JP2684274B2 - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料

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JP2684274B2
JP2684274B2 JP3311213A JP31121391A JP2684274B2 JP 2684274 B2 JP2684274 B2 JP 2684274B2 JP 3311213 A JP3311213 A JP 3311213A JP 31121391 A JP31121391 A JP 31121391A JP 2684274 B2 JP2684274 B2 JP 2684274B2
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/3003Materials characterised by the use of combinations of photographic compounds known as such, or by a particular location in the photographic element
    • G03C7/3005Combinations of couplers and photographic additives
    • G03C7/3008Combinations of couplers having the coupling site in rings of cyclic compounds and photographic additives
    • G03C7/301Combinations of couplers having the coupling site in pyrazoloazole rings and photographic additives

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀カラー写真
感光材料(以下、単に感光材料ということあり)に関
し、詳しくは形成される色素の分光吸収特性が改良さ
れ、かつ高い発色性と優れた色像堅牢性を有する感光材
料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀カラー写真感光材料は、像
様露光され芳香族第一級アミン系発色現像主薬で現像さ
れ結果的に生成した現像主薬の酸化体と色素形成カプラ
ー(以下、カプラーということあり)との反応により、
色素画像が形成される。このカプラーとしてカラー写真
感光材料では通常イエローカプラー、シアンカプラー、
マゼンタカプラーの組み合わせが用いられる。これらの
カプラーによる発色色素は不要な副吸収を有しているこ
とが多く、多層構成のハロゲン化銀カラー写真感光材料
にしたときその色再現性は損なわれる傾向がある。従っ
て、これまで副吸収の少ない画像を形成するカプラーが
提案されている。中でもシアン色素画像を形成するため
には、フェノールまたはナフトール系カプラーが一般に
使用されているが、これらのカプラーから生成する色素
は400〜450nmの領域において好ましくない吸収
を持っているために色再現性を著しく低下させるという
大きな問題を持っており、これを解決することが望まれ
ていた。この問題を解決する手段として米国特許第4,
873,183号に記載のピラゾロアゾール類、EP2
49,453A2号に記載の2,4−ジフェニルイミダ
ゾール類などのシアンカプラーが提案されている。これ
らのカプラーから形成される色素は、短波側の好ましく
ない吸収が従来の色素に比べて少なくなっている。しか
しながら、これらのカプラーの色再現性は十分とは言い
難く、かつカップリング活性が低く、熱および光に対す
る堅牢性が著しく低いなどの問題が残っている。また、
熱や光により褪色した色像は色再現性の低下したものと
なってしまう。近年、得られた色像の色再現性及び堅牢
性については、更に高度の性能が要求されており、優れ
た色再現を満足させ、また、色像の堅牢性に優れた感光
材料が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、形成される色素の分光吸収特性が改良され、色
再現性に優れ、なおかつ高い発色性と熱および光に対す
る高い堅牢性を有するハロゲン化銀カラー写真感光材料
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、支持体
上に、少なくとも一層のシアン発色性のハロゲン化銀乳
剤層を有するハロゲン化銀カラー写真感光材料におい
て、シアン発色性ハロゲン化銀乳剤層に下記一般式
(I)または(II)で表わされるシアンカプラーの少な
くとも1種と水難溶性の単独重合体及び/又は共重合体
の少なくとも一種とを含有するハロゲン化銀カラー写真
感光材料により達成された。
【0005】
【化2】
【0006】(一般式(I)及び(II)中、Za及びZ
bはそれぞれ−C(R3 )=又は−N=を表わす。但
し、Za及びZbの何れか一方は−N=であり、他方は
−C(R 3 )=である。R1 及びR2 はそれぞれハメッ
トの置換基定数σp 値が0.20以上の電子吸引性基を
表わし、且つR1 とR2 のσp 値の和は0.65以上で
ある。R3 は水素原子又は置換基を表わす。Xは水素原
子又は芳香族第一級アミンカラー現像主薬の酸化体との
カップリング反応において離脱しうる基を表わす。
1 、R2 、R3 又はXの基が二価の基になり、二量体
以上の多量体や高分子鎖と結合して単重合体若しくは共
重合体を形成してもよい。)以下、本発明を詳細に説明
する。
【0007】まず、一般式(I)(II)について説明す
る。Za及びZbはそれぞれ−C(R3 )=又は−N=
を表わす。但し、Za及びZbの何れか一方は−N=で
あり、他方は−C(R3 )=である。即ち、本発明のシ
アンカプラーは、具体的には、下記一般式(I-a)、(I-
b) 、(II-a)及び(II-b)で表される。
【0008】
【化3】
【0009】(式中の、R1 、R2 、R3 及びXは一般
式(I)又は(II)におけるそれぞれと同義である。)
【0010】R3 は水素原子又は置換基を表わし、置換
基としてはハロゲン原子、アルキル基、アリール基、ヘ
テロ環基、シアノ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、カルボ
キシ基、スルホ基、アミノ基、アルコキシ基、アリール
オキシ基、アシルアミノ基、アルキルアミノ基、アニリ
ノ基、ウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルキル
チオ基、アリールチオ基、アルコキシカルボニルアミノ
基、スルホンアミド基、カルバモイル基、スルファモイ
ル基、スルホニル基、アルコキシカルボニル基、ヘテロ
環オキシ基、アゾ基、アシルオキシ基、カルバモイルオ
キシ基、シリルオキシ基、アリールオキシカルボニルア
ミノ基、イミド基、ヘテロ環チオ基、スルフィニル基、
ホスホニル基、アリールオキシカルボニル基、アシル
基、アゾリル基等をあげることができる。これらの基は
3 で例示したような置換基で更に置換されていてもよ
い。
【0011】さらに詳しくは、R3 は水素原子、ハロゲ
ン原子(例えば、塩素原子、臭素原子)、アルキル基
(例えば、炭素数1〜32の直鎖、または分岐鎖アルキ
ル基、アラルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シ
クロアルキル基、シクロアルケニル基で、詳しくは例え
ばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、t−ブチ
ル、トリデシル、2−メタンスルホニルエチル、3−
(3−ペンタデシルフェノキシ)プロピル、3−{4−
{2−〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フ
ェノキシ〕ドデカンアミド}フェニル}プロピル、2−
エトキシトリデシル、トリフルオロメチル、シクロペン
チル、3−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)プロ
ピル)、アリール基(例えば、フェニル、4−t−ブチ
ルフェニル、2,4−ジ−t−アミルフェニル、4−テ
トラデカンアミドフェニル)、ヘテロ環基(例えば、2
−フリル、2−チエニル、2−ピリミジニル、2−ベン
ゾチアゾリル)、シアノ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、
カルボキシ基、アミノ基、アルコキシ基(例えば、メト
キシ、エトキシ、2−メトキシエトキシ、2−ドデシル
エトキシ、2−メタンスルホニルエトキシ)、アリール
オキシ基(例えば、フェノキシ、2−メチルフェノキ
