレノイド圧ポートe
への油圧を切り替えることによりシフトバルブbのスプ
ールをストロークさせる切替手段gを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機の油圧制御
装置、特に電子変速制御系のフェイル時にもセレクトレ
バー操作にてギヤ位置を変え得るようにした電子変速制
御系フェイル対策技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子変速制御系のフェイル時にも
セレクトレバー操作にてギヤ位置を変え得るようにした
装置としては、特公平4−81065号公報に記載され
ている装置が知られていて、図13に示すように、マニ
ユアルバルブ(MAN弁)とシフトB弁のファーストレ
デューシング圧ポートとを接続する油路の途中に、1レ
ンジ圧の発生時にファーストレデューシング圧ポートに
油圧を作用させることによりシフトB弁のスプールをス
トロークさせるファーストレデューシング弁を設けた構
成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置にあっては、シフトB弁にファーストレデューシ
ング圧を作用させる段差が形成されているのもであるた
め、コントロールバルブユニットのバルブボディにスプ
ール穴をレイアウトする際、組み付け上、スプールの大
径側を必ず穴の入口側にする必要が生じ、シフトB弁の
スプール穴のレイアウト位置が限定されることになる。
【0004】この結果、バルブボディに形成される多数
のスプール穴のレイアウト自由度が低下し、コントロー
ルバルブユニットの大型化やコスト増や重量増を招く。
【0005】さらに、既存の電子変速制御自動変速機を
ベースにフェイル時にもセレクトレバー操作にてギヤ位
置を変え得る機能を付加しようとした場合、シフトバル
ブの変更やスプール穴のレイアウト決定等で、大幅な設
計変更を要する。
【0006】本発明は、上記課題に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、電子変速制御系のフェ
イル時にもセレクトレバー操作にてギヤ位置を変え得る
ようにした自動変速機の油圧制御装置において、シフト
バルブの変更を要さないスペース,コスト,重量の面で
有利な油圧回路にて電子変速制御系フェイル対策を達成
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明では、図1のクレーム対応図に示す
ように、2方向のシフトソレノイドaによるソレノイド
圧にて切り替え制御されるシフトバルブbを備え、ソレ
ノイド制御手段cのフェイル時のシフトソレノイド状態
に対し、マニュアルバルブdをエンジンブレーキレンジ
位置にセレクトすることにより発生するエンブレレンジ
圧を用いてシフトバルブbのスプールをストロークさ
せ、フェイル時でもギヤ位置を変え得るようにした自動
変速機の油圧制御装置において、前記シフトソレノイド
aとシフトバルブbのソレノイド圧ポートeとを接続す
るソレノイド圧油路fの途中に、エンブレレンジ圧を用
いてソレノイド圧ポートeへの油圧を切り替えることに
よりシフトバルブbのスプールをストロークさせる切替
手段gを設けたことを特徴とする。
【0008】上記目的を達成するため請求項2記載の発
明では、請求項1記載の自動変速機の油圧制御装置にお
いて、前記シフトソレノイドaを、ノーマルオープンタ
イプとし、前記切替手段gを、エンブレレンジ圧をバル
ブ作動信号圧としてソレノイド圧油路fを連通する位置
から遮断する位置に切り替える第1切替弁としたことを
特徴とする。
【0009】上記目的を達成するため請求項3記載の発
明では、請求項1記載の自動変速機の油圧制御装置にお
いて、前記シフトソレノイドaを、ノーマルオープンタ
イプとし、前記切替手段gを、弁に導かれるエンブレレ
ンジ圧を作動圧としてソレノイド圧油路fを遮断すると
共に、弁に導かれるエンブレレンジ圧をシフトバルブb
のソレノイド圧ポートeにそのまま導くシャトルボール
弁としたことを特徴とする。
【0010】上記目的を達成するため請求項4記載の発
明では、請求項1記載の自動変速機の油圧制御装置にお
いて、前記シフトソレノイドaを、ノーマルクローズタ
イプとし、前記切替手段gを、エンブレレンジ圧をバル
ブ作動信号圧としてソレノイド圧油路fを連通する位置
からソレノイド圧ポートeの油をドレーンする位置に切
り替える第2切替弁としたことを特徴とする。
【0011】
【作用】第1の発明の作用を説明する。
【0012】電子変速制御系のフェイル時には、ソレノ
イド制御手段cからシフトソレノイドaに対する駆動電
流の印加がなく、シフトソレノイドaはフェイル状態の
