JPH08147030A - プラント監視装置 - Google Patents

プラント監視装置

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JPH08147030A
JPH08147030A JP28989594A JP28989594A JPH08147030A JP H08147030 A JPH08147030 A JP H08147030A JP 28989594 A JP28989594 A JP 28989594A JP 28989594 A JP28989594 A JP 28989594A JP H08147030 A JPH08147030 A JP H08147030A
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JP
Japan
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process value
collection cycle
collection
value
plant
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JP28989594A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Tonozuka
芳和 殿塚
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えばプラント等で異常が発生した場合に自
動的にプロセス値の収集周期を変更して、必要なときに
詳細データを得る。 【構成】 各プロセス値に応じて定まる収集周期判定基
準及びプロセス値が収集周期判定基準を満たした場合に
おける収集周期を記憶する収集周期判定テーブル18
と、各プロセス値を時系列的に記憶するためのプロセス
値収集ファイル19と、プラントから順次入力される各
プロセス値と収集周期判定テーブルに記憶されている収
集周期判定基準とを比較し、プロセス値の収集周期を設
定するプロセス値収集周期設定手段16と、設定された
収集周期でプラントから入力されるプロセス値を順次抽
出してプロセス値収集ファイアルへ順次書込むプロセス
値書込手段17と備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ビル設備、上
下水道設、工場設備等の各種プラントのプロセス状態を
監視するプラント監視装置に係わり、特に収集したプロ
セス値を記憶保持するプラント監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、上下水道施設内には、ポンプ、
モータ、弁、貯水槽などの多種多様な設備機器が組込ま
れている。そして、このような多種多様な設備機器が組
込またプラントのプロセス状態を監視するプラント監視
装置においては、上述した各設備機器のプロセス値PV
としての運転状況をCRT表示装置に表示出力して監視
員に注意を促すようにしている。このような監視機能を
有したプラント監視装置は例えば図8に示すように構成
されている。
【0003】このプラント監視装置は、監視対象プラン
ト1から各整備機器のプロセス値を取込んで各種の情報
処理を実行する例えばコンピュータ等で構成された監視
装置本体2と、各機器の運転状況等のプロセス値を表示
する表示装置3と、監視結果を印字出力する印刷装置4
と、監視員が各種操作指令を入力するための入力装置5
とて構成されている。
【0004】監視装置本体2内に入力されたプロセセス
値PVは、プロセス入出力装置6にてこの監視装置本体
2が扱うことのできるように正規化され一定のサンプリ
ング周期でデジタル値に変換されて、次のプロセス状態
監視制御部7へ入力されれる。
【0005】プロセス状態監視制御部7は順次入力され
るデジタルのプロセス値を記憶部8内に記憶保持すると
共に表示制御部9を通して表示装置3に表示出力する。
また、プロセス状態監視制御部7は順次入力されるプロ
セス値を記憶装置8に設定されている各種プロセス情報
の上下限値又は許容値と比較し、異常ありと判断した時
にその異常状態を前記表示制御部9を通して表示装置3
に表示して、監視員に異常状態を告知する。監視員に対
する必要なメッセージは、印刷制御部10により印刷装