シ、4−t−ブチルフェノキシ、3−ニトロフェノキ
シ、3−t−ブチルオキシカルバモイルフェノキシ、3
−メトキシカルバモイル)、アシルアミノ基(例えば、
アセトアミド、ベンズアミド、テトラデカンアミド、2
−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)ブタンアミ
ド、4−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシフェノキ
シ)ブタンアミド、2−{4−(4−ヒドロキシフェニ
ルスルホニル)フェノキシ}デカンアミド)、アルキル
アミノ基(例えば、メチルアミノ、ブチルアミノ、ドデ
シルアミノ、ジエチルアミノ、メチルブチルアミノ)、
アニリノ基(例えば、フェニルアミノ、2−クロロアニ
リノ、2−クロロ−5−テトラデカンアミノアニリノ、
2−クロロ−5−ドデシルオキシカルボニルアニリノ、
N−アセチルアニリノ、2−クロロ−5−{2−(3−
t−ブチル−4−ヒドロキシフェノキシ)ドデカンアミ
ド}アニリノ)、ウレイド基(例えば、フェニルウレイ
ド、メチルウレイド、N,N−ジブチルウレイド)、ス
ルファモイルアミノ基(例えば、N,N−ジプロピルス
ルファモイルアミノ、N−メチル−N−デシルスルファ
モイルアミノ)、アルキルチオ基(例えば、メチルチ
オ、オクチルチオ、テトラデシルチオ、2−フェノキシ
エチルチオ、3−フェノキシプロピルチオ、3−(4−
t−ブチルフェノキシ)プロピルチオ)、アリールチオ
基(例えば、フェニルチオ、2−ブトキシ−5−t−オ
クチルフェニルチオ、3−ペンタデシルフェニルチオ、
2−カルボキシフェニルチオ、4−テトラデカンアミド
フェニルチオ)、アルコキシカルボニルアミノ基(例え
ば、メトキシカルボニルアミノ、テトラデシルオキシカ
ルボニルアミノ)、スルホンアミド基(例えば、メタン
スルホンアミド、ヘキサデカンスルホンアミド、ベンゼ
ンスルホンアミド、p−トルエンスルホンアミド、オク
タデカンスルホンアミド、2−メトキシ−5−t−ブチ
ルベンゼンスルホンアミド)、カルバモイル基(例え
ば、N−エチルカルバモイル、N,N−ジブチルカルバ
モイル、N−(2−ドデシルオキシエチル)カルバモイ
ル、N−メチル−N−ドデシルカルバモイル、N−{3
−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)プロピル}カ
ルバモイル)、スルファモイル基(例えば、N−エチル
スルファモイル、N,N−ジプロピルスルファモイル、
N−(2−ドデシルオキシエチル)スルファモイル、N
−エチル−N−ドデシルスルファモイル、N,N−ジエ
チルスルファモイル)、スルホニル基(例えば、メタン
スルホニル、オクタンスルホニル、ベンゼンスルホニ
ル、トルエンスルホニル)、アルコキシカルボニル基
(例えば、メトキシカルボニル、ブチルオキシカルボニ
ル、ドデシルオキシカルボニル、オクタデシルオキシカ
ルボニル)、ヘテロ環オキシ基(例えば、1−フェニル
テトラゾール−5−オキシ、2−テトラヒドロピラニル
オキシ)、アゾ基(例えば、フェニルアゾ、4−メトキ
シフェニルアゾ、4−ピバロイルアミノフェニルアゾ、
2−ヒドロキシ−4−プロパノイルフェニルアゾ)、ア
シルオキシ基(例えば、アセトキシ)、カルバモイルオ
キシ基(例えば、N−メチルカルバモイルオキシ、N−
フェニルカルバモイルオキシ)、シリルオキシ基(例え
ば、トリメチルシリルオキシ、ジブチルメチルシリルオ
キシ)、アリールオキシカルボニルアミノ基(例えば、
フェノキシカルボニルアミノ)、イミド基(例えば、N
−スクシンイミド、N−フタルイミド、3−オクタデセ
ニルスクシンイミド)、ヘテロ環チオ基(例えば、2−
ベンゾチアゾリルチオ、2,4−ジ−フェノキシ−1,
3,5−トリアゾール−6−チオ、2−ピリジルチ
オ)、スルフィニル基(例えば、ドデカンスルフィニ
ル、3−ペンタデシルフェニルスルフィニル、3−フェ
ノキシプロピルスルフィニル)、ホスホニル基(例え
ば、フェノキシホスホニル、オクチルオキシホスホニ
ル、フェニルホスホニル)、アリールオキシカルボニル
基(例えば、フェノキシカルボニル)、アシル基(例え
ば、アセチル、3−フェニルプロパノイル、ベンゾイ
ル、4−ドデシルオキシベンゾイル)、アゾリル基(例
えば、イミダゾリル、ピラゾリル、3−クロロ−ピラゾ
ール−1−イル、トリアゾリル)を表わす。
【0012】R3 として好ましくは、アルキル基、アリ
ール基、ヘテロ環基、シアノ基、ニトロ基、アシルアミ
ノ基、アニリノ基、ウレイド基、スルファモイルアミノ
基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルコキシカル
ボニルアミノ基、スルホンアミド基、カルバモイル基、
スルファモイル基、スルホニル基、アルコキシカルボニ
ル基、ヘテロ環オキシ基、アシルオキシ基、カルバモイ
ルオキシ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、イミ
ド基、ヘテロ環チオ基、スルフィニル基、ホスホニル
基、アリールオキシカルボニル基、アシル基、アゾリル
基を挙げることができる。
【0013】更に好ましくはアルキル基、アリール基で
あり、凝集性の点からより好ましくは、少なくとも一つ
の置換基を有するアルキル基、アリール基であり、更に
好ましくは、少なくとも一つのアルコキシ基、スルホニ
ル基、スルファモイル基、カルバモイル基、アシルアミ
ド基又はスルホンアミド基を置換基として有するアルキ
ル基若しくはアリール基である。特に好ましくは、少な
くとも一つのアシルアミド基又はスルホンアミド基を置
換基として有するアルキル基若しくはアリール基であ
る。アリール基においてこれらの置換基を有する際には
少なくともオルト位に有することがより好ましい。
【0014】本発明のシアンカプラーは、R1 とR2
いずれも0.20以上の電子吸引性基であり、且つR1
とR2 のσp 値の和が0.65以上にすることでシアン
画像として発色するものである。R1 とR2 のσp 値の
和としては、好ましくは0.70以上であり、上限とし
ては1.8程度である。
【0015】R1 及びR2 はハメットの置換基定数σp
値が0.20以上の電子吸引性基である。好ましくは、
0.30以上の電子吸引性基である。上限としては1.
0以下の電子吸引性基である。ハメット則はベンゼン誘
導体の反応または平衡に及ぼす置換基の影響を定量的に
論ずるために1935年L.P.Hammett により提唱さ
れた経験則であるが、これは今日広く妥当性が認められ
ている。ハメット則によりもとめられた置換基定数には
σp 値とσm 値があり、これらの値は多くの一般的な成
書に記載があるが、例えば、J.A.Dean編「Lange'sH
andbook of Chemistry 」第12版、1979年(Mc Gr
aw-Hill) や「化学の領域増刊」、122号、96〜1
03頁、1979年(南江堂)に詳しい。本発明におい
てR1 及びR2 はハメットの置換基定数σp 値により規
定されるが、これらの成書に記載の文献既知の値がある
置換基にのみ限定されるという意味ではなくその値が文
献未知であってもハメット則に基づいて測定した場合に
その範囲内に含まれる限り包含されることは勿論であ
る。
【0016】σp 値が0.20以上の電子吸引性基であ
るR1 及びR2 の具体例としては、アシル基、アシルオ
キシ基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、ア
リールオキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、ジア
ルキルホスホノ基、ジアールホスホノ基、ジアリールホ
スフィニル基、アルキルスルフィニル基、アリールスル
フィニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニ
ル基、スルホニルオキシ基、アシルチオ基、スルファモ
イル基、チオシアネート基、チオカルボニル基、ハロゲ
ン化アルキル基、ハロゲン化アルコキシ基、ハロゲン化
アリールオキシ基、ハロゲン化アルキルアミノ基、ハロ
ゲン化アルキルチオ基、σp 0.20以上の他の電子吸
引性基で置換されたアリール基、複素環基、ハロゲン原
子、アゾ基、又はセレノシアネート基があげられる。こ
れらの置換基のうち更に置換基を有することが可能な基
は、R3 で挙げたような置換基を更に有してもよい。
【0017】R1 及びR2 を更に詳しく述べると、σp
値が0.20以上の電子吸引性基としては、アシル基
(例えば、アセチル、3−フェニルプロパノイル、ベン
ゾイル、4−ドデシルオキシベンゾイル)、アシルオキ
シ基(例えば、アセトキシ)、カルバモイル基(例え
ば、カルバモイル、N−エチルカルバモイル、N−フェ
ニルカルバモイル、N,N−ジブチルカルバモイル、N
