JP2002268754A - 温度制御装置のログ記録方法、温度制御装置及びプログラム - Google Patents

温度制御装置のログ記録方法、温度制御装置及びプログラム

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JP2002268754A
JP2002268754A JP2001066908A JP2001066908A JP2002268754A JP 2002268754 A JP2002268754 A JP 2002268754A JP 2001066908 A JP2001066908 A JP 2001066908A JP 2001066908 A JP2001066908 A JP 2001066908A JP 2002268754 A JP2002268754 A JP 2002268754A
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control device
temperature control
timer
log
log recording
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JP2001066908A
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Hisaaki Takaoka
久晃 高岡
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度制御装置の異常時に温度制御装置の時系
列的な変化を分析できるようにログを記録する。 【解決手段】 温度制御装置に異常事態が発見された場
合に、当該温度制御装置の制御状態を所定のログ収集期
間内に所定のログ記録周期毎にモニタする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばコンテナ
等の冷凍庫等に設置される温度制御装置のログ記録技術
に関し、特に異常事態の発生時のログ記録技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンテナ用等の冷凍庫等の温度制御装置
としては、図3に示すような構成のものがある。冷凍時
の冷媒の循環において、圧縮機1により高温高圧とされ
た冷媒は、コンデンサ3でファン5により冷却されて液
化された後、キャピラリチューブ7に供給される。キャ
ピラリチューブ7では、液化された冷媒を蒸発させるこ
とで気化熱を奪って熱交換し、その結果として冷媒が冷
却される。キャピラリチューブ7から吐出された冷媒
は、エバボレータ9に供給され、ファン11により冷気
が冷凍室内に排出される。その後、エバボレータ9内の
冷媒は、再び圧縮機1に戻される。
【0003】ここで、一般に、冷凍庫に何らかの異常事
態が発生した場合、その異常時の冷凍庫の状態を把握す
るため、冷凍庫の各部位に、冷凍庫の吸い込み空気温度
センサー、吹き出し空気温度センサー、圧縮機吐出ガス
温度センサー、圧縮機吸入ガス温度センサー、外気温度
センサー、蒸発器入口温度センサー、蒸発器出口温度セ
ンサー、総合電流センサー、圧縮機電流センサー、電圧
センサー、電子膨張弁開度センサー、比例弁開度センサ
ー、高圧圧力センサー及び低圧圧力センサー等の各種セ
ンサー13a〜13hを配置し、異常時に各種センサー
13a〜13hから得られたセンサー値の履歴(以下
「ログ」と称す)を制御ユニット15内の所定の記録部
17に記録するようになっている。
【0004】具体的には、従来において、1秒ごとに各
種センサー13a〜13hで得られたセンサー値を、揮
発性メモリの所定のワークエリアに一時的に格納してい
る。そして、異常事態が発生した場合には、例えば冷凍
庫を3分間待機させ、既にワークエリア内に格納された
センサー値と、次に各種センサー13a〜13hから与
えられるセンサー値とを、併せて記録部17に格納して
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の方法だ
と、異常事態の発生の1秒前のセンサー値と、その後に
1回だけ各種センサー13a〜13hから取得したセン
サー値とを記録部17に記録するだけであったため、記
録部17に記録されたセンサー値を事後的に分析しよう
