JPH0741788Y2 - ゴンドラ搭載型目荒装置 - Google Patents

ゴンドラ搭載型目荒装置

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JPH0741788Y2
JPH0741788Y2 JP11898089U JP11898089U JPH0741788Y2 JP H0741788 Y2 JPH0741788 Y2 JP H0741788Y2 JP 11898089 U JP11898089 U JP 11898089U JP 11898089 U JP11898089 U JP 11898089U JP H0741788 Y2 JPH0741788 Y2 JP H0741788Y2
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JP
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gondola
roughening
continuous underground
wall
underground wall
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保夫 梶岡
総一 牧野
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、例えば地下タンクのコンクリート製連続地
中壁の壁面などを目荒しする装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、コンクリート製地下タンクの壁体を構築する方法
として、予め連続地中壁を構築しておき、この連続地中
壁の内側に側壁本体を打設して一体化させる工法が知ら
れている。そして、この工法を実施する場合、通常、連
続地中壁と後から打設する側壁本体との接合強度を高め
るために、連続地中壁の内面を目荒しする必要がある。
そこで、このような背景から本発明者らは、前記の目荒
しの際に用いる装置として、第11図ないし第14図に示す
構成の目荒装置A(特開昭59-108170号)を提案してい
る。
この目荒装置Aは、外枠を構成するフレーム1を有する
ものであり、油圧ショベルZの揺動アームBの先端に取
り付けられている。
前記フレーム1は、第12図と第14図に示すような矩形状
の主部2と、この主部2を油圧ショベルZの揺動アーム
Bに接続する主部支持体3と、主部2および支部支持体
3の間に介在された板バネ4を具備して構成されてい
る。前記主部2は主部支持体3に対し、第12図に示すよ
うにピン5と長孔6を介して接続され、この構成によっ
て主部支持体3は主部2に対し、第12図の左右方向に移
動自在に設けられ、目荒装置Aを板バネ4を介する適切
な押付力により連続地中壁壁面Dに密着できるようにな
っている。
また、フレーム1の各端部には、フレーム1を連続地中
壁壁面Dから均等距離に保つためにツース7が取り付け
られ、主部支持体3にはフレーム1の姿勢制御を行う油
圧シリンダ8が設けられている。
一方、フレーム1は、第14図に示すように、縦枠2a,2b
と上枠2cと下枠2dからなり、上枠2cに沿って移動体9
が、また、下枠2dに沿って移動体10が各々摺動自在に装
着されている。前記移動体9,10の間には支持フレーム1
1,11が掛け渡され、移動体9,10と支持フレーム11,11は
互に一体となって第14図中左右方向へ移動自在に設けら
れ、移動体9に設けられた第13図に示すモータ15と、モ
ータ15の出力軸に取り付けられたピニオン16と、ピニオ
ン16に噛合するようにフレーム1に固定されたラック17
によって移動体9,10と支持フレーム11,11が左右移動で
きるように構成されている。
前記支持フレーム11,11に取付台22が摺動自在に係合さ
れ、この取付台22には目荒機23が取り付けられている。
また取付台22は、第13図に示す油圧モータ30を備えた昇
降機構24により、目荒機支持フレーム11,11に沿って移
動されるようになっている。
目荒機23には、円筒状の枠体31内に圧縮空気により上下
動させられる複数の目荒用ノミ32と、高圧水噴出用ノズ
ル33が組み込まれている。
目荒機23は、圧縮空気により上下動する複数の目荒用ノ
ミ32により連続地中壁壁面Dの内周面を目荒しするもの
である。
次に、前記構成の目荒装置Aを用いて、コンクリート製
地下タンクの連続地中壁壁面Dを目荒しする方法につい
て説明する。
(イ)第11図に示すように、油圧ショベルZを掘削地場
上で連続地中壁D近傍の所定の位置まで走行させた後、