−(2−ドデシルオキシエチル)カルバモイル、N−
(4−n−ペンタデカンアミド)フェニルカルバモイ
ル、N−メチル−N−ドデシルカルバモイル、N−{3
−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)プロピル}カ
ルバモイル)、アルコキシカルボニル基(例えば、メト
キシカルボニル、エトキシカルボニル、iso −プロピル
オキシカルボニル、tert−ブチルオキシカルボニル、is
o −ブチルオキシカルボニル、ブチルオキシカルボニ
ル、ドデシルオキシカルボニル、オクタデシルオキシカ
ルボニル)、アリールオキシカルボニル基(例えば、フ
ェノキシカルボニル)、シアノ基、ニトロ基、ジアルキ
ルホスホノ基(例えば、ジメチルホスホノ)、ジアリー
ルホスホノ基(例えば、ジフェニルホスホノ)、ジアリ
ールホスフィニル基(例えば、ジフェニルホスフィニ
ル)、アルキルスルフィニル基(例えば、3−フェノキ
シプロピルスルフィニル)、アリールスルフィニル基
(例えば、3−ペンタデシルフェニルスルフィニル)、
アルキルスルホニル基(例えば、メタンスルホニル、オ
クタンスルホニル)、アリールスルホニル基(例えば、
ベンゼンスルホニル、トルエンスルホニル)、スルホニ
ルオキシ基(メタンスルホニルオキシ、トルエンスルホ
ニルオキシ)、アシルチオ基(例えば、アセチルチオ、
ベンゾイルチオ)、スルファモイル基(例えば、N−エ
チルスルファモイル、N,N−ジプロピルスルファモイ
ル、N−(2−ドデシルオキシエチル)スルファモイ
ル、N−エチル−N−ドデシルスルファモイル、N,N
−ジエチルスルファモイル)、チオシアネート基、チオ
カルボニル基(例えば、メチルチオカルボニル、フェニ
ルチオカルボニル)、ハロゲン化アルキル基(例えば、
トリフロロメタン、ヘプタフロロプロパン)、ハロゲン
化アルコキシ基(例えばトリフロロメチルオキシ)、ハ
ロゲン化アリールオキシ基(例えばペンタフロロフェニ
ルオキシ)、ハロゲン化アルキルアミノ基(例えば、
N,N−ジ−(トリフロロメチル)アミノ)、ハロゲン
化アルキルチオ基(例えば、ジフロロメチルチオ、1,
1,2,2−テトラフロロエチルチオ)、σp 0.20
以上の他の電子吸引性基で置換されたアリール基(例え
ば、2,4−ジニトロフェニル、2,4,6−トリクロ
ロフェニル、ペンタクロロフェニル)、複素環基(例え
ば、2−ベンゾオキサゾリル、2−ベンゾチアゾリル、
1−フェニル−2−ベンズイミダゾリル、5−クロロ−
1−テトラゾリル、1−ピロリル)、ハロゲン原子(例
えば、塩素原子、臭素原子)、アゾ基(例えばフェニル
アゾ)またはセレノシアネート基を表わす。これらの置
換基のうち更に置換基を有することが可能な基は、R3
で挙げたような置換基を更に有してもよい。
【0018】R1 及びR2 として好ましいものとして
は、アシル基、アシルオキシ基、カルバモイル基、アル
コキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、シ
アノ基、ニトロ基、アルキルスルフィニル基、アリール
スルフィニル基、アルキルスルホニル基、アリールスル
ホニル基、スルファモイル基、ハロゲン化アルキル基、
ハロゲン化アルキルオキシ基、ハロゲン化アルキルチオ
基、ハロゲン化アリールオキシ基、2つ以上のσp 0.
20以上の他の電子吸引性基で置換されたアリール基、
及び複素環基を挙げることができる。更に好ましくは、
アルコキシカルボニル基、ニトロ基、シアノ基、アリー
ルスルホニル基、カルバモイル基及びハロゲン化アルキ
ル基である。R1 として最も好ましいものは、シアノ基
である。R2 として特に好ましいものは、アルコキシカ
ルボニル基であり、最も好ましいのは、分岐したアルコ
キシカルボニル基である。
【0019】Xは水素原子または芳香族第一級アミンカ
ラー現像主薬の酸化体とのカップリング反応において離
脱しうる基を表わすが、離脱しうる基を詳しく述べれば
ハロゲン原子、アルコキシ基、アリールオキシ基、アシ
ルオキシ基、アルキルもしくはアリールスルホニルオキ
シ基、アシルアミノ基、アルキルもしくはアリールスル
ホンアミド基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリー
ルオキシカルボニルオキシ基、アルキル、アリールもし
くはヘテロ環チオ基、カルバモイルアミノ基、5員もし
くは6員の含窒素ヘテロ環基、イミド基、アリールアゾ
基などがあり、これらの基は更にR3 の置換基として許
容された基で置換されていてもよい。
【0020】さらに詳しくはハロゲン原子(例えば、フ
ッ素原子、塩素原子、臭素原子)、アルコキシ基(例え
ば、エトキシ、ドテシルオキシ、メトキシエチルカルバ
モイルメトキシ、カルボキシプロピルオキシ、メチルス
ルホニルエトキシ、エトキシカルボニルメトキシ)、ア
リールオキシ基(例えば、4−メチルフェノキシ、4−
クロロフェノキシ、4−メトキシフェノキシ、4−カル
ボキシフェノキシ、3−エトキシカルボキシフェノキ
シ、3−アセチルアミノフェノキシ、2−カルボキシフ
ェノキシ)、アシルオキシ基(例えば、アセトキシ、テ
トラデカノイルオキシ、ベンゾイルオキシ)、アルキル
もしくはアリールスルホニルオキシ基(例えば、メタン
スルホニルオキシ、トルエンスルホニルオキシ)、アシ
ルアミノ基(例えば、ジクロルアセチルアミノ、ヘプタ
フルオロブチリルアミノ)、アルキルもしくはアリール
スルホンアミド基(例えば、メタンスルホンアミノ、ト
リフルオロメタンスルホンアミノ、p−トルエンスルホ
ニルアミノ)、アルコキシカルボニルオキシ基(例え
ば、エトキシカルボニルオキシ、ベンジルオキシカルボ
ニルオキシ)、アリールオキシカルボニルオキシ基(例
えば、フェノキシカルボニルオキシ)、アルキル、アリ
ールもしくはヘテロ環チオ基(例えば、ドデシルチオ、
1−カルボキシドデシルチオ、フェニルチオ、2−ブト
キシ−5−t−オクチルフェニルチオ、テトラゾリルチ
オ)、カルバモイルアミノ基(例えば、N−メチルカル
バモイルアミノ、N−フェニルカルバモイルアミノ)、
5員もしくは6員の含窒素ヘテロ環基(例えば、イミダ
ゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、
1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1−ピリジル)、イミ
ド基(例えば、スクシンイミド、ヒダントイニル)、ア
リールアゾ基(例えば、フェニルアゾ、4−メトキシフ
ェニルアゾ)などである。Xはこれら以外に炭素原子を
介して結合した離脱基としてアルデヒド類又はケトン類
で4当量カプラーを縮合して得られるビス型カプラーの
形を取る場合もある。又、Xは現像抑制剤、現像促進剤
など写真的有用基を含んでいてもよい。
【0021】好ましいXは、ハロゲン原子、アルコキシ
基、アリールオキシ基、アルキルもしくはアリールチオ
基、カップリング活性位に窒素原子で結合する5員もし
くは6員の含窒素ヘテロ環基である。より好ましいX
は、ハロゲン原子、アルキルもしくはアリールチオ基で
あり、特に好ましいのはアリールチオ基である。
【0022】一般式(I)又は(II)で表されるシアン
カプラーは、R1 、R2 、R3 又はXの基が二価の基に
なり、二量体以上の多量体や高分子鎖と結合して単重合
体若しくは共重合体を形成してもよい。高分子鎖と結合
して単重合体若しくは共重合体とは一般式(I)又は
(II)で表されるシアンカプラー残基を有する付加重合
体エチレン型不飽和化合物の単独もしくは共重合体が典
型例である。この場合、一般式(I)又は(II)で表さ
れるシアンカプラー残基を有するシアン発色繰り返し単
位は重合体中に1種類以上含有されていてもよく、共重
合成分として非発色性のエチレン型モノマーの1種また
は2種以上を含む共重合体であってもよい。一般式
(I)又は(II)で表されるシアンカプラー残基を有す
るシアン発色繰り返し単位は好ましくは下記一般式
(P)で表される。
【0023】
【化4】
【0024】式中Rは水素原子、炭素数1〜4個のアル
キル基または塩素原子を示し、Aは−CONH−、−C
OO−または置換もしくは無置換のフェニレン基を示
し、Bは置換もしくは無置換のアルキレン基、フェニレ
ン基またはアラルキレン基を示し、Lは−CONH−、
−NHCONH−、−NHCOO−、−NHCO−、−
OCONH−、−NH−、−COO−、−OCO−、−
CO−、−O−、−S−、−SO2 −、−NHSO2
または−SO2 NH−を表わす。a、b、cは0または
1を示す。Qは一般式(I)又は(II)で表わされる化
合物のR1 、R2 、R3 又はXより水素原子が離脱した
シアンカプラー残基を示す。重合体としては一般式
(I)又は(II)のカプラーユニットで表わされるシア
ン発色モノマーと芳香族一級アミン現像薬の酸化生成物
とカップリングしない非発色性エチレン様モノマーの共
