JP2669756B2 - 表面実装部品及びその半製品 - Google Patents

表面実装部品及びその半製品

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JP2669756B2
JP2669756B2 JP4331579A JP33157992A JP2669756B2 JP 2669756 B2 JP2669756 B2 JP 2669756B2 JP 4331579 A JP4331579 A JP 4331579A JP 33157992 A JP33157992 A JP 33157992A JP 2669756 B2 JP2669756 B2 JP 2669756B2
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    • HELECTRICITY
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    • H01L2924/10Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/11Device type
    • H01L2924/14Integrated circuits

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  • Wire Bonding (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集積回路を内蔵したチ
ップ本体から外方へ向けて複数本のリードが突設された
表面実装部品及びその半製品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のプリント配線板に対する電子部品
の高集積化に伴って、電子部品の自体の構造にICパッ
ケージの配線板への組立方式は、複数本のリードを配線
板の孔へ挿入するリード挿入方式から、配線板表面に形
成したパッド(導体パターン)へ直接にリード先端部を半
田接合する表面実装方式が主流となりつつある。
【0003】表面実装方式の電子部品、即ち表面実装部
品としては、ICチップをモールド樹脂封止してパッケ
ージ化すると共に、複数本のリードは1枚のリードフレ
ームから成形したSOP(Small Outline Package)やQ
FP(Quad Flat Package)等のICパッケージが広く知
られている。
【0004】ところで、ICパッケージにおいては、I
Cチップの多ピン化に伴ってリードピッチが益々狭小化
しつつあり、最近では0.5mmリードピッチのQFP
が登場しており、更に0.3mm以下のリードピッチの
実現へ向けて開発が進められている。
【0005】この様な状況下、TAB(Tape Automated
Bonding)技術を用いて製造されるTCP(Tape Carrier
Package)が注目されている。TCPは図47及び図48
に示す如く、フィルムキャリアテープ(400)上に形成し
た複数本のリード(30)とICチップ(1)を接続し、該接
続部を樹脂(2)にて封止したもので、ICチップ(1)の
裏面に予め形成した金属製の突起、即ちバンプ(11)にイ
ンナーリード部(31)が連結されている。
【0006】TCPにおいては、複数本のリード(30)
が、フィルムキャリアテープ(400)上に貼付した銅箔を
エッチングして形成されるから、QFP等に比べてリー
ドピッチの狭小化が可能である。
【0007】配線板(7)への表面実装時には、配線板
(7)上のプリコート半田層(73)に各アウターリード部(3
2)が重なる様にTCPを設置し、熱圧着ヘッド(81)によ
ってアウターリード部(32)を下圧すると共に加熱し、半
田層(73)を溶融せしめて、アウターリード部(32)を配線
板(7)に対して半田付け接合するのである。
【0008】熱圧着ヘッド(81)によってアウターリード
部(32)を下圧するのは、TCPにおいてはリード(30)が
銅箔からなり、従来のQFPのリードの如くそれ自体で
強度を有せず、然もリード基端部にて片持ち支持されて
いるに過ぎないため、単にTCPを配線板上に載置した
だけでは、各リードの浮き、片寄り、更にはリード全体
の浮きが生じて、半田付け不良の原因となるからであ
る。一方、ICチップ本体に予めバンプ等を形成し、該
バンプを介してICチップを配線板上へ直接に搭載し、
表面実装する所謂COG(チップオングラス)技術が知ら
れている。該技術によれば、電子回路の更なる高密度設
計が可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、TCPの表
面実装においては上述の如く各リードのアウターリード
部に対する熱圧着工程が不可欠であるため、熱圧着ヘッ
ド等の諸設備が新たに必要となり、これらの設備の保
守、管理が不可欠となるばかりでなく、TCP以外の各
種表面実装部品と共に共通の配線板上に同時に実装す
る、所謂“一括リフロー”による搭載が不可能であり、
従来の主流設備である一括リフロー設備が利用出来ない
問題がある。一方、前記COG技術においても、表面実
装のためのクリーンルームや新たな設備が必要となり、
その保守、管理が不可欠となる。又、ICチップ本体に
リードがないため、チップ本体の諸検査が不可能であ
り、不良品の混在を招く。更には、ICチップの配線板
との接合部は、チップ下面に位置するため、最新の微細
外観カメラ検査を用いた接合品質保証のための検査が不
可能であり、そのために必要となる修理や部品交換が煩
雑となる。一括フリロー搭載も出来ない。
【0010】本発明の目的は、リードピッチを狭小化し
た場合でも、各リードの形状精度は高く維持され、上記
課題を解決して、他の表面実装部品と共に一括リフロー
による搭載が可能な表面実装部品を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る表面実装部品
において、絶縁性フィルム上にチップ本体を配置し、該
チップ本体に突設した複数本のリードは、夫々の先端部
が絶縁性のフレーム材或いは枠体によって構成された連
結部材によって互いに連結され、該連結部の近傍には配
