JP2000027041A - 繊維機械のボビン受け渡しミス検知方法及び装置並びにボビン搬送装置 - Google Patents

繊維機械のボビン受け渡しミス検知方法及び装置並びにボビン搬送装置

Info

Publication number
JP2000027041A
JP2000027041A JP10194273A JP19427398A JP2000027041A JP 2000027041 A JP2000027041 A JP 2000027041A JP 10194273 A JP10194273 A JP 10194273A JP 19427398 A JP19427398 A JP 19427398A JP 2000027041 A JP2000027041 A JP 2000027041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
empty
full
holder
held
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10194273A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Kurachi
喜男 倉知
Shigeki Sekiya
茂樹 関谷
Hideyuki Goto
英之 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Howa Machinery Ltd
Original Assignee
Howa Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Howa Machinery Ltd filed Critical Howa Machinery Ltd
Priority to JP10194273A priority Critical patent/JP2000027041A/ja
Publication of JP2000027041A publication Critical patent/JP2000027041A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 繊維機械とボビン搬送装置との間で満、空ボ
ビンの受け渡しが確実に行なわれたかを容易に検知する
ことである。 【解決手段】 ボビン搬送装置の長手方向に隣合うボビ
ン保持具を交互に上下させて設け、このボビン保持具の
ピッチを粗紡機のボビンホイールの隣接ピッチの1/2
とする。また、上、下のボビン保持具を夫々満ボビン保
持具20aと空ボビン保持具20bとし、ペッグ10上
の満ボビンFBを満ボビン保持具20aに、空ボビン保
持具20bの空ボビンEBをペッグ10に受け渡した
後、交換前に空ボビンEBの下端部分が存在していた長
手方向領域Bでの空ボビンEBの有無を空ボビン検知手
段21により検知することで、空ボビンEBの受け渡し
が確実に行なわれたかが検知できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、繊維機械の満ボ
ビンをボビン搬送装置へ取り出し、ボビン搬送装置から
空ボビンを繊維機械へ受け渡した際に、空ボビンが確実
に繊維機械に受け渡されたかを検知して空ボビンの受け
渡しミスを防止する繊維機械のボビン受け渡しミス検知
方法及び装置に関し、更にこれに用いて好適なボビン搬
送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の繊維機械において、満ボビンと空
ボビンとを交換する際に、満ボビンを繊維機械からボビ
ン保持具に取り出した後、ボビン保持具の空ボビンを繊
維機械に受け渡し、ボビン交換以前に空ボビンが保持さ
れていたボビン保持具にボビン交換後も空ボビンが繊維
機械に受け渡されず保持されているかどうかを検知装置
により検知して、満、空ボビンの受け渡しミスを検知す
るものが知られている。例えば、特開平8−5908
8号公報では、繊維機械(粗紡機)の機枠に検知装置と
して懸吊トロリーの移動方向と直交してセンサユニット
を設け、懸吊トロリーに備えられた懸吊ホルダ(ボビン
保持具)と繊維機械のスピンドルとの間での満ボビンと
空チューブ(空ボビン)の交換後、繊維機械の満ボビン
と交換され繊維機械に受け渡される空チューブが受け渡
されずに懸吊ホルダに残り満ボビンと一緒に懸吊ホルダ
に懸吊された状態でセンサユニットの傍らを通過する
