JP2679670B2 - ネットワーク管理装置 - Google Patents

ネットワーク管理装置

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JP2679670B2
JP2679670B2 JP7072334A JP7233495A JP2679670B2 JP 2679670 B2 JP2679670 B2 JP 2679670B2 JP 7072334 A JP7072334 A JP 7072334A JP 7233495 A JP7233495 A JP 7233495A JP 2679670 B2 JP2679670 B2 JP 2679670B2
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裕美 平田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はネットワーク管理装置に
関し、特にネットワーク上の障害発生時にその障害の復
旧方法をオペレータに提示する機能を有するネットワー
ク管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワーク上で障害が発生した場合、
必要な措置を早急に講ずることが重要である。このよう
なことを目的とする従来の技術に、特開昭62−214
457号公報に見られるネットワーク障害処理方式があ
る。
【0003】このネットワーク障害処理方式は、ホスト
コンピュータに接続された通信制御装置に通信回線を介
して複数の端末装置が接続されて構成されるコンピュー
タネットワークにおいて、システムがネットワーク上で
発生した障害に係る障害メッセージをコンソールへ出力
する契機が生じたとき、その障害メッセージのメッセー
ジコードをパラメータとして障害処理部を起動し、この
障害処理部において、そのメッセージコードに対応す
る、障害についての措置方法を教示する文章を表示装置
に表示すると共に、障害の原因探索に必要な情報を付し
た障害修理依頼表を出力するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術では、障
害メッセージのメッセージコードから、障害についての
措置方法を教示する文章等を一意に決定するものであ
り、メッセージコードと障害とが1対1に対応すること
を前提としている。このため、障害発生時に検出される
情報だけでは障害を一意に識別することができずにその
原因を究明するために、オペレータにその他の状況を問
い合わせる必要のある場合には、適用することができな
い。
【0005】例えば通信ネットワークにおいては、変復
調装置に、対向する変復調装置から受信したデータの劣
化要因である信号対雑音比(S/N比),受信信号レベ
ル,周波数オフセット等を常時測定する機能を設け、予
め設定された値より劣化要因値が大きければ、警報I
D,装置アドレス,警報要因種類(送信レベル低下等)
を含む障害警報データを制御回線を介してネットワーク
管理装置に送信するようにしているが、通常、警報ID
と装置アドレスと警報要因種類だけでは、障害原因を一
意に特定することができないため、上記の従来技術をそ
のまま適用することはできない。
【0006】そこで本発明の目的は、障害原因を推定す
るために必要となる質問をオペレータに順次に提示して
いって必要なデータを取得して障害原因を推定し、最終
的に復旧方法をオペレータに提示することができるよう
にしたネットワーク管理装置を提供することにある。
【0007】また、障害の復旧に役立った復旧方法を提
示した際の質問の流れの統計に基づいて、以後の解析時
には、省略可能な質問を自動的にスキップすることによ
り、オペレータの障害解析に要する操作や手順をより簡
素化することをも目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、推定される障害原因毎にその復旧方法を
示した複数の最終指示データと、障害原因を推定するた
めに必要となる質問を記述した複数の質問データとから
構成されたデータ群であって、各々の質問データ中には
質問に対する答えを選択するための、それぞれ重み係数
を有する複数の選択肢が含まれ、且つ各選択肢毎に次に
適用すべき質問データあるいは最終指示データを一意に
定めた質問・最終指示データ群を記憶する質問・最終指
示データ記憶手段と、該質問・最終指示データ記憶手段
から質問データまたは最終指示データを読み出すデータ
読み出し手段と、ネットワークから受信した障害警報デ