線板に対する電気接合部を形成し、該連結部材は、連結
手段によって端を互いに又はブリッジに繋ぎ前記チップ
本体に対して一体に連結されている。そして、配線板へ
の表面実装時には、例えばチップ本体及び連結部材の両
方或いは何れか一方を配線板に接着固定することによ
り、前記リードの電気接合部が導電接合層を介して配線
板に接合されるものである。尚、実施例にて後記する接
合部が長手方向に離間あるいは、リードとは離れた複数
箇所に接合用パッドが形成されていることが好ましい。
【0012】ここでチップ本体とは、半導体素子を示
し、ICチップはその代表的な部品である。又、本発明
に係る表面実装部品は、1或いは複数の集積回路(半導
体素子)を内蔵すると共に外方へ向けて複数本のリード
を突設した凡ゆる種類の電子部品を意味し、例えば共通
の基板上に1或いは複数のICチップやベアチップを搭
載して樹脂封止を施したICパッケージ、モジュールパ
ッケージ、マルチチップモジュール等が含まれる。
【0013】
【作用】チップ本体に突設された複数本のリードは、夫
々の先端部が連結部材を介して間接的にチップ本体へ連
結固定され、しかも連結部材の端は連結手段によって互
いに又はブリッジに繋れているから、リードを銅箔等の
薄板から形成した場合でも、これら複数本のリードが前
記の如く連結されて構成される構造物としての構造強度
は高くなる。従って、僅かな外力の作用によってリード
が容易に変形する虞れはなく、これによって各リードの
形状精度は高く維持され、リード浮きの問題が解消され
る。
【0014】本発明に係る表面実装部品を配線板上に実
装する際、チップ本体を配線板に固定すれば、これと同
時に、各リードの電気接合部が配線板上の導電接合層へ
圧接され、前記構造強度によって該圧接状態が保持され
ることになる。尚、各リードの電気接合部を円弧状に成
形した場合、該円弧状部の弾性力によって、更に強固で
安定した圧接状態が得られる。
【0015】配線板上の導電接合層は具体的には半田で
あって、同一の配線板上に搭載すべきQFP等の他の表
面実装部品と共に所定位置に設置した状態で、該配線板
をリフロー炉内にて熱処理すれば、半田が溶融して、全
ての表面実装部品のリードが配線板に同時に半田付けさ
れる。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る表面実装部品においては、
例えば銅箔等の薄板をエッチングすることによって複数
本のリードを狭小ピッチで形成した場合でも、他の表面
実装部品と共に一括リフローによる搭載が可能である。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面に沿って
詳述する。尚、各実施例の断面構造を示す図2乃至図1
1において、表面実装部品は図示する姿勢で下方の配線
板(図示省略)へ搭載されることになる。又、図2に示
す封止樹脂(2)は、図3乃至図10においては、代表的
な図面にのみ図示し、他の図面には図示省略する。更
に、ブリッジ(43)についても代表的な図面以外は図示省
略する。
【0018】図1及び図2に示す表面実装部品は、従来
のTCPの製造工程に一部の変更を加えた後述の工程に
よって製造されるものであり、ポリイミド基材或いはガ
ラス・エポキシ基材等からなる支持フィルム(4)上に、
ICチップ(1)の周囲4方向へ延在する複数本の銅箔リ
ード(3)が貼着されており、各リード(3)のインナーリ
ード部(31)がICチップ(1)のバンプ(11)と接続され、
該接続部は樹脂(2)によって封止されている。
【0019】支持フィルム(4)の外周部には、支持フィ
ルム(4)の4周辺に沿って伸びる4つのアウターウイン
ドウ(44)を開設し、各アウターウインドウ(44)が、同一
方向に伸びる複数本のリード(3)のアウターリード部(3
2)を配線板(7)側へ露出させている。
【0020】各リード(3)のアウターリード部(32)は、
アウターウインドウ(44)内にて、配線板(7)側に膨らん
だ円弧状に成形されて、該円弧部先端がアウターウイン
ドウ(44)から僅かに配線板(7)側へ臨出している。
【0021】上記表面実装部品においては、全てのリー
ド(3)の先端部(33)が、支持フィルム(4)の外周部を形
成するフレーム(42)に固着され、該フレーム(42)は、4
本のブリッジ(43)を介して中央部のベース(41)と一体に
連結され、該ベース(41)は封止樹脂(2)によってICチ
ップ(1)と一体化されている。
【0022】この結果、各リード(3)は支持フィルム
(4)により補強されて、ICチップ(1)に対する各アウ
ターリード部(32)の相対位置の精度が保証されるのであ
る。又、配線板への表面実装後は、各アウターリード部
(32)に対する半田付け部をアウターウインドウ(44)から
覗いてカメラ検査を行なうことが出来、これによって半
田付けの品質保証が担保される。
【0023】図12乃至図14は上記表面実装部品の製
造工程を示している。先ず図12に示す如く、ポリイミ
ドフィルムからなるキャリアテープ(40)にインナーウイ
ンドウ(46)を開設すると共に、該インナーウインドウ(4
6)の周囲に4つのアウターウインドウ(44)を開設し、更
にインナーウインドウ(46)から周囲4方向へ伸びる複数
本のリード(3)を形成する。
【0024】ここで、リード(3)は従来のTCPと同様
の工程によって形成される。即ち、インナーウインドウ
(46)及びアウターウインドウ(44)が開設されたキャリア
テープ(40)の表面に銅箔を貼付した後、該銅箔にエッチ
ングを施して図示の如きリードパターンに成形するので
ある。尚、リード(3)は、銅箔のエッチングに限らず、
錫メッキ等によっても形成出来る。
【0025】次に図13に示す様に、ICチップ(1)を
キャリアテープ(40)上に設置してインナーリードボンデ
ィングを施し、ボンディング部を樹脂(2)にて封止した
後、キャリアテープ(40)を図中の破線に沿って切断し、
図14に示す支持フィルム(4)を切り出す。
【0026】その後、図14の如きプレス機(8)を用い
て、各リード(3)のアウターリード部(32)を円弧状にフ
ォーミングする。この際、支持フィルム(4)は厚さが1
mm以下と薄いから、アウターリード部(32)は切断され
