JP2657679B2 - 自走可能なオールケーシング施工機 - Google Patents

自走可能なオールケーシング施工機

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、建築、土木の基礎工事に使用する大口径鋼
管杭等の鋼管類(以下ケーシングという)を回転または
揺動して圧入するオールケーシング施工機に関する。
[従来の技術] ケーシングを地中に圧入し、ケーシング内の土砂をハ
ンマグラブ等で取り除いて所定の深度まで建て込み、そ
の後、鉄筋を挿入し生コン(生コンクリート材のこと
で、以下生コンという)を投入しながら前記ケーシング
を引き抜いて杭を築造する、いわゆるオールケーシング
施工機がある。このオールケーシング施工機には油圧駆
動装置と圧入装置及び走行装置を一体化した走行式と、
油圧駆動装置と圧入装置とを分離した設置式とがある。
設置式の中で圧入装置本体に走行装置を取り付けたも
のが実用化されている。第5図及び第6図は、従来の自
走可能なオールケーシング施工機の圧入作業状態及び走
行状態を示した正面図で、圧入装置本体20を構成するベ
ースフレーム21の両側に走行装置22を取り付けたもので
ある。またこれにはケーシング100の垂直性を維持、調
整する機能を有するジャッキ装置23が、前記ベースフレ
ーム21に取り付けられている。従って第5図で示すよう
に、ケーシング100を圧入している時にはジャッキ装置2
3が着地し、走行装置22は地面より浮き上がった状態に
なっている。また走行中は第6図に示すように走行装置
22が着地し、ジャッキ装置23が地面より浮き上がった状
態になっている。
[発明が解決しようとする課題] そのジャッキ装置23の浮き上がり量Hは、走行中に地
面上に石等の障害物があっても支障なく走行できるよう
に少なくとも200mm程度必要となる。このため、ジャッ
キ装置23を前記浮き上がり量Hだけ縮小させる必要があ
る。またケーシング100の圧入作業時において、ジャッ
キ装置23下部の地盤が沈下した際、ケーシング100の垂
直性を維持するためには、ジャッキ装置23をさらに伸長
させる必要がある。従って、前述の縮小量とあわせ、ジ
ャッキ装置23のストロークを大きく設定しなければなら
ない問題がある。また圧入作業時には、ジャッキ装置23
を走行装置22より下方に伸長させなければならないた
め、圧入装置本体20の全高が高くなり、ケーシング建て
込み後の生コン投入作業がやりにくいという問題があっ
た。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、圧入装置本体の全高が高くな
らないようにした自走可能なオールケーシング施工機を
提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、ケーシングを垂直方向に伸縮させるスラス
トシリンダのストロークは通常500mm〜1000mm程度有し
ており、前述した浮き上がり量Hの2倍以上あることに
着目し、このスラストシリンダを非作業時に利用する、
つまりスラストシリンダの伸縮により、圧入作業状態か
ら走行状態に移動させるように構成したもので、ケーシ
ングをチャッキングするバンド装置を有する回転駆動装
置と、該回転駆動装置の固定フレームに一端を支持させ
たスラストシリンダと、該スラストシリンダの他端を支
持させたベースフレームと、該ベースフレームに固定さ
れ、ケーシングの垂直性を調整するジャッキ装置とから
なる設置式オールケーシング施工機において、前記ベー
スフレームの両側に走行装置を配置し、かつ該走行装置
の内側部にそれぞれ垂直ビームを取り付け、該垂直ビー
ムを、前記固定フレームの両側部に設けた上部ブラケッ
トと前記ベースフレームの両側部に設けた下部ブラケッ
トとに昇降可能に嵌挿するとともに、圧入作業時と走行
時とに応じて前記両ブラケットを介してベースフレーム
側もしくは回転駆動装置側に係脱可能に取り付けたこと
を特徴とする。また、前記垂直ビームの下部をL字形に
形成し、その水平部を前記走行装置のフレーム内に嵌挿
して固定したことを特徴とする。
[作用] 本発明は上記のように構成したので、圧入作業時に
は、走行装置を地面から若干浮かせた状態にして、該走
行装置の内側に取り付けた垂直ビームを下部ブラケット
