JP2663905B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2663905B2
JP2663905B2 JP7072801A JP7280195A JP2663905B2 JP 2663905 B2 JP2663905 B2 JP 2663905B2 JP 7072801 A JP7072801 A JP 7072801A JP 7280195 A JP7280195 A JP 7280195A JP 2663905 B2 JP2663905 B2 JP 2663905B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
係わり、特にゲート電極とソース及びドレインを低抵抗
化した半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CMOSデバイス等の性能向上のためゲ
ート電極の微細化および不純物拡散層(ソース・ドレイ
ン領域)の浅接合化が進んでいる。このゲート電極およ
び不純物拡散層の低抵抗化を図るために、拡散層および
ゲート電極上に高融点金属あるいは高融点金属シリサイ
ドを形成する方法が行われている。
【0003】例えば、特開平3−288443号公報に
はサイドウォールを多結晶シリコンゲート電極よりせり
出す構造にすることによりゲート電極とソース・ドレイ
ンとの短絡を防止した図6に示すような技術が開示され
ている。この従来技術をその製造工程の縦断面図の図6
を参照して説明する。まず、図6(A)において、P型
単結晶シリコン基板601の表面部に既知の手法の選択
酸化法によって選択的にフィールド酸化膜603を形成
する。次に、このフィールド酸化膜603によって囲ま
れた素子領域の基板表面に熱酸化法によってゲート酸化
膜604を形成する。その後、図6(B)において、基
板上の全面にまず多結晶シリコン膜605を減圧CVD
法によって堆積させ、それにリン拡散を行う。続いて、
多結晶シリコン膜605の上にシリコン窒化膜607を
LPCVD法(低圧気相成長法)などにより堆積させ
る。次に図6(C)において、シリコン窒化膜607と
多結晶シリコン膜605を既知の手法でパターニングす
ることによりゲート電極構造608をゲート酸化膜60
4上に形成する。次に図6(D)において、ゲート電極
構造608の両側の基板表面部にAsをイオン注入し
て、ソース,ドレイン領域としての拡散層611を形成
する。次にPSG(リンシリケートガラス)またはNS
G(ノンドープシリケートガラス)などの絶縁膜を常圧
CVD法などにより基板全面に堆積させ、それを異方性
エッチング工程によりエッチングすることにより、図6
(E)において、ゲート電極構造608の側壁にPSG
もしくはNSGの絶縁膜のサイドウォール609形成す
る。その後、900℃で30分間の熱処理工程を経てソ
ース及びドレイン領域611の活性化を行う。次に図6
(F)において、多結晶シリコン膜605上のシリコン
窒化膜607を熱リン酸を用いて除去する。これによ
り、サイドウォール609は、多結晶シリコン膜605
のみからなるゲート電極の上方にせり出す構造となる。
次にHF水溶液で基板を洗浄した後、Ti膜を全面に堆
積させ、600℃、30秒Ar中でランプアニールを行
う。このランプアニールにより、多結晶シリコン膜60
5およびソース及びドレイン領域611表面のシリコン
と接する部分のTi膜は、シリサイド化されて、図6
(G)に示すごとくチタンシリサイド(TiSi2 )膜
614となる。一方、サイドウォール609とフィール
ド酸化膜603の絶縁膜上のTi膜は未反応のまま残
る。その後、この未反応のTi膜をアンモニアと過酸化
水素と水の混合液により除去する。これ以降は一般的な
方法により、まずたとえばBPSG膜の層間絶縁膜を基
板上全面に堆積させ、平坦化のための熱処理を行い、続
いてコンタクトホール開口後、1%Si含有Al膜を堆
積させ、そのAl膜のパターニングを行うことにより配
線を形成する。
【0004】なお、図6の従来技術では、ゲート電極構
造608の上層の絶縁膜としてシリコン窒化膜を用いた
が、TiNやZrNのような高融点窒化物あるいは、T
iC、ZrCのような高融点炭化物などを用いることも
でき、それらの場合、ゲート電極構造の上層の絶縁膜の
選択除去には例えば硫酸と過酸化水素の混合液を用いれ
ばよいとされている。また、シリサイド膜形成の金属膜
としてTi膜を用いたが、その他の金属膜として、Zr
膜、Hf膜、Co膜などを用いることもできるとされて
いる。この製造方法によれば、ゲート電極構造を二層構