としても、冷凍庫の時系列的な変化を分析することが困
難であり、異常事態の原因究明のデータとしては利用価
値が低かった。
【0006】そこで、この発明の課題は、冷凍庫等の温
度制御装置に異常事態が発生した時点で、その後の状態
変化を時系列的に記録し得る温度制御装置のログ記録技
術を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、温度制御装置に異常事態が発
見された場合に、前記温度制御装置の制御状態を所定の
ログ収集期間(Tα)内に所定のログ記録周期(Tβ)
毎にログ記録する。
【0008】請求項2に記載の発明は、前記ログ記録周
期(Tβ)は第1タイマー(20a)によって計時さ
れ、(a)前記温度制御装置において既に異常事態が発
生していたと判断した場合に、前記第1タイマーが既に
前記計時を開始していないこと(S08)を条件とし
て、前記第1タイマーの前記計時を開始する工程(S0
9)が実行される。
【0009】請求項3に記載の発明は、前記工程(a)
の実行後、前記第1タイマーの計時結果が前記ログ記録
周期(Tβ)に達する毎に(b)前記制御状態として所
定のセンサー(13a〜13h)からのセンサー値を記
録部(17)に記録する工程(S07)が実行される。
【0010】請求項4に記載の発明は、前記工程(b)
に先だって実行される(c)前記センサー値を第1ワー
クエリア(19)に格納する工程(S02)を更に備
え、前記工程(b)においては、前記第1ワークエリア
から前記記録部(17)へと前記センサー値がコピーさ
れる(S07)。
【0011】請求項5に記載の発明は、前記温度制御装
置で異常事態が開始したと判断された場合にも前記工程
(b)が実行される。
【0012】請求項6に記載の発明は、前記温度制御装
置で異常事態が開始したと判断された場合に、(d)前
記ログ収集期間(Tα)を計時する第2タイマー(20
b)の計時を開始する工程(S06)が実行される。
【0013】請求項7に記載の発明は、前記第2タイマ
ーの前記計時が実行されている状態で(S04)、前記
工程(a)が実行される。
【0014】請求項8に記載の発明は、前記工程(c)
に先だって実行される、(e)前記第1ワークエリアの
内容を第2ワークエリア(21)にコピーする工程(S
01)と、(f)前記第2ワークエリア(21)の内容
を前記記録部(17)にコピーする工程(S06)とを
備え、前記工程(e)、(f)、(b)はこの順に所定
の周期で繰り返して実行される。
【0015】請求項9に記載の発明は、前記異常事態の
発見は前記温度制御装置が所定の時間以上待機中である
ことに基づく。
【0016】請求項10に記載の発明は、請求項1乃至
請求項9のいずれか一つに記載の温度制御装置のログ記
録方法をプログラムによりコンピュータに実行させる。
【0017】請求項11に記載の発明は、異常事態が発
見された場合に、その制御状態を所定のログ収集期間
(Tα)内に所定のログ記録周期(Tβ)毎にログ記録
する。
【0018】請求項12に記載の発明は、前記ログ記録
周期(Tβ)を計時する第1タイマー(20a)を備
え、前記温度制御装置において既に異常事態が発生して
いたと判断した場合に、前記第1タイマーが既に前記計
時を開始していないこと(S08)を条件として、前記
第1タイマーの前記計時が開始される(S09)。
【0019】請求項13に記載の発明は、前記第1タイ
マーの前記計時が開始した後、前記第1タイマーの計時
結果が前記ログ記録周期(Tβ)に達する毎に、前記制
御状態として所定のセンサー(13a〜13h)からの
センサー値が記憶される記録部(17)を更に備える。
【0020】請求項14に記載の発明は、前記記録部
(17)へ前記センサー値をコピーすべく(S07)予
め前記センサー値が格納される第1ワークエリア(1
9)を更に備える。
【0021】請求項15に記載の発明は、前記温度制御
装置で異常事態が開始したと判断された場合に、前記ロ
グ収集期間(Tα)の計時を開始する第2タイマー(2
0b)を更に備える。
【0022】請求項16に記載の発明は、前記第2タイ
マーの前記計時が実行されている状態で(S04)、前
記第1タイマーの前記計時が開始される。
【0023】請求項17に記載の発明は、前記第1ワー
クエリアの内容がコピーされる第2ワークエリア(2
1)を更に備え、前記第2ワークエリア(21)の内容
