JP6669524B2 - インバートコンクリート施工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トンネル底部にインバートコンクリートを施工するための装置に関する。
トンネル工事では、例えば、トンネル底部を下に凸のアーチ型に掘り下げた後に、この掘り下げられたトンネル底部にコンクリートを打設して養生・硬化させることにより、トンネル底部にインバートコンクリートを構築する。
特許文献1は、インバートコンクリートの構築に用いられる、トンネル工事用の桟橋を開示している。この桟橋の長手方向中央の下部には、トンネル底部に流し込んだコンクリートを平滑に均して打設するインバートフィニッシャーが2機セットされている。インバートフィニッシャーは、桟橋の下部にその長手方向に沿って走行自在に吊り下げられたフレームに昇降装置を介して取り付けられている。インバートフィニッシャーは、桟橋に設けられているフレーム走行装置によってフレームと共に桟橋の前後方向に往復運動し、また、昇降装置により上下昇降可能になっている。
特開平7−139297号公報
しかしながら、トンネル工事では桟橋上を車両が通行する。それゆえ、前述のようにインバートフィニッシャーがフレーム及び昇降装置を介して桟橋に支持されている場合には、桟橋上の車両の通行による桟橋のたわみや桟橋の振動がインバートフィニッシャーに伝わってインバートコンクリートの表面が凸凹になるなど、インバートコンクリートの仕上がりの品質に悪影響を及ぼしかねない。また、トンネル底部にコンクリートを供給するための配管の設置位置によってインバートフィニッシャーの走行可能範囲が制限されることがあり、インバートコンクリートの施工を効率良く行うことが難しかった。
本発明は、このような実状に鑑み、インバートコンクリートの仕上がりの品質の向上と、インバートコンクリートの施工の効率化とを目的とする。
そのため本発明に係るインバートコンクリート施工装置は、トンネル底部にインバートコンクリートを施工するための装置であって、トンネル軸方向に延在して平面視で矩形状をなす上部フレーム、及び、上部フレームをトンネル底面上に支持する脚部、を備える本体部と、上部フレームより下方に配置されて、トンネル底面上に供給されたコンクリートを均す均し部材と、本体部から独立し、トンネル底面上に載置されて、均し部材をトンネル軸方向に移動可能に支持する支持部と、を有する。
また、前述の本発明に係るインバートコンクリート施工装置は、トンネル底面上にコンクリートを供給するための配管を更に有し、前記配管が上部フレームと均し部材との間に位置し、均し部材は、前記配管の下方をトンネル軸方向に移動可能であることが好ましい
本発明によれば、インバートコンクリート施工装置は、本体部から独立し、トンネル底面上に載置されて、均し部材をトンネル軸方向に移動可能に支持する支持部を有する。これにより、均し部材が、本体部から独立した支持部によって支持され得るので、本体部の振動などが均し部材に伝わることを抑制することができ、ひいては、インバートコンクリートの仕上がりの品質を向上させることができる。
また、前述のように、本発明に係るインバートコンクリート施工装置が、トンネル底面上にコンクリートを供給する配管を更に有する場合には、この配管が本体部の上部フレームと均し部材との間に位置し、この配管の下方を均し部材がトンネル軸方向に移動可能であることにより、前記配管自体が均し部材の移動範囲を制限することがないので、均し部材の移動範囲を十分に確保でき、インバートコンクリートの施工を効率良く行うことができる。
本発明の一実施形態におけるトンネル工事用の桟橋の概略側面図 図1の部分Aの部分拡大図 図2のB−B断面図 前記一実施形態におけるディストリビュータの正面図及び平面図 前記一実施形態におけるコンクリート供給配管の屈曲状態の第1例及び第2例を示す図 前記一実施形態におけるコンクリート供給配管の伸長状態の第1例及び第2例を示す図 前記一実施形態におけるコンクリート供給配管の先端側の開口部の移動可能領域を示す図 前記一実施形態における吊り上げ装置によって吊り上げられた支持台及びインバートフィニッシャーを示す図
図1は本発明の一実施形態におけるトンネル工事用の桟橋の概略構成を示す。図2は図1の部分Aの部分拡大図である。図3は図2のB−B断面を示す。
尚、本実施形態では、山岳トンネルを例にとってインバートコンクリート施工装置の説明を行うが、この装置が用いられるトンネルはこれに限らず、例えば、シールドトンネルであり得る。
図1〜図3に示すように、本実施形態では、便宜上、トンネル掘進方向を前進方向として前後左右を規定している。