置4で印字される。なお、監視員が各種操作指令を入力
するための入力装置5は、キーボード、マウス、タッチ
スクリーンなどの一つ又はこれらの組合わせで構成され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図8に示
すプラント監視装置においても、まだ解消すべき次のよ
うな課題があった。すなわち、一般に、プロセス入出力
装置6を介して順次取込んだ各プロセス値を記憶装置8
へ収集する場合においては、各ブロセス値の種類の応じ
て、収集周期Tが予め設定されている。例えば、緩やか
に変化するプロセス種類に対しては長い収集周期Tが設
定され、変化が速いプロセス種類や重要なプロセス種類
に対しては短い収集周期Tが設定されている。
【0007】この各収集周期Tは上述したプロセス値P
Vの変化速度や記憶部8の記憶容量によって定まる。こ
のように、各プロセス種類毎に収集周期Tが固定である
と、例えば、プラントに何等かの異常が発生した場合
に、収集周期Tを短縮して単位時間当り多数のプロセス
値PVを採取して、詳細データを得ることができない。
【0008】また、たとえ監視員によって、収集周期T
が可変できる場合であっても、記憶部8内には、収集周
期Tが固定であるとみなして、各プロセス値が順番に書
込まれている。したがって、途中で収集周期Tを変更し
た場合は、記憶部8に記憶された各プロセス値を読出し
た場合に、各プロセス値の発生時刻を特定できない。
【0009】このような事態を未然に防止するために
は、収集周期Tを変更する場合は、以前に記憶部8に収
集されていた各プロセス値を一旦破棄する必要があっ
た。さらに、このデータ破棄を回避するためには、同一
プロセス種類で異なる収集周期で収集したい場合には、
別のプロセス種類として記憶部8内に記憶領域を確保し
て収集する必要がある。しかし、この場合、監視データ
の連続性は確認できず、かつ記憶装置が有効利用できな
い。
【0010】さらに、前述したように、監視員によって
一度設定された収集周期Tは、再度監視員の操作なしに
は変更されないので、プラントの状態が急変してプロセ
ス値が異常値となった場合でも収集周期Tは変わないの
で、その変化の詳細な挙動を知り得なかった。
【0011】すなわち、プロセス値が正常な値の時から
短い収集周期Tで詳細にプロセス値を収集していれば上
述した不都合は生じないが、正常状態においても短い収
集周期Tでプロセス値を収集すると、記憶装置の必要記
憶容量が大幅に増加する問題がある。
【0012】さらに、収集処理を行うプロセス状態監視
制御部7の処理負担が増大する。また、データを参照、
表示する場合に検索時間及び表示時間が長くなり、監視
員の負担が増大し、監視制御の対応が遅れる懸念があ
る。
【0013】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、順次入力するプロセス値に応じて収集周期
を自動的に変更することによって、発生する事象毎に定
めた最適な周期で収集を行うことができ、効率的なプロ
セス値の収集を実現でき、監視装置の処理負荷、記憶容
量増大を緩和するとともに、プロセス値の急変や、関連
事象の状態変化に対応し、詳細な収集を可能にすること
により、監視員へプラント情報を実時間に、正確、詳細
に提供することができ、より安全で信頼性の高いプラン
ト監視装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明は、プラントから入力されるプロセス値を記憶
保持し、かつこのプロセス値に基づいてプラント状態を
求めて表示出力すると共に、プラント状態の正常,異常
を判定して、判定結果を出力するプラント監視装置にお
いて、各プロセス値に応じて定まる収集周期判定基準及
びプロセス値が収集周期判定基準を満たした場合におけ
る収集周期を記憶する収集周期判定テーブルと、各プロ
セス値を時系列的に記憶するためのプロセス値収集ファ
イルと、プラントから順次入力される各プロセス値と収
集周期判定テーブルに記憶されている収集周期判定基準
とを比較し、プロセス値の収集周期を設定するプロセス
値収集周期設定手段と、この設定された収集周期で前記
プラントから入力されるプロセス値を順次抽出してプロ
セス値収集ファイアルへ順次書込むプロセス値書込手段
とを備えている。
