JP3450647B2 - 交換機および音声ガイダンス報知システム - Google Patents

交換機および音声ガイダンス報知システム

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JP3450647B2
JP3450647B2 JP12248797A JP12248797A JP3450647B2 JP 3450647 B2 JP3450647 B2 JP 3450647B2 JP 12248797 A JP12248797 A JP 12248797A JP 12248797 A JP12248797 A JP 12248797A JP 3450647 B2 JP3450647 B2 JP 3450647B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換機の故障や網
の輻輳等の通信状況に応じて音声ガイダンスを作成し、
これを報知するのに好適な交換機および音声ガイダンス
報知システムに関する。
【0002】
【従来の技術】移動体通信網は、移動機と通信を行う無
線基地局、複数の無線基地局との間で通信を行う移動通
信交換機、および各移動機の位置情報を管理するホーム
メモリ等のノードから構成される。事故や災害が発生し
たり、あるいは大きなイベントのチケットの発売といっ
たことがあると、特定の地域において呼の発生が異常に
増大する。移動通信においては、相手方の位置を特定す
る必要があるため、移動通信呼が発生する度に、移動通
信交換機が、相手方の端末番号に基づいてホームメモリ
を参照する。このため、呼が異常に発生すると、ホーム
メモリやその地域を掌握範囲とする移動通信交換機で輻
輳が生じ易くなる。このような場合には、移動体通信網
全体に混乱が及ばないように移動通信呼が規制される。
例えば、規制制御が開始されてから先着10名までは
「ただいま回線が込み合っております。後ほどおかけ直
しください。」といった音声ガイダンスを返信し、それ
以降はビジートーンを送出するといったことが行われ
る。
【0003】一般に、音声ガイダンスは、デジタル信号
の形式で音声データとして移動通信交換機内に設けられ
た音声応答装置に記憶されている。また、音声ガイダン
スの送出は、移動通信システムの管理者が輻輳状況に応
じて、音声応答装置を操作して送出指示を入力すること
により行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、音声データ
の書込作業は、音声応答装置とは別の音声録音装置を使
用する。この場合、人間の肉声をマイクを介してアナロ
グ電気信号に変換した後、AD変換して音声データに変
換し、これをフロッピーディスク等の記録媒体に記録す
る。そして、フロッピーディスクを移動通信交換機の設
置場所まで運搬し、専用の保守装置を使用して音声応答
装置に音声データを書き込む必要があった。このため、
移動通信交換機の輻輳や故障が発生しても、その状況に
応じた音声ガイダンスの作成に長い時間がかかるため、
通信状況に応じた音声ガイダンスを迅速的確に送出する
ことができないといった問題があった。
【0005】例えば、阪神地区で地震が発生したとする
と、地震発生から数分するとテレビに地震発生のテロッ
プが流れる。すると、阪神地区に向けての呼が異常に増
大して輻輳状態に陥る。この場合、「阪神地区で地震が
発生しました。回線が込み合っております。後ほどおか
け直しください。」といった音声ガイダンスを迅速に送
出することができれば、電話の利用者に的確な情報を提
供することができるが、従来の音声ガイダンスの作成方
法では、音声データの作成に時間がかかるため、迅速な
対応が困難であった。
【0006】また、従来の方法には音声データが記録さ
れたフロッピーディスクを運搬したり、音声ガイダンス
を送出する際に管理者が音声応答装置を操作して送出指
示を入力する等、多大な人手を要するといった問題があ
った。
【0007】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
のであり、人手を煩わせることなく、通信状態に応じた
音声ガイダンスを迅速的確に送出することができる音声
ガイダンス交換機および音声ガイダンス報知システムを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明にあっては、伝送路を介して
受信した音声メッセージデータおよびその種別を識別す
るためのメッセージ番号を複数記憶する記憶手段と、前
