JP3160233B2 - 法面吹付装置および法面吹付工法 - Google Patents

法面吹付装置および法面吹付工法

Info

Publication number
JP3160233B2
JP3160233B2 JP22934597A JP22934597A JP3160233B2 JP 3160233 B2 JP3160233 B2 JP 3160233B2 JP 22934597 A JP22934597 A JP 22934597A JP 22934597 A JP22934597 A JP 22934597A JP 3160233 B2 JP3160233 B2 JP 3160233B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slope
slide rail
spraying
support
support base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22934597A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1161839A (ja
Inventor
泉 長谷川
巧 湯浅
正夫 木間
栄秋 武蔵
和之 庭田
Original Assignee
ライト工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ライト工業株式会社 filed Critical ライト工業株式会社
Priority to JP22934597A priority Critical patent/JP3160233B2/ja
Publication of JPH1161839A publication Critical patent/JPH1161839A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3160233B2 publication Critical patent/JP3160233B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、法面吹付支持装置
および法面吹付方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】日本列島の70%が山地であり、また軟
弱地盤層が多いので特に大雨や地震の後、山崩れが発生
しやすく、しばしば道路や路線が遮断されるなどの事態
を防止するため、従来から種々の法面安定化対策が講じ
られてきた。
【0003】この法面安定化対策の一つが、モルタル類
や植生基盤などの安定化材料をポンプによりホースを通
して空気圧送し、先端の吹付ノズルから対象面に対して
吹き付ける吹き付け工法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この工法の実施に際し
ては、圧送ホースを対象部位まで引き巡らし、作業員
(吹付ノズルマン)がホースの先端部を肩で背負い、吹
付ノズルを対象面に位置決めしながら吹き付けるもので
ある。この場合、作業員は安全のために、法肩に固定し
た安全確保用ロープで支えながら、対象の吹付位置を順
次変えて行く。
【0005】近年、吹付材料としてモルタルに代えて、
より高強度を発現させるために湿式コンクリートを法枠
内に吹き付けて法枠を構築することが一般的になりつつ
ある。この場合には、ポンプにより圧送されたコンクリ
ート材料に対して、先端部で圧縮空気が添加されるの
で、通常の吹き付けに比べて、圧縮空気に伴う反動がよ
り吹付ノズルマンに作用し、大きな負担となっていた。
【0006】そこで、作業者の負担を軽減するために、
ホースの直径を小さくして吹付材料量を減少させること
が可能であるものの、施工速度の低下のみならず、ホー
スの直径を小さくすることによりコンクリート材料がホ
ース内で詰まってしまう問題も生じる。
【0007】したがって、この種のコンクリート吹付も
含むいずれの吹付においても、作業員の負担を軽減させ
ることが急務となっている。
【0008】吹付を機械化する試みは、従来から行われ
ているが、これらは、対象法面領域全体にレールを縦横
に設置し、このレールに沿って自動吹付装置を走行させ
るとの考えである。
【0009】しかし、対象法面領域全体に、特に急斜面
にレールを搬入し、安定的に設置するのに多大な手間を
要し、かつ、その設置に却って負担がかかる事態を招
く。さらに、均一な勾配で平坦な法面であればともか
く、通常は不陸があり平坦ではないのが一般的であるこ
とが、前記の発想が現実化されない要因である。また、
現実的に、緻密で均質な施工を行うためには、吹付状況
を見ながら吹付作業を行う必要があるにかかわらず、こ
れを無視して一挙に全自動化させる考えは、妥当ではな
い。
【0010】そこで、本発明の主たる課題は、作業員の
負担を大幅に低減できるとともに、現場の状況に応じて
適切な装置の設置が可能となり、しかも、吹付状況を目
視しながら最適な吹付作業を行うことができるようにす