本実施形態では、トンネル1の底部をなだらかな下に凸のアーチ型に掘り下げた後に、この掘り下げられたトンネル1の底部にコンクリートを打設して養生・硬化させることにより、トンネル1の底部にインバートコンクリートが構築される。ここで、図1及び図2に示すインバートコンクリート2は既設のもの(すなわち、打設されたコンクリートの養生・硬化が完了したもの)である。また、図1及び図2に示すインバートコンクリート3は施工途中のもの(すなわち、打設されたコンクリートの養生・硬化が完了していないもの)である。また、図1及び図2に示す1点鎖線で囲まれた部分は、次にインバートコンクリートの施工が行われる予定の箇所(施工予定箇所)4である。
運搬車両などの車両は、既設のインバートコンクリート2の上面上を走行することができる。尚、運搬車両については、切羽からのズリの搬出や資材の運搬などの多くの用途がある。
トンネル工事用の桟橋10は、トンネル1の底部におけるインバートコンクリートの施工箇所(例えば、前述のインバートコンクリート3の施工箇所及び施工予定箇所4)をトンネル軸方向(トンネル掘進方向)に跨ぐように、トンネル1内に配置される。桟橋10は、トンネル幅方向中央部に配置される。
桟橋10は本体部11と車両走行用床板12とを有する。
本体部11は、トンネル軸方向に延在して平面視で矩形状をなす上部フレーム13と、上部フレーム13の左右両側にそれぞれ設けられた支柱14,15、油圧ジャッキ16〜19及び走行装置21,22とを備えており、トンネル軸方向に移動可能に構成されている。ここで、支柱14,15、油圧ジャッキ16〜19及び走行装置21,22が、本発明の「脚部」として機能可能であり、上部フレーム13をトンネル1の底面1a上に支持し得る。本実施形態では、前側から後側に向かって、油圧ジャッキ16、支柱14、油圧ジャッキ17、油圧ジャッキ18、支柱15、油圧ジャッキ19という順番で並んでいる。
上部フレーム13は、その左右両側にそれぞれ設けられた主桁25及び欄干26と、複数の横桁27と、を備える。
主桁25はトンネル軸方向に延在して所定長さを有する。また、主桁25同士はトンネル幅方向で互いに離間している。主桁25は、上フランジと下フランジとウェブとからなるH形鋼で構成されている。
欄干26は、トンネル軸方向に延在して所定長さを有する。欄干26は、主桁25の上端部に固定されている。欄干26は、上フランジと下フランジとウェブとからなるH形鋼で構成されている。
横桁27はトンネル幅方向に延在して所定長さを有する。また、横桁27同士はトンネル軸方向に互いに離間している。横桁27は、上フランジと下フランジとウェブとからなるH形鋼で構成されている。横桁27の上フランジの左右両端部が、それぞれ、左側の主桁25の下端部と、右側の主桁25の下端部とに固定されている。
油圧ジャッキ16〜19は、各々が上下方向に伸縮自在である。
走行装置21は、トンネル1の底面1a上を転動可能な車輪を備える。走行装置22は、既設のインバートコンクリート2上を転動可能な車輪を備える。走行装置21,22の少なくとも一方は、図示しない電動モータを備えており、この電動モータを駆動源として、車輪を駆動させることにより、桟橋10を自走させることができる。
桟橋10の停止時(特に、インバートコンクリート施工時)には、油圧ジャッキ16〜19の下端とトンネル1の底面1a及びインバートコンクリート2の上面との間に介装部材31〜34が介装された状態で、油圧ジャッキ16〜19が伸長している。このときには、支柱14,15の下端とトンネル1の底面1a及びインバートコンクリート2の上面との間に介装部材35,36が介装されている。また、このときには、走行装置21,22の車輪が、トンネル1の底面1a及びインバートコンクリート2の上面より若干浮上している。この結果、上部フレーム13が、支柱14,15及び油圧ジャッキ16〜19によって、介装部材31〜36を介して、トンネル1の底面1a上及びインバートコンクリート2の上面上に支持される。
一方、桟橋10の走行時には、前述の介装部材31〜36が撤去されて、油圧ジャッキ16〜19が短縮状態となっている。このときには、支柱14,15の下端及び油圧ジャッキ16〜19が、トンネル1の底面1a及びインバートコンクリート2の上面より離間している(後述する図8参照)。また、このときには、走行装置21,22の車輪が、それぞれ、トンネル1の底面1a上及びインバートコンクリート2の上面上を転動する。
車両走行用床板12は、平面視で矩形状をなし、トンネル軸方向に延在して所定長さを有する。車両走行用床板12は、上部フレーム13上(詳しくは横桁27の上フランジ上)に配置されている。運搬車両などの車両が車両走行用床板12上を走行し得る。
本体部11の前端には、トンネル1の底面1aと車両走行用床板12の前端とを接続する車両案内台38が昇降自在に設けられている。車両案内台38の昇降にはクレーン41が用いられる。
本体部11の後端には、既設のインバートコンクリート2の上面と車両走行用床板12の後端とを接続する車両案内台39が昇降自在に設けられている。車両案内台39の昇降にはクレーン42が用いられる。
