JP2000270096A - 電話交換機運転状況表示システム、電話交換機運転状況表示方法及び記録媒体 - Google Patents

電話交換機運転状況表示システム、電話交換機運転状況表示方法及び記録媒体

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JP2000270096A
JP2000270096A JP11074600A JP7460099A JP2000270096A JP 2000270096 A JP2000270096 A JP 2000270096A JP 11074600 A JP11074600 A JP 11074600A JP 7460099 A JP7460099 A JP 7460099A JP 2000270096 A JP2000270096 A JP 2000270096A
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monitoring
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JP11074600A
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Akihiro Nakanishi
明裕 中西
Makoto Hattori
誠 服部
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NTT Comware Corp
Original Assignee
NTT Communicationware Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話交換機の運転状況に関するデータの中か
ら必要なもののみを抽出して表示することによって、早
期に故障の把握をすることができる電話交換機運転状況
表示システムを提供する。 【解決手段】 電話交換機に接続された運転状況検出部
の検出結果を収集する電話交換機監視装置に接続され、
必要に応じて前記電話交換機の運転状況を表示する電話
交換機運転状況表示システムであって、前記電話交換機
運転状況表示システムは、前記電話交換機監視装置から
送出される監視データを受信する電話交換機監視端末
と、前記監視データを予め定義されたデータと照合して
必要な監視データのみを抽出し、この抽出された監視デ
ータを表示用に編集をして出力する表示制御部と、表示
用に編集された監視データを表示する表示部とを備えた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話交換機を監視
する交換機監視装置に接続された交換機監視端末を使用
して電話交換機の運転状況を表示する電話交換機運転状
況表示システム、電話交換機運転状況表示方法及び記録
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術による電話交換機監視装置を図
12に示す。この図において、符号2は、中継交換機
(以下、単に交換機と称する)の運転状況を監視する電
話交換機(以下、電話交換機を単に交換機と称する)監
視装置である。符号3は、交換機4−1〜3の運転状況
を常に検出している運転状況検出部であり、1台の交換
機4−nに対して、1台の運転状況検出部3−nが接続
されている。符号11は、交換機監視装置2の監視結果
を表示する交換機監視端末である。符号12は、交換機
監視端末11に接続され、交換機監視装置2の監視結果
の印刷を行う印刷出力部である。
【0003】次に、図12を参照して、交換機の監視動
作を説明する。まず、運転状況検出部3−1〜3は、そ
れぞれに接続された交換機4−1〜3の運転状況を検出
する。この検出結果は、交換機監視装置2に対して出力
され、この検出結果を交換機監視装置2が収集する。収
集された検出結果に基づいて、交換機監視装置2は、ど
この交換機がどのような運転状況であるかを把握し、そ
の情報を交換機監視端末11を介して印刷出力部12へ
出力する。
【0004】次に、図13を参照して、交換機監視装置
2が運転状況検出部3−1〜3の検出結果に基づいて、
交換機の運転状況の情報を交換機監視端末11に対して
出力する動作を説明する。
【0005】図13において、符号4−1、4−2は、
交換機である。ここでは、2台の交換機4−1、4−2
のみを図示してある。符号5−1〜4は、各地域毎に設
置された加入者線交換機である。符号6−1〜8は、電
話加入者の電話器である。交換機4−1は、複数の加入
者線交換機5−1、5−2を中継するためのものであ
り、信号の送受信を行う共通線で接続されている。ま
た、交換機4−1と交換機4−2の間も信号の送受信を