ータに基づき最初に適用すべき質問データを決定してそ
の読み出しを前記データ読み出し手段に指示する先頭質
問データ決定手段と、前記データ読み出し手段によって
読み出されたデータが質問データか、最終指示データか
を判別する判別手段と、該判別手段で判別された質問デ
ータ中の何れか1つの選択肢の重み係数が所定値を超え
ており且つ残りの全ての選択肢の重み係数が十分に小さ
い場合に当該質問データをスキップすると判断し、それ
以外はスキップしないと判断するスキップ判断手段と、
該スキップ判断手段でスキップすると判断された場合に
その質問データ中の最大の重み係数を持つ選択肢に対応
する質問データまたは最終指示データを決定してその読
み出しを前記データ読み出し手段に指示するスキップ先
データ決定手段と、前記スキップ判断手段でスキップし
ないと判断された質問データおよび前記判別手段で判別
された最終指示データを表示装置に表示する表示制御手
段と、前記表示装置に表示された質問データ中の何れか
の選択肢が選択された場合に、その選択された選択肢に
対応する質問データまたは最終指示データを決定してそ
の読み出しを前記データ読み出し手段に指示する次デー
タ決定手段と、障害の復旧に役立った復旧方法を提示し
た際の質問の流れに基づいて前記質問・最終指示データ
群における該当する質問データの該当する選択肢の重み
係数を加算する重み係数変更手段とを備えている。
【0009】
【作用】本発明のネットワーク管理装置においては、例
えばネットワーク管理装置との制御通信機能を有するネ
ットワーク上の変復調装置から、例えば「警報ID,装
置アドレス,警報要因種類」といった障害警報データが
送られてくると、先頭質問データ決定手段が、その障害
警報データに基づいて最初に適用すべき質問データを決
定してその読み出しをデータ読み出し手段に指示し、デ
ータ読み出し手段が、質問・最終指示データ記憶手段か
ら該当する質問データを読み出す。この読み出された質
問データは、データ種別判定手段で質問データであるこ
とが判別され、スキップ判断手段に渡される。
【0010】質問データには、障害原因を推定するため
に必要となる質問と、その質問に対する答えを選択する
ための複数の選択肢とが含まれており、且つ、それぞれ
の選択肢には重み係数が付与されている。ここで、重み
係数は、障害の復旧に役立った復旧方法を提示した際の
質問の流れにおいて当該選択肢が選択された頻度に相当
するものである。スキップ判断手段は、この質問データ
中の各選択肢の重み係数に基づき、当該質問データをス
キップするか否かを判断する。例えば、選択肢が3つあ
って、そのうちの1つの選択肢の重み係数が所定値を超
えており、残りの選択肢の重み係数の和がある値より十
分に小さいといった状況にある場合、統計的にみて最大
の重み係数を持つ選択肢が選択される確率が高いため、
敢えてオペレータに質問しなくても、その選択肢を答え
としても良いことが分かる。このような場合、スキップ
判断手段は当該質問データをスキップすべきものと判断
し、それ以外はスキップしないと判断する。
【0011】スキップしないと判断された質問データに
ついては、表示制御手段が表示装置に表示してオペレー
タに提示する。他方、スキップすると判断された質問デ
ータについては、スキップ先データ決定手段が、その質
問データ中の最大の重み係数を持つ選択肢に対応する質
問データまたは最終指示データを決定してデータ読み出
し手段を通じて質問・最終指示データ記憶手段から読み
出す。
【0012】表示装置に表示された質問データ中の質問
に対して、オペレータが複数の選択肢のうちの何れかを
選択すると、次データ決定手段が、その選択された選択
肢に対応する質問データまたは最終指示データを決定し
てデータ読み出し手段を通じて質問・最終指示データ記
憶手段から読み出す。
【0013】スキップ先データ決定手段および次データ
決定手段で決定されて読み出されたデータが質問データ
であった場合には、最初の質問データと同様に処理され
る。他方、最終指示データであった場合には、それがデ
ータ種別判別手段で判別され、表示制御手段によって表
示装置に表示される。
【0014】表示装置に表示された最終指示データに
は、推定される障害原因とその復旧方法が示されてい
る。従って、オペレータはその復旧方法に従った措置を
講ずれば良いことになる。そして、その復旧方法で障害
が復旧した場合、重み係数変更手段が、その復旧方法を
提示した際の質問の流れに基づいて質問・最終指示デー
タ群における該当する質問データの該当する選択肢の重