と、空チューブがセンサユニットにより検出され、空チ
ューブの受け渡しミスが検知されるようになっている。
また、特開平2−160939号公報では満ボビンを
スピンドルもしくはペッグから把持機構にドッフィング
した後、空ボビンをスピンドルもしくはペッグに受け渡
して交換し、交換以前に満、空ボビンが存在していた長
手方向領域を通過する検知手段からの光線を満、空ボビ
ン交換時に交換されずに残った満、空ボビンが遮ること
で満、空ボビンの交換ミスを検出するようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来のでは、
ボビン交換後のボビン受け渡しミスの検出は、満ボビン
を懸吊した懸吊トロリーが繊維機械から搬出された後始
めて行なわれるので、ボビン交換を行なうその場でボビ
ン交換ミスを検出することができず、空ボビンの供給ミ
スがあった状態で粗紡機を運転すると空ボビンが保持さ
れていない裸のスピンドルに糸が巻かれてしまう恐れが
ある。そのためスピンドルに糸が巻き付かないようにす
るために、懸吊トロリーが搬出される迄繊維機械を起動
することができず、停台時間が長くなる問題がある。ま
た、では、ボビン交換ミスの検知をボビン交換以前に
満、空ボビンが存在していた領域を通過する検知手段か
らの光線が満、空ボビンが交換される1工程毎に交換さ
れなかった満、空ボビンによって遮断されるとボビン交
換ミスが検知されるが、に記載の粗紡機のように、ボ
ビン搬送装置の長手方向に一列状態でボビン保持具に交
互に満ボビンと空ボビンとを保持可能であり、ボビン保
持具に満、空ボビンが同時に保持されるように構成され
ている場合では、繊維機械から満ボビンを取り出して空
ボビンの間の空のボビン保持具に保持させた後、ボビン
保持具から繊維機械に空ボビンを受け渡し、ボビン保持
具に空ボビンが残ることなく繊維機械に受け渡されたか
を検知することは、満ボビンが保持されたボビン保持具
に空ボビンが残っている場合、満ボビンにより空ボビン
が隠れてしまうため、検知できない問題がある。本願発
明の課題は、繊維機械とボビン保持具に長手方向に交互
に満ボビンと空ボビンとを保持可能なボビン搬送装置と
の間で、満ボビンと空ボビンの交換を行なう際に、満、
空ボビンの受け渡しミスを容易に確実に検知できるよう
にすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本願発明では、ボビン搬送装置のボビン保持具に長
手方向に交互に空ボビンと満ボビンとを保持可能とし、
繊維機械から満ボビンをボビン搬送装置へ取出した後ボ
ビン搬送装置から空ボビンを繊維機械へ供給し、これら
の満、空ボビンを検知手段で検知して満、空ボビンの着
脱ミスを検知するボビン受け渡しミス検知方法におい
て、ボビン搬送装置のボビン保持具の高さを交互にずら
して設け、上下ボビン保持具の一方を満ボビン保持具と
し、他方を空ボビン保持具とし、満、空ボビン交換後、
ボビン交換以前に空ボビン保持具に保持されていた空ボ
ビンの上端部分または下端部分が存在していた長手方向
領域を検知領域とする空ボビン検知手段により空ボビン
保持具に保持された空ボビンの上端部分または下端部分
が存在するかどうかを検知することで、ボビン搬送装置
から繊維機械への空ボビン受け渡しミスを検知すること
を特徴とする(請求項1)。
【0005】また、繊維機械は粗紡機であり、粗紡機側
のボビンホルダに保持された満ボビンを空の満ボビン保
持具に保持し、ボビンホルダに満ボビンが保持されてい
ないことを満ボビン検知手段で検知し、空ボビン保持具
に保持された空ボビンをボビンホルダに対向させて空ボ
ビン保持具の空ボビンをボビンホルダに装着した後、空
ボビン保持具の空ボビンの有無を検知してボビン着脱ミ
スを検知することを特徴とする(請求項2)。
【0006】前記空ボビン検知手段は投光器と受光器と
からなり、投光器からボビン保持具の搬送方向に沿って
通過して受光器に到達する光線を満、空ボビン交換後に
空ボビン保持具に保持されている空ボビンの上端部分ま
たは下端部分が遮ることでボビン着脱ミスを検知するこ
とを特徴とする(請求項3)。
【0007】前記方法を実施するのに好適な装置とし
て、ボビン搬送装置のボビン保持具に長手方向に交互に
空ボビンと満ボビンとを保持可能とし、繊維機械から満
ボビンをボビン搬送装置へ取出した後ボビン搬送装置か
ら空ボビンを繊維機械へ供給し、これらの満、空ボビン
を検知手段で検知して満、空ボビンの着脱ミスを検知す
るボビン受け渡しミス検知装置において、ボビン搬送装