造で形成し、その側壁にサイドウォールを形成した後、
ゲート電極構造の上層部絶縁膜を除去することで、サイ
ドウォールが多結晶シリコン膜のみのゲート電極の上方
にせりだす構造としてその後のシリサイド膜形成時に、
シリサイドの横方向成長を抑制することで、ゲート電極
とソース・ドレインがショートすることを防止できる。
【0005】一方、本発明の発明者等はサイドウォール
を多結晶シリコンゲート電極よりせり出す他の技術を発
明して出願した(特願平6−245740号)。その発
明における実施例の製造方法を図7の縦断面図を参照し
て紹介する。
【0006】まず図7(A)において、シリコン基板7
01の表面にフィールド酸化膜703を選択酸化法によ
って形成し、フィールド酸化膜703によって囲まれた
素子領域にゲート酸化膜704を形成する。次に図7
(B)において、ゲート酸化膜704上に多結晶シリコ
ン膜705を成膜し、その上に膜厚200nmのPSG
膜707を常圧CVD法により堆積する。次に図7
(C)において、フォトリソグラフィー法およびエッチ
ング方法によってPSG膜および多結晶シリコン膜をR
IEで順次選択的にエッチング除去して、残余したこれ
らの膜により二層のゲート電極構造708を構成する。
次に図7(D)において、このゲート電極構造708の
側面にシリコン窒化膜からなるサイドウォール709を
CVD技術と異方性エッチング技術を用いて形成する。
そして、フィールド酸化膜703、二層構造のゲート電
極構造708およびサイドウォール709をマスクにし
て不純物を基板に導入してソース・ドレインの拡散層7
11を形成する。次に図7(E)において、半導体基板
を真空排気可能なチャンバ内で無水フッ酸蒸気に晒すこ
とにより、二層のゲート電極構造708の上層のPSG
膜707のみを選択的に除去する。これにより多結晶シ
リコンゲート電極705の露出した上表面よりサイドウ
ォオール709が200nmせり出した形状となる。次
に図7(E)において、ソース・ドレイン領域711の
上面上及びせり出したサイドウォール709により囲ま
れた多結晶シリコンゲート電極705の上面上のみにタ
ングステン膜714を選択的に堆積する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記図6に示す従来技
術では、サイドウォオールが多結晶シリコンゲート電極
の上方にせり出す構造を形成するためにゲート電極の上
層絶縁膜としてシリコン窒化膜を用いている。サイドウ
ォオール形成後に熱リン酸によりシリコン窒化膜を除去
する方法を採用している。シリコン窒化膜を熱リン酸に
より除去する際、サイドウォオールを構成しているPS
G(リンシリケートガラス)またはNSG(ノンドープ
シリケートガラス)は熱リン酸に対する選択比が低く、
上方にせり出す構造を形成することが困難である。熱リ
ン酸による熱酸化膜のエッチングレートは0.1nm/
minとほとんど熱酸化膜はエッチングされないが、こ
の場合用いている酸化膜はイオン注入時の不純物が多く
含まれていることや、熱酸化膜に比べて形成温度が低い
PSGやNSG膜を用いているために、この酸化膜のエ
ッチングレートは、本発明者らによる詳細な検討結果で
は、約4nm/min程度となり、ゲート電極の上層絶
縁膜として用いているシリコン窒化膜のエッチングレー
トが約10nm/min程度であるためほとんど選択比
がなかった。さらに、微細化に伴いサイドウォオールの
薄膜化が進み、特にサイドウォオール上部は差の膜厚が
薄くなる構造であるため、シリコン窒化膜のオーバエッ
チング時にエッチングが等方的に進むことで、多結晶シ
リコンゲートに対し上方にせり出したサイドウォオール
を形成することが困難となる。さらに拡散層となるSi
基板も熱リン酸によりエッチングされて、Si表面が粗
れてしまい問題となる。
【0008】また、窒素チタン(以下TiN)、窒化ジ
ルコニウムのような高融点窒化物あるいは炭化チタン、
炭化ジルコニウムのような高融点炭化物をゲート電極の
上層膜として用いる場合についても、上層膜の形成時に
おけるパーティクルによる金属汚染やその後のイオン注
入工程や熱処理工程においての金属汚染が発生し問題で
ある。この金属汚染により、サリサイドプロセスにおい
ては、絶縁膜上にもシリサイド膜が形成され、未反応の
Tiのエッチング時にエッチング残りが生じたり、高融
点金属膜の選択成長時には選択性が劣化し、絶縁膜上に
も形成されてしまい量産性に乏しくなる。
【0009】これに対して図7に示した方法には、多結
晶シリコン膜、PSG膜からなる2層構造のゲート電極
構造に加工して、サイドウォオールを形成した後にPS
G膜のみ選択的にエッチングすることでサイドウォオー