み係数を加算する。
【0015】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0016】図1を参照すると、本発明の一実施例のネ
ットワーク管理装置は、障害検出部1と、入出力制御部
2と、障害原因解析部3と、質問・最終指示データ記憶
部4と、表示装置5と、プリンタ6と、入力装置7とか
ら構成され、制御用の通信回線8を介して、図示しない
管理対象となるネットワークの構成機器に接続されてい
る。
【0017】質問・最終指示データ記憶部4には、多数
の質問データと最終指示データとが予め記憶されてい
る。個々の質問データには、障害原因を推定するために
必要となる質問と、その答えを選択するための複数の選
択肢とが含まれており、各選択肢毎に次に適用すべき質
問データあるいは最終指示データが一意に定められてい
る。また、各選択肢には重み係数が付与されている。こ
の重み係数の初期値は0である。他方、最終指示データ
には、推定される障害原因とその復旧方法とが記述され
ている。これら多数の質問データおよび最終指示データ
には、それらを識別するためのコード番号が振られてお
り、且つ、本実施例では、コード番号によって質問デー
タ間や質問データと最終指示データとの関連付けを行っ
ている。
【0018】図2は、幾つかの質問データを経て或る1
つの最終指示データに辿り付くまでの質問データ間や質
問データと最終指示データ間の関連付けの例を示してお
り、符号Q1〜Q7を付した○が質問データを、符号R
1〜R10を付した□が最終指示データを、○と○,○
と□とを結ぶ線がそれらの関係を示す。この例では、先
ず最初に質問データQ1による質問を行い、その答えが
2つの選択肢のうちの第1選択肢であった場合には次に
質問データQ2による質問を行い、この質問データQ2
による質問で第1選択肢が選択された場合には次に質問
データQ4による質問を行い、そして、この質問データ
Q4による質問で第1選択肢が選択された場合には最終
指示データR1を提示し、第2選択選択肢が選択された
場合には最終指示データR2を提示し、第3選択肢が選
択された場合には最終指示データR3が提示される。各
質問データによる答えが上記とは別のものであった場合
には、図に示す木構造の関係に従って、質問データが変
更され、最終指示データも異なるものとなる。
【0019】図2において、○,□の肩に付記した数字
がコード番号の例を示す。同図に示すように、木構造に
おける下位のデータのコード番号は、直前の上位のデー
タのコード番号に選択肢番号を末尾に追加した番号にな
っている。即ち、例えば質問データQ2のコード番号
は、質問データQ1のコード番号「00010008」
に、第1選択肢に対応する選択肢番号「1」を付加した
「000100081」である。このようにコード番号
付けしてあることにより、例えば、ある質問データに対
してオペレータから選択肢の選択があった場合、次に提
示すべきデータのコード番号を直ちに求めることができ
る。
【0020】再び図1を参照すると、障害検出部1は障
害の発生を検出する部分である。この障害検出部1は通
信回線8を介してネットワーク構成機器と接続されてお
り、ネットワーク構成機器から送信されてくる「警報I
D,装置アドレス,警報要因種類」を含む障害警報デー
タを受信すると、警報IDにより障害通知と判断し、装
置アドレス,警報要因種類に時刻データを付加した「時
刻,装置アドレス,警報要因種類」を警報データとして
生成し、入出力制御部2と障害原因解析部3とに通知す
る機能を持つ。なお、通信ネットワークの場合、障害警
報データを送信するネットワーク機器としては、主に、
対向変復調装置から受信したデータの変復調信号から劣
化要因である信号対雑音比,受信信号レベル,周波数オ
フセット等を常時測定する機能を有し、予め設定された
値より劣化要因値が大きければ、「装置ID,装置アド
レス,警報要因種類」を障害警報データとして、通信回
線8を介してネットワーク管理装置に送る変復調装置が
ある。
【0021】入出力制御部2は、障害検出部1および障
害原因解析部3と、表示装置5,プリンタ6およびキー
ボード等の如き入力装置7との間に介在し、表示装置5
への質問データ等の表示やプリンタ6の印字制御、入力
装置7からのデータの入力等を司る。
【0022】障害原因解析部3は、障害検出部1で障害
が検出された時点で自動的に起動され、障害検出部1か
ら通知される警報データ,質問・最終指示データ記憶部
4の内容およびオペレータからの入力に従って、当該障