置のボビン保持具の高さを交互にずらして設け、上下ボ
ビン保持具の一方を満ボビン保持具とし、他方を空ボビ
ン保持具とし、満、空ボビン交換後、ボビン交換以前に
空ボビン保持具に保持されていた空ボビンの上端部分ま
たは下端部分が存在していた長手方向領域を検知領域と
して空ボビン保持具に保持された空ボビンの上端部分ま
たは下端部分が存在するかどうかを検知する空ボビン検
知手段を設けたことを特徴とする(請求項4)。
【0008】また、ボビン搬送装置のボビン把持具に長
手方向に交互に空ボビンと満ボビンとを保持可能とし、
粗紡機から満ボビンをボビン搬送装置へ取出した後、ボ
ビン搬送装置から空ボビンを粗紡機へ供給し、満、空ボ
ビンを検知手段で検知して満、空ボビンの着脱ミスを検
知するボビン受け渡しミス検知装置において、粗紡機の
千鳥状配列のボビンホイールの前、後列と対応して、各
列のボビンホイールの隣接ピッチの1/2のピッチでボ
ビン搬送装置にボビン保持具を各一列状態で、かつ、長
手方向に隣合う保持具高さを交互に上下させて設け、上
ボビン保持具に保持された空ボビンの上端部分または下
ボビン保持具に保持された空ボビンの下端部分を検知可
能な空ボビン検知手段をボビン保持具の前,後列に対応
して備えてなることを特徴とする(請求項5)。
【0009】更に、上記方法、装置に用いて好適なボビ
ン搬送装置は、長手方向に交互に空ボビンと満ボビンと
を保持可能としたボビン搬送装置において、空ボビンと
満ボビンとを吊下するボビン保持具が長手方向に交互に
所定の高さをずらして設けてあることを特徴とする(請
求項6)。
【0010】
【発明の実施の形態】本願発明の実施の形態について図
1から図9に基づいて説明する。図1、図2において、
1は周知の粗紡機を示し、そのトップレール2にはフラ
イヤー3が前、後2列に千鳥状に配備されている。各フ
ライヤー3の下方にはボビンレール4が昇降可能に配備
され、このボビンレール4に各フライヤー3と同心にボ
ビンホイール5が夫々千鳥状に配備されている。
【0011】粗紡機1の前側には、自動管替装置6とボ
ビン搬送装置7が配設されている。自動管替装置6は、
例えば実公平8−6045号公報に開示のものと略同様
に構成されており、ボビン載置台8と管替機構9とを備
えた周知のものである。この自動管替装置6のボビン載
置台8は、粗紡機1前側にボビンレール4の略全長に亘
って延びるように設けられている。ボビン載置台8の上
面には、満、空ボビンFB,EBを起立状態に保持し、
長手方向に粗紡機1の前、後2列のボビンホイール5,
5と対応する前、後列のペッグ(ボビンホルダ)10,
10がボビンホイール5の隣接ピッチP1と同一ピッチ
で千鳥状配設されている。また、管替機構9はボビンレ
ール4の略全長に亘って延び、満、空ボビンFB,EB
を吊持し得る前、後管替腕11,12が前、後2列の各
ボビンホイール5,5と対応するように交互に突設され
ている。各前、後管替腕11,12は図示しない夫々ス
コット・ラッセル直線運動機構からなる昇降機構と前後
動機構によって昇降動と粗紡機1に向けての前後動とが
可能となっている。また、自動管替装置6には、管替時
にペッグ10上に保持された満ボビンFBが確実にボビ
ン搬送装置7のボビン保持具20に移送されたかを確認
するための満ボビン検知手段である投光機13aと受光
機13bとが前、後のペッグ列に夫々対応してボビン載
置台8の長手方向に対向して適宜な位置に設けられてい
る。この満ボビン検知手段は、ペッグ10上にボビン搬
送装置7から取降された空ボビンEBを粗紡機1のボビ
ンホイール5上へ供給する時には、その空ボビンの供給
ミスを検知する手段を兼ねている。
【0012】粗紡機1の前側上方に配設されているボビ
ン搬送装置7は、搬送レール14とボビンキャリッジ
(ボビン搬送体)15とから構成されている。ボビン搬
送装置7の搬送レール14は粗紡機1の長手方向に平行
にボビン昇降装置(クレーン)16に設けられている。
クレーン16は、モータ17により駆動される巻取装置
18に接続されたテープ19が繰り出しまたは巻き取ら
れることで昇降可能となっている。ボビンキャリッジ1
5は、搬送レール14に走行自在に懸架されている。ボ
ビンキャリッジ15の下面には、千鳥状にボビン保持具
(ボビンハンガ)20が配列され、一列状態の前、後列
ボビン保持具20,20のピッチP2は、粗紡機1の千
鳥状配列のボビンホイール5と対応して、粗紡機1の各
列のボビンホイール5,5の隣接ピッチP1の1/2と
