JP3917446B2 - 自走式チュービング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケーシングチューブを回転させながら地中に押し込むチュービング機構を走行機構により杭施工箇所等に移動する自走式チュービング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、特開平11−107277号公報にあるように、作業現場内では、ケーシングチューブを回転させながら地中に押し込むチュービング機構を走行機構により移動して、次の杭施工箇所に移動する自走式チュービング装置が知られている。
【0003】
この自走式チュービング装置では、図13に示すように、チュービング機構200を両側から挟む一対のアーム202を走行機構204に設け、チュービング機構200の両側を一対のアーム202に掛けて、チュービング機構200を移動できるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした従来のものでは、図13(イ)に示すように、傾斜地にチュービング機構200を設置する場合、杭施工中心Cに合わせてチュービング機構200を走行機構204から降ろす。その際、チュービング機構200は傾斜地の傾斜に沿って傾いた状態で降ろされ、降ろした後、水平ジャッキ206により、チュービング機構200が水平となるように調整される。その為、チュービング機構200を設置した後、水平ジャッキ206で水平を調整すると、図13(ロ)に示すように、杭施工中心Cとチュービング機構200の中心とにずれaが生じてしまう。その為、施工箇所が傾斜していると設置が困難である場合があった。
【0005】
また、チュービング機構200は、直方体形状であり、一対のアーム202でチュービング機構200の両側を挟んで施工場所まで移動して施工する場合、施工場所が狭隘地であると、施工が困難であったり、あるいは、施工箇所が壁際と接近していると施工が困難であったり、施工箇所の制限を受ける場合があるという問題があった。
【0006】
本発明の課題は、施工箇所の制限を受けることなく、施工を容易に行うことができる自走式チュービング装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を達成すべく、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即ち、
ケーシングチューブを回転させながら地中に押し込むチュービング機構と該チュービング機構を移動する走行機構とを備えた自走式チュービング装置において、
前記チュービング機構を挟む間隔で前記走行機構に一対のアーム部材を配置すると共に、前記チュービング機構のベースフレームと前記一対のアーム部材との間に前記チュービング機構を昇降させるリフト機構を設け、前記リフト機構は、前記アーム部材に昇降可能に支持された昇降部材に前記ベースフレームを揺動可能に支持し、かつ、前記昇降部材と前記ベースフレームとの間の角度を調整可能な角度調整機構を設けたことを特徴とする自走式チュービング装置がそれである。
【0008】
前記リフト機構は、前記昇降部材を昇降させる昇降シリンダを有するものでもよい。また、前記ベースフレームの対向する両側面にブラケット部材を着脱可能に取り付け、前記ブラケット部材に前記昇降部材を揺動可能に連結して、前記昇降部材に前記ベースフレームを揺動可能に支持してもよい。更に、前記角度調整機構は、前記ベースフレームあるいは前記ブラケット部材と前記昇降部材とを連結した角度調整シリンダを有するものでもよい。前記リフト機構を着脱可能に設け、また、前記一対のアーム部材の間隔を調整する間隔調整機構を設けてもよい。
【0009】
また、ケーシングチューブを回転させながら地中に押し込むチュービング機構と該チュービング機構を移動する走行機構とを備えた自走式チュービング装置において、
前記チュービング機構を挟む間隔で前記走行機構に一対のアーム部材を配置すると共に、前記チュービング機構のベースフレームと前記一対のアーム部材との間に前記チュービング機構を昇降させるリフト機構を着脱可能に設け、かつ、前記一対のアーム部材の間隔を調整する間隔調整機構を設けたことを特徴とする自走式チュービング装置がそれである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1、図2に示すように、ケーシングチューブ1を回転しながら押し込むチュービング機構2は、ケーシングチューブ1の外周に等間隔で配置された複数の楔状のチャック部材4を備え、チャック部材4は、回転リング6に吊下げられている。回転リング6は、上部フレーム8にベアリング10を介して回転可能に支持されており、上部フレーム8と昇降フレーム12とは複数のチャックシリンダ14により連結されている。
【0011】
昇降フレーム12にはケーシングチューブ1を外周のチャック部材4と共に挿入可能な回転体16が、回転可能に支持されている。回転体16は、昇降フレーム12に固定された油圧の駆動モータ18により回転駆動されるように構成されている。
【0012】