まま固定され、シフトバルブbのスプールは、シフトソ
レノイドaのフェイル状態がオープンの場合には、ソレ
ノイド圧を加えない位置に固定され、また、シフトソレ
ノイドaのフェイル状態がクローズの場合には、ソレノ
イド圧を加える位置に固定される。
【0013】よって、ギヤ位置は、シフトバルブbの固
定されるスプール位置により決まる特定のギヤ位置(例
えば、3速位置)に固定されることになる。
【0014】このギヤ位置固定状態での走行中にドライ
バがより強い駆動力やエンジンブレーキを必要とする場
合には、セレクトレバーによりエンジンブレーキレンジ
をセレクトすれば、シフトソレノイドaとシフトバルブ
bのソレノイド圧ポートeとを接続するソレノイド圧油
路fの途中に設けられた切替手段gにおいて、マニュア
ルバルブdの切り替えにより発生したエンブレレンジ圧
を用いてソレノイド圧ポートeへの油圧が切り替えら
れ、シフトバルブbのスプールが固定位置からストロー
クする。
【0015】よって、ギヤ位置がシフトバルブbのスプ
ールストロークによりギヤ位置が変化し(例えば、3速
位置→2速位置)、ドライバが要求する強い駆動力やエ
ンジンブレーキが得られる。
【0016】また、エンブレレンジ圧を用いてソレノイ
ド圧ポートeへの油圧を切り替える構成としているた
め、従来のように、シフトバルブbのスプールに段差を
形成する必要がなく、シフトバルブbの変更を要さない
スペース,コスト,重量の面で有利な油圧回路とするこ
とができる。
【0017】第2の発明の作用を説明する。
【0018】シフトソレノイドaのフェイル状態がオー
プンであるため、電子変速制御系のフェイル時には、シ
フトバルブbのスプールがソレノイド圧を加えない位置
に固定される。
【0019】このギヤ位置固定状態での走行中にセレク
トレバーによりエンジンブレーキレンジをセレクトすれ
ば、切替手段gである第1切替弁において、セレクト操
作により発生するエンブレレンジ圧をバルブ作動信号圧
としてソレノイド圧油路fを連通する位置から遮断する
位置に切り替えられ、絞りを介して供給されるパイロッ
ト圧がシフトバルブbのソレノイド圧ポートeに作用
し、シフトバルブbのスプールがソレノイド圧を加えな
い位置からソレノイド圧を加える位置へとストロークす
る。
【0020】第3の発明の作用を説明する。
【0021】シフトソレノイドaのフェイル状態がオー
プンであるため、電子変速制御系のフェイル時には、シ
フトバルブbのスプールがソレノイド圧を加えない位置
に固定される。
【0022】このギヤ位置固定状態での走行中にセレク
トレバーによりエンジンブレーキレンジをセレクトすれ
ば、切替手段gであるシャトルボール弁において、セレ
クト操作により発生し、弁に導かれるエンブレレンジ圧
を作動圧としてソレノイド圧油路fのソレノイド側が遮
断されると共に、弁に導かれるエンブレレンジ圧がシフ
トバルブbのソレノイド圧ポートeにそのまま導かれ、
シフトバルブbのスプールがソレノイド圧を加えない位
置からソレノイド圧を加える位置へとストロークする。
【0023】第4の発明の作用を説明する。
【0024】シフトソレノイドaのフェイル状態がクロ
ーズであるため、電子変速制御系のフェイル時には、シ
フトバルブbのスプールがソレノイド圧を加える位置に
固定される。
【0025】このギヤ位置固定状態での走行中にセレク
トレバーによりエンジンブレーキレンジをセレクトすれ
ば、切替手段gである第2切替弁において、セレクト操
作により発生するエンブレレンジ圧をバルブ作動信号圧
としてソレノイド圧油路fを連通する位置からソレノイ
ド圧ポートeの油をドレーンする位置に切り替えられ、
シフトバルブbのソレノイド圧ポートeに作用している
ソレノイド圧がドレーンされ、シフトバルブbのスプー
ルがソレノイド圧を加える位置からソレノイド圧を加え
ない位置へとストロークする。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0027】(第1実施例)まず、本発明第1実施例の
油圧制御装置が適用された自動変速機の全体概略を説明
する。
【0028】図2は自動変速機の動力伝達機構を示すス
ケルトン図である。
【0029】図2において、INは入力軸、OUTは出
力ギヤ、FPGはフロント遊星ギヤ、RPGはリヤ遊星
ギヤであり、フロント遊星ギヤFPGは、フロントサン
ギヤFSと、フロントリングギヤFRと、両ギヤFS,
FRに噛み合うフロントピニオンFPを有し、リヤ遊星
ギヤRPGは、リヤサンギヤRSと、該ギヤRSに噛み
合うと共にフロントピニオンFPに噛み合うロングピニ
オンLPを有し、両ピニオンFP,ロングピニオンLP
は共通キャリヤPCに支持されている。
