JP2659365B2 - パルス幅変調制御インバータの制御方法 - Google Patents

パルス幅変調制御インバータの制御方法

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JP2659365B2 JP62006744A JP674487A JP2659365B2 JP 2659365 B2 JP2659365 B2 JP 2659365B2 JP 62006744 A JP62006744 A JP 62006744A JP 674487 A JP674487 A JP 674487A JP 2659365 B2 JP2659365 B2 JP 2659365B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電流制御ループを有し、この電流制御ル
ープの出力をパルス幅変調して誘導電動機を可変速駆動
する電圧形のパルス幅変調制御インバータの制御方法に
関する。
〔従来の技術〕
第3図は電流制御ループを有するパルス幅変調制御イ
ンバータの従来例を示す回路図である。
この第3図において、交流電源2からの交流電力は、
整流器3により直流に変換されるのであるが、この直流
に含まれているリップル分は、平滑コンデンサ4で除去
される。このようにして平滑された直流をトランジスタ
で構成されているパルス幅変調制御インバータ(以下で
はPWMインバータと略記する)5へ入力させることによ
り、このPWMインバータ5からは、所望の電圧と周波数
の交流電力を取出せるので、この交流電力で誘導電動機
6を可変速駆動させることができるのであるが、このよ
うなPWMインバータ5の制御は次のように行われる。
速度設定器11から出力される速度指令値N*と、誘導電
動機6に結合されているパルスエンコーダ8から出力さ
れる速度実際値Nとの偏差を速度調節器12に入力させる
ことにより、速度調節器12はこの入力偏差を零にするト
ルク指令値T*をベクトル演算部13へ出力する。ベクトル
演算部13はこのトルク指令値T*と前述の速度実際値Nか
ら、ベクトル演算により電流指令値I*を創成出力し、変
流器7で検出されるPWMインバータ5の出力電流実際値
Iとこの電流指令値I*との偏差を電流調節器14へ入力さ
せる。電流調節器14は、この入力偏差を零にする制御信
号をコンパレータ16へ出力するのであるが、キヤリヤ発
生器15から出力される搬送波もコンパレータ16へ与えら
れるので、コンパレータ16は両入力の大小関係を比較す
ることで、ベース駆動回路17へ開閉のタイミングを示す
信号を出力し、ベース駆動回路17からは、PWMインバー
タ5を構成している各トランジスタへ順次開閉動作すべ
き信号を与えるので、速度指令値N*に対応した周波数と
電圧の交流がこのPWMインバータ5から出力されること
になる。
上述したように、第3図に示すPWMインバータ5の制
御回路は、比例積分演算器で構成された速度調節器12を
含む速度制御ループを形成し、この速度制御ループの内
側に、同じく比例積分演算器で構成された電流調節器14
を含む電流制御ループが形成されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上記のように電流制御ループを有する電圧
形のPWMインバータでは、電動機速度に対応して、この
電流制御系のゲインが変化するという問題を有してい
る。
第4図は電動機速度に対応した電動機端子電圧の波形
をあらわした波形図であって、E1は電動機速度がN1のと
きの電動機端子電圧を、またE2は電動機速度がN2のとき
の電動機端子電圧をあらわしているが、この第4図から
もあきらかなように、N1>N2であり、かつ電動機の基底
速度N0との関係はN2<N0である。ここでEdは平滑コンデ
ンサ4が接続されている直流中間回路の電圧である。
電動機電流は、直流中間回路電圧Edと、電動機端子電
圧との電圧差で定まることから、この第4図においては
下記の(1)式が成立する。
Ed−E1<Ed−E2 ……(1) すなわち、平均的に見て、電動機速度が基底速度N0
りも低いN2なる値のとき、電流制御系のゲインは、基底
速度N0より高速のN1なる速度のときのゲインよりも大と
なる。これに対して電流制御系における比例・積分制御
のパラメータは固定であるため、この制御系が不安定に
なる欠点を有する。
そこで本発明の目的は、電動機速度またはこれと等価
な電動機端子電圧を検出して、これにより電流制御系を
可変ゲイン制御することにより、全速度範囲における当
該電流制御系を安定させることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この発明によるPWMイ
ンバータの制御方法は、速度制御ループの内側に電流制
御ループを備え、この電流制御ループの出力を搬送波で
パルス幅変調して得られる信号を用いることで、所望の
電圧と周波数の交流を出力して交流電動機を可変速駆動
するパルス幅変調制御インバータにおいて、前記交流電
動機の速度が基底速度よりも低い時は前記搬送波の振幅
を速度が低下するにつれて増大させ、前記交流電動機の
速度が基底速度よりも高い時は前記搬送波の振幅を一定
にさせるものとする。
〔作用〕
この発明においては、PWMインバータで駆動される交
流電動機の速度、あるいはこの速度と等価である交流電
動機端子電圧を検出し、この検出信号により、電流制御
系のゲインを可変させようとするもので、具体的には、
パルス幅変調のための搬送波の振幅を、上記検出信号に
対応して変化させることでゲインを可変にし、電流制御
系の安定度を向上させるものである。
〔実施例〕
第1図は本発明の実施例を示す回路図である。この第
1図において、交流電源2からの交流電力を整流器3で
直流に変換し、平滑コンデンサ4を介してPWMインバー
