JP2002018658A - マスセンタリングマシン - Google Patents

マスセンタリングマシン

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JP2002018658A JP2000204077A JP2000204077A JP2002018658A JP 2002018658 A JP2002018658 A JP 2002018658A JP 2000204077 A JP2000204077 A JP 2000204077A JP 2000204077 A JP2000204077 A JP 2000204077A JP 2002018658 A JP2002018658 A JP 2002018658A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】測定ステーションと加工ステーションとが分離
されたマスセンタリングマシンにおいて、加工ステーシ
ョンに備えられた保持装置は、ワーク加工時にワークが
回転しないように、保持力の強い保持装置である必要が
あり、保持装置の小型化,軽量化が困難であるという課
題があった。 【解決手段】加工ステーションの保持装置に、ワークW
に対して点接触またはワークWの軸方向に線接触するク
ランプ爪224を設ける。 【効果】クランプ爪224を上述の形状にすると、ワー
クWが回転しようとしても、クランプ爪224がワーク
Wに食い込み、少ないクランプ力で、ワークWが回転し
ないように確実に保持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車エンジン
用のクランクシャフト等の回転体に、加工基準となる芯
出し用のセンター穴を形成するマスセンタリングマシン
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジン用のクランクシャフト
は、鋳造または鍛造にて一体成形された後、まず心出し
が行われる。心出しでは、クランクシャフトの回転軸と
慣性主軸とが一致する位置にセンター穴があけられる。
そしてセンター穴があけられたクランクシャフトは、セ
ンター穴を加工基準として、その後の必要な処理が施さ
れる。
【0003】心出しは、マスセンタリングマシンと呼ば
れる装置により行われる。マスセンタリングマシンの一
例は、特開昭64−434号公報に開示されている。こ
の公報に開示のマスセンタリングマシンでは、クランク
シャフトなどのワークは、一度保持されると、保持され
た状態のまま不釣合いが測定され、測定結果に基づいて
センター穴があけられる。マスセンタリングマシンの他
の例は、特願平10−297122号に開示されてい
る。このマスセンタリングマシンは、ワークの不釣合い
を測定する測定ステーションと、ワークに対してセンタ
ー穴をあける加工ステーションとが分離されていて、複
数のワークに対して、測定と、測定結果に基づく加工と
が並列的に行えるようになっている。
【0004】この発明は、後者のように、測定ステーシ
ョンと加工ステーションとが分離されたマスセンタリン
グマシンの改良に関するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】マスセンタリングマシ
ンにおいては、ワークの不釣合いを測定し、ワークに対
してセンター穴をあけるために、ワークを保持する保持
装置が必須である。ワークに対してセンター穴をあける
際には、ドリル等でセンター穴をあける時に生じるトル
クによってワークが動いたり回転したりすることのない
ように、ワークをしっかりと保持しなければならない。
このため、保持力の強い保持装置が必要である。よっ
て、保持装置の小型化や、軽量化が困難であるという課
題があった。
【0006】特に、測定ステーションと加工ステーショ
ンとが分離されたマスセンタリングマシンでは、測定ス
テーションの保持装置は保持力がさほど強力でなくても
よいが、加工ステーションの保持装置は保持力が強力で
なければならず、保持力の違いから、ワークの保持位置
が微妙にずれる等のおそれもある。一方、測定ステーシ
ョンでは、不釣合いの測定精度を上げるために、保持装
置の軽量化が図られており、保持装置は比較的小さな保
持力でワークを保持している。ところで、マスセンタリ
ングマシンが処理するワークは、上述したように鋳造ま
たは鍛造によって形成されて何ら加工のされていない状
態のものであり、ワークの表面はいわゆる黒皮で覆われ
た粗面である。このため、測定ステーションの保持装置
でワークが保持されたときには、保持力が弱いので、ワ
ーク表面にはほとんど保持跡がつかないが、加工ステー
ションの保持装置で保持されると、保持力が強いため、
ワーク表面に保持跡がつく。よって厳密に見ると、測定
ステーションにおける保持状態と、加工ステーションに
おける保持状態とが微妙に異なり、測定結果に基づいて
センター穴をあける際の精度向上が難しいという課題が
あった。
【0007】この発明は、以上の課題を解決するために
なされたものである。この発明の目的は、加工ステーシ
ョンにおける保持装置の小型,軽量化を実現できるマス
センタリングマシンを提供することである。この発明の
他の目的は、測定ステーションにおいて、ワーク表面に
保持跡をつけることができ、保持精度の良いマスセンタ
リングマシンを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】請求項
1記載の発明は、軸を中心に回転するワークの不釣合い
を測定するための測定ステーションと、測定結果に基づ
き、ワークに対して、少なくともセンター穴をあけるた
