JP2000196768A - 携帯電話を利用した遠隔制御システム - Google Patents

携帯電話を利用した遠隔制御システム

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JP2000196768A
JP2000196768A JP37099698A JP37099698A JP2000196768A JP 2000196768 A JP2000196768 A JP 2000196768A JP 37099698 A JP37099698 A JP 37099698A JP 37099698 A JP37099698 A JP 37099698A JP 2000196768 A JP2000196768 A JP 2000196768A
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JP
Japan
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remote control
telephone
signal
control system
portable telephone
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Application number
JP37099698A
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English (en)
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Katsuhiko Sasaki
勝彦 佐々木
Masahide Sugawara
正秀 菅原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の携帯電話機または簡易型携帯電話機
を、手を加えずに使用して、被制御機器の遠隔制御を実
行する遠隔制御システムを提供する。 【解決手段】 遠隔制御情報をDTMF信号で送信する
電話機12または携帯電話機16と、このDTMF信号を受
信する受信用携帯電話機3と、受信用携帯電話機から音
声出力されたDTMF信号を電気信号に変換するマイク
ロホン4と、DTMF信号をディジタル制御信号に変換
するDTMF信号変換手段5と、このディジタル制御デ
ータを被制御機器1の制御信号にデコードするデコード
手段8とを設ける。既存の携帯電話機や簡易型携帯電話
機を受信用携帯電話機3として使用して、遠隔地の電話
機や携帯電話機から被制御機器に対する遠隔制御情報を
送ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話を利用して遠
隔制御を行なう遠隔制御システムに関し、特に、既存の
携帯電話を使って遠隔制御が実施できるようにしたもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、電話を利用して、遠隔地から各種
の機器を遠隔制御したり、無人地域で発生した火災など
の情報を収集するシステムが開発されている。
【0003】例えば、特開平6−14129号公報に
は、電話回線を利用して遠隔地から録画予約を行なう録
画予約装置が記載されており、また、特開平5−114
882号公報には、ページャを利用して遠隔制御を行な
う装置が記載されている。
【0004】図8は、電話機29から電話回線を利用して
被制御機器32を遠隔制御する従来の遠隔制御システムを
示している。
【0005】このシステムでは、制御データを入力する
電話機29と宅内電話回線端子31との間、及び、遠隔制御
される被制御機器32のデータ処理システム33と宅内電話
回線端子31との間が、それぞれ、配線で接続され、宅内
電話回線端子31同士の間が電話交換局30により接続され
ている。
【0006】この電話機29から入力された制御データ
は、電話回線を使って被制御機器32に伝送され、被制御
機器32のデータ処理システム33は、伝送されたデータを
処理して制御信号を生成し、この制御信号によって被制
御機器33が制御される。
【0007】また、図9は、ページャを利用する遠隔制
御システムの遠隔制御される側の構成を示しており、ペ
ージャ受信器35はインターフェース34を具備し、ページ
ャ受信器35で受信されたデータが、このインターフェー
ス34を通じて被制御機器36のデータ処理システム37に伝