なっている。
【0013】更に、ボビン保持具20の前、後列は、夫
々長手方向に交互に空ボビンEBと満ボビンFBとを吊
下保持可能であり、また、ボビン保持具20は長手方向
に交互に所定量高さがずらされており、高い位置に設け
られているボビン保持具を満ボビンFBが保持される満
ボビン保持具20aとし、低い位置に設けられているボ
ビン保持具を空ボビンEBが保持される空ボビン保持具
20bとしてある。満ボビン保持具20aと空ボビン保
持具20bとの所定の高さのずれ量は、ボビンキャリッ
ジ15が自動管替装置6に向けて降下し、ボビン載置台
8上のペッグ10に起立状態で保持された満ボビンFB
を満ボビン保持具20aに保持したときに、空ボビン保
持具20bに吊下保持された空ボビンEBの下端がボビ
ン載置台8の上面にぶつかって外れない程度である。
【0014】また、前、後列の満、空ボビン保持具20
a,20bに満、空ボビンFB,EBが吊下保持された
状態で、満ボビンFBの下端より下となる空ボビンEB
の下端部分が存在する長手方向領域は、空ボビン検知手
段21の検知領域Bとなっている。この長手方向領域B
を空ボビン検知手段21を構成する投光器21aからの
光線がボビン保持具20の搬送方向に沿って通過して受
光器21bに到達するようになっている。投光器21a
と受光器21bは、図3、図9に示すように光線が長手
方向領域Bを通過可能な高さ位置で、満、空ボビンF
B,EBの搬送時には、満、空ボビンFB,EBの搬送
を妨げないようにボビン移動軌跡内と外との間で出没可
能となっている。
【0015】次に作用について説明する。図4から図9
では、満、空ボビン保持具20a,20bとペッグ10
の前列のみ示している。祖紡機1において満管となる
と、満ボビンFBが自動管替装置6によって、ボビンホ
イール5から図4に示すように自動管替装置6のペッグ
10上に載置される。このとき、ボビンキャリッジ15
は自動管替装置6の上方で待機しており、前、後列の空
の各満ボビン保持具20aがペッグ10上に保持された
前、後列の各満ボビンFBと対向して位置し、ボビンキ
ャリッジ15に吊下保持された前、後列の各空ボビンE
Bが前、後列の各満ボビンFBの間に位置している。次
に図5に示すようにボビン載置台8に向けてクレーン1
6によりボビンキャリッジ15が降下し、空ボビンEB
が満ボビンFB間に位置されると共に満ボビン保持具2
0aに満ボビンFBが保持される。この状態で図6に示
すようにクレーン16によってボビンキャリッジ15が
上昇されると、ペッグ10上に満ボビンFBが存在しな
いことが満ボビン検知手段13により検知される。次に
図7に示すように、ボビンキャリッジ15がペッグ10
に対して半ピッチ移動されて空ボビンEBが、満ボビン
FBが抜き取られた空のペッグ10に対向する。この状
態で図8に示すようにクレーン16によりボビンキャリ
ッジ15が降下され、空ボビンEBがペッグ10上に受
け渡される。
【0016】そして、クレーン16によりボビンキャリ
ッジ15が上昇された後、図9に示すように空ボビン検
知手段21からの光線が長手方向領域Bを通過して、空
ボビン保持具20bに空ボビンEBが残っていないか検
知され、空ボビン保持具20bからペッグ10上に全て
の空ボビンEBが載置されたかどうかが検出される。全
ての空ボビンEBがペッグ10上に載置された場合に
は、自動管替装置6によって、ペッグ10に保持された
空ボビンEBが粗紡機1のボビンホイール5に載置さ
れ、粗紡機1において通常の紡出運転が開始される。ボ
ビンキャリッジ15に吊下保持された満ボビンFBは粗
紡機1から図示しない精紡機へ向けて搬送されるが、搬
送途中でボビン保持具20に1つおきに保持された満ボ
ビンFBは精紡機のクリール一列分に対応するように並
べ替えられる。また、図9の二点鎖線で示すように空ボ
ビン保持具20bに空ボビンEBが保持されている場合
には、空ボビンEBの下端部分が光線を遮断し、空ボビ
ンEBの受け渡しミスが検知され、ボビンの交換動作が
停止され、粗紡機1は起動されない。これにより、満、
空ボビンFB,EBの受け渡し位置で直ちに空ボビンE
Bの受け渡しミスが検出でき、受け渡しにミスがあった
場合には粗紡機1の紡出運転が開始されることがなく、
空ボビンEBが装着されていない状態の裸のボビンホイ
ール5に糸が巻き付けられる等の問題がなくなり、ミス
がない場合には管替後直ちに紡出運転がおこなえる。ま
た、満、空ボビン保持具20a,20bの高さ位置がず