ることなく、塑性変形により伸び、リード先端部(33)が
支持フィルム(4)から剥がれる虞れはない。
【0027】この様にして得られた表面実装部品を図1
6及び図17に示す如く配線板(7)上に設置する際、支
持フィルム(4)については、図15に鎖線で示す4隅を
配線板(7)に対する接着領域Bとする。この際、配線板
(7)には図16に示す如く、前記4つの接着領域及びI
Cチップ(1)の中心領域に対応する5つ領域に夫々接着
層(72)(73)が形成されると共に、各リード(3)のアウタ
ーリード部(32)に対応する位置には、プリコート半田層
(74)が形成されている。接着層(72)(73)の資材として
は、光硬化性絶縁樹脂が好適である。又、後述する他の
実施例と同様に、支持フィルム(4)の配線板との対向面
に、銅箔からなる接合用パッドを形成しておけば、接合
層(72)の資材として半田を採用することも可能である。
【0028】表面実装部品を配線板(7)の表面に押し付
けて、図17の如く接着層(72)(73)によって表面実装部
品を配線板(7)上に固定する。この際、各リード(3)
は、リード先端部(33)が支持フィルム(4)のフレーム(4
2)を介してICチップ(1)に対して一体に連結されて、
リード(3)の構造強度は増大しているから、アウターリ
ード部(32)のICチップ(1)に対する相対位置がずれる
ことはなく、アウターリード部(32)は正確に半田層(74)
上に重なるのである。
【0029】尚、接着層(72)(73)の資材として光硬化性
絶縁樹脂を用いた場合、該接合層は固化する過程で僅か
に収縮し、表面実装部品を配線板(7)側へ引き寄せる効
果を発揮する。
【0030】この様にして表面実装部品が配線板(7)上
に接着固定される際、リード(3)のアウターリード部(3
2)は、図示の如く半田層(74)の表面に沿って僅かに弾性
変形し、仮に半田層の厚さにばらつきがあったとして
も、その弾性反発力によって半田層(74)に圧接されるこ
とになる。該圧接状態は、支持フィルム(4)のフレーム
(42)が発揮する補強効果によって維持される。
【0031】その後、配線板(7)上に装着されたQFP
等の他の表面実装部品と共に、リフロー炉による一括リ
フローを施す。この際、従来のTCPにおいて不可欠で
あったアウターリード部に対する熱圧着工程は不要であ
る。この結果、図15に示す様に、表面実装部品の各リ
ード(3)は配線板(7)上の対応する配線パターン(71)と
電気接続されることになる。
【0032】図3(a)及び(b)は上記表面実装部品の変
形例を示し、これらの表面実装部品によっても同様の効
果が得られる。尚、図3(a)の場合、アウターリード部
(32)は必ずしも円弧状に整形する必要はなく、直線状で
あっても可い。
【0033】以下の表面実装部品は、支持フィルム(4)
のフレーム(42)を、互いに分離された直線状の4片のフ
レーム材によって構成し、各フレーム材の端を連結手段
によって互いに連結し、支持フィルムから突出した4本
のブリッジ(43)へ繋がれている。従って以下実施例で
は、フレーム(42)をフレーム材の意味で用いている。図
18〜21の実施例は、ブリッジ上に立設した支柱(9)
を連結手段としたもの。図22、23の実施例は、接着
テープ・接着層を連結手段としたもの。図24〜26、
図27の実施例は、夫々連結片(91)を連結手段としたも
の。図28〜30の実施例は、枠体(95)を連結手段と
し、これをブリッジへ接着固定し、間接的に又は直接に
絶縁性フィルムへ接着固定し、絶縁性フィルムに対して
フレーム材を一体に連結するものである。さて、図21
に示す表面実装部品は、支持フィルム(4)のフレーム(4
2)をベース(41)に対して垂直に形成して、支持フィルム
(4)全体の構造強度を更に高めたもので、図18乃至図
20に示す工程を経て製造される。
【0034】先ず図18に示す如く、キャリアテープ(4
0)にインナーウインドウ(46)及びアウターウインドウ(4
4)を開設すると共に、複数本のリード(3)を形成する。
ここで、各リード(3)は、インナーウインドウ(46)へ突
出したインナーリード部(31)とアウターウインドウ(44)
から露出したアウターリード部(32)を具えると共に、イ
ンナーリード部(31)とは反対側の端部に、従来のTCP
と同様のテスターポイント(47)が形成されている。
【0035】そして必要に応じ、上記キャリアテープ(4
0)上には、図18に鎖線で示す4つの帯状領域を覆って
半田レジストを塗布する。
【0036】次に図19に示す如く、キャリアテープ(4
0)上にICチップ(1)を設置してインナーボンディング
を施し、該ボンディング部を樹脂(2)によって封止す
る。又、隣接するアウターウインドウ(44)(44)間に形成
された4つのブリッジ(43)上に、夫々直方体を呈する支
柱(9)を立設する。該支柱(9)は、例えば樹脂の成形品
をブリッジ(43)の表面に接着固定することによって形成
出来る。
【0037】続いて上記キャリアテープ(40)に切断加工
を施して、図20に示す様にベース(41)の周囲に、同一
方向に伸びる複数本のリード(3)の束の先端部(33)を互
いに連結する帯状の4片のフレーム(42)を形成する。こ
れらのフレーム(42)は互いに切り離されると共に、ブリ
ッジ(43)からも分断されている。ブリッジ(43)上には支
柱(9)が残存している。この段階で、リード(3)のアウ
ターリード部(32)には必要に応じて適当なフォーミング
を施す。
【0038】最後に図21に示す様に、各フレーム(42)
を垂直に折り曲げて、両端部を支柱(9)の側面に接着固
定する。これによって、支持フィルム(4)は立体構造物
となって、全体としての構造強度が増大することにな
る。
【0039】この様にして作製された表面実装部品にお
いては、立体構造の支持フィルム(4)によって各リード
(3)が確実に保持されているから、アウターリード部(3
2)のICチップ(1)に対する相対位置がずれる虞れはな
く、配線板への表面実装時にリード浮きの問題は生じな
い。
【0040】図3(d)は上記構造を有する表面実装部品
の一例を示している。アウターリード部(32)は円弧状に
形成することも可能である。
【0041】図22は、前記支柱(9)を省略し、隣接す
