JP2681984B2 - サーボ制御データ記録装置 - Google Patents

サーボ制御データ記録装置

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JP2681984B2 JP63070249A JP7024988A JP2681984B2 JP 2681984 B2 JP2681984 B2 JP 2681984B2 JP 63070249 A JP63070249 A JP 63070249A JP 7024988 A JP7024988 A JP 7024988A JP 2681984 B2 JP2681984 B2 JP 2681984B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、事故原因の解析などに好適を、サーボ制御
データ記録装置に関する。
〔発明の概要〕
本発明は、VTR等の電子機器のサーボ制御系の異常発
生の前後にわたって、主要なサーボ制御データの推移
を、マイクロコンピュータの制御の下にRAMに記録し、
保存することにより、異常発生の原因を効率良く解析す
ることができるようにするものである。
〔従来の技術〕
放送局において、VTRは放送番組の録画・編集などに
欠くことのできない重要な電子機器である。このため、
従来の業務用VTR(以下、単にVTRと呼ぶ)では内蔵のマ
イクロコンピュータによって、信号系及びサーボ系の動
作状態の制御と監視とが行われており、異常の発生を速
かに検出することができる。
監視用データを取り込むためのセンサも、例えば特開
昭60-133369号公報などによって提案されている。
そして、VTRに異常が発生した場合、異常個所の表示
や、駆動系の動力遮断のような応急処置がなされて、貴
重な録画内容を損傷する等の事故を未然に防止すること
ができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述のように、従来のVTRでは、マイクロコンピュー
タによるデジタル・サーボが用いられており、制御上の
重要なデータはRAM(ランダム・アクセス・メモリ)に
格納されている。VTRの動作中、マイクロコンピュータ
が必要に応じてこれらのデータを参照しながら、あるい
は更新しながら制御を行なっている。また、これらのデ
ータは、サーボ・チェッカーなどのような装置を用いて
モニタすることができる。
ところが、従来のVTRでは、このサーボ制御データ
は、制御に用いられた後、捨てられてしまう。このた
め、サーボ系に異常が発生した場合、応急処置の後に、
その原因を解析しようとしても、異常発生前後の制御デ
ータを得ることができず、原因の究明に多くの時間と費
用がかかるという問題があった。
かかる点に鑑み、本発明の目的は、異常発生の前後に
亘って、VTRなどの電子機器の主要なサーボ制御データ
の推移を記録することができて、異常発生原因の解析の
効率化に寄与することのできるサーボ制御データ記録装
置を提供するところにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、不揮発性の第1及び第2のメモリ手段(3
2)及び(33)と、電子機器のサーボ制御系(10)のサ
ーボ制御データの実質的変化を検出するデータ変化検出
手段(22)と、サーボ制御データに基いてサーボ制御系
の異常の発生を検出する異常発生検出手段(21)と、デ
ータ変化検出手段の出力に基いて、サーボ制御データを
第1のメモリ手段に書き込むように制御すると共に、異
常発生検出手段の出力に基いて、サーボ制御データの所
定数を第1のメモリ手段に書き込むように制御するデー
タ記録制御手段(23w)と、このデータ記録制御手段に
より所定数のサーボ制御データが書き込まれた後に発せ
られる指令信号に基いて、第1のメモリ手段の全サーボ
制御データを第2のメモリ手段に転送するように制御す
るデータ転送制御手段(23t)とを備えるサーボ制御デ
ータ記録装置である。
〔作用〕
かかる構成によれば、サーボ制御系の異常発生の前後
にわたる主要なサーボ制御データの推移が記録され、保
存されて、異常発生原因の効率的解析に寄与することが
できる。
〔実施例〕
以下、第1図〜第3図を参照しながら、本発明による
サーボ制御データ記録装置の一実施例について説明す
る。
本発明の一実施例の構成を第1図に示す。
第1図において、(10)はVTRのサーボ制御系であっ
て、例えばキャプスタン駆動用及び回転ドラム駆動用の
モータ(11c)及び(11d)と、これらにそれぞれ結合さ
れた周波数信号発生器(FG)(12c)及び(12d)とを備
え、モータ(11c)及び(11d)は、それぞれスイッチ
(13c)及び(13d)を介して、図示を省力した電源に接
続される。