ルが多結晶シリコン膜の上方にせり出す構造を形成して
いるから、図6の問題は存在しない。
【0010】しかしながらその後の種々の検討の結果、
他の問題を発生する懸念があることが判明した。すなわ
ち無水フッ酸蒸気によりPSG膜を選択的にエッチング
する際、エッチングされるPSG膜から液状のリン酸
(H3 PO4 )が発生する。この液状のリン酸にはフッ
酸(HF)が溶けやすく、サイドウォオールの材料であ
るシリコン窒化膜はリン酸に対する濡れ性が高いため、
シリコン窒化膜上をフッ酸を含んだリン酸が移動し、サ
イドウォオールをつたって拡散層となるSi領域や素子
分離領域であるフィールド酸化膜に流れる。その結果、
リン酸に溶けているフッ酸によりフィールド酸化膜がエ
ッチングされてしまう問題がある。無水フッ酸蒸気によ
るエッチングおいては、PSG膜に対するフィールド酸
化膜の選択比が高く、PSG膜を選択的にエッチングす
ることが可能であるが、液状のリン酸に溶けているフッ
酸においては、フィールド酸化膜のエッチングレートが
増加し、PSGと同様にエッチングされてしまう。特に
サイドウォオールの近傍のフィールド酸化膜がエッチン
グされ、その後のW成長時に露出したSi上にも成長
し、素子分離や接合リーク特性が劣化する。この反応が
さらに進むとゲート酸化膜もエッチングされデバイス作
製が困難となる問題を有している。
【0011】従って、本発明の目的は、微細配線を有す
る半導体装置において、サイドウォオールが多結晶シリ
コン膜の上方にせり出す構造の形成を容易にして、ゲー
ト電極と拡散層間のショート不良がない低抵抗のゲート
電極と拡散層を形成し、かつ、素子分離領域や拡散層に
悪影響を与えない半導体装置の製造方法を提供すること
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、素子分
離領域により区画された半導体基板の活性領域上にゲー
ト酸化膜を形成する工程と、全面に非晶質もしくは多結
晶のシリコン膜を堆積する工程と、前記素子分離領域お
よびシリコン窒化膜に対して十分な選択比をもって除去
可能なスペース形成膜を前記シリコン膜上に堆積する工
程と、前記スペース形成膜および前記シリコン膜を同一
平面形状のゲート電極構造にパターニングする工程と、
シリコン窒化膜を堆積する工程と、異方性エッチング法
により前記ゲート電極構造の側壁に前記シリコン窒化膜
からなる第1のサイドウォールを形成する工程と、シリ
コン酸化膜を堆積する工程と、異方性エッチング法によ
り前記第1のサイドウォール上に前記シリコン酸化膜か
らなる第2のサイドウォールを形成する工程と、露出し
た前記スペース形成膜を減圧下で無水フッ酸蒸気に曝す
方法によりエッチング除去して前記ゲート電極構造にお
いてゲート電極を構成している前記シリコン膜の上面を
露出させ、前記第1および第2のサイドウォールのうち
少なくとも前記シリコン窒化膜から構成されている前記
第1のサイドウォールを残す工程と、ソースおよびドレ
イン領域を形成する工程と、ゲート電極を構成している
前記シリコン膜上ならびに前記ソースおよびドレイン領
域上に選択的に高融点金属あるいは高融点金属シリサイ
ドを形成する工程とを有することを特徴とする半導体装
置の製造方法にある。
【0013】本発明の他の特徴は、素子分離領域により
区画された半導体基板の活性領域上にゲート酸化膜を形
成する工程と、全面に非晶質もしくは多結晶のシリコン
膜を堆積する工程と、前記素子分離領域およびシリコン
窒化膜に対して十分な選択比をもって除去可能なスペー
ス形成膜を前記シリコン膜上に堆積する工程と、前記ス
ペース形成膜および前記シリコン膜を同一平面形状のゲ
ート電極構造にパターニングする工程と、シリコン窒化
膜を堆積する工程と、前記シリコン窒化膜上にシリコン
酸化膜を堆積する工程と、異方性エッチング法により前
記ゲート電極構造の側壁に前記シリコン窒化膜からなる
第1のサイドウォールおよびその上の前記シリコン酸化
膜からなる第2のサイドウォールを形成する工程と、露
出した前記スペース形成膜を減圧下で無水フッ酸蒸気に
曝す方法によりエッチング除去して前記ゲート電極構造
においてゲート電極を構成している前記シリコン膜の上
面を露出させ、前記第1および第2のサイドウォオール
のうち少なくとも前記シリコン窒化膜から構成されてい
る前記第1のサイドウォールを残す工程と、ソースおよ
びドレイン領域を形成する工程と、ゲート電極を構成し
ている前記シリコン膜上ならびに前記ソースおよびドレ
イン領域上に選択的に高融点金属あるいは高融点金属シ
リサイドを形成する工程とを有することを特徴とする半
導体装置の製造方法にある。