重合体が好ましい。
【0025】芳香族一級アミン現像薬の酸化生成物とカ
ップリングしない非発色性エチレン型単量体としては、
アクリル酸、α−クロロアクリル酸、α−アルキルアク
リル酸(例えばメタクリル酸など)これらのアクリル酸
類から誘導されるアミドもしくはエステル(例えば、ア
クリルアミド、メタクリルアミド、n−ブチルアクリル
アミド、t−ブチルアクリルアミド、ジアセトンアクリ
ルアミド、メチルアクリレート、エチルアクリレート、
n−プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、
t−ブチルアクリレート、iso−ブチルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート、n−オクチルア
クリレート、ラウリルアクリレート、メチルメタクリレ
ート、エチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレー
トおよびβ−ヒドロキシメタクリレート)、ビニルエス
テル(例えばビニルアセテート、ビニルプロピオネート
およびビニルラウレート)、アクリロニトリル、メタク
リロニトリル、芳香族ビニル化合物(例えばスチレンお
よびその誘導体、例えばビニルトルエン、ジビニルベン
ゼン、ビニルアセトフェノンおよびスルホスチレン)、
イタコン酸、シトラコン酸、クロトン酸、ビニリデンク
ロライド、ビニルアルキルエーテル(例えばビニルエチ
ルエーテル)、マレイン酸エステル、N−ビニル−2−
ピロリドン、N−ビニルピリジンおよび2−および−4
−ビニルピリジン等がある。
【0026】特にアクリル酸エステル、メタクリル酸エ
ステル、マレイン酸エステル類が好ましい。ここで使用
する非発色性エチレン型モノマーは2種以上を一緒に使
用することもできる。例えばメチルアクリレートとブチ
ルアクリレート、ブチルアクリレートとスチレン、ブチ
ルメタクリレートとメタクリル酸、メチルアクリレート
とジアセトンアクリルアミドなどが使用できる。
【0027】ポリマーカプラー分野で周知の如く前記一
般式(I)又は(II)に相当するビニル系単量体と共重
合させるためのエチレン系不飽和単量体は形成される共
重合体の物理的性質および/または化学的性質、例えば
溶解度、写真コロイド組成物の結合剤例えばゼラチンと
の相溶性、その可撓性、熱安定性等が好影響を受けるよ
うに選択することができる。
【0028】本発明のシアンカプラーをハロゲン化銀感
光材料中、好ましくは赤感光性ハロゲン化銀乳剤層に含
有させるには、いわゆる内型カプラーにすることが好ま
しく、そのためには、R1 ,R2 ,R3 ,Xの少なくと
も1つの基が所謂バラスト基(好ましくは、総炭素数1
0以上)であることが好ましく、総炭素数10〜50で
あることがより好ましい。特にR3 においてバラスト基
を有することが好ましい。本発明において一般式(I)
で表わされるシアンカプラーが効果の点で好ましく、特
に一般式(I-a) で表わされるシアンカプラーが効果の点
で好ましい。以下に本発明のカプラーの具体例を示す
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0029】
【化5】
【0030】
【化6】
【0031】
【化7】
【0032】
【化8】
【0033】
【化9】
【0034】
【化10】
【0035】
【化11】
【0036】
【化12】
【0037】
【化13】
【0038】
【化14】
【0039】
【化15】
【0040】
【化16】
【0041】
【化17】
【0042】
【化18】
【0043】
【化19】
【0044】
【化20】
【0045】
【化21】
【0046】次に本発明のシアンカプラーの合成例を示
し、合成法を説明する。 合成例1(例示化合物C−1の合成)
【0047】
【化22】
【0048】
【化23】
【0049】3−m−ニトロフェニル−5−メチルシア
ノ−1,2,4−トリアゾール(1)(20.0g、8
7.3mmol)を150mlのジメチルアセトアミドに溶解
し、これに少しずつNaH(60% in oil)(7.3g
183mmol)を加え、80℃に加熱した。これにブロ
モピルビン酸エチル(13.1ml、105mmol)の50
mlジメチルアセトアミド溶液をゆっくり滴下した。滴下
後30分間、80℃で攪拌し、室温まで冷却した。反応
液に1N塩酸を加えて酸性にした後、酢酸エチルで抽出
し、芒硝乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲ
ルクロマトグラフィにより精製することにより化合物
(2)を10.79g(38%)得ることができた。
【0050】還元鉄(9.26g、166mmol)、塩化
アンモニウム(0.89g、16.6mmol)をイソプロ
パノール300mlに懸濁させ、更に水30ml、濃塩酸2
mlを加え、30点間加熱還流した。加熱還流しながら、
化合物(2)(10.79g、33.2mmol)を少しずつ
加えた。更に、4時間加熱還流後、即に、セライトを用
いて濾過し、濾液は減圧留去した。残渣を40mlのジメ
チルアセトアミドと60mlの酢酸エチルの混液に溶解
し、化合物(3) (25.6g、36.5mmol)を加えた
後、トリエチルアミン(23.1ml、166mmol)を加
え、70℃で5時間加熱する。反応液を室温まで冷却
後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液は水洗
後、芒硝で乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカ
ゲルクロマトグラフィにより精製し、化合物(4) を1
6.5g(52%)得ることができた。
【0051】化合物(4)(7.0g、7.30mmol)を
イソブタノール14mlに溶解し、オルトチタン酸テトラ
イソプロピル(0.43ml、1.46mmol)を加え、6
時間加熱還流した。反応液は室温まで冷却し、水を加
え、酢酸エチルで抽出した。芒硝乾燥後、溶媒を減圧留
去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィにより精製す
ることにより化合物(5)を5.0g(69%)得ること
ができた。
【0052】化合物(5)(5.0g、5.04mmol)を
50mlのテトラヒドロフランに溶解し、水冷下、SO2Cl2
(0.40ml、5.04mmol)を滴下し、滴下後、更に
4時間水冷下で攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチ
ルで抽出し、芒硝乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣を
シリカゲルクロマトグラフィにより精製することにより
例示化合物C−1を3.9g(76%)得ることができ
た。
【0053】合成例2(例示化合物C−39)
【0054】
【化24】
【0055】2−アミノ−5−クロロ−3,4−ジシア
ノピロール(6)(6.78g,40.7mmol)に36%
塩酸38mlを加え、氷冷攪拌下亜硝酸ナトリウム(2.
95g,42.7mmol)の水5.9ml溶液をゆっくり滴
下し、そのまま1.5時間攪拌を続け、化合物(7)を
合成した。化合物(8)(9.58g,427mmol)の
エタノール177ml溶液に氷冷攪拌下28%ナトリウム
メチラート102mlを加えて調製した溶液に、先に合成
した化合物(7)の溶液を氷冷攪拌下ゆっくりと滴下
し、その後1時間攪拌を続けた。次に反応液を1.5時
間加熱還流攪拌した。その後、反応液よりエタノールを
減圧下留去し、残渣をクロロホルムにとかし、飽和食塩
水にて洗浄、芒硝乾燥後、減圧下クロロホルムを留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより
精製し、化合物(10) 4.19g(収率(6)より2
9%)を得た。
【0056】尚、化合物(6)の合成は前記3,4−ジ
シアノピロールをクロル化した後、ニトロ化、鉄還元を
行って合成した。又、化合物(8)の合成は、γ−ラク
トンとベンゼンより公知の方法にて合成した化合物(a)
より、「ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・ケミカル
・ソサエティ」(Journal of the American ChemicalSo
ciety)、76、3209(1954)に記載の方法に準
じて合成した。
【0057】
【化25】
【0058】粉末の還元鉄(3.3g,59.0mmol)
に水10ml、塩化アンモニウム(0.3g,5.9mmo
l)および酢酸(0.34ml,5.9mmol)を加え、1
5分間加熱還流攪拌後、イソプロパノール31mlを加
え、さらに20分間加熱還流攪拌した。次に(10)(4.