揺動アームBを操作してフレーム1を連続地中壁壁面D
の所定位置に適切な押付力によりセットする。
(ロ)次に目荒機23を第14図に示すフレーム1における
右上隅部まで移動させる。
(ハ)この状態で目荒機23に圧縮空気を供給しながら目
荒しを行う。目荒しは通常、取付台22の上下移動と移動
体9,10の左右移動を組み合わせて行い、目荒機23を一定
速度で連続的に上下方向への移動を繰り返し行いながら
順次左方向へ移動し、最終位置であるフレーム1の左下
隅部に到達するまで行う。
(ニ)また、終了と同時に目荒機23への圧搾空気の供給
を停止する。
(ホ)次いで、揺動アームBを操作するか、あるいは、
油圧ショベルZを移動させることにより、フレーム1を
次に目荒しをする個所まで移動させてセットする。
以下、上述した(ロ)〜(ホ)で示す動作を繰り返し、
最終的に連続地中壁壁面Dの内周面全域を目荒しする。
以上説明したように、前記の目荒装置Aによれば、容易
な操作により目荒機23を所望の通り移動させることがで
き、均一な目荒しを行うことができる。したがって、作
業能率の向上、工費の削減及び工期の短縮を図ることが
できる。
[考案が解決しようとする課題] ところで、前記の目荒装置Aは、油圧ショベルZの揺動
アームBに取り付けられた状態で目荒しを行うものであ
るから、予め連続地中壁壁面Dの周囲に一定の幅で油圧
ショベルZの作業領域を確保する必要がある。そのた
め、地中に連続地中壁を構築した後、連続地中壁の内側
の土砂を掘削除去する場合に、地下タンク内部の掘削工
程の進行状況にあわせて目荒作業を進めなければならな
いという不都合が生じている。
従って掘削工程の都合上、作業領域が十分確保できない
場合や地盤の不陸があった場合、更には、掘削地盤に涌
水が発生すると、油圧ショベルZの移動が制限された
り、作業が中断するために、目荒装置Aの性能を十分に
発揮することができず、工期の遅れや施工コストアップ
の原因となっている。
また、前記の目荒装置Aでは、油圧ショベルZの揺動ア
ームBの長さに限界があるために、作業可能な高さの範
囲が限定されてしまうため、高所の作業には適さない。
従って、高い壁体を目荒しする場合には、作業範囲を地
盤掘削の進行状況に対応させて何層にも分割し、掘削工
程の進行状況に合わせて定められた層ごとにその層の上
部から下部にかけて順次目荒しをする方法が採られてい
る。
このため、地下タンク内部の掘削工程の進行状況に目荒
し作業が左右され、目荒し作業が工事全体のクリティカ
ルパスとなり、目荒し工事の遅れが地下タンク工事全体
の工期を長くしてしまう問題を生じていた。
この考案は前記課題を解決するためになされたもので、
地盤掘削工程の進行状態の影響を受けることなく目荒し
工事を別個に実施できるので、工期を短縮できるととも
に、目荒し装置の盛り替えが容易にでき、作業効率の向
上をなしえるゴンドラ搭載型目荒装置の提供を目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するためにこの考案は、連続壁の内周面
を目荒しする装置において、連続壁の上端部に連続壁に
沿って架設された架台と、この架台に支持されて連続壁
の幅方向に沿って架設された移動用レールと、この移動
用レールに移動自在に装着された左右一対の横行用トロ
リと、横行用トロリに吊り下げられた左右一対の継ぎ足
し自在のマストと、左右一対のマストに支持されてマス
トに沿って上下に移動自在に設けられたゴンドラと、こ
のゴンドラを上下させる昇降機構を具備してなり、前記
ゴンドラに、ゴンドラの幅方向に沿って設けられたレー
ル部材に沿って移動自在に目荒機を設け、このゴンドラ
に目荒機を移動させる移動装置を設けてなるものであ
る。
[作用] 連続壁に沿って吊り下げたマストが横行トロリによって
横移動するとともに、マストに設けたゴンドラが上下す
るので、ゴンドラに搭載した目荒機は連続壁の所望の場
所に移動して目荒し作業を行うことができる。また、マ
ストを継ぎ足すことで種々の高さの連続壁に対応するこ
とができるので、高い連続地中壁であっても対応できる
とともに、連続壁の内側の掘削地盤上に特別な作業スペ
ースを取ることができない場合であっても支障なく目荒
作業ができる。
[実施例] 第1図ないし第7図はこの考案の一実施例を示すもの
で、図中符号50は、連続地中壁Dの内面沿って吊下げら
れたマストを示している。
前記連続地中壁(連続壁)Dとは、地下タンクなどの構
造物における側壁を構築するために地中に平面円形状な
どに連続構築されたもので、連続地中壁Dを構築した後
に連続地中壁Dの内側の土砂を掘削して除去し、続いて