送され、制御信号が生成されて被制御機器36が制御され
る。
【0008】また、図10は、ページャを利用する遠隔
制御システムの他の例を示しており、ページャ受信器39
が被制御機器38の中に組み込まれている。
【0009】一方、特開平9−198591号公報に
は、室内に、異常を感知して異常信号を発生する異常セ
ンサと、異常信号に応答して予め指定された通報先に通
話呼び出しを行なう電話装置とを配置して、火災や不法
侵入を自動通報するシステムが記載されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電話回線を利
用する従来の遠隔制御システムでは、被制御機器と宅内
電話回線端子とを配線で接続する必要があり、配線工事
が必要になる。
【0011】これに対して、ページャを利用する遠隔制
御システムでは、配線工事が不要である。しかし、従来
のこのシステムでは、ページャにインターフェースを組
み込んだり、あるいは、被制御機器の中にページャ受信
器を組み込んだりしているため、ページャ受信器に何ら
かの加工が必要であり、既存のページャをそのまま使用
することができない。
【0012】また、従来の電話装置を利用する自動通報
システムは、異常発生時に、それを伝えることはできる
が、異常状態の防止に役立てることはできない。
【0013】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、既存の携帯電話機または簡易型携帯電話
機を、手を加えずに使用して、被制御機器の遠隔制御を
実行し、また、被制御機器やその回りの状況を、異常発
生前に確認することができる遠隔制御システムを提供す
ることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の遠隔制
御システムでは、遠隔制御情報をDTMF信号(トーン
信号)で送信する電話機または携帯電話機と、このDT
MF信号を受信する受信用携帯電話機と、受信用携帯電
話機から出力されたDTMF信号をディジタル制御信号
に変換するDTMF信号変換手段と、このディジタル制
御データを被制御機器の制御信号にデコードするデコー
ド手段とを設けている。
【0015】また、受信用携帯電話機から音声出力され
たDTMF信号を電気信号に変換してDTMF信号変換
手段に出力するマイクロホンを設け、あるいは、受信用
携帯電話機のイヤホンマイク端子からDTMF信号を伝
送するデータ伝送ケーブルと、このデータ伝送ケーブル
を介して伝送されたDTMF信号を受信してDTMF信
号変換手段に出力する外部インターフェースとを設けて
いる。
【0016】そのため、既存の携帯電話機や簡易型携帯
電話機を受信用携帯電話機として使用して、遠隔地の電
話機や携帯電話機から被制御機器に対する遠隔制御情報
を送ることができる。
【0017】また、被制御機器の現在の状態を監視する
被制御機器監視手段や、室内等に設置されたセンサの検
知情報を監視するセンサ監視手段を設け、被制御機器監
視手段が検知した情報や、センサ監視手段が取得した情
報を受信用携帯電話機の接続先の電話機または携帯電話
機に通知するようにしている。
【0018】そのため、遠隔地の電話機や携帯電話機か
ら、被制御機器やその回りの状況を、異常発生前に確認
することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、遠隔地から遠隔制御情報を送信して被制御機器を遠
隔制御する遠隔制御システムにおいて、遠隔制御情報を
DTMF信号で送信する電話機または携帯電話機と、こ
のDTMF信号を受信する受信用携帯電話機と、受信用
携帯電話機から出力されたDTMF信号をディジタル制
御信号に変換するDTMF信号変換手段と、このディジ
タル制御データを被制御機器の制御信号にデコードする
デコード手段とを設けたものであり、既存の携帯電話機
や簡易型携帯電話機を受信用携帯電話機として使用し
て、遠隔地の電話機や携帯電話機から被制御機器に対す
る遠隔制御情報を送ることができる。
【0020】請求項2に記載の発明は、受信用携帯電話
機から音声出力されたDTMF信号を電気信号に変換し
てDTMF信号変換手段に出力するマイクロホンを設け
たものであり、既存の携帯電話機や簡易型携帯電話機に
手を加えずに受信用携帯電話機として使用することが可
能である。
【0021】請求項3に記載の発明は、受信用携帯電話
機のイヤホンマイク端子からDTMF信号を伝送するデ
