JP2667768B2 - 外装パネル - Google Patents

外装パネル

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JP2667768B2
JP2667768B2 JP4265428A JP26542892A JP2667768B2 JP 2667768 B2 JP2667768 B2 JP 2667768B2 JP 4265428 A JP4265428 A JP 4265428A JP 26542892 A JP26542892 A JP 26542892A JP 2667768 B2 JP2667768 B2 JP 2667768B2
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mortar
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清春 大浜
義治 田中
秀一 高橋
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガラス繊維補強セメ
ント(GRC)などからなるモルタルパネルを用いた外
装パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カーテンウォールや、既存建物の
外装用に使用される外装パネルとして、GRC等のモル
タルパネルに鉄骨フレームをアンカーで組付けた構成の
ものがある。この種の外装パネルでは、一般に図3に示
す方法で製造される。まず、定盤20に内型枠21と外
型枠22とをセットする(図3(A))。次に、内型枠
21と外型枠22で囲まれる空間内にモルタル23を打
設する(図3(B))。仮養生の後、内型枠21を除去
し(図3(C))、定着アンカー25の取付けられた鉄
骨フレーム24を、仮養生を経たモルタル23の板部2
3aにセットする(図3(D))。定着アンカー25
の、モルタル板部23aに当接する部分を、ボンディン
グパッド26によりモルタル板部23aの内側面に固定
する(図3(E))。養生の後、定盤20および外型枠
22を取外して外装パネル27が得られる(図3
(F))。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この構成の外
装パネル27では、モルタル23の打設後に、内型枠2
1を外してもモルタル23の各部が崩れなくなるまで仮
養生が必要で、製造の所要期間が長くかかるという問題
点がある。さらに、内型枠21の除去、鉄骨フレーム2
4のセット、ボンディングパッド26の施工など、多数
の工程が必要で、品質管理も複雑になる。また、ボンデ
ィングパッド26のために外装パネル27の内側面に凹
凸が目立ち、見栄えが悪いという問題点もある。
【0004】この発明の目的は、製造工程を短縮・簡略
化でき、仮養生時間も省け、さらに見栄えもよい外装パ
ネルを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の外装パネル
は、鉄骨フレームと、この鉄骨フレームに張られた板部
および前記鉄骨フレームの外周を覆う厚肉縁部を有する
モルタルパネルと、前記鉄骨フレームに固定されかつ前
記モルタルパネルの板部内に定着された定着アンカーと
を備えたものである。前記鉄骨フレームは前記モルタル
パネルの前記厚肉縁部を成形する内型枠を兼用するもの
である。また、ここで言う「鉄骨フレームの外周を覆
う」とは、鉄骨フレームの枠組外周側の側面を覆うこと
を意味する。 この発明の請求項2記載の外装パネルは、
請求項1の構成において、前記モルタルパネルの前記厚
肉縁部と前記鉄骨フレームとの間にマット状の緩衝材を
介在させたものである。
【0006】
【作用】この構成の外装パネルによると、製造工程にお
いて、鉄骨フレームをモルタル打設時の内型枠に兼用し
てモルタルパネルを成形できる。そのため、仮養生,内
型枠の脱型、および鉄骨フレームのセット作業が省け
る。また、モルタル打設時に鉄骨フレームの定着アンカ
ーをモルタル内に埋設できる。そのため、定着アンカー
をボンディングパッドで定着する工程が不要になり、モ
ルタル打ちが1回で済む。しかも、ボンディングパッド
を形成しないため、モルタルパネルの内側面が平坦面に
なり、パネルの内観がすっきりとする。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例を図1および図2に基づ
いて説明する。この外装パネル1は、鉄骨フレーム2
と、GRC等からなるモルタルパネル3と、多数本の定
着アンカー4とで構成される。鉄骨フレーム2の外周面
から底面にかけてはグラスウールマットなどの緩衝材5
が貼付けられる。モルタルパネル3は、鉄骨フレーム2
に張られた板部3aと、鉄骨フレーム2の外周を覆う厚
肉縁部3bとを有する。定着アンカー4はL形に折曲し
た鉄製のフラットバー等からなり、鉄骨フレーム2に溶