行う共通線で接続されている。2台の交換機4−1、4
−2には、それぞれ運転状況検出部3−1、3−2が接
続されており、常に交換機4−1、4−2の運転状況を
検出している。交換機4−1、4−2は、接続されてい
る通話回線の混み具合や共通回線の異常発生・回復を運
転状況検出部3−1〜6へ出力している。
【0006】交換機監視装置2は、運転状況検出部3−
1、3−2の検出結果を取得し、さらにこれらの交換機
4−1、4−2及び加入者線交換機5−1〜4がどのよ
うに回線によって接続されているかが定義されたデータ
ベースを参照することによって、各交換機の運転状況を
交換機監視端末11に対して出力する。
【0007】例えば、交換機監視装置2は、交換機4−
1と加入者線交換機5−1の間を結ぶ共通線が故障によ
って、不能になったことを、運転状況検出部3−1から
通知されたとする。これを受けて交換機監視装置2は、
交換機4−1と加入者線交換機5−1の間の共通線が故
障した場合は、加入者線交換機5−1が「孤立」したと
判断して、この結果を交換機監視端末11へ通知する。
ここでいう「孤立」とは、加入者線交換機が他の交換機
との共通線が不能になったことである。
【0008】また、交換機4−1と交換機4−2の間を
結ぶ共通線が不能になったことを運転状況検出部3−1
または3−2から通知されると、交換機監視装置2は、
エリア間を結ぶ回線が「途絶」したと判断して、この結
果を交換機監視端末11へ通知する。ここでいう「途
絶」とは、あるエリア間を結ぶ中継交換機(ここでは、
交換機4−1と交換機4−2のことをいう)間の共通線
が不能になったことである。
【0009】このように、交換機監視装置2の監視結果
を交換機監視端末11を介して、印刷出力部12へ印刷
することによって、交換機4−1〜3の運転状況を知る
ことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12
に示す電話交換機監視装置にあっては、監視室に設置さ
れた交換機監視端末11に監視データが表示または印刷
される構成となっていたために監視室に監視する作業者
が常駐して、常に交換機監視端末11を監視している必
要があるという問題がある。
【0011】さらに、交換機監視端末11には交換機監
視装置2から送出される全ての監視データが表示される
ために作業者が表示または印刷された監視データの中か
ら重要と判断するものを抽出して、行動を起こさなけれ
ばならないという問題がある。
【0012】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、交換機の運転状況に関するデータの中から必
要なもののみを抽出して表示することによって、早期に
故障の把握をすることができる電話交換機運転状況表示
システム、電話交換機運転状況表示方法及び記録媒体を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、電話交換機に接続された運転状況検出部の検出結果
を収集する電話交換機監視装置に接続され、必要に応じ
て前記電話交換機の運転状況を表示する電話交換機運転
状況表示システムであって、前記電話交換機運転状況表
示システムは、前記電話交換機監視装置から送出される
監視データを受信する電話交換機監視端末と、前記監視
データを予め定義されたデータと照合して必要な監視デ
ータのみを抽出し、この抽出された監視データを表示用
に編集をして出力する表示制御部と、表示用に編集され
た監視データを表示する表示部とを備えたことを特徴と
する。
【0014】請求項2に記載の発明は、前記表示制御部
は、前記電話交換機監視端末から送出される監視データ
を受信するデータ受信部と、予め定義された照合データ
と受信された前記監視データとを照合して、一致した監
視データのみを抽出するデータ解析部と、抽出された前
記監視データを表示の際の必要に応じて編集を行う表示
データ制御部と、編集された前記監視データを表示部の
表示フォーマットに変換して出力する表示出力制御部と
を備えたことを特徴とする。
【0015】請求項3に記載の発明は、前記表示制御部
は、任意の文字列を入力する入力編集部と、前記文字列
に基づいてローカルデータを作成し、該ローカルデータ
を前記表示器出力制御部へ出力するローカルデータ作成
部とをさらに備えたことを特徴とする。
【0016】請求項4に記載の発明は、前記表示部は、
視覚に対して文字列の表示を行う表示器であることを特
徴とする。
【0017】請求項5に記載の発明は、前記表示部は、
聴覚に対して音を発する音響機器をさらに備えたことを
特徴とする。
【0018】請求項6に記載の発明は、電話交換機に接
続された運転状況検出部の検出結果を収集する電話交換
機監視装置から送出される監視データに基づいて、必要