ータ伝送ケーブルと、このデータ伝送ケーブルを介して
伝送されたDTMF信号を受信してDTMF信号変換手
段に出力する外部インターフェースとを設けたものであ
り、既存の携帯電話機や簡易型携帯電話機に手を加えず
に受信用携帯電話機として使用することが可能である。
【0022】請求項4に記載の発明は、電話機または携
帯電話機が、遠隔制御情報に暗証番号を含めて送信し、
ディジタル制御信号に含まれる暗証番号を照合する暗証
番号照合手段を設けたものであり、間違い電話やいたず
ら電話によって遠隔制御されることを防止できる。
【0023】請求項5に記載の発明は、暗証番号照合手
段に、暗証番号を設定する暗証番号設定手段を設け、こ
の暗証番号設定手段に、任意の暗証番号を設定できるよ
うにしたものであり、暗証番号は固定化されず、異なる
番号への設定変更が可能となる。
【0024】請求項6に記載の発明は、デコード手段
に、ディジタル制御信号のデコード対象とされる制御コ
ードを設定する制御コード設定手段を設け、この制御コ
ード設定手段に、任意の制御コードを設定・変更できる
ようにしたものであり、デコード時に、ディジタル制御
信号を被制御機器の制御信号に変換するために照合する
制御コードを、任意に設定することができる。
【0025】請求項7に記載の発明は、暗証番号照合手
段の照合処理、デコード手段のデコード処理、または、
制御信号に基づく被制御機器の動作の終了を確認するデ
ータ処理確認手段を設け、データ処理確認手段による確
認結果を受信用携帯電話機の接続先の電話機または携帯
電話機に通知するようにしたものであり、遠隔制御情報
の入力の間違いを気付かせて、確実に遠隔制御を行なわ
せることができる。
【0026】請求項8に記載の発明は、被制御機器の現
在の状態を監視する被制御機器監視手段を設け、被制御
機器監視手段が検知した情報を受信用携帯電話機の接続
先の電話機または携帯電話機に通知するようにしたもの
であり、遠隔地にある電話機や携帯電話機から、被制御
機器の現在の状態、例えば、電源が入っているかどう
か、扉に鍵が掛かっているかどうか、等について確認す
ることができる。
【0027】請求項9に記載の発明は、室内等に設置さ
れたセンサの検知情報を監視するセンサ監視手段を設
け、センサ監視手段が取得した情報を受信用携帯電話機
の接続先の電話機または携帯電話機に通知するようにし
たものであり、遠隔地にある電話機や携帯電話機から、
室内等の状態を検知することができる。
【0028】請求項10に記載の発明は、この受信用携
帯電話機の接続先の電話機または携帯電話機に、音声信
号で情報を通知するようにしたものであり、遠隔地の電
話機や携帯電話機で、各種の情報を音声によって聞き取
ることができる。
【0029】請求項11に記載の発明は、電話機または
携帯電話機が、遠隔制御情報に遠隔制御対象識別用の識
別コードを含めて送信し、ディジタル制御信号に含まれ
る識別コードから遠隔制御対象を識別する識別コード照
合手段と、デコード手段がデコードした制御信号を識別
コード照合手段によって識別された遠隔制御対象に伝送
する制御信号分配手段とを設けたものであり、複数の被
制御機器を遠隔制御することができる。
【0030】請求項12に記載の発明は、識別コード照
合手段に、遠隔制御対象に対応した識別コードを設定す
る識別コード設定手段を設け、この識別コード設定手段
に、任意の識別コードを設定できるようにしたものであ
り、複数の被制御機器に対し、各々の識別コードを任意
に設定することができる。
【0031】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0032】(第1の実施形態)第1の実施形態の遠隔
制御システムは、図1に示すように、遠隔制御情報をト
ーン信号(DTMF)で送信する電話機12及び携帯電話
機16と、電話機12からの信号を中継する電話交換局13
と、信号を無線回線で送信する無線基地局14、15と、無
線信号を受信してDTMF音を再生する受信用携帯電話
機3と、このDTMF音から制御信号を生成する遠隔制
御装置2と、この遠隔制御装置2を内蔵する被制御機器
1とから構成される。
【0033】遠隔制御装置2は、受信用携帯電話機3の
スピーカ21から送られるDTMF音を電気信号に変換す
るマイクロホン4と、マイクロホン4からのDTMF信
号をディジタル制御データに変換するDTMF信号変換
部5と、DTMF信号変換部5で変換されたディジタル