1g,11.8mmol)のイソプロパノール14ml溶液を
滴下し、2時間加熱還流攪拌後、反応液を、セライトを
濾過助剤に用いて濾過し、酢酸エチルで残渣を洗浄し、
溶液を減圧留去した。
【0059】残渣を酢酸エチル16ml、ジメチルアセト
アミド24mlの混液に溶解し、これに(11)( 5.6g,
13.0mmol)を加え、更にトリエチルアミン(8.2
ml,59.0mmol)を加え、室温で、4時間攪拌した。
水を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で
洗浄した。芒硝乾燥後、溶媒を減圧留去し、残渣をシリ
カゲルクロマトグラフィにより精製し、例示化合物C−
39を6.46g(76%)得ることができた。他のカ
プラーについても同様に合成することができる。
【0060】本発明のシアンカプラーの感光材料中の含
有量は、ハロゲン化銀1モル当り1×10-3モル〜1モ
ルが適当であり、好ましくは、2×10-3モル〜3×1
-1モルである。
【0061】次に、水難溶性の単独重合体及び/又は共
重合体について説明する。本発明に用いられる重合体
は、水難溶性かつ有機溶剤可溶性のものであれば、いか
なる重合体でもよいが、少なくとも主鎖または側鎖に酸
基を有する繰り返し単位が20モル%以下である水難溶
性かつ有機溶剤可溶性の非発色性の重合体が発色性およ
び褪色改良効果等の点から好ましく、その中でも繰り返
し単位が>C=O結合を有する重合体がより好ましく、
更には−C(=O)O−結合又は−C(=O)NHR基
(Rは総炭素数3〜12の置換もしくは無置換のアルキ
ル基又はアリール基を表わす。)を有する重合体が好ま
しい。
【0062】また、本発明の重合体のモノマーとして
は、その単独重合体(分子量2万以上)としてのガラス
転移点(Tg)が50℃以上のものが好ましい。より好
ましくは80℃以上である。すなわち、単独重合体とし
てのTgが50℃以下となるようなモノマーで構成され
る重合体を用いると、高温(80℃以上)での強制条件
下では確かに画像堅牢性改良効果は認められるものの、
室温条件に近付くにつれ、その効果が減少し、画像堅牢
性が重合体無添加のものに近付く。一方、単独重合体と
してのTgが50℃付近以上となるようなモノマーで構
成される共重合体を用いると、室温条件に近付くにつ
れ、高温(80℃以上)での強制条件下での改良効果と
同等もしくはそれ以上となる。特に単独重合体としての
Tgが80℃以上となるモノマーで構成される重合体を
用いると、室温条件に近付くにつれ、改良効果は著しく
増大する。その傾向はアクリルアミド系およびメタアク
リルアミド系の重合体を用いた場合に顕著であり、非常
に好ましい。
【0063】また、光堅牢性に対しても、熱堅牢性改良
効果が大きい重合体のほうが改良効果が大きい傾向にあ
り、特に低い濃度部での改良効果が顕著であった。
【0064】また、本発明の重合体において酸基を有す
る繰り返し単位を有する場合、酸基の含有量は20モル
%以下であり、より好ましくは10モル%以下である。
【0065】水難溶性重合体としては、米国特許4,2
03,716号などに記載されたローダブルラテックス
ポリマーや米国特許4,857,449号や国際特許
(PCT)公開WO88/00723号などに開示され
た水難溶性かつ有機溶媒可溶性ポリマーが好ましく、さ
らには後者のタイプのポリマーが好ましい。水難溶性重
合体の例としては、ビニル重合体(メタクリレート系、
アクリルアミド系、メタアクリルアミド系ポリマーな
ど)、多価アルコールと多価塩基酸とが縮合して得られ
るポリエステル樹脂、グリコールまたは2価のフェノー
ルと炭酸エステルあるいはホスゲンとの縮合により得ら
れるポリウレタン樹脂、開環重合で得られるポリエステ
ル等が挙げられ、これらの重合体は2種類以上を任意に
併用しても良い。
【0066】本発明のシアンカプラーの少なくとも一種
と水難溶性の単独重合体または共重合体の少なくとも一
種とが共存した分散物は、次のようにして調製できる。
すなわち、重合体がローダブルラテックスである場合に
は、該シアンカプラーを重合体に含浸させることによっ
て得られる(米国特許第4,203,716号等に調整
法について詳細な説明がある)。好ましくは、重合体が
有機溶媒可溶性であって、この場合には該シアンカプラ
ーおよび有機溶媒可溶性の重合体を有機溶媒に溶解し、
この溶液をゼラチン水溶液などの親水性バインダー中に
(必要に応じて界面活性剤を用いて)撹拌器、ホモジナ
イザー、コロイドミル、フロージェットミキサー、超音
波装置等の分散手段によって乳化分散して分散物を得る
ことができる(詳細については米国特許第4,857,
449号および国際公開WO88/00723号に記載
されている)。
【0067】また、カプラー等の写真用有用物質の存在
下で前記の重合体のモノマー成分を懸濁重合、溶液重合
または塊状重合により得たものを親水性バインダー中に
同様にして分散することによって得てもよい(特開昭6
0−107642号に詳細な方法が記載されている)。
上記分散物は、高沸点有機溶媒を含有していてもよく、
用いられる高沸点有機溶媒としては、現像主薬の酸化体
と反応しないフェノール誘導体、フタル酸エステル、燐
酸エステル、クエン酸エステル、安息香酸エステル、ア
ルキルアミド、脂肪族エステル、トリメシン酸エステル
等の沸点150℃以上の有機溶媒が用いられる。
【0068】本発明に用いる重合体やカプラーを溶解す
るのに下記のような補助溶媒(低沸点溶媒や水溶性溶
媒)を用いるのが好ましい。低沸点有機溶媒としては、
酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル、2級ブ
チルアルコール、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、β−エトキシエチルアセテート、メチルセロ
ソルブアセテート及びシクロヘキサノン等が挙げられ
る。
【0069】また、水溶性有機溶媒としては、メチルア
ルコール、エチルアルコール、アセトン及びテトラヒド
ロフラン等が挙げられる。これらの有機溶媒は、必要に
応じて2種以上を組み合わせて使用することができる。
水不溶性重合体を含む乳化物の粒径としては、特に制限
はないが、0.04〜2μmが好ましく、より好ましく
は0.06〜0.4μmである。この粒子径は例えば英
国コールター社製ナノサイザー等の測定装置にて測定で
きる。
【0070】本発明で使用しうる重合体の重量平均分子
量は、一般に30万以下であり、好ましくは15万以
下、より好ましくは8万以下、さらに好ましくは3万以
下である。
【0071】本発明の重合体の補助溶剤に対する比率は
約1:1〜1:50(重量比)の範囲が好ましい。ま
た、本発明の重合体のカプラーに対する比率(重量比)
は1:20〜20:1が好ましく、より好ましくは1:
10から10:1である。本発明に用いられる重合体の
具体例の一部を以下に記すが、本発明はこれらに限定さ
れるものではない。なお、共重合体の比率はモル比を表
わす。
【0072】 具体例 ポリマー種 p−1) ポリビニルアセテート p−2) ポリビニルプロピオネート p−3) ポリメチルメタクリレート p−4) ポリエチルメタクリレート p−5) ポリエチルアクリレート p−6) 酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体(9
5:5) p−7) ポリn−ブチルアクリレート p−8) ポリn−ブチルメタクリレート p−9) ポリイソブチルメタクリレート p−10) ポリイソプロピルメタクリレート
【0073】p−11) ポリデシルメタクリレート p−12) n−ブチルアクリレート−アクリルアミド共
重合体(95:5) p−13) ポリメチルクロロアクリレート p−14) 1,4−ブタンジオール−アジピン酸ポリエ
ステル p−15) エチレングリコール−セバシン酸ポリエステ
ル p−16) ポリカプロラクトン p−17) ポリ(2-tert-ブチルフェニルアクリレー
ト) p−18) ポリ(4-tert-ブチルフェニルアクリレー
ト) p−19) n−ブチルメタクリレート−N−ビニル−2
−ピロリドン共重合体(90:10) p−20) メチルメタクリレート−塩化ビニル共重合体
(70:30)
【0074】p−21) メチルメタクリレート−スチレ
ン共重合体(90:10) p−22) メチルメタクリレート−エチルアクリレート
共重合体(50:50) p−23) n−ブチルメタクリレート−メチルメタクリ
レート−スチレン共重合体(50:30:20) p−24) 酢酸ビニル−アクリルアミド共重合体(8