本体部11を以上のように構成することにより、本体部11の上部フレーム13の下方に、インバートコンクリート施工用の作業スペースを確保することができる。
インバートコンクリート施工装置100は、前述の本体部11と、ディストリビュータ50と、支持台70と、インバートフィニッシャー80と、吊り上げ装置90とを有する。
ここで、ディストリビュータ50の構成について、図1〜図3に加えて図4を用いて説明する。図4(a)はディストリビュータ50の正面図である、図4(b)はディストリビュータ50の平面図である。
ディストリビュータ50は、矩形フレーム部51と、支持アーム52と、管状部材55〜57とを有する。
上部フレーム13におけるトンネル軸方向中央部かつトンネル幅方向中央部に位置する2本の横桁27の下面には、介装部材59を介して、矩形フレーム部51が取り付けられている。矩形フレーム部51は平面視で矩形状をなしている。
管状部材55は、介装部材59及び矩形フレーム部51を上下方向に貫通するように上下方向に延びている。本実施形態では、図示しないコンクリートミキサー車及びポンプ車が桟橋10より後方のトンネル1内に駐車されており、コンクリートミキサー車から排出されてポンプ車によって加圧されたコンクリートが、配管60を介して、管状部材55の上側の開口部55aに供給される。尚、図1、図2、及び、後述する図8に図示の配管60aは、配管60の一部を構成するものである。
管状部材55の下側の開口部55bには、スイベルジョイント61を介して、管状部材56の基端側の開口部56aが連結されている。管状部材56は、基端側の開口部56aから下方に向かい、湾曲して若干上方に向かいつつ水平方向に延び、更に、先端側で再び下方に向かって、先端側の開口部56bに至っている。
管状部材56の先端側の開口部56bには、スイベルジョイント62を介して、管状部材57の基端側の開口部57aが連結されている。管状部材57は、基端側の開口部57aから下方に向かい、湾曲して若干上方に向かいつつ水平方向に延び、更に、先端側で再び下方に向かって、先端側の開口部57bに至っている。
支持アーム52は、その基端部52aが管状部材55の外側に回転自在に取り付けられており、水平方向に延びて、先端部52bが管状部材56の先端部及びスイベルジョイント62に取り付けられている。従って、支持アーム52及び管状部材56は、各々の基端部に位置する管状部材55及びスイベルジョイント61の、上下方向に延びる中心軸を回転中心として、管状部材55に対して回転自在である。また、管状部材57は、その基端部に位置するスイベルジョイント62の、上下方向に延びる中心軸を回転中心として、管状部材56に対して回転自在である。
管状部材55は、矩形フレーム部51及び介装部材59を介して本体部11の上部フレーム13に固定されている。管状部材56は、その基端部が、スイベルジョイント61を介して、管状部材55の下端部に旋回可能に接続されている。管状部材57は、その基端部が、スイベルジョイント62を介して、管状部材56の先端部に旋回可能に接続されている。
支持アーム52の基端部52aには、先端部52bと反対の側に延びるアーム64の基端部が連結されている。このアーム64にはカウンタウエイト65が設けられている。
支持アーム52の先端部52bには、管状部材57の先端側をワイヤー67を介して支持するためのブラケット68が設けられている。尚、図4(a)にはワイヤー67及びブラケット68を図示したが、図4(b)ではワイヤー67及びブラケット68の図示を省略した。
矩形フレーム部51には電動モータ69が配設されている。この電動モータ69を回転駆動源として、支持アーム52の基端部52aを管状部材55に対して回転させることにより、それに追従するように管状部材56及び管状部材57を回転させることができる。
尚、本実施形態では、スイベルジョイント61を介して管状部材55に対して管状部材56を回転させるために電動モータ69の動力を用いているが、この他、人力を用いてもよい。また、スイベルジョイント62を介して管状部材56に対して管状部材57を回転させるために人力を用いるが、この他、電動モータなどの動力を用いてもよい。
ここで、本発明の「トンネル底面上にコンクリートを供給するための配管」に対応するコンクリート供給配管101が、管状部材56,57とスイベルジョイント62とによって構成されている。コンクリート供給配管101は、本体部11の上部フレーム13の下方に位置し、かつ、インバートフィニッシャー80の上方に位置する。すなわち、コンクリート供給配管101は、本体部11の上部フレーム13とインバートフィニッシャー80との間に位置する。
コンクリート供給配管101は、スイベルジョイント61、管状部材55、矩形フレーム部51及び介装部材59を介して、本体部11の上部フレーム13によって支持されている。