を介してベースフレーム側に係止し、前記垂直ビームの
上部ブラケットとの係止を解くことにより、設置してい
るジャッキ装置の調整によってケーシングの垂直性を調
整し、スラストシリンダの伸縮とバンド装置の着脱とに
より、ケーシングの圧入を行うことができる。
また走行時には、前記垂直ビームを上部ブラケットを
介して回転駆動装置の固定フレームに係止し、前記垂直
ビームと下部ブラケットとの係止を解くことにより、伸
長状態のスラストシリンダを縮小させることにより走行
装置を接地させ、さらに前記スラストシリンダを縮小さ
せることによりジャッキ装置を浮き上がり量Hだけ地面
から浮き上がらせれば、走行状態にすることができる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図乃至第4図を用い
て、さらに具体的に説明する。第1図は本発明の自走可
能なオールケーシング施工機の圧入作業状態を示す正面
図、第2図はその走行状態を示す正面図、第3図はその
平面図、第4図は本発明の要部である垂直ビームの取付
状態を示す斜視図である。2は圧入装置本体1の構成要
素であるベースフレームで、該ベースフレーム2には、
圧入装置本体1の水平調整を行うジャッキ装置3が4箇
所に設けられている。またベースフレーム2には、該ベ
ースフレーム2に立脚し、回転駆動装置4の昇降時のガ
イドとなるガイドポスト2aが4箇所に設けられている。
前記回転駆動装置4は、油圧モータ5によって駆動され
る旋回輪(図示しない)を内蔵した固定フレーム6と、
該旋回輪上に装着され、ケーシング100をチャッキング
するバンド装置7とにより構成されている。8はスラス
トシリンダで、該スラストシリンダ8は、回転駆動装置
4の固定フレーム6とベースフレーム2とに両端が支持
され、伸縮することにより、回転駆動装置4をガイドポ
スト2aに沿って昇降させ、ケーシング100に対して圧入
力あるいは引き抜き力を与えるものである。しかして、
圧入装置本体1は、前記ベースフレーム2、回転駆動装
置4及びスラストシリンダ8により構成されている。
圧入装置本体1の両側には、油圧モータ等により駆動
されるクローラ式走行装置9が配置されており、該走行
装置9の内側部には、それぞれ垂直ビーム10が取り付け
られている。さらに詳述すると、第4図に示すように垂
直ビーム10は、その下部をL字形に形成し、その水平部
を前記走行装置9のフレーム内に嵌挿して固定されてい
る。前記固定フレーム6の両側部には、前記垂直ビーム
10の上部ガイドである溝付きの上部ブラケット11が設け
られている。またベースフレーム2の両側部には、前記
垂直ビーム10の下部ガイドである溝付きの下部ブラケッ
ト12が設けられている。しかして、前記両ブラケット1
1、12に前記垂直ビーム10が昇降可能に嵌挿されてい
る。13は垂直ビーム10の上部に穿設したピン孔と上部ブ
ラケット11に穿設したピン孔とに着脱可能に挿入固定し
たピン、14は垂直ビーム10の下部に穿設したピン孔と下
部ブラケット12に穿設したピン孔とに着脱可能に挿入固
定したピンである。
第1図は圧入作業時を示している。この時は、ケーシ
ング100をバンド装置7でチャッキングして、回転駆動
装置4を上下に昇降することから、垂直ビーム10はベー
スフレーム2の下部ブラケット12に対してピン14により
固定されているが、上部ブラケット11とはピン13による
固定はなく、フリーになっている。
第2図は走行時を示している。ここで、まず第1図で
示すように、回転駆動装置4をスラストシリンダ8のス
トローク一杯に伸長させ、ピン13により垂直ビーム10を
上部ブラケット11に固定する。次にピン14を外してベー
スフレーム2と垂直ビーム10との固定を解く。そしてス
ラストシリンダ8を縮小させることにより、回転駆動装
置4が下降を始め、垂直ビーム10は下部ブラケット12を
ガイドとして下方に伸長する。そして走行装置9がまず
着地した後、ジャッキ装置3が地上より浮き上がり始め
る。そして地面から200mm程度浮き上がったところで、
スラストシリンダ8の縮小をやめる。これで第2図に示
す走行可能状態となる。
次に走行装置9により自走させ、圧入装置本体1の所
定位置への移動が終了したら、スラストシリンダ8をス
トローク一杯に伸長させて第1図の姿勢にする。そして