に応じて前記電話交換機の運転状況を表示する電話交換
機運転状況表示方法であって、前記電話交換機運転状況
表示方法は、前記交換機の監視データを受信する処理
と、受信された前記監視データを照合データと照合し
て、必要な監視データのみを抽出する処理と、抽出され
た前記監視データを記憶する処理と、記憶された前記監
視データの中から表示すべき監視データのみを抽出し
て、この監視データを表示する処理とを有することを特
徴とする。
【0019】請求項7に記載の発明は、電話交換機に接
続された運転状況検出部の検出結果を収集する電話交換
機監視装置から送出される監視データに基づいて、必要
に応じて前記電話交換機の運転状況を表示する電話交換
機運転状況表示プログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体であって、前記電話交換機運転状況
表示プログラムは、前記交換機の監視データを受信する
処理と、受信された前記監視データを照合データと照合
して、必要な監視データのみを抽出する処理と、抽出さ
れた前記監視データを記憶する処理と、記憶された前記
監視データの中から表示すべき監視データのみを抽出し
て、この監視データを表示する処理とをコンピュータに
行わせることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
電話交換機運転状況表示システム、電話交換機運転状況
表示方法及び記録媒体を図面を参照して説明する。図1
は同実施形態の構成を示すブロック図である。この図に
おいて、図12に示す従来の装置と同一の部分には同一
の符号を付し、その説明を省略する。この図に示す装置
が従来の装置と異なる点は、交換機監視装置2に電話交
換機運転状況表示システム1を接続した点である。この
電話交換機運転状況表示システム1は、交換機監視端末
11の印刷出力データを2系統に分配する分配器13と
印刷出力データを通信用シリアルデータに変換する変換
器14と監視データを表示する表示制御部15と表示部
16とから構成される。
【0021】図2は、図1に示す表示制御部15及び表
示部16の構成を示すブロック図である。この図に示す
ように、表示部16は、人間の視覚に対して文字列表示
を行う表示器16aと人間の聴覚に対して音を発して注
意を促すチャイム16bとから構成されている。
【0022】符号17は、変換器14を介して交換機監
視端末11から送信された監視データを受信するデータ
受信部である。符号18は、受信した監視データを表示
する受信データ表示部である。符号19は、受信した監
視データを解析するデータ解析部であり、データ解析を
行う際に照合データ記憶部20に記憶されている照合デ
ータを参照する。符号21は、データ解析部19の解析
結果に応じて監視データの表示を制御する表示データ制
御部である。
【0023】符号22は、タイマであり、監視データの
表示タイミングを計るために用いられる。符号23は、
表示器16aを制御する表示器出力制御部である。符号
24はチャイム16bを制御するチャイム出力制御部で
ある。符号25は、作業者がシステムパラメータなどを
入力する入力編集部である。符号26は、システムパラ
メータを設定するパラメータ設定部である。符号27
は、受信した監視データではないローカルな表示データ
を作成するローカルデータ作成部であり、ここで作成さ
れたローカルデータはローカルデータ記憶部28に記憶
される。
【0024】図5は、表示器16aとチャイム16bの
構成を示す図であり、この図に示すように表示器16a
は漢字が表示可能な電光表示器である。この表示器16
aは、一度に表示できないような長文を横スクロールを
することによって表示を行う。また、表示する文字の表
示色を任意に設定できる。チャイム16bは、表示器1
6aと一体になって、設置されており、任意の音律を発
することができる。
【0025】次に、図1、2を参照して、電話交換機運
転状況表示システム1の初期設定を行う動作を説明す
る。まず、作業者は、入力編集部25に接続されたキー
ボードやマウスによって構成される入力装置(図示せ
ず)を用いて、システムパラメータを設定する。システ
ムパラメータには、検出禁止時間とチャイムON/OF
F設定があり、入力装置より入力されたパラメータは、
入力編集部25に読み込まれ、パラメータ設定部26に
保持される。
【0026】ここでいう検出禁止時間とは、発生した異
常に対して、短時間で回復した異常を表示しないように
するためのもので、異常が発生してから回復するまでの
経過時間がここで設定された時間より短い時間であった
場合に、この異常発生及び異常回復を表示しないように
するための時間である。
【0027】チャイムON/OFF設定とは、異常発生
または異常回復を表示器に表示するのに先だって、チャ