図2に示すように、ケーシングチューブ1と平行に複数本(本実施例では4本)の第1ガイド筒24が昇降フレーム12に、昇降フレーム12を貫通して取り付けられている。昇降フレーム12の上側に突出している第1ガイド筒24の外周には、上部フレーム8の下面に取り付けられた筒状のガイド部材26が摺動可能に嵌着されて、上部フレーム8と昇降フレーム12とを相対的に上下動可能に支持している。
【0013】
そして、第1ガイド筒24の内周には、第2ガイド筒28の外周が摺動可能に嵌入されており、第2ガイド筒28の下端はベースフレーム20に取り付けられている。第1ガイド筒24の上端には、シリンダ30のヘッド側が固定されており、各第2ガイド筒28には、シリンダ30のロッド32が連結されている。第1ガイド筒24、ガイド部材26、第2ガイド筒28、シリンダ30により昇降シリンダ機構22が構成されており、昇降シリンダ機構22は、ベースフレーム20の四隅にそれぞれ設けられている。
【0014】
一方、ベースフレーム20の四隅には、水平ジャッキ34が取り付けられており、水平ジャッキ34は、供給される流体により脚部材35を軸方向に突き出すことができる構成のもので、水平ジャッキ34とシリンダ30とは、同軸上に配置されている。
【0015】
また、ベースフレーム20の側面には、一対のブラケット部材36,38が着脱可能に取り付けられている。本実施形態では、ベースフレーム20の四側面にブラケット部材36,38を取り付けるためのネジ座部材40〜43がそれぞれ設けられている。ブラケット部材36,38は、このネジ座部材40〜43に図示しないボルトにより着脱可能に固定できるように構成されている。
【0016】
図3,図4に示すように、50は走行機構で、クローラ52,54を駆動して走行する機構である。走行機構50には油圧ユニット56が搭載されており、駆動モータ18、チャックシリンダ14、シリンダ30、水平ジャッキ34、後述するアウトリガ110,112、クローラ52,54を駆動する図示しない走行モータ等に作動油を供給する。
【0017】
また、走行機構50の前側には、一対のアーム部材60,62が支持されている。一対のアーム部材60,62は、その先端が、チュービング機構2の両側に向かって延出されており、一対のアーム部材60,62はその間にチュービング機構2を挟むことができる間隔にされている。
【0018】
図6に示すように、アーム部材60の先端には、上下方向の貫通孔64が形成された中空部材68が固定されており、貫通孔64には昇降部材66が摺動可能に挿入されている。昇降部材66と中空部材68とは、昇降油圧シリンダ70により連結されている。
【0019】
一方、昇降部材66の下端は、ブラケット部材36に連結ピン72を介して揺動可能に連結されており、連結ピン72は挿入・引抜可能に形成されている。また、昇降部材66とブラケット部材36とは、角度調整油圧シリンダ74を介して連結されている。
【0020】
角度調整油圧シリンダ74は、昇降部材66に連結ピン76を介して連結されると共に、ブラケット部材36に連結ピン78を介して連結されている。この連結ピン78も挿入・引抜可能に形成されている。本実施形態では、昇降部材66、中空部材68、昇降油圧シリンダ70、連結ピン72によりリフト機構80を構成しており、角度調整油圧シリンダ74、連結ピン76,78により角度調整機構82を構成している。尚、他方のアーム部材62についても同様な、リフト機構84、角度調整機構86が設けられている。
【0021】
また、一対のアーム部材60,62の走行機構50側の端には、アーム部材60,62と直交する摺動部材88,90の先端が固定されている。摺動部材88,90は、走行機構50に固定されたガイド筒部材92内にその両側からそれぞれ摺動可能に挿入されている。
【0022】
図7〜図9に示すように、アーム部材60とガイド筒部材92とは、幅調整用油圧シリンダ94により連結されている。また、ガイド筒部材92の外側に取り付けられた支持部材96とガイド筒部材92との間にナット99を螺入したボルト98が組み込まれ、ボルト98の頭部が回転しないようにガイド筒部材92を貫通して摺動部材88の外周に当てられボルト98のネジ部が支持部材96を貫通している。ナット99を上方に締め付けることにより、支持部材96の下面を押して、その反力でボルト98の頭部がガイド筒部材92を押さえ、アーム部材60の間隔を調整後、即ち、作業状態でのアーム部材60のがたつきの発生を防止できるように構成されている。尚、他方のアーム部材62についても同様であり、本実施形態では、摺動部材88,90、幅調整用油圧シリンダ94、ガイド筒部材92により間隔調整機構91を構成している。
【0023】
両アーム部材60,62の間の走行機構50には、伸縮可能な柱100が立設されており、柱100の先端には水平方向に延びるビーム102が回転可能に取り付けられている。ビーム102には手動式あるいは電動式等のウインチ104が移動可能に取り付けられている。
【0024】
一方、走行機構50には、一対のアーム部材60,62と反対側に、一対のアウトリガ110,112が設けられている。アウトリガ110,112は、走行機構50の後方に向かって更に張り出すことができるように構成されている。また、アウトリガ110,112には、スパイク114(一方のみ図示する)が取り付けられており、アウトリガ110,112を駆動した際に、スパイク114を地中に押し込むことができるように構成されている。
