JP2658579B2 - 空ボビン・パッケージの搬送システム - Google Patents

空ボビン・パッケージの搬送システム

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JP2658579B2
JP2658579B2 JP41003190A JP41003190A JP2658579B2 JP 2658579 B2 JP2658579 B2 JP 2658579B2 JP 41003190 A JP41003190 A JP 41003190A JP 41003190 A JP41003190 A JP 41003190A JP 2658579 B2 JP2658579 B2 JP 2658579B2
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JP
Japan
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hanger
arm
package
peg
empty bobbin
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信雄 坂本
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Priority to DE4143447A priority patent/DE4143447C2/de
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、延伸仮撚機や自動巻取
機等において、給糸のためのパッケージを供給し、空紙
ボビンを回収するために、走行自在なハンガーを吊り下
げるオーバーヘッドコンベアと昇降自在なペグを有する
昇降装置とから成り、前記ペグと前記ハンガは互いに受
け渡し自在である空ボビン・パッケージの搬送システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、延伸仮撚機のクリール装置への
給糸交換を給糸交換台車を用いて自動化する場合を考え
ると、給糸交換台車はクリール装置に対して空ボビンを
受け取り、新たなパッケージを受け渡すという作業が必
須となる。そのため、この給糸交換台車に、パッケージ
を供給し、空紙ボビンを回収する空ボビン・パッケージ
の搬送システムを接続することが効率的である。
【0003】従来、このような空ボビン・パッケージの
搬送システムとして、図6に示す如く、走行自在なハン
ガ50を吊り下げるオーバーヘッドコンベア51と昇降
自在なペグ52を有する昇降装置53とから成り、前記
ペグ52と前記ハンガ50は互いに受け渡し自在である
ものが知られている。オーバーヘッドコンベア51のハ
ンガ50は略コの字型のアームであって下辺50aにパ
ッケージP又は空ボビンBが挿入される。また、ハンガ
50は旋回羽根50bを有しており、この旋回羽根50
bが図示されない突起物に当たってハンガ50は180
°方向転換が可能である。一方、昇降装置53のペグ5
2は図示されない昇降台から突出しており、Aの上昇位
置とBの下降位置となりうる。また、ペグ52は180
°旋回して、Cの方向にもなりうる。52aはプッシャ
であり、ペグ52に挿入されたパッケージPを押し出す
ものである。
【0004】上述した従来の空ボビン・パッケージの搬
送システムによる台車54に対するパッケージ供給と空
ボビン回収の手順を説明する。まず、パッケージ供給に
ついては、Dのハンガ50でパッケージPが搬送されて
くるとする。Aの上昇位置のペグ52とハンガ50の下
辺50aがすれ違い、パッケージPがペグ52に受け渡
される。ペグ52はBの下降位置となって、プッシャ5
2aでパッケージPが台車54に移載される。そして、
台車54からペグに空ボビンが移載される。ペグは上昇
すると共に旋回し、Cの位置となる。そして、Eの状態
のハンガ50を待って、空ボビンBがハンガ50に受け
渡される。ペグ52は180°旋回してAの位置に戻
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた空
ボビン・パッケージの搬送システムにおいては、オーバ
ーヘッドコンベアのハンガ50はパッケージ又は空ボビ
ンしか搬送できず、昇降装置のペグ52に待ち時間が生
じ、サイクルタイムが長くなるという問題点を有してい
た。
【0006】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、昇降装置の待ち時間が少なく、サイクルタイム
が短くできる空ボビン・パッケージの搬送システムを提
供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の空ボビン・パッケージの搬送システムは、
走行自在なハンガを吊り下げるオーバーヘッドコンベア
と昇降自在なペグを有する昇降装置とから成り、前記ペ
グと前記ハンガは互いに受け渡し自在である空ボビン・
パッケージの搬送システムにおいて、前記ハンガは略T
字型であって走行方向の第1アームと反走行方向の第2
アームとを有し、前記ペグも略T字型であってハンガ走
行方向の第1腕とハンガ反走行方向の第2腕とを有する
ものである。
【0008】
【作用】ハンガ反走行方向のハンガの第2アームにある
パッケージはハンガ反走行方向のペグの第2腕に受け渡
されると同時に、ハンガ走行方向のペグの第1腕にある
空ボビンはハンガ走行方向のハンガの第1腕に受け渡さ
れ、一つのハンガがパッケージ搬送から空ボビン搬送に
切り替わる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明の空ボビン・パッケージの搬送シ