制御データを制御信号にデコードするデコード部8と、
設定された暗証番号を記憶する暗証番号設定RAM9
と、ディジタル制御データ中の暗証番号を照合する暗証
番号照合部7と、ディジタル制御データに対応する制御
コードを設定する制御コード設定部10とを具備してお
り、また、被制御機器1は、遠隔制御装置2から出力さ
れた制御信号に基づいて被制御機器1の動作を制御する
制御部11を具備している。
【0034】このシステムでは、待ち受け時の受信用携
帯電話機3に対して、ディジタル携帯電話機が持つ伝言
メモ機能が設定してあり、遠隔地にある電話機12または
携帯電話機16が受信用携帯電話機3を呼出したとき、受
信用携帯電話機3は自動的に通話状態になる。
【0035】電話機12または携帯電話機16からは、受信
用携帯電話機3との通話状態を確保した後、キーパット
(またはプッシュボタン)を使用して、暗証番号を含ん
だ遠隔制御情報をトーン信号(DTMF)で送信する。
【0036】この遠隔制御情報は、電話機12または携帯
電話機16の1つの数字キーによるトーン情報で構成した
り、またはその数字キーの組み合わせによるトーン情報
で構成するなど広く考えられ、どのようなデータ構成を
取ることも可能であるが、ここでは、遠隔制御情報の始
めに暗証番号を付加し、次いで、被制御機器1に対する
1制御ごとに、その制御を表すDTMF信号の組み合わ
せの後に“*”のDTMF信号を付加する場合について
説明する。
【0037】電話機12または携帯電話機16から送信され
たDTMF信号は、受信用携帯電話機3で受信され、ス
ピーカ21からDTMF音が放音され、この音が遠隔制御
装置2のマイクロホン4で受音され、電気信号に変換さ
れる。この電気信号は、DTMF信号変換部5でディジ
タル制御データに変換され、暗証番号照合部7及びデコ
ード部8に伝送される。
【0038】暗証番号照合部7は、このディジタル制御
データの始めに付加されている暗証番号と、暗証番号設
定RAM9に記憶されている暗証番号とを照合する。
【0039】暗証番号設定RAM9では、マニュアル設
定で任意に暗証番号を書き換えることができるので、た
とえ他人に暗証番号が知られても、暗証番号を書き換え
て、いたずら電話による遠隔制御を防止できる。
【0040】暗証番号照合部7は、照合結果が正である
とき、デコード部8へデコード許可信号を送信する。
【0041】デコード部8は、暗証番号照合部7からデ
コード許可信号を受け取ると、ディジタル制御データの
“*”のDTMF信号で区分されるデータごとにデコー
ド処理を行なう。このとき、デコード部8は、制御コー
ド設定部10に設定されているディジタル制御データと被
制御機器1の制御コードとの対応関係を参照し、受信し
たディジタル制御データを被制御機器1の制御信号に変
換する。
【0042】なお、制御コード設定部10では、その設定
コードを任意に設定可能であり、オリジナルの制御コー
ドを設定することができる。
【0043】デコード部8でデコードされた制御信号
は、被制御機器1内にある制御部11に送られ、制御部11
は被制御機器1の制御を実行する。
【0044】このように、このシステムでは、既存の携
帯電話機をそのまま受信用携帯電話機3に使用して、遠
隔地の電話機や携帯電話機から被制御機器の遠隔制御を
行なうことができる。
【0045】なお、デコード部8でデコードする際のデ
ータ構成については、それぞれの機種、例えばビデオ、
エアコン、ドアの鍵等によって違えることが可能であ
る。
【0046】(第2の実施形態)第2の実施形態の遠隔
制御システムでは、図2に示すように、受信用携帯電話
機3で受信したDTMF信号を、イヤホンマイク端子23
及びデータ伝送ケーブル24を介して遠隔制御装置2に取
り入れており、この取り入れのために、遠隔制御装置2
に外部インターフェース22を設けている。
【0047】このシステムでは、遠隔地の電話機12また
は携帯電話機16から送信されたDTMF信号を受信用携
帯電話機3が受信し、このDTMF信号が、受信用携帯
電話機3のイヤホンマイク端子22からDTMF信号伝送
用ケーブル24を介して、被制御機器1の外部インターフ
ェース22に伝送される。このDTMF信号は、外部イン
ターフェース21からDTMF信号変換部3に送られてデ
ィジタル制御データに変換され、第1の実施形態と同様
の制御信号処理が行なわれる。
【0048】このシステムにおいても、既存の携帯電話
機をそのまま受信用携帯電話機3に使用して、遠隔地の