らしてあるので、ボビンキャリッジ15に満ボビンFB
と空ボビンEBとが同時に保持された状態で空ボビンE
Bの受け渡しミスが簡易な構成で容易に検知できる。
【0017】図10は他の実施の形態を示すものであ
り、空ボビン保持具20bより満ボビン保持具20aの
高さ位置を低い位置としたもので、空ボビン保持具20
bに満、空ボビンFB,EBが吊下保持された状態で、
前、後列のボビン保持具20直径より外側の空ボビンE
Bの上端部分が並ぶ長手方向領域が空ボビン検知手段2
1aの検知領域B’となっており、この検知領域B’を
投光器21aから受光器21bへの光線が通過し、空ボ
ビン保持具20bからペッグ10への空ボビンEBの受
け渡しミスがあると、空ボビン保持具20bに保持され
た空ボビンEBの上端部分によって光線が遮られて受け
渡しミスが検知される。尚、ボビンキャリッジを昇降さ
せてボビンの交換を行なっているが、ボビン載置台を昇
降させても良い。
【0018】
【発明の効果】以上のように本願発明では、ボビン搬送
装置の前、後一列状態のボビン把持具を所定の高さを交
互にずらして設け、空ボビンの上端部分または下端部分
の存在していた長手方向領域を空ボビン検知手段の検知
領域としているので、ボビン交換の際にボビン搬送装置
に満ボビンが吊下保持された状態で空ボビンが保持され
ていたとしても、容易に検知できる。また、ボビンの受
け渡し位置で直ちに受け渡しミスが検出されるので、ボ
ビンホイールに空ボビンが装着されないまま粗紡機が運
転されることがなく、空ボビンの受け渡し後直ちに繊維
機械の運転が行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】粗紡機と自動管換装置とボビン搬送装置の概略
を示す側面図である。
【図2】粗紡機と自動管換装置の概略を示す平面図であ
る。
【図3】満ボビンより空ボビンを低く保持した場合の検
知領域を示す側面図である。
【図4】空ボビンがボビンキャリッジに吊下保持されて
いる状態を示す図である。
【図5】ボビンキャリッジが降下し、満ボビンを満ボビ
ン保持具に保持した図である。
【図6】満ボビンの受け渡しミスの検知を示す図であ
る。
【図7】ペッグに対してボビンキャリッジが半ピッチ移
動した図である。
【図8】ボビンキャリッジが降下し、空ボビンをペッグ
上に載置した図である。
【図9】空ボビンの受け渡しミスの検知を示す図であ
る。
【図10】他の実施の形態である。
【符号の説明】
1 粗紡機 5 ボビンホイール 7 ボビン搬送装置 10 ペッグ(粗紡機側のボビンホルダ) 13 満ボビン検知手段 20 ボビン保持具 20a 満ボビン保持具 20b 空ボビン保持具 21 空ボビン検知手段 21a 投光器 21b 受光器 EB 空ボビン FB 満ボビン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4L056 AA21 BF02 BF05 BF08 BF09 BF12 BF22 BF33 BF43 BF52 DA45 DA47 DB02 DB04 EA03 EA15 EA16 EA34 FB17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビン搬送装置のボビン保持具に長手方
    向に交互に空ボビンと満ボビンとを保持可能とし、繊維
    機械から満ボビンをボビン搬送装置へ取出した後ボビン
    搬送装置から空ボビンを繊維機械へ供給し、これらの
    満、空ボビンを検知手段で検知して満、空ボビンの着脱
    ミスを検知するボビン受け渡しミス検知方法において、
    ボビン搬送装置のボビン保持具の高さを交互にずらして
    設け、上下ボビン保持具の一方を満ボビン保持具とし、
    他方を空ボビン保持具とし、満、空ボビン交換後、ボビ
    ン交換以前に空ボビン保持具に保持されていた空ボビン
    の上端部分または下端部分が存在していた長手方向領域
    を検知領域とする空ボビン検知手段により空ボビン保持
    具に保持された空ボビンの上端部分または下端部分が存
    在するかどうかを検知することで、ボビン搬送装置から
    繊維機械への空ボビン受け渡しミスを検知することを特
    徴とする繊維機械のボビン受け渡しミス検知方法。
  2. 【請求項2】 繊維機械は粗紡機であり、粗紡機側のボ
    ビンホルダに保持された満ボビンを空の満ボビン保持具
    に保持し、ボビンホルダに満ボビンが保持されていない
