JPH05270203A - 車輪の取付部構造 - Google Patents

車輪の取付部構造

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Publication number
JPH05270203A
JPH05270203A JP7193892A JP7193892A JPH05270203A JP H05270203 A JPH05270203 A JP H05270203A JP 7193892 A JP7193892 A JP 7193892A JP 7193892 A JP7193892 A JP 7193892A JP H05270203 A JPH05270203 A JP H05270203A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
mounting portion
wheel mounting
axle
contact surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP7193892A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Ueda
収一 植田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Shatai Co Ltd filed Critical Nissan Shatai Co Ltd
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Publication of JPH05270203A publication Critical patent/JPH05270203A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工精度が高く、しかも、正規ディッシング
量の確保が容易で、車輪の取付ナットの緩み防止となる
車輪の取付部構造を提供する。 【構成】 環状のホイール取付部11を形成したホイー
ルハブ12が車軸に固定され、ホイール取付部11には
車輪13のホイール部14がボルト15及びナット16
を介して固定され、ホイール取付部11のホイール部1
4との当接面11a,11bは車軸の軸線Gの近傍に位
置した当接面11aよりも周端部近傍に位置した当接面
11bの方がホイール側14に変位している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等に適した車輪の
取付部構造、特に、環状のホイール取付部を形成したホ
イールハブが車軸に固定され、このホイールハブには車
輪のホイール部が固定手段を介して当接状態で固定され
た車輪の取付部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車やトラック等の車両には、
その前後に左右一対の車輪が車軸に固定されている。
【0003】このような車輪の取付部構造にあっては、
図5に示されるように、環状のホイール取付部1(全体
図省略)を形成したホイールハブ2が車軸(図示せず)
に固定され、ホイール取付部1には車輪3のホイール部
4が固定手段としてのボルト5及びナット6を介して固
定されている。図5中、7は図示外のタイヤを支持する
リム、Gは車軸の軸線である。
【0004】また、ホイール取付部1とホイール部4の
両者の当接面1a,4aは車軸Gに対して直交するよう
に形成され、ボルト5及びナット6によりホイール取付
部1にホイール部4が固定された際には、各当接面1
a,4aが互いに密着状態となるように設定されてい
る。
【0005】ところで、この当接面1a,4aは、それ
ぞれ軸線Gと直交したフラットな面加工となっていない
と、両者を固定した際に均一に当接することができず、
部分的に強く当接する部分がボルト5よりも軸線Gに近
い側であると、車輪3のホイールからの力が直接ボルト
5及びナット6に加わるためボルト5の軸力変動が、こ
れによりナット6が緩み易くなるという問題があった。
【0006】しかしながら、当接面1a,4aを車軸の
軸線Gと直交するように形成することは、その形成誤差
や寸法誤差等により非常に困難で、高い形成精度を要求
されるものであった。
【0007】そこで、図6に示すように、ナット6の緩
みを防止するための正規ディッシングをホイール部8に
形成したものがある。
【0008】即ち、このホイール部8のボルト挿通孔9
を挟んだ一対の当接面8a,8bのうち、車軸の軸線G
の近傍に位置した内側の当接面8aよりもリム7の近傍
に位置した外側の当接面8bを幅Dだけ車体内側に変位
させて意識的にボルトを外側の当接面8bに強く当接さ
せるようにしたもので、このように構成することによ
り、ボルトの軸力変動が少なくなり、ナットの緩み防止
に効果のあることが知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
構成された車輪の取付部構造にあっては、ホイール部4
をプレス成形する際のスプリングバック等(成形品の収
縮作用)により成形誤差が生じ易く、プレス後にこの誤
差を修正することが困難であることと相俟って、誤差に
よる正規ディッシング量の影響は変動軸力に大きく影響
するものであった。
【0010】しかも、例えば、トラックの後輪などのよ
うに、2つの車輪を隣接した所謂ダブルタイヤのタイプ
の車輪にあっては、図5に示したホイール部4のように
直線形状でないと配設することができないため、正規デ
ィッシング量を確保することができないという新たな問
題も生じていた。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あって、加工精度が高く、しかも、正規ディッシング量
の確保が容易な車輪の取付部構造を提供することを目的
とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、その目的を達
成するため、環状のホイール取付部を形成したホイール
