JP2685499B2 - 半導体レーザ素子 - Google Patents

半導体レーザ素子

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JP2685499B2
JP2685499B2 JP63132710A JP13271088A JP2685499B2 JP 2685499 B2 JP2685499 B2 JP 2685499B2 JP 63132710 A JP63132710 A JP 63132710A JP 13271088 A JP13271088 A JP 13271088A JP 2685499 B2 JP2685499 B2 JP 2685499B2
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茂雄 山下
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は低しきい電流値で動作する半導体レーザ素子
に関する。
〔従来の技術〕
従来の半導体レーザ装置は、特開昭61−125184号に記
載のように、光導波路用ストライプ領域外側の非電流注
入領域のクラツド層が該ストライプ領域と同一導電型の
半導体層より構成されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術においては、ストライプ領域外側非電流
注入領域の、レーザ活性層と電流狭窄層の間に位置する
クラツド層において、外側種方向への電流のリークが存
在するために、レーザ発振のしきい電流値が上昇すると
いう問題があつた。特に半導体レーザの低ノイズ化のた
めに自励発振を生じさせるような場合においては、この
レーザ活性層と電流狭窄層との間に位置するクラツド層
の厚さを通常の場合よりも厚く設定する必要があるた
め、上記リーク電流成分が大となり、これによるしきい
電流値の上昇の問題が顕著となる。
本発明の目的は上記の横方向電流リークの問題を解決
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、活性層に対して基板と反対側にあるクラ
ツド層において、中央電流注入部以外の領域のクラツド
層を多層構造とし、かつ素子動作時に該クラツド層内に
逆バイアスが印加される構成とすることにより達成され
る。
〔作用〕
上記構成によれば、電流注入部以外のクラツド層内に
も半導体レーザを順方向バイアスした場合に、逆バイア
スされる障壁が形成され、横方向への電流リークを小さ
くすることができる。従つて、本発明によれば横方向へ
の電流リークの小さい、低発振しきい電流値の半導体レ
ーザ素子が得られる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。
第1図は本発明の半導体レーザの光の進行方向に垂直
な方向の断面図である。1はn型GaAs基板(Siドープ,n
〜2×1018cm-3,{100}面)でこの上に、有機金属気相
成長(OMVPE)法によってn型Al0.45Ga0.55Asクラツド
層2(Seドープ,n〜8×1017cm-3,厚さ1.8μm)、アン
ドープAl0.14Ga0.86As活性層3(厚さ約0.06μm),p型
Al0.45Ga0.55Asクラツド層4(Znドープ,p〜6×1017cm
-3,厚さ1.1μm)、p型GaAs界面層5(Znドープ,p〜2
×1018cm-3,厚さ0.1μm)を形成した、次に表面にSiNx
膜を形成し(図示せず)、ホトリソグラフイおよびドラ
イエツチングによつて、光導波路形成用ストライプマス
クを形成し、リン酸系エツチヤントを用いて、光導波路
用リツジ6を形成した。この時、ストライプ外側のp型
Al0.45Ga0.55As半導体層4の厚さは、約0.25μmになる
ようにした。次に、SiNxエツチングマスクをサイドエツ
チングして、リツジの幅よりも狭くした。次にこのSiNx
を選択成長用マスクとし、OMVPE法によつて、n型Al
0.45Ga0.55As電流狭窄兼クラツド層7(Seドープ,n〜4
×1018cm-3,厚さ0.25μm),n型GaAs電流狭窄兼光吸収
層8(Seドープ,n〜4×1018cm-3,厚さ0.5μm)を形成
した。次に、前記SiNx選択成長用マスクを除去し、表面
をライトエツチングし、さらに、p型Al0.45Ga0.55As埋
込層9(Zeドープ,p〜2×1018cm-3,厚さ0.1μm)、お
よびp型GaAsキヤツプ層10(Zeドープ,p〜2×1018c
m-3)を形成した。次にp側オーミツク電極11,n側オー
ミツク電極12を形成し、へき開、スクライビングを行つ
て半導体レーザチツプとした。
本レーザでは、クラツド層の一部7をそれと接するク
ラツド層4と反対の導電型で形成したことによる電流狭
窄層の働きも兼ねる。そのため、従来構造において、p
型クラツド層内で横方向にリークした電流成分を低減す
ることが可能になつた。本レーザは波長約780nm、しき
い電流値約40mAで発振した。また、低ノイズ化に有利な
自励発振現象を生じ、相対雑音強度10-13HZ-1の良好な
低ノイズ特性が得られた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、クラツド層の一部に電流狭窄層の働
きも兼ねさせることが可能になるため、クラツド層内に
おいて横方向に生ずるリーク電流を低減でき、レーザの
発振しきい電流値を小さくすることができる。特に本発
明は光導波用ストライプの外側のクラツド層を厚く設定
する必要がある場合に有効である。
なお、本実施例では、一方のクラツド層を2層で構成
した場合について述べたが、さらに多くの複数層で構成
しても良い。また、他の材料系、例えばAlGaInP系レー
ザにも適用可能で、その実用上の効果は非常に大であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の半導体レーザの光の進行方
向に直角な方向の断面図であ。 1……n型GaAs基板、2……n型Al0.45Ga0.55Asクラツ
ド層、3……Al0.14Ga0.86As活性層、4……p型Al0.45
Ga0.55Asクラツド層、5……p型GaAs界面層、6……光
導波用リツジ、7……n型Al0.45Ga0.55As電流狭窄兼ク
ラツド層、8……n型GaAs電流狭窄兼光吸収層。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】AlGaAsからなる活性層と、 該活性層に接合され且つ活性層の反対側にストライプ状
    のリッジが形成され且つ活性層よりAl組成の大きいAlGa
    Asからなる第1導電型の第1のクラッド層と、 該ストライプ状リッジの上面に形成された第1導電型の
    GaAs層と、 該ストライプ状リッジの両側を埋め込むように該第1ク
    ラッド層上面に接合され且つ該GaAs層上面に離間して接
    合されたAlGaAsからなる第2導電型の第2クラッド層
    と、 該第2グラッド層上面に接合され且つ該GaAs層上部にて
    対向するように離間して形成されたGaAsからなる第2導
    電型の電流狭窄兼光吸収層と、 該第2クラッド層及び該電流狭窄兼光吸収層の夫々を離
    間する溝を埋め込むように該GaAs層上に接合された第1
    導電型のAlGaAs層を有し、 上記第2クラッド層は上記第1クラッド層と同じAl組成
    のAlGaAsからなり、 且つ、 該第2クラッド層は該第1クラッド層のストライプ状リ
    ッジより薄く且つ上記GaAs層より厚く形成されているこ
    とを特徴とする半導体レーザ素子。
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