るフレーム(42)(42)どうし、及びこれらのフレームとブ
リッジ(43)とを接着テープ(53)によって連結したもので
ある。又図23は、前記接着テープ(53)によらず、隣接
するフレーム(42)(42)の一方を他方へ重ねて、該重なり
部分及びブリッジ(43)との間を接着層(54)にて互いに固
定したものである。
【0042】更に図24は、例えば樹脂を一体成形して
なる連結片(91)を用いて、隣接するフレーム(42)(42)ど
うし及びブリッジ(43)との間を連結したものである。連
結片(91)は、図25及び図26に示す如く台部(93)及び
斜面部(92)(92)から構成され、リード先端部(33)のフレ
ーム(42)が接着層(55)を介して斜面部(92)の斜面に固定
される。
【0043】図27は、連結片(91)を台部(93)及び垂直
壁部(94)から形成したものであり、該連結片(91)によっ
てリード先端部(33)は垂直に折り曲げられることにな
る。
【0044】図3(c)(d)に示す表面実装部品は、図1
8乃至図27によって説明した実施例と同様の構造を有
するものであって、アウターリード部(32)の形状は種々
に変更可能である。
【0045】図30に示す表面実装部品は更に他の実施
例を示しており、図29に示す枠体(95)に対し、図28
に示す如く4片のフレーム(42)を具えた表面実装部品の
半製品を嵌め込んだものである。枠体(95)には図29の
如く垂直受け面(96)が形成されている。そして、図30
に示す如く枠体(95)の垂直受け面(96)に対して4片のフ
レーム(42)が接着固定されるのである。
【0046】該表面実装部品によれば、支持フィルム
(4)の4隅に施した切込みに、枠体(95)の4隅の内向き
突出したコーナを嵌め、接着剤によって切込みとコーナ
とを固定することによって、支持フィルム(4)は枠体(9
5)へ直接に連結されて保護される。また枠体(95)がそれ
自体として具えている高い強度によって各リード(3)及
びフレーム(42)が補強され、アウターリード部(32)の形
状精度が保証される。尚、この場合は枠体(95)の裏面を
配線板に接着固定することも可能である。又、枠体にフ
レームを嵌め込む等、枠体によって、フレーム自体が安
定しておれば、必ずしも枠体とフレームを接着せず連結
することも可能である。又、前述の如く、アウターリー
ド部の形状は必要に応じて種々変形可能であるため、前
記支柱(9)や連結片(91)等及び枠体(95)の形状も種々変
形可能であることは勿論である。
【0047】図4(a)に示す表面実装部品は、図28の
様に周囲に4片のフレーム(42)が連結された半製品を用
いた他の構成例であって、図4(a)の如くリード(3)の
アウターリード部(32)にて各フレーム(42)を180度折
返し、該フレーム(42)をベース(41)の裏面へ接着層(5)
によって固定したものである。この場合、アウターリー
ド部(32)は折返しに充分な長さに形成する必要がある。
【0048】該表面実装部品においては、ベース(41)が
封止樹脂(2)を介してICチップ(1)へ連結されている
から、各フレーム(42)は、ベース(41)へ接着固定される
ことによってICチップ(1)と一体化され、リード(3)
のアウターリード部(32)の形状精度が保証される。又、
該表面実装部品によれば、円弧状に屈曲したアウターリ
ード部(32)の弾力性によって、図17の場合と同様のプ
リコート半田への圧接効果が得られる。
【0049】図4(b)(c)(d)は夫々上記表面実装部品
の変形例であって、アウターリード部(32)の形状は種々
に変更可能である。又図4(e)に示す表面実装部品は、
各リード(3)のアウターリード部(32)自体をベース(41)
の裏面へ接着層(5)によって固定し、その後、先端のフ
レーム(42)を切断除去したものである。
【0050】図5(a)に示す表面実装部品は、リード
(3)のアウターリード部(32)にて各フレーム(42)を36
0度折返し、リード先端部(33)をベース(41)の裏面に固
定したものである。
【0051】図5(b)の表面実装部品は、リード(3)の
アウターリード部(32)にて各フレーム(42)を上側へ向け
て180度折返し、該フレーム(42)をベース(41)の表面
へ接着固定したものである。
【0052】図5(c)の表面実装部品は、ベース(41)と
フレーム(42)を同一平面上に配置して、両者を接着層
(5)にて互いに接合したものであり、図5(d)は、両者
を接着テープ(51)によって互いに接合したものである。
何れの例も、アウターリード部(32)は円弧状に形成され
ている。
【0053】上記の複数の実施例においては、支持フィ
ルム(4)のベース(41)が封止樹脂(2)によってICチッ
プ(1)と一体化されていたが、ベース(41)とICチップ
(1)の連結を封止樹脂(2)によらず、図31に示す如く
ベース(41)の四隅からインナーウインドウ(46)へ向けて
突設した4本のアーム(48)によって連結する構成も可能
である。
【0054】この場合、図32に示す如く封止樹脂(2)
は、キャリアテープ(40)のベース(41)を覆うことなく、
バンプ(11)周辺及び前記アーム(48)の先端を覆って充填
される。この結果、ベース(41)とICチップ(1)とはア
ーム(48)を介して一体化されることになる。
【0055】上記樹脂封止工程の後、キャリアテープ(4
0)を図31及び図32に示す破線に沿って切断した後、
インナーリード部(31)に対して必要なフォーミングを施
すのである。
【0056】これによって、図6(a)の如く、当初はリ
ード(3)のインナーリード部(31)を形成していた部分
に、新たにアウターリード部(32)が形成されると共に、
当初は支持フィルム(4)のベース(41)であった部分に、
新たに枠状に繋ったフレーム(45)が形成されることとな
り、該リード(3)の先端部(35)が前記新たなフレーム(4
5)によって互いに連結されるのである。
【0057】図6(b)は上記表面実装部品の変形例であ
って、アウターリード部(32)の形状は任意である。
【0058】更に図33に示す如くICチップ(1)を図
32とは上下を逆に配置した構成も可能であって、この
場合は、各リード(3)を図6(c)の如く円弧状にフォー