めの加工ステーションとを有するマスセンタリングマシ
ンであって、前記加工ステーションには、ワークを保持
する保持装置が備えられ、保持装置には、ワークに対し
て点接触またはワークの軸方向に線接触するクランプ爪
が含まれていることを特徴とするマスセンタリングマシ
ンである。
【0009】請求項2記載の発明は、軸を中心に回転す
るワークの不釣合いを測定するための測定ステーション
と、測定結果に基づき、ワークに対して、少なくともセ
ンター穴をあけるための加工ステーションとを有するマ
スセンタリングマシンであって、測定ステーションにお
いて不釣合いを測定する前のワークに対して前処理を施
すための前処理ステーションを備え、前処理ステーショ
ンには、ワークを保持するための一対の保持装置が設け
られ、各保持装置には、ワークを着座させるための一対
の着座面および一対のクランプが含まれ、一対の着座面
は、それぞれ、ワークを斜め下方から受け止めることが
でき、一対のクランプは、一対の着座面に対向して設け
られ、一対の着座面で受け止められたワークを着座面へ
押しつけるように、受け止められた部分と反対側からワ
ークを押さえるものであり、さらに、一対の着座面で受
け止められたワークに対し、着座面と接触するワーク表
面に着座跡がつくように、ワークを上方から下方へ押さ
えつけるワーク押さえを有することを特徴とするマスセ
ンタリングマシンである。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載のマ
スセンタリングマシンにおいて、前記前処理ステーショ
ンは、前記測定ステーションに組み込まれていることを
特徴とするマスセンタリングマシンである。請求項1の
構成によれば、加工ステーションの保持装置には、ワー
クに対して点接触またはワークの軸方向に線接触するク
ランプ爪が含まれている。ワークは、センター穴をあけ
るための加工時に、軸方向の推力と回転トルクが加わ
る。クランプ爪は、ワークを軸方向に見たときに、ワー
クに点接触している。よってワークに軸方向の推力と回
転トルクが加わると、点接触したクランプ爪がワーク表
面に食い込むように作用して、軸方向の推力と回転トル
クに抗してワークが回転しようとするのを妨げ、ワーク
をしっかりと保持する。
【0011】クランプ爪が、上述のようにワークに対し
て点接触またはワークの軸方向に線接触するから、クラ
ンプ爪に与えるクランプ力は小さなものでよい。従っ
て、クランプ力を与える油圧ユニット、エアユニット、
ソレノイドユニット等の小型,軽量化が可能であり、保
持装置全体の小型化および軽量化を図ることができる。
請求項2の構成では、前処理ステーションにおいて、ワ
ーク押さえによりワークを着座面に押しつけ、ワーク表
面に着座跡をつける。よって、ワークが繰り返して保持
される際に、着座跡が受け止められるから、着座の再現
性が向上する。
【0012】しかも前処理ステーションでワーク表面に
着座跡がつくから、測定ステーションおよび加工ステー
ションで、等しい保持状態でワークを保持することがで
きる。よって、マスセンタリング精度が向上する。請求
項3の構成では、前処理ステーションにより行っていた
処理を、測定ステーションにおいて行うことができ、よ
り構成が簡易で、しかも着座の再現性、ひいては測定の
繰り返し精度ならびにマスセンタリング精度が向上す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下には、この発明の一実施形態
に係るマスセンタリングマシンについて具体的に説明を
する。まず、マスセンタリングマシン全体の構成および
動作について説明をする。この例のマスセンタリングマ
シンは回転体としてのクランクシャフトCsの心出しを
行うためのものであって、図1に見るように、クランク
シャフトCsの、回転軸と慣性主軸とのずれの状態を測
定する測定ステーション1と、当該測定ステーション1
による測定結果から求めたクランクシャフトCsの慣性
中心、またはその近傍の所定の位置に、加工基準となる
心出し用のセンター穴を形成する加工ステーション2
と、この両ステーション1、2間に配置されて、クラン
クシャフトCsの被加工部分のうち、この例では両軸端
部Cs1、Cs2の外径を測定する外径測定ステーショ
ン3と、クランクシャフトCsを、その姿勢をほぼ一定
に維持しつつ、未加工のクランクシャフトCsの供給部
4から各ステーション1〜3を経由して加工済みのクラ
ンクシャフトCsの取出し部5まで搬送する搬送手段6
と、そして上記各部の動作を制御する制御手段7とを備
えている。
【0014】上記各部のうち測定ステーション1は、図
2および図3に示すように基台11と、この基台11上
に複数のばね12…によって支持された振動枠13と、
この振動枠13上に配置された、クランクシャフトCs
の両軸端部Cs1、Cs2をそれぞれ把持して、当該ク
ランクシャフトCsを、一定の把持角度で固定した状態
で同期回転する一対の回転体把持円盤14、14と、こ
の一対の回転体把持円盤14、14の同期回転によって
発生する振動枠13の振動を測定するための振動検出器
15とを備えている。
【0015】なおこれらの図において符号16aは、上
記一対の回転体把持円盤14、14を同期回転させるた
めのモータであって、このモータ16aの回転が、ベル
ト16b、振動枠13内に配置されたシャフト16c、
およびベルト16d、16dを介して回転体把持円盤1
4、14に伝えられて、当該両回転体把持円盤14、1
4が同期回転される。なおモータ16aは、図では基台
11に取付けられているが、振動枠13上に取付けても
よい。モータ16aを振動枠13上に取付けると、基台
11と振動枠13とに跨るベルト16bを省略できるの
