JP2681765B2 - ワークのセンタ支持チャック装置 - Google Patents

ワークのセンタ支持チャック装置

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JP2681765B2
JP2681765B2 JP20440695A JP20440695A JP2681765B2 JP 2681765 B2 JP2681765 B2 JP 2681765B2 JP 20440695 A JP20440695 A JP 20440695A JP 20440695 A JP20440695 A JP 20440695A JP 2681765 B2 JP2681765 B2 JP 2681765B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計測器、円筒研削
盤等に装着し、左右両端部にセンタ穴を有するワークを
支持し、挟持し、回転させ、挟持を解放するワークのセ
ンタ支持チャック装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シャフト、カム軸或いは管等のい
わゆる軸ものにおいては、その製造工程特に熱処理によ
って生ずる歪や曲がり或いは素材自体の曲がりや歪を研
削工程、研磨工程等の前或いはそれらの工程において矯
正している。
【0003】そして、従来公知の曲がり矯正機は、ステ
ッピングモータにより駆動される回転センタと固定セン
タとによりワークをチャック支持し、ワークを回転させ
ながら計測し、計測後回転を止めて曲がり矯正してい
る。そして、ワークの矯正は、ワークを回転させながら
歪曲値を計測し、その値が所定の矯正値を超えた場合、
回転させているワークの歪曲部が常に真上になるように
ワークの回転を停止させ、センタを抜き支持部材により
支持し、計測した歪曲値と所定の矯正値の差異の程度に
より油圧プレス装置等により矯正している。矯正後、自
動計測により歪曲値の変化を表示し、その表示が所定の
矯正値をクリアするまで油圧プレス装置のストローク量
を調整しながらそのプロセスを繰り返している。
【0004】例えば、実開平6ー9805号公報には、
「2サドルNC旋盤の後側のタレット13に曲がり測定
用計測器14を設け、前側のクロススライド15上に矯
正装置16を取付けて、計測器14で測定した工作物W
の最大曲がり位置に矯正装置16を位置決めしたのち、
矯正モータ20により待機位置より矯正位置に旋回し、
更にX軸方向工作物側へ移動して固定受け24に設けた
接触センサ25が工作物に当接した信号で移動を停止す
る。次いで油圧により加圧アーム23を引き込んで工作
物を把持し、チャック5を開き心押台1を後退させたの
ち、軸径、材質、曲がり量等に応じた矯正力を加圧アー
ムに加えて工作物の曲がり矯正を行う。」ことが記載さ
れている。
【0005】また、例えば実開平6ー15915号公報
には、「主軸台の面板に設けられたオートケレ操作用の
開閉ピストンを備えたシリンダーケイスと、このシリン
ダーケースより横設した柱体に、当該柱体の横設方向及
び横設方向と直交する方向に僅か移動可能なオートケレ
本体と、このオートケレ本体の一面に設けられた、当該
オートケレ本体の垂直方向に移動及び復帰可能なクラン
クベースと、前記オートケレ本体の他面に枢着されると
ともに、前記クランクベースと連繋され、当該枢着部位
を支点として揺動する複数の揺動ケレと、前記クランク
ベースの移動を司る前記開閉ピストンの先端に設けた移
動手段、及び当該クランクベースの復帰を司るバネ等の
復帰手段と、で構成される同一締付け力が確保できるオ
ートケレ装置。」が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記実開平
6ー9805号公報に記載されているものは、チャック
とセンタによりワークを挟持し、モータでチャックを回
転させるものであるが、チャックの挟持時に、ワークの
偏心を吸収していないので、ワークの振れの計測値に、
回転精度が含まれてしまい、これが歪曲値の計測誤差を
生じさせているものである。
【0007】従って、上記実開昭6ー9805号公報に
記載されているものでは、本発明に係るワークのセンタ
支持チャック装置のように、「ワークのセンタ穴に対す
る外径の偏心を吸収し、ワークの振れを正確に計測する