記記憶手段から読み出した音声メッセージデータを
メッセージ番号と対応づけられた各回線に出力する出
力手段と、前記各音声メッセージデータのメッセージ番
を当該音声メッセージデータが出力されている回線の
回線番号と対応づけて記憶する第1のテーブルと、輻輳
の度合いに応じて異なるメッセージ番号を記憶する第2
のテーブルと、受信した呼に応じて通信回線を接続する
回線接続手段と、輻輳の度合を検出する通信状態検出手
段と、前記通信状態検出手段の検出結果に基づいて異常
を検知する検知手段と、前記検知手段によって異常が検
知されると、前記第2のテーブルを参照し、前記通信状
態検出手段によって検出された輻輳の度合に応じた前記
メッセージ番号を読み出す読出手段と、記第1のテー
ブルを参照して前記読出手段によって読み出されたメッ
セージ番号に対応する回線番号を取得し、当該回線番号
の回線に規制対象呼の通信回線を接続するように前記回
線接続手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴と
する。
【0009】
【0010】また、請求項に記載の発明にあっては、
伝送路を介して受信した音声メッセージデータおよびそ
の種別を識別するためのメッセージ番号を複数記憶する
記憶手段と、前記記憶手段から読み出した各音声メッセ
ージデータをそのメッセージ番号と対応づけられた各回
線に出力する出力手段と、前記各音声メッセージデータ
のメッセージ番号を当該音声メッセージデータが出力さ
れている回線の回線番号と対応づけて記憶する第1のテ
ーブルと、故障の内容に応じて異なるメッセージ番号を
記憶する第2のテーブルと、受信した呼に応じて通信回
線を接続する回線接続手段と、故障の有無および故障の
内容を検出する通信状態検出手段と、前記通信状態検出
手段の検出結果に基づいて異常を検知する検知手段と、
前記検知手段によって異常が検知されると、前記第2の
テーブルを参照し、前記通信状態検出手段によって検出
された故障の内容に応じた前記メッセージ番号を読み出
す読出手段と、前記第1のテーブルを参照して前記読出
手段によって読み出されたメッセージ番号に対応する回
線番号を取得し、当該回線番号の回線に規制対象呼の通
信回線を接続するように前記回線接続手段を制御する制
御手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】また、請求項に記載の発明にあっては、
伝送路を介して受信した音声メッセージデータおよびそ
の種別を識別するためのメッセージ番号を複数記憶する
記憶手段と、前記記憶手段から読み出した各音声メッセ
ージデータをそのメッセージ番号と対応づけられた各回
線に出力する出力手段と、前記各音声メッセージデータ
のメッセージ番号を当該音声メッセージデータが出力さ
れている回線の回線番号と対応づけて記憶する第1のテ
ーブルと、規制対地に応じて異なるメッセージ番号を記
憶する第2のテーブルと、受信した呼に応じて通信回線
を接続する回線接続手段と、対地別に出回線の輻輳の有
無を検出する通信状態検出手段と、前記通信状態検出手
段の検出結果に基づいて異常を検知する検知手段と、前
記検知手段によって異常が検知されると、前記第2のテ
ーブルを参照し、前記通信状態検出手段によって検出さ
れた輻輳が発生している対地に応じた前記メッセージ番
号を読み出す読出手段と、前記第1のテーブルを参照し
て前記読出手段によって読み出されたメッセージ番号に
対応する回線番号を取得し、当該回線番号の回線に規制
対象呼の通信回線を接続するように前記回線接続手段を
制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】また、請求項に記載の発明にあっては、
請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載した交換機と
前記音声メッセージデータを生成する保守センタとを備
えた音声ガイダンス報知システムであって、前記保守セ
ンタは、音声ガイダンスを表す文字情報を前記音声メッ
セージデータに変換する変換手段と、変換された前記音
声メッセージデータに前記メッセージ番号を付加して、
前記伝送路を介して前記記憶手段に送信する送信手段と
を備えたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の一実施形態に係わる音声ガイダンス報知システムを説
明する。 1.第1実施形態の構成 1−1:システム全体の構成 図1は、本実施形態に係わる音声ガイダンス報知システ
