JP2667171B2 - 柔軟なポリエステル加工糸およびその製造方法 - Google Patents

柔軟なポリエステル加工糸およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はポリエステル繊維特有のハリやコシを有しな
がら、高度の柔軟性や超高級綿タッチを有する柔らかな
ポリエステル加工糸およびその製造方法に関する。 〔従来技術〕 ポリエステル繊維の基質はヤング率が高いため、優れ
たハリやコシを有しているという特長があるが、ナイロ
ン繊維に比べて硬く、柔らかさが不足するという欠点が
あった。このため、従来、ポリエステル繊維の寸法安定
性などの優れた特長を維持しながら、ナイロン繊維なみ
の柔軟性を付与するための種々の技術的試みがなされて
きている。 その一般的な手法はポリエステル糸条を構成する単糸
の太さを極細化することであったが、単糸を極細化する
とソフトな曲げとタッチは得られるが、染色したときの
発色効果に「白け」を発生したり、ハリ,腰が弱く、
「くたくた」した風合とロウ状タッチになるという致命
的な欠点を有している。また、ナイロン繊維と混繊する
という手法も提案されているが、ナイロン繊維の混繊に
よってポリエステル繊維の量が少なくなるためハリ、コ
シが不足するようになると共に、異なる素材の混入によ
り染色条件や染料が異なるので風合調整が困難であった
り、染色したときの色調が悪く、また強度低下や2浴染
めによるコスト高になるという問題があった。 一方、特開昭61−152820号公報には、ポリエステル繊
維に脂質成分を添加することにより、色調および耐摩耗
性が良好で、耐久性のあるヌメリ感を与えるようにした
表面改質繊維が提案されている。この場合には、従来の
ポリエステル繊維に比べればヌメリ感による柔らかさは
あるものの、ナイロン繊維なみの曲げ柔らかさにするに
は不十分であった。また、特開昭61−194249号公報に
は、脂質成分を添加したポリエステル繊維を仮撚り加工
することにより、ヌメリ感とウール様の膨らみ感を付与
するようにした表面マサツを改質したポリエステル加工
糸が提案されている。しかし、この場合も上記同様にナ
イロン繊維なみの柔軟性に及ぶものではなかった。 〔発明の目的〕 本発明の目的は、ポリエステル繊維特有のハリ、コシ
を維持し、ヌメリ感や膨らみ感を有すると共に高度の柔
軟性および超高級綿タッチに含むポリエステル加工糸
と、その製造方法を提供することにある。 〔発明の構成〕 上記目的を達成するための本発明によるポリエステル
加工糸は、脂質成分が1〜10重量%添加されたポリエチ
レンテレフタレートを主成分とするポリエステルマルチ
フィラメント糸条からなり、かつ該糸条を構成するフィ
ラメント単糸が中空断面を維持した状態で扁平状に潰さ
れている中空加工糸であり、該加工糸の伸縮復元率が15
%以下、残留トルク撚り数が30T/m以下、ヤング率が25g
/d以上であることを特徴とするものである。 また、このようなポリエステル加工糸を製造する方法
は、脂質成分が1〜10重量%添加されたポリエチレンテ
レフタレートを主成分とし、中空率5〜65%の中空断面
形状のフィラメント単糸からなり、かつヤング率が80g/
d以上、撓み応力が8mg/d以下で、単糸が中空断面形状で
あるポリエステルマルチフィラメント糸条を、セット温
度150〜245℃、仮撚り数 (ただし、Dは上記ポリエステルマルチフィラメント糸
条の中空部分を除く実質デニール数)で仮撚り加工する
ことを特徴とするものである。 本発明におけるポリエステルとは、ポリエチレンテレ
フタレートを主体とするものであれば、ホモポリエステ
ル、共重合ポリエステルのいずれであってもよい。共重
合ポリエステルの場合の共重合成分としては、従来一般
に使用されているものがいずれも使用可能であり、例え
ばジエチレングリコール、プロピレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール、テトラエチレングリコール、1,4
−ブタンジオール、ポリアルキレングリコール、1,4−
シクロヘキサンジメタノールなどのジオール成分、アジ
ピン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、2,6−
ナフタリンジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフ
タル酸、ドデカンジオン酸、ダイマー酸などのジカルボ
