JP2668432B2 - 心なし研削盤の調整車支持装置 - Google Patents

心なし研削盤の調整車支持装置

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JP2668432B2 JP659289A JP659289A JP2668432B2 JP 2668432 B2 JP2668432 B2 JP 2668432B2 JP 659289 A JP659289 A JP 659289A JP 659289 A JP659289 A JP 659289A JP 2668432 B2 JP2668432 B2 JP 2668432B2
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正 長谷川
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Koyo Machine Industries Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は心なし研削盤の調整車支持装置に関し、主
として高度の加工精度が要求される心なし研削盤に用い
られる。
(従来の技術) 従来この種調整車支持装置は、例えば第3図に示すよ
うに、調整車回転軸aの円錐面に取り付けた調整車取り
付け部材bの一端にフランジ部cを形成し、調整車取り
付け部材bの外周面に嵌合された調整車dの側面を、そ
の軸方向の締め付けボルトeにより調整車取り付け部材
bの他端に取り付けられる押え蓋fによって押圧し、調
整車dを調整車取り付け部材bに保持されていた。
ところで、使用時間の経過に伴って摩耗した調整車d
の取り換え上、調整車dは調整車取り付け部材bに対し
て着脱可能な構成にしておく必要があるだけでなく、調
整車取り付け部材bの他端部に嵌合される押え蓋fを調
整車取り付け部材bに対して隙間ばめとする必要があ
る。このため、調整車dの内周面と調整車取り付け部材
bの外周面との間に隙間h1を設けるとともに、押え蓋f
の内径面と調整車取り付け部材bの外径面との間に嵌め
合い隙間h2が設けられていた。
(発明が解決しようとする課題) 従来の調整車支持装置にあっては、砥石車gと調整車
dとの間で研削されるワークWによって調整車d側に大
きな研削抵抗が作用すると、調整車dと押え蓋fは、そ
れぞれ調整車取り付け部材bとの間の隙間h1,h2の範囲
内で不均一に調整車取り付け部材b側に移動されて、例
えば第4図に示すように傾くことがある。このような傾
きは、調整車dに作用する研削抵抗が変化すると変動し
て調整車dに微動を発生するので、ワークWの両端部に
おける調整車dと砥石車gとの隙間寸法L1とL2が一定せ
ず、ワークWの加工精度の向上を困難にする。
また、調整車dが研削抵抗を受けて取り付け部材bに
対して芯ずれを起す場合があり、加工精度に悪影響を及
ぼす。
さらに、ワークWの研削加工中に前記の各隙間h1,h2
にクーラントが浸入すると、これらの隙間部分に錆が発
生し調整車dや押え蓋fが調整車取り付け部材bから取
り外しにくくなるため、調整車dの取り換えに手数がか
かるだけでなく、強制的に取り外した場合には、調整車
取り付け部材bの外周面に傷がついて調整車dの取り換
えを能率良く行なうことができなくなるという問題点が
あった。
この発明は、従来の技術の有するこのような問題点に
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
簡単な構成により、調整車取り付け部材に取り付けられ
る調整車の芯ずれをなくして高精度の加工を行なうこと
ができるようにするとともに、調整車の取り換えをきわ
めて容易に、かつ能率良く行なうことができる心なし研
削盤の調整車支持装置を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この発明における心なし
研削盤の調整車支持装置では、調整車の取り付け穴に挿
入される調整車取り付け部材は、一端にフランジが設け
られるとともに他端に押え蓋が装着され、調整車取り付
け部材の外周面には、調整車の取り付け穴の内周面との
間にわずかな隙間を形成する弾性筒状部材が装着され、
この弾性筒状部材は、調整車取り付け部材に装着される
押え蓋が調整車取り付け部材側に締め付けられたとき、
調整車の取り付け穴の内周面に押圧されるようにしたも
のである。
上記弾性筒状部材の製造と取り扱いを容易にするため
に、弾性筒状部材は調整車の幅寸法より小さく分割され
たものが複数個装着され、隣接する各弾性筒状部材の端
面間にスペーサが挿入されるようにしてもよい。
(作 用) 調整車取り付け部材と調整車との間に装着された弾性
筒状部材の一端面をねじ止めされる押え蓋によって押圧
すると、調整車取り付け部材フランジとの間で長さ方向
の圧縮を受ける弾性筒状部材は、径方向の寸法を増加し
て調整車の取り付け穴の内面に押圧され、調整車取り付
け部材と調整車とを一体に結合する。
また、調整車の取り換え時に押え蓋のねじ止めを緩め
ると、長さ方向の圧縮を解除された弾性筒状部材の径方
向の寸法は、圧縮前の寸法に戻って調整車の取り付け穴
の内面との間に隙間を形成するため、調整車は軸方向の
移動が容易となり、取り換えも容易となる。
(実施例) 実施例について図面を参照して説明する。
第1図はこの発明の一実施例を示したもので、調整車
回転軸1は、一端に形成された円錐面1aに調整車取り付
け部材2の円錐穴内面2bが当接するように嵌合されてお
り、調整車取り付け部材2は、調整車回転軸1の円錐側
端面の中心部から突出するおねじ部1bに座金6を介して
螺合されるナット7により、調整車回転軸1に一体的に
取り付けられている。
調整車取り付け部材2は、一端にフランジ2aが形成さ