【0015】また、別の発明においては、収集周期判定
基準は、プロセス値の状態変化に基づいて設定されてい
る。別の発明においては、収集周期判定基準は、プロセ
ス値の変化率に基づいて設定されている。
【0016】さらに、別の発明においては、収集周期判
定基準は、プロセス値が予め定められた閥値を越えるか
否かに基づいて設定されている。また、別の発明におい
ては、収集周期判定基準は、プロセス値が予め定められ
た範囲内に入るか否かに基づいて設定されている。さら
に、別の発明においては、プロセス値書込手段は、各プ
ロセス値と共に収集周期の変化時刻情報をもプロセス値
収集ファイアルへ書込むようにしている。
【0017】
【作用】このように構成されたプラント監視装置におい
ては、収集周期判定テーブル内に、各プロセス値に応じ
て定まる収集周期判定基準及び前記プロセス値が収集周
期判定基準を満たした場合における収集周期が記憶され
ている。
【0018】プラントから入力されたプロセス値と収集
周期判定テーブルに定められた収集周期判定基準とが比
較されて、収集周期判定基準に対応した収集周期が設定
される。そして、この設定された収集周期でプロセス値
が抽出されてプロセス値収集ファイルに時系列的に格納
される。すなわち、プロセス値に応じて収集周期が自動
的に設定,変更される。
【0019】したがって、この収集周期判定テーブルに
予め最適の収集周期判定基準を設定しておくことによっ
て、プロセス値が意図する所定値になった時点で収集周
期を自動的に短く変更したり、逆に長く変更することが
可能となる。
【0020】その結果、記憶部に書込んだ各ブロセス値
を読出すことによって、監視員は必要な箇所のより詳細
なプロセス値を得ることが可能である。また、プロセス
値が安定してきた場合には、収集周期を広げることで、
必要記憶容量の増大を押さえ、データ表示の高速化を図
ることができる。
【0021】また、別の発明のプロセス監視装置では、
前記収集周期判定基準として、プロセス値の状態変化を
採用している。例えば、予め登録された事象(プロセス
値)の状態変化(入←→切、正常←→異常、発生←→回
復等)に対応して収集周期Tを設定することにより、重
大な事象が発生したことによる関連プロセス値の変化動
向を確実に、その事象が発生したときのみ、必要十分な
密度でプロセス値の収集が行え、実時間でプロセス値を
詳細に知ることが可能となる。
【0022】さらに、前記収集周期判定基準として、プ
ロセス値の変化率を採用している。すなわち、プロセス
値が予期せぬ方向へ急変した場合のプロセス値の変化動
向を定性的に、確実に、詳細に知ることが可能となる。
【0023】また、収集周期判定基準として、プロセス
値が予め定められた閥値を越えるか否かを採用してい
る。すなわち、例えばプロセス値が予め定められた閥値
を越えると収集周期が短くなる。
【0024】また、収集周期判定基準として、プロセス
値が予め定められた範囲内に入るか否かを採用してい
る。すなわち、プロセス値が予期せぬ方向へ急変した場
合のプロセス値の変化動向を定量的に、確実に、詳細に
知ることが可能となる。
【0025】また、別の発明のおいては、プロセス値収
集ファイアルには、各プロセス値と共に収集周期の変化
時刻情報をも記憶される。したがって、記憶部に記憶さ
れた各プロセス値を再生した場合に各プロセス値の発生
時刻も特定でき、より詳細にデータ解析が可能である。
【0026】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は実施例のプラント監視装置の概略構成を示す
ブロック図である。図8に示す従来のプラント監視装置
と同一部分には同一符号が付してある。したがって、重
複する部分の詳細説明は省略されている。
【0027】この実施例のプラント監視装置において
は、監視装置本体11に対して、監視対象プラント1,
表示装置3,印刷装置4及び入力装置5が接続されてい
る。そして、監視装置本体11は、大きく分けて、プロ
セス状態監視制御部12,プロセス入出力装置6,プロ
セス値収集制御部13,記憶部14,表示制御部9及び
印刷制御部10とで構成されている。
【0028】プロセス入出力装置6,表示制御部9及び
印刷制御部10は図8に示した従来のプラント監視装置
におけるプロセス入出力装置6,表示制御部9及び印刷