ミングして、アウターリード部(32)を形成する。又、図
6(d)に示す表面実装部品は図6(c)の変形例である。
【0059】図7(a)(b)に示す表面実装部品は、支持
フィルム(4)のベース(41)の切断に際して、フレーム(4
5)を互いに分離した直線状の4片のフレーム(45)にて構
成し、4片に分断されたフレーム(45)を垂直に立設した
もので、これら4片のフレーム(45)は連結手段によって
互いに連結されている。
【0060】上述の複数の実施例においては、各リード
(3)の先端部(33)を固定している連結部材が何らかの連
結手段を介してICチップ(1)へ連結されているが、図
8(a)(b)に示す如く全てのリード(3)の先端部(35)を
ICチップ(1)の外面へ接着層(5)により固定して、各
リード(3)の構造強度を上げる構成も可能である。
【0061】図9(a)(b)に示す表面実装部品において
は、リード先端部(35)のフレーム(45)がICチップ(1)
の外面へ接着固定されると共に、リード(3)もICチッ
プ(1)の側面へ接着層(52)によって固定されている。
【0062】図9(c)に示す実施例は、リード(3)のリ
ード先端部(35)を直接にICチップ(1)の表面へ接着固
定したものである。更に図9(d)に示す実施例は、フレ
ーム(45)をICチップ(1)の側面に接着固定すると共
に、リード(3)のアウターリード部(32)を円弧状にフォ
ーミングしたものである。
【0063】上述の実施例は何れも、その製造過程に
て、フレーム(45)によって各リード(3)のピッチを一定
に保持した状態で、リード先端部(35)をICチップ(1)
と一体化しているが、全てのリードの先端部(35)をピッ
チ一定のまま保持して、これらをICチップ(1)の外面
へ接合する製造設備によれば、フレーム(45)によるリー
ド先端部(35)の保持は省略出来る。この様にして作製さ
れた表面実装部品の例を図10(a)(b)(c)に示す。
【0064】又、図10(d)に示す如くベース(41)に切
込みを入れて、該切込み部にてベース(41)を垂直に折り
曲げる構成や、図10(e)の如くベース(41)の側面へリ
ード(3)のリード先端部(35)を固定する構成も可能であ
る。
【0065】図34及び図35は更に他の表面実装部品
の製造工程を示しており、図34及び図35(a)に示す
如く、キャリアテープ(40)には、インナーウインドウ(4
6)とアウターウインドウ(44)の間に更にミドルウインド
ウ(49)を開設しており、該キャリアテープ(40)を図中の
破線に沿って切断して、図35(b)に示す如く同一方向
に伸びる複数本のリード(3)の束を夫々、2つのフレー
ム(42)(420)によって互いに連結している。
【0066】そして、各リード(3)を図35(c)の右側
或いは左側に示す如く任意形状に折り曲げて、先端側の
フレーム(42)はICチップ(1)の裏面に接着固定し、内
側のフレーム(420)はICチップ(1)の側面に当接せし
め、或いは必要に応じて接着固定するのである。
【0067】該表面実装部品によれば、図35(c)の様
に長いリード(3)が180度以上の角度に亘って円弧状
に折り返されている構造においても、内側のフレーム(4
20)がチップ側面に当って、リード(3)の姿勢が安定す
る効果が得られる。
【0068】図36(a)(b)(c)に示す実施例は、図3
1乃至図33に示す実施例に図35に示す2つのフレー
ム(42)(420)による連結構造を採用したものであって、
製造工程を図35(a)(b)(c)に対応させて描いたもの
である。
【0069】更に図37及び図38に示す実施例は、各
リード(3)のアウターリード部(32)に対するフォーミン
グ工程に改良を施したものである。即ち図37に示す如
く、支持フィルム(4)には、ICチップ(1)から同一方
向に伸びる複数本のリード(3)の束を互いに連結する4
片のフレーム(42)を設けると共に、ベース(41)から各フ
レーム(42)の両端部へ向けて夫々支持アーム(410)(410)
を突設する。
【0070】上記支持フィルム(4)にICチップ(1)を
搭載し、樹脂封止を施した後、図38に示す如く、各リ
ード(3)に円弧状のフォーミングを施す。この際、各リ
ード(3)は変形が自由であるから、伸びることなく円弧
状に屈曲することになる。これに伴って、フレーム(42)
はベース(41)側へ接近するので、該ベース(41)の両端部
を夫々支持アーム(410)によって上から押え込み、該支
持アーム(410)の先端部とリード先端部(33)とを接着層
(56)によって互いに固定するのである。
【0071】これによって各フレーム(42)がベース(41)
に連結されると共に、該フレームによって各リード先端
部(33)が保持されることになる。該表面実装部品によれ
ば、各リード(3)に伸びを生ぜしめることなく、円弧状
のフォーミングを施すことが出来るから、伸展性に乏し
い資材によってリードを形成する場合や、リードの屈曲
の度合いが大きい場合に有効である。尚、フレーム(42)
の高さ調整は、接着層(56)を構成する接着テープの厚さ
を変えることによって行なえる。
【0072】図37及び図38に示すリードフォーミン
グ工程は、図31乃至図33に示す構造の表面実装部品
にも採用可能である。
【0073】図39に示す表面実装部品の半製品は、厚
さ100〜300μm程度のガラス基板からなる支持フ
ィルム(4)の裏面にリード(3)を形成したものであり、
支持フィルム(4)の外周部には4つのアウターウインド
ウ(44)が開設され、各リードはアウターウンドウ(44)に
跨がって伸びている。そして、各リードには、アウター
ウインドウ(44)から一部が露出した領域に、半田接合部
となるアウターリード部(32a)(32b)が形成され、該ア
ウターリード部(32a)(32b)を除いて半田レジスト(21)
が施されている。ここで、隣接する一対のアウターリー
ド部(32a)(32b)は互いにリード長手方向に離間してい
る。
【0074】又、支持フィルム(4)の裏面の四隅には、
リード(3)の幅よりも充分に長い辺を有する矩形の接合
用パッド(38)が設けられている。該接合用パッド(38)
は、銅箔にエッチングを施してリードパターン化する際