も前記記録部(17)にコピーされる。
【0024】
【発明の実施の形態】コンテナ冷凍機等の冷凍庫の温度
制御装置に発生した異常事態の原因が、温度制御装置に
使用される機能部品または冷媒等の状態に起因する場合
には、当該異常事態は短時間の周期で発生することが多
いという知見が本出願人によって得られた。
【0025】このことを踏まえ、この実施の形態の温度
制御装置のログ記録方法では、異常事態が発生したとき
に、その1秒前と発生直後に各種センサー13a〜13
hから得られたセンサー値のログを収集するようにし、
さらに同様のログを、その後の所定のログ収集期間Tα
(例えば30分間)においてのみ所定のログ記録周期T
β(例えば1分間)毎に収集して、これらのログの全て
を記録する。
【0026】尚、このログ記録方法が適用される温度制
御装置は、例えば図3に示した従来のものと同様のもの
が使用されるが、以下に説明する通り、制御ユニット1
5の記録部(正式ログエリア)17に記録する方法のみ
が異なっている。
【0027】尚、制御ユニット15内には、所定の基準
クロック信号を基準として計時するタイマー(計時手
段)が設置されている。このタイマーは、異常状態が発
生している場合にログ記録周期Tβが経過しているかど
うかを計時する第一タイマー20aと、異常状態が発生
してからログ収集期間Tαが経過しているか否かを計時
する第二タイマー20bとがある。第一タイマー20a
は、計時開始後にログ記録周期Tβが経過したときにカ
ウントアップし、また第二タイマー20bは、計時開始
後にログ収集期間Tαが経過したときにカウントアップ
するものとする。
【0028】また、制御ユニット15は、CPU等の論
理演算機能を有する集積回路が、例えばフラッシュRO
M等の記憶装置内に予め格納されたソフトウェアプログ
ラムに規定された手順に従って、以下に説明するログ記
録方法を実行する。
【0029】具体的なログ記録方法の処理手順を図1の
フローチャートに沿って説明する。尚、正常状態が継続
している場合、第一タイマー20a及び第二タイマー2
0bはカウントアップされた状態となっている。
【0030】図2は、制御ユニット15の正式ログエリ
ア(記録部)17と、同じく制御ユニット15において
ログ記録方法を実行する際に一時的なデータを格納する
揮発性メモリ18の第1のワークエリア19及び第2の
ワークエリア21と、同じく揮発性メモリ18内で異常
状態が開始されたか否かを示す異常開始フラグ23と、
第一タイマー20aの計時(インターバル計測)が行わ
れているか否かを意味するインターバルフラグ24とを
示すブロック図である。
【0031】ここで、異常開始フラグ23のデータとし
て「0」が格納されているときには異常事態が開始され
ていない旨(即ち「No」)を、「1」が格納されてい
るときには異常事態が開始されている旨(即ち「Ye
s」)をそれぞれ意味する。また、インターバルフラグ
24のデータとして「0」が格納されているときには第
一タイマー20aでの計時(インターバル計測)が行わ
れていない旨(即ち「No」)を、「1」が格納されて
いるときには第一タイマー20aでの計時(インターバ
ル計測)が行われている旨(即ち「Yes」)をそれぞ
れ意味する。そして、初期状態においては、正式ログエ
リア17、各ワークエリア19,21、異常開始フラグ
23及びインターバルフラグ24の各データは「0」と
なっている。
【0032】まず、図1中のステップS01において、
第二ワークエリア21に第一ワークエリア19のデータ
をコピーする。初期状態においては、第一ワークエリア
19の値は「0」であるため、この「0」の値が第二ワ
ークエリア21にコピーされることになる。
【0033】次に、ステップS02において、第一ワー
クエリア19に、各種センサー13a〜13hからの各
センサー値のデータを一時的に格納する。
【0034】続いて、ステップS03において、温度制
御装置が3分間以上継続して待機中(例えば、圧縮機フ
ァン以外の機能部品の駆動を停止する)か否か、及び異
常開始フラグ23が「0(No)」であるか否かを判断
する。ここで、温度制御装置が3分間以上継続して待機
中であることは、異常事態が発生していることを意味す
る。また、異常開始フラグ23が「0(No)」である
ことは、その待機以前は正常状態であったことを意味す
る。
【0035】<正常状態が継続している場合>上述のよ