ハブが車軸に固定され、前記ホイール取付部には車輪の
ホイール部が固定手段を介して当接状態で固定された車
輪の取付部構造において、前記ホイール取付部の前記ホ
イール部との当接面は前記車軸近傍部分の当接面よりも
周端部近傍の当接面が前記ホイール側に変位しているこ
とを要旨とするものである。
【0013】
【作用】このような構成においては、車軸に環状のホイ
ール取付部を形成したホイールハブが固定され、車輪の
ホイール部が固定手段を介してホイール取付部に固定さ
れる。
【0014】このとき、ホイール取付部のホイール部と
の当接面は車軸近傍部分の当接面よりも周端部近傍の当
接面がホイール側に変位していることにより正規ディッ
シング量を確実に確保することができる。
【0015】
【実施例】次に、本発明の車輪の取付部構造の実施例を
図面に基づいて説明する。
【0016】図1は本発明の車輪の取付部構造の実施例
を示す要部の断面図で車軸よりも上半分のみを図示して
いる。
【0017】この図1において、環状のホイール取付部
11を形成したホイールハブ12が車軸(図示せず)に
固定されている。
【0018】ホイール取付部11には車輪13(全体図
省略)のホイール部14が固定手段としてのボルト15
及びナット16を介して固定されている。また、ホイー
ル取付部11のボルト挿通孔17を挟んだ当接面11
a,11bは車軸Gに対して直交するように形成されて
いる。
【0019】車軸Gの近傍に位置した当接面11aは周
端部近傍に位置した当接面11bよりも内側に位置する
ように研削加工され、この加工により、当接面11aよ
りも当接面11bの方がホイール部14側に幅Lだけ変
位している。
【0020】ホイール部14の周縁部には図示外のタイ
ヤを支持するためのリム18が溶接固定されている。ま
た、ホイール部14のボルト挿通孔19を挟んだホイー
ル取付部11との当接面14a,14bは面一状態で車
軸の軸線Gと直交する同一平面上に位置するように形成
されている。
【0021】上記の構成において、ホイールハブ12の
ホイール取付部11に車輪13を装着するには、ホイー
ル取付部11のボルト挿通孔17とホイール部14のボ
ルト挿通孔19とにボルト15を挿通し、この状態か
ら、図示外の工具によりナット16をボルト15に締め
付けることによりホイール取付部11にホイール部14
が固定される。
【0022】ところで、本発明の車輪の取付部構造にあ
っては、例えば、図2に示したようなトラック等の後輪
に代表されるように、隣接された一対の車輪23,23
(全体図省略)のホイール部24,24が密着された状
態でホイールデスク11に装着されるもの、或は、図3
に示したように、プレス成形により異形に形成されたホ
イール部34を有する車輪33に適用する等、上記実施
例に限定されるものうはない。
【0023】この時、図3に示したホイール部34のプ
レス成形時に誤差が生じてボルト挿通孔19を挟んだ当
接面34aと当接面34bとが面一状態とならなくと
も、ホイール取付部11の当接面11bのみがホイール
部34側に変位しているため、当接面34bは確実に当
接面11bに当接した正規ディッシング状態でホイール
取付部11にホイール部34が固定される。尚、図2,
図3において、上記実施例と同一の機能を有する構成に
は、同一の符合を付してその説明を省略する。
【0024】また、上記に示したホイール取付部11
は、例えば、図4に示すように、ホイール取付部41の
当接面41a,41bを車軸の軸線Gと直交する平面に
対して当接面41bを当接面41aよりも外側に変位す
るように角度θの傾斜を持たせる等、上記実施例に限定
されるものではない。
【0025】このように、本発明の車輪の取付部構造に
あっては、従来のプレス成形によるホイール部8よりも
成形誤差が小さく且つ研削加工による誤差修正が可能な
ホイール取付部11に正規ディッシングを持たせたこと
により、正規ディッシング量の確保が確実で一定のホイ
ール取付部を供給することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車輪の取
付部構造にあっては、ホイール取付部のホイール部との
当接面は車軸近傍部分の当接面よりも周端部近傍の当接
面がホイール側に変位していることにより、加工精度が
高く、しかも、正規ディッシング量の確保が容易となる
と共に、大型車等のダブルタイヤ付車両であっても正規
ディッシング状態となり、ナットの緩み防止になるとい
う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車輪の取付部構造を示す要部の縦断面
図である。
【図2】本発明の車輪の取付部構造の車輪の変形例を示
す要部の縦断面図である。
【図3】本発明の車輪の取付部構造の車輪の他の変形例
示す要部の縦断面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示すホイールハブの縦断
面図である。
【図5】従来の車輪の取付部構造を示す要部の縦断面図
である。
【図6】従来のホイール部に正規ディッシングを持たせ
た要部の縦断面図である。
【符号の説明】
11…ホイール取付部 11a…当接面 11b…当接面 12…ホイールハブ 13…車輪 14…ホイール部 15…ボルト 16…ナット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状のホイール取付部を形成したホイー
    ルハブが車軸に固定され、前記ホイール取付部には車輪
    のホイール部が固定手段を介して当接状態で固定された
    車輪の取付部構造において、 前記ホイール取付部の前記ホイール部との当接面は前記
    車軸近傍部分の当接面よりも周端部近傍の当接面が前記
    ホイール側に変位していることを特徴とする車輪の取付
    部構造。
JP7193892A 1992-03-30 1992-03-30 車輪の取付部構造 Pending JPH05270203A (ja)

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