ムのブロック図である。図において、1は端末であっ
て、固定の電話機や携帯電話機によって構成され、この
端末1を利用者が操作して相手方の電話番号を入力する
と、発呼が行われるようになっている。また、2は交換
局であって、交換機3とインターフェース変換器4等か
ら構成されている。交換局2は、端末1からの発呼を受
信すると通話回線を選択して、呼処理を行う。また、5
は保守センタであって、ここで音声ガイダンスの作成や
更新が行われる。保守センタ5で作成された音声データ
Dが、伝送路L1を介して交換局2に伝送されると、交
換局2のインタフェース変換装置4を介して交換機3の
内部に音声データDが取り込まれるようになっている。
【0014】1−2:交換機の構成 次に、交換機3の構成を詳細に説明する。交換機3は、
通話路30、音声応答装置31、ハイウエイ32および
処理装置33等から構成される。通話路30には、複数
の端末1が接続されており、また、通話路30には、入
回線ILと出回線OLが接続されている。そして、これ
らの回線を介して通信が行われるようになっている。ま
た、音声応答装置31は、各種の音声ガイダンスを生成
する装置であって、音声メモリ310には、各種の音声
メッセージデータMDがメッセージ番号MIDと対応づ
けられて格納される。ここで、メッセージ番号MID
は、音声メッセージデータMDの種別を表すものであ
る。
【0015】また、音声応答装置31は、音声メモリ3
10から、各音声メッセージデータMDを読み出して、
これをメッセージ番号と予め対応づけられたハイウエイ
32中の各回線に出力する。なお、この例ではデシタル
通信網を想定しているが、アナログ通信網の場合には、
音声応答装置31にて音声メッセージデータをアナログ
信号に変換し、これをハイウエイ32に出力するように
すればよい。したがって、メッセージ番号MDを参照す
れば、各音声ガイダンスがどの回線に出力されているか
を知ることができる。
【0016】次に、ハイウエイ32は複数の回線から構
成されており、通話路30と音声応答装置31を接続す
る。これにより、音声応答装置31から出力される各種
の音声ガイダンスが通話路30に供給される。
【0017】次に、処理装置33の構成を図2に示す。
図に示すように処理装置33は、通信状態検出部33
0、制御部331、規制テーブル332、規制部33
3、および管理テーブル334から構成される。通信状
態検出部330は、入回線ILおよび出回線OLの使用
回線数を検出するとともに、交換機3の故障を自己診断
して故障の有無および故障箇所を検出する。故障の態様
しては、例えば、ソフト上の故障、回線スイッチの故障
等に代表される通話路の故障、あるいは、信号の故障等
がある。
【0018】また、制御部331は、通信状態検出部3
30の検出結果に基づいて、交換機3の通信状態を分析
し、異常があるか否かを常時監視する。そして、異常の
発生を検知すると、状況に応じて規制テーブル332を
参照し、状況に応じた規制率とメッセージ番号MIDを
取得する。
【0019】また、管理テーブル334には、音声応答
装置31から出力される各音声ガイダンスがどの回線に
出力されているかを認識できるように、各回線の回線番
号とメッセージ番号MIDの関係が格納されている。
【0020】このため、制御部331は、規制テーブル
332を参照して、通信状況に応じたメッセージ番号M
IDを取得すると、当該メッセージ番号に基づいて管理
テーブル334を参照し、回線番号を取得する。そし
て、回線番号と規制率を規制部333に転送する。な
お、回線番号とメッセージ番号の関係は、後述するよう
に図1に示す遠隔制御装置501から伝送路L2を介し
て処理装置33に転送されるようになっている。
【0021】規制部333は、制御部331からの規制
指示に基づいて、通話路30を制御する。この場合、規
制率に応じて通信回線の接続を行うとともに、規制対象
呼については、前記回線番号で指定される回線に端末1
からの通信回線または入回線ILを接続する。これによ
り、状況に応じた音声ガイダンスが報知される。
【0022】次に、規制テーブル332としては、輻輳
処理テーブルTBL1、故障処理テーブルTBL2、対
地別メッセージテーブルTBL3、出回線規制テーブル
TBL4が用意されている。
【0023】まず、輻輳処理テーブルTBL1の内容を
図3に示す。この図に示すように輻輳処理テーブルTB
L1には、処理能力に対応づけられて、メッセージ番号
MIDと規制率が格納されている。この処理能力は、当