うにステップS01,S02を経た後のステップS03
において、正常状態の場合、即ち、温度制御装置の待機
が3分間以上継続していない場合には、異常開始フラグ
23が「0(No)」であるので、ステップS04に進
み、第二タイマー20bがカウントアップしているか否
かを判断する。正常状態が継続している場合は第二タイ
マー20bはカウントアップされた状態なので、ステッ
プS05に進み、異常開始フラグ23に「0(No)」
を再度格納し、再びステップS01に戻ってそれ以降の
処理を繰り返す。尚、この処理手順の結果として繰り返
されるステップS01〜S05の処理ループの周期は1
秒である。
【0036】<異常事態が発生したことを最初に検知し
た場合>上述のようにステップS01,S02を経た後
のステップS03において、温度制御装置の待機が3分
間以上継続しており、その待機以前は正常状態であった
が新たに異常事態を検出した場合には、異常開始フラグ
23が「0(No)」であるため、ステップS06に進
む。この処理の流れは、異常事態が開始したと判断され
たことに対応する。
【0037】ステップS06では、異常開始フラグ23
に「1(Yes)」を格納し、正式ログエリア17に第
二ワークエリア21のデータをコピーする。これによ
り、正式ログエリアにコピーされるデータは、約1秒前
に各センサー値として第一ワークエリア19内に格納さ
れていたデータである。そして、第二タイマー20bの
計時を開始する。
【0038】続いて、ステップS07において、正式ロ
グエリア17に第一ワークエリア19のデータをコピー
する。このときに正式ログエリア17にコピーされるデ
ータは、異常事態を判断した時点とほぼ同時点の各セン
サー値である。また、インターバルフラグ24に「0
(No)」を格納する。その後、ステップS01に戻
る。尚、このときにステップS01〜S03,S06,
S07を経てステップS01に戻るまでの処理ループの
経過時間は1秒である。
【0039】<異常事態発生中の場合>上述のようにス
テップS01,S02を経た後のステップS03におい
て、既に異常事態が発生している旨を検知していた場合
には、温度制御装置の待機が3分間以上継続しているも
のの、異常開始フラグ23が「1(Yes)」であるた
め、ステップS04に進む。
【0040】ステップS04では、まず第二タイマー2
0bがカウントアップしているか否かを判断する。即
ち、第二タイマー20bの計時開始から現時点までの経
過時間がログ収集期間Tα(例えば30分間)以上か否
かを判断する。そして、経過時間がログ収集期間Tαよ
りも短い場合は、第二タイマー20bがカウントアップ
していないため、次のステップS08に進む。
【0041】ステップS08において、インターバルフ
ラグ24内の値を読み出し、インターバル計測中か否か
(即ち、第一タイマー20aが計時中か否か)を判断す
る。インターバル計測中でなければ、インターバルフラ
グ24の値が「0」であるため、これに基づいてステッ
プS09に進み、インターバルフラグ24に「1」を格
納してから、第一タイマー20aの計時を開始する。そ
の後、ステップS01に戻る。尚、このときにステップ
S01〜S03,S04,S08,S09を経てステッ
プS01に戻るまでの処理ループの経過時間は1秒であ
る。
【0042】その後、再びステップS01,S02を経
て、ステップS03において異常開始フラグ23が「1
(Yes)」である旨を判断し、ステップS04に進
む。そして、ステップS04において、まず第二タイマ
ー20bがカウントアップしていなければステップS0
8に進む。ステップS08において、インターバルフラ
グ24内の値が「1」であるため、インターバル計測中
(即ち、第一タイマー20aが計時中)の旨を判断した
後、ステップS10に進む。
【0043】ステップS10では、第一タイマー20a
がカウントアップしているか否かを判断する。即ち、第
一タイマー20aの計時開始から現時点までの経過時間
がログ記録周期Tβ(例えば1分)以上か否かを判断す
る。そして、経過時間がログ記録周期Tβよりも短い場
合は、第一タイマー20aがカウントアップしていない
ため、ステップS01,S02に戻り、第1のワークエ
リア19を介して、各種センサー13a〜13h(図3
参照)からの各センサー値を第2のワークエリア21に
格納する。
【0044】尚、ステップS01〜S03,S04,S