電話機や携帯電話機から被制御機器の遠隔制御を行なう
ことができる。
【0049】(第3の実施形態)第3の実施形態の遠隔
制御システムでは、電話機や携帯電話機からの遠隔制御
操作に対して、遠隔制御情報の誤りや、制御動作の完了
などが遠隔制御装置から発信元に伝えられる。
【0050】このシステムの遠隔制御装置は、図3に示
すように、データの正誤や制御動作の完了などを判定す
るデータ処理確認部25と、この判定結果を音声で通知す
る情報通知部26とを備えている。その他の構成は第2の
実施形態(図2)と変わりがない。
【0051】この遠隔制御装置2では、受信用携帯電話
機3で受信されたDTMF信号が、外部インターフェー
ス21を介してDTMF信号変換部3に入力し、DTMF
信号変換部3が、これをディジタル制御信号に変換し
て、暗証番号照合部7及びデコード部8に伝送する。
【0052】暗証番号照合部7は、このディジタル制御
データの始めに付加されている暗証番号と、暗証番号設
定RAM9に記憶されている暗証番号とを照合し、照合
結果をデータ処理確認部25に伝え、照合結果が正である
ときには、デコード部8へデコード許可信号を出力す
る。
【0053】デコード部8は、デコード許可信号を受け
取ると、ディジタル制御データの“*”のDTMF信号
で区分されるデータごとにデコード処理を行ない、制御
信号への変換が正しく行なわれたかどうかをデータ処理
確認部25に伝え、この処理が正しく行なわれた場合に、
制御信号を制御部11に出力する。
【0054】制御部11は、この制御信号に基づいて被制
御機器1の制御を実行し、制御処理が完了した場合に、
その旨をデータ処理確認部25に伝える。
【0055】データ処理確認部25は、暗証番号照合部
7、デコード部8及び制御部11の情報に基づいて、暗証
番号の照合が不一致の場合、ディジタル制御データが制
御信号に変換できなかった場合、あるいは、制御部11の
制御処理が完了した場合をそれぞれ識別し、識別内容に
応じた信号を情報通知部26に出力する。情報通知部26
は、その信号に応じた音声通知信号を、外部インターフ
ェース22を介して受信用携帯電話機3に伝送する。受信
用携帯電話機3は、この音声通知信号を無線回線で接続
中の電話機12または携帯電話機16に送信する。
【0056】その結果、電話機12または携帯電話機16を
通じて遠隔制御を操作した操作者は、遠隔制御が完了し
たかどうかを知ることができ、遠隔制御操作が不調の場
合には、再度、正しいトーン信号(DTMF)を送信す
ることで、確実に遠隔制御を行なうことができる。
【0057】(第4の実施形態)第4の実施形態の遠隔
制御システムでは、被制御機器の状態を遠隔地の電話機
や携帯電話機を使って確認することができる。
【0058】このシステムの遠隔制御装置は、図4に示
すように、被制御機器1の状態を監視する被制御機器監
視部27と、この被制御機器監視部27の監視結果を通知す
る情報通知部26とを備えている。その他の構成は第2の
実施形態(図2)と変わりがない。
【0059】このシステムでは、遠隔地にある電話機12
または携帯電話機16が、被制御機器1の状態の情報を得
るために、制御データを受信用携帯電話機3に送信す
る。
【0060】この場合、受信用携帯電話3に送られるデ
ータの内容は、被制御機器1の電源の状態確認命令、ド
アの鍵の状態確認命令などいろいろ考えられるが、ここ
では被制御機器の電源状態確認を例にして説明する。
【0061】電話機12または携帯電話機16から送信され
た制御データは、受信用携帯電話3で受信され、ディジ
タル制御データに変換され、デコード部8で制御信号に
デコードされる。その間のデータ処理の動作は第1の実
施形態の場合と同じである。デコード部8は、デコード
した制御信号を被制御機器監視部27へ送る。被制御機器
監視部27は、制御信号に従って被制御機器1の電源状態
の情報を情報通知部26へ伝送する。情報通知部26は、被
制御機器監視部27から受けた電源状態の情報に応じた音
声通知を、外部インターフェース24を介して受信用携帯
電話機3に出力し、受信用携帯電話機3は、この音声通
知を無線回線で接続中の電話機12または携帯電話機16に
送信する。
【0062】このように、このシステムでは、遠隔地の
電話機や携帯電話機から、被制御機器の状態を確認する
ことができる。
【0063】(第5の実施形態)第5の実施形態の遠隔
制御システムでは、センサの検知結果を遠隔地の電話機