イム16bを鳴らすか否かを設定するものである。ここ
で、チャイムONが設定された場合、表示器にメッセー
ジが表示される直前にチャイム16bが鳴るようにな
り、チャイムOFFが設定された場合、表示器にメッセ
ージが表示されるのみとなる。
【0028】また、作業者は、入力装置(図示せず)か
ら任意の文字列を入力する。これを受けて入力編集部2
5は、この入力された文字列を読み込み、ローカルデー
タ作成部27へ渡す。ローカルデータ作成部27では、
この任意の文字列を表示器16aに表示可能はフォーマ
ットに編集して、ローカルデータ記憶部28へ記憶す
る。このローカルデータは、複数の任意の文字列をロー
カルデータ記憶部28に記憶することができる。このロ
ーカルデータは、作業者の指示に応じて、表示器16a
に表示される。
【0029】次に、図2、3を参照して監視データを表
示する動作を説明する。図3は、図2に示す表示制御部
15の動作手順を示すフローチャートである。まず、デ
ータ受信部17は、変換器14を介して交換機監視装置
2が送信した監視データを受信する(ステップS1)。
ここでいう監視データとは、交換機監視装置2から送出
される交換機の運転状況に関する情報のことである。
【0030】続いて、データ受信部17は受信した監視
データをデータ解析部19へ出力する。
【0031】なお、ここで受信された監視データを受信
データ表示部18へ表示するようにしてもよい。このと
き、データ受信部17は、受信した監視データの全てを
受信データ表示部18に対して出力するようにする。ま
た、データ受信部17は、作業者が入力編集部25から
監視データの表示を行う指定をした場合のみ表示するよ
うにしてもよい。
【0032】次に、データ解析部19は、データ受信部
17が受信した監視データを入力して、必要な監視デー
タのみを抽出する(ステップS2)。このとき、データ
解析部19は、照合データ記憶部20に記憶されている
照合データを参照して監視データの抽出を行う。照合デ
ータ記憶部20には、交換機監視端末11から出力され
る監視データの種類とそのフォーマットが記憶されてお
り、さらに、データ解析部において抽出を行う監視デー
タが定義されている。ここでは、異常発生した場合と発
生した異常が回復した場合の監視データが抽出されるよ
うになっている。なお、照合データ記憶部20に記憶さ
れている照合データは、入力編集部25を介して、追加
・変更を行って、抽出する監視データの追加や変更を行
ってもよい。
【0033】データ解析部19は、入力した監視データ
を照合データと照らし合わせ、その監視データが抽出対
象となっていれば、この監視データを表示データ制御部
21へ出力する。
【0034】次に、表示データ制御部21はデータ解析
部19によって抽出された監視データの選別を行う(ス
テップS3)。ここでいう選別とは、抽出された監視デ
ータを「異常発生」と「異常回復」とに選別することで
ある。
【0035】選別をした結果、その監視データが異常発
生を示す監視データであった場合、表示データ制御部2
1は、この異常発生データを表示データ制御部21内に
設けられた監視データテーブルに記憶する(ステップS
5)。一方、選別した結果が異常回復を示す監視データ
であった場合、表示データ制御部21は、この異常回復
データを表示データ制御部21内に設けられた監視デー
タテーブルに記憶する(ステップS6)。このとき、表
示データ制御部21は、記憶しようとする異常回復デー
タの異常種別と発生箇所が全く同一のレコードへ書き込
む。
【0036】ここで、表示データ制御部21内に設けら
れた監視データテーブルのテーブル構造を説明する。図
4は、表示データ制御部21内に設けられた監視データ
テーブルの構造を示す図である。この監視データテーブ
ルは、「異常種別」、「発生箇所」、「発生日時」、
「発生表示フラグ」、「回復日時」及び「回復表示フラ
グ」のフィールドから構成されている。
【0037】異常種別フィールドには、発生または回復
された異常の種別が書き込まれる。この異常種別は、監
視データに含まれているものである。ただし、データ解
析部19において、照合データ記憶部20に記憶された
照合データに基づいて抽出されたもののみが対象とな
る。
【0038】発生箇所フィールドには、異常が発生した
箇所を示すデータが書き込まれる。この発生箇所は、監
視データに含まれているものであり、異常種別によっ
て、発生箇所の表現が異なる。この例では、異常種別が
「途絶」である場合は、「東海I−関東I」というよう
に回線が途絶した箇所を示す内容となる。また、異常種
別が「孤立」である場合は、「千葉幕張LS−B D7
0(北関東2)」というように孤立した交換機の名称を
示す内容となる。
【0039】発生日時フィールドには、異常が発生した
