JPH03118724A - 電力系統監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は電力系統における電力系統監視装置に関する。

（従来の技術） 一般に、電力系統を監視する場合、電力系統の状態情報
、例えば開閉器のオン・オフ状態値と送電線の電力潮流
値及び母線の電圧値等の７Ｍ値を収集し、その時刻とと
もに保存する。このデータの収集は一定周期（例えば５
秒周期）に行なわれ、一定時間（例えば１０分間）の間
保存される。

電力系統内の地絡等の事故を検出したとき、上記保存さ
れている状態情報を事故前の系統情報として保存する。

また、事故検出後の状態情報も一定時間（例えば１０分
間）、一定周期（例えば５秒周期）で収集し、事故後の
系統情報として保存する。

上記収集・保存された故障情報の表示を、マンマシン部
の入力部から指定したとき、指定された範囲の電力系統
の事故前・事故後の系統図が表示部に表示される。

（発明が解決しようとする課題） 上記した従来方式は、事故前・事故後の系統情報を何ら
加工することなく、事故前・事故後の系統図内に表示す
るため、故障状況の適確、迅速な認識がしにくい欠点が
ある。

よって、故障状況を認識し易くするために、指定した範
囲のＴｌｆ値を持つ機器を強調して表示することが考え
られる。

本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、電力系
統の事故時の故障状況を認識し易くする電力系統監視装
置を提供することを目的としている。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 第１図によって説明すると、本発明は電力系統の状態情
報を収集し、系統状態ｍ報を作成する系統情報収集手段
１と、事故前の系統状態情報を記憶する事故前データ記
憶部３と、事故後の系統状態情報を記憶する事故後デー
タ記憶部４と、事故前の系統状態情報を上記事故前デー
タ記憶部３に、そして事故後の系統状態情報を上記事故
後データ記憶部４に、夫々格納する系統状態保存手段２
と、指定した範囲の検出値を持つ機器を比較抽出し、強
調する故障データ比較抽出手段５と、電力系統の状態を
表示する系統状態表示部６と、比較抽出する範囲を指定
入力する指定入力部７とから構成した。

（作　用） 上記系統情報収集手段１において、周期的に集められた
収集情報を基に、電力系統の系統状態情報を作成する。

系統状態保存手段２において上記作成された系統状態情
報を事故前データ記憶部３に格納し、一定時間保存する
。事故を検出すると上記事故前データ記憶部３に保存さ
れている系統状態情報は事故前系統情報として保存する
。また、事故検出後系統情報収集手段１に周期的に収集
される収集情報も一定時間事故後系統情報として事故後
データ記憶部４に保存する。

指定入力部７から抽出する範囲を例えば事故前・後の検
出値の変化率の範囲が１３０％以上１４０％未満と指定
入力されると、上記故障データ比教抽出手段５において
事故データ記憶部４に保存された事故前系統状態情報及
び事故後データ記憶部４に保存された事故後系統状態情
報から検出値の変化率を算出し、指定された１３０％以
上１４０％未満の変化率の範囲を満足する検出値情報を
持つ機器を強調して、系統状態表示部５に表示する。

（実施例） 以下図面を参照して実施例を説明する。

第１図は本発明による電力系統監視装置の一実施例の機
能ブロック図である。

第１図において、８は電力系統監視装置で電力系統９か
らの状態情報、例えば開閉器のオン・オフ状態値と送電
線の電力潮流値及び母線電圧値等を収集し、系統状態情
報を作成する系統情報収集手段１と、作成された系統状
態情報を記憶する事故前データ記憶部３及び事故後デー
タ記憶部４と、系統状態情報を事故前データ記憶部３及
び事故後データ記憶部４に格納する系統状態保存手段２
と、事故前データ記憶部３及び事故後データ記憶部４に
保存された系統情報の中から指定入力部７からの指示に
従って故障データを比較抽出し、系統状態表示部６に抽
出された電力系統の機器を表示する故障データ比較抽出
手段５からなる。

第２図は本発明の適用される電力系統側図であり、発電
機Ｇ１〜Ｇ５が母線■〜０．変圧器８１〜８５゜送電線
（１）〜（１１）によって接続された状態が模式図とし
て示されている。

第４図は系統状態表示部５への表示例図であり、故障状
態表示画面θ１内にて、例えば変化率下限値入力部７１
と変化率上限値入力部７２を設けている。

そして指定された事故前後の所定の電気量が上記範囲に
入った場合、当該抽出機器６２を強調して表示するよう
にしている。

次に、第３図のフローチャートを用いて、故障データ比
較抽出手段の作用を説明する。

ステップ５３１において、上記変化率下限値入力部７１
及び変化率上限値入力部７２から入力された変化率が読
み込まれる。変化率の範囲が入力されると、ステップ８
３２において全機器の事故前、後のＴＨ値の変化率が計
算される。ステップ８３３において、上記計算された変
化率が指定された変化率の範囲を満足する機器が抽出さ
れる。ステップ８３４において、上記抽出した機器が第
４図の如く全電力系統図の中から強調して系統状態表示
部６に表示される。以上により指定した変化率の範囲の
機器を容易に認識することができる。また、ステップ８
３１における指定入力部７の変化率下限値７１及び変化
率上限値７２からの入力値を変えることにより、抽出す
る変化率の範囲を自由に変更することができる。

また、抽出する機器の指定をＴＨ値の変化率でなく７Ｍ
値の変化幅で指定することも可能であるし、表示強調す
るものを機器ではな（ＴＨ値の数値部分で実施すること
も可能である。

［発明の効果コ 以上説明したように、本発明によれば事故発生前後の各
機器のＴＨ値の変化に基づいて、抽出表示することがで
きるので、事故時の系統状態の変化が容易にわかり、故
障状況を適確かつ迅速に認識することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による電力系統監視装置の一実施例の機
能ブロック図、第２図は本発明の適用される電力系統側
図、第３図は故障データ比較抽出手段の処理内容を示す
フローチャート図、第４図は系統状態表示部に表示され
た表示例図である。 １・・・系統情報収集手段 ３・・・事故前データ記憶部 ４・・・事故後データ記憶部 ５・・・故障データ比較抽出手段 ６・・・系統状態表示部　　７・・・指定入力部８・・
・電力系統監視装置　９・・・電力系統２・・・系統状
態保存手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. マンマシン部の入力部からの画面表示要求に応じて、電
   力系統の故障発生前後の状態を表示部に表示する電力系
   統監視装置において、電力系統からの故障前後における
   所定の検出値の変化が、指定入力部から指定した範囲内
   にあるとき、当該電力系統の機器を強調して表示部に表
   示することを特徴とする電力系統監視装置。