や携帯電話機を使って確認することができる。
【0064】このシステムでは、図5に示すように、室
内にセンサ29が設置され、遠隔制御装置2には、このセ
ンサ29の検知情報を監視するセンサ監視部28が設けられ
ている。
【0065】このシステムでは、遠隔地にある電話機12
または携帯電話機16から、室内の状態の情報を得るため
に、制御データが受信用携帯電話機3に送信される。
【0066】この場合、受信用携帯電話3に送られるデ
ータの内容は、ガスの状態確認命令、部屋の蛍光燈の状
態確認命令などいろいろ考えられるが、ここではガスの
状態確認命令を例にして説明する。
【0067】電話機12または携帯電話機16から送信され
た制御データは、受信用携帯電話3で受信され、ディジ
タル制御データに変換され、デコード部8で制御信号に
デコードされる。その間のデータ処理の動作は第1の実
施形態の場合と同じである。デコード部8は、デコード
した制御信号をセンサ監視部28へ送る。センサ監視部28
は、センサ29と接続され、センサ29の検知内容を監視す
る。センサ29としては、ガスセンサ、光センサなどいろ
いろ考えられるが、ここではガスの状態確認を例として
いるのでガスセンサとして説明する。
【0068】センサ監視部28は、制御信号に従い、台所
等のガスの状態を表すガスセンサ29の検知情報を情報通
知部26へ伝送する。情報通知部26は、センサ監視部28か
ら受けた台所等のガス状態の情報に応じた音声通知を、
外部インターフェース24を介して受信用携帯電話機3に
出力し、受信用携帯電話機3は、この音声通知を無線回
線で接続中の電話機12または携帯電話機16に送信する。
【0069】このように、このシステムでは、遠隔地の
電話機や携帯電話機から、センサの検知結果を確認する
ことができる。
【0070】(第6の実施形態)第6の実施形態の遠隔
制御システムでは、複数の被制御機器に対する遠隔制御
が可能である。
【0071】このシステム遠隔制御装置17は、図6に示
すように、受信用携帯電話機3のスピーカ21から送られ
るDTMF音を電気信号に変換するマイクロホン4と、
マイクロホン4からのDTMF信号をディジタル制御デ
ータに変換するDTMF信号変換部5と、DTMF信号
変換部5で変換されたディジタル制御データを制御信号
にデコードするデコード部8と、設定された暗証番号を
記憶する暗証番号設定RAM9と、ディジタル制御デー
タ中の暗証番号を照合する暗証番号照合部7と、ディジ
タル制御データに対応する制御コードを設定する制御コ
ード設定部10と、複数の被制御機器のコードを設定する
機種別コード設定RAM19と、ディジタル制御データ中
の機種別コードを照合する機種別コード照合部18と、デ
コード部8でデコードされた制御信号を各被制御機器の
制御部へ伝送する制御信号分配部20とを具備している。
【0072】また、図7は、制御信号分配部20から制御
信号が分配される4つの被制御機器40、41、42、43を示
している。
【0073】このシステムでは、遠隔地の電話機または
携帯電話機から、暗証番号と被制御機器の機種コードと
その制御内容とを表すDTMF信号が送信される。
【0074】このDTMF信号は、受信用携帯電話機3
で受信され、遠隔制御装置2のマイクロホン4及びDT
MF信号変換部5を経てディジタル制御データに変換さ
れ、暗証番号照合部7及びデコード部8に伝送される。
【0075】デコード部8は、このディジタル制御デー
タをデコードして制御信号に変換し、制御信号分配部20
に出力する。
【0076】暗証番号照合部7は、ディジタル制御デー
タの始めに付加されている暗証番号と、暗証番号設定R
AM9に記憶されている暗証番号とを照合して、照合結
果が正であるときには、その旨を機種別コード照合部18
に伝える。機種別コード照合部18は、機種別コード設定
RAM19に記憶されている機種別コードとディジタル制
御データに含まれる機種別コードとを照合して、該当機
種を表す識別信号を制御信号分配部20に出力する。
【0077】なお、識別コード設定RAM19には、制御
信号分配部20に接続される複数の被制御機器35、36、3
7、38に相当する識別コードを予め設定しておく。被制
御機器と識別コードとの組合わせは任意に設定できるの
で、覚え易い識別コードを設定することができる。
【0078】制御信号分配部20は、機種別コード照合部
16から出力された識別信号に基づいて、デコード部8か
ら出力された制御信号の出力先を選択し、該当する被制