で、測定の精度が更に向上する。
【0016】上記回転体把持円盤14、14はそれぞ
れ、振動枠13上を、把持するクランクシャフトCsの
回転軸CsXと平行方向に摺動自在とされた一対の駆動
ヘッド17、17上に、回転自在に支持されている。そ
して、振動枠13と駆動ヘッド17との間に取付けられ
たネジ17aを回転させて、両駆動ヘッド17、17の
間隔を調整することで、一対の回転体把持円盤14、1
4の間隔が、測定するクランクシャフトCsのサイズに
あわせて調整可能とされている。
【0017】また、それぞれの回転体把持円盤14の、
互いに対向する面には、軸端部Cs1側を示す図3に見
るように、当該回転体把持円盤14が停止位置(図3の
位置)にあるときに、軸端部Cs1を下方から支持する
一対のワーク受14a、14aと、この両ワーク受14
a、14aに対して、軸端部Cs1を挟んでその上方に
配置されて、図中実線および一点鎖線で示すように互い
に回動開閉自在とされ、実線で示す閉状態においてワー
ク受14a、14aとの間で軸端部Cs1を把持して固
定するための、一対のクランプアーム14b、14bと
が設けられている。そして上記両ワーク受14a、14
aの、軸端部Cs1に対する2面の当接面がともに、当
該軸端部Cs1を把持してクランクシャフトCsを固定
する際の、位置の基準となる基準面に設定されている。
軸端部Cs2側についても同様である。
【0018】なお、上記のようにクランプアーム14
b、14bを回動開閉させる機構は、図示していない
が、例えば回転体把持円盤14内に組込んでもよいし、
あるいは駆動ヘッド17内や振動枠13上に組込んで、
カムなどの伝達機構を介してクランプアーム14b、1
4bを回動開閉させるようにしてもよい。なお、クラン
プアーム14b,14bによる押さえ力は、比較的小さ
な力でよいから、ばねにより押さえ力を発生させてもよ
い。
【0019】また、一対の回転体把持円盤14、14間
の、クランクシャフトCsの上方には、図2中に黒矢印
で示すように上下動可能で、かつ図4(a) に白矢印で示
す方向に左右同期して移動して、第1クランクピンCs
3を左右から挟むことで、クランクシャフトCsの、回
転体把持円盤14、14に対する把持角度を一定値に規
定するための、具体的には図4(b) に示すように第1ク
ランクピンCs3が、軸端部Cs1(および軸端部Cs
2)の直上に位置するように規定するための、一対のク
ランプ部材19、19が配置されている。
【0020】さらに一方の駆動ヘッド17内には、クラ
ンクシャフトCsを軸線の方向に位置決めし、かつ固定
するためのプッシュロッド機構18が配置されている。
このプッシュロッド機構18は、駆動ヘッド17に対し
て、クランクシャフトCsの軸線方向に摺動自在に配置
された円筒状のスリーブ18aと、このスリーブ18a
内を挿通され、かつスリーブ18aに対して、その前後
に設けられた18b、18bを介して回転自在に保持さ
れることで、回転体把持円盤14と同軸上に配置された
プッシュロッド18cと、そして図示していないが、上
記スリーブ18aを、駆動ヘッド17に対してクランク
シャフトCsの軸線方向に移動させる移動手段とを備え
ている。
【0021】そして上記の各部を、制御手段7からの制
御信号に基づいて以下のように動作させることで、クラ
ンクシャフトCsが、一定の把持角度で一対の回転体把
持円盤14、14に把持、固定されたのち、一対の回転
体把持円盤14、14が同期回転されて、上記クランク
シャフトCsの、回転軸CsXと慣性主軸とのずれの状
態が測定される。即ちまず、両回転体把持円盤14、1
4の、それぞれのクランプアーム14b、14bを、図
3中に一点鎖線で示すように互いに開いた状態で、ここ
では図示していない搬送手段6を動作させてやると、供
給部4から、当該搬送手段6によって未加工のクランク
シャフトCsが搬送されて、その軸端部Cs1、Cs2
が、両回転体把持円盤14、14の、それぞれのワーク
受14a…上に載置される。
【0022】次に、クランクシャフトCsの上方から一
対のクランプ部材19、19を下降させ、次いで当該ク
ランプ部材19、19を、図4(a) に白矢印で示すよう
に左右同期して移動させて、第1クランクピンCs3を
左右から挟んでやると、図4(b) に黒矢印で示したよう
にクランクシャフトCsが、基準面である各ワーク受1
4a…の当接面に当接した両軸端部Cs1、Cs2の外
周面に沿って回転して、同図に示したように、第1クラ
ンクピンCs3が軸端部Cs1(および軸端部Cs2)
の直上に位置するように、その把持角度が規定される。
【0023】次にこの状態を維持しつつ、前記プッシュ
ロッド機構18のスリーブ18aをクランクシャフトC
sの方向へ前進させて、プッシュロッド18cの先端を
一方の軸端部Cs1の端面に圧接してやると、反対側の
軸端部Cs2の端面が、他方の回転体把持円盤14に設
けた基準面14cに当接して、クランクシャフトCs
が、その軸線の方向に位置決めされ、かつ同方向に固定
される。なおこの際、プッシュロッド18cは、前記の
ようにスリーブ18aに対して回転自在に保持されてい
るため、クランクシャフトCsの、後述する測定のため
の回転を妨げることはない。
【0024】また、上記プッシュロッド機構18の動作
とほぼ同時に、両回転体把持円盤14、14上のそれぞ
れの、一対のクランプアーム14b、14bを、図3中
に実線で示すように閉じて、それぞれ2組のワーク受1
4aとクランプアーム14bとで、2方向から軸端部C
s1、Cs2を把持してやると、上記クランクシャフト
Csが、一対の回転体把持円盤14、14に対して、そ
の軸線と直交する方向に固定される。
【0025】そこで次に、クランプ部材19、19を開