【0030】上記ギヤトレーンの構成において、変速に
関与するメンバは、フロントサンギヤFSと、リヤサン
ギヤRSと、共通キャリヤPCと、フロントリングギヤ
FRとの4つのメンバであり、これらのメンバのうち選
択されたメンバを入力軸ISに連結したりケースKに固
定することで、前進4速・後退1速の変速段を得る変速
要素として、リバースクラッチREV/C、ハイクラッ
チH/C、ロークラッチLOW/C、ロー&リバースブ
レーキL&R/B、ローワンウェイクラッチLOW O.W.C
、バンドブレーキB/Bが設けられている。
【0031】前記フロントサンギヤFSは、第1回転メ
ンバM1及びリバースクラッチREV/Cを介して入力
軸INに連結されていると共に、第1回転メンバM1及
びバンドブレーキB/Bを介してケースKに連結されて
いる。
【0032】前記リヤサンギヤRSは、第2回転メンバ
M2及びロークラッチLOW/Cを介して入力軸INに
連結されている。
【0033】前記共通キャリヤPCは、ハイクラッチH
/C及び第3回転メンバM3を介して入力軸ISに連結
されていると共に、第4回転メンバM4及び並列配置の
ロー&リバースブレーキL&R/Bとローワンウェイク
ラッチLOW O.W.C を介してケースKに連結されている。
【0034】前記フロントリングギヤFRは、第5回転
メンバM5を介して出力ギヤOUTに連結されている。
【0035】なお、この動力伝達機構の特徴は、4−3
シフトダウン時に変速ショックのない掛け替えタイミン
グを得るために採用されていたワンウェイクラッチと、
このワンウェイクラッチの採用に伴いエンジンブレーキ
を確保するために必要とされる油圧締結によるクラッチ
とを廃止し、変速要素の数を削減することで小型軽量化
を達成した点にある。
【0036】図3は上記動力伝達機構により前進4速・
後退1速の変速段を得る締結論理を示す図である。
【0037】第1速(1st)は、ロークラッチLOW
/Cの油圧締結と、ロー&リバースブレーキL&R/B
の油圧締結(エンジンブレーキレンジ選択時)もしくは
ローワンウェイクラッチLOW O.W.C の機械締結(加速
時)により得られる。すなわち、リヤサンギヤ入力、共
通キャリヤ固定、フロントリングギヤ出力となる。
【0038】第2速(2nd)は、ロークラッチLOW
/CとバンドブレーキB/Bの油圧締結により得られ
る。すなわち、リヤサンギヤ入力、フロントサンギヤ固
定、フロントリングギヤ出力となる。
【0039】第3速(3rd)は、ハイクラッチH/C
とロークラッチLOW/Cの油圧締結により得られる。
すなわち、リヤサンギヤと共通キャリヤの同時入力、フ
ロントリングギヤ出力となる(変速比=1)。
【0040】第4速(4th)は、ハイクラッチH/C
とバンドブレーキB/Bの油圧締結により得られる。す
なわち、共通キャリヤ入力、フロントサンギヤ固定、フ
ロントリングギヤ出力によるオーバドライブ変速段とな
る。
【0041】後退速(Rev)は、リバースクラッチR
EV/Cとロー&リバースブレーキL&R/Bの油圧締
結により得られる。すなわち、フロントサンギヤ入力、
共通キャリヤ固定、フロントリングギヤ出力となる。
【0042】図4及び図5はコントロールバルブの全体
油圧回路図である。
【0043】図4及び図5において、L16はプレッシ
ャレギュレータバルブで、プレッシャモディファイヤ圧
の大きさに応じてオイルポンプ吐出圧をライン圧に調圧
する。L6はプレッシャモディファイヤバルブで、スロ
ットル圧の大きさに応じてパイロット圧を減圧しプレッ
シャモディファイヤ圧を調圧する。L19はパイロット
バルブで、ライン圧を減圧して一定な圧力であるパイロ
ット圧を調圧する。L9はアキュームコントロールバル
ブで、プレッシャモディファイヤ圧の大きさに応じてラ
イン圧を減圧しアキュームコントロール圧を調圧する。
L18はトルクコンバータプレッシャレギュレータバル
ブで、ライン圧を減圧してトルクコンバータ圧を調圧す
る。L17はライン圧リリーフバルブで、ライン圧の上
限圧を規定する。L12はシフトバルブAでL11はシ
フトバルブBで、シフトソレノイドの作動に応じて1速
〜4速(OD)の各変速段での油路切り替えを行なう。
L20はロックアップコントロールバルブで、ロックア
ップソレノイドの作動に応じてロックアップクラッチの
締結・解放を切り替えると共に、切り替えの最中は調圧
バルブとしての機能を発揮する。L2はリバースインヒ
ビットバルブで、タイミングソレノイドの作動に応じて
ライン圧をロー&リバースブレーキに作用させる回路を
切り替える。L13はマニュアルバルブで、セレクトレ
バーのポジションに応じてライン圧を必要なコントロー