ことができる。」ということができないものである。
【0008】また、実開平6ー15915号公報に記載
されているものは、チャック用ピストン、クランクベー
ス開きピストン,その復帰を司るバネ等を設け複雑な構
造とするとともに複数の駆動源と複雑な構造、手段によ
りワークの挟持、回転の停止を行うという問題を有する
ものである。
【0009】本発明は、上記従来技術の有する問題を解
決し、ワークの振れ計測が正確にでき、ワークの振れの
矯正の自動化、省力化を図ることができ、ワークの挟
持、開放と回転を1つの動力源ですることができ、構造
が簡単で、しかも安価に製作できるワークのセンタ支持
チャック装置の提供を課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るワークのセ
ンタ支持チャック装置は、その先鋭部をワークの両端面
に設けられたセンタ穴の一方に挿入してワークを支持す
るレースセンタと、レースセンタの外周面に固定された
センタスリーブに設けられ、シェル型ワンウェイクラッ
チによりその回転が制限される内輪と、その外周面に回
動自在に設けられた外輪と、外輪のワーク支持側の外端
面にワークを挟持し解放する複数の揺動爪部材とを有す
るワークのセンタ支持チャック装置において、内輪のワ
ーク支持側の外端面に挟持されたワークの偏心支持を規
正する手段と、挟持されたワークの回転方向によりワー
クの挟持と解放を規制する手段と、前記外輪の他端部に
挟持されたワークの回転停止時の回転反力を吸収する手
段を有するものである。
【0011】 本発明に係るワークのセンタ支持チャッ
ク装置におけるワークの偏心支持を吸収する手段は、爪
部材を保持する爪受け軸により内輪の外端部に取り付け
られているフロート板と該板のバカ孔に挿入して保持す
るフロートピンとからなるものである。
【0012】 本発明に係るワークのセンタ支持チャッ
ク装置におけるワークの挟持と解放を規制する手段は、
センタスリーブの外周面と内輪の内周面に設けられたシ
ェル型ワンウエイクラッチである。
【0013】本発明に係るワークのセンタ支持チャック
装置におけるワークの回転停止時の回転反力を吸収する
手段は、外輪の他端部に植設されたフロートピンと該ピ
ンが挿入される複数の円周方向の長孔を有しフロートピ
ンによって揺動自在に保持される環状アイドリング部材
とから構成されている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明に係る
ワークのセンタ支持チャック装置の1つの実施の形態を
説明する。図1は本発明に係るワークのセンタ支持チャ
ック装置を装着したワークの曲がり矯正機の正面図であ
り、図2はワークのセンタ支持チャック装置の一部を断
面で示す正面図であり、図3は図2のA−A線からみた
一部断面で示すワークのセンタ支持チャック装置の閉状
態の説明図であり、図4は図2のA−A線からみた一部
断面で示すワークのセンタ支持チャック装置の開状態の
説明図であり、図5は図2のB−B線からみたワークの
センタ支持チャック装置の作動状態の説明図である。
【0015】図1から図5を参照して本発明に係るワー
クのセンタ支持チャック装置の1つの実施形態を説明す
ると、図1に示すように、基台23のレール25上をエ
アシリンダ28によって左右に摺動する外輪のスライダ
27上に設けられているステッピングモータ31からの
駆動力を歯付伝動ベルト32によって伝達させて回転す
る外輪13を有しており、外輪13の端面には爪部材1
7、17及びレースセンタ18が設けられている。24
は基台23のレール25をエアシリンダ28によって左
右に摺動する心押台のスライダ26に設けられている心
押台で、ワーク22を支持する支持センタ33を有して
いる。30はワーク支持体29を固定している、ワーク
支持体29、29はワーク22の歪曲部を矯正するとき
にワーク22の左右を支持するものである。34はワー
ク矯正板で、上下動するワーク矯正装置36の下部に設
けられた支持部材35に取り付けられている。
【0016】レースセンタ18はセンタスリーブ1に取
り付け固定されており、支持センタ33は心押台24に
取付け固定されている。レースセンタ18と支持センタ
33の中間部に位置するようにワーク22の歪曲部(図
示せず。)を計測する渦電流式変位センサ等の計測器4
6が、基台23上に設けられた計測器取付け部材41の