いて上方へ退避させたのち、モータ16aを駆動して、
一対の回転体把持円盤14、14を高速で同期回転させ
ながら、振動検出器15を用いて、振動枠13に発生す
る振動を測定してやると、その測定データから、従来と
同様にクランクシャフトCsの、回転軸CsXと慣性主
軸とのずれの状態が求められる。具体的には、振動検出
器15を用いて測定された振動波形を、クランクシャフ
トCsの回転角度と照らし合わせることで、慣性主軸
の、回転軸CsXに対するずれの方向と距離とが割出さ
れる。
【0026】この操作も、制御手段7によって自動的に
行われ、測定結果が、当該制御手段7内に記憶される。
次に、測定が終了したクランクシャフトCsは、搬送手
段6によって、次工程である、両軸端部Cs1、Cs2
の外径を測定するための外径測定ステーション3に送ら
れる。またそれと同時に、新たな未加工のクランクシャ
フトCsが、上記搬送手段6によって、供給部4から測
定ステーション1に搬入される。
【0027】そして、先のクランクシャフトCsの、外
径測定ステーション3による外径測定と並行して、上記
と同様にして、測定ステーション1による新たなクラン
クシャフトCsの測定が行われる。外径測定ステーショ
ン3は、図5に示すように、クランクシャフトCsの軸
端部Cs1(軸端部Cs2も同様)を載置するVブロッ
ク31と、このVブロック31の2面の基準面31a、
31aに対してそれぞれ平行に配置され、かつ図中白矢
印で示すように、当該基準面31a、31aに対して直
交する方向に、エアシリンダ32、32の動作によって
平行移動可能な2枚の測定板33、33と、そしてこの
2枚の測定板33、33と、Vブロック31の2面の基
準面31a、31aとの距離を測定するための、一対の
差動トランス34、34とを備えている。
【0028】また、上記Vブロック31の上方には、先
の測定ステーション1と同様の、一対のクランプ部材3
5、35が設けられている。かかるクランプ部材35、
35は、上記Vブロック31の、2面の基準面31a、
31aに対して、先の測定ステーション1における、ワ
ーク受14a、14aの当接面(基準面)とクランプ部
材19、19との位置関係と一致するように配置されて
いる。したがってこのクランプ部材35、35を用い
て、前記と同様にクランクシャフトCsの第1クランク
ピンCs3を挟んでやると、当該クランクシャフトCs
が、上記基準面31a、31aに対して、測定ステーシ
ョン1における、ワーク受14a、14aの当接面に対
する角度と全く同じ角度で、Vブロック31上に載置さ
れる。
【0029】そしてこの載置状態で、エアシリンダ3
2、32を動作させて、図中二点鎖線で示すように、2
枚の測定板33、33をクランクシャフトCsの軸端部
Cs1に当接させ、かつこの2枚の測定板33、33と
基準面31a、31aとの距離を、前記差動トランス3
4、34を用いて測定してやると、軸端部Cs1(およ
び軸端部Cs2)の、上記2面の基準面31a、31a
を測定基準とする2方向の直径が求められる。
【0030】この操作も、制御手段7によって自動的に
行われ、測定結果が、当該制御手段7内に記憶される。
次に、測定が終了したクランクシャフトCsは、再び搬
送手段6によって、次工程である加工ステーション2に
送られる。またそれと同時に、次のクランクシャフトC
sが、上記搬送手段6によって、外径測定ステーション
3に搬入されるとともに、新たな未加工のクランクシャ
フトCsが、これも搬送手段6によって、供給部4から
測定ステーション1に搬入される。
【0031】そして、先のクランクシャフトCsの、加
工ステーション2による加工と並行して、外径測定ステ
ーション3による次のクランクシャフトCsの外径測定
と、測定ステーション1による新たなクランクシャフト
Csの測定とが行われる。加工ステーション2は、図6
および図7に示すように基台21上に、クランクシャフ
トCsの両軸端部Cs1、Cs2を把持して固定するた
めの、一対の固定手段22、22を備えている。両固定
手段22、22はそれぞれ、基台21上に配置された一
対の加工ヘッド20、20上に固定されている。
【0032】各固定手段22は、軸端部Cs1側を示す
図7に見るように、当該軸端部Cs1を下方から支持す
る一対のワーク受22a、22aと、この両ワーク受2
2a、22aに対して、軸端部Cs1を挟んでその上方
に、互いに回動開閉自在な状態で配置され、図に示す閉
状態においてワーク受22a、22aとの間で軸端部C
s1を把持して固定するための、一対のクランプアーム
22b、22bとを備えている。そして上記両ワーク受
22a、22aの、軸端部Cs1に対する2面の当接面
がともに、当該軸端部Cs1を把持してクランクシャフ
トCsを固定する際の、位置の基準となる基準面に設定
されている。軸端部Cs2側も同様である。
【0033】また、各ワーク受22aはそれぞれ、サー
ボモータ22bからギヤボックス22c、およびシャフ
ト22dを介して伝達される駆動力によって駆動され
る、カム機構を備えた直動ガイド22eによって、図7
中に黒矢印で示す方向に移動可能とされており、それに
よって、各ワーク受22a…上に両軸端部Cs1、Cs
2が載置されたクランクシャフトCsの把持位置が、そ
の軸線と直交する方向に微調整可能とされている。
【0034】また、軸端部Cs1側の、上記ワーク受2
2a、22a、およびクランプアーム22b、22bの
上方には、図7中に白矢印で示す方向に左右同期して回
動開閉して第1クランクピンCs3を左右から挟むこと
で、クランクシャフトCsの把持角度を、前記測定ステ
ーション1の回転体把持円盤14、14と同じ角度、す
なわち第1クランクピンCs3が、軸端部Cs1(およ