ルバルブへ配送する。L21は2NDホールドバルブ
で、電子変速制御系が作動しなくてもセレクトレバーを
1レンジにすることで2速のギヤ比を実現する。L10
はロークラッチシーケンスバルブでL8はロークラッチ
タイミングバルブで、4速へのシフトアップ時または4
速からのシフトダウン時のロークラッチの締結・解放タ
イミングを適切にする。L14はロークラッチアキュム
レータで、ロークラッチの締結をな滑らかにする他、ロ
ークラッチの締結・解放タイミングを適切にする機能も
ある。L1は1−2モジュレータバルブでL4は1−2
アキュムレータピストンで、1−2変速時のブレーキバ
ンドの締結を滑らかにする。L5は2−3アキュムレー
タで、2−3変速時のハイクラッチ締結とブレーキバン
ド解放を滑らかにする。L3は3−4アキュムレータ
で、3−4変速時のブレーキバンドの締結を滑らかにす
る。L15はモディファイヤアキュムレータでL7はラ
イン圧アキュムレータで、プレッシャモディファイヤ圧
の脈動を防止し圧力を平滑化する。
【0044】図4及び図5において、31はロックアッ
プソレノイド、32はシフトソレノイドA、33はシフ
トソレノイドB、34はタイミングソレノイド、35は
ライン圧ソレノイド、O/Pはオイルポンプ、T/Cは
トルクコンバータである。各ソレノイドのうち、ロック
アップソレノイド31とライン圧ソレノイド35はデュ
ーティソレノイドであり、シフトソレノイドA(32)
とシフトソレノイドB(33)とタイミングソレノイド
34は、オンオフソレノイドである。また、トルクコン
バータT/Cはロックアップクラッチを内蔵していてい
る。
【0045】尚、図5の右上部に記載の2Aはバンドブ
レーキB/Bを作動させるバンドサーボピストンの2速
アプライ圧室、3Rは3速リリース圧室、4Aは4速ア
プライ圧室で、2Aのみの油圧作用によりバンドブレー
キB/Bは締結され、2Aと3Rの油圧作用によりバン
ドブレーキB/Bは解放され、2Aと3Rと4Aの油圧
作用によりバンドブレーキB/Bは締結される。
【0046】図6は電子変速制御系ブロック図で、上記
各ソレノイド31,32,33,34,35は、A/T
コントロールユニット41により駆動制御される。この
A/Tコントロールユニット41には、スロットルセン
サ42,油温センサ43,車速センサ44,タービンセ
ンサ45等のセンサ・スイッチ類からの信号が入力さ
れ、A/Tコントロールユニット41では、検出された
信号による入力情報と設定されている制御則に基づき演
算処理が行なわれる。
【0047】図7はシフトソレノイド作動表を示す図
で、図8は変速点特性モデルの一例を示す図である。
【0048】シフトソレノイドA(32)とシフトソレ
ノイドB(33)による変速制御は、図8に示すような
変速点特性モデル図と検出されたスロットル開度及び車
速に基づいてギヤ位置が決定され、決定されたギヤ位置
を得るべく図7に示すシフトソレノイド作動表にしたが
って両ソレノイド32,33に対しオンまたはオフの指
令を出すことで制御される。
【0049】次に、請求項1及び請求項2記載の発明に
対応する第1実施例の油圧制御装置の構成を説明する。
【0050】図9は第1実施例装置の要部を示す油圧回
路図、図10は第1実施例装置の要部を示す油圧回路概
略図である。
【0051】図9及び図10において、33はシフトソ
レノイドB(請求項のシフトソレノイドaに相当)、L
11はシフトバルブB(請求項のシフトバルブbに相
当)、41はA/Tコントロールユニット(請求項のソ
レノイド制御手段cに相当)、L13はマニュアルバル
ブ(請求項のマニュアルバルブdに相当)、L21は2
NDホールドバルブ(請求項1の切替手段及び請求項2
の第1切替弁に相当)である。
【0052】前記シフトソレノイドB(33)は、図7
に示す制御則にしたがってA/Tコントロールユニット
41により駆動制御されるソレノイドで、通電時にスプ
ール33aによりポート33bを閉じてソレノイド圧P
SOL を出力し、非通電時にスプール33aによりポート
33bを開いてソレノイド圧PSOL をドレーンするノー
マルオープンタイプである。前記ポート33bは、第1
ソレノイド圧油路51(請求項のソレノイド圧油路に相
当)に接続されている。
【0053】前記シフトバルブB(L11)は、シフト
ソレノイドB(33)からのソレノイド圧PSOL を作動
信号圧とする切り替えバルブで、バルブ穴に摺動可能に
設けられたスプール11aと、該スプール11aを図面
下方に付勢するスプリング11bと、バルブ穴に形成さ
れたソレノイド圧ポート11cを有して構成されてい
る。前記ソレノイド圧ポート11cは、第2ソレノイド
圧油路52(請求項のソレノイド圧油路に相当)に接続