ステムを示す斜視図、図2は図1のX矢視図、図3は図
1のY矢視図である。
【0010】図1において、1はオーバーヘッドコンベ
アであり、2は昇降装置である。オーバーヘッドコンベ
ア1のハンガ3は略T字型であり、ハンガ走行方向の第
1アーム4とハンガ反走行方向の第2アーム5とを有
し、第1アーム4と第2アーム5の間には高低差Hが設
けられている。第1アーム4と第2アーム5の一方にパ
ッケージ又は空ボビンが挿入され、重心がハンガ3の中
心にない。そこで、ハンガ3は釣り金具6に固設され、
釣り金具6の前後でオーバーヘッドコンベア1に吊り下
げられる構造であり、ハンガ3の水平姿勢が維持され
る。そして、第2アームにパッケージPが挿入されてい
る。
【0011】昇降装置2は昇降自在な昇降台10を有
し、昇降台10に90°毎に旋回自在なY金具11が支
持されている。このY金具11の先端に二本の平行なペ
グ12が固設され、ペグ12のハンガ走行方向が第1腕
13となり、ハンガ反走行方向が第2腕14となってい
る。そして、第1腕13にボビンBが挿入されている。
【0012】図2において、ハンガ3の第1アーム4は
2本のペグ12の間を通過し、ハンガ3の第2アーム5
は2本のペグ12の間を通過するようになっている。し
たがって、ハンガ3の第2アーム5に挿入されたパッケ
ージPは、余裕を持ってペグ12の第2腕(奥側)に受
け渡される。また、ペグ12の第1腕(手前側)に挿入
されたボビンBも余裕を持ってハンガ3の第1アーム4
に受け渡される。
【0013】図3において、昇降台10が下降し、ペグ
の第2腕14に受け渡されたパッケージPは、ペグ12
の90°旋回(方向)によって、台車15に対向す
る。そして、図示されないプッシャでパッケージPが押
し出される。そして、台車15から空ボビンBを受け取
り、ペグの第2腕14は更に90°旋回(方向)し、
昇降台10が上昇し、図1の状態に復帰する。この場
合、第1腕13と第2腕14は逆になるが、走行方向で
対照な形状であるので問題が生じない。
【0014】図4及び図5は上述した空ボビン・パッケ
ージの搬送システムを用いた延伸仮撚機の給糸システム
を示す図であり、図4は平面図、図5は側面図である。
図4において、20は回転式クリール、21は本体ユニ
ット、22はドライブエンド、23は一次ヒータ回りに
あって加工パッケージを排出するペグ循環コンベアであ
り、回転式クリール20の列に沿って走行自在な給糸交
換台車23が配設され、ドライブエンド22側にオーバ
ーヘッドコンベア1が架設され、オーバーヘッドコンベ
ア1と給糸交換台車24の交点に昇降装置2が配置され
ている。図5のように、オーバーヘッドコンベア1のハ
ンガ3で搬送されてきた給糸パッケージ25は、昇降装
置2のペグに受け渡されると同時に、ペグの空ボビンが
ハンガ3に受け渡される。昇降装置2は下降の際に、給
糸パッケージ25の方向を90°旋回させる。下降端に
降ろされた給糸パッケージ25はプッシャ2aで押し出
されて給糸交換台車24に移載される。同時に、昇降装
置2のペグは給糸交換台車24から空ボビンの移載を受
ける。そして、給糸台車24は所定の回転式クリール2
0に向かって走行する。図4に戻り、給糸交換台車24
が回転式クリール20を回転し、部分(1)〜(3)の
交換要否を判定し、必要部分の給糸交換を行うことによ
って、空ボビンを受け取り、給糸パッケージが消費され
る。そして、オペレータが給糸交換された部分のテール
結びを行う。オーバーヘッドコンベア1の一つのハンガ
は同時に空ボビンと給糸パッケージの受け渡しを行うの
で、オーバーヘッドコンベア1の搬送効率が高く、昇降
装置2の待ち時間が少なくなり、給糸交換台車24の能
力とマッチングさせることができる。なお、上述した空
ボビン・パッケージの搬送システムは、延伸仮撚機の給
糸パッケージの搬送のみならず、オートドッファを用い
た加工済パッケージの搬送にも適用でき、自動巻取装置
からオートドッファを用いた巻揚パッケージの搬送にも
適用できる。さらに、パッケージから空ボビンへ受け渡
しのみならず、空ボビンからパッケージへの受け渡しに
も適用できることは勿論である。
【0015】
【発明の効果】本発明の空ボビン・パッケージの搬送シ
ステムは、走行自在なハンガを吊り下げるオーバーヘッ
ドコンベアと昇降自在なペグを有する昇降装置とから成
り、前記ペグと前記ハンガは互いに受け渡し自在である
空ボビン・パッケージの搬送システムにおいて、前記ハ
ンガは略T字型であって走行方向の第1アームと反走行
方向の第2アームとを有し、前記ペグも略T字型であっ
てハンガ走行方向の第1腕とハンガ反走行方向の第2腕
とを有するものであり、ハンガ反走行方向のハンガの第
2アームにあるパッケージはハンガ反走行方向のペグの
第2腕に乗り移ると同時に、ハンガ走行方向のペグの第
1腕にある空ボビンはハンガ走行方向のハンガの第1腕
に乗り移り、一つのハンガがパッケージ搬送から空ボビ
ン搬送に切り替わるので、オーバーヘッドコンベアの搬
送効率が上がり、昇降装置の待ち時間が少なくなって、
サイクルタイムが短くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空ボビン・パッケージの搬送システム
を示す斜視図である。
【図2】図1のX矢視図である。
【図3】図1のY矢視図である。
【図4】本搬送システムを用いた延伸仮撚機の給糸シス
テムを示す平面図である。
【図5】給糸システムを示す側面図である。
【図6】従来の空ボビン・パッケージの搬送システムを
示す図である。
【符号の説明】
1 オーバーヘッドコンベア 2 昇降装置 3 ハンガ 4 第1アーム 5 第2アーム 12 ペグ 13 第1腕 14 第2腕