【0014】ここで上記いずれの半導体装置の製造方法
においても、上記素子分離領域及びシリコン窒化膜に対
して、十分な選択比をもって除去可能なスペース形成膜
がPSG膜あるいはBPSG膜からなることが好まし
い。
【0015】又、上記いずれの半導体装置の製造方法に
おいても、上記高融点金属は、タングステン(W)、チ
タン(Ti)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、
タンタル(Ta)、ハフニウム(Hf)、ジルコニウム
(Zr)、白金(Pt)あるいはモリブデン(Mo)で
あり、前記高融点金属シリサイドは、チタンシリサイド
(TiSi2 )、コバルトシリサイド(CoSi2 )、
ニッケルシリサイド(NiSi)、タングステンシリサ
イド(WSi2 )、タンタルシリサイド(TaS
2 )、ハフニウムシリサイド(HfSi2 )、ジルコ
ニウムシリサイド(ZrSi2 )、白金シリサイド(P
tSi)あるいはモリブデンシリサイド(MoSi2
からなることが好ましい。
【0016】
【作用】このように本発明は、シリコン窒化膜からなる
第1のサイドウォオールを設け、シリコンゲート電極よ
りサイドウォオールがせり出した態様とするためのスペ
ース形成膜のエッチング除去に無水フッ酸蒸気を用い、
熱リン酸を用いていないから、このエッチング除去の際
にサイドウォオールのせり出し構造がくずれたり、シリ
コン基板の拡散層を形成する表面が粗れることがない。
【0017】また無水フッ酸蒸気によるスペース形成膜
のエッチング除去の際には、発生する液状のリン酸に対
して濡れ性が低いシリコン酸化膜からなる第2のサイド
ウォールも存在しているから、フッ酸を含んだリン酸が
シリコン基板表面や素子分離領域を構成するフィールド
酸化膜に流れこのフィールド酸化膜が不所望にエッチン
グされることがない。
【0018】
【実施例】以下図面を参照して本発明を説明する。
【0019】図1乃至図3は本発明の第1の実施例の半
導体装置の製造方法を工程順に示した縦断面図である。
【0020】まず図1(A)において、P型単結晶シリ
コン基板101にリンを150keV、1×1013cm
-2の条件で選択的にイオン注入し、その後の活性化熱処
理によりN型ウエル102を形成する。このN型ウエル
102がPチャネル型FETを形成する領域であり、シ
リコン基板のP型領域がNチャネル型FETを形成する
領域である。その後、選択的熱酸化法により基板に一部
埋設するフィールドシリコン酸化膜103を素子分離領
域として形成する。
【0021】次に図1(B)において、フィールド酸化
膜103に囲まれた活性領域のP型主面およびN型主面
に熱酸化法により膜厚8nmのゲート酸化膜104を形
成する。その後、ゲート酸化膜104上からフィールド
酸化膜103上にかけて全面に膜厚200nmの多結晶
シリコン膜105を成長し、その上に膜厚200nmの
PSG(リンシリケートガラス)膜106を常圧CVD
法により積層堆積する。この際、シリコン膜105は、
多結晶シリコンの代りに非晶質シリコンを用いても良
い。
【0022】次に図1(C)において、フォトリソグラ
フィー法により形成されたマスク(図示省略)を用いて
PSG膜106を反応性イオンエッチング(RIE)法
により選択的にエッチングした後、引き続いて多結晶シ
リコン膜105をRIEにより選択的にエッチングする
ことにより、PSG膜106および多結晶シリコン膜1
05をゲート電極構造108として同一平面形状にパタ
ーニングする。このゲート電極構造108における多結
晶シリコン膜105がシリコンゲート電極105とな
り、PSG膜106がそれを除去することにより空間
(スペース)を形成するスペース形成膜106となる。
【0023】次に図1(D)において、膜厚65nm程
度のシリコン窒化膜109をCVD法により全面に形成
する。このシリコン窒化膜109は、ジクロルシランガ
ス(SiH2 Cl2 )、アンモニアガス(NH3 )を導
入し、750℃、0.5Torrの条件で形成した。
【0024】次に図2(A)において、RIE方式の異
方性エッチング装置を用いてシリコン窒化膜109に異
方性エッチングを施してゲート電極構造108の側壁に
シリコン窒化膜からなる第1のサイドウォール111を
形成して、ゲート電極構造108の上層のスペース形成
膜(PSG膜)106の上面および活性領域の表面を露
出させる。このエッチングにおいて、エッチングガスは
CHF3 (25sccm)、O2 (10sccm)の条
件で行った。
【0025】次に図2(B)において、膜厚30nm程
度のシリコン酸化膜110をCVD法により全面に形成