連続地中壁Dの内側に側壁本体部を構築することで地下
タンクの側壁を構築できるようになっている。
第1図は前記連続地中壁Dを構築した後に連続地中壁D
の内側の土砂を所要深さ掘削除去した状態を示し、この
状態の連続地中壁Dにこの実施例の目荒装置Mが装着さ
れている。
前記連続地中壁Dの上端部に、連続地中壁Dの内周面に
沿って円形状に架台51…が架設されている。また、架台
51…の上部には、連続地中壁Dの内周面と平行に移動用
レール52が架設されている。そして、この移動用レール
52の下方に、左右一対の横行トロリ53,53が移動用レー
ル52に沿って移動自在に吊り下げられ、これらの横行ト
ロリ53,53に、継ぎ足し自在の鉄骨製の柱状のマスト50
が吊り下げられている。
これらのマスト50,50の一方にはラック部材55が組み込
まれるとともに、マスト50,50の間には前記ラック部材5
5に係合して上下移動するゴンドラ56が支持されてい
る。このゴンドラ56はラック、ピニオン及び支持ローラ
でマスト50に支持されていて、ゴンドラ56は、電動モー
タで減速機を介してピニオンギヤを回転することにより
マストのラック上を上下移動できるようになっている。
前記ゴンドラ56は、第4図ないし第7図に示す構成とな
っている。まず、長方形状の底板60を有し、底板60の各
短辺側に手摺61,62が立設され、底板60の長辺側の一方
(第4図の上方側)にも手摺63が立設されている。そし
て、底板60の上面側において、手摺61,62の内側のそれ
ぞの部分に、手摺61,62の平行にガイドレール64,64が敷
設され、これらのガイドレール64,64に沿って移動する
4個の車輪65を備えた移動台車66が、底板60上に設置さ
れている。また、底板60の上には前記移動台車66と底板
60とに接合されて移動台車66を走行させるための移動用
シリンダ装置67が設置されている。
前記移動台車66の両側部には支柱68,68が立設され、こ
らの支柱68,68の間には底板60と平行で底板60の長さ方
向に沿って一対の平行なレール部材69,69が架設され、
これらのレール部材69,69に係合されたローラ70…によ
り目荒機71が移動自在に吊り下げられている。更に、レ
ール部材69,69の間には、レール部材69,69と平行にラッ
ク72が架設され、目荒機71上に設けられたモータ73と、
第6図と第7図に示すようにモータ73の出力軸に連結さ
れたギヤ部74と、前記ラック72に係合されたピニオンギ
ヤ75とによって目荒機71を左右移動できるように構成さ
れている。
前記目荒機71は、圧縮空気により上下動する複数の目荒
用ノミ76を有し、この目荒用ノミ76…を連続地中壁Dの
内面に押し付けることで連続地中壁Dを目荒しするもの
である。
また、第4図ないし第6図中77は、支柱68,68の上端部
に固定されて目荒機71の先端のノミ76と同一方向に延出
されたダンパであり、第7図の78は目荒機71の底部に下
方に向いて延出されたガイドプレート、79は移動台車66
の上面部に設けられて前記ガイドプレート78を案内する
案内部材を示している。
一方、第1図の80は連続地中壁Dの上端部に設置された
コンプレッサ、81は前記コンプレッサ80とゴンドラ56の
目荒機71とを接続して空気圧送するためのフレキシブル
パイプである。
更に、連続地中壁Dにおいてその底部内周面側には、前
記マスト50,50を支持するための受台82が設置され、こ
のマスト50の下端部から掘削地盤Jまで昇降階段83が設
けられるとともに、受台82とマスト50との間にはジャッ
キ84が設けられている。
次に、前記構成の目荒装置Aを用いて、コンクリート製
地下タンクの連続地中壁Dの内周面を目荒しする方法に
ついて説明する。
地中に連続地中壁Dを構築した後、この連続地中壁Dの
内側に残っている土砂を上部側から順次掘削除去してゆ
く。
この掘削除去作業を所定の深さまで進行させた状態、あ
るいは、連続地中壁Dの底部側まで掘削作業を終了した
状態で連続地中壁Dの内周面の目荒作業を行う。
まず、連続地中壁Dの上端部外周に沿って架台51…を設
置し、架台51…に支持させて連続地中壁Dに沿って環状
に移動用レール52…を架設する。
次に前記移動レール52に横行トロリ53,53をセットし、
横行トロリ53,53にマスト50,50を吊り下げ、マスト50,5
0にゴンドラ56をセットする。ゴンドラ56をセットする
と、目荒機71のノミ76は連続地中壁Dの壁面側に向く。
次にマスト50,50を横行トロリ53,53に支持された状態で
横移動させるとともに、ゴンドラ56をマスト50,50に沿