上端部付近に設けられている。計測はワーク22の回転
中に行われる。
【0017】ワーク支持部材は外輪13、内輪12、セ
ンタスリーブ1及びレースセンタ18からなり、外輪1
3と内輪12の間には玉軸受9、9を配設し、内外輪1
2、13ともに回転自在のものである。外輪13のワー
ク支持側の外端面に圧入されたピン14により半径方向
に摺動し、爪部材の受軸15の回りに揺動する爪部材1
7によりワーク22を挟持し、外輪13をステッピング
モータ31で回転させることによりワーク22を回転さ
せる。
【0018】センタスリーブ1は、その内面のテーパー
状の嵌合部にレースセンタ18を嵌合固定して保持して
おり、レースセンター18の先端の先鋭部45をワーク
の両端面に設けられたセンタ穴40の一方に挿入して支
持するワーク支持部材を構成するものの一つとなってい
る。
【0019】センタスリーブ1の外周面には軸受2、シ
ェル型ワンウエイクラッチ11及び軸用止め輪3が設け
られている。ワーク22の解放は、センタスリーブ1の
外周面と内輪12の内周面に設けられたシェル型ワンウ
エイクラッチ11によっており、ワークの挟持と解放
は、内輪12の回転方向を変えることにより行う。ワー
クの挟持と解放の規制手段は、センタスリーブ1の外周
面と内輪12の内周面に圧入して設けられたシェル型ワ
ンウエイクラッチ11である。
【0020】軸受2はタイミングプーリ5を支持してお
り、タイミングプーリ5は歯付伝動ベルトの脱落を防ぐ
フランジ4を有している。タイミングプーリ5は歯付伝
動ベルトから伝達された駆動力を受け、環状のアイドリ
ング部材7を介して外輪13を回転させる。
【0021】外輪13の内周面には玉軸受9、9が設け
られており、玉軸受9、9は内輪12の外周面に軸止め
リング8、カラー10に挟持されて設けられている。軸
止めリング8は内輪12が本体より抜けることを防ぎ、
玉軸受9は、外輪13を支持している。カラー10は、
玉軸受9を2カ所に配置するためのスペーサであり、シ
ェル形ワンウェイクラッチ11は内輪12の内周面に圧
入されており、外輪13が閉の方向に回転すると、内輪
12を同方向に回転させ、爪部材17でワーク22をチ
ャックして回転させる。
【0022】一方、外輪13が開の方向に回転すると、
シェル型ワンウエイクラッチの作用により内輪12は回
転を停止し、爪部材17はワーク22を開放する。
【0023】外輪13はタイミングプーリ5により回転
力を与えられ、その端面に植設された複数のピン14を
介し、爪部材17を作動させる。ピン14は外輪13の
ワーク22を支持する側の端面に植設されており、爪部
材17に穿設された半径方向の長孔39内において係合
しており、爪部材17は受軸15を中心として回動可能
に設けられており、受け軸15はその先端がフロート板
20に圧入されて取り付けられている。
【0024】フロート板20には複数のバカ穴43が穿
設されており、フロートピン19によって内輪12の端
面に取り付けられている。山座金16は、爪部材の受軸
15に挿入された爪部材17の抜け止めのためのもので
ある。爪部材17によりワーク22を回転させる。
【0025】ワーク22はレースセンタ18によりその
位置決めが行われる。フロートピン19はフロート板2
0を内輪12に保持しており、フロート板20は、ワー
ク22のセンタ穴40に対し、ワーク22の外径が偏心
している場合、その偏心を吸収するものである。ワーク
の偏心支持を吸収する手段は、爪部材17を保持する爪
部材の受軸15により内輪12の外端部に取り付けられ
ているフロート板20と該板20のバカ孔43に挿入し
て保持するフロートピン19とから構成されている。
【0026】スラストワッシャ21は内輪12が前後し
た場合、センタスリーブ1との衝突を和らげる作用を持
つものである。37はセンタスリーブ1とレースセンタ
18とのテーパー状の嵌合部であり、38はレースセン
タ18の他端部の逃げ部である。
【0027】ステッピングモータ31による回転は、歯
付伝動ベルト32、タイミングプーリ5、環状のアイド
リング部材7を介して伝達され、外輪13は図3に示す
矢印方向である反時計回りに回転すると、複数の爪部材
17は爪部材の受軸15を中心として回転し、半径方向
の長孔39、39とピン14、14が係合して爪部材1
7がワーク22の外周面に圧接し、外輪13の回転とと