する。このシリコン酸化膜110は、シランガス(Si
4)、酸素ガス(O2 )を導入し、400℃で形成し
た。
【0026】次に図2(C)において、シリコン酸化膜
110にCHF3 (25sccm)、O2 (10scc
m)のエッチングガスを用いて異方性エッチングを施し
て、第1のサイドウォール111の側面上のみに存在す
るシリコン酸化膜からなる第2サイドウォール112を
形成する。これによりゲート電極構造108の側壁に
は、シリコン窒化膜の第1のサイドウォール111とそ
れを被覆するシリコン酸化膜の第2のサイドウォール1
12からサイドウォール113が構成される。
【0027】次に図2(D)において、この基板を真空
排気可能なチャンバー内で減圧下で無水フッ酸蒸気に曝
すことにより、ゲート電極構造108の上層のPSG膜
(スペース形成膜)106のみを選択的に除去する。こ
のPSG膜106のエッチングはエッチングガスHF1
00%、圧力7Torr、エッチング時間180se
c、室温により行っている。これによりゲート電極構造
108の下層の多結晶シリコンゲート電極105の上面
が露出し、この露出した上面にシリコン窒化膜の第1の
サイドウォール111のせり出した部分により囲まれた
真空(スペース)107が形成される。
【0028】この際に第1のサイドウォール111の側
表面に形成されて第2のサイドウォール112を構成し
ていたシリコン酸化膜は、PSG膜106から発生する
リン酸に溶けているフッ酸によりエッチングされる。シ
リコン酸化膜はリン酸に対する濡れ性が悪いため、リン
酸がフィールド酸化膜103まで流れず、リン酸中に溶
けているフッ酸はこの第2のサイドウォール112を構
成していたシリコン酸化膜により消費され、フィールド
酸化膜103はエッチングされない。この実施例では第
2のサイドウォール112を構成していたシリコン酸化
膜の膜厚が30nm程度の薄いのでこの工程の最後には
その全部がエッチング除去され、サイドウォール113
はシリコン窒化膜の第1のサイドウォール111のみか
ら構成される。
【0029】その後、ゲート電極105を構成している
多結晶シリコン膜105および活性領域の表面にシリコ
ン酸化膜(図示省略)を形成した後、Pチャネル型FE
Tを形成する領域をマスク材(図示省略)でマスクし
て、Nチャネル型FETを形成する領域にAsイオンを
注入エネルギー100keV、打ち込み量1×1015
-2でイオン注入し、その後、Nチャネル型FETを形
成するマスク材(図示省略)でマスクして、Pチャネル
型FETを形成する領域にBF2 イオンを注入エネルギ
ー70keV、打ち込み量1×1015cm-2でイオン注
入する。その後、窒素雰囲気中で1000℃、10分間
の活性化熱処理を行うことにより、Nチャネル型FET
のソースおよびドレイン領域となるN型不純物拡散層1
15AをP型単結晶シリコン基板101のP型主面から
内部に形成し、その間の多結晶シリコンゲート電極10
5をN型にする。同様にPチャネル型FETのソースお
よびドレイン領域となるP型不純物拡散層115BをN
型ウエル領域102のN型主面から内部に形成し、その
間の多結晶シリコンゲート電極をP型化する。
【0030】次に図3(A)において、各不純物拡散層
および多結晶シリコンゲート電極の表面に形成された自
然酸化膜を含むシリコン酸化膜を例えばフッ酸により除
去してこれら上表面に全て露出した後、CVD装置内で
タングステン膜116の選択成長を行う。
【0031】この成長は、まず基板温度を300℃とし
て、チャンバー内をいったん排気した後、WF6 とAr
をそれぞれ20sccm、10sccm流し、200m
Torrの圧力下でWF6 とシリコンとを反応させ、 2WF6 +3Si→2W+3SiF4 なる反応により各不純物拡散層および多結晶シリコンゲ
ート電極の表面のみ選択的にタングステンの核形成を行
う。このとき5秒間の反応により、15nm程度の浸食
を起こすことによりタングステン膜を形成している。続
いて同一の装置内で基板温度を一定に保ったまま、今度
はWF6 、SiH4 、Arをそれぞれ10sccm、6
sccm、50sccm流し、20mTorrの圧力下
でWF6をSiH4 で還元することにより、不純物拡散
層および多結晶シリコンゲート電極の表面のみ選択的に
タングステン膜116を堆積する。この時のタングステ
ン膜の膜厚は200nmまで堆積が可能となる。
【0032】次に図3(B)において、この基板をマル
チチャンバー型のPECVD装置内に導入し、プラズマ
CVDにより層間絶縁膜としてシリコン酸化膜117を
約100nm堆積した後、真空中で今度はECRをはじ