該交換機で処理できる単位時間当たりの最大呼数に対す
る現在呼数の割合を示すものである。例えば、処理しう
る最大呼数が100コールであり、現在の呼数が80コ
ールであれば、処理能力は80%となる。したがって、
輻輳処理テーブルTBL1を参照すれば、メッセージ番
号MIDと規制率を検知することができる。
【0024】例えば、現在の呼数が処理しうる最大呼数
のα%であれば、メッセージ番号MID「1」に対応す
る音声ガイダンスを送出し、a%の規制を行えばよいこ
とが判る。この場合、処理能力に応じてメッセージ番号
MIDが選択されるから、回線の混み具合に応じた音声
ガイダンスを送出することができる。例えば、α>βの
場合、メッセージ番号「2」に対応する音声ガイダンス
を「回線が混み合っています。後ほどおかけ直しくださ
い。」とし、メッセージ番号「1」に対応する音声ガイ
ダンスを「回線が大変混み合っており、電話が非常にか
かりにくくなっています。時間をおいておかけ直しくだ
さい。」といったように設定すればよい。
【0025】次に、故障処理テーブルTBL2の内容を
図4に示す。この図に示すように故障処理テーブルTB
L2には、故障内容に応じてメッセージ番号MIDと規
制率が格納されている。これにより、故障内容に応じ
て、音声ガイダンスの送出と規制制御を行うことができ
る。例えば、メッセージ番号「11」に対応する音声ガ
イダンスを「電話回線を制御するソフトが故障しており
ます。後ほどおかけ直しください。」とし、メッセージ
番号「12」に対応する音声ガイダンスを「電話回線が
故障しております。復旧まで多少時間がかかります。後
ほどおかけ直しください。」といったように設定すれば
よい。
【0026】次に、対地別メッセージテーブルTBL3
の内容を図5に示す。この図に示すように対地別メッセ
ージテーブルTBL3には、規制対地に対応づけられて
メッセージ番号MIDが格納されている。これにより、
規制対地に応じた音声ガイダンスを送出することができ
る。例えば、対地Aが京阪神地区である場合には、メッ
セージ番号「21」」に対応する音声ガイダンスを「京
阪神方面への電話がかかりにくくなっています。後ほど
おかけ直しください。」といったように設定すればよ
い。これにより、利用者は、通信状況を知ることができ
る。
【0027】次に、出回線規制テーブルTBL4の内容
を図6に示す。この図に示すように出回線規制テーブル
には、出回線OLの使用率と対応づけられて規制率が格
納されている。これにより、出回線OLの使用状況に応
じた規制制御を行うことができる。
【0028】1−3:保守センタの構成 次に、保守センタ5の構成を図1を参照して詳細に説明
する。保守センタ5には遠隔制御装置50とパーソナル
コンピュータ51が設けられている。このパーソナルコ
ンピュータ51には、装置本体510の他、指示やデー
タの入力を行うことができるキーボード511と入力さ
れた指示やデータ等を表示するディスプレイ512が付
属している。また、装置本体510には文字情報をデジ
タル音声データに変換するプログラムが予めインストー
ルされている。変換プログラムには各種のものがある
が、この例のプログラムは、文字情報をμ−Law形式
のデジタル音声データに変換するものである。したがっ
て、文字情報を入力するだけで、デジタル音声データを
生成することができる。すなわち、音声ガイダンスを人
が発音し、これを音声録音装置で録音するといった作業
を省略することができる。
【0029】音声ガイダンスを作成する場合には、シス
テム管理者が、キーボードを操作して、音声メッセージ
に相当する文字情報と、当該音声メッセージを他の音声
メッセージと識別するためのメッセージ番号MIDを入
力する。入力された文字情報は、装置本体511で音声
メッセージデータMDに変換され、これらのデータが遠
隔制御装置50に供給されるようになっている。
【0030】遠隔制御装置50には、制御部500と音
声データ収容位置管理テーブル501が設けられてお
り、これにより、音声応答装置31と処理装置33の制
御が行われる。制御部500は、音声応答装置31に設
けた音声メモリ310をあたかも外部メモリとして使用
する。具体的には、音声メモリ310に対してデータの
書込消去を行えるようになっている。パーソナルコンピ
ュータ51から新たな音声メッセージデータMDとメッ
セージ番号MIDが制御部500に供給されると、制御
部500は、音声メモリ310に対する書込アドレスW
A(音声データ書込位置情報)を発生し、これを音声メ
ッセージデータMD、メッセージ番号MIDに付加して