もにワーク22も回転をする。39は爪部材17に設け
られている半径方向に穿設された長孔、図5の42は外
輪13の端面に設けられているアイドリングリング7の
外端部に円周方向に穿設されている長孔である。
【0028】ステピングモータ31による回転運転中、
爪部材17でワーク22をチャックして計測している時
は、レースセンタ18、18でワーク22のセンタ穴を
支持しワーク22を回転させている。
【0029】ワーク22の歪曲部すなわち振れの計測
は、ワーク22の1回転を数拾から数百に分割して測定
するが、これを説明の都合上、八分割した場合の計測の
アルゴリズムを以下に示すと、「チャックは閉作動すな
わちワークを挟持する。」、「振れつまりワークの外形
の歪曲状態(以下単に「振れ」という。)を計測す
る。」、「45゜回転させる。」、「回転を停止させ
る。」、「振れを計測する。」という作動を含めて、以
下において、「45゜回転させる。」、「回転を停止さ
せる。」、「振れを計測する。」作動を7回行った後、
「チャックは開作動すなわちワークを解放する。」でワ
ーク22の計測を行う。この繰り返し過程における「4
5゜回転させる。」から「回転を停止させる。」におい
て、外輪13に回転方向の反力が生じ、この反力がワー
ク22の挟持を緩め、次の過程における「45゜回転さ
せる」で数度をワーク22の挟持に消費するために、チ
ャックは360゜回転するがワークは350゜ぐらいし
か回転しないという現象が生じる。
【0030】この現象の発生を防ぐべく、本発明に係る
ワークのセンタ支持チャック装置においては、次に説明
するワークの回転停止時の回転反力を吸収する手段を設
けている。外輪13の他端部には環状のアイドリング部
材7を有しており、環状のアイドリング部材7は、フロ
ートピン6によりタイミングプーリ5の回転を外輪13
に伝達する。環状のアイドリング部材7にはステッピン
グモータ31からの間欠駆動で生じる回転力の反力を吸
収するための円周方向に穿設された長孔42を有してい
る。ワーク22の回転停止時の回転反力を吸収する手段
は、外輪13の他端部に揺動自在に取り付けられている
環状のアイドリング部材7と、外輪13に植設された複
数のフロートピン6と、該ピン6が挿入される複数の円
周方向の長孔42を有し、フロートピン6によって揺動
自在に保持される環状のアイドリング部材7とから構成
されている。
【0031】外輪13の他端面に設けられている環状の
アイドリング部材7はその外周に近い部分に穿設された
円周方向の長孔42とフロートピン6とが係合し、いわ
ゆる間欠駆動で生じる外輪13の反力による爪部材1
7、17のワーク22を挟持する力の緩みを前記長孔4
2、42とフロートピン6、6との係合により吸収し、
確実に所定の位置すなわちワーク22の計測器46によ
って測定された歪曲部の矯正されるべき位置にワーク2
2を回転停止させる。
【0032】ワークのセンタ支持チャック装置は、1つ
の動力源であるステッピングモータ31による間欠的な
回転運動によってワーク22を回転させ、回転停止時、
ワーク22に対するクランプの解除に生じる力を吸収す
るために、数パルス分に相当する回転量を吸収させる長
孔42を設けることにより、その数パルス分の滑りを長
孔42に生じさせて、確実にワーク22の回転を行うこ
とができる。
【0033】ワークのセンタ支持チャック装置は、内部
にシェル型ワンウエイクラッチ11を設けることによ
り、ワーク22の挟持、開放と回転を1つの動力源です
ることができ、またワーク22のセンタ穴40に対する
外径の偏心を吸収し、ワーク22の振れを正確に計測す
ることができるとともに、歪曲部の矯正のためにワーク
22を任意位置で確実に回転停止させることができる。
【0034】ワークのセンタ支持チャック装置は、ワー
ク22に対して滑りを生ぜず、歪曲部の位置を正確に検
知することができ、ワーク22の爪部材17に間欠的回
転を与えるパルスにより回転角が決まるので、パルス量
から偏心量の大きい位置を正確に検知でき、その制御も
容易である。
【0035】ワークのセンタ支持チャック装置は、その
回転駆動を間欠運動としているので、その制御が容易で
ある。また、ワーク22をレースセンタ18及び支持セ
ンタ33で支持して計測するので、正確に計測すること
ができる。そしてまた、従来、ワーク22の歪曲部の検
出、矯正のためにその要員として人一人を要していた