コンクリート供給配管101は、平面視で、スイベルジョイント62にて屈曲可能である。ここで、スイベルジョイント62が本発明の「管状部材の端部同士を連結する連結部」に対応する。
図5(a)はコンクリート供給配管101の屈曲状態の第1例を示す。図5(b)はコンクリート供給配管101の屈曲状態の第2例を示す。図6(a)はコンクリート供給配管101の伸長状態の第1例を示す。図6(b)はコンクリート供給配管101の伸長状態の第2例を示す。図7は、コンクリート供給配管101の先端側の開口部(管状部材57の先端側の開口部57b)の移動可能領域Sを示す。ここで、図5(a),(b)、図6(a),(b)、及び、図7は、前述の図4(b)に対応するディストリビュータ50の平面図である。
図5(a),(b)において、コンクリート供給配管101は、平面視で、スイベルジョイント62にて略90°に屈曲している。
一方、図6(a)において、コンクリート供給配管101は、平面視で、管状部材55側から後方に向かって略直線状に伸長している。また、図6(b)において、コンクリート供給配管101は、平面視で、管状部材55側から前方に向かって略直線状に伸長している。
ディストリビュータ50は前述の構成を有することにより、コンクリート供給配管101を、図5及び図6に示した屈曲・伸長状態のみならず、任意の屈曲・伸長状態とすることができる。それゆえ、平面視で、コンクリート供給配管101の先端側の開口部(管状部材57の先端側の開口部57b)を、図7に示す円形状の移動可能領域S内の任意の位置に移動させて、コンクリート供給配管101の先端側の開口部(管状部材57の先端側の開口部57b)からトンネル1の底面1a上にコンクリートを供給することができる。ここで、移動可能領域Sは、管状部材55の、上下方向に延びる中心軸を中心とし、かつ、コンクリート供給配管101の伸長状態での長さL(図7参照)を半径とする円形状の領域である。
図1〜図3に戻り、本体部11の上部フレーム13と油圧ジャッキ17,18とによって囲まれる、インバートコンクリート施工用の作業スペースには、インバートフィニッシャー80を支持する支持台70が配置されている。
支持台70は、左右一対のレール71,71と、左右両側にそれぞれ設けられてレール71をトンネル1の底面1a上及びインバートコンクリート2の上面上に支持する前側の油圧ジャッキ72及び後側の油圧ジャッキ73と、レール71,71間に架け渡された複数のビーム部材74とを備える。尚、本実施形態では、油圧ジャッキ72,73の下端とトンネル1の底面1a及びインバートコンクリート2の上面との間に介装部材76,77が介装された状態で、支持台70がトンネル1の底面1a上及びインバートコンクリート2の上面上に載置される。
レール71はトンネル軸方向に延在して所定長さを有する。レール71は、上フランジと下フランジとウェブとからなるH形鋼で構成されている。レール71は、上部フレーム13の近傍に配置されている。レール71同士はトンネル幅方向で互いに離間している。ここで、平面視で、レール71,71間に主桁25,25が位置している。すなわち、レール71,71間の離間距離が主桁25,25間の離間距離よりも大きい。
油圧ジャッキ72,73は、各々が上下方向に伸縮自在である。油圧ジャッキ72,73を伸縮させることで、レール71,71及びインバートフィニッシャー80の高さ調整及び姿勢調整を行うことができる。油圧ジャッキ72,73を伸縮させてレール71,71の高さ調整を行うことで、インバートフィニッシャー80はレール71,71を定規として、例えば施工途中のインバートコンクリート3の表面を平滑に均すことができ、インバートコンクリート構築の精度が向上する。
ビーム部材74は、左右両端部が、それぞれ、左右のレール71,71の上部に連結されて、トンネル幅方向に延在している。
支持台70の左右のレール71,71には、それぞれ、移動体78が設けられている。移動体78は、レール71に懸垂支持されて、レール71に沿ってトンネル軸方向に移動できるように構成されている。移動体78は、例えば、レール71の下フランジ上を転動する車輪を備える。
ここで、支持台70と移動体78とにより、本発明の「支持部」の機能が実現される。この「支持部」は、トンネル1の底面1a上に載置されてインバートフィニッシャー80をトンネル軸方向に移動可能に支持する。また、油圧ジャッキ72,73が本発明の「支柱」として機能し、レール71をトンネル1の底面1a上に支持する。尚、油圧ジャッキ72,73は支柱とジャッキの組み合わせであってもよい。