5:15) p−25) 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(65:3
5) p−26) メチルメタクリレート−アクリルニトリル共
重合体(65:35) p−27) ジアセトンアクリルアミド−メチルメタクリ
レート共重合体(50:50) p−28) ビニルメチルケトン−イソブチルメタクリレ
ート共重合体(55:45) p−29) エチルメタクリレート−n−ブチルアクリレ
ート共重合体(70:30) p−30) ジアセトンアクリルアミド−n−ブチルアク
リレート共重合体(60:40)
【0075】p−31) メチルメタクリレート−シクロ
ヘキシルメタクリレート共重合体(50:50) p−32) n−ブチルアクリレート−スチレンメタクリ
レート−ジアセトンアクリルアミド共重合体(70:2
0:10) p−33) N−tert−ブチルメタクリルアミド−メチル
メタクリレート−アクリル酸共重合体(60:30:1
0) p−34) メチルメタクリレート−スチレン−ビニルス
ルホンアミド共重合体(70:20:10) p−35) メチルメタクリレート−フェニルビニルケト
ン共重合体(70:30) p−36) n−ブチルアクリレート−メチルメタクリレ
ート−n−ブチルメタクリレート共重合体(35:3
5:30) p−37) n−ブチルメタクリレート−ペンチルメタク
リレート−N−ビニル−2−ピロリドン共重合体(3
8:38:24) p−38) メチルメタクリレート−n−ブチルメタクリ
レート−イソブチルメタクリレート−アクリル酸共重合
体(37:29:25:9) p−39) n−ブチルメタクリレート−アクリル酸(9
5:5) p−40) メチルメタクリレート−アクリル酸共重合体
(95:5)
【0076】p−41) ベンジルメタクリレート−アク
リル酸共重合体(90:10) p−42) n−ブチルメタクリレート−メチルメタクリ
レート−ベンジルメタクリレート−アクリル酸共重合体
(35:35:25:5) p−43) n−ブチルメタクリレート−メチルメタクリ
レート−ベンジルメタクリレート共重合体(35:3
5:30) p−44) ポリ−3−ペンチルアクリレート p−45) シクロヘキシルメタクリレート−メチルメタ
クリレート−n−プロピルメタクリレート共重合体(3
7:29:34) p−46) ポリペンチルメタクリレート p−47) メチルメタクリレート−n−ブチルメタクリ
レート共重合体(65:35) p−48) ビニルアセテート−ビニルプロピオネート共
重合体(75:25) p−49) n−ブチルメタクリレート−3−アクリルオ
キシブタン−1−スルホン酸ナトリウム共重合体(9
7:3) p−50) n−ブチルメタクリレート−メチルメタクリ
レート−アクリルアミド共重合体(35:35:30)
【0077】p−51) n−ブチルメタクリレート−メ
チルメタクリレート−塩化ビニル共重合体(37:3
6:27) p−52) n−ブチルメタクリレート−スチレン共重合
体(90:10) p−53) メチルメタクリレート−N−ビニル−2−ピ
ロリドン共重合体(90:10) p−54) n−ブチルメタクリレート−塩化ビニル共重
合体(90:10) p−55) n−ブチルメタクリレート−スチレン共重合
体(70:30) p−56) ポリ(N−sec−ブチルアクリルアミド) p−57) ポリ(N−tert−ブチルアクリルアミ
ド) p−58) ジアセトンアクリルアミド−メチルメタクリ
レート共重合体(62:38) p−59) ポリシクロヘキシルメタクリレート−メチル
メタクリレート共重合体(60:40) p−60) N−tert−ブチルアクリルアミド−メチ
ルメタクリレート共重合体(40:60)
【0078】p−61) ポリ(N−n−ブチルアクリル
アミド) p−62) ポリ(tert−ブチルメタクリレート)−
N−tert−ブチルアクリルアミド共重合体(50:
50) p−63) tert−ブチルメタクリレート−メチルメ
タクリレート共重合体(70:30) p−64) ポリ(N−tert−ブチルメタクリルアミ
ド) p−65) N−tert−ブチルアクリルアミド−メチ
ルメタクリレート共重合体(60:40) p−66) メチルメタクリレート−アクリルニトリル共
重合体(70:30) p−67) メチルメタクリレート−ビニルメチルケトン
共重合体(38:62) p−68) メチルメタクリレート−スチレン共重合体
(75:25) p−69) メチルメタクリレート−ヘキシルメタクリレ
ート共重合体(70:30) p−70) ポリ(ベンジルアクリレート)
【0079】p−71) ポリ(4−ビフェニルアクリレ
ート) p−72) ポリ(4−ブトキシカルボニルフェニルアク
リレート) p−73) ポリ(sec−ブチルアクリレート) p−74) ポリ(tert−ブチルアクリレート) p−75) ポリ〔3−クロロ2,2−ビス(クロロメチ
ル)プロピルアクリレート〕 p−76) ポリ(2−クロロフェニルアクリレート) p−77) ポリ(4−クロロフェニルアクリレート) p−78) ポリ(ペンタクロロフェニルアクリレート) p−79) ポリ(4−シアノベンジルアクリレート) p−80) ポリ(シアノエチルアクリレート)
【0080】p−81) ポリ(4−シアノフェニルアク
リレート) p−82) ポリ(4−シアノ−3−チアブチルアクリレ
ート) p−83) ポリ(シクロヘキシルアクリレート) p−84) ポリ(2−エトキシカルボニルフェニルアク
リレート) p−85) ポリ(3−エトキシカルボニルフェニルアク
リレート) p−86) ポリ(4−エトキシカルボニルフェニルアク
リレート) p−87) ポリ(2−エトキシエチルアクリレート) p−88) ポリ(3−エトキシプロピルアクリレート) p−89) ポリ(1H,1H,5H−オクタフルオロペ
ンチルアクリレート) p−90) ポリ(ヘプチルアクリレート)
【0081】p−91) ポリ(ヘキサデシルアクリレー
ト) p−92) ポリ(ヘキシルアクリレート) p−93) ポリ(イソブチルアクリレート) p−94) ポリ(イソプロピルアクリレート) p−95) ポリ(3−メトキシブチルアクリレート) p−96) ポリ(2−メトキシカルボニルフェニルアク
リレート) p−97) ポリ(3−メトキシカルボニルフェニルアク
リレート) p−98) ポリ(4−メトキシカルボニルフェニルアク
リレート) p−99) ポリ(2−メトキシエチルアクリレート) p−100) ポリ(4−メトキシフェニルアクリレート)
【0082】p−101) ポリ(3−メトキシプロピルア
クリレート) p−102) ポリ(3,5−ジメチルアダマンチルアクリ
レート) p−103) ポリ(3−ジメチルアミノフェニルアクリレ
ート) p−104) ポリビニル−tert−ブチレート p−105) ポリ(2−メチルブチルアクリレート) p−106) ポリ(3−メチルブチルアクリレート) p−107) ポリ(1,3−ジメチルブチルアクリレー
ト) p−108) ポリ(2−メチルペンチルアクリレート) p−109) ポリ(2−ナフチルアクリレート) p−110) ポリ(フェニルアクリレート)
【0083】p−111) ポリ(プロピルアクリレート) p−112) ポリ(m−トリルアクリレート) p−113) ポリ(o−トリルアクリレート) p−114) ポリ(p−トリルアクリレート) p−115) ポリ(N,N−ジブチルアクリルアミド) p−116) ポリ(イソヘキシルアクリルアミド) p−117) ポリ(イソオクチルアクリルアミド) p−118) ポリ(N−メチル−N−フェニルアクリルア
ミド) p−119) ポリ(アダマンチルメタクリレート) p−120) ポリ(ベンジルメタクリレート)
【0084】p−121) ポリ(2−ブロモエチルメタク
リレート) p−122) ポリ(2−N−tert−ブチルアミノエチ
ルメタクリレート) p−123) ポリ(sec−ブチルメタクリレート) p−124) ポリ(tert−ブチルメタクリレート) p−125) ポリ(2−クロロエチルメタクリレート) p−126) ポリ(2−シアノエチルメタクリレート) p−127) ポリ(2−シアノメチルフェニルメタクリレ
ート) p−128) ポリ(4−シアノフェニルメタクリレート) p−129) ポリ(シクロヘキシルメタクリレート) p−130) ポリ(ドデシルメタクリレート)
【0085】p−131) ポリ(ジエチルアミノエチルメ
タクリレート) p−132) ポリ(2−エチルスルフィニルエチルメタク
リレート) p−133) ポリ(ヘキサデシルメタクリレート) p−134) ポリ(ヘキシルメタクリレート) p−135) ポリ(2−ヒドロキシプロピルメタクリレー