制御部10とほぼ同一構成であり、かつほぼ同一動作を
行うので、説明を省略する。
【0029】プロセス状態監視制御部12は順次入力さ
れるプロセス値をプロセス値収集制御部13へ送出する
と共に表示制御部9を通して表示装置3に表示出力す
る。また、プロセス状態監視制御部12は、順次入力さ
れるプロセス値を記憶装置14に設定されている各種プ
ロセス値の上下限値又は許容値と比較し、異常ありと判
断した時にその異常状態を前記表示制御部9を通して表
示装置3に表示して、監視員に異常状態を告知する。な
お、監視員に対する必要なメッセージは、印刷制御部1
0により印刷装置4で印字される。
【0030】プロセス値収集制御部13は、アプリケー
ションプログラム上にソフト的に形成されたトレンド表
示部15,プロセス値収集周期設定部16及びプロセス
値書込部17とで構成されている。
【0031】また、前記記憶部14内には、前述したプ
ロセス状態監視制御部12が異常と判断するための各種
プロセス値の上下限値又は許容値の他に、図示するよう
に、収集周期判定テーブル18とプロセス値収集ファイ
ル19が記憶されている。
【0032】図2は収集周期判定テーブル18の記憶内
容を示す図である。収集周期判定テーブル18内には、
このプラント監視装置に入力されるプロセス種類毎に、
プロセス値の信号名称、その信号の収集周期可変有/
無、操作者により予め設定される通常の収集周期T0S
プロセス値PVが判定基準を満たすか否かを判断する場
合に使用するチェック周期Δt、複数の収集周期判定基
準及びプロセス値が該当収集判定基準を満たした場合の
変更後の収集周期Tが記憶されている。また、一旦変更
した収集周期Tを元の通常収集周期T0Sへ戻す通常収集
周期復帰基準も同時に記憶されている。
【0033】例えば、1番目の収集周期判定基準はプロ
セス値PVの状態変化に基づいて設定されている。そし
て、その第1の収集周期判定基準を満たした後の周期は
1である。
【0034】2番目の収集周期判定基準はプロセス値P
Vの変化率ΔPV/Δtに基づいて設定されている。そ
して、その第2の収集周期判定基準を満たした後の周期
はT2 である。
【0035】3番目の収集周期判定基準は予め定められ
た閥値PVS に基づいて設定されている。そして、その
第3の収集周期判定基準を満たした後の周期はT3 であ
る。4番目の収集周期判定基準は予め定められた範囲
(A〜B)に基づいて設定されている。そして、その第
4の収集周期判定基準を満たした後の周期はT4 であ
る。
【0036】なお、各プロセス種類に対して上述した4
つの収集周期判定基準全部が設定されているとは限ら
ず、プロセス種類によっては一つの収集周期判定基準の
みが設定されている場合もある。
【0037】図3はプロセス値収集ファイル19の記憶
内容を示す図である。プロセス値収集ファイル19内に
は、このプラント監視装置に入力されたプロセス種類毎
に、収集開始時刻tS .収集終了時刻tE 、及び時系列
的に収集した各プロセス値PV1 〜PVn が同じく時系
列的に書込まれる。なお、途中で収集周期Tが変更にな
った場合は、変更になったタイミングで変更後の収集周
期T1 (T2 …)が書込まれる。
【0038】よって、後日、このプロセス値収集ファイ
ル19に時系列的に書込まれた各プロセス値PVを読出
した場合には、各プロセス値PVの正しい発生時刻tを
特定することが可能となる。
【0039】次に、プロセス値収集制御部13内の各部
15〜17の動作を説明する。プロセス値書込部17
は、プロセス状態監視制御部12がプロセス入出力装置
6を介して微小時間間隔(サンプリング周期)で順次取
込んだプロセス値PVをプロセス収集周期設定部16に
て設定された収集周期Tで抽出してプロセス値収集ファ
イル9へ時系列的に書込む。なお、収集周期Tが変更さ
れた場合は、変更されたタイミングで変更後の収集周期
Tを変更前のプロセス値PVの次の領域に書込む。
【0040】プロセス収集周期設定部16は、プロセス
状態監視制御部12がプロセス入出力装置6を介して微
小時間間隔(サンプリング周期)で順次取込んだプロセ
ス値PVに対して図4に示す流れ図に従って収集周期T
の設定処理を実行する。なお、この収集周期Tの設定処
理は各プロセス種類毎に並列的に実行する。
【0041】一つの種類の一つのプロセス値PVがプロ