び軸端部Cs2)の直上に位置する角度に規定するため
の一対のクランプ部材22f、22fと、クランクシャ
フトCsの、この場合は図6にみるように第2クランク
ピンCs4のカウンタウエイトCs5にその側面から当
接して、当該カウンタウエイトCs5を軸端部Cs2の
方向に押圧するためのプッシュバー22gとが配置され
ている。
【0035】上記のうちクランプアーム22b、22b
は、それぞれその背後に配置された、油圧シリンダ22
h、22hからの駆動力によって回動開閉される。また
クランプ部材22f、22fは、その上方に配置された
油圧シリンダ22iの動作によって、図7において右側
のクランプ部材22fが回動開閉されるとともに、図示
しないギヤ機構によって、左側のクランプ部材22fが
同期して回動開閉される。さらにプッシュバー22g
は、やはりその上方に配置された油圧シリンダ22jに
よって動作される。
【0036】上記固定手段22、22の背後にはそれぞ
れ、両軸端部Cs1、Cs2の端面にセンター穴を形成
するとともに、当該両軸端部Cs1、Cs2に対してそ
の他の加工をするための加工スピンドル23a、23a
が配置されている。この加工スピンドル23a、23a
は、その後方に配置されたモータ23b、23bによっ
て回転駆動される。また上記加工スピンドル23a、2
3aとモータ23b、23bとはそれぞれ、加工ヘッド
20上に、直動ガイド23c、23cを介して、クラン
クシャフトCsの回転軸CsXと並行方向に前後動可能
に配置されており、サーボモータ23d、23dによっ
て駆動されるボールねじ23e、23eによって、上記
の方向に、両軸端部Cs1、Cs2の加工精度のオーダ
ーで精密に前後動される。
【0037】両加工スピンドル23a、23aのうち、
軸端部Cs1側の加工スピンドル23aには、この例の
場合、図8に示す組合せ刃具8が装着される。かかる組
合せ刃具8は、センター穴加工のためのドリル81と、
軸端部Cs1の外周面を旋削して軸外径を粗削りするた
めの外径削りバイト82と、そして軸端部Cs1の端面
を旋削して軸長を調整するための端面削りバイト83と
を組み合わせたものである。
【0038】一方、軸端部Cs2側の加工スピンドル2
3aには、図示していないが、上記のうちセンター穴加
工のためのドリル81と、軸端部Cs2の外周面を旋削
して軸外径を粗削りするための外径削りバイト82とを
組み合わせた組合せ刃具8が装着される。そして、上記
両組合せ刃具8によって、両軸端部Cs1、Cs2の端
面がセンター穴加工され、かつその軸外径が粗削り加工
されるとともに、一方の軸端部Cs1の端面が、軸長を
調整すべく端面削り加工される。
【0039】なお、両軸端部Cs1、Cs2の加工に、
図8に示す同じ組合せ刃具8を用いることで、上記の各
加工に加えて、軸長を調整すべく、他方の軸端部Cs2
の端面をも端面削り加工してもよい。また、両軸端部C
s1、Cs2への加工としては、センター穴加工だけを
行ってもよく、その場合には両スピンドル23a、23
aに、上記のような組み合わせ刃具ではなく、センター
穴加工用のドリルを装着すればよい。
【0040】上記の各部を備えた加工ステーション2に
おいては、まず前記のように外径測定ステーション3で
両軸端部Cs1、Cs2の外径が測定されたクランクシ
ャフトCsが、搬送手段6によって運び込まれる前に、
前述した測定ステーション1による測定結果と、上記外
径測定ステーション3による測定結果をもとに、クラン
クシャフトCsの把持位置を、その軸線と直交する方向
に微調整すべく、各ワーク受22a…の位置が、それぞ
れ所定量、移動される。
【0041】すなわち、測定ステーション1による測定
結果に基づいて、組合せ刃具8のうちセンター穴加工の
ためのドリル81の加工中心が、クランクシャフトCs
の慣性中心と一致するか、またはその近傍の、その後の
工程での不釣合いの修正が容易な範囲内に入るように、
クランクシャフトCsの把持位置を、その軸線と直交す
る方向に微調整すべく、各ワーク受22a…の位置が移
動される。またこの際、加工ステーション2にて形成さ
れたセンター穴を基準とする、両軸端部Cs1、Cs
2、センタージャーナル部、およびクランクピン部など
の各部の仕上げ加工などの、その後の工程を経て製品化
されるクランクシャフトCsの、上記各仕上げ面に、い
わゆる黒皮残りが発生するのを防止すべく、前述した外
径測定ステーション3による外径の測定結果を加味し
て、クランクシャフトCsの把持位置の、上記微調整を
行う範囲を制限してもよい。
【0042】すなわちクランクシャフトCsは、前述し
たように鋳造あるいは鍛造にて一体形成され、加工前の
表面は寸法精度の低い粗面となっている。そこで通常
は、予め所定の加工代を加えた寸法に形成されるが、も
しもその加工代が予定の厚みより小さい場合には、上記
微調整の程度次第では、仕上げ加工をした後も、上記の
各部に、いわゆる黒皮が残ってしまうおそれがある。か
かる黒皮残りを防止するには、クランクシャフトCs
の、加工前の各部の寸法を全て測定するのが最善である
が、それでは外径測定ステーション3が複雑になり、ま
た測定に時間がかかって、クランクシャフトCsの生産
性が低下するおそれがある。
【0043】そこでこの例では、クランクシャフトCs
のうち両軸端部Cs1、Cs2の外周面の加工代の厚み
を、その他の部分の加工代の厚みよりも小さめに設定す
るとともに、前記のように外径測定ステーション3によ
って、軸端部Cs1、Cs2の外径を代表的に測定し
て、その測定の結果、加工代が予定の厚みよりも小さい
ことが判明した場合には、微調整を行う範囲を、その少
ない分を差し引いた範囲に制限するようにしている。