されている。また、第2ソレノイド圧油路52はオリフ
ィス53を介してパイロット圧油路54に連通してい
る。
【0054】前記マニュアルバルブL13は、図外のセ
レクトレバーによりライン圧を配送する油路を切り替え
る手動切替バルブで、バルブ穴に摺動可能に設けられた
スプール13aと、バルブ穴に形成された1レンジ圧ポ
ート13b,Dレンジ圧ポート13c,ライン圧ポート
13d,リバースレンジ圧ポート13e,ドレーンポー
ト13fを有して構成されている。前記1レンジ圧ポー
ト13bは1レンジ圧油路55に、Dレンジ圧ポート1
3cはDレンジ圧油路56に、ライン圧ポート13dは
ライン圧油路57に、リバースレンジ圧ポート13eは
リバースレンジ圧油路58にそれぞれ接続されている。
なお、1レンジ圧ポート13bとライン圧ポート13d
とが連通する1レンジ位置が請求項のエンジンブレーキ
レンジ位置に相当し、1レンジ圧が請求項のエンブレレ
ンジ圧に相当する。
【0055】前記2NDホールドバルブL21は、電子
変速制御系がフェイル時でもギヤ位置を変え得るよう
に、シフトソレノイドB(33)のポート33bとシフ
トバルブB(L11)のソレノイド圧ポート11cとを
接続する第1,第2ソレノイド圧油路51,52の間
に、エンブレレンジ圧をバルブ作動信号圧として第1,
第2ソレノイド圧油路51,52を連通する位置から遮
断する位置に切り替えるバルブで、バルブ穴に摺動可能
に設けられたスプール21aと、該スプール21aを図
面上方に付勢するスプリング21bと、バルブ穴に形成
された1レンジ圧ポート21c,第1ソレノイド圧ポー
ト21d,第2ソレノイド圧ポート21eを有して構成
されている。前記1レンジ圧ポート21cは1レンジ圧
油路55に、第1ソレノイド圧ポート21dは第1ソレ
ノイド圧油路51に、第2ソレノイド圧ポート21eは
第2ソレノイド圧油路52にそれぞれ接続されている。
【0056】次に、第1実施例装置の作用を説明する。
【0057】[電子変速制御系の正常時]電子変速制御
系の正常時の変速制御は、図8に示すような変速点特性
モデル図と検出されたスロットル開度及び車速に基づい
てギヤ位置が決定され、決定されたギヤ位置を得るべく
図7に示すシフトソレノイド作動表にしたがってシフト
ソレノイドA(32)とシフトソレノイドB(33)に
対しオンまたはオフの指令を出すことで行なわれる。
【0058】ここで、Dレンジをセレクトしての走行時
には、1レンジ圧の発生がないため、2NDホールドバ
ルブL21のスプール21aは、図9に示す位置にあ
り、第1ソレノイド圧ポート21dと第2ソレノイド圧
ポート21eとが連通し、第1ソレノイド圧油路51と
第2ソレノイド圧油路52は1つの油路となり、シフト
ソレノイドB(33)が閉じることでソレノイド圧PSO
L が発生し、シフトソレノイドB(33)が開くことで
ソレノイド圧PSOL がドレーンされる。
【0059】一方、1レンジをセレクトしての走行時に
は、1レンジ圧が発生するため、2NDホールドバルブ
L21のスプール21aは、図9に示す位置から下方に
ストロークし、第1ソレノイド圧油路51と第2ソレノ
イド圧油路52との連通を遮断し、シフトソレノイドB
(33)とは無関係に第2ソレノイド圧油路52側でソ
レノイド圧PSOL が発生する。
【0060】しかし、1レンジ時は1速と2速とが自動
変速されるレンジであるので、図7に示すように、本
来、シフトソレノイドB(33)を閉じてソレノイド圧
PSOLを発生させるレンジであるので、2NDホールド
バルブL21が1レンジ圧により作動しても何ら問題と
はならない。
【0061】[電子変速制御系のフェイル時]電子変速
制御系のフェイル時には、A/Tコントロールユニット
41からシフトソレノイドA(32)及びシフトソレノ
イドB(33)に対する駆動電流の印加がなく、オープ
ンのフェイル状態のまま固定され、シフトバルブA(L
12)及びシフトバルブB(L11)のスプールは、ソ
レノイド圧PSOL を加えない位置に固定される。
【0062】よって、ギヤ位置は、図7に示すように、
シフトソレノイドA(32)及びシフトソレノイドB
(33)に対する駆動電流の印加がないことで、3速位
置に固定されることになる。
【0063】このギヤ位置固定状態での走行中にドライ
バがより強い駆動力やエンジンブレーキを必要とする場
合には、セレクトレバーにより1レンジをセレクトすれ
ば、2NDホールドバルブL21において、マニュアル
バルブL13の切り替えにより発生した1レンジ圧をバ
ルブ作動信号圧としてスプール21aが、図9に示す位
置から下方にストロークし、第1ソレノイド圧油路51
と第2ソレノイド圧油路52との連通を遮断し、オリフ