セス状態監視制御部12から入力すると、P(プログラ
ムステップ)1において、収集周期判定テーブル18に
おける該当プロセス種類の各項目に対するチエックを開
始する。そして、該当プロセス種類が収集可変指定され
ていることを確認すると(P2)、図2における一つの
収集周期判定基準を今回入力したプロセス値PVが満た
すか否かを判断(P3)する。そして、判定基準を満た
した場合は(P4)、該当収集周期判定基準に対応する
変更周期Tをプロセス値書込部17へ送出する(P
5)。
【0042】該当プロセス種類に対する全ての収集周期
判定基準に対するプロセス値PVの判断処理及び収集周
期Tの設定処理が終了すると(P6)、この1つのプロ
セス値PVに対する収集周期Tの設定処理を終了する。
【0043】次に、各収集周期判定基準及び変更周期T
について具体例を用いて説明する。 (1) 状態変化を基準とした第1の収集周期判定基準 この第1の収集周期判定基準においては、「予め設定さ
れた状態信号の変化」を基準とする。
【0044】状態変化の条件としては、例えば、 1)OFF→ON 2)ON→OFF 3)OFF→ON又はON→OFF とする。
【0045】1)の条件は指定された信号がONしたと
き、2)の条件は指定された信号がOFFしたとき、
3)の条件は指定された信号がON,OFFにかかわら
ず変化したときに指定された収集周期T1 に変更する。
【0046】ここで、すでに該当プロセス値PVがプロ
セス値収集周期設定部16により周期が変更されている
場合には、通常収集周期復帰基準が参照される。ここで
は、1)の条件に対しては、 1a)ON→OFFに変化した、又は、1b)OFF→
ONに変化したのち一定時間経過したという通常収集周
期復帰基準が考えられる。
【0047】同様にして、2)条件に対についても、 2a)OFF→ONに変化した、又は、2b)ON→O
FFに変化した後一定時間経過したという通常収集周期
復帰基準が考えられる。3)の条件についても、 3a)OFF→ONまたはON→OFFに変化した(状
変した)、又は、3b)OFF→ONまたはON→OF
Fに変化し(状変し)た後一定時間経過したという通常
収集周期復帰条件が考えられる。
【0048】図5では、通常収集周期T0S=5分で収集
しているプロセス値PVが、10時07分に第1の収集
周期変更基準に指定された状態信号の変化により、収集
周期をT1 =30秒毎の収集に変化した様子である。ま
た、10:17には収集周期Tを変更させた条件である
信号が復帰したため、元の通常収集周期T0S=5分に戻
っている。この例では、1)の条件により収集周期がT
1 変更され、1a)の条件により通常収集周期T0Sへ復
帰している。
【0049】この第1の収集周期変更基準を採用するこ
とにより、機器故障、センサー異常等の事象を基に、関
連する重要プロセス値PVの変化動向を設定した収集周
期T1 により詳細にデータ収集を行うことができる。
【0050】また逆に、通常収集周期T0Sを短くして詳
細データ収集とし、例えばプロセス値PVが安定したこ
とを示す事象により収集周期Tを大きくてデータ収集す
れば、データ収集効率、記憶部14の使用効率を向上で
きる。 (2) 変化率を基準とした第2の収集周期判定基準 この第2の収集周期判定基準においては、プロセス値P
Vの変化率ΔPV/Δtを基準とする。
【0051】1) △PV/△t>△PVS 又は 2) △PV/△t<△PVS 但し、 △PV=(今回チェック周期△tのPV)−(前回チェ
ック周期△tのPV) △t ……チェック周期 1)又は2)のうちいずれを採用するかは、プロセス種
類毎に収集周期判定テーブル18内に設定する。
【0052】△PVS は比較されるプロセス値毎に収集
周期判定テーブル18に設定される。すなわち、収集周
期判定テーブル18で設定されたチェック周期Δtによ
りプロセス値PVをチェックし、そのチェック周期Δt
でプロセス値PVの変化率(△PV/△t)が判定値
(△PVS )を越えた場合(または下回った場合)に、
収集周期Tを変更させる事象が発生したと判定し、指定
された収集周期T2 へ変更する。
【0053】ここで、すでに該当プロセス値PVがプロ
セス値収集周期設定部16により収集周期Tが既に変更
されている場合には、通常収集周期復帰基準が参照され
る。この通常収集周期復帰基準としては、例えば、上記