ン酸成分、トリメリット酸、ピロメリット酸などの多官
能ジカルボン酸成分、p−オキシエトキシ安息香酸など
のオキシカルボン酸成分などがあげられる。 本発明においてポリエステルに添加される脂質成分と
は、主成分が炭素原子数34〜65の高級脂肪族モノカルボ
ン酸エステルからなる化合物である。このような化合物
としては、1価または2価のアルコールと炭素原子数10
〜35の高級脂肪族モノカルボン酸との反応によって得ら
れるエステル反応生成物を主成分として含有する化合物
が好ましく使用される。 具体的にはモンタン酸ヘキシルエステル、モンタン酸
セリル、リグノセリン酸オクタコシル、リグノセリン酸
メリシル、リグノセリン酸セリル、セロチン酸メリシ
ル、セロチン酸セリル等があげられ、天然に得られるモ
ンタンワックス、カルナウバワックス、ビーズワック
ス、カンデリラワックス、アーモワックス、ラノリン、
ライスワックス、イボタロウ等も好ましく使用される。
特に、天然ワックスではビーズワックス、アーモワック
ス、ラノリン、ライスワックスなどが好ましく、また合
成ワックスはポリオレフィン系などが好ましい。 これら脂質成分のポリエステルに対する添加量は、少
なくとも1重量%が必要であり、これより少ないと、色
調、耐摩耗性および耐久性のあるヌメリ感を付与する効
果が低減し、かつ本発明の特徴である柔軟化効果を得る
ことができなくなる。この脂質成分の添加量は多いほど
上記効果を増大することができるが、あまり多くなりす
ぎると溶融紡糸性を悪くし、強伸度などの物理的特性を
低下するため、10重量%を限度にすべきである。さらに
好ましくは、脂質成分の添加量は3〜8重量%の範囲に
するのがよい。 本発明のポリエステル加工糸は、上述した脂質成分を
添加したポリエステルマルチフィラメント糸条を、後述
するような仮撚り加工することによって得られるが、そ
の加工糸は、各フィラメント単糸が中空断面を維持した
状態で扁平状に潰された中空加工糸であって、かつヤン
グ率が25g/d以上になるようにしなければならない。こ
のように扁平断面と中空断面とを同時に有する組合せ効
果により、加工糸を曲げやすく、ねじりやすくして柔軟
化効果を助長し、ドレープ性や超高級綿タッチを向上す
る。また、加工糸のヤング率が25g/dよりも小さくて
は、ポリエステル繊維特有のハリやコシを喪失してしま
うことになるからである。 一方、本発明の加工糸が備えるべき伸縮復元率および
残留トルク撚り数は、一般の仮撚り加工糸よりも低いレ
ベルにし、前者の伸縮復元率を15%以下で、後者の残留
トルク撚り数を30T/m以下であるようにすることが必要
である。このような特性を備えることにより、ポリエス
テル繊維特有のハリやコシを維持しながら、ナイロン繊
維なみの柔軟性やドレープ性或いは超供給綿タッチを有
することができるようになる。 なお、本発明においてヤング率、伸縮復元率、残留ト
ルク撚り数、撓み応力とは、それぞれ次のようにして測
定された値である。 ヤング率: フィラメント糸に15mg/dの荷重を吊しながら98℃×15
分の沸騰水中で処理を行い、乾燥後130℃×1分の乾熱
処理を施した試料を用いる。試長20cm、引張り速度20cm
/分にて切断点まで伸長するとき、伸度2%時における
立ち上がりの接線に対して勾配を表したもので、単位は
(g/d)とする。 伸縮復元率: 10回巻きの加工糸のカセを作り、90℃×20分の温水に
てリラックス処理を行った後、2時間以上乾燥した試料
を用いる。定荷重として0.1g/dを2分間かけl1を続む。
除重後に2mg/dを2分間かけl2を読む。これから、伸縮
復元率を 〔(l1−l2)/l1〕×100(%) で表す。 残留トルク撚り数: 1mの加工糸を採取し、その中央に0.4mgの小荷重を吊
るして糸の両端を寄せたときにトルクが発生し撚り合わ
される。この状態で98℃×3分間の沸騰水中で処理を行
った後、撚り合わされた撚り数を検撚機にて測定した撚
り数(T/m)で表す。 撓み応力: ヤング率の測定と同様の試料を準備し、直径15mmの円
環を作り、円環を半径長さ(7.5mm)まで引っ張った時
の応力を1デニール当たりに換算した値(g/d)で表
す。 さて、上述した本発明のポリエステル加工糸の製造方
法において、上記脂質成分をポリエステルに対して添加
する時期としては、ポリエステルの重合時に原料と共に
仕込むようにしてもよく、あるいは溶融紡糸時に添加す
るようにしてもよい。このときの脂質成分の添加量とし