ィス53を介して供給されたパイロット圧がシフトバル
ブB(L11)のソレノイド圧ポート11cに作用し、
スプール11aが図面下端位置から上端位置へストロー
クする。
【0064】よって、図7において、シフトソレノイド
A(32)がOFFで、シフトソレノイドB(33)が
ONの場合と同じ状態、つまり、2速状態となり、ギヤ
位置がセレクト操作前の3速位置からセレクト操作後に
は2速位置へと変化し、ドライバが要求する強い駆動力
やエンジンブレーキが得られる。
【0065】次に、第1実施例装置の効果を説明する。
【0066】シフトソレノイドB(33)とシフトバル
ブB(L11)のソレノイド圧ポート11cとを接続す
る第1,第2ソレノイド圧油路51,52の間に、1レ
ンジ圧をバルブ作動信号圧として第1,第2ソレノイド
圧油路51,52を連通する位置から遮断する位置に切
り替える2NDホールドバルブL21を設けた構成とし
たため、シフトバルブB(L11)の変更を要さず、ノ
ーマルオープンタイプのシフトソレノイドB(33)
と、1レンジ圧をバルブ作動信号圧とする2NDホール
ドバルブL21とを用いたスペース,コスト,重量の面
で有利な油圧回路にて電子変速制御系フェイル対策を達
成することができる。
【0067】すなわち、1レンジ圧を用いてソレノイド
圧ポート11cへの油圧を切り替える構成としているた
め、従来のように、シフトバルブのスプールに段差を形
成する必要がない。
【0068】(第2実施例)次に、請求項1及び請求項
3記載の発明に対応する第2実施例の油圧制御装置の構
成を説明する。
【0069】図11は第2実施例装置の要部を示す油圧
回路概略図である。
【0070】図11において、33はシフトソレノイド
B(請求項のシフトソレノイドaに相当)、L11はシ
フトバルブB(請求項のシフトバルブbに相当)、L1
3はマニュアルバルブ(請求項のマニュアルバルブdに
相当)、L22はシャトルボール弁(請求項1の切替手
段及び請求項3のシャトルボール弁に相当)、51は第
1ソレノイド圧油路、52は第2ソレノイド圧油路、5
3はオリフィス、54はパイロット圧油路、55は1レ
ンジ圧油路である。
【0071】前記シャトルボール弁L22は、1レンジ
のセレクト時、弁に導かれる1レンジ圧を作動圧として
第1ソレノイド圧油路51を遮断すると共に、弁に導か
れる1レレンジ圧を、第2ソレノイド圧油路52を介し
て、シフトバルブB(L11)のソレノイド圧ポート1
1cにそのまま導く弁である。
【0072】なお、他の構成は第1実施例装置と同様で
あるので、詳細な図示並びに説明を省略する。
【0073】次に、第2実施例装置の作用を説明する。
【0074】電子変速制御系のフェイル時での3速固定
状態で、走行中にドライバがセレクトレバーにより1レ
ンジをセレクトすれば、シャトルボール弁L22におい
て、弁に導かれる1レンジ圧を作動圧として第1ソレノ
イド圧油路51を遮断すると共に、弁に導かれる1レレ
ンジ圧が、第2ソレノイド圧油路52を介して、シフト
バルブB(L11)のソレノイド圧ポート11cにその
まま導かれ、シフトバルブB(11)のスプール11a
を図面上方にストロークさせる。よって、セレクト操作
により、ギヤ位置が、3速から2速へ変速されることに
なる。
【0075】次に、第2実施例装置の効果を説明する。
【0076】シフトソレノイドB(33)とシフトバル
ブB(L11)のソレノイド圧ポート11cとを接続す
る第1,第2ソレノイド圧油路51,52の間に、1レ
ンジ圧を弁作動圧とすると共に、ソレノイドポート圧と
するシャトルボール弁L22を設けた構成としたため、
シフトバルブB(L11)の変更を要さず、ノーマルオ
ープンタイプのシフトソレノイドB(33)と、1レン
ジ圧を作動圧とするシャトルボール弁L22とを用いた
スペース,コスト,重量の面で有利な油圧回路にて電子
変速制御系フェイル対策を達成することができる。
【0077】(第3実施例)次に、請求項1及び請求項
4記載の発明に対応する第3実施例の油圧制御装置の構
成を説明する。
【0078】図12は第3実施例装置の要部を示す油圧
回路概略図である。
【0079】図12において、33’はシフトソレノイ
ドB(請求項のシフトソレノイドaに相当)、L11は
シフトバルブB(請求項のシフトバルブbに相当)、L
13はマニュアルバルブ(請求項のマニュアルバルブd
に相当)、L23は2NDホールドバルブ(請求項1の
切替手段及び請求項4の第2切替弁に相当)、51は第
1ソレノイド圧油路、52は第2ソレノイド圧油路、5
3はオリフィス、54はパイロット圧油路、55は1レ
ンジ圧油路である。
【0080】前記シフトソレノイドB(33’)は、ノ