事象が発生してからの経過時間が考えられる。このと
き、経過時間カウント中に事象が再発した場合には、カ
ウント値をリセットする。
【0054】図6にこの第2の収集周期判定基準を採用
した例を示す。ここでは、5分の通常収集周期T0Sでプ
ロセス値PVを収集しており、2分のチェック周期Δt
の設定で、10:05から10:07の間のプロセス値
PVの変化率(10:07でのPV−10:05でのP
V)/チェック周期2分 の値が判定値(△PVS )より大きくなったために、収
集周期変更事象が発生したと判定し、収集周期Tが変更
される。
【0055】また、通常収集周期復帰時間10分後に
は、元の通常収集周期T0Sへ戻る。これにより、プロセ
ス値PVの急激な変化を事象として、その後の変化動向
を設定した収集周期Tにより詳細にデータ収集を行うこ
とができる。
【0056】また逆に、通常収集周期を短くして詳細な
データ収集とし、上記2)式を用い、プロセス値PVの
変化率が一定率内に収束したならば、収集周期Tを大き
くするように設定することにより、データ収集効率、記
憶部14の使用効率を向上できる。 (3) 閥値を基準とした第3の収集周期判定基準 この第3の収集周期判定基準においては、プロセス値P
Vが予め定められた閥値PVs を越えたか否かで収集周
期Tを変更する。この判定基準の詳細説明は省略する。 (4) 範囲を基準とした第4の収集周期判定基準 この第4の収集周期判定基準においては、プロセス値P
Vが予め定められた範囲(A〜B)を外れたか否かで収
集周期Tを変更する。
【0057】1) A<プロセス値PV<B 又は プロセス値PV<A又はB<プロセス値PV 1)又は2)のうちいずれを採用するかは、プロセス種
類毎に収集周期判定テーブル18内に設定する。
【0058】A,Bは比較されるプロセス値毎に収集周
期判定テーブル18に設定される。すなわち、収集周期
判定テーブル32で設定されたチェック周期Δtにより
プロセス値PVをチェックし、そのチェック周期Δtで
プロセス値PVが1)式(又は2)式を満たす場合に該
当プロセス値PVが、収集周期Tを変更させる事象が発
生したと判定し、指定された収集周期T4 へ変更する。
【0059】ここで、すでに該当プロセス値PVがプロ
セス値収集周期設定部16により周期を変更されている
場合には、通常収集周期復帰基準が参照される。この通
常収集周期復帰情基準としては、例えば、 1)事象が発生してからの経過時間 2)条件として設定されている式が不成立 が考えられる。このとき、経過時間カウント中に事象が
再発した場合には、カウントをリセットする。
【0060】図7にこの第4の収集周期判定基準を採用
した例を示す。ここでは、5分の通常収集周期T0Sでプ
ロセス値PVを収集しており、2分のチェック周期Δt
の設定で、10:07において、 プロセス値PV<A が成立し、収集周期変更事象が発生した判定し通常収集
周期T0Sを収集周期T4へ変更し、また、収集周期未成
立となった時点で元の通常収集周期T0Sへ戻している。
【0061】このように、プロセス値PVの急激な変化
を事象として、その後の変化動向を設定した収集周期T
4 により詳細にデータ収集を行うことができる。よっ
て、予め決められた範囲(A〜B)内であることが求め
られているプロセス値PVが、その範囲(A〜B)を逸
脱するという異常事態でのプロセス値PVの変化状況を
詳細に調査することができる。
【0062】また逆に、通常収集周期T0Sを詳細データ
収集に対応する値とし、上記2)式を用い、プロセス値
PVが一定範囲内に収束してきたならば、収集周期Tを
大きくするように設定することにより、データ収集効
率、記憶部14の使用効率を高めることができる。
【0063】また、トレンド表示部15は、プロセス値
収集ファイル19に収集された各プロセス値PVの時系
列的な傾向(トレンド)を監視員が理解しやすいフォー
マットに変換して、表示部3へグラフィック表示する。
【0064】このように、監視対象のプロセス値PVが
「危険な方向に急変した」,「ある主要機器が故障した
場合の関連プロセス値の変化動向の詳細は?」という信
号変化の実時間、必要十分なデータを監視員に告知する
ことができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明のプラント監