【0044】この方法によれば、両軸端部Cs1、Cs
2の外周面に黒皮が残らないように微調整を行う範囲を
制限すると、自動的に、当該軸端部Cs1、Cs2より
も加工代の厚みが大きめに設定された他の部分に、黒皮
が残らないようにすることができる。またこの発明で
は、前記微調整の際に、上記測定ステーションでの測定
結果に、その後の工程で求めた多数のクランクシャフト
Csの、最終的な不釣合い修正の際に求められた不釣合
い分布のデータをフィードバックして、両軸端部Cs
1、Cs2の端面の、センター穴を形成する位置を、慣
性中心から所定の方向に所定量、意図的にシフトさせる
ことで、多数のクランクシャフトCsの、不釣合い分布
の中心を任意の、とくに不釣り合いの修正に好適な位置
に移動させることもできる。
【0045】即ち前述したように、クランクシャフトC
sの心出しにおいては、その修正可能な位置が、つまり
修正のための穴あけ加工が可能なカウンタウエイトが、
基本的に、両端に位置するクランクピン(第1クランク
ピンCs1と最終のクランクピン)のカウンタウエイト
に限定される。このため、例えば図4(a)(b)に示す第1
クランクピンCs3の場合は、当該第1クランクピンC
s3のカウンタウエイトCs6に穴あけ加工する位置を
持ってくるために、両軸端部Cs1、Cs2の端面の、
センター穴を形成する位置を、慣性中心からカウンタウ
エイトCs6の方向にシフトさせるのが好ましい。
【0046】これら一連の操作は、制御手段7に先に記
憶された測定結果、今回の測定結果、および最終的な不
釣合い修正機からフィードバックされた不釣合い分布の
データに基づいて、これも制御手段7によって自動的に
行われる。次に、上記のようにして、クランクシャフト
Csの把持位置を微調整すべく各ワーク受22a…の位
置の移動が完了した後、クランプアーム22b、22b
を開いた状態で、ここでは図示していない搬送手段6を
動作させてやると、外径測定ステーション3で外径の測
定が完了したクランクシャフトCsが搬送されて、その
軸端部Cs1、Cs2が、両固定部22、22の、それ
ぞれのワーク受22a…上に載置される。
【0047】次に、クランプ部材22f、22fを、図
7に白矢印で示すように左右同期して回動させて、第1
クランクピンCs3を左右から挟んでやると、クランク
シャフトCsが、各ワーク受22a…の当接面に当接し
た両軸端部Cs1、Cs2の外周面に沿って回転して、
その把持角度が、前記測定ステーション1の回転体把持
円盤14、14と同じ角度、すなわち第1クランクピン
Cs3が、軸端部Cs1(および軸端部Cs2)の直上
に位置する角度に規定される。
【0048】次にこの状態を維持しつつ、前記プッシュ
バー22gを動作させて、その先端を第2クランクピン
Cs4のカウンタウエイトCs5の側面に当接させてや
ると、反対側の軸端部Cs2の端面が、他方の固定手段
22に設けた基準22kの基準面に当接して、クランク
シャフトCsが、その軸線の方向に位置決めされ、かつ
同方向に固定される。また、上記プッシュバー22gの
動作とほぼ同時に、両固定手段22、22のそれぞれ
の、一対のクランプアーム22f、22fを、図7中に
実線で示すように閉じて、それぞれ2組のワーク受22
aとクランプアーム22fとで、2方向から軸端部Cs
1、Cs2を把持してやると、上記クランクシャフトC
sが、一対の固定手段22、22に対して、その軸線と
直交する方向に固定される。
【0049】そこで次に、加工スピンドル23a、23
aの組合せ刃具8を回転させながら、当該加工スピンド
ル23a、23aをそれぞれ、両軸端部Cs1、Cs2
の、端面の方向へ前進させてやると、まず組合せ刃具8
のドリル81によって、上記端面の、前述したように慣
性中心、またはその近傍の所定の位置に、加工基準とな
る心出し用のセンター穴が形成され、次いで外径削りバ
イト82によって両軸端部Cs1、Cs2の外周面が旋
削されて、軸外径が粗削りされるとともに、端面削りバ
イト83によって、上記両軸端部Cs1、Cs2の端面
が旋削されて、軸長が調整される。
【0050】なおかかる加工は、それぞれ別の加工スピ
ンドル上に装着された刃具を用いて、それぞれの刃具に
適した条件で行ってもよい。ただし上記のように、各加
工を1つの組合せ刃具8を用いて一度に行うようにする
と、加工ステーション2の構造を簡略化できるという利
点がある。また加工ステーション2における加工は、上
記の3種には限定されず、それ以外の加工を、加工ステ
ーション2上で行うようにしてもよい。
【0051】加工が終了したあとは、再び搬送手段6を
動作させてやると、加工済みのクランクシャフトCsが
取出し部5まで搬送され、そこから取出されて次工程に
回される。またそれと同時に、それぞれ上記搬送手段6
によって、次のクランクシャフトCsが加工ステーショ
ン2に搬入され、その次のクランクシャフトCsが外径
測定ステーション3に搬入されるとともに、新たな未加
工のクランクシャフトCsが、供給部4から測定ステー
ション1に搬入され、それぞれのステーション1〜3
で、並行してそれぞれの作業が行われる。
【0052】次に図9を参照して、加工ステーション2
(図7参照)の保持装置における課題について説明す
る。加工ステーション2の保持装置には、一対のワーク
受け22aおよび一対のクランプ部材22fが含まれて
いる。クランクシャフトの両軸端部Cs1、Cs2(以
下「ワークW」という。)は、それぞれ、一対のワーク
受け22aで斜め下方から受け止められ、かつ、一対の
クランプ部材22fで斜め上方から押さえられて保持さ
れる。
【0053】この保持装置が保持しているワークWが、
センター穴をあける等の加工時に加わるトルクにより回