左右両側の移動体78の下端部には、それぞれ、上下方向に延びる柱部材79の上端部が連結されている。インバートフィニッシャー80は、左右両側の柱部材79の下端部に取り付けられている。尚、柱部材79は、上下方向に伸縮自在な油圧ジャッキを含んで構成されてもよい。柱部材79が油圧ジャッキを含んで構成される場合には、当該油圧ジャッキを伸縮させることで、インバートフィニッシャー80の高さ調整を行うことができる。
インバートフィニッシャー80は、ビーム部材81と、バイブレータ82と、ブレード84とを含む。
ビーム部材81は、トンネル幅方向に延在し、左右両側部が、それぞれ、左右両側の柱部材79の下端部に接続されている。ビーム部材81の下側には、坑口側から見てなだらかな下に凸のアーチ型の鋼材85が連結部材86を介して取り付けられている。鋼材85の上面には1台以上(図3では2台)のバイブレータ82が配設されている。
鋼材85の前側にはブレード84が取り付けられている。ブレード84は、坑口側から見てなだらかな下に凸のアーチ型である。このブレード84のアーチ形状は、施工されるインバートコンクリートの断面形状を考慮して適宜設定され得る。ここで、ブレード84は、本発明の「均し部材」に対応するものであり、本体部11の上部フレーム13より下方に配置されるものであり、トンネル1の底面1a上に供給されたコンクリート(例えば、施工途中のインバートコンクリート3)の表面を均すものである。ブレード84は、当該コンクリートを削り取ることで、その表面を均す。また、ブレード84は、鋼材85、連結部材86、ビーム部材81、及び柱部材79を介して、移動体78に取り付けられている。
トンネル1の底面1a上に供給されたコンクリートの表面をインバートフィニッシャー80で均すときには、バイブレータ82を作動する。このバイブレータ82の作動により、その振動が鋼材85及びブレード84を介して当該コンクリートに伝わることで、当該コンクリートは流動性を得て敷均され得る。また、当該コンクリートの表面を密実化することができる。
左右両側の欄干26には、それぞれ、前後に2つの吊り上げ装置90,90が設けられている。吊り上げ装置90は、ワイヤー91を巻き上げ可能なウインチ92を有する。ウインチ92から繰り出されたワイヤー91の先端部は、支持台70のビーム部材74に取り付けられている。ここで、図8は、吊り上げ装置90によって吊り上げられた支持台70及びインバートフィニッシャー80を示している。
桟橋10の停止時(特に、インバートコンクリート施工時)には、吊り上げ装置90による支持台70の吊り上げを行うことなく、支持台70の油圧ジャッキ72,73の下端とトンネル1の底面1a及びインバートコンクリート2の上面との間に介装部材76,77が介装された状態で、支持台70がトンネル1の底面1a上及びインバートコンクリート2の上面上に載置される(図2参照)。それゆえ、レール71,71が、油圧ジャッキ72,73によって、介装部材76,77を介して、トンネル1の底面1a上及びインバートコンクリート2の上面上に支持される。このときに、支持台70は、本体部11によて支持されておらず、自重のみで自立している(すなわち、このときに支持台70は桟橋10から独立している)。
一方、桟橋10の走行時には、支持台70を吊り上げ装置90で吊り上げて、前述の介装部材76,77を撤去する。このときには、支持台70の油圧ジャッキ72,73の下端がトンネル1の底面1a及びインバートコンクリート2の上面より離間している(図8参照)。また、このときには、インバートフィニッシャー80のブレード84も、トンネル1の底面1a及びインバートコンクリート2の上面より離間している(図8参照)。従って、支持台70は、吊り上げ装置90によって吊り上げられたときにトンネル1の底面1aから離れて、吊り上げ装置90を介して本体部11によって支持される。また、支持台70は、吊り上げ装置90によって吊り上げられたときに、油圧ジャッキ72,73がトンネル1の底面1aから離れる。
次に、インバートコンクリート施工装置100を用いるインバートコンクリートの施工方法の一例について説明する。
まず、図1に示すように、桟橋10を、トンネル1の底部におけるインバートコンクリートの施工箇所をトンネル軸方向に跨ぐように、トンネル1内に配置する。
次に、既設のインバートコンクリート2の切羽側端部に隣接するように、トンネル1の底面1a上に、コンクリートの打設予定領域を、図示しない型枠を用いて区画する。
次に、このコンクリートの打設予定領域内にコンクリートを供給する(図1及び図2に示す、施工途中のインバートコンクリート3参照)。このコンクリートの供給は、前述のコンクリートミキサー車、ポンプ車、配管60、管状部材55、及び、コンクリート供給配管101を介して行われる。このコンクリートの供給時には、平面視でコンクリート供給配管101をスイベルジョイント62にて適宜屈曲させることで、コンクリート供給配管101の先端側の開口部(管状部材57の先端側の開口部57b)を、前述のコンクリートの打設予定領域内の任意の位置に配置することができる。ここで、前述のコンクリートの打設予定領域は、図8に示す移動可能領域S内に含まれている。