【0025】
スパイク114を地中に押込み難いとき、アウトリガ110,112を張り出して、押込み位置を変えることができる。また、アウトリガ110,112を張り出すことにより、後述する走行機構50に作用する回転反力をより大きく受けることができる。尚、両アウトリガ110,112の間の走行機構50には、ウエイト116が搭載されており、両アウトリガ110,112を利用して、ウエイト116を地上に降ろすことができるように構成されている。
【0026】
次に、前述した本実施形態の自走式チュービング装置の作動について説明する。
まず、チュービング機構2を杭施工箇所の中心に移動する際には、リフト機構80,84の昇降油圧シリンダ70を駆動して、昇降部材66を引き上げてチュービング機構2を地面から浮かす。そして、走行機構50を走行させて、チュービング機構2を杭施工箇所の中心に移動する。
【0027】
昇降油圧シリンダ70を駆動して、昇降部材66を突き出してチュービング機構2を地面に降ろす。また、図10に示すように、両アウトリガ110,112を駆動して、スパイク114を地中に挿入すると共に、水平ジャッキ34を駆動し、ベースフレーム20が水平となるように調整して、走行機構50を地面から浮き上がらせる。
【0028】
次に、チュービング機構2によるケーシングチューブ1の回転・押込みについて説明する。チュービング機構2にケーシングチューブ1が挿入されて、チャックシリンダ14が駆動されると、上部フレーム8が引き下げられ、チャック部材4がケーシングチューブ1の外周と回転体16との間に挿入されて、チャック部材4がケーシングチューブ1の外周を把持する。
【0029】
駆動モータ18が回転駆動されて回転体16と共にケーシングチューブ1が回転され、また、昇降シリンダ機構22が縮み側に駆動されて、昇降フレーム12が下降される。これにより、ケーシングチューブ1は、回転しながら地中に押し込まれ、ケーシングチューブ1先端の図示しない掘削ビットにより掘削が行われる。
【0030】
昇降シリンダ機構22がストローク端まで駆動されると、ケーシングチューブ1の把持が開放され、昇降シリンダ機構22が伸び側に駆動されて、昇降フレーム12を上昇させる。そして、前述した動作を繰り返し、ケーシングチューブ1による掘削が行われる。また、ケーシングチューブ1は継ぎ足すことにより、より深く掘削することができる。掘削中の上下方向の反力は、アーム部材60,62を介して、走行機構50、ウエイト116により受けられる。また、回転反力は、同様にスパイク114により受けられる。
【0031】
ケーシングチューブ1による掘削が終了してケーシングチューブ1を地中から引き抜き、チュービング機構2を移動する際には、水平ジャッキ34を駆動すると共に、アウトリガ110,112を駆動して、スパイク114を地中から引き抜くと共に、走行機構50を地面に降ろす。そして、昇降油圧シリンダ70を駆動してチュービング機構2を地面から浮かせる。
【0032】
ベースフレーム20を引き上げた後、図11に示すように、トレーラ120に搭載する際には、走行機構50を前進させて、チュービング機構2をトレーラ120上に移動する。そして、昇降油圧シリンダ70を駆動して、チュービング機構2を下降させて、トレーラ120の荷台に乗せる。
【0033】
荷台に乗せた後、連結ピン72,78を引き抜いて、昇降部材66とブラケット部材36との連結を解除し、走行機構50を後退させる。よって、トレーラ120の荷台上にはチュービング機構2が残り、クレーンを用いなくても、トレーラ120にチュービング機構2を搭載できる。
【0034】
また、トレーラ120に搭載するのではなく、チュービング機構2を次の杭施工箇所に移動、特に杭施工箇所が、図12に示すように、傾斜地であるような場所に移動する場合には、まず、チュービング機構2を杭施工箇所の近傍まで走行機構50により移動する。
【0035】
そして、チュービング機構2が水平となるように、角度調整油圧シリンダ74を駆動する。これにより、連結ピン72の廻りにチュービング機構2が揺動し、チュービング機構2が水平となるように調整できる。チュービング機構2が水平となった後、走行機構50を移動して、杭施工中心Cとチュービング機構2の中心とが一致するように、走行機構50によりチュービング機構2を移動させる。これにより、杭施工中心Cとチュービング機構2の中心とを容易に一致させることができる。
【0036】
そして、昇降油圧シリンダ70を駆動して、チュービング機構2を下降させると共に、水平ジャッキ34を駆動して、チュービング機構2が傾斜地に水平に降ろされるように調整する。次に、前述したと同様に、チュービング機構2によりケーシングチューブ1を回転させながら地中に押し込む。
【0037】
前述したように、本実施形態のチュービング機構2は、図4に示すように、長方形で、長方形の短辺に相当するベースフレーム20の両側面にブラケット部材36,38を取り付けた。その場合、チュービング機構2による施工箇所を、壁際に接近して設けることができる。逆に、その場合、チュービング機構2は、走行機構50の幅よりもはみ出してしまい、鉄道や道路の高架基礎工事や補強工事など側道部の狭隘地での施工が困難になる。