害の原因を推定し、その復旧方法をオペレータに提示す
る際の制御を司っている。この障害原因解析部3は、本
実施例の場合、先頭質問データ決定手段30,変換テー
ブル31,データ読み出し手段32,データ種別判定手
段33,スキップ判断手段34,スキップ先データ決定
手段35,表示制御手段36,次データ決定手段37,
ログ採取手段38および重み係数変更手段39とから構
成されている。各々は以下のような機能等を有してい
る。
【0023】○変換テーブル31;警報データに含まれ
る装置アドレスと警報要因種類の組み合わせ毎に、その
ような組み合わせの警報データが障害検出部1から通知
された場合に最初に提示すべき質問データのコード番号
を保持する。図3に変換テーブル31の内容例を示す。
【0024】○先頭質問データ決定手段30;障害検出
部1から通知された警報データ中の装置アドレスと警報
要因種類の組み合わせをキーとして変換テーブル31を
検索することにより、最初に提示すべき質問データのコ
ード番号を決定し、その読み出しをデータ読み出し手段
32に指示する。
【0025】○データ読み出し手段32;先頭質問デー
タ決定手段30,次データ決定手段37,スキップ先デ
ータ決定手段35から指示されたコード番号の質問デー
タまたは最終指示データを質問・最終指示データ記憶部
4から読み出す手段である。
【0026】○データ種別判定手段33;データ読み出
し手段32によって読み出されたデータが質問データ
か、最終指示データかを判別する手段である。
【0027】○スキップ判断手段34;読み出された質
問データ中の各選択肢の重み係数に基づき、当該質問デ
ータをスキップするか否かを判断する手段である。この
判断基準としては種々の基準が考えられるが、本実施例
では、重み係数の最大値が予め定められた値を超えてお
り、且つ、それ以外の重み係数の全ての値が十分に小さ
い場合に、スキップすべきものと判断する基準を採用し
ている。
【0028】○スキップ先データ決定手段35;スキッ
プ判断手段34でスキップすると判断された場合にその
質問データ中の最大の重み係数を持つ選択肢に対応する
質問データまたは最終指示データのコード番号を決定
し、その読み出しをデータ読み出し手段32に指示する
手段である。決定されるコード番号は、その質問データ
のコード番号の末尾に、最大の重み係数を持つ選択肢の
番号を付加したものである。
【0029】○表示制御手段36;スキップ判断手段3
4でスキップしないと判断された質問データおよびデー
タ種別判定手段33で判定された最終指示データを、入
出力制御部2を通じて表示装置5に表示する処理を司
る。この際、本実施例においては、表示された質問デー
タ中の選択肢の表示色を、その重み係数の値に応じた表
示文字色で表示するようにしている。これは、過去の選
択状況をオペレータに知らしめることにより、判断の一
助とするためである。なお、重み係数の値が大きいほ
ど、警告色となるように表示色を対応させておくこと
で、直観的な把握が容易となる。
【0030】○次データ決定手段37;表示装置5に表
示された質問データ中の何れかの選択肢が入力装置7の
操作によってオペレータによって選択された場合に、そ
の選択された選択肢に対応する質問データまたは最終指
示データのコード番号を決定し、その読み出しをデータ
読み出し手段32に指示する手段である。決定されるコ
ード番号は、その質問データのコード番号の末尾に、選
ばれた選択肢の番号を付加したものである。
【0031】○ログ採取手段38;障害検出部1から通
知された警報データ,表示制御手段36によって表示装
置5に表示された質問データ,最終指示データを採取し
てログとして蓄積する手段である。この蓄積されたログ
は入出力制御部2を通じてプリンタから印字出力され
る。また、重み係数変更手段39によって参照される。
【0032】○重み係数変更手段39;処理が終了し障
害が復旧した場合に、ログ採取手段38で採取されたロ
グを参照して、質問・最終指示データ記憶部4における
該当する質問データの該当する選択肢の重み係数を加算
する手段である。
【0033】図4は障害原因解析部3の処理例を示すフ
ローチャート、図5は障害警報ログの表示例、図6およ
び図7は質問データの例、図8はプリントアウトされた
障害処理依頼表の例をそれぞれ示す。以下、各図を参照
して本実施例の動作を説明する。
【0034】図1において、通信回線8から障害警報デ
ータを受信すると、障害検出部1は、その障害警報デー
タから装置アドレスと警報要因種別とを抽出し、それに