って上下移動させることで目荒機71を目荒しするべき目
的の連続地中壁Dの所望の位置まで移動させる。マスト
50の横方向の位置決めが終了したならば、マスト50と受
台82をジャッキ84で連結し、マスト50,50の下端部を固
定する。
次いでコンプレッサ80を作動させて目荒機71を作動させ
るとともに、移動用シリンダ装置67,67により移動台車6
6を前進させてノミ76を連続地中壁Dの内周面に当接さ
せて目荒しを行う。この場合、目荒機71のノミ76が壁面
に当接する前に、ダンパ77の先端が壁面に当接する。こ
の段階で更に移動台車66を前進させることで、移動台車
66はダンパ77の付勢力に抗して壁面に接近するので、目
荒機71のノミ76を一定の力で壁面に押し付けることがで
きる。このようにしてノミ76により連続地中壁Dの壁面
を所要深さ掘削し、凹部を形成して目荒作業を行うこと
ができる。なお、目荒作業中に生じる反力はマスト50,5
0で受けることができる。
以上のように壁面の所定個所の目荒作業を終了したなら
ば、移動用シリンダ67,67を作動させて移動台車66を壁
面から後退させてノミ76を壁面から引き離す。
この状態で目荒機71を他の場所に移動させて移動させた
場所で再び前述と同等の操作を行うことにより目荒作業
ができる。
なお、目荒機71を横移動させる場合、モータ73を作動さ
せてレール部材69,69に沿って目荒機71を次の目荒個所
まで横移動させることができるとともに、ジャッキ84に
よるマスト50,50の固定を解き、横行トロリ53,53を移動
用レール52に沿って横移動させてマスト50,50を横移動
させることで目荒機71の横移動ができる。また、目荒機
71を上下移動させるには、ラック部材55,55に沿ってゴ
ンドラ66を昇降させることで上下移動できる。
以上のように目荒機71の上下移動あるいは横移動を適宜
組み合わせて行うことで、連続地中壁Dの所望の位置に
目荒機71移動させて連続地中壁Dの所望の箇所を目荒し
することができる。
また、マスト50,50は継ぎ足し自在であるので、連続地
中壁Dの高さに応じて継ぎ足量を変更することで、連続
地中壁Dが高い場合であっても低い場合であっても、い
ずれの場合も容易に対応することができる。また、連続
地中壁Dの内側の土砂の掘削除去状態において、目荒作
業現場まわりの掘削状態が悪い場合、あるいは、地盤の
不陸などがあって目荒作業箇所の下方の土砂の地盤が悪
い場合であっても、支障なく連続地中壁Dの所望の位置
の目荒作業ができる。
従って目荒作業が連続地中壁Dの内側の土砂の掘削状況
に影響を受けなくなるので、目荒作業が工事全体のクリ
ィティカルパスにならなくなり、工事の簡略化と施工期
間の短縮化並びに施工コストの低減ができる効果があ
る。
ところでこの例の構造によれば、移動台車66をゴンドラ
56から取り外すことによりゴンドラ56を通常の昇降用ゴ
ンドラとして使用することができる。この場合、連続地
中壁Dの上端部から掘削地盤Jまで、作業員の移動に使
用するので、第1図に示すように受台82と昇降階段83と
ジャッキ84とマスト50を連結した状態としておいて使用
する。
また、この例の装置において、プログラマブルコントロ
ーラを用い、ゴンドラ56の上下左右方向の移動制御を行
い、目荒機71による打撃時間間隔を自動制御するなら
ば、容易に自動運転することができる。
第8図ないし第10図はこの考案の第2実施例を示すもの
で、この例の装置は、目荒機71をゴンドラ56内で上下に
移動自在に設けた構成であって、先に説明した第1実施
例の構成と同一の構成要素には同一の符号を付してそれ
らの説明を省略する。
この例の装置においては、先に説明した第1実施例の構
造と同様に、ゴンドラ56に設けた支柱68,68の間にレー
ル部材69,69が架設されている。そして、これらのレー
ル部材69,69に係合させたローラ70…によって案内支柱9
0,90が吊り下げられ、この案内支柱90によって目荒機71
が支持されている。即ち、ローラ70を支持する支持板91
の底面に、互いに離間して垂下する案内支柱90,90が取
り付けられ、案内支柱90,90には、これらに係合しつつ
上下移動する移動体92が装着され、移動体92の中央部に
目荒機71が吊り下げられている。
また、案内支柱90,90の下端には基材93が固定され、基
材93の上にモータ94と、各基材93の上にスプロケット9
5,95,96,96が各々設けられるとともに、案内支柱90,90
の上端部にスプロケット97,97が設けられていて、スプ
ロケット95,97,96の順にチェン98が巻き掛けられるとと