転しないようにするためには、クランプ部材22fに非
常に強いクランプ力が要求されていた。このため、クラ
ンプ部材22fを駆動する油圧ユニットは、大型,大重
量の高圧タイプが必要であった。また、非常に強いクラ
ンプ力を受け止めるワーク受け22aの着座面222
は、摩耗しやすくまた欠損が発生しやすいという課題が
あった。
【0054】そこで、図10に示すように、この実施形
態では、保持装置におけるワーク受け22aおよび着座
面222は図9と同じ構成(従来と同様の構成)を採用
し、一方、クランプ部材22fの、ワークWを抑える爪
224を、ワークWの軸方向に見たとき、ワークWの表
面に点接触するクランプ爪224にした。より具体的に
は、保持装置には、ワークWの両端を保持するように一
対設けられている。そして各保持装置には、一対のワー
ク受け22aおよび一対のクランプ部材22fが含まれ
ている。ワーク受け22aには、ワークWを着座させる
ための着座面222が形成されている。一対の着座面2
22は、それぞれ、ワークWを斜め下方から受け止める
ことができる。一対のクランプ部材22fには、それぞ
れ、クランプ爪224が設けられている。クランプ爪2
24は、ワークWの軸方向に見て、ワークWに点接触す
る形状にされている。
【0055】かかる構成にすると、クランプ部材22f
のクランプ力が従来より小さくても、加工時に受けるト
ルクによりワークWが回転することのないように、ワー
クWを保持することができる。このため、クランプ部材
22fを駆動するための油圧ユニットの小型,軽量化が
可能となる。もちろん、クランプ部材22fを駆動する
のがエアユニットやソレノイドユニットの場合であって
も、それらユニットの小型,軽量化が可能である。
【0056】クランプ爪224を、上述のようにワーク
Wの軸方向に見て、ワークWに点接触する形状とした場
合、小さなクランプ力によっても、クランプ爪224が
ワークWの表面にしっかりと食い込む。そしてワークW
がトルクにより回転しようとするのを阻止する。図11
は、着座面222およびクランプ爪224の構成を説明
するための図であり、AはワークWの軸方向に見た図、
BはワークWの軸に直交方向に見た図である。図11A
に示すように、クランプ爪224は、ワークWの軸方向
に見ると、ワークWの表面に点接触する形状になってい
る。一方、ワークWの軸方向に直交方向に見ると、図1
1Bに示すように、クランプ爪224は、ワークWの軸
方向に線接触する。クランプ爪224をかかる形状にす
ると、ワークWが軸を中心に回転しようとしたとき、ク
ランプ爪224がワークWの表面に食い込むことにな
り、ワークWの回転が確実に阻止される。
【0057】図12A,B,Cは、いずれも、クランプ
爪224の変形例を示す図解図である。これら図12
A,B,Cは、ワークWの軸方向に直交方向にクランプ
爪224を見た状態を示す。なお、図12A,B,Cの
いずれのクランプ爪224も、ワークWの軸方向に見た
ときには、図11Aに示すクランプ爪224と同じ形状
をしている。図12Aに示すクランプ爪224は、逆三
角形状で、下端が尖っている。つまりこのクランプ爪
は、逆三角錐状に下方へ突出した爪となっている。
【0058】図12Bは、下方に膨らむように凸湾曲し
た形状のクランプ爪224である。図12Cは、幅方向
(ワークWの軸方向)中央部が矩形状に下方へ突出した
クランプ爪224である。いずれのクランプ爪224
も、ワークの軸方向に、ワーク表面に線接触するので、
図11で説明したクランプ爪224と同様に、爪がワー
クW表面に食い込み、ワークWの回転を確実に阻止す
る。
【0059】この発明にかかるクランプ爪の形状は、以
上の実施形態に限定されるものではなく、要は、ワーク
に対して点接触またはワークの軸方向に線接触するクラ
ンプ爪であればよい。次に、測定ステーション1におけ
る保持装置について説明をする。図3を参照して説明し
たように、測定ステーション1における保持装置も、基
本的には加工ステーションにおける保持装置と同じであ
り、一対のワーク受け14aと、一対のクランプアーム
14bとを含む構成であり、この保持装置が一対設けら
れていて、ワークの両端を保持する。
【0060】より具体的に説明すると、図13に示すよ
うに、各保持装置には、一対のワーク受け14aおよび
一対のクランプアーム14bが含まれている。ワーク受
け14aには、ワークWを着座させるための着座面14
1が形成されている。一対の着座面141は、それぞ
れ、ワークWを斜め下方から受け止めることができる。
一対のクランプアーム14bには、それぞれ、クランプ
爪142が備えられている。クランプ爪142は着座面
141に対向して設けられ、着座面141で受け止めら
れたワークWを着座面141へ押しつけるように、受け
止められた部分と反対側からワークWを押さえつける。
【0061】ところで、クランプ爪142が発生するク
ランプ力は、加工ステーション2におけるクランプ爪2
23のクランプ力に比べて小さなものでよい。そこで、
この実施形態では、ワークWが着座面141によって受
け止められ、クランプ爪142によって押さえつけられ
た状態で、さらに、ワーク押さえ150によって、ワー
クWを上方から下方へ押さえつけ、着座面141と接触
するワークW表面の黒皮で覆われた粗面に着座跡がつく
ようにした。
【0062】ワークWに着座跡をつけるようにワークW
を押さえつけたワーク押さえ150は、その後、上方に
引き上げられる。よってワーク押さえ150は、ワーク
の不釣合い測定時には機能しない。以上の実施形態で
は、ワーク押さえ150が、測定ステーション1の保持
装置に組み込まれている例を説明した。しかしながら、