次に、移動体78をレール71に沿って坑口側から切羽側に移動させることで、インバートフィニッシャー80を坑口側から切羽側に移動させつつ、インバートフィニッシャー80で前述のコンクリートの打設予定領域内のコンクリート(インバートコンクリート3)の表面を均す。尚、移動体78によるインバートフィニッシャー80のトンネル軸方向の移動は、電動モータ等の動力を用いて行ってもよく、また、人力によって行ってもよい。このインバートフィニッシャー80のトンネル軸方向移動時には、ブレード84を含むインバートフィニッシャー80は、コンクリート供給配管101に接触することなく、コンクリート供給配管101の直下をトンネル軸方向に移動可能である。尚、この移動時には、コンクリート供給配管101を、例えば図6(a),(b)に示す伸長した状態にすることにより、コンクリート供給配管101が移動体78及び柱部材79に接触することを防止することができる。
次に、施工予定箇所4にて、前述と同様にインバートコンクリートの施工を行う。
施工予定箇所4でのインバートコンクリートの施工が完了すると、桟橋10を切羽側に移動させる。この桟橋10の移動時には、前述のように、吊り上げ装置90によって支持台70が吊り上げられることにより、支持台70及びインバートフィニッシャー80が桟橋10と一体的に移動することができる。
以上のようにして、支持台70及びインバートフィニッシャー80が桟橋10から独立した状態でのインバートコンクリートの構築と、支持台70及びインバートフィニッシャー80が桟橋10に一体化された状態でのこれらの移動とを坑口側から切羽側に向かって順次繰り返すことで、インバートコンクリートの施工が進められる。
尚、このインバートコンクリートの施工方法の一例において、インバートフィニッシャー80でインバートコンクリート3の表面を均しつつ、コンクリート供給配管101を用いて施工予定箇所4にコンクリートを供給してもよい。このようにインバートコンクリート3の表面の均し作業と施工予定箇所4でのコンクリート打設作業とを並行して行うことにより、インバートコンクリートの施工を効率よく行うことができる。
また、前述のインバートコンクリートの施工方法の一例では、インバートコンクリートの構築を坑口側から切羽側に向かって進めているが、これとは逆に、インバートコンクリートの構築を切羽側から坑口側に向かって進めてもよい。
本実施形態によれば、インバートコンクリート施工装置100は、トンネル1の底部にインバートコンクリートを施工するための装置である。インバートコンクリート施工装置100は、トンネル軸方向に延在して平面視で矩形状をなす上部フレーム13、及び、上部フレーム13をトンネル1の底面1a上に支持する脚部(支柱14,15、油圧ジャッキ16〜19及び走行装置21,22)、を備える本体部11と、上部フレーム13より下方に配置されて、トンネル1の底面1a上に供給されたコンクリートを均す均し部材(ブレード84)と、トンネル1の底面1a上に載置されて、均し部材(ブレード84)をトンネル軸方向に移動可能に支持する支持部(支持台70及び移動体78)と、を有する。これにより、均し部材(ブレード84)が、本体部11から独立した支持部(支持台70及び移動体78)によって支持され得るので、本体部11の振動などが均し部材(ブレード84)に伝わることを抑制することができ、ひいては、インバートコンクリートの仕上がりの品質を向上させることができる。
また本実施形態によれば、インバートコンクリート施工装置100は、本体部11に設けられて支持部(支持台70及び移動体78)を吊り上げ可能な吊り上げ装置90を更に有する。支持部(支持台70及び移動体78)は、吊り上げ装置90によって吊り上げられたときにトンネル1の底面1aから離れて、吊り上げ装置90を介して本体部11によって支持される。これにより、支持部(支持台70及び移動体78)を吊り上げ装置90を介して本体部11と一体的にすることができる。
また本実施形態によれば、本体部11はトンネル軸方向に移動可能に構成されている。本体部11がトンネル軸方向に移動するときに、支持部(支持台70及び移動体78)が吊り上げ装置90によって吊り上げられる。これにより、支持部(支持台70及び移動体78)を本体部11と一体的にトンネル軸方向に移動させることができる。
また本実施形態によれば、支持部(支持台70及び移動体78)は、上部フレーム13の近傍に配置されてトンネル軸方向に延びる一対のレール71,71と、レール71をトンネル1の底面1a上に支持する支柱(油圧ジャッキ72,73)と、レール71に懸垂支持されてレール71に沿って移動可能な移動体78と、を有する。均し部材(ブレード84)は移動体78に取り付けられている。支持部(支持台70及び移動体78)が吊り上げ装置90によって吊り上げられたときに、支柱(油圧ジャッキ72,73)がトンネル1の底面1aから離れる。これにより、支持部(支持台70及び移動体78)を簡素な構成とすることができる。