現在時刻を示す時刻データを付加した警報データ「時
刻,装置アドレス,警報要因種別」を入出力制御部2に
転送する。入出力制御部2は、この転送されてきた警報
データを障害警報ログとして、図5に示すように表示装
置5に表示する。これにより、オペレータは、障害の発
生した時刻,装置アドレス,警報要因種類を認識するこ
とができる。
【0035】また、障害検出部1は、警報データを同時
に障害原因解析部3に転送する。これにより障害原因解
析部3は図4に示す処理を開始する。
【0036】先ず障害原因解析部3の先頭質問データ決
定手段30は、転送されてきた警報データ「時刻,装置
アドレス,警報要因種類」から装置アドレスと警報要因
種類とを抽出し、それをキーにして変換テーブル31を
検索する。今、装置アドレスが「00010001」で
あり、警報要因種類が「送信レベル低下」であったとす
ると、図3に示したコード番号「00010008」が
検索される。先頭質問データ決定手段30は、このコー
ド番号のデータを先頭の質問データとして決定し、デー
タ読み出し手段32にそのコード番号を通知して読み出
しを指示する(図4のステップS1)。
【0037】データ読み出し手段32は、質問・最終指
示データ記憶部4から、指定されたコード番号「000
10008」のデータを読み出す(ステップS2)。こ
のコード番号のデータの例が図6に示されている。読み
出されたデータは、データ種別判定手段33に伝達され
る。
【0038】データ種別判定手段33は、読み出された
データが質問データか、最終指示データかを判別する
(ステップS3)。これは、質問データ中には必ず選択
肢が含まれているので、その有無によって判別すること
ができる。図6に示したデータの場合、質問データであ
るので、その質問データがスキップ判断手段34に伝達
される。
【0039】スキップ判断手段34は、伝達されてきた
質問データ中の各選択肢に付加されている重み係数の最
大値が予め定められた値より大きく、且つそれ以外の重
み係数の値が予め定められた値より十分に小さい場合、
当該質問データをスキップすると判断し、質問データを
スキップ先データ決定手段35に伝達する。他方、その
ような条件を満たさない場合には、質問データを表示制
御手段36に伝達する。以下、スキップする場合と、し
ない場合とに分けて説明する。
【0040】(スキップしない場合)表示制御手段36
は、スキップ判断手段34から伝達された質問データを
入出力制御部2を通じて表示装置5に表示する(ステッ
プS5)。オペレータはこの質問データを見て答えに該
当する選択肢を入力装置7の操作で選択する。図6に示
した質問データの場合、「ストリーミング検出していま
すか?」という質問があって、その回答の選択肢とし
て、「1 検出」,「2 検出しない」がある。また、
この選択肢の表示色はその重み係数の値に応じた色とな
っており、各選択肢に付加された重み係数の値は表示さ
れない。なお、この例の質問データでは、 推定される原因は・回線障害 ・対向する変復調装置の送信部障害 ・対向する変復調装置の電源オフ ・アラームしきい値の誤設定 のいずれかと考えられます。といった付加情報も含まれ
ており、これらも併せて表示される。なお、質問に対す
る回答を得るために何らかのモニタや試験を必要とする
場合には、その作業を指示する文も質問データ中に含ま
れている。
【0041】次にオペレータが上記の質問に対して「1
検出」の選択肢を選んだとすると、入出力制御部2か
ら質問データのコード番号「00010008」と共に
選択された選択肢の番号「1」が次データ決定手段37
に伝達され、次データ決定手段37は、質問データのコ
ード番号の末尾に選択肢の番号を付加した「00010
0081」なるコード番号を生成し、その読み出しをデ
ータ読み出し手段32に指示する(ステップS6)。
【0042】データ読み出し手段32は、この指示に応
答して、質問・最終指示データ記憶部4からコード番号
「000100081」を有する図7の如きデータ(質
問データ)を読み出し、データ種別判定手段33に伝達
する。
【0043】(スキップする場合)スキップ先データ決
定部35は、スキップ判断手段34から伝達された質問
データにおける複数の選択肢のうち、その重み係数の最
も大きな選択肢の番号を、その質問データのコード番号
の末尾に付加することで、スキップ先データのコード番
号を求め、その読み出しをデータ読み出し手段32に指
示する。従って、例えば図6の質問データの2つの選択
肢のうち、「1 検出」の選択肢の重み係数が最大のも