音声データDを生成する。この後、制御部500は伝送
路L1を介して音声データDを送出する。インターフェ
ース変換装置4を介して音声データDを受信した音声応
答装置31は、音声データDに書き込まれた書込アドレ
スWAに基づいて、音声メモリ310の所定の記憶領域
に音声メッセージデータMDをメッセージ番号MIDと
対応づけて記憶する。
【0031】次に、音声データ収容位置管理テーブル5
01には、音声応答装置31から出力される音声ガイダ
ンスの回線を識別するための回線番号(音声データ収容
位置情報)がメッセージ番号MIDと対応づけられて格
納されている。そして、回線番号とメッセージ番号MI
Dの組が制御部501から伝送路L2を介して処理装置
33に転送される。これにより、処理装置33は、どの
音声ガイダンスがどの回線に出力されるかを認識するこ
とができる。
【0032】2.実施形態の動作 次に、図面を参照しつつ、本実施形態の動作を説明す
る。図7は、本実施形態に係わる音声ガイダンス報知シ
ステムの動作を説明するためのフローチャートである。
図において、交換機3が当初平常運転しており(ステッ
プS1)、何等かの異常が通信状態検出部330(図2
参照)によって検出されたとすると(ステップS2)、
制御部331は、通信状態検出部330の検出結果に基
づいて、異常内容の分析を行う(ステップS3)。
【0033】ここで、分析結果が処理輻輳を示す場合に
は、ステップS4に進んで、制御部331は、通信状態
検出部330を制御して処理能力の測定を行う。この
後、制御部331は、測定された処理能力に基づいて、
輻輳処理テーブルTBL1を参照し(ステップS5)、
メッセージ番号MIDと規制率を決定する。例えば、輻
輳処理テーブルTBL1の内容が図3に示すものであ
り、測定された処理能力がβ%であるならば、メッセー
ジ番号MID「2」と規制率b%を決定する。
【0034】この後、制御部331は、交換機3への入
呼について、決定した規制率に従って呼の規制を行う。
この場合、規制率が50%であったとすると2コールに
1回の割合で相手方の電話回線に回線接続を行うととも
に、規制対象呼については、決定されたメッセージ番号
に対応する音声ガイダンス(音声案内トーキ)を送出す
る(ステップS7)。
【0035】次に、ステップS3の分析結果が故障を示
す場合には、ステップS8に進んで、制御部331は、
通信状態検出部330の検出結果に基づいて故障状況を
把握する。この後、制御部331は、把握した故障内容
に基づいて、故障処理テーブルTBL2を参照し(ステ
ップS9)、故障内容に応じたメッセージ番号MIDと
規制率を決定する(ステップS10)。例えば、故障処
理テーブルTBL2の内容が図4に示すものであり、把
握された故障内容が、信号故障であるならば、メッセー
ジ番号MID「13」と規制率c%を決定する。ステッ
プS10が終了すると、上述したステップS7に進ん
で、入呼に関する規制が行われる。
【0036】次に、ステップS3の分析結果が出回線輻
輳を示す場合には、ステップS11に進んで、制御部3
31は、通信状態検出部330を制御して、出回線OL
の混み具合を対地別に検索し、輻輳が発生している出回
線対地を検知する(ステップS12)。この後、制御部
331は、検知した対地に基づいて、対地別メッセージ
テーブルTBL3を参照し(ステップS12)、輻輳が
発生している対地に応じたメッセージ番号MIDを決定
する(ステップS13)。この後、制御部331は、輻
輳出回線の使用状況を測定し(ステップS13)、出回
線使用率を求める。この後、算出した出回線使用率に基
づいて、出回線規制テーブルTBL4を参照し、規制率
を決定する(ステップS16)。
【0037】この後、制御部331は、輻輳出回線対地
へ向けた出呼について、決定された規制率に従い規制を
行うとともに、規制対象呼については、決定されたメッ
セージ番号に対応する音声ガイダンス(音声案内トー
キ)を送出する(ステップS17)。
【0038】こうして、呼の規制処理が行われた後、異
常状態の監視が周期的に行われ(ステップS19)、異
常状態から平常状態に回復したか否かが判定される。回
復していない場合には、判定結果はNOとなり、ステッ
プS3に戻り平常状態回復するまで、ステップS3から
ステップS19を繰り返す。そして、平常状態に回復す
ると、ステップS20に進んで、制御部331は規制を
解除する。
【0039】このように本実施形態によれば、交換局2
から離れた保守センタ5で音声ガイダンスを生成して