ト) p−136) ポリ(4−メトキシカルボニルフェニルメタ
クリレート) p−137) ポリ(3,5−ジメチルアダマンチルメタク
リレート) p−138) ポリ(ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト) p−139) ポリ(3,3−ジメチルブチルメタクリレー
ト) p−140) ポリ(3,3−ジメチル−2−ブチルメタク
リレート)
【0086】p−141) ポリ(3,5,5−トリメチル
ヘキシルメタクリレート) p−142) ポリ(オクタデシルメタクリレート) p−143) ポリ(テトラデシルメタクリレート) p−144) ポリ(4−ブトキシカルボニルフェニルメタ
クリルアミド) p−145) ポリ(4−カルボキシフェニルメタクリルア
ミド) p−146) ポリ(4−エトキシカルボニルフェニルメタ
クリルアミド) p−147) ポリ(4−メトキシカルボニルフェニルメタ
クリルアミド) p−148) ポリ(ブチルブトキシカルボニルメタクリレ
ート) p−149) ポリ(ブチルクロロアクリレート) p−150) ポリ(ブチルシアノアクリレート)
【0087】p−151) ポリ(シクロヘキシルクロロア
クリレート) p−152) ポリ(エチルクロロアクリレート) p−153) ポリ(エチルエトキシカルボニルメタクリレ
ート) p−154) ポリ(エチルエタクリレート) p−155) ポリ(エチルフルオロメタクリレート) p−156) ポリ(ヘキシルヘキシルオキシカルボニルメ
タクリレート) p−157) ポリ(イソブチルクロロアクリレート) p−158) ポリ(イソプロピルクロロアクリレート) p−159) ポリ(P−tert−ブチルスチレン) p−160) N−t−ブチルアクリルアミド−2−メトキ
シエチルアクリレート共重合体(55:45)
【0088】p−161) ω−メトキシポリエチレングリ
コールメタクリレート(付加モル数n=6)−メチルメ
タクリレート(40:60) p−162) ω−メトキシポリエチレングリコールアクリ
レート(付加モル数n=9)−N−t−ブチルアクリル
アミド(25:75) p−163) ポリ(2−メトキシエチルメタクリレート) p−164) ポリ〔2−(2−メトキシエトキシ)エチル
アクリレート〕 p−165) 2−(2−ブトキシエトキシ)エチルアクリ
レート−メチルメタクリレート共重合体(58:42) p−166) ポリ(オキシカルボニルオキシ−1,4−フ
ェニレンイソブチリデン−1,4−フェニレン) p−167) ポリ(オキシエチレンオキシカルボニルイミ
ノヘキサメチレンイミノカルボニル) p−168) N−〔4−(4’−ヒドロキシフェニルスル
ホニル)フェニル〕アクリルアミド−ブチルアクリレー
ト共重合体(65:35) p−169) N−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリル
アミド−N−t−ブチルアクリルアミド共重合体(5
0:50) p−170) 〔4−(4’−ヒドロキシルフェニルスルホ
ニル)フェノキシメチル〕スチレン(m,p混合物)−
N−t−ブチルアクリルアミド共重合体(15:85)
【0089】p−171) ポリ(N,N−ジメチルアクリ
ルアミド) p−172) ポリ(N−t−ブチルメタクリルアミド) p−173) ポリオクチルアクリレート p−174) ポリカプロラクタム p−175) ポリプロピオラクタム p−176) ポリジメチルプロピオラクトン p−177) ステアリルメタクリレート−アクリル酸共重
合体(90:10) p−178) ステアリルメタクリレート−メチルメタクリ
レート−アクリル酸共重合体(50:40:10) p−179) ブチルアクリレート−スチレンメタクリレー
ト−ジアセトンアクリルアミド共重合体(70:20:
10) p−180) N−t−ブチルアクリルアミド−メチルフェ
ニルメタクリレート共重合体(60:40) p−181) N−t−ブチルメタクリルアミド−ビニルピ
リジン共重合体(95:5) p−182) マレイン酸ジエチル−ブチルアクリレート共
重合体(65:35) 本発明の水難溶性の重合体は、特開平2−6942号等
の公知の手法で合成することができる。
【0090】本発明の感光材料は、支持体上に、シアン
発色性のハロゲン化銀乳剤層を少なくとも一層有すれば
よいが、好ましくはイエロー発色性、マゼンタ発色性お
よびシアン発色性の各ハロゲン化銀乳剤層を有し、それ
ぞれが青感性、緑感性および赤感性であることが好まし
い。また本発明の感光材料はこの順で塗設して構成する
ことができるが、これと異なる順序であっても良い。ま
た、赤外感光性ハロゲン化銀乳剤層を前記の感光性乳剤
層の少なくとも一つの替りに用いることができる。本発
明に用いられるハロゲン化銀としては、塩化銀、臭化
銀、(沃)塩臭化銀、沃臭化銀などを用いることができ
るが、特に本発明の効果を有効に発揮する点及び迅速処
理の目的から沃化銀を実質的に含まない塩化銀含有率が
90モル%以上、さらには95%以上、特に98%以上
の塩臭化銀または塩化銀乳剤の使用が好ましい。本発明
に係わる感光材料には、画像のシャープネス等を向上さ
せる目的で親水性コロイド層に、欧州特許EP0,33
7,490A2号の第27〜76頁に記載の、処理によ
り脱色可能な染料(なかでもオキソノール系染料)を該
感材の680nmにおける光学反射濃度が0.70以上
になるように添加したり、支持体の耐水性樹脂層中に2
〜4個のアルコール類(例えばトリメチロールエタン)
等で表面処理された酸化チタンを12重量%以上(より
好ましくは14重量%以上)含有させるのが好ましい。
【0091】また、本発明の感光材料には、カプラーと
共に欧州特許EP0,277,589A2号に記載のよ
うな色像保存性改良化合物を使用するのが好ましい。特
にピラゾロアゾールカプラーとの併用が好ましい。すな
わち、発色現像処理後に残存する芳香族アミン系現像主
薬と化学結合して、化学的に不活性でかつ実質的に無色
の化合物を生成する化合物(F)及び/または発色現像
処理後に残存する芳香族アミン系発色現像主薬の酸化体
と化学結合して、化学的に不活性でかつ実質的に無色の
化合物を生成する化合物(G)を同時または単独に用い
ることが、例えば処理後の保存における膜中残存発色現
像主薬ないしその酸化体とカプラーの反応による発色色
素生成によるステイン発生その他の副作用を防止する上
で好ましい。
【0092】また、本発明の感光材料には、親水性コロ
イド層中に繁殖して画像を劣化させる各種の黴や最近を
防ぐために、特開昭63−271247号に記載のよう
な防黴剤を添加するのが好ましい。また、本発明の感光
材料に用いられる支持体としては、ディスプレイ用に白
色ポリエステル系支持体又は白色顔料を含む層がハロゲ
ン化銀乳剤層を有する側の支持体上に設けられた支持体
を用いてもよい。さらに鮮鋭性を改良するために、アン
チハレーション層を支持体のハロゲン化銀乳剤層塗布側
または裏面に塗設するのが好ましい。特に反射光でも透
過光でもディスプレイが観賞できるように、支持体の透
過濃度を0.35〜0.8の範囲に設定するのが好まし
い。
【0093】本発明の感光材料は可視光で露光されても
赤外光で露光されてもよい。露光方法としては低照度露
光でも高照度短時間露光でもよく、特に後者の場合には
一画素当たりの露光時間が10-4秒より短いレーザー走
査露光方式が好ましい。
【0094】また、露光に際して、米国特許第4,88
0,726号に記載のバンド・ストップフィルターを用
いるのが好ましい。これによって光混色が取り除かれ、
色再現性が著しく向上する。本発明の感光材料に適用さ
れるハロゲン化銀乳剤やその他の素材(添加剤など)及
び写真構成層(層配置など)、並びにこの感材を処理す
るために適用される処理法や処理用添加剤としては、下
記の特許公報、特に欧州特許EP0,355,660A
2号(特開平2−139544号)に記載されているも
のが好ましく用いられる。
【0095】
【表1】
【0096】
【表2】
【0097】
【表3】
【0098】
【表4】
【0099】
【表5】
【0100】また、塩化銀含有率が90モル%以上の高
塩化銀乳剤を使用するハロゲン化銀カラー感光材料の処
理方法としては、特開平2−207250号の第27頁
左上欄〜34頁右上欄に記載の方法が好ましく適用され
る。
【0101】
【実施例】以下、実施例をもって本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持体表面にコロ
ナ放電処理を施した後、ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウムを含むゼラチン下塗層を設け、更に種々の写真