視装置においては、収集周期判定基準を設定して、順次
入力するプロセス値の収集周期をこの収集周期判定基準
に従って自動的に変更している。
【0066】したがって、発生する事象毎に定めた最適
な周期で収集を行うことができ、効率的なプロセス値の
収集を実現でき、監視装置の処理負荷、記憶部の必要記
憶容量を低減できるともに、プロセス値の急変や、関連
事象の状態変化に対応し、詳細な収集を可能にすること
により、監視員へプラント情報を実時間に、正確、詳細
に提供することができ、監視装置自体をより安全で信頼
性を向上できる。
【0067】また、収集周期判定基準をプロセス値にお
ける、状態変化,変化率,閥値,範囲等に基づいて設定
している。したがつて、プロセス種類に対応したより詳
細なデータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わるプラント監視装置
の概略構成を示すプロック図
【図2】 同実施例装置に組込まれた収集周期判定テー
ブルの記憶内容を記す図
【図3】 同実施例装置に組込まれたプロセス値収集ア
ァイルの記憶内容を記す図
【図4】 同実施例装置の収集周期設定処理を示す流れ
【図5】 同実施例装置において、プロセス値が状態変
化した場合における収集周期の変化及びプロセス値を示
す図
【図6】 同実施例装置において、プロセス値の変化率
が変化した場合における収集周期の変化及びプロセス値
を示す図
【図7】 同実施例装置において、プロセス値が指定範
囲(A〜B)を外れた場合における収集周期の変化及び
プロセス値を示す図
【図8】 従来のプラント監視装置の概略構成を示すブ
ロック図
【符号の説明】
1…監視対象プラント、3…表示装置、6…プロセス入
出力装置、11…監視装置本体、12…プロセス状態監
視制御部、13…プロセス値収集制御部、14…記憶
部、15…トレンド表示部、16…プロセス値収集周期
設定部、17…プロセス値書込部、18…収集周期判定
テーブル、19…プロセス値収集ファイル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントから入力されるプロセス値を記
    憶保持し、かつこのプロセス値に基づいてプラント状態
    を求めて表示出力すると共に、プラント状態の正常,異
    常を判定して、判定結果を出力するプラント監視装置に
    おいて、 前記各プロセス値に応じて定まる収集周期判定基準及び
    前記プロセス値が前記収集周期判定基準を満たした場合
    における収集周期を記憶する収集周期判定テーブルと、 各プロセス値を時系列的に記憶するためのプロセス値収
    集ファイルと、 前記プラントから順次入力される各プロセス値と前記収
    集周期判定テーブルに記憶されている収集周期判定基準
    とを比較し、前記プロセス値の収集周期を設定するプロ
    セス値収集周期設定手段と、 この設定された収集周期で前記プラントから入力される
    プロセス値を順次抽出して前記プロセス値収集ファイア
    ルへ順次書込むプロセス値書込手段とを備えたプラント
    監視装置。
  2. 【請求項2】 前記収集周期判定基準は、前記プロセス
    値の状態変化に基づいて設定されていること特徴とする
    請求項1記載のプラント監視装置。
  3. 【請求項3】 前記収集周期判定基準は、順次入力され
    るプロセス値の変化率に基づいて設定されていること特
    徴とする請求項1記載のプラント監視装置。
  4. 【請求項4】 前記収集周期判定基準は、前記プロセス
    値が予め定められた閥値を越えるか否かに基づいて設定
    されていること特徴とする請求項1記載のプラント監視
    装置。
  5. 【請求項5】 前記収集周期判定基準は、前記プロセス
    値が予め定められた範囲内に入るか否かに基づいて設定
    されていること特徴とする請求項1記載のプラント監視
    装置。
  6. 【請求項6】 前記プロセス値書込手段は、前記各プロ
    セス値と共に前記収集周期の変化時刻情報をも前記プロ
    セス値収集ファイアルへ書込むことを特徴とする請求項
    1記載のプラント監視装置。
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