も、伝送路L1を介して音声データDを音声応答装置3
1内の音声メモリ310に書き込むことができるので、
フロッピーディスクを人の手で保守センタ5から交換局
2に運搬するといった手間を省くことができる。
【0040】また、パーソナルコンピュータ51は文字
情報をデジタル音声データに変換することができるの
で、人が音声ガイダンスを発音し、これをデジタル音声
データに変換するといった手間を省くことができる。
【0041】また、交換機2は、通信状態(入呼、出呼
の状態、機器の故障等)を処理装置33によって自律的
に把握し、通信状態に応じたメッセージ番号を特定し、
当該メッセージ番号に対応する音声ガイダンスを規制対
象呼に対して自動的に送出するので、人手を省くことが
できる。
【0042】また、音声ガイダンスの更新は、保守セン
タ5においてシステム管理者が新たな音声ガイダンスを
キーボード511を操作して入力するだけで行うことが
できるので、災害等が発生した場合に、状況に応じた音
声ガイダンスを迅速的確に送出することができる。
【0043】D.変形例 以上、本発明に係わる実施形態を説明したが、本発明は
上述した実施形態に限定されるものではなく、以下に述
べる各種の変形が可能である。 上述した実施形態の動作において(図7参照)、メッ
セージ番号MIDは、対地別メッセージテーブルTBL
3を参照して決定し、規制率は出回線規制テーブルTB
L4を参照して決定したが、輻輳出回線対地と規制率に
基づいて、メッセージ番号を決定してもよい。この場合
には、輻輳対地のみならず規制率を考慮した音声ガイダ
ンスを送出することが可能となり、より詳細な状況を電
話利用者に知らせることができる。
【0044】上述した実施形態において、出回線対地
は出回線OLの使用状況を調べることにより検知したが
(図7のステップS11)、通信網全体のトラヒックを
管理するトラヒック制御装置からの指示に基づいて決定
してもよい。
【0045】上述した音声ガイダンス報知システム
は、音声ガイダンスを遠隔制御するものであって、通信
方式は問わない。このため、固定電話網あるいは移動通
信網のいずれに適用してもよいことは勿論である。
【0046】
【発明の効果】上述したように本発明に係る発明特定事
項によれば、音声ガイダンスを記録した記録媒体の運
搬、音声ガイダンスの送出指示の入力といった作業を省
略することができ、また、通信状態に応じた音声ガイダ
ンスを迅速的確に送出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係わる音声ガイダンス
報知システムのブロック図である。
【図2】 同実施形態に係わる処理装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】 同実施形態に係わる輻輳処理テーブルの内容
を示す図である。
【図4】 同実施形態に係わる故障処理テーブルの内容
を示す図である。
【図5】 同実施形態に係わる対地別メッセージテーブ
ルの内容を示す図である。
【図6】 同実施形態に係わる出回線規制テーブルの内
容を示す図である。
【図7】 同実施形態に係わる音声ガイダンス報知シス
テムの動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
L1 伝送路 31 音声応答装置(出力手段) 310 音声メモリ(記憶手段) MID メッセージ番号 32 ハイウエイ(回線) 334 管理テーブル(第1のテーブル) 330 通信状態検出部(通信状態検出手段) 332 規制テーブル(第2のテーブル) 331 制御部(回線接続手段、検知手段、読出手段、
制御手段) 30 通話路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−200762(JP,A) 特開 平2−50661(JP,A) 特開 昭63−48097(JP,A) 特開 昭63−303556(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/00 H04M 3/16 - 3/20 H04M 3/38 - 3/58

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路を介して受信した音声メッセージ
    データおよびその種別を識別するためのメッセージ番号
    複数記憶する記憶手段と、 前記記憶手段から読み出した音声メッセージデータを
    そのメッセージ番号と対応づけられた各回線に出力する