08,S10を経てステップS01に戻る処理ループは
1秒毎に繰り返される。そして、その途中のステップS
10において、第一タイマー20aの計時開始から現時
点までの経過時間がログ記録周期Tβ(例えば1分)以
上になれば、第一タイマー20aがカウントアップした
ものとして、ステップS07に移行する。
【0045】ステップS07では、正式ログエリア17
に第一ワークエリア19のデータをコピーする。このと
きに正式ログエリア17にコピーされるデータは、ステ
ップS02で各種センサー13a〜13hから得られた
各センサー値である。また、インターバルフラグ24に
「0(No)」を格納する。その後、ステップS01に
戻る。かかるステップS01〜S03,S04,S0
8,S10,S07の処理により、正式ログエリア17
にはログ記録周期Tβ(例えば1分)毎に各センサー値
がログとして記録される。
【0046】かかる処理を繰り返し、第二タイマー20
bでの計時がログ収集期間Tαを超えれば、第二タイマ
ー20bがカウントアップする。そして、ステップS0
4においてその旨を判断し、ステップS05で異常開始
フラグ23に「0(No)」を格納して初期化を行う。
【0047】以上のように、温度制御装置に何らかの異
常事態が発生して3分間以上待機状態になった場合に、
その時点(直前及び直後)の各センサー値だけでなく、
その後のログ収集期間Tαの各センサー値をログ記録周
期Tβ毎に記録するので、正式ログエリア(記録部)1
7に記録されたセンサー値を事後的に分析する際に、温
度制御装置の時系列的な変化を分析することができ、異
常事態の原因究明のデータとして利用価値の高いログを
得ることができる。
【0048】尚、上記実施の形態では、温度制御装置の
異常事態の発生を3分間以上の待機状態をもって判断し
ていたが、その他の判断要素をもって判断しても差し支
えない。
【0049】
【発明の効果】請求項1〜請求項9及び請求項11〜請
求項17に記載の発明によれば、温度制御装置に異常事
態が発見された場合に、当該温度制御装置の制御状態を
所定のログ収集期間内に所定のログ記録周期毎にモニタ
するので、記録されたセンサー値を事後的に分析する際
に、温度制御装置の時系列的な変化を分析することがで
き、異常事態の原因究明のデータとして利用価値の高い
ログを得ることができる。
【0050】また、請求項10に記載の発明によれば、
請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の温度制御装
置のログ記録方法をコンピュータに実行させるので、上
記処理が自動的に行われて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態に係る温度制御装置
のログ記録方法を示すフローチャートである。
【図2】この発明の一の実施の形態に係る温度制御装置
内の記録部、ワークエリア、異常開始フラグ及びインタ
ーバルフラグを示すブロック図である。
【図3】一般的な温度制御装置を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
13a〜13h 各種センサー 15 制御ユニット 17 正式ログエリア 18 揮発性メモリ 19 第一ワークエリア 20a 第一タイマー 20b 第二タイマー 21 第二ワークエリア 23 異常開始フラグ 24 インターバルフラグ Tα ログ収集期間 Tβ ログ記録周期

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度制御装置に異常事態が発見された場
    合に、前記温度制御装置の制御状態を所定のログ収集期
    間(Tα)内に所定のログ記録周期(Tβ)毎にログ記
    録する温度制御装置のログ記録方法。
  2. 【請求項2】 前記ログ記録周期(Tβ)は第1タイマ
    ー(20a)によって計時され、 (a)前記温度制御装置において既に異常事態が発生し
    ていたと判断した場合に、前記第1タイマーが既に前記
    計時を開始していないこと(S08)を条件として、前
    記第1タイマーの前記計時を開始する工程(S09)が
    実行される、請求項1に記載の温度制御装置のログ記録
    方法。
  3. 【請求項3】 前記工程(a)の実行後、前記第1タイ