れるとともに、他端に押え蓋装着用の小径段部2cが形成
されている。調整車取り付け部材2の外周面とその外側
に装着される調整車4との間には、調整車4の幅より若
干幅寸法が大きく、調整車4の内面との間に二点鎖線で
示すようにわずかの隙間を形成するウレタンのような弾
性筒状部材3が挿入されている。
弾性筒状部材3は、一方の端面が調整車取り付け部材
2のフランジ2aに当接され、他方の端面には、調整車取
り付け部材2の小径段部2cと弾性筒状部材3の内面との
間に適宜の隙間ばめによって嵌合される押え蓋5のフラ
ンジ5aが当接されており、弾性筒状部材3は軸方向の複
数個の締め付けボルト8により調整車取り付け部材2に
締め付けられたとき、弾性筒状部材3の長さ方向を圧縮
して径方向の寸法を増加し、二点鎖線で示す位置にあっ
た弾性筒状部材3の外周面を実線で示すように調整車4
の内面に押圧して、調整車4を調整車取り付け部材2と
一体に結合する。10は砥石車で、ワークWは調整車4と
砥石車10との間で研削作用を受ける。
この実施例は上記構成であるから、心なし研削盤によ
る研削中にワークWによって調整車4側に大きな研削抵
抗が作用しても、調整車4の内面は径方向の寸法を増加
した弾性筒状部材3により押圧されて径方向に隙間がな
いため、調整車4は径方向の移動による芯ずれを防止さ
せてワークWに対し精度の高い研削加工を施すことがで
きる。
また、弾性筒状部材3は、調整車取り付け部材2と調
整車4との間の隙間をなくすため、調整車4のドレス時
に調整車4が径方向に芯ずれするのを防止し、ワークW
の研削精度を維持するだけでなく、調整車取り付け部材
2と調整車4との間にクーラントが浸入して錆を発生す
るのを防止し、装置の寿命を長くすることができる。
さらに、調整車4の取り換え時に押え蓋5を取り付け
ている各締め付けボルト8を緩めると、長さ方向の圧縮
を解除された弾性筒状部材3は、径方向の寸法が圧縮前
の二点鎖線で示す位置まで戻って調整車4との間に隙間
を生じ、軸方向の移動が容易となる。しかも、前記した
ように調整車4の内面には錆が発生していないため、調
整車4の取り換えはきわめて容易に、かつ能率良く行な
うことができるだけてなく、通し送り研削の場合の調整
車4と砥石車10との相対的な位置合わせを容易に行なう
ことができる。
第2図はこの発明の他の実施例であって、第1図に示
す実施例の弾性筒状部材3の幅寸法をほぼ1/3に分割
し、この分割された弾性筒状部材3A,3Aの間に、調整車
4の内面に接触せずに若干の隙間を形成する鋼製のスペ
ーサ9を挿入するとともに、調整車取り付け部材2のフ
ランジ2aと押え蓋5のフランジ5aとを調整車4の両側の
端面と対向する位置まで大きくした場合である。
この構成の場合、前記実施例の作用効果と比較して調
整車4と砥石車10の位置合わせは若干困難になるが、新
たに幅寸法の狭くなった弾性筒状部材3Aの製造を容易に
するとともに、弾性筒状部材3Aが損傷した場合にも、調
整車4の両側の端面と対向する位置まで延びたフランジ
2a,5aによって調整車4の飛び出しを防止し、作業の安
全性を向上することができる。
なお、前記各実施例において、調整車取り付け部材と
押え蓋の各フランジの大きさは、第1図と第2図に示す
いずれの場合も採用し得ることは勿論である。
(発明の効果) この発明は、上述の通り構成されているので、次に記
載する効果を奏する。
この発明の心なし研削盤の調整車支持装置において
は、調整車の内面との間にわずかな隙間を形成している
弾性筒状部材は、押え蓋によって調整車取り付け部材の
フランジとの間で締め付けられると調整車の内面に押圧
されるため、きわめて簡単な構成により調整車の芯ずれ
を解消し、ワークに対する研削加工精度を高め、調整車
に対するドレスの回数およびドレス量を少なくでき、調
整車の内面に錆の発生するのを防止するとともに、押え
蓋のねじ止めを緩めることにより調整車の取り換えをき
わめて容易に、かつ能率良く行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の縦断面図、第2図は他の
実施例の縦断面図、第3図は従来例の縦断面図、第4図
は従来例の問題点を説明するための断面図である。 2……調整車取り付け部材 2a……フランジ 3,3A……弾性筒状部材 4……調整車 5……押え蓋 9……スペーサ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調整車の取り付け穴に挿入される調整車取
    り付け部材は、一端にフランジが設けられるとともに他
    端に押え蓋が装着され、 調整車取り付け部材の外周面には、調整車の取り付け穴
    の内周面との間にわずかな隙間を形成する弾性筒状部材
    が装着され、 この弾性筒状部材は、調整車取り付け部材に装着される
    押え蓋が調整車取り付け部材側に締め付けられたとき、
    調整車の取り付け穴の内周面に押圧されるようにしたこ
    とを特徴とする 心なし研削盤の調整車支持装置。
  2. 【請求項2】弾性筒状部材は調整車の幅寸法より小さく
    分割されたものが複数個装着され、隣接する各弾性筒状
    部材の端面間にスペーサが挿入されている特許請求の範
    囲第1項記載の心なし研削盤の調整車支持装置。
JP659289A 1989-01-13 1989-01-13 心なし研削盤の調整車支持装置 Expired - Lifetime JP2668432B2 (ja)

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JPH02185356A JPH02185356A (ja) 1990-07-19
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