のであったとすると、コード番号「00010008
1」が生成され、図7に示す質問データが読み出される
ことになる。
【0044】さて、スキップした、スキップしないに係
わらず、データ読み出し手段32において図7に示す質
問データが読み出されものとして、以降の動作を説明す
る。
【0045】データ読み出し手段32で読み出された質
問データは、それが質問データであることがデータ種別
判定手段33で判定され(ステップS3でNO)、スキ
ップ判断手段34で当該質問データをスキップすべきか
否かかが判断される(ステップS4)。このときに参照
される重み係数は図7に示した質問データの2つの選択
肢のそれぞれに付加されている重み係数である。そし
て、スキップすべきと判断した場合にはスキップ先デー
タ決定手段35に処理が移されてステップ先データが決
定され(ステップS7)、スキップしないときは表示制
御手段36に処理が移されて図7に示す質問データが表
示装置5に表示される(ステップS5)。
【0046】以上のようにして、オペレータに対する質
問の表示,回答の入力といった動作が繰り返されていっ
て、データ読み出し手段32で読み出されたデータが最
終指示データであることがデータ種別判定手段33にお
いて判定されると(ステップS3でYES)、この最終
指示データが表示制御手段36によって入出力制御部2
を通じて表示装置5に表示される(ステップS8)。そ
して、この最終指示データにおいて、推定された障害原
因とその復旧方法とが示されることになる。
【0047】また、ログ採取手段38は、障害検出部1
から通知された警報データ,表示制御手段36によって
表示装置5に表示された質問データ,最終指示データを
採取してログとして蓄積しており、最終指示データが表
示された時点で、そのログあるいはその抜粋を予め定め
られたフォーマットに従って入出力制御部2を通じてプ
リンタ6に転送し、障害処理依頼表としてプリントアウ
トする(ステップS9)。図8にプリントアウトされた
障害処理依頼表の例を示す。同図において、81が障害
警報ログを、82,83が質問データを、そして84が
最終指示データをそれぞれ示す。
【0048】さて、オペレータが表示装置5に表示され
た復旧方法に従って自ら復旧作業を実施するか、あるい
はプリンタ6からプリントアウトされた障害処理依頼表
にて復旧手続きを依頼することにより、障害が復旧した
場合、入力装置7から今回の障害を特定する情報(例え
ば障害警報ログに含まれる時刻,装置アドレス,警報要
因種類)を入力して質問・最終指示データの変更を指示
すると、重み係数変更手段39が起動される。
【0049】重み係数変更手段39は、今回の障害につ
いてのログをログ採取手段38から取得し、各質問デー
タおよび最終指示データのコード番号を抽出する。そし
て、質問・最終指示データ記憶部4中の該当する質問デ
ータの該当する選択肢の重み係数を1だけ加算する。即
ち、2番目以降に表示されたデータのコード番号を「a
aa…aab」とすると、末尾の1桁(b)を取り除い
たコード番号「aaa…aa」を持つ質問データを検索
し、その質問データにおける第b番の選択肢の重み係数
を+1する。例えば、コード番号「00010008」
の質問データに続いて、コード番号「00010008
1」の質問データが提示されていた場合、コード番号
「00010008」の質問データにおける第1の選択
肢の重み係数を+1する。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明のネットワー
ク管理装置によれば、ネットワークからの障害警報デー
タの受信時に、障害原因を推定するために必要となる質
問をオペレータに順次に提示していって必要なデータを
取得して障害原因を推定し、最終的に復旧方法をオペレ
ータに提示するため、障害警報データが障害原因に1対
1に対応しない場合であっても、対話的に障害原因を推
定し、その復旧方法をオペレータに提示することができ
るという効果がある。
【0051】また、過去に採用された質問の流れの統計
に従って質問の一部をスキップする機能を有するため、
オペレータの障害解析に要する操作や手順をより簡素化
することが可能となる。
【0052】更に、質問データおよび最終指示データに
は、それらを識別するためのコード番号が振られてお
り、且つ、或る質問データの或る選択肢が選択された場
合に次に提示すべき質問データあるいは最終指示データ
のコード番号を、上記の選択肢を有する質問データのコ
ード番号の末尾に当該選択肢の番号を付加したコード番