御機器が接続されている制御線に対して制御信号を伝送
する。
【0079】このように、このシステムでは、遠隔地の
電話機や携帯電話機から、複数の被制御機器を区別して
遠隔制御することができる。
【0080】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の遠隔制御システムは、既存の携帯電話機や簡易型携帯
電話機を手を加えずに使用して、遠隔地の電話機または
携帯電話機から被制御機器の遠隔制御を行なうシステム
を構築することができる。また、このシステムでは、電
話回線の配線等の作業が不要である。
【0081】また、データ処理確認手段、被制御機器監
視手段、センサ監視手段を設けたシステムでは、遠隔地
にある電話機または携帯電話機の制御に従って、受信デ
ータの誤りや、被制御機器の状態、あるいは室内等の状
態を、無線回線を通じて通知することができる。
【0082】また、遠隔制御情報に含めた機種識別用の
コードを照合する機能を設けたシステムでは、複数の被
制御機器に対する遠隔制御が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における遠隔制御シス
テムの構成を示すブロック図、
【図2】本発明の第2の実施形態における遠隔制御シス
テムの構成を示すブロック図、
【図3】本発明の第3の実施形態における遠隔制御シス
テムの構成を示すブロック図、
【図4】本発明の第4の実施形態における遠隔制御シス
テムの構成を示すブロック図、
【図5】本発明の第5の実施形態における遠隔制御シス
テムの構成を示すブロック図、
【図6】本発明の第6の実施形態における遠隔制御シス
テムの構成を示すブロック図、
【図7】第6の実施形態の遠隔制御システムにおける遠
隔制御装置と被制御機器との接続関係を示すブロック
図、
【図8】従来の有線回線を用いた遠隔制御システムの構
成を示すブロック図、
【図9】従来のページャを用いた遠隔制御装置の構成を
示すブロック図、
【図10】従来のページャを用いた遠隔制御装置の他の
例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 被制御機器 2 遠隔制御装置 3 受信用携帯電話機 4 マイクロホン 5 DTMF信号変換部 7 暗証番号照合部 8 デコード部 9 暗証番号設定RAM 10 制御コード設定部 11 制御部 12 電話機 13 電話交換機 14、15 無線基地局 16 携帯電話機 17 遠隔制御装置 18 機種別コード照合部 19 機種別コード設定RAM 20 制御信号分配部 21 スピーカ 22 外部インターフェース 23 イヤホンマイク端子 24 データ伝送ケーブル 25 データ処理確認部 26 情報通知部 27 被制御機器監視部 28 センサ監視部 29 センサ 30 電話交換局 31 宅内電話回線端子 32、36、38 被制御機器 33、37 データ処理システム 34 インターフェース 35、39 ページャ受信器 40〜43 被制御機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K048 BA13 BA41 DB01 DB05 DC01 EB02 EB14 HA03 5K067 AA21 BB04 BB28 DD03 DD27 GG01 GG11 HH24 5K101 KK11 LL12 NN01 NN33 NN36 NN37 PP03 UU03 UU16

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔地から遠隔制御情報を送信して被制
    御機器を遠隔制御する遠隔制御システムにおいて、 遠隔制御情報をDTMF信号で送信する電話機または携
    帯電話機と、 前記DTMF信号を受信する受信用携帯電話機と、 前記受信用携帯電話機から出力されたDTMF信号をデ
    ィジタル制御信号に変換するDTMF信号変換手段と、 前記ディジタル制御データを被制御機器の制御信号にデ
    コードするデコード手段とを備えることを特徴とする遠
    隔制御システム。
  2. 【請求項2】 前記受信用携帯電話機から音声出力され
    たDTMF信号を電気信号に変換して前記DTMF信号
    変換手段に出力するマイクロホンを具備することを特徴
    とする請求項1に記載の遠隔制御システム。
  3. 【請求項3】 前記受信用携帯電話機のイヤホンマイク