に同時に形成することが出来る。
【0075】上記半製品に対して図40の如くICチッ
プ(1)を搭載して、樹脂封止(2)を施すことによって、
表面実装部品が完成する。尚、支持フィルムの資材とな
るガラス基板上に、図39に鎖線で示す如く各リードに
連通するテストパッド(39)を形成しておけば、ICチッ
プ(1)を搭載した状態で、該テストパッド(39)を用いて
ICチップ(1)の動作確認テストを実施することが出来
る。
【0076】上記表面実装部品を配線板(7)上に表面実
装する際、配線板(7)には、アウターリード部(32a)(3
2b)を半田付けするためのパッド及び半田層(図示省略)
の他に、接合用パッド(38)との対向位置に、接合用パッ
ド(38)と同一形状のパッド(77)を形成すると共に、該パ
ッド上に半田ペースト層(76)を形成しておき、アウター
リード部(32a)(32b)と接合用パッド(38)に対して同時
に一括リフロー処理を施す。
【0077】これによって、支持フィルム(4)が配線板
(7)に固定されると同時に、各リード(3)が配線板(7)
に半田付けされて、電気接続されることになる。この
際、接合用パッド(38)に対向して設けられた半田ペース
ト層(76)は、リード(3)の幅よりも充分に大きな形状を
有しているから、リフロー処理によって容積が半減する
過程で、表面実装部品全体を配線板側へ引き寄せると共
に、表面実装部品が所定の実装位置からずれていた場合
には、ずれを修正する方向、即ち前記接合用パッド(38)
を配線板上のパッド(77)に合致せしめる方向に、表面実
装部品を引き寄せる効果を発揮する。従って、各リード
は、夫々の対応する半田層に正確に位置決めされて、リ
ードずれを生じることなく、確実に半田付けされること
になる。半田付け部は、アウターウインドウ(44)を通し
て外観カメラ検査が可能である。
【0078】特に上記表面実装部品においては、支持フ
ィルム(4)の資材としてガラス基板を用いているから、
外力や熱に対する強度が充分であり、接合用パッド(38)
と対向して設けられた半田ペースト層(76)が収縮して固
化する過程においても、支持フィルム(4)は平面を保
ち、配線板に対するリード浮きを阻止する。しかも、そ
の製造工程においては、リードパターンが形成されたガ
ラス基板を切断するだけで、リードフォーミング等の加
工を行なうことなく、表面実装部品が完成されるから、
極めて量産性に優れている。
【0079】図41及び図42は、上記表面実装部品の
他の実施例を示している。支持フィルム(4)には、4辺
に沿って夫々2つのアウターウインドウ(44a)(44b)が
開設されており、ICチップから導かれた複数本のリー
ド(3)は、内側のアウターウインドウ(44a)に対しては
内側から直接に、外側のアウターウインドウ(44b)に対
しては外側から回り込む経路にパターン化されて、各ウ
インドウを跨いでいる。これによって、両アウターウイ
ンドウ(44a)(44b)には交互にアウターリード部(32a)
(32b)が形成され、隣接するアウターリード部(32a)(3
2b)どうしは互いにリード長手方向へ離間することにな
る。
【0080】又、支持フィルム(4)の四隅には、上記同
様の接合用パッド(38)が設けられている。尚、ICチッ
プからアウターリード部(32a)(32b)へ至る各リードの
幅は、リードの総本数に応じた細幅に形成され、図41
ではその幅を線で描いている。
【0081】上述の如く支持フィルム(4)に接合用パッ
ド(38)を設けて、半田付けによって支持フィルムを配線
板に固定する構造は、図3乃至図5、或いは図10(d)
(e)の何れに示す表面実装部品にも採用可能である。例
えば図43及び図44に示す表面実装部品は、図5(b)
と同一構造を有するものであって、支持フィルム(4)の
四隅の突出部に接合用パッド(38)が設けられている。
【0082】ここで各接合用パッド(38)は、図45の如
く複数のパッド片(38a)(38b)から構成することも可能
である。
【0083】上述の複数の実施例は何れも、従来のTC
Pの製造工程に改良を加えて本発明の表面実装部品を製
造するものであるが、これに限らず、本発明の表面実装
部品の構造を得るための種々の製造工程を採用出来るの
は勿論である。
【0084】図46(a)(b)(c)は、従来のQFP等の
ICパッケージ(12)に本発明を実施したものである。即
ち、周知のリードフレームを用いて、図46(a)に示す
如く、従来は切断除去していた4本のダイパッドサポー
ト(37)と、複数本のリード(34)を四方に突設したICパ
ッケージ(12)を作製した後、図46(b)(c)に示す如く
同一方向に伸びる複数本のリード(34)の束を夫々絶縁性
の帯板(61)によって連結する。そして、各リード(34)に
対して従来と同様のリードフォーミングを施した後、4
つの帯板(61)を互いに連結すると共に、これらの帯板(6
1)とサポート(37)とを互いに連結するのである。
【0085】図11(a)は、上記複数本のリード(34)を
円弧状にフォーミングして、リード先端部の帯板(61)を
枠体(6)に固定したものである。又、図11(b)は、上
記複数本のリード(34)を180度折り曲げ、リード先端
部をICパッケージ(12)の裏面へ接着層(5)によって固
定したものである。
【0086】更に又、リードフレームを用いたICパッ
ケージ(12)において、図6乃至図9の如き構造を採用す
ることも可能である。
【0087】本発明に係る表面実装部品によれば、上述
の何れの実施例を採用した場合にも、リードピッチの狭
小化を図ると同時に、他の表面実装部品と共に一括リフ
ローによる搭載が可能となる。
【0088】又、上記実施例の如く、テストパターンを
有するキャリアテープを利用して、ICチップ本体に複
数の電気接合リードを設けた構造の表面実装部品におい
ては、クリーン室設備を有する半導体メーカがテスター
ポイントにてチップ本体の諸検査を行ない、良品のみを
本発明に係る表面実装部品に仕上げ、実装メーカに対し
て他のICパッケージと同様の品質保証付きで出荷出来
る。従って、実装メーカでは、安心して表面実装を行な
うことが出来るのである。更には、外観カメラ検査によ
る配線板との接合検査も可能となり、クリーン室等の設