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行自在なハンガを吊り下げるオーバー
    ヘッドコンベアと昇降自在なペグを有する昇降装置とか
    ら成り、前記ペグと前記ハンガは互いに受け渡し自在で
    ある空ボビン・パッケージの搬送システムにおいて、前
    記ハンガは略T字型であって走行方向の第1アームと反
    走行方向の第2アームとを有し、前記ペグも略T字型で
    あってハンガ走行方向の第1腕とハンガ反走行方向の第
    2腕とを有することを特徴とする空ボビン・パッケージ
    の搬送システム。
JP41003190A 1990-11-17 1990-12-10 空ボビン・パッケージの搬送システム Expired - Lifetime JP2658579B2 (ja)

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JP41003190A JP2658579B2 (ja) 1990-12-10 1990-12-10 空ボビン・パッケージの搬送システム
ITRM910867A IT1249471B (it) 1990-11-17 1991-11-15 Sistema di collegamento di una roccatrice ad un torcitoio a doppia torsione.
DE4137935A DE4137935A1 (de) 1990-11-17 1991-11-18 Anlage zum verbinden eines spulautomaten mit einer doppelzwirnmaschine sowie verfahren zum vorbereiten von fadenenden
DE4143447A DE4143447C2 (de) 1990-11-17 1991-11-18 Verfahren und Vorrichtung zum Vorbereiten von Fadenenden
US08/036,362 US5343687A (en) 1990-11-17 1993-03-24 Winder-to-double twister connecting system
US08/225,513 US5452571A (en) 1990-11-17 1994-04-11 Winder-to-double twister connecting system

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JPH04213568A JPH04213568A (ja) 1992-08-04
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FR2736693B1 (fr) * 1995-07-13 1997-08-22 Kodak Pathe Procede d'alignement d'un element par rapport a un autre et systeme de dechargement de rouleaux utilisant le procede selon l'invention
US8931725B2 (en) * 2011-02-25 2015-01-13 Fives Machining Systems, Inc. Fiber placement auto spool loader

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