    出力手段と、前記各音声メッセージデータの メッセージ番号を当該音
    声メッセージデータが出力されている回線の回線番号
    応づけて記憶する第1のテーブルと、輻輳の度合いに応じて異なる メッセージ番号を記憶する
    第2のテーブルと、 受信した呼に応じて通信回線を接続する回線接続手段
    と、輻輳の度合 を検出する通信状態検出手段と、 前記通信状態検出手段の検出結果に基づいて異常を検知
    する検知手段と、 前記検知手段によって異常が検知されると、前記第2の
    テーブルを参照し、前記通信状態検出手段によって検出
    された輻輳の度合に応じた前記メッセージ番号を読み出
    す読出手段と、 記第1のテーブルを参照して前記読出手段によって読
    み出されたメッセージ番号に対応する回線番号を取得
    し、当該回線番号の回線に規制対象呼の通信回線を接続
    するように前記回線接続手段を制御する制御手段とを備
    えたことを特徴とする交換機。
  2. 【請求項2】 伝送路を介して受信した音声メッセージ
    データおよびその種別を識別するためのメッセージ番号
    を複数記憶する記憶手段と、 前記記憶手段から読み出した各音声メッセージデータを
    そのメッセージ番号と対応づけられた各回線に出力する
    出力手段と、 前記各音声メッセージデータのメッセージ番号を当該音
    声メッセージデータが出力されている回線の回線番号と
    対応づけて記憶する第1のテーブルと、 故障の内容に応じて異なるメッセージ番号を記憶する第
    2のテーブルと、 受信した呼に応じて通信回線を接続する回線接続手段
    と、 故障の有無および故障の内容を検出する通信状態検出手
    段と、 前記通信状態検出手段の検出結果に基づいて異常を検知
    する検知手段と、 前記検知手段によって異常が検知されると、前記第2の
    テーブルを参照し、前 記通信状態検出手段によって検出
    された故障の内容に応じた前記メッセージ番号を読み出
    す読出手段と、 前記第1のテーブルを参照して前記読出手段によって読
    み出されたメッセージ番号に対応する回線番号を取得
    し、当該回線番号の回線に規制対象呼の通信回線を接続
    するように前記回線接続手段を制御する制御手段と を備
    えたことを特徴とする交換機。
  3. 【請求項3】 伝送路を介して受信した音声メッセージ
    データおよびその種別を識別するためのメッセージ番号
    を複数記憶する記憶手段と、 前記記憶手段から読み出した各音声メッセージデータを
    そのメッセージ番号と対応づけられた各回線に出力する
    出力手段と、 前記各音声メッセージデータのメッセージ番号を当該音
    声メッセージデータが出力されている回線の回線番号と
    対応づけて記憶する第1のテーブルと、 規制対地に応じて異なるメッセージ番号を記憶する第2
    のテーブルと、 受信した呼に応じて通信回線を接続する回線接続手段
    と、 対地別に出回線の輻輳の有無を検出する通信状態検出手
    段と、 前記通信状態検出手段の検出結果に基づいて異常を検知
    する検知手段と、 前記検知手段によって異常が検知されると、前記第2の
    テーブルを参照し、前記通信状態検出手段によって検出
    された輻輳が発生している対地に応じた前記メッセージ
    番号を読み出す読出手段と、 前記第1のテーブルを参照して前記読出手段によって読
    み出されたメッセージ番号に対応する回線番号を取得
    し、当該回線番号の回線に規制対象呼の通信回線を接続
    するように前記回線接続手段を制御する制御手段と を備
    えたことを特徴とする交換機。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至のうちいずれか1項に記
    載した交換機と前記音声メッセージデータを生成する保
    守センタとを備えた音声ガイダンス報知システムであっ
    て、 前記保守センタは、音声ガイダンスを表す文字情報を前
    記音声メッセージデータに変換する変換手段と、変換さ
    れた前記音声メッセージデータに前記メッセージ番号を
    付加して、前記伝送路を介して前記記憶手段に送信する
    送信手段とを備えたことを特徴とする音声ガイダンス報
    知システム。
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