(14a)〜(14n)はサーボ制御系(10)の複数の制御
対象(図示を省略)に付随するセンサであって、その出
力データが、FG(12c)及び(12d)の出力データと共
に、例えばTV信号のフレーム間隔で、マイクロコンピュ
ータ(CPU)(20)に取り込まれる。
本実施例において、記録及び保存の対象とするサーボ
制御データは、例えば次の〜のようなものである。
また、時間の推移を把握するために、の内蔵時計時刻
も併せて記録・保存される。
供給リールモータ・トルク 巻取リールモータ・トルク ドラムモータ制御電圧 キャプスタンモータ制御電圧 供給リール巻径 巻取リール巻径 リールスピード キャプスタンスピード テンションセンサ出力電圧 サーボ回路基板電源電圧 キャプスタンサーボ・ステータスフラグ ドラムサーボ・ステータスフラグ 走行方向(FWD/REV)フラグ システム制御コマンド エラーステータスフラグ 内蔵時計時刻 上述の各データのデータ量は、〜が本来2バイト
であり、〜が1バイトであるが、異常発生時のデー
タ推移を把握するためには、〜のデータも上位1バ
イトのみを記録すれば足り、その分だけ記録するデータ
の種類が多くなっている。
CPU(20)内の異常発生検出部(21)は、サーボ制御
系(10)から上述のような各種のデータを供給されて、
例えばFG(12)の異常のように、テープダメージにつな
がる可能性の高い、重大な異常の発生を検出する。
また、データ変化検出部(22)は、サーボ制御系(1
0)から供給され、ジッタ成分を含んでいる各種のデー
タの実質的な変化を検出する。
制御部(23)は記録制御部(23w)と転送制御部(23
t)とに大別され、記録制御部(23w)は、時計(24)及
びカウンタ(25)を含む。上述の両検出部(21)及び
(22)の検出出力が記録制御部(23w)に供給され、図
示を省略したホストCPUからのリセットコマンドが転送
制御部(23t)に供給される。また、記録制御部(23w)
からは、サーボ制御系(10)のスイッチ(13c)及び(1
3d)の制御信号と、ディスプレイ(26)へのメッセージ
とが出力される。
(31)は従来のサーボ制御データの格納用RAM、(3
2)及び(33)は本発明にかかるサーボ制御データの記
録用RAM及び保存用RAMであって、RAM(31),(32)及
び(33)の容量は、例えばそれぞれ4KB,2KB及び2KBとさ
れる。RAM(31)〜(33)とCPU(20)とはデータバス
(34d)及びアドレスバス(34a)によって相互に接続さ
れる。RAM(32)及び(33)には、パスワードゲート(3
5)を介して、制御部(23)からパスワードを付随させ
た書き込み制御信号が供給されて、CPUの暴走などによ
る記録データの破壊が防止される。なお、RAM(32)及
び(33)は電池(36)によってバックアップされる。
(37)は、CPU(20)の暴走を検出するための、いわ
ゆるウォッチ・ドッグ・タイマであって、正常な処理ル
ーチンでは、例えば2〜4mSの所定時間内にアクセスさ
れ、この所定時間を経過してもアクセスされない場合は
割込みを発生させる。
なお、制御部(23)の暴走はCPU(20)が検出するよ
うになっている。
本実施例においては、上述のCPU(20)及び制御部(2
3)の暴走も重大な異常として処理される。
次に、第2図をも参照しながら、本実施例のデータ記
録動作について説明する。
CPU(20)の異常発生検出部(21)において、例えば
フレームごとに、異常発生の有無が判断される(ステッ
プ)。
正常動作時には、上述のような各種データと内蔵時計
(24)の時刻とが、RAM(32)内を循環するアドレスポ
インタによって指定されたアドレス、例えばn番地に書
き込まれ(ステップ)、このn番地のデータと、1つ
前の(n−1)番地に書き込まれたデータとの異同がデ
ータ変化検出部(22)において比較される(ステップ
)。
隣接する両番地のデータが異なる場合、次にデータが
書き込まれるアドレスとして(n+1)番地が指定され
(ステップ)、内蔵時計(24)がリセットされて(ス
テップ)、ステップに戻り、上述の一連の動作が反
復される。
隣接する両番地のデータが、ジッタ成分をも考慮し
て、実質的に等しい場合には、内蔵時計(24)による計
時(ステップ)と、その1バイト表示の時刻が一巡し
て(0)になるまでの、例えば256フレームの所定時間T
0が経過したか否かが判断される(ステップ)。この
所定時間が経過するまでは、RAM(32)の同じ(n+
1)番地に同じデータが繰返し上書き(オーバライト)
されて、正常時の記録データ量が圧縮され、RAM(32)
の容量が有効に利用される。
また、所定時間T0が経過するごとに、記録アドレスが
(n+2),(n+3)…の各番地に順次進み、それぞ
れ同じデータが書き込まれる。これにより、隣接する両