また本実施形態によれば、インバートコンクリート施工装置100は、トンネル1の底面1a上にコンクリートを供給するための配管(コンクリート供給配管101)を更に有する。コンクリート供給配管101が上部フレーム13と均し部材(ブレード84)との間に位置する。均し部材(ブレード84)は、コンクリート供給配管101の下方をトンネル軸方向に移動可能である。これにより、コンクリート供給配管101自体が均し部材(ブレード84)の移動範囲を制限することがないので、均し部材(ブレード84)の移動範囲を十分に確保でき、インバートコンクリートの施工を効率良く行うことができる。
また本実施形態によれば、インバートコンクリート施工装置100は、トンネル1の底部にインバートコンクリートを施工するための装置である。インバートコンクリート施工装置100は、トンネル軸方向に延在して平面視で矩形状をなす上部フレーム13、及び、上部フレーム13をトンネル1の底面1a上に支持する脚部(支柱14,15、油圧ジャッキ16〜19、及び走行装置21,22)、を備える本体部11と、トンネル1の底面1a上にコンクリートを供給するための配管(コンクリート供給配管101)と、上部フレーム13より下方に配置されて、トンネル1の底面1a上に供給されたコンクリートを均す均し部材(ブレード84)と、均し部材(ブレード84)をトンネル軸方向に移動可能に支持する支持部(支持台70及び移動体78)と、を有する。コンクリート供給配管101が上部フレーム13と均し部材(ブレード84)との間に位置する。均し部材(ブレード84)は、コンクリート供給配管101の下方をトンネル軸方向に移動可能である。これにより、コンクリート供給配管101自体が均し部材(ブレード84)の移動範囲を制限することがないので、均し部材(ブレード84)の移動範囲を十分に確保でき、インバートコンクリートの施工を効率良く行うことができる。また、コンクリート供給配管101によるトンネル1の底面1a上へのコンクリートの打設と、均し部材(ブレード84)によるインバートコンクリートの表面の均しとを並行して実施できる。
また本実施形態によれば、コンクリート供給配管101が本体部11によって支持されている。これにより、コンクリート供給配管101を本体部11と一体的にトンネル軸方向に移動させることができる。
また本実施形態によれば、コンクリート供給配管101は、複数の管状部材56,57と、管状部材56,57の端部同士を連結する連結部(スイベルジョイント62)と、を含む。コンクリート供給配管101は平面視で連結部(スイベルジョイント62)にて屈曲可能である(図5参照)。これにより、平面視で、コンクリート供給配管101の先端側の開口部(管状部材57の先端側の開口部57b)を、円形状の移動可能領域S内の任意の位置に移動させて、コンクリート供給配管101の先端側の開口部(管状部材57の先端側の開口部57b)からトンネル1の底面1a上にコンクリートを供給することができる。
また本実施形態によれば、本体部11は、トンネル工事用の桟橋10を構成する。これにより、運搬車両などの車両は、桟橋10を通行することで、トンネル1の底部におけるインバートコンクリートの施工箇所を跨いで通行することができる。また、インバートコンクリートの施工時には、支持台70はトンネル1の底面1a上及びインバートコンクリート2の上面上に載置されて自立しているので、桟橋10上の車両の走行による振動、変位などの影響が支持台70及びインバートフィニッシャー80に伝わらない。従って、インバートフィニッシャー80によるインバートコンクリートの表面仕上げを良好に行うことができる。
尚、本実施形態において、コンクリート供給配管101におけるコンクリート排出側の開口端部(管状部材57の先端側の開口部57b)には、可撓性を有する管状部材(図示せず)の開口端部が連結されていてもよい。このように、可撓性を有する管状部材の一方の開口端部を管状部材57の先端側の開口部57bに連結し、更に、可撓性を有する管状部材の他方の開口端部をトンネル1の底面1aの近傍に位置させることにより、コンクリート供給配管101からトンネル1の底面1a上へのコンクリート打設時にコンクリートの落下による材料分離やエアーの巻き込みを抑制できる。尚、移動体78をレール71に沿ってトンネル軸方向に移動させることでインバートフィニッシャー80をトンネル軸方向移動させるときには、コンクリート供給配管101に連結した可撓性を有する管状部材を、インバートフィニッシャー80より上方の位置であって、かつ、移動体78及び柱部材79に接触しない位置まで退避させる。これにより、インバートフィニッシャー80のトンネル軸方向移動時に、当該可撓性を有する管状部材が、インバートフィニッシャー80、移動体78及び柱部材79に接触することを防止することができる。