が、本発明に係るワークのセンタ支持チャック装置によ
り計測の精度が向上し、省人化ができる。
【0036】ワークのセンタ支持チャック装置は、ワー
ク22を多数回回転させる装置にも、また例えば1回転
しかしさせない装置においても、均一な締め付け力を与
えて、ワーク22を回転させることができ、さまざまな
回転数によりワーク22を回転させるセンタ支持チャッ
ク装置において、ワーク22を任意の位置まで回転させ
て開放することができるので、計測器、円筒研削盤等に
限定して装着されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲において各種の装置に装着できるものであ
る。
【0037】本発明に係るワークのセンタ支持チャック
装置は、ワーク22の振れ計測が正確にでき、ワーク2
2の振れの矯正の自動化、省力化を図ることができ、ワ
ーク22の挟持、開放と回転を1つの動力源ですること
ができ、構造が簡単で、しかも安価に製作できるという
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図は本発明に係るワークのセンタ支持チャック装置の一
実施の形態を説明するためのものである。
【図1】本発明に係る装置を装着したワークの曲がり矯
正機の正面図である。
【図2】ワークのセンタ支持チャック装置の一部を断面
で示す図である。
【図3】図2のA−A線からみたワークのセンタ支持チ
ャック装置の一部断面で示すチャック装置の閉状態の作
用図である。
【図4】図2のA−A線からみたワークのセンタ支持チ
ャック装置の一部断面で示すチャック装置の開状態の作
用図である。
【図5】図2のB−B線からみたワークのセンタ支持チ
ャック装置の側面で示すチャック装置の作動状態の説明
図である。
【符号の説明】
1 センタスリーブ 6 フロートピン 7 環状のアイドリング部材 11 シェル型ワンウエイクラッチ 12 内輪 13 外輪 14 ピン 15 爪部材の受軸 17 爪部材 18 レースセンタ 19 フロートピン 20 フロート板 22 ワーク 33 支持センタ 39 半径方向の長孔 40 センタ穴 42 円周方向の長孔 43 バカ孔 45 先鋭部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その先鋭部をワークの両端面に設けられ
    たセンタ穴の一方に挿入してワークを支持するレースセ
    ンタと、レースセンタの外周面に固定されたセンタスリ
    ーブに設けられ、シェル型ワンウェイクラッチによりそ
    の回転が制限される内輪と、その外周面に回動自在に設
    けられた外輪と、外輪のワーク支持側の外端面にワーク
    を挟持し解放する複数の揺動爪部材とを有するワークの
    センタ支持チャック装置において、内輪のワーク支持側
    の外端面に挟持されたワークの偏心支持を吸収する手段
    と、挟持されたワークの回転方向によりワークの挟持と
    解放を規制する手段と、前記外輪の他端部に挟持された
    ワークの回転停止時の回転反力を吸収する手段を有し、
    ワークの挟持、解放、回転が1つの動力源で行うことが
    できることを特徴とするワークのセンタ支持チャック装
    置。
  2. 【請求項2】 ワークの偏心支持を吸収する手段は、爪
    部材を保持する爪受け軸により内輪の外端部に取り付け
    られているフロート板と該板のバカ孔に挿入して保持す
    るフロートピンとからなることを特徴とする請求項1に
    記載のワークのセンタ支持チャック装置。
  3. 【請求項3】 ワークの挟持と解放を規制する手段は、
    センタスリーブの外周面と内輪の内周面に設けられたシ
    ェル型ワンウエイクラッチであることを特徴とする請求
    項1に記載のワークのセンタ支持チャック装置。
  4. 【請求項4】 ワークの回転停止時の回転反力を吸収す
    る手段は、外輪の他端部に植設されたフロートピンと該
    ピンが挿入される複数の円周方向の長孔を有しフロート
    ピンによって揺動自在に保持される環状アイドリング部
    材とから構成されていることを特徴とする請求項1に記
    載のワークのセンタ支持チャック装置。
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