番地のデータが等しい場合は、この両番地のデータが内
蔵時計(24)の表示一巡時間T0を隔てて記録されたこと
が判り、時間経過を把握することができる。
ステップにおいて異常の発生が検出された場合、ス
イッチ(13c)及び(13d)が開放されて、駆動系(10)
の動力が遮断され(ステップ)、カウンタ(25)が起
動して、異常発生後のデータの記録回数が計数され(ス
テップ)、例えば64回の所定回数Mのデータ記録が行
われたか否かが判断される(ステップ)。
異常発生後の各サーボ制御データは変動が大きく、所
定の記録回数Mに満たない間は、前述のステップ〜
に従って、ほぼ毎フレームのデータが記録され、所定の
M回に達すると、データの記録が停止される。
これにより、RAM(32)には異常発生の前及び後の、
例えばそれぞれ1KBのサーボ制御データが記録として残
されるので、この残されたデータを用いて異常発生の原
因を効率良く解析することができる。
ところで、前述のように、異常が発生してサーボ系の
電源が遮断されたとき、適宜の応急処置の後、再び電源
を投入すると、電源投入時のシステムリセットによっ
て、RAM(32)に残された異常発生時の貴重なデータが
消滅してしまう。
そこで、本実施例では、上述のようなデータの消滅を
防止するために、システム制御用のホストCPU(図示を
省略)からリセットコマンドが出されると、第3図に示
すように、RAM(32)に残された全データを別のRAM(3
3)に転送(ステップ)してから、プログラムによっ
て、RAM(32)のアドレスポインタや最終記録アドレス
などのワーキングデータの初期化(ステップ)を行な
っている。
なお、転送の際は、この最終記録アドレスの値を用い
て、RAM(32)の最も古いデータがRAM(33)の先頭に来
るようにしている。
これにより、VTRが正常状態に復帰してから、RAM(3
3)に保存されたデータを詳細に検討して、異常発生の
原因を解析することができる。
また、次に異常が発生した場合、前述と同様にして、
異常発生の前後に亘るサーボ制御データをRAM(32)に
記録として残すことができる。
なお、本実施例では、上述のように、動作中に主要な
サーボ制御データ履歴が得られるので、これを参照し
て、高度なエラー検出を行なうことができる。
例えば、前述の主要サーボ制御データのうち、巻取
リールモータ・トルクの増加にも拘らず、リールスピ
ードやテンションセンサ出力電圧が殆ど増加しない場
合、または減少する場合には、テープが弛んでいると判
断される。
また、上述の実施例では、本発明をVTRに適用した場
合について説明したが、本発明は実施例に限定されるも
のではなく、サーボ制御を行なう電子機器一般に対して
同様に適用することができる。
〔発明の効果〕
以上詳述のように、本発明によれば、VTR等の電子機
器のサーボ制御系の異常発生の前後にわたって、主要な
サーボ制御データの推移を、マイクロコンピュータの制
御の下に、RAMに記録し、保存するようにしたので、異
常発生の原因の効率的な解析に寄与することができるサ
ーボ制御データ記録装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるサーボ制御データ記録装置の一実
施例の構成を示すブロック図、第2図及び第3図は本発
明の一実施例の動作を説明するための流れ図である。 (10)はサーボ制御系、(20)はマイクロコンピュー
タ、(21)は異常発生検出部、(22)はデータ変化検出
部、(23w)は記録制御部、(23t)は転送制御部、(3
1),(32),(33)はRAMである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不揮発性の第1及び第2のメモリ手段と、 電子機器のサーボ制御系のサーボ制御データの実質的変
    化を検出するデータ変化検出手段と、 上記サーボ制御データに基いて上記サーボ制御系の異常
    の発生を検出する異常発生検出手段と、 上記データ変化検出手段の出力に基いて、上記サーボ制
    御データを上記第1のメモリ手段に書き込むように制御
    すると共に、 上記異常発生検出手段の出力に基いて、上記サーボ制御
    データの所定数を上記第1のメモリ手段に書き込むよう
    に制御するデータ記録制御手段と、 このデータ記録制御手段により上記所定数のサーボ制御
    データが書き込まれた後に発せられる指令信号に基い
    て、上記第1のメモリ手段の全サーボ制御データを上記
    第2のメモリ手段に転送するように制御するデータ転送
    制御手段とを備えることを特徴とするサーボ制御データ
    記録装置。
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