号としたことにより、次に提示すべき質問データや最終
指示データを簡単な計算で求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】幾つかの質問データを経て或る1つの最終指示
データに辿り付くまでの質問データ間や質問データと最
終指示データ間の関連付けの例を示す図である。
【図3】変換テーブルの内容例を示す図である。
【図4】障害原因解析部の処理例を示すフローチャート
である。
【図5】障害警報ログの表示例を示す図である。
【図6】質問データの例を示す図である。
【図7】質問データの別の例を示す図である。
【図8】処理終了時にプリントアウトされる障害処理依
頼表の例を示す図である。
【符号の説明】
1…障害検出部 2…入出力制御部 3…障害原因解析部 30…先頭質問データ決定手段 31…変換テーブル 32…データ読み出し手段 33…データ種別判定手段 34…スキップ判断手段 35…スキップ先データ決定手段 36…表示制御手段 37…次データ決定手段 38…ログ採取手段 39…重み係数変更手段 4…質問・最終指示データ記憶部 5…表示装置 6…プリンタ 7…入力装置 8…通信回線

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 推定される障害原因毎にその復旧方法を
    示した複数の最終指示データと、障害原因を推定するた
    めに必要となる質問を記述した複数の質問データとから
    構成されたデータ群であって、各々の質問データ中には
    質問に対する答えを選択するための、それぞれ重み係数
    を有する複数の選択肢が含まれ、且つ各選択肢毎に次に
    適用すべき質問データあるいは最終指示データを一意に
    定めた質問・最終指示データ群を記憶する質問・最終指
    示データ記憶手段と、 該質問・最終指示データ記憶手段から質問データまたは
    最終指示データを読み出すデータ読み出し手段と、 ネットワークから受信した障害警報データに基づき最初
    に適用すべき質問データを決定してその読み出しを前記
    データ読み出し手段に指示する先頭質問データ決定手段
    と、 前記データ読み出し手段によって読み出されたデータが
    質問データか、最終指示データかを判別する判別手段
    と、 該判別手段で判別された質問データ中の何れか1つの選
    択肢の重み係数が所定値を超えており且つ残りの全ての
    選択肢の重み係数が十分に小さい場合に当該質問データ
    をスキップすると判断し、それ以外はスキップしないと
    判断するスキップ判断手段と、 該スキップ判断手段でスキップすると判断された場合に
    その質問データ中の最大の重み係数を持つ選択肢に対応
    する質問データまたは最終指示データを決定してその読
    み出しを前記データ読み出し手段に指示するスキップ先
    データ決定手段と、 前記スキップ判断手段でスキップしないと判断された質
    問データおよび前記判別手段で判別された最終指示デー
    タを表示装置に表示する表示制御手段と、 前記表示装置に表示された質問データ中の何れかの選択
    肢が選択された場合に、その選択された選択肢に対応す
    る質問データまたは最終指示データを決定してその読み
    出しを前記データ読み出し手段に指示する次データ決定
    手段と、 障害の復旧に役立った復旧方法を提示した際の質問の流
    れに基づいて前記質問・最終指示データ群における該当
    する質問データの該当する選択肢の重み係数を加算する
    重み係数変更手段とを備えることを特徴とするネットワ
    ーク管理装置。
  2. 【請求項2】 最終指示データを表示装置に表示するの
    に加え、プリンタから障害処理依頼表の一部としてプリ
    ント出力することを特徴とする請求項1記載のネットワ
    ーク管理装置。
  3. 【請求項3】 質問データおよび最終指示データには、
    それらを識別するためのコード番号が振られており、且
    つ、或る質問データの或る選択肢が選択された場合に次
    に提示すべき質問データあるいは最終指示データのコー
    ド番号を、その選択肢を有する質問データのコード番号
    の末尾に当該選択肢の番号を付加したコード番号とした
    ことを特徴とする請求項1または2記載のネットワーク
    管理装置。
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