日時のデータが書き込まれる。
【0040】発生表示フラグフィールドには、該当する
異常発生に関する情報を表示部16に表示を行ったか否
かを示すフラグが書き込まれる。このフラグが「1」で
あれば、既に表示済みであることを示し、「0」であれ
ば未だ表示をしていないことを示している。
【0041】回復日時フィールドには、発生した異常が
回復した日時のデータが書き込まれる。
【0042】回復表示フラグフィールドには、該当する
異常回復に関する情報を表示部16に表示を行ったか否
かを示すフラグが書き込まれる。このフラグが「1」で
あれば、既に表示済みであることを示し、「0」であれ
ば未だ表示をしていないことを示している。
【0043】次に、表示データ制御部21は、監視デー
タが記憶されているテーブルを参照して、表示部16へ
表示すべき監視データを抽出する(ステップS7)。表
示すべきデータであるか否かは、異常の発生日時からパ
ラメータ設定部26に保持されている検出禁止時間を経
過した異常発生に関する監視データと新たに回復した異
常に関する監視データである。検出禁止時間の計測は、
タイマ22がパラメータ設定部26に保持されている検
出禁止時間に相当する時間を計測することによって行
う。
【0044】表示データ制御部21は、表示すべきデー
タである場合は、該当する監視データの発生表示フラグ
または回復表示フラグを「1」にする。ただし、回復表
示フラグを「1」にするのは、その監視データの発生表
示フラグが「1」の場合のみである。これによって、短
時間において、異常発生とその異常が回復した場合の表
示処理を省略することができる。この処理は、現時点に
おいて、監視データテーブルに記憶されている監視デー
タ全てに対して行われる。
【0045】次に、表示データ制御部21は、表示すべ
き監視データがあったか否かを判断する(ステップS
8)。判断した結果、表示すべき監視データが無かった
場合、ステップS1に戻り処理を繰り返す。
【0046】一方、表示すべき監視データがあった場
合、すなわち発生表示フラグまたは回復表示フラグが
「1」である監視データがあった場合、表示データ制御
部21は、それぞれの監視データを表示するために、表
示器出力制御部23及びチャイム出力制御部24に対し
て表示条件を設定する(ステップS9)。表示器出力制
御部23に対する表示条件とは、表示する文字列の表示
色、点滅表示にするか否かである。また、チャイム出力
制御部24に対する表示条件とは、チャイムを鳴らすと
きの音律である。
【0047】次に、表示データ制御部21は、監視デー
タテーブルに記憶されている監視データを順に編集して
表示データを生成する(ステップS10)。
【0048】次に、表示データ制御部21は、生成した
表示データを表示器出力制御部23に対して出力する
(ステップS11)。これを受けて表示器出力制御部2
3は、ステップS9において設定された表示条件で表示
器16aに表示されるように表示データを加工して表示
器16aに対して出力する。これによって、表示器16
aに監視データの内容が表示されることになる。
【0049】次に、表示データ制御部21は、監視デー
タテーブルに記憶されている監視データの発生表示フラ
グ及び回復表示フラグが「1」である監視データを監視
データテーブルより削除する。これによって、異常発生
とその異常が回復したことを知らせるための表示が再度
行われることがなくなる。
【0050】次に、具体例を挙げて異常発生・回復時の
動作を説明する。図6は、表示タイミングを示す図であ
る。この図に示すように、異常(途絶や孤立)が発生
し、一定時間経過したものについて、異常が発生したこ
とを知らせるための発生表示処理を行う。さらに、発生
表示処理が終了した時点で、その異常が現時点で回復し
ていないことを知らせるための発生中表示処理を行う。
そして、その異常が回復された時点で、異常が回復した
ことを知らせるための回復表示処理を行う。
【0051】次に、図7を参照して、途絶が発生した場
合の動作を説明する。表示制御部15は、途絶が発生し
たことを検出すると、チャイム16bを鳴らし、表示器
16aに途絶が発生したことを示す文字列を表示する。
このとき、表示器16aには、「途絶発生」という赤色
の文字列が10秒間点滅する。これと同時に途絶が発生
したことを知らせるためのチャイム16bが鳴る。この
とき発せられる音は、異常(途絶または孤立)発生と異
常回復が識別できるように音律を変化させてチャイム1
6bを鳴らす。
【0052】続いて、表示制御部15は、途絶が発生し
た時の詳細データを表示器16aに表示する。このと
き、表示器16aには、発生時刻、異常種別、信号区域
を示す赤色の文字列が2回スクロールして表示される。
ここで表示される文字列は、表示データ制御部21内に