    ことを満ボビン検知手段で検知し、空ボビン保持具に保
    持された空ボビンをボビンホルダに対向させて空ボビン
    保持具の空ボビンをボビンホルダに装着した後、空ボビ
    ン保持具の空ボビンの有無を検知してボビン着脱ミスを
    検知することを特徴とする請求項1記載の繊維機械のボ
    ビン受け渡しミス検知方法。
  3. 【請求項3】 空ボビン検知手段は投光器と受光器とか
    らなり、投光器からボビン保持具の搬送方向に沿って通
    過して受光器に到達する光線を満、空ボビン交換後に空
    ボビン保持具に保持されている空ボビンの上端部分また
    は下端部分が遮ることでボビン着脱ミスを検知すること
    を特徴とする請求項1または2記載の繊維機械のボビン
    受け渡しミス検知方法。
  4. 【請求項4】 ボビン搬送装置のボビン保持具に長手方
    向に交互に空ボビンと満ボビンとを保持可能とし、繊維
    機械から満ボビンをボビン搬送装置へ取出した後ボビン
    搬送装置から空ボビンを繊維機械へ供給し、これらの
    満、空ボビンを検知手段で検知して満、空ボビンの着脱
    ミスを検知するボビン受け渡しミス検知装置において、
    ボビン搬送装置のボビン保持具の高さを交互にずらして
    設け、上下ボビン保持具の一方を満ボビン保持具とし、
    他方を空ボビン保持具とし、満、空ボビン交換後、ボビ
    ン交換以前に空ボビン保持具に保持されていた空ボビン
    の上端部分または下端部分が存在していた長手方向領域
    を検知領域として空ボビン保持具に保持された空ボビン
    の上端部分または下端部分が存在するかどうかを検知す
    る空ボビン検知手段を設けたことを特徴とする繊維機械
    のボビン受け渡しミス検知装置。
  5. 【請求項5】 ボビン搬送装置のボビン把持具に長手方
    向に交互に空ボビンと満ボビンとを保持可能とし、粗紡
    機から満ボビンをボビン搬送装置へ取出した後、ボビン
    搬送装置から空ボビンを粗紡機へ供給し、満、空ボビン
    を検知手段で検知して満、空ボビンの着脱ミスを検知す
    るボビン受け渡しミス検知装置において、粗紡機の千鳥
    状配列のボビンホイールの前、後列と対応して、各列の
    ボビンホイールの隣接ピッチの1/2のピッチでボビン
    搬送装置にボビン保持具を各一列状態で、かつ、長手方
    向に隣合う保持具高さを交互に上下させて設け、上ボビ
    ン保持具に保持された空ボビンの上端部分または下ボビ
    ン保持具に保持された空ボビンの下端部分を検知可能な
    空ボビン検知手段をボビン保持具の前,後列に対応して
    備えてなることを特徴とするボビン受け渡しミス検知装
    置。
  6. 【請求項6】 長手方向に交互に空ボビンと満ボビンと
    を保持可能としたボビン搬送装置において、空ボビンと
    満ボビンとを吊下するボビン保持具が長手方向に交互に
    所定の高さをずらして設けてあることを特徴とするボビ
    ン搬送装置。
JP10194273A 1998-07-09 1998-07-09 繊維機械のボビン受け渡しミス検知方法及び装置並びにボビン搬送装置 Pending JP2000027041A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10194273A JP2000027041A (ja) 1998-07-09 1998-07-09 繊維機械のボビン受け渡しミス検知方法及び装置並びにボビン搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10194273A JP2000027041A (ja) 1998-07-09 1998-07-09 繊維機械のボビン受け渡しミス検知方法及び装置並びにボビン搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000027041A true JP2000027041A (ja) 2000-01-25

Family