備や、設備維持のための管理も不要である。従って、従
来のCOG技術における問題点も解決され、一括リフロ
ー設備による表面実装が可能となる。
【0089】又、超LSIのCOG技術にて生じていた
発熱問題に対しても、特にリードを円弧状に成形した上
記表面実装部品においては、充分な放熱効果が期待出来
る。
【0090】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。例えば本発明は、チップ本体に複数のIC
チップを内蔵した所謂モジュールパッケージにも適用可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表面実装部品の平面図である。
【図2】該表面実装部品の要部を示す図1A−Aに沿う
一部破断正面図である。
【図3】他の複数の実施例における同上の一部破断正面
図である。
【図4】更に他の複数の実施例における同上の一部破断
正面図である。
【図5】更に他の複数の実施例における同上の一部破断
正面図である。
【図6】更に他の複数の実施例における同上の一部破断
正面図である。
【図7】更に他の複数の実施例における同上の一部破断
正面図である。
【図8】更に他の複数の実施例における同上の一部破断
正面図である。
【図9】更に他の複数の実施例における同上の一部破断
正面図である。
【図10】更に他の複数の実施例における同上の一部破
断正面図である。
【図11】更に他の複数の実施例における同上の一部破
断正面図である。
【図12】本発明に係る表面実装部品の製造方法の第1
工程を示す斜視図である。
【図13】同上の第2工程を示す斜視図である。
【図14】同上の第3工程を示す斜視図である。
【図15】同上の製造方法によって作製された表面実装
部品の斜視図である。
【図16】該表面実装部品を配線板上に表面実装する工
程を示す断面図である。
【図17】配線板上に表面実装された表面実装部品を示
す断面図である。
【図18】本発明に係る表面実装部品の他の実施例にお
ける製造方法の第1工程を示す平面図である。
【図19】同上の第2工程を示す平面図である。
【図20】同上の第3工程を示す平面図である。
【図21】上記工程を経て完成した表面実装部品の平面
図である。
【図22】他の実施例の要部を示す平面図である。
【図23】更に他の実施例の要部を示す平面図である。
【図24】更に他の実施例の要部を示す平面図である。
【図25】図24の実施例に用いる連結片の平面図であ
る。
【図26】連結片の他の構成例を示す断面図である。
【図27】連結片の更に他の構成例を示す断面図であ
る。
【図28】本発明に係る表面実装部品の更に他の実施例
の半製品を示す平面図である。
【図29】該実施例に用いる枠体の平面図である。
【図30】(a)図は、該実施例における完成品を示す断
面図、(b)図は同上の平面図である。
【図31】本発明に係る表面実装部品の他の実施例の半
製品を示す平面図である。
【図32】該半製品の断面図である。
【図33】更に他の実施例の半製品の断面図である。
【図34】本発明に係る表面実装部品の更に他の実施例
の半製品を示す平面図である。
【図35】該半製品を用いた製造方法を示す工程図であ
る。
【図36】他の実施例における製造方法を示す工程図で
ある。
【図37】本発明に係る表面実装部品の更に他の実施例
の半製品を示す平面図である。
【図38】該実施例における完成品の要部を示す一部破
断正面図である。
【図39】ガラス基板からなる支持フィルムを用いた実
施例の半製品を示す裏面図である。
【図40】該実施例における完成品の断面図である。
【図41】ガラス基板からなる支持フィルムを用いた他
の実施例を示す裏面図である。
【図42】同上実施例の断面図である。
【図43】支持フィルムに接合用パッドを具えた表面実
装部品の裏面を表わす斜視図である。
【図44】同上表面実装部品の断面図である。
【図45】接合用パッドの他の構成例を示す拡大斜視図
である。
【図46】本発明に係る表面実装部品の更に他の実施例
における工程図である。
【図47】従来の表面実装部品の斜視図である。
【図48】従来の表面実装部品を配線板上に表面実装す
る工程を示す断面図である。
【符号の説明】
(1) ICチップ (2) 封止樹脂 (3) リード (32) アウターリード部 (33) リード先端部 (4) 支持フィルム (41) ベース (42) フレーム (43) ブリッジ

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積回路を内蔵したチップ本体(1)か
    ら外方へ向けて複数本のリード(3)が突設された表面
    実装部品であって、チップ本体(1)は1枚の絶縁性フ
    ィルム(4)の中央部に配置されると共に、チップ本体
    と絶縁性フィルムとは封止樹脂(2)によって一体に連
    結され、絶縁性フィルム(4)の外周部にはチップ本体
    (1)に接近して複数のアウターウインドウ(44)が
    開設され、前記複数本のリード(3)は、絶縁性フィル
    ム(4)の一方の表面に固着されて、前記ウインドウ
    (44)を跨いでフィルム面を外方へ向って伸び、前記
    アウターウインドウ(44)を跨ぐ領域にて各リード
    (3)には配線板(7)に対する電気接合部(32)を
    形成し、絶縁性フィルム(4)が配線板(7)に対向す
    る面には、チップ本体(1)の周囲にてリード(3)と
    は離れた複数箇所に、リードの幅よりも充分に大きい面
    積の接合用パッド(B)(38)がリード(3)とは分
    離して形成され、配線板(7)への表面実装時には、前
    記複数本のリード(3)の先端部(33)が固定された
    アウターウィンドウ(44)外側の絶縁性フィルム
    (4)の外周縁を切り離すことなく、前記接合用パッド
    (B)(38)が半田ペースト層(76)によってパッ
    ド(77)へ、また各リード(3)の電気接合部(3
    2)が、半田(74)を介して配線板(7)上の配線パ
    ターンに夫々接合されることを特徴とする表面実装部
    品。
  2. 【請求項2】 各リード(3)は、電気接合部(32)