タ5へ入力させ、このPWMインバータ5からの出力交流
で誘導電動機6を可変速運転させるのであるが、このと
き比例積分演算器で構成された速度調節器12へは、速度
設定器11からの速度指令値N*とパルスエンコーダ8から
の速度実際値Nとの偏差を入力させて、この入力偏差を
零にするトルク指令値T*を出力させるようにしている速
度制御系により、誘導電動機6の速度は速度指令値N*
一致するように制御される。
速度調節器12からのトルク指令値T*と、電動機速度実
際値Nとにより、ベクトル演算部13は電動機の電流指令
値I*を出力する。さらに、比例積分演算器で構成された
電流調節器14へは、この速度指令値I*と変流器7からの
電流実際値Iとの偏差を入力させ、この入力偏差を零に
する制御信号を出力させるようにしている電流制御系を
備えていることは、第3図に示す従来例回路の場合と同
じである。
この電流調節器14の出力と、キヤリヤ発生器15からの
搬送波とをコンパレータ16で比較することにより、ベー
ス駆動回路17へ開閉のタイミングを示す信号を出力する
のであるが、本発明においては、電動機の速度実際値N
に対応して、これと所定の関数関係にある値を出力する
関数発生器21を設け、この関数発生器21の出力を乗算器
22へ導き、この乗算器22によりキヤリヤ発生器15からの
搬送波の振幅を変化させるようにする。
第2図は第1図に示す実施例回路における関数発生器
の出力特性をあらわしたグラフであって、横軸は電動機
速度実際値Nを、縦軸は搬送波電圧係数をあらわしてい
る。なお、N0は誘導電動機6の基底速度である。
第2図に示す特性の関数発生器21を使用することで、
誘導電動機6の速度が基底速度N0よりも低いときは、速
度が低下するにつれて搬送波の振幅が増大、したがって
電流制御系のゲインが低下するようになり、基底速度N0
より高速の範囲では、搬送波振幅を一定にするようにし
ている。
なお関数発生器21は速度実際値Nに対応した搬送波電
圧係数を出力しているが、速度の代りに、この速度に対
応した電動機端子電圧を用いてもよいことは勿論であ
る。
〔発明の効果〕
この発明によれば、電流制御ループを備えたパルス幅
変調制御インバータでは、このPWMインバータで可変速
駆動される交流電動機の速度(またはこの速度に対応し
ている当該交流電動機の端子電圧)に対応して搬送波の
振幅を変化させる信号を出力する関数発生器を設けるこ
とにより、前述した不具合が解消される効果が得られる
ので、電動機の全速度範囲で、電流制御系をより安定に
動作させることができる。さらに基底速度未満の速度領
域でゲインを低下させた分だけ、基底速度以上の速度領
域でのゲインを上昇できるので、パルス幅変調用の搬送
波周波数を下げても、電流制御系の動作を安定にでき
る。この搬送波周波数の低下は、当該PWMインバータを
構成している半導体スイッチ素子の動作頻度を減少させ
ることになり、その発生損失が減少することから、スイ
ッチ素子の適用ランクを変更でき、あるいは冷却体を小
形にできるなど、装置の小形化とコストの低下、さらに
は効率の向上などの効果も合わせて発揮できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す回路図であり、第2図は
第1図に示す実施例回路における関数発生器の出力特性
をあらわしたグラフである。第3図は電流制御ループを
有するパルス幅変調制御インバータの従来例を示す回路
図、第4図は電動機速度に対応した電動機端子電圧の変
化をあらわした波形図である。 2……交流電源、3……整流器、4……平滑コンデン
サ、5……PWMインバータ、6……誘導電動機、7……
変流器、8……パルスエンコーダ、11……速度設定器、
12……速度調節器、13……ベクトル演算部、14……電流
調節器、15……キヤリヤ発生器、16……コンパレータ、
17……ベース駆動回路、21……関数発生器、22……乗算
器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−187284(JP,A) 特開 昭60−187286(JP,A) 特開 昭60−187285(JP,A) 特開 昭60−190185(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】速度制御ループの内側に電流制御ループを
    備え、この電流制御ループの出力を搬送波でパルス幅変
    調して得られる信号を用いることで、所望の電圧と周波
    数の交流を出力して交流電動機を可変速駆動するパルス
    幅変調制御インバータにおいて、前記交流電動機の速度
    が基底速度よりも低い時は前記搬送波の振幅を速度が低
    下するにつれて増大させ、前記交流電動機の速度が基底
    速度よりも高い時は前記搬送波の振幅を一定にさせるこ
    とを特徴とするパルス幅変調制御インバータの制御方
    法。
JP62006744A 1987-01-14 1987-01-14 パルス幅変調制御インバータの制御方法 Expired - Lifetime JP2659365B2 (ja)

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JPS60187285A (ja) * 1984-03-07 1985-09-24 Mitsubishi Electric Corp インバ−タ制御装置
JPS60187284A (ja) * 1984-03-07 1985-09-24 Mitsubishi Electric Corp 交流電動機の電流制御装置
JPS60187286A (ja) * 1984-03-07 1985-09-24 Mitsubishi Electric Corp インバ−タ制御装置
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