ては、上述したように1〜10重量%、好ましくは3〜8
重量%であるが、重合方法は特に限定されず、従来公知
の方法がいずれも使用可能である。 このように脂質成分の添加されたポリエステルは溶融
紡糸、延伸することによりマルチフィラメント糸条に形
成するが、本発明においては、このマルチフィラメント
糸条をヤング率が80g/d以上であるように製糸条件を決
め、かつ構成単糸を中空断面糸にする必要がある。この
ときの溶融紡糸法および延伸方法は特に限定されず、原
糸として80g/d以上のヤング率にし、かつ中空断面糸に
するものであれば従来一般のものがいずれも適用可能で
ある。 次いで、このようなマルチフィラメント原糸を、後述
する条件により仮撚り加工するようにする。この仮撚り
加工によって、上記中空断面糸は断面が偏平状に潰れた
形状に変化し、この偏平形状と中空形状とが有機的に作
用することによって、糸条を非常に曲げやすく、ねじり
やすい特性に変化させるのである。すなわち、本発明に
おいて、仮撚り加工前のポリエステルマルチフィラメン
ト原糸の単糸は、例えば第1図Aのような中空断面糸f
であり、これが仮撚り加工されることにより、第1図B
のような偏平化した中空断面の偏平糸f′に変形する。
このような偏平状への変形は、中空断面糸を原糸として
仮撚り加工したときだけ得られる特徴であり、通常の円
形断面糸からは六角形などの多角形になり偏平化するこ
とはできない。 したがって、上述のように中空断面糸のマルチフィラ
メント糸条を後述する仮撚り加工条件で加工することに
より、はじめて伸縮復元率15%以下、残留トルク撚り数
30T/m以下になるようにすることができ、風合を著しく
柔軟にし、かつドレープ性或いは超高級綿タッチを向上
することができる。このような効果を一層確実なものに
するには、その中空断面糸の中空率(糸断面に占める中
空部の面積比率)を5〜65%の範囲にし、仮撚り加工に
より木綿に近い断面形状にするのがよい。 従来、中空糸を仮撚り加工すると断面のつぶれ具合が
糸長手方向に沿って不均一となり、糸むらが生じやすく
なるが、脂質成分を含むと均一につぶれやすくなり、つ
ぶれた断面形状は木綿の形状に酷似する。その結果、表
面タッチは超高級綿の風合に近い感触とすべりやすさを
有するようになる。さらに原糸の光沢を変更すると、フ
ルダルタイプではセラミック調の光沢に、スーパーブラ
イトタイプではシルバー調の光沢に変えることができ
る。 また、本発明において、仮撚り加工前のポリエステル
マルチフィラメント原糸をヤング率を80g/d以上にする
ことは、仮撚り加工後のヤング率を25g/d以上に維持す
るために重要である。仮撚り加工前の原糸のヤング率が
80g/dよりも小さくては、後述の仮撚り加工条件による
加工により加工糸のヤング率が25g/dよりも小さくな
り、ポリエステル繊維特有のハリやコシを失ってしまう
ことになる。 本発明の製造方法に適用する仮撚り加工条件は、セッ
ト温度を一般のポリエステル仮撚り加工に適用されるも
のよりや、低めに設定し、150〜245℃、好ましくは160
〜190℃の範囲にする必要がある。また、仮撚り数は、
逆に一般のポリエステル仮撚り加工に適用されるものよ
り高めに設定し、 の範囲にする必要がある。上記セット温度が150℃より
も低かったり、または仮撚り数が より低くかったりすると、得られる加工糸が生糸に近い
表面タッチとなり、超高級綿様の風合とはかけ離れてし
まう。また、反対にセット温度が245℃よりも高かった
り、または仮撚り数が より高かったりしては、融着により硬化したり、また断
面がつぶれすぎてソフトさが失われてしまい、上記脂質
成分によって与えられる色調、耐摩耗性および耐久性の
あるヌメリ感を喪失してしまうことになる。 また、本発明における仮撚り手段としては、スピンド
ル式、摩擦円板式、摩擦レベル式、流体旋回ノズル式な
ど従来一般のものがいずれも使用可能である。 上述した本発明で得られた柔軟なポリエステル加工糸
で製織すると、タテ,ヨコの糸密度を極めて大きくして
も布帛は硬くなることがなく、超高級綿タッチのソフト
さと、ハリ,腰を備えた高密度織物を得ることができ
る。例えば、通常のポリエステル糸75デニールをタフタ
にするときは、タテ糸密度90本/インチ,ヨコ糸密度80
本/インチ程度で織成されるが、本発明の加工糸であれ
ば、タテ,ヨコの糸密度を110本/インチ以上にするこ
とが好ましい範囲である。その結果、所謂「スケ」の防