もに、チェン98の一部が前記移動体92に連結され、チェ
ン98の移動とともに移動体92を上下移動できるようにな
っている。更に、モータ94の出力軸はギア部99を介して
スプロケット95,95の支持軸100に噛合され、スプロケッ
ト95,95をモータ94によって回転駆動できるようになっ
ている。
前記構成の装置においては、モータ94を正逆必要方向に
回転駆動してスプロケット95,95を正逆必要方向に回転
させることで、チェン98を介して移動体92を上下移動さ
せることができる。
従って連続地中壁Dの目荒作業を行う場合、案内支柱90
に沿って移動体92を上下移動させることで、ゴンドラ56
を上下に昇降させることを行わなくとも、案内支柱90の
下部側から上部側まで目荒機71を昇降させて目荒作業を
行うことができる。
その他、この例の装置においては、先に説明した第1実
施例と同等の効果を得ることができる。
「考案の効果」 以上説明したようにこの考案は、目荒機を搭載したゴン
ドラをマストに設置し、連続地中壁の上端部に沿って設
置した横行レールに沿わせてマストを横移動させること
ができ、また、マストに沿ってゴンドラを上下移動させ
ることができるので、目荒機の盛り替え移動を容易かつ
迅速に行うことができ、連続地中壁の所望の部分に目荒
機を移動させて目荒作業を行うことができる。また、マ
ストは継ぎ足し自在に構成してあるので、高い連続地中
壁あるいは低い連続地中壁のいずれに対して目荒作業を
行う場合であっても、マストの継ぎ足し量を調節するこ
とで対応することができる。
従って連続地中壁の内側の土砂を掘削除去する工事の進
行状態に影響されることなく、また、連続地中壁の下方
の掘削地盤の状況に影響を受けることなく目荒作業がで
きるようになり、工期短縮並びに施工コストの削減をな
しえる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図はこの考案の第1実施例を示すもの
で、第1図は連続地中壁に第1実施例の装置を設置した
状態の側面図、第2図は同状態の正面図、第3図はマス
ト下部の固定部分を示す正面図、第4図はゴンドラの平
面図、第5図はゴンドラの正面図、第6図はゴンドラの
側面図、第7図はゴンドラの一部を断面とした側面図、
第8図ないし第10図はこの考案の第2実施例を示すもの
で、第8図は平面図、第9図は側面図、第10図は要部拡
大平面図、第11図ないし第14図は本発明者らが先に提案
している目荒装置の一実施例を示すもので、第11図は全
体構成図、第12図は要部の側面図、第13図は平面図、第
14図は背面図である。 D……連続地中壁、50……マスト、51……架台、52……
移動用レール、53……横行トロリ、56……ゴンドラ、69
……レール部材、71……目荒機、76……ノミ。
フロントページの続き (72)考案者 丸山 克夫 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水建 設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−253659(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続壁の内周面を目荒しする装置におい
    て、連続壁の上端部に連続壁に沿って架設された架台
    と、この架台に支持されて連続壁の幅方向に沿って架設
    された移動用レールと、この移動用レールに移動自在に
    装着された左右一対の横行用トロリと、横行用トロリに
    吊り下げられた左右一対の継ぎ足し自在のマストと、左
    右一対のマストに支持されてマストに沿って上下に移動
    自在に設けられたゴンドラと、このゴンドラを上下させ
    る昇降機構を具備してなり、 前記ゴンドラには、ゴンドラの幅方向に沿って設けられ
    たレール部材に沿って移動自在に目荒機が設けられ、こ
    のゴンドラには目荒機を移動させる移動装置が設けられ
    てなることを特徴とするゴンドラ搭載型目荒装置。
JP11898089U 1989-10-11 1989-10-11 ゴンドラ搭載型目荒装置 Expired - Lifetime JPH0741788Y2 (ja)

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KR200477462Y1 (ko) * 2014-04-11 2015-06-10 이갑섭 수동 마사지기

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