設けられたテーブルに記憶されているデータに基づいて
生成される。この表示が終了すると、後述する発生中表
示処理へ移行する。
【0053】次に、図8を参照して、孤立が発生した場
合の動作を説明する。表示制御部15は、孤立が発生し
たことを検出すると、チャイム16bを鳴らし、表示器
16aに孤立が発生したことを示す文字列を表示する。
このとき、表示器16aには、「途絶発生」という赤色
の文字列が10秒間点滅する。これと同時に途絶が発生
したことを知らせるためのチャイム16bが鳴る。この
とき発せられる音は、異常(途絶または孤立)発生と異
常回復が識別できるように音律を変化させてチャイム1
6bを鳴らす。
【0054】続いて、表示制御部15は、途絶が発生し
た時の詳細データを表示器16aに表示する。このと
き、表示器16aには、発生時刻、異常種別、地域名、
ユニット名、信号区域名を示す赤色の文字列が2回スク
ロールして表示される。ここで表示される文字列は、表
示データ制御部21内に設けられたテーブルに記憶され
ているデータに基づいて生成される。この表示が終了す
ると、後述する発生中表示処理へ移行する。
【0055】次に、図9を参照して異常が発生し、回復
するまでの間に表示を行う動作を説明する。これを発生
中表示処理と称する。表示制御部15は、現時点におい
て発生している異常に関して、その異常が発生した時点
で表示された文字列を発生した順に表示する。ただし、
ここで表示される文字列は、詳細データのみである。す
なわち、途絶発生であれば、発生時刻、異常種別、信号
区域を表示し、孤立発生であれば、発生時刻、異常種
別、地域名、ユニット名、信号区域名を表示する。
【0056】また、必要に応じて、ローカルデータ記憶
部28に記憶されているローカルデータを表示する。こ
こで表示されるローカルデータとは、発生した異常に対
して現在対処を行っていることを示す文字列のことであ
る。図9に示す動作は、発生した異常が回復されるまで
繰り返し表示される。
【0057】次に、図10を参照して、途絶が回復した
場合の動作を説明する。表示制御部15は、途絶が回復
したことを検出すると、チャイム16bを鳴らし、表示
器16aに途絶が回復したことを示す文字列を表示す
る。このとき、表示器16aには、「途絶回復」という
橙色の文字列が10秒間点滅する。これと同時に途絶が
回復したことを知らせるためのチャイム16bが鳴る。
このとき発せられる音は、異常発生時に鳴らされる音律
とは異なる音律でチャイム16bを鳴らす。
【0058】続いて、表示制御部15は、途絶が回復し
た時の詳細データを表示器16aに表示する。このと
き、表示器16aには、回復時刻、異常種別、信号区域
を示す橙色の文字列が2回スクロールして表示される。
ここで表示される文字列は、表示データ制御部21内に
設けられたテーブルに記憶されているデータに基づいて
生成される。この表示が終了すると、前述した発生中表
示処理へ移行する。
【0059】次に、図11を参照して、孤立が回復した
場合の動作を説明する。表示制御部15は、孤立が回復
したことを検出すると、チャイム16bを鳴らし、表示
器16aに孤立が回復したことを示す文字列を表示す
る。このとき、表示器16aには、「孤立回復」という
橙色の文字列が10秒間点滅する。これと同時に孤立が
回復したことを知らせるためのチャイム16bが鳴る。
このとき発せられる音は、異常発生時に鳴らされる音律
とは異なる音律でチャイム16bを鳴らす。
【0060】続いて、表示制御部15は、孤立が回復し
た時の詳細データを表示器16aに表示する。このと
き、表示器16aには、回復時刻、異常種別、地域名、
ユニット名、信号区域名を示す橙色の文字列が2回スク
ロールして表示される。ここで表示される文字列は、表
示データ制御部21内に設けられたテーブルに記憶され
ているデータに基づいて生成される。この表示が終了す
ると、前述した発生中表示処理へ移行する。
【0061】このように、異常が発生または回復した時
点で、チャイムを鳴らし、さらに文字列を点滅表示する
ことによって、作業者に対して注意を促すことができ
る。
【0062】なお、図1に示す電話交換機運転状況表示
システム1は、変換器14、表示制御部15及び表示部
16をそれぞれ1つずつ設けた例を示したが、分配器1
3に他の変換器14’、表示制御部15’及び表示部1
6’を接続して、2カ所の場所において、監視データの
表示を行うようにしてもよい。また、分配器13には必
要に応じて、変換器14’、表示制御部15’及び表示
部16’をさらに増設して、複数の場所において監視デ
ータの表示を行うようにしてもよい。また、図1に示す
表示制御部15には、他の表示部16''のみを接続して
同時に2カ所以上の場所に監視データの表示を行うよう