止効果や防水透湿性などの機能を出すことができる。 本発明で得られた柔軟なポリエステル加工糸織物の染
色は、通常の染色条件で行うことができるが、単繊維フ
ィラメントのデニールを太くしても柔軟化が可能である
ため、高発色性に染色仕上げすることができる。また、
太デニールであるため織物の強力低下が小さく、染色仕
上げにおける制約がないので、後加工を十分にほどこす
ことができる。 〔実施例〕 ビーズワックス5重量%が添加されたポリエステルテ
レフタレートを溶融紡糸したのち延伸して、中空率20%
で、ヤング率91.1g/d、撓み応力4.2mg/dである75デニー
ル(実質60デニール)、24フィラメントのポリエステル
マルチフィラメント糸条を得た。このポリエステルマル
チフィラメント糸条を原糸として、スピンドル仮撚りに
より仮撚り数2800T/m、セット温度210℃で仮撚り加工
し、伸縮復元率8.4%、残留トルク撚り数25T/m、ヤング
率29.5g/dであるポリエステル加工糸を得た。 次いで、このポリエステル加工糸をタテ×ヨコの密度
120×120本/インチの高密度の平織物に製織したのち、
リラックス下に精錬を行い、苛性ソーダ30g/にて約10
%の減量処理加工を行い。次いで染色した。 得られたポリエステル加工糸織物は、色調、耐摩耗性
にすぐれ、耐久性のあるヌメリ感を有していた。また、
風合が超高級綿織物なみの極めて柔らかいタッチと曲げ
であったが、同時にポリエステル織物特有のハリとコシ
とを有していた。 〔発明の効果〕 上述したように、本発明によるポリエステル加工糸
は、1〜10重量%の脂質成分が添加されていて、フィラ
メント単糸が中空断面を維持した状態で扁平状に潰され
ており、かつ伸縮復元率15%以下、残留トルク撚り数30
T/m以下、ヤング率25g/d以上であるため、色調、耐摩耗
性にすぐれ、耐久性のあるヌメリ感を有しており、かつ
ポリエステル繊維特有のハリ、コシを維持しながら、柔
軟性と超高級綿タッチに富んだものにすることができ
る。 また、本発明の製造方法によれば、1〜10重量%の脂
質成分が添加されたヤング率80g/d以上である中空断面
糸のポリエステルマルチフィラメント糸条を、特定の仮
撚り条件で加工することにより、上述した本発明のポリ
エステル加工糸を容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図Aは、それぞれ本発明のポリエステル加工糸の製
造に使用される原糸を構成する単糸の一例を示す断面
図、第1図Bは、それぞれ上記原糸を仮撚り加工した後
の単糸を示す断面図である。 f……中空断面糸、f′……中空断面偏平糸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−122031(JP,A) 特開 昭58−136847(JP,A) 特開 昭61−152820(JP,A) 特開 昭61−194249(JP,A) 特開 昭54−151650(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.脂質成分が1〜10重量%添加されたポリエチレンテ
    レフタレートを主成分とするポリエステルマルチフィラ
    メント糸条からなり、かつ該糸条を構成するフィラメン
    ト単糸が中空断面を維持した状態で扁平状に潰されてい
    る中空加工糸であり、該加工糸の伸縮復元率が15%以
    下、残留トルク撚り数が30T/m以下、ヤング率が25g/d以
    上であることを特徴とする柔軟なポリエステル加工糸。 2.脂質成分が1〜10重量%添加されたポリエチレンテ
    レフタレートを主成分とし、中空率5〜65%の中空断面
    形状のフィラメント単糸からなり、かつヤング率が80g/
    d以上、撓み応力が8mg/d以上であるポリエステルマルチ
    フィラメント糸条を、セット温度150〜245℃、仮撚り数 (ただし、Dは上記ポリエステルマルチフィラメント糸
    条の中空部分を除く実質デニール数)で仮撚り加工する
    ことにより、伸縮復元率が15%以下、残留トルク撚り数
    が30T/m以下、ヤング率が25g/d以上、かつ糸条を構成す
    るフィラメント単糸が中空断面を維持した状態で扁平状
    に潰されているポリエステル中空加工糸とすることを特
    徴とする柔軟なポリエステル加工糸の製造方法。
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