めとする高密度プラズマCVD反応室内に導入して、S
iON膜118を約3000nm堆積する。高密度プラ
ズマCVDで堆積される膜は段差被覆性に優れており、
良好な埋め込み性を有しているが、ゲート電極などによ
り生じる段差を軽減することは困難である。次にこの基
板を化学機械研磨(CMP)装置を用いて研磨を行い、
ゲート電極などにより生じた段差を削り取ることによ
り、層間絶縁膜を構成しているSiON膜118の表面
を図3(B)に示すごとく平坦化する。この結果、層間
絶縁膜として2500nmの絶縁膜が形成される。
【0033】次に図3(C)において、既知のリソグラ
フィーとエッチングにより不純物拡散層および多結晶シ
リコンゲート電極上に選択的に堆積したタングステン1
16に達するコンタクトホール119を開口する。タン
グステン膜116はコンタクトホール開口時に絶縁膜に
対して高い選択比を有してエッチングされにくいため
に、信頼性の高いコンタクトホールを形成できるという
利点もある。次いで、開口したコンタクトホール119
内に上層配線との間の電気的な接続をとるための金属を
たとえばタングステン膜120の選択成長を用いて埋設
する。
【0034】この方法では、サイドウォール111が多
結晶シリコン膜105の上方にせり出す構造を形成し、
サイドウォール111の高さを超えない厚さのタングス
テン膜116がゲートとソースおよびドレインに堆積す
ることによりショート不良のない低抵抗のゲート電極と
ソースおよびドレインを形成できるという効果を有して
いる。
【0035】図4乃至図5は本発明の第2の実施例の半
導体装置の製造方法を工程順に示す縦断面図である。図
4乃至図5において図1乃至図3と同一もしくは類似の
箇所は同じ符号で示してあるから重複する説明はなるべ
く省略する。
【0036】図4(A)、図4(B)および図4(C)
における工程は第1の実施例の図1(A)、図1(B)
および図1(C)における工程とそれぞれ同じである。
【0037】しかしこの第2の実施例では図4(D)に
おいて、膜厚65nm程度のシリコン窒化膜109をC
VD法により全面に、グクロルシランガス(SiH2
2)、アンモニアガス(NH3 )を導入し、750
℃、0.5Torrの条件で形成した後、続いて膜厚1
00nm程度のシリコン酸化膜110をCVD法により
全面に積層形成する。このシリコン酸化膜110は、シ
ランガス(SiH4 )、酸素ガス(O2 )を導入し、4
00℃で形成した。
【0038】次に図4(E)において、RIE方式の異
方性エッチング装置を用いてシリコン窒化膜109およ
びシリコン酸化膜110に異方性エッチングを施してゲ
ート電極構造108の側壁にシリコン窒化膜からなる第
1のサイドウォール211およびシリコン酸化膜からな
る第2のサイドウォール212を同時に形成して、両者
からサイドウォール213を構成する。この実施例では
シリコン窒化膜とシリコン酸化膜の積層体を一度の異方
性エッチングで第1および第2のサイドウォールを形成
しているから、第1のサイドウォール211がゲート電
極構造108の側壁から基板の主面に被着して形成さ
れ、第2のサイドウォール212は基板の主面に被着し
ないで第1のサイドウォール211のみに被着して形成
される。
【0039】次に図5(A)において、第1の実施例の
図2(D)と同様に、フッ酸を含有したリン酸がフィー
ルド酸化膜103に流れるのを第2のサイドウォール2
12のシリコン酸化膜により阻止しながら、無水フッ酸
蒸気法によりスペース形成膜であるPSG膜106をエ
ッチング除去してスペース107を形成する。
【0040】しかしこの実施例では第2のサイドウォー
ル212を形成するためのシリコン酸化膜110は膜厚
100nm程度と第1の実施例より厚く形成してあるの
で、この工程において第2のサイドウォール212は薄
くなるが残存し、したがってこの工程以降もサイドウォ
ール213は第1のサイドウォール211と第2のサイ
ドウォール212とから構成されている。
【0041】その後の図5(B)、図5(C)および図
5(D)における工程は第1の実施例の図3(A)、図
3(B)および図3(C)における工程とそれぞれ同じ
である。
【0042】この第2の実施例の方法では、第1の実施
例と比べて、サイドウォール形成時の異方性エッチング
工程が1工程少なくなる。
【0043】尚、第1および第2の実施例では、シリコ
ンゲート電極上およびソース、ドレイン領域上にタング
ステンを選択成長により成長しているが、他の高融点金
属あるいはサリサイド技術を用いたTiSi2 等の高融
点シリサイドを形成しても同様の効果が得られる。
【0044】さらに第1および第2の実施例では、スペ