にしてもよい。
【0063】さらに、電話交換機運転状況表示システム
1は、他の電話交換機運転状況表示システム1’を交換
機監視装置2を接続して、遠方の場所において、同様の
監視データ表示を行うようにしてもよい。このとき、交
換機監視装置2と電話交換機運転状況表示システム1’
の間を専用回線等によって接続すればよい。
【0064】また、図3に示す各ステップを実現するた
めのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体
に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコ
ンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより
監視データ表示処理を行ってもよい。なお、ここでいう
「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハ
ードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読
み取り可能な記録媒体」とは、フロッピーディスク、光
磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コ
ンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記
憶装置のことをいう。
【0065】さらに「コンピュータ読み取り可能な記録
媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回
線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通
信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持す
るもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピ
ュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間
プログラムを保持しているものも含むものとする。また
上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するため
のものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュ
ータシステムにすでに記録されているプログラムとの組
み合わせで実現できるものであっても良い。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、交換機の運転状況に関する情報である監視データの
中から重要な監視データを抽出して、表示を行うように
したため、交換機の故障や異常の発生を早期に発見する
ことができ、迅速な対応が可能になるという効果が得ら
れる。
【0067】また、この発明によれば、重要な監視デー
タを照合データに登録しておき、この照合データと一致
した場合のみ表示を行うようにしたため、作業者は常に
交換機監視端末を監視している必要がないという効果が
得られる。
【0068】また、この発明によれば、重要な監視デー
タを表示する際に、音響機器によって音を発することに
より、注意を促すようにしたため、作業者が重要な監視
データを見落とすことを防止することができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1に示す表示制御部15及び表示部16の構
成を示すブロック図である。
【図3】図1に示す表示制御部15の動作を示すフロー
チャートである。
【図4】図2に示す表示データ制御部21内に設けられ
たテーブルの構造を示す説明図である。
【図5】図2に示す表示部16の構成を示す説明図であ
る。
【図6】異常発生と異常回復の表示を行うタイミングを
示すタイミング図である。
【図7】途絶発生時の動作の一例を示す説明図である。
【図8】孤立発生時の動作の一例を示す説明図である。
【図9】異常発生中の動作の一例を示す説明図である。
【図10】途絶回復時の動作の一例を示す説明図であ
る。
【図11】孤立回復時の動作の一例を示す説明図であ
る。
【図12】従来技術による交換機監視装置の構成を示す
ブロック図である。
【図13】交換機監視装置、運転状況検出部及び交換機