    となる領域を除いて、絶縁膜(21)によって覆われ、
    アウターウィンドウ(44)内にて形成された各リード
    の電気接合部(32a)(32b)は、リード配列方向
    に隣接する2つの電気接合部どうしがリード長手方向に
    交互にずれて離間している請求項1に記載の表面実装部
    品。
  3. 【請求項3】 集積回路を内蔵したチップ本体(1)か
    ら外方へ向けて複数本のリード(3)が突設された表面
    実装部品であって、チップ本体(1)は1枚の絶縁性フ
    ィルム(4)の中央部に配置されると共に、チップ本体
    (1)と絶縁性フィルム(4)とは封止樹脂(2)によ
    って一体に連結され、前記複数本のリード(3)は絶縁
    性フィルム(4)の一方の表面に固着されて、絶縁性フ
    ィルム(4)面を外方へ向って伸びると共に、各リード
    (3)の先端部(33)は絶縁性フィルム(4)から外
    方へ突出し、該突出先端部(33)は、絶縁性フィルム
    (4)と分離独立して且つチップ本体の周囲に配置され
    た複数の絶縁性フレーム(42)へ連結固定され、該絶
    縁性フレーム(42)は各リード(3)の先端部(3
    3)と一体に絶縁性フィルム(4)の面に対し傾けて、
    連結手段を介して絶縁性フィルム(4)に接続され、立
    体構造を形成し、各リード(3)には、絶縁性フィルム
    (4)から絶縁性フレーム(42)へ至る領域に、配線
    板(7)に対する電気接合部(32)が設けられること
    を特徴とする表面実装部品。
  4. 【請求項4】 複数の絶縁性フレーム(42)は、その
    両端を絶縁性フィルム(4)から延びているブリッジ
    (43)へ連結手段を介し連結している請求項3に記載
    の表面実装部品。
  5. 【請求項5】 連結手段は、絶縁性フィルム(4)を囲
    む略4角形の枠体(95)であって、絶縁性フレーム
    (42)は、リード(3)の先端部(33)と一体に絶
    縁性フィルム(4)の面に対し傾けて、枠体(95)に
    支持され、立体構造を形成し、枠体(95)は絶縁性フ
    ィルム(4)に連結されている請求項3に記載の表面実
    装部品。
  6. 【請求項6】 集積回路を内蔵したチップ本体(1)か
    ら外方へ向けて複数本のリード(3)が突設された表面
    実装部品であって、前記複数本のリードは屈曲して、夫
    々の先端部(35)(36)がチップ本体(1)へ連結
    固定され、各リードには、チップ本体(1)との連結部
    の近傍に、配線板に対する電気接合部(32)(34)
    を形成し、配線板への表面実装時には、各リードの電気
    接合部(32)(34)が導電接合層を介して配線板に
    接合されることを特徴とする表面実装部品。
  7. 【請求項7】 集積回路を内蔵したチップ本体(1)か
    ら外方へ向けて複数本のリード(3)が突設された表面
    実装部品であって、チップ本体(1)は1枚の絶縁性フ
    ィルム(4)の中央部に配置されると共に、チップ本体
    (1)と絶縁性フィルム(4)とは封止樹脂(2)によ
    って一体に連結され、前記複数本のリード(3)は絶縁
    性フィルム(4)の一方の表面に固着されて、絶縁性フ
    ィルム(4)面を外方へ向って伸びると共に、各リード
    の先端部(33)は絶縁性フィルム(4)から外方へ突
    出し、該突出端は、絶縁性フィルム(4)と分離独立し
    且つチップ本体の周囲に配置された複数の絶縁性フレー
    ム(42)へ連結固定され、これら複数のフレーム(4
    2)は、リード(3)を曲げて絶縁性フィルム(4)に
    近づけて重ね、絶縁性フィルム(4)と一体に連結する
    と共に、絶縁性フィルム(4)からフレーム(42)へ
    至る領域において、配線板に対する電気接合部(32)
    を形成していることを特徴とする表面実装部品。
  8. 【請求項8】 集積回路を内蔵したチップ本体(1)か
    ら外方へ向けて複数本のリード(3)が突設された表面
    実装部品であって、前記複数本のリードは、夫々の先端
    部が、チップ本体の周囲に配置され、絶縁性フィルム
    (4)から分離独立した複数の絶縁性フレーム(42)
    へ連結固定されると共に、リード(3)を曲げてこれら
    複数のフレーム(42)をチップ本体(1)と一体に連
    結し、各リードには、チップ本体(1)からフレーム
    (42)へ至る領域において、チップ本体(1)のパッ
    ケージから僅かに離間して外部に突出し配線板に対する
    電気接合部(32)が設けられていることを特徴とする
    表面実装部品。
  9. 【請求項9】 絶縁性フィルム(4)が配線板(7)に
    対向する面には、チップ本体(1)の周囲にてリード
    (3)とは離れた複数箇所に、リード(3)の幅よりも
    充分に大きい面積の接合用パッド(B)(38)が形成
    されている請求項3乃至請求項8の何れかに記載の表面
    実装部品。
  10. 【請求項10】 集積回路を内蔵したチップ本体(1)
    を搭載するための表面実装部品の半製品であって、チッ
    プ本体を搭載すべき絶縁性フィルム(4)の外周部に、
    チップ本体の搭載位置を包囲して複数のウインドウ(4
    4)が開設され、該絶縁性フィルムの一方の表面には、
    チップ本体の搭載位置から前記ウインドウを跨いでフィ
    ルム面を外方へ向って伸びる複数本のリード(3)がフ
    ィルム面に固着して形成され、各リードがウインドウ
    (44)を跨ぐ領域に、配線板に対する電気接合部(3
    2)を形成すると共に、絶縁性フィルム(4)が配線板
    に接する対向面には、チップ本体の搭載位置の周囲にて
    リードとは離れた複数箇所に、リードの幅よりも充分に
    大きい面積の接合用パッド(B)(38)がリードとは
    分離して形成されていることを特徴とする表面実装部品
    の半製品。
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