    端子からDTMF信号を伝送するデータ伝送ケーブル
    と、前記データ伝送ケーブルを介して伝送されたDTM
    F信号を受信して前記DTMF信号変換手段に出力する
    外部インターフェースとを具備することを特徴とする請
    求項1に記載の遠隔制御システム。
  4. 【請求項4】 前記電話機または携帯電話機が、遠隔制
    御情報に暗証番号を含めて送信し、前記ディジタル制御
    信号に含まれる暗証番号を照合する暗証番号照合手段を
    備えることを特徴とする請求項1に記載の遠隔制御シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記暗証番号照合手段が、暗証番号を設
    定する暗証番号設定手段を具備し、前記暗証番号設定手
    段に、任意の暗証番号の設定が可能であることを特徴と
    する請求項4に記載の遠隔制御システム。
  6. 【請求項6】 前記デコード手段が、前記ディジタル制
    御信号のデコード対象とされる制御コードを設定する制
    御コード設定手段を具備し、前記制御コード設定手段
    に、任意の制御コードの設定・変更が可能であることを
    特徴とする請求項1に記載の遠隔制御システム。
  7. 【請求項7】 前記暗証番号照合手段の照合処理、前記
    デコード手段のデコード処理、または、前記制御信号に
    基づく被制御機器の動作の終了を確認するデータ処理確
    認手段を具備し、前記データ処理確認手段による確認結
    果を前記受信用携帯電話機の接続先の電話機または携帯
    電話機に通知することを特徴とする請求項1に記載の遠
    隔制御システム。
  8. 【請求項8】 被制御機器の現在の状態を監視する被制
    御機器監視手段を具備し、前記被制御機器監視手段が検
    知した情報を前記受信用携帯電話機の接続先の電話機ま
    たは携帯電話機に通知することを特徴とする請求項1に
    記載の遠隔制御システム。
  9. 【請求項9】 室内等に設置されたセンサの検知情報を
    監視するセンサ監視手段を具備し、前記センサ監視手段
    が取得した情報を前記受信用携帯電話機の接続先の電話
    機または携帯電話機に通知することを特徴とする請求項
    1に記載の遠隔制御システム。
  10. 【請求項10】 前記受信用携帯電話機の接続先の電話
    機または携帯電話機に、音声信号で情報を通知すること
    を特徴とする請求項7乃至9に記載の遠隔制御システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記電話機または携帯電話機が、遠隔
    制御情報に遠隔制御対象識別用の識別コードを含めて送
    信し、前記ディジタル制御信号に含まれる前記識別コー
    ドから遠隔制御対象を識別する識別コード照合手段と、
    前記デコード手段がデコードした制御信号を前記識別コ
    ード照合手段によって識別された遠隔制御対象に伝送す
    る制御信号分配手段とを備えることを特徴とする請求項
    1に記載の遠隔制御システム。
  12. 【請求項12】 前記識別コード照合手段が、遠隔制御
    対象に対応した識別コードを設定する識別コード設定手
    段を具備し、前記識別コード設定手段に、任意の識別コ
    ードの設定が可能であることを特徴とする請求項11に
    記載の遠隔制御システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002099325A (ja) * 2000-09-22 2002-04-05 Ibiden Co Ltd 工場内設備監視システム
KR20020039860A (ko) * 2000-11-22 2002-05-30 조정남 Imt-2000 무선 통신망을 이용한 원격 감시 및제어시스템
JP2013510457A (ja) * 2009-11-05 2013-03-21 ネステク ソシエテ アノニム 飲料調製マシンの遠隔診断
US8996225B2 (en) 2008-10-02 2015-03-31 Lockheed Martin Corporation System for and method of controlling an unmanned vehicle

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