構成層を塗布して以下に示す層構成の多層カラー印画紙
(試料A)を作製した。塗布液は以下の様にして調製し
た。
【0102】第五層塗布液の調製 シアンカプラー(ExC)32.0g、色像安定剤(C
pd−2)3.0g、色像安定剤(Cpd−4)2.0
g、色像安定剤(Cpd−6)18.0g、重合体(P
−61)40.0gおよび色像安定剤(Cpd−8)
5.0gに、酢酸エチル50.0ccおよび溶媒(Sol
v−6)14.0gを加え溶解し、この溶液をドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム8ccを含む20%ゼラチ
ン水溶液500ccに添加した後、超音波ホモジナイザー
にて乳化分散させて乳化分散物を調製した。一方、塩臭
化銀乳剤(立方体、平均粒子サイズ0.58μmの大サ
イズ乳剤と0.45μmの小サイズ乳剤との1:4混合
物(Agモル比)。粒子サイズ分布の変動係数はそれぞ
れ0.09と0.11、各サイズ乳剤ともAgBr0.6モ
ル%を粒子表面の一部に局在含有させた)が調製され
た。この乳剤には下記に示す赤感性増感色素Eが銀1モ
ル当たり大サイズ乳剤に対しては0.9×10-4モル、
また小サイズ乳剤に対しては1.1×10-4モル添加さ
れている。また、この乳剤の化学熟成は硫黄増感剤と金
増感剤が添加して行われた。前記の乳化分散物とこの赤
感性塩臭化銀乳剤とを混合溶解し、以下に示す組成とな
るように第五層塗布液を調製した。
【0103】第一層から第四層、第六層および第七層用
の塗布液も第五層塗布液と同様の方法で調製した。各層
のゼラチン硬化剤としては、H-1およびH-2を使用し
た。また、各層にCpd−10とCpd−11をそれぞ
れ全量が25.0mg/m2と50.0mg/m2となるように
添加した。各感光性乳剤層の塩臭化銀乳剤には下記の分
光増感色素をそれぞれ用いた。
【0104】
【表6】
【0105】
【表7】
【0106】
【表8】
【0107】また青感性乳剤層、緑感性乳剤層、赤感性
乳剤層に対し、1-(5−メチルウレイドフェニル)−5
−メルカプトテトラゾールをそれぞれハロゲン化銀1モ
ル当たり8.5×10-5モル、7.7×10-4モル、
2.5×10-4モル添加した。また、青感性乳剤層と緑
感性乳剤層に対し、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,
3,3a,7−テトラザインデンをそれぞれハロゲン化
銀1モル当たり、1×10-4モルと2×10-4モル添加
した。また、イラジェーション防止のために乳剤層に下
記の染料(カッコ内は塗布量を表す)を添加した。
【0108】
【化26】
【0109】(層構成)以下に各層の層構成を示す。数
字は塗布量(g/m2)を表す。ハロゲン化銀乳剤は銀換
算塗布量を表す。
【0110】
【表9】
【0111】
【表10】
【0112】
【表11】
【0113】
【表12】
【0114】
【化27】
【0115】
【化28】
【0116】
【化29】
【0117】
【化30】
【0118】
【化31】
【0119】
【化32】
【0120】
【化33】
【0121】
【化34】
【0122】次いで試料Aの第5層赤感層のシアンカプ
ラー(ExC)を等モル量の第A表に示したシアンカプ
ラーとおきかえ、および重合体(P−61)を第A表記
載のように添加、無添加にした以外は同様の試料B〜U
を作成した。得られた、各試料に感光計(富士写真フイ
ルム株式会社製、FWH型、光源の色温度3200°K)を
使用し、センシトメトリー用3色分解フィルターの階調
露光を与えた。この時の露光は0.1 秒の露光時間で250C
MSの露光量になるように行った。露光の終了した試料
は、ペーパー処理機を用いて、下記処理工程および処理
液組成の液を使用し、処理を行った。 〔処 理 工 程〕 処理工程 温 度 時 間 カラー現像 35℃ 45秒 漂白定着 30〜34℃ 45秒 リンス1 30〜34℃ 20秒 リンス2 30〜34℃ 20秒 リンス3 30〜34℃ 20秒 乾 燥 70〜80℃ 60秒
【0123】各処理液の組成は以下の通りである。 〔カラー現像液〕 〔タンク液〕 水 800ml エチレンジアミン−N,N,N,N−テトラメチレンホスホン酸 1.5g 臭化カリウム 0.015g トリエタノールアミン 8.0g 塩化ナトリウム 1.4g 炭酸カリウム 25g N−エチル−N−(β−メタンスルホンアミドエチル)−3−メ チル−4−アミノアニリン硫酸塩 5.0g N,N−ビス(カルボキシメチル)ヒドラジン 4.0g N,N−ジ(スルホエチル)ヒドロキシルアミン・1Na 4.0g 蛍光増白剤(WHITEX 4B,住友化学製) 1.0g 水を加えて 1000ml pH(25℃) 10.05
【0124】 〔漂白定着液〕 水 400ml チオ硫酸アンモニウム(700g/リットル) 100ml 亜硫酸ナトリウム 17g エチレンジアミン四酢酸鉄(III)アンモニウム 55g エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 5g 臭化アンモニウム 40g 水を加えて 1000ml pH(25℃) 6.0
【0125】〔リンス液〕 イオン交換水(カルシウム,マグネシウムは各々3ppm
以下)
【0126】前記の如く処理した各試料を富士写真フイ
ルム(株)製TCD型濃度測定装置でシアン反射濃度を
測定し、最大濃度(Dmax)を求めた。また各色の最
大濃度及び光堅牢性について下記の要領で試験を施し
た。 (光堅牢性) 太陽光60日間照射(アンダーグラス屋外露台使用) なお、堅牢性は、初濃度(D0 )=1.0に対する試験
後の濃度(D)の百分率(%)で表した。また種々の色
の布地を撮影したカラーネガフィルムから各試料に露光
し、同様に処理した試料及び太陽光60日間照射(アン
ダーグラス屋外露台使用)後の試料について色再現性を
評価した。評価は比較用の試料Aに比べた時の色再現
(色相、彩度)の優劣で判断した。結果を第A表に示し
た。
【0127】
【表13】
【0128】第A表からわかるように、本発明の感光材
料は、太陽光で照射後においても優れた色再現性を有
し、かつ高い発色性と高い光堅牢性を達成していること
がわかる。なお、試料D、F〜H、J、L、N、P、
Q、S、T、Uにおいて熱堅牢性(30℃、70RH%
30日間保存)についても調べたところ、優れた熱堅牢
性を有していることが判った。
【0129】
【発明の効果】優れた色再現性を有し、かつ高い発色性
と高い光及び熱堅牢性を有するカラー画像を形成するこ
とができるハロゲン化銀カラー写真感光材料を提供する
ことができる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−279340(JP,A) 特開 平2−287352(JP,A) 特開 平2−195346(JP,A) 特開 昭63−199352(JP,A) 特開 平1−288855(JP,A) 特開 昭63−100457(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、少なくとも一層のシアン発
    色性のハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀カラー
    写真感光材料において、シアン発色性ハロゲン化銀乳剤
    層に下記一般式(I)または(II)で表わされるシアン
    カプラーの少なくとも1種と水難溶性の単独重合体及び
    /又は共重合体の少なくとも一種とを含有することを特
    徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。 【化1】 (一般式(I)及び(II)中、Za及びZbはそれぞれ
    −C(R3 )=又は−N=を表わす。但し、Za及びZ
    bの何れか一方は−N=であり、他方は−C(R 3 )=
    である。R1 及びR2 はそれぞれハメットの置換基定数
    σp 値が0.20以上の電子吸引性基を表わし、且つR
    1 とR2 のσp 値の和は0.65以上である。R3 は水
    素原子又は置換基を表わす。Xは水素原子又は芳香族第
    一級アミンカラー現像主薬の酸化体とのカップリング反
    応において離脱しうる基を表わす。R1 、R2 、R3
    はXの基が二価の基になり、二量体以上の多量体や高分
    子鎖と結合して単重合体若しくは共重合体を形成しても
    よい。)
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