ーマルクローズタイプのソレノイドであり、前記2ND
ホールドバルブL23は、1レンジ圧をバルブ作動信号
圧として両ソレノイド圧油路51,52を連通する位置
からソレノイド圧ポート11cの油をドレーンする位置
に切り替えるバルブである。
【0081】前記シフトバルブB(L11)は、ソレノ
イド圧ポート11cの油圧発生時に3,4速側に、油圧
非発生時に1,2速側に、スプール11aをストローク
させるバルブである。
【0082】なお、他の構成は第1実施例装置と同様で
あるので、詳細な図示並びに説明を省略する。
【0083】次に、第3実施例装置の作用を説明する。
【0084】電子変速制御系のフェイル時での3速固定
状態で、セレクトレバーにより1レンジをセレクトすれ
ば、2NDホールドバルブL23において、1レンジ圧
をバルブ作動信号圧としてドレーン側に切り替えられ、
シフトバルブB(11)のスプール11aを図面下方に
ストロークさせる。よって、セレクト操作により、ギヤ
位置が、3速から2速へ変速されることになる。
【0085】次に、第3実施例装置の効果を説明する。
【0086】シフトソレノイドB(33)とシフトバル
ブB(L11)のソレノイド圧ポート11cとを接続す
る第1,第2ソレノイド圧油路51,52の間に、1レ
ンジ圧をバルブ作動信号圧とする2NDホールドバルブ
L23を設けた構成としたため、シフトバルブB(L1
1)の変更を要さず、ノーマルクローズタイプのシフト
ソレノイドB(33’)と、1レンジ圧をバルブ作動信
号圧とする2NDホールドバルブL23とを用いたスペ
ース,コスト,重量の面で有利な油圧回路にて電子変速
制御系フェイル対策を達成することができる。
【0087】以上、実施例を図面により説明してきた
が、具体的な構成は実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があ
っても本発明に含まれる。
【0088】例えば、上記実施例では、シフトソレノイ
ドを、オンオフタイプの2方向ソレノイドとしたが、デ
ューティ制御により段階的に油圧を発生させるデューテ
ィソレノイドを用いても良い。
【0089】
【発明の効果】請求項1記載の第1の発明にあっては、
電子変速制御系のフェイル時にもセレクトレバー操作に
てギヤ位置を変え得るようにした自動変速機の油圧制御
装置において、シフトソレノイドとシフトバルブのソレ
ノイド圧ポートとを接続するソレノイド圧油路の途中
に、エンブレレンジ圧を用いてソレノイド圧ポートへの
油圧を切り替えることによりシフトバルブのスプールを
ストロークさせる切替手段を設けたため、シフトバルブ
の変更を要さないスペース,コスト,重量の面で有利な
油圧回路にて電子変速制御系フェイル対策を達成するこ
とができるという効果が得られる。
【0090】請求項2記載の第2の発明にあっては、請
求項1記載の自動変速機の油圧制御装置において、シフ
トソレノイドを、ノーマルオープンタイプとし、切替手
段を、エンブレレンジ圧をバルブ作動信号圧としてソレ
ノイド圧油路を連通する位置から遮断する位置に切り替
える第1切替弁としたため、シフトバルブの変更を要さ
ず、ノーマルオープンタイプのシフトソレノイドとエン
ブレレンジ圧をバルブ作動信号圧とする第1切替弁とを
用いたスペース,コスト,重量の面で有利な油圧回路に
て電子変速制御系フェイル対策を達成することができる
という効果が得られる。
【0091】請求項3記載の第3の発明にあっては、請
求項1記載の自動変速機の油圧制御装置において、シフ
トソレノイドを、ノーマルオープンタイプとし、切替手
段を、弁に導かれるエンブレレンジ圧を作動圧としてソ
レノイド圧油路のソレノイド側を遮断すると共に、弁に
導かれるエンブレレンジ圧をシフトバルブのソレノイド
圧ポートにそのまま導くシャトルボール弁としたため、
シフトバルブの変更を要さず、ノーマルオープンタイプ
のシフトソレノイドとエンブレレンジ圧をバルブ作動圧
とするシャトルボール弁とを用いたスペース,コスト,
重量の面で有利な油圧回路にて電子変速制御系フェイル
対策を達成することができるという効果が得られる。
【0092】請求項4記載の第4の発明にあっては、請
求項1記載の自動変速機の油圧制御装置において、シフ
トソレノイドを、ノーマルクローズタイプとし、切替手
段を、エンブレレンジ圧をバルブ作動信号圧としてソレ
ノイド圧油路を連通する位置からソレノイド圧ポートの
油をドレーンする位置に切り替える第2切替弁としたた
め、シフトバルブの変更を要さず、ノーマルクローズタ
イプのシフトソレノイドとエンブレレンジ圧をバルブ作
動信号圧とする第2切替弁とを用いたスペース,コス
ト,重量の面で有利な油圧回路にて電子変速制御系フェ