    マーの計時結果が前記ログ記録周期(Tβ)に達する毎
    に、 (b)前記制御状態として所定のセンサー(13a〜1
    3h)からのセンサー値を記録部(17)に記録する工
    程(S07)が実行される、請求項2に記載の温度制御
    装置のログ記録方法。
  4. 【請求項4】 前記工程(b)に先だって実行される (c)前記センサー値を第1ワークエリア(19)に格
    納する工程(S02)を更に備え、 前記工程(b)においては、前記第1ワークエリアから
    前記記録部(17)へと前記センサー値がコピーされる
    (S07)、請求項3記載の温度制御装置のログ記録方
    法。
  5. 【請求項5】 前記温度制御装置で異常事態が開始した
    と判断された場合にも前記工程(b)が実行される、請
    求項4記載の温度制御装置のログ記録方法。
  6. 【請求項6】 前記温度制御装置で異常事態が開始した
    と判断された場合に、 (d)前記ログ収集期間(Tα)を計時する第2タイマ
    ー(20b)の計時を開始する工程(S06)が実行さ
    れる、請求項5に記載の温度制御装置のログ記録方法。
  7. 【請求項7】 前記第2タイマーの前記計時が実行され
    ている状態で(S04)、前記工程(a)が実行され
    る、請求項6記載の温度制御装置のログ記録方法。
  8. 【請求項8】 (e)前記工程(c)に先だって実行さ
    れ、前記第1ワークエリアの内容を第2ワークエリア
    (21)にコピーする工程(S01)と、 (f)前記第2ワークエリア(21)の内容を前記記録
    部(17)にコピーする工程(S06)とを備え、 前記工程(e)、(f)、(b)はこの順に所定の周期
    で繰り返して実行される、請求項7記載の温度制御装置
    のログ記録方法。
  9. 【請求項9】 前記異常事態の発見は前記温度制御装置
    が所定の時間以上待機中であることに基づく、請求項1
    乃至請求項8のいずれか一つに記載の温度制御装置のロ
    グ記録方法。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項9のいずれか一つ
    に記載の温度制御装置のログ記録方法をコンピュータに
    実行させるプログラム。
  11. 【請求項11】 異常事態が発見された場合に、その制
    御状態を所定のログ収集期間(Tα)内に所定のログ記
    録周期(Tβ)毎にログ記録する温度制御装置。
  12. 【請求項12】 前記ログ記録周期(Tβ)を計時する
    第1タイマー(20a)を備え、 前記温度制御装置において既に異常事態が発生していた
    と判断した場合に、前記第1タイマーが既に前記計時を
    開始していないこと(S08)を条件として、前記第1
    タイマーの前記計時が開始される(S09)、請求項1
    1に記載の温度制御装置。
  13. 【請求項13】 前記第1タイマーの前記計時が開始し
    た後、前記第1タイマーの計時結果が前記ログ記録周期
    (Tβ)に達する毎に、前記制御状態として所定のセン
    サー(13a〜13h)からのセンサー値が記憶される
    記録部(17)を更に備える、請求項12に記載の温度
    制御装置。
  14. 【請求項14】 前記記録部(17)へ前記センサー値
    をコピーすべく(S07)予め前記センサー値が格納さ
    れる第1ワークエリア(19)を更に備える、請求項1
    3記載の温度制御装置。
  15. 【請求項15】 前記温度制御装置で異常事態が開始し
    たと判断された場合に、前記ログ収集期間(Tα)の計
    時を開始する第2タイマー(20b)を更に備える、請
    求項14記載の温度制御装置。
  16. 【請求項16】 前記第2タイマーの前記計時が実行さ
    れている状態で(S04)、前記第1タイマーの前記計
    時が開始される、請求項15記載の温度制御装置。
  17. 【請求項17】 前記第1ワークエリアの内容がコピー
    される第2ワークエリア(21)を更に備え、 前記第2ワークエリア(21)の内容も前記記録部(1
    7)にコピーされる、請求項16記載の温度制御装置。
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