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1・・・電話交換機運転状況表示システム、 2・・・交換機監視装置、 3−1〜3・・・運転状況検出部、 4−1〜3・・・交換機、 11・・・交換機監視端末、 12・・・印刷出力部、 13・・・分配器、 14・・・変換器、 15・・・表示制御部、 16・・・表示部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 誠 東京都港区港南一丁目9番1号 エヌ・テ ィ・ティ・コミュニケーションウェア株式 会社内 Fターム(参考) 5K019 AA02 BA01 BB01 CC07 DA01 DB01 DB05 DB08 DC05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話交換機に接続された運転状況検出部
    の検出結果を収集する電話交換機監視装置に接続され、
    必要に応じて前記電話交換機の運転状況を表示する電話
    交換機運転状況表示システムであって、 前記電話交換機運転状況表示システムは、 前記電話交換機監視装置から送出される監視データを受
    信する電話交換機監視端末と、 前記監視データを予め定義されたデータと照合して必要
    な監視データのみを抽出し、この抽出された監視データ
    を表示用に編集をして出力する表示制御部と、 表示用に編集された監視データを表示する表示部とを備
    えたことを特徴とする電話交換機運転状況表示システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記表示制御部は、 前記電話交換機監視端末から送出される監視データを受
    信するデータ受信部と、 予め定義された照合データと受信された前記監視データ
    とを照合して、一致した監視データのみを抽出するデー
    タ解析部と、 抽出された前記監視データを表示の際の必要に応じて編
    集を行う表示データ制御部と、 編集された前記監視データを表示部の表示フォーマット
    に変換して出力する表示出力制御部とを備えたことを特
    徴とする請求項1に記載の電話交換機運転状況表示シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記表示制御部は、 任意の文字列を入力する入力編集部と、 前記文字列に基づいてローカルデータを作成し、該ロー
    カルデータを前記表示器出力制御部へ出力するローカル
    データ作成部とをさらに備えたことを特徴とする請求項
    2に記載の電話交換機運転状況表示システム。
  4. 【請求項4】 前記表示部は、 視覚に対して文字列の表示を行う表示器であることを特
    徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電
    話交換機運転状況表示システム。
  5. 【請求項5】 前記表示部は、 聴覚に対して音を発する音響機器をさらに備えたことを
    特徴とする請求項4に記載の電話交換機運転状況表示シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 電話交換機に接続された運転状況検出部
    の検出結果を収集する電話交換機監視装置から送出され
    る監視データに基づいて、必要に応じて前記電話交換機
    の運転状況を表示する電話交換機運転状況表示方法であ
    って、 前記電話交換機運転状況表示方法は、 前記交換機の監視データを受信する処理と、 受信された前記監視データを照合データと照合して、必
    要な監視データのみを抽出する処理と、 抽出された前記監視データを記憶する処理と、 記憶された前記監視データの中から表示すべき監視デー
    タのみを抽出して、この監視データを表示する処理とを
    有することを特徴とする電話交換機運転状況表示方法。
  7. 【請求項7】 電話交換機に接続された運転状況検出部
    の検出結果を収集する電話交換機監視装置から送出され
    る監視データに基づいて、必要に応じて前記電話交換機
    の運転状況を表示する電話交換機運転状況表示プログラ
    ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
    って、 前記電話交換機運転状況表示プログラムは、 前記交換機の監視データを受信する処理と、 受信された前記監視データを照合データと照合して、必
    要な監視データのみを抽出する処理と、 抽出された前記監視データを記憶する処理と、 記憶された前記監視データの中から表示すべき監視デー
    タのみを抽出して、この監視データを表示する処理とを
    コンピュータに行わせることを特徴とする電話交換機運
    転状況表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
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