イル対策を達成することができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動変速機の油圧制御装置を示すクレ
ーム対応図である。
【図2】第1実施例装置が適用された自動変速機の動力
伝達機構を示すスケルトン図である。
【図3】第1実施例装置が適用された自動変速機の締結
論理表を示す図である。
【図4】第1実施例の油圧制御装置であるコントロール
バルブの全体油圧回路図の左半分を示す図である。
【図5】第1実施例の油圧制御装置であるコントロール
バルブの全体油圧回路図の右半分を示す図である。
【図6】第1実施例装置の電子変速制御系ブロック図で
ある。
【図7】第1実施例装置のシフトソレノイド作動表を示
す図である。
【図8】第1実施例装置の変速点特性モデルの一例を示
す図である。
【図9】第1実施例装置の要部を示す油圧回路図であ
る。
【図10】第1実施例装置の要部を示す油圧回路概略図
である。
【図11】第2実施例装置の要部を示す油圧回路概略図
である。
【図12】第3実施例装置の要部を示す油圧回路概略図
である。
【図13】従来の自動変速機の油圧制御装置を示す油圧
回路概略図である。
【符号の説明】
a シフトソレノイド b シフトバルブ c ソレノイド制御手段 d マニュアルバルブ e ソレノイド圧ポート f ソレノイド圧油路 g 切替手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2方向のシフトソレノイドによるソレノ
    イド圧にて切り替え制御されるシフトバルブを備え、 ソレノイド制御手段のフェイル時のシフトソレノイド状
    態に対し、マニュアルバルブをエンジンブレーキレンジ
    位置にセレクトすることにより発生するエンブレレンジ
    圧を用いてシフトバルブのスプールをストロークさせ、
    フェイル時でもギヤ位置を変え得るようにした自動変速
    機の油圧制御装置において、 前記シフトソレノイドとシフトバルブのソレノイド圧ポ
    ートとを接続するソレノイド圧油路の途中に、エンブレ
    レンジ圧を用いてソレノイド圧ポートへの油圧を切り替
    えることによりシフトバルブのスプールをストロークさ
    せる切替手段を設けたことを特徴とする自動変速機の油
    圧制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動変速機の油圧制御装
    置において、 前記シフトソレノイドを、ノーマルオープンタイプと
    し、 前記切替手段を、エンブレレンジ圧をバルブ作動信号圧
    としてソレノイド圧油路を連通する位置から遮断する位
    置に切り替える第1切替弁としたことを特徴とする自動
    変速機の油圧制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動変速機の油圧制御装
    置において、 前記シフトソレノイドを、ノーマルオープンタイプと
    し、 前記切替手段を、弁に導かれるエンブレレンジ圧を作動
    圧としてソレノイド圧油路のソレノイド側を遮断すると
    共に、弁に導かれるエンブレレンジ圧をシフトバルブの
    ソレノイド圧ポートにそのまま導くシャトルボール弁と
    したことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の自動変速機の油圧制御装
    置において、 前記シフトソレノイドを、ノーマルクローズタイプと
    し、 前記切替手段を、エンブレレンジ圧をバルブ作動信号圧
    としてソレノイド圧油路を連通する位置からソレノイド
    圧ポートの油をドレーンする位置に切り替える第2切替
    弁としたことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002021993A (ja) * 2000-07-10 2002-01-23 Nissan Motor Co Ltd エンジン自動停止車両用自動変速機の油圧制御回路
WO2007077665A1 (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Aisin Aw Co., Ltd. 自動変速機の油圧制御装置
US7628729B2 (en) 2005-12-28 2009-12-08 Aisin Aw Co., Ltd. Hydraulic control apparatus for an automatic transmission

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