垂直ビーム10をピン14で下部ブラケット12に固定し、一
方上部ブラケット11のピン13を外して、垂直ビーム10の
固定を解けば、圧入作業状態となる。
なお、本実施例で示した回転駆動装置4は、単に一方
向の回転のみにとどまらず、正転、逆転を繰り返す揺動
式の駆動装置も含むものである。
また、本実施例では、走行装置9をクローラ式として
示したが、ホイル式でもよい。また、上部ブラケット11
及び下部ブラケット12を溝付きブラケットとし、垂直ビ
ーム10をHビームとして示したが、ブラケットを厚板状
に形成し、その両側面をガイドするコ字状の垂直ビーム
としてもよい。また、垂直ビーム10の走行装置9への取
り付けは、走行装置9のフレーム側面に取り付け座を設
け、ボルト等の取り付け手段を用いて取り付けてもよ
い。また、垂直ビーム10と両ブラケット11、12との係脱
手段としてピン13、14を示したが、ボルト、キー、コッ
ター等を用いてもよく、要は両者を確実に固定でき、簡
単に取り外し出来ればよいことは言うまでもない。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明の自走可能なオールケーシ
ング施工機は、請求項1によれば、圧入装置本体の両側
に走行装置を配置し、該走行装置を圧入装置本体に設置
されているスラストシリンダを用いて昇降させ、圧入作
業状態と走行状態とに係脱可能に取り付ける構成とした
ので、ジャッキ装置のストロークを圧入装置本体の水平
調整に必要な最小限におさえることができる。従って、
圧入装置本体の全高も必要最小限の高さにおさえること
ができ、生コン投入作業が楽になる利点がある。また、
自走時におけるジャッキ面までの浮き上がり量Hは通常
200mmあれば充分であるが、地上に障害物があった場合
には、さらに大きな余裕代が取れる利点もある。
また、請求項2によれば、垂直ビームの下部をL字形
に形成して、その水平部を走行装置のフレーム内に嵌挿
して固定したので、走行装置の取り付け取り外しを簡便
に行うことができる。従って、設置式から自走式への変
更を簡便に行えるので、汎用性の効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は、本発明の一実施例を示したもの
で、第1図は圧入状態を示す正面図、第2図は走行状態
を示す正面図、第3図は平面図、第4図は本発明の要部
を示す斜視図、第5図は従来の自走可能なオールケーシ
ング施工機の作業状態を示す正面図、第6図はその走行
状態を示す正面図である。 1……圧入装置本体、2……ベースフレーム、3……ジ
ャッキ装置、4……回転駆動装置、6……固定フレー
ム、7……バンド装置、8……スラストシリンダ、9…
…走行装置、10……垂直ビーム、11……上部ブラケッ
ト、12……下部ブラケット、13、14……ピン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシングをチャッキングするバンド装置
    を有する回転駆動装置と、該回転駆動装置の固定フレー
    ムに一端を支持させたスラストシリンダと、該スラスト
    シリンダの他端を支持させたベースフレームと、該ベー
    スフレームに固定され、ケーシングの垂直性を調整する
    ジャッキ装置とからなる設置式オールケーシング施工機
    において、前記ベースフレームの両側に走行装置を配置
    し、かつ該走行装置の内側部にそれぞれ垂直ビームを取
    り付け、該垂直ビームを、前記固定フレームの両側部に
    設けた上部ブラケットと前記ベースフレームの両側部に
    設けた下部ブラケットとに昇降可能に嵌挿するととも
    に、圧入作業時と走行時とに応じて前記両ブラケットを
    介してベースフレーム側もしくは回転駆動装置側に係脱
    可能に取り付けたことを特徴とする自走可能なオールケ
    ーシング施工機。
  2. 【請求項2】前記垂直ビームの下部をL字形に形成し、
    その水平部を前記走行装置のフレーム内に嵌挿して固定
    したことを特徴とする請求項1記載の自走可能なオール
    ケーシング施工機。
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