測定ステーション1でワークの不釣合いが測定される前
に、ワークに対して前処理を施すための前処理ステーシ
ョンを設けてもよい。そしてこの前処理ステーションに
は、図13で説明したのとほぼ同様の構成であるが、図
13の保持装置の場合よりも大きな着座跡をワーク表面
に付けることができる着座面(141)を備えた保持装
置を配置し、ワークWを保持して、ワーク押さえ(1
5)によって強く押し付けることにより、ワーク表面に
大きな着座跡がつくようにしてもよい。大きな着座跡が
つけられたワークは、その後測定ステーション1、加工
ステーション2へと順次送られる。
【0063】たとえば、測定ステーションにおける保持
装置の着座面141がワークWの表面に対して凸湾曲し
たR面(たとえば、ワークWの軸方向(図13の紙面に
垂直な方向)に湾曲した曲面)である場合には、前処理
ステーションにおける保持装置の着座面(141)を平
坦面とすれば、前処理ステーションにおいて大きな着座
跡をつけることができる。また、前処理ステーションの
保持装置における着座面(141)を、ワークWの表面
にほぼ沿った凹湾曲面とすれば、さらに大きな着座跡を
ワークWの表面につけることができる。
【0064】この発明は、以上説明した実施形態に限定
されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々
の変更が可能である。たとえば、上記の実施形態では、
測定ステーション1におけるクランプ爪142は、焼き
入れ平面爪を図示したが、クランプ爪142を平面爪と
せず、加工ステーション2に設けられたクランプ爪22
4と同様に、ワークWに対して点接触またはワークWの
軸方向に線接触するクランプ爪としてもよい。かかる形
状のクランプ爪とすることにより、より小さなクランプ
力で、測定に必要なクランプ力を発生することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかるマスセンタリン
グマシンを示すブロック図である。
【図2】上記マスセンタリングマシンの測定ステーショ
ンを示す部分切欠き正面図である。
【図3】上記測定ステーションの、図2中III −III 線
断面図である。
【図4】同図(a)(b)は、上記測定ステーションにおい
て、回転体としてのクランクシャフトの把持角度を一定
にするための、クランプ部材の動作を示す断面図であ
る。
【図5】上記マスセンタリングマシンの外径測定ステー
ションを示す断面図である。
【図6】上記マスセンタリングマシンの加工ステーショ
ンを示す正面図である。
【図7】上記加工ステーションの断面図である。
【図8】上記加工ステーションの加工スピンドルに装着
される組合せ刃具の斜視図である。
【図9】加工ステーション2の保持装置における課題を
説明するための図である。
【図10】加工ステーションにおけるこの発明の一実施
形態にかかる保持装置の構成を示す図である。
【図11】加工ステーションにおける保持装置の着座面
およびクランプ爪の構成を説明するための図である。
【図12】加工ステーションにおける保持装置のクラン
プ爪の変形例を示す図解図である。
【図13】測定ステーションにおけるこの発明の一実施
形態にかかる保持装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 測定ステーション 2 加工ステーション 7 制御手段 Cs 回転体(クランクシャフト) 222 着座面 224 クランプ爪 142 クランプ爪 150 ワーク押さえ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸を中心に回転するワークの不釣合いを測
    定するための測定ステーションと、 測定結果に基づき、ワークに対して、少なくともセンタ
    ー穴をあけるための加工ステーションとを有するマスセ
    ンタリングマシンであって、 前記加工ステーションには、ワークを保持する保持装置
    が備えられ、 保持装置には、ワークに対して点接触またはワークの軸
    方向に線接触するクランプ爪が含まれていることを特徴
    とするマスセンタリングマシン。
  2. 【請求項2】軸を中心に回転するワークの不釣合いを測
    定するための測定ステーションと、 測定結果に基づき、ワークに対して、少なくともセンタ
    ー穴をあけるための加工ステーションとを有するマスセ
    ンタリングマシンであって、 測定ステーションにおいて不釣合いを測定する前のワー
    クに対して前処理を施すための前処理ステーションを備
    え、 前処理ステーションには、ワークを保持するための一対
    の保持装置が設けられ、 各保持装置には、ワークを着座させるための一対の着座
    面および一対のクランプが含まれ、 一対の着座面は、それぞれ、ワークを斜め下方から受け
    止めることができ、 一対のクランプは、一対の着座面に対向して設けられ、
    一対の着座面で受け止められたワークを着座面へ押しつ
    けるように、受け止められた部分と反対側からワークを
    押さえるものであり、 さらに、一対の着座面で受け止められたワークに対し、
    着座面と接触するワーク表面に着座跡がつくように、ワ
    ークを上方から下方へ押さえつけるワーク押さえを有す
    ることを特徴とするマスセンタリングマシン。
  3. 【請求項3】請求項2記載のマスセンタリングマシンに
    おいて、前記前処理ステーションは、前記測定ステーシ
    ョンに組み込まれていることを特徴とするマスセンタリ
    ングマシン。
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