ース形成膜としてPSG膜を用いて説明したが、シリコ
ン酸化膜にN型やP型の不純物を含むPSG膜以外のガ
ラス膜、例えばBPSG膜を用いることもできる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
リコン窒化膜からなる第1のサイドウォールを設け、シ
リコンゲート電極よりサイドウォールがせり出した態様
とするためのスペース形成膜のエッチング除去に無水フ
ッ酸蒸気を用い、熱リン酸を用いていないから、このエ
ッチング除去の際にサイドウォールのせり出し構造がく
ずれたり、シリコン基板の拡散層を形成する表面が粗れ
ることがない。サイドウォールのせり出し構造がくずれ
ないから、ゲート電極上に希望する低抵抗を得るための
所定の膜厚の高融点金属もしくは高融点金属シリサイド
を拡散層とのショート不良を発生しないで形成すること
ができる。さらにソース、ドレインとなる拡散層の表面
にダメージを与えないから、電流リーク等が発生する懸
念もない。
【0046】また無水フッ酸蒸気によるスペース形成膜
のエッチング除去の際には、発生する液状のリン酸に対
して濡れ性が低いシリコン酸化膜からなる第2のサイド
ウォールが存在しているから、フッ酸を含んだリン酸が
シリコン基板表面や素子分離領域を構成するフィールド
酸化膜に流れこのフィールド酸化膜がエッチングされる
ことがない。したがってフィールド酸化膜が不所望に薄
くなり素子分離機能が低下することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を工程順に示した断面図
である。
【図2】図1の続きの工程を順に示した断面図である。
【図3】図2の続きの工程を順に示した断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例を工程順に示した断面図
である。
【図5】図4の続きの工程を順に示した断面図である。
【図6】従来技術を工程順に示した断面図である。
【図7】本発明に関係する技術を工程順に示した断面図
である。
【符号の説明】
101,601,701 単結晶シリコン基板 102 N型ウエル 103,603,703 フィールド酸化膜 104,604,704 ゲート酸化膜 105,605,705 多結晶シリコン膜(シリコ
ンゲート電極) 106 PSG膜(スペース形成膜) 107 空間(スペース) 108,608,708 ゲート電極構造 109 シリコン窒化膜 110 シリコン酸化膜 111,211 シリコン窒化膜による第1のサイド
ウォール 112,212 シリコン酸化膜による第2のサイド
ウォール 113,213 サイドウォール 115A N型拡散層(N型ソース、ドレイン領域) 115B P型拡散層(P型ソース、ドレイン領域) 116 タングステン膜 117 層間絶縁膜としてのシリコン酸化膜 118 SiON膜 119 コンタクトホール 120 コンタクトホールを充填する金属 607 9シリコン窒化膜 609 PSG、NSG膜によるサイドウォール 611,711 拡散層(ソース、ドレイン領域) 614 チタンシリサイド膜 707 PSG膜 709 シリコン窒化膜によるサイドウォール 714 タングステン膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/092 29/78

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素子分離領域により区画された半導体基
    板の活性領域上にゲート酸化膜を形成する工程と、全面
    に非晶質もしくは多結晶のシリコン膜を堆積する工程
    と、前記素子分離領域およびシリコン窒化膜に対して十
    分な選択比をもって除去可能なスペース形成膜を前記シ
    リコン膜上に堆積する工程と、前記スペース形成膜およ
    び前記シリコン膜を同一平面形状のゲート電極構造にパ
    ターニングする工程と、シリコン窒化膜を堆積する工程
    と、異方性エッチング法により前記ゲート電極構造の側
    壁に前記シリコン窒化膜からなる第1のサイドウォール
    を形成する工程と、シリコン酸化膜を堆積する工程と、
    異方性エッチング法により前記第1のサイドウォール上
    に前記シリコン酸化膜からなる第2のサイドウォールを
    形成する工程と、露出した前記スペース形成膜を減圧下
    で無水フッ酸蒸気に曝す方法によりエッチング除去して
    前記ゲート電極構造においてゲート電極を構成している
    前記シリコン膜の上面を露出させ、前記第1および第2