接等で固定され、かつモルタルパネル3の板部3a内に
埋め込み状態に定着される。定着アンカー4には鉄筋を
用いても良い。なお、鉄骨フレーム2は形鋼製の中桟を
有するものであっても良く、その場合、定着アンカー4
も中桟に適宜設ける。
【0008】外装パネル1の製造は、図2に示す工程に
より行われる。先ず、図2(A)のように定盤6上に内
型枠兼用の鉄骨フレーム2と外型枠7とをセットする。
この場合に、鉄骨フレーム2は常盤6から所定高さだけ
浮き上がる位置に適宜の手段で保持する。定着アンカー
4および緩衝材5は、鉄骨フレーム2に予め取付けてお
く。
【0009】次いで、鉄骨フレーム2と外型枠7とで囲
まれる空間内に、図2(B)のようにGRC等のモルタ
ルを打設してモルタルパネル3を成形する。このモルタ
ル打設により、鉄骨フレーム2に固定されている定着ア
ンカー4の水平延長部4aがモルタル内に埋め込まれ
る。養生期間を経て定盤6および外型枠7を脱型する
と、図1に示す外装パネル1が得られる。なお、モルタ
ルパネル3の外面には必要に応じて塗装等の表面処理を
施す。
【0010】このようにして製造された外装パネル1で
は、定着アンカー4のモルタルパネル3への定着にボン
ディングパッド施工が要らないので、外装パネル1の内
側面がフラットになり、見栄えがよくなる。また、鉄骨
フレーム2とモルタルパネル3とはグラスウールマット
などの緩衝材5を介して接しているので、この部分で外
力に対して縁が切られる。そのため、撓みなどの曲げ変
形があっても鉄骨フレーム2とモルタルパネル3との間
にストレスが生じることがなく、曲げ変形に強い構造と
なる。
【0011】また、この構成の外装パネル1によると、
製造過程で次の利点が得られる。すなわち、前記のよう
に鉄骨フレーム2がモルタル打設時の内型枠に兼用され
るため、型枠の脱型、および鉄骨フレーム2のセット作
業が省け、製造工程が短縮される。しかも、モルタルの
仮養生時間が省ける。また、モルタル打設時に定着アン
カー4をモルタルパネル3内に埋設できるため、ボンデ
ィングパッドの施工の必要がなく、モルタル打ちが1回
で済む。これらにより、製造が簡単になり、かつ製造時
間が短縮される。
【0012】なお、前記実施例では緩衝材5を設けた
が、緩衝材5の代わりに別のスペーサを介在させ、その
スペーサをモルタルパネル3の養生後に取り除いても良
い。
【0013】
【発明の効果】この発明の外装パネルは、鉄骨フレーム
と、この鉄骨フレームの外周を覆う厚肉縁部を有するモ
ルタルパネルと、鉄骨フレームに固定されてモルタルパ
ネル内に定着された定着アンカーとでなるため、鉄骨フ
レームがモルタルパネルの打設時の内型枠を兼用でき、
また従来のボンディングパッドが不要となる。そのた
め、製造工程が短縮されかつ簡略化されると共に、仮養
生時間も省け、さらにパネル裏面にボンディングパッド
が突出しなくてパネル内観の見栄えもよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる外装パネルの断面
図である。
【図2】その製造工程説明図である。
【図3】従来の外装パネルの製造工程説明図である。
【符号の説明】
2…鉄骨フレーム、3…モルタルパネル、3a…板部、
3b…厚肉縁部、4…定着アンカー、5…緩衝材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−164968(JP,A) 実開 昭54−20514(JP,U) 実開 平5−69211(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄骨フレームと、この鉄骨フレームに張
    られた板部および前記鉄骨フレームの枠組外周側の側面
    を覆う厚肉縁部を有するモルタルパネルと、前記鉄骨フ
    レームに固定されかつ前記モルタルパネルの板部内に定
    着された定着アンカーとを備え、前記鉄骨フレームは前
    記モルタルパネルの前記厚肉縁部を成形する内型枠を兼
    用するものである外装パネル。
  2. 【請求項2】 前記モルタルパネルの前記厚肉縁部と前
    記鉄骨フレームとの間にマット状の緩衝材を介在させた
    請求項1記載の外装パネル。
JP4265428A 1992-09-07 1992-09-07 外装パネル Expired - Fee Related JP2667768B2 (ja)

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JPH0663300B2 (ja) * 1988-12-16 1994-08-22 鹿島建設株式会社 スチールフレーム型カーテンウォールおよびその製造法
JPH0569211U (ja) * 1992-02-26 1993-09-21 セントラル硝子株式会社 建築用パネル

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