ID=16321883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10194273A Pending JP2000027041A (ja) 1998-07-09 1998-07-09 繊維機械のボビン受け渡しミス検知方法及び装置並びにボビン搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000027041A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3892576A1 (en) 2020-04-09 2021-10-13 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Bobbin detection mechanism and bobbin hanger in bobbin transport device for roving frame
WO2024084821A1 (ja) * 2022-10-21 2024-04-25 株式会社豊田自動織機 ボビン搬送装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3892576A1 (en) 2020-04-09 2021-10-13 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Bobbin detection mechanism and bobbin hanger in bobbin transport device for roving frame
KR20210125925A (ko) 2020-04-09 2021-10-19 가부시키가이샤 도요다 지도숏키 조방기용 보빈 반송 장치에 있어서의 보빈 검출 기구 및 보빈 행어
JP2021167472A (ja) * 2020-04-09 2021-10-21 株式会社豊田自動織機 粗紡機用ボビン搬送装置におけるボビン検出機構およびボビンハンガー
JP7306309B2 (ja) 2020-04-09 2023-07-11 株式会社豊田自動織機 粗紡機用ボビン搬送装置におけるボビン検出機構およびボビンハンガー
WO2024084821A1 (ja) * 2022-10-21 2024-04-25 株式会社豊田自動織機 ボビン搬送装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4630435A (en) System for automatically changing spools of a spinning machine
JPS61111282A (ja) ワ−パ−クリ−ルへのパツケ−ジ供給装置
JP2554606B2 (ja) 粗糸ボビン搬送装置
JPH0759460B2 (ja) クリ−ルへのパッケ−ジ供給装置
US4583358A (en) Roving-bobbin feeder for spinning machine
JP2552260B2 (ja) 粗糸ボビンの搬送方法
JP2000027041A (ja) 繊維機械のボビン受け渡しミス検知方法及び装置並びにボビン搬送装置
JPH0214028A (ja) ボビン取り扱いシステム
JP7431693B2 (ja) ペッグ、パッケージ交換装置及び糸加工システム
JP7306309B2 (ja) 粗紡機用ボビン搬送装置におけるボビン検出機構およびボビンハンガー
US5343687A (en) Winder-to-double twister connecting system
JPH01313271A (ja) ロービングパッケージの運搬方法
JPH01317965A (ja) 織機のヨコ糸交換システム
JPS63176270A (ja) ボビンの搬送装置
JP2658579B2 (ja) 空ボビン・パッケージの搬送システム
JPH04246069A (ja) 精紡位置から満ボビンを搬出しかつこの位置に空チューブを供給するための方法並びにこの方法を実施するための装置を備えた精紡機
JPH03128863A (ja) 玉揚台車
JPH0327474B2 (ja)
JP2552259B2 (ja) 粗糸ボビンの搬送装置
JPH08311730A (ja) 粗紡糸ボビンの交換法及び交換装置
IT9047770A1 (it) Robot di processo per un ritorcitoio due-per-uno.
JPH05171531A (ja) 給糸体およびボビンの搬送方法並びにその装置
JP2501382Y2 (ja) ダブルツイスタの給糸交換システム
JP2024001829A (ja) ボビン搬送システム及びボビン搬送方法
JPH05503327A (ja) 精紡機もしくは合糸機におけるクリール装填自動化