    のサイドウォールのうち少なくとも前記シリコン窒化膜
    から構成されている前記第1のサイドウォールを残す工
    程と、ソースおよびドレイン領域を形成する工程と、ゲ
    ート電極を構成している前記シリコン膜上ならびに前記
    ソースおよびドレイン領域上に選択的に高融点金属ある
    いは高融点金属シリサイドを形成する工程とを有するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記素子分離領域及びシリコン窒化膜に
    対して、十分な選択比をもって除去可能なスペース形成
    膜がPSG膜あるいはBPSG膜であることを特徴とす
    る請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記高融点金属は、タングステン
    (W)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、ニッケル
    (Ni)、タンタル(Ta)、ハフニウム(Hf)、ジ
    ルコニウム(Zr)、白金(Pt)あるいはモリブデン
    (Mo)であり、前記高融点金属シリサイドは、チタン
    シリサイド(TiSi2 )、コバルトシリサイド(Co
    Si2 )、ニッケルシリサイド(NiSi)、タングス
    テンシリサイド(WSi2 )、タンタルシリサイド(T
    iSi2 )、ハフニウムシリサイド(HfSi2 )、ジ
    ルコニウムシリサイド(ZrSi2 )、白金シリサイド
    (PtSi)あるいはモリブデンシリサイド(MoSi
    2 )であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 素子分離領域により区画された半導体基
    板の活性領域上にゲート酸化膜を形成する工程と、全面
    に非晶質もしくは多結晶のシリコン膜を堆積する工程
    と、前記素子分離領域およびシリコン窒化膜に対して十
    分な選択比をもって除去可能なスペース形成膜を前記シ
    リコン膜上に堆積する工程と、前記スペース形成膜およ
    び前記シリコン膜を同一平面形状のゲート電極構造にパ
    ターニングする工程と、シリコン窒化膜を堆積する工程
    と、前記シリコン窒化膜上にシリコン酸化膜を堆積する
    工程と、異方性エッチング法により前記ゲート電極構造
    の側壁に前記シリコン窒化膜からなる第1のサイドウォ
    ールおよびその上の前記シリコン酸化膜からなる第2の
    サイドウォールを形成する工程と、露出した前記スペー
    ス形成膜を減圧下で無水フッ酸蒸気に曝す方法によりエ
    ッチング除去して前記ゲート電極構造においてゲート電
    極を構成している前記シリコン膜の上面を露出させ、前
    記第1および第2のサイドウォールのうち少なくとも前
    記シリコン窒化膜から構成されている前記第1のサイド
    ウォールを残す工程と、ソースおよびドレイン領域を形
    成する工程と、ゲート電極を構成している前記シリコン
    膜上ならびに前記ソースおよびドレイン領域上に選択的
    に高融点金属あるいは高融点金属シリサイドを形成する
    工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記素子分離領域及びシリコン窒化膜に
    対して、十分な選択比をもって除去可能なスペース形成
    膜がPSG膜あるいはBPSG膜であることを特徴とす
    る請求項4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記高融点金属は、タングステン
    (W)、チタン(Ti)コバルト(Co)、ニッケル
    (Ni)、タンタル(Ta)、ハフニウム(Hf)、ジ
    ルコニウム(Zr)、白金(Pt)あるいはモリブデン
    (Mo)であり、前記高融点金属シリサイドは、チタン
    シリサイド(TiSi2 )、コバルトシリサイド(Co
    Si2 )、ニッケルシリサイド(NiSi)、タングス
    テンシリサイド(WSi2 )、タンタルシリサイド(T
    iSi2 )、ハフニウムシリサイド(HfSi2 )、ジ
    ルコニウムシリサイド(ZrSi2 )、白金シリサイド
    (PtSi)あるいはモリブデンシリサイド(MoSi
    2 )であることを特徴とする請求項4記載の半導体装置
    の製造方法。
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