尚、本実施形態では、山岳トンネルを例にとってインバートコンクリート施工装置100の説明を行ったが、この装置が用いられるトンネルはこれに限らず、例えば、シールドトンネルであり得る。
図示の実施形態はあくまで本発明を例示するものであり、本発明は、説明した実施形態により直接的に示されるものに加え、特許請求の範囲内で当業者によりなされる各種の改良・変更を包含するものであることは言うまでもない。
1 トンネル
1a 底面
2,3 インバートコンクリート
4 施工予定箇所
10 桟橋
11 本体部
12 車両走行用床板
13 上部フレーム
14,15 支柱
16〜19 油圧ジャッキ
21,22 走行装置
25 主桁
26 欄干
27 横桁
31〜36 介装部材
38,39 車両案内台
41,42 クレーン
50 ディストリビュータ
51 矩形フレーム部
52 支持アーム
52a 基端部
52b 先端部
55〜57 管状部材
55a,55b,56a,56b,57a,57b 開口部
59 介装部材
60,60a 配管
61,62 スイベルジョイント
64 アーム
65 カウンタウエイト
67 ワイヤー
68 ブラケット
69 電動モータ
70 支持台
71 レール
72,73 油圧ジャッキ
74 ビーム部材
76,77 介装部材
78 移動体
79 柱部材
80 インバートフィニッシャー
81 ビーム部材
82 バイブレータ
84 ブレード
85 鋼材
86 連結部材
90 吊り上げ装置
91 ワイヤー
92 ウインチ
100 インバートコンクリート施工装置
101 コンクリート供給配管
S 移動可能領域

Claims (9)

  1. トンネル底部にインバートコンクリートを施工するための装置であって、
    トンネル軸方向に延在して平面視で矩形状をなす上部フレーム、及び、前記上部フレームをトンネル底面上に支持する脚部、を備える本体部と、
    前記上部フレームより下方に配置されて、トンネル底面上に供給されたコンクリートを均す均し部材と、
    前記本体部から独立し、トンネル底面上に載置されて、前記均し部材をトンネル軸方向に移動可能に支持する支持部と、
    を有する、インバートコンクリート施工装置。
  2. 前記インバートコンクリート施工装置は、前記本体部に設けられて前記支持部を吊り上げ可能な吊り上げ装置を更に有し、
    前記支持部は、前記吊り上げ装置によって吊り上げられたときにトンネル底面から離れて、前記吊り上げ装置を介して前記本体部によって支持される、請求項1に記載のインバートコンクリート施工装置。
  3. 前記本体部はトンネル軸方向に移動可能に構成され、
    前記本体部がトンネル軸方向に移動するときに、前記支持部が前記吊り上げ装置によって吊り上げられる、請求項2に記載のインバートコンクリート施工装置。
  4. 前記支持部は、
    前記上部フレームの近傍に配置されてトンネル軸方向に延びる一対のレールと、
    前記レールをトンネル底面上に支持する支柱と、
    前記レールに懸垂支持されて前記レールに沿って移動可能な移動体と、
    を有し、
    前記均し部材は前記移動体に取り付けられており、
    前記支持部が前記吊り上げ装置によって吊り上げられたときに、前記支柱がトンネル底面から離れる、請求項2又は請求項3に記載のインバートコンクリート施工装置。
  5. 前記インバートコンクリート施工装置は、トンネル底面上にコンクリートを供給するための配管を更に有し、
    前記配管が前記上部フレームと前記均し部材との間に位置し、
    前記均し部材は、前記配管の下方をトンネル軸方向に移動可能である、請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のインバートコンクリート施工装置。
  6. 前記配管が前記本体部によって支持されている、請求項5に記載のインバートコンクリート施工装置。
  7. 前記配管は、複数の管状部材と、前記管状部材の端部同士を連結する連結部と、を含み、
    前記配管は平面視で前記連結部にて屈曲可能である、請求項5又は請求項6に記載のインバートコンクリート施工装置。
  8. 前記配管におけるコンクリート排出側の開口端部には、可撓性を有する管状部材の開口端部が連結されている、請求項5〜請求項7のいずれか1つに記載のインバートコンクリート施工装置。
  9. 前記本体部は、トンネル工事用の桟橋を構成する、請求項1〜請求項8のいずれか1つに記載のインバートコンクリート施工装置。
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