【0038】
その際には、ブラケット部材36,38を長方形の長辺に相当するベースフレーム20の両端面に取り付ける。そして、幅調整用油圧シリンダ94を駆動して、摺動部材88,90を摺動させ、一対のアーム部材60,62の間隔を狭める。その際、一対のアーム部材60,62に延長部材120,122を介装して、一対のアーム部材60,62を長くするようにするとよい。昇降部材66をブラケット部材36に取り付けることにより、走行機構50の幅とほぼ同様に狭めることができ、図5に示すように、狭隘地でも施工できるようになる。
【0039】
以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明の自走式チュービング装置は、リフト機構と角度調整機構とを設けたので、チュービング機構により傾斜地で施工する場合でも、杭施工中心とチュービング機構の中心とを容易に一致させることができるという効果を奏する。また、間隔調整機構を設けると、壁際施工、狭隘地施工のどちらでも容易に対応できる。従って、施工箇所の制限を受けることなく、施工を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのチュービング機構の斜視図である。
【図2】本実施形態のチュービング機構の要部拡大断面図である。
【図3】本実施形態の自走式チュービング装置の正面図である。
【図4】本実施形態の自走式チュービング装置の平面図である。
【図5】本実施形態のチュービング機構を挟む間隔を変えた自走式チュービング装置の平面図である。
【図6】本実施形態のリフト機構、角度調整機構の一部を断面で示す拡大図である。
【図7】本実施形態の間隔調整機構の拡大断面図である。
【図8】図7のAA断面図である。
【図9】本実施形態の間隔調整機構の要部拡大斜視図である。
【図10】本実施形態の掘削状態での自走式チュービング装置の正面図である。
【図11】本実施形態のトレーラ積み込み状態での自走式チュービング装置の正面図である。
【図12】本実施形態の傾斜地での設置状態の自走式チュービング装置の正面図である。
【図13】従来の自走式チュービング装置の傾斜地での設置状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1…ケーシングチューブ 2,202…チュービング機構
8…上部フレーム 12…昇降フレーム
14…チャックシリンダ 16…回転体
20…ベースフレーム 22…昇降シリンダ機構
34…水平ジャッキ 36,38…ブラケット部材
40〜43…ネジ座部材 50,204…走行機構
60,62…アーム部材 64…貫通孔
66…昇降部材 70…昇降油圧シリンダ
72,76,78…連結ピン
74…角度調整油圧シリンダ
80,84…リフト機構 82,86…角度調整機構
88,90…摺動部材 91…間隔調整機構
92…ガイド筒部材 94…幅調整用油圧シリンダ
110,112…アウトリガ
202…アーム

Claims (6)

  1. ケーシングチューブを回転させながら地中に押し込むチュービング機構と該チュービング機構を移動する走行機構とを備えた自走式チュービング装置において、
    前記チュービング機構を挟む間隔で前記走行機構に一対のアーム部材を配置すると共に、前記チュービング機構のベースフレームと前記一対のアーム部材との間に前記チュービング機構を昇降させるリフト機構を設け、前記リフト機構は、前記アーム部材に昇降可能に支持された昇降部材に前記ベースフレームを揺動可能に支持し、かつ、前記昇降部材と前記ベースフレームとの間の角度を調整可能な角度調整機構を設けたことを特徴とする自走式チュービング装置。
  2. 前記リフト機構は、前記昇降部材を昇降させる昇降シリンダを有することを特徴とする請求項1記載の自走式チュービング装置。
  3. 前記ベースフレームの対向する両側面にブラケット部材を着脱可能に取り付け、前記ブラケット部材に前記昇降部材を揺動可能に連結して、前記昇降部材に前記ベースフレームを揺動可能に支持したことを特徴とする請求項2記載の自走式チュービング装置。
  4. 前記角度調整機構は、前記ベースフレームあるいは前記ブラケット部材と前記昇降部材とを連結した角度調整シリンダを有することを特徴とする請求項3記載の自走式チュービング装置。
  5. 前記リフト機構を着脱可能に設け、また、前記一対のアーム部材の間隔を調整する間隔調整機構を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の自走式チュービング装置。
  6. ケーシングチューブを回転させながら地中に押し込むチュービング機構と該チュービング機構を移動する走行機構とを備えた自走式チュービング装置において、
    前記チュービング機構を挟む間隔で前記走行機構に一対のアーム部材を配置すると共に、前記チュービング機構のベースフレームと前記一対のアーム部材との間に前記チュービング機構を昇降させるリフト機構を着脱可能に設け、かつ、前記一対のアーム部材の間隔を調整する間隔調整機構を設けたことを特徴とする自走式チュービング装置。
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