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の請求項1記載の発明は、法面に設置される脚部材と
この脚部材に対して水平方向に沿って設けられた法肩側
の第1スライドレール及び法尻側の第2スライドレール
とを備えた仮設部材と、作業者の操作により法面水平方
向に移動する支持台と、前記支持台に対して設けられ、
吹付材料を対象部位に対して吹き付ける吹付ホースを支
持する吹付ホース支持装置と、この支持装置を前記支持
台に沿って法面高さ方向に昇降させるべく駆動する昇降
駆動手段とを備え、前記支持台は、その法肩側に回動自
在に支持されたガイドローラを有し、このガイドローラ
が前記第1スライドレールに法肩側から当接し、前記支
持台の法尻側下面が第2スライドレールに乗り、前記支
持台を作業者が操作したとき前記ガイドローラが前記第
1スライドレールに当接しながら回動し法面水平方向の
移動を案内する構成としたことを特徴とする法面吹付装
置である。
【0012】請求項2記載の発明は、前記ガイドローラ
を回転させるモータを有し、このモータを駆動させるこ
とによって前記支持台を第1スライドレールおよび第2
スライドレールに沿って水平方向に移動させる、水平駆
動手段を備える請求項1記載の法面吹付装置である。
【0013】請求項3記載の発明は、前記昇降駆動手段
および水平駆動手段のコントロール手段を有する操作部
が前記支持台に設けられている請求項1または2記載の
法面吹付装置である。
【0014】請求項4記載の発明は、吹付ホース支持装
置に、吹付ホースを吹付位置の変更を行うべく揺動させ
る揺動駆動手段が設けられている請求項1〜3のいずれ
か1項に記載の法面吹付装置である。
【0015】請求項5記載の発明は、法面上に構築され
る法枠用型枠の高さ方向について1ピッチ以上、水平方
向について1ピッチ以上の領域にわたって、脚部材とこ
の脚部材に対して水平方向に沿って設けられた法肩側の
第1スライドレール及び法尻側の第2スライドレールと
を備えた仮設部材を設置し、この架設部材上に、法肩側
に回動自在に支持されたガイドローラを有し、このガイ
ドローラが前記第1スライドレールに法肩側から当接
し、法尻側下面が第2スライドレールに乗り、作業者の
操作によって前記ガイドローラが前記第1スライドレー
ルに当接しながら回動して法面水平方向に移動可能とさ
れ;かつ吹付材料を対象部位に対して吹き付ける吹付ホ
ースを支持する吹付ホース支持装置とこの支持装置を前
記支持台に沿って法面高さ方向に昇降させるべく駆動す
る昇降駆動手段とを備える、支持台を配置し、水平方向
の前記法枠用型枠に対しては、前記吹付ホース支持装置
の法面高さ方向位置を決めた状態で、前記支持台を水平
方向に移動させながら吹き付けを行い、高さ方向の前記
法枠用型枠に対しては、前記吹付ホース支持装置の水平
方向位置を決めた状態で、前記支持台を前記昇降駆動手
段により昇降移動させながら吹き付けを行う、ことを特
徴とする法面吹付工法である。
【0016】請求項6記載の発明は、支持台の水平方向
移動は、作業者の人力により行う請求項5記載の法面吹
付工法である。
【0017】請求項7記載の発明は、支持台の水平方向
移動は、前記支持台に設けられた、前記ガイドローラを
回転させるモータを有し、このモータを駆動させること
によって前記支持台を前記第1スライドレールおよび前
記第2スライドレールに沿って水平方向に移動させる、
水平駆動手段により行う請求項5記載の法面吹付工法で
ある。
【0018】〔作用〕 本発明の吹付装置においては、装置の支持手段は仮設脚
部材とされる。この仮設脚部材としては、後述のよう
に、たとえば後述の実施の形態で示されるように、鋼管
を組んだ三又が用いられる。
【0019】この脚部材によって、法面水平方向に作業
者の操作により移動する支持台を支持させる。この場
合、支持台を前記脚部材に沿って法面水平方向の移動を
案内するスライドガイド手段を設ける。このスライドガ
イド手段としては、後述の実施の形態で示すように、鋼
管とこれをレールとするガイドローラから構成される。
【0020】設置位置が傾斜面であるので、支持台の荷
重は、主にスライドガイド手段を構成する部材に作用す
る。したがって、法面の水平方向(横方向)の移動は作
業者の人力により可能とすることができる。この支持台
に対して、吹付材料を対象部位に対して吹き付ける吹付
ホースを支持する吹付ホース支持装置が設けられる。こ
の吹付ホース支持装置を、前記支持台に沿って法面高さ
方向に昇降させるようにすることにより、水平方向移動
と相俟って、対象の吹付領域をカバーするX−Yテーブ
ルを構成することができる。したがって、たとえば法枠
内全体の吹付が可能となる。この場合、吹付ホース支持
装置には少なくとも吹付ホースの荷重が作用し、その荷
重は大きいので、かつ、法面の高さ方向の移動は、作業
者にとってきわめて大きな負担であるために、吹付ホー
ス支持装置については昇降駆動手段を用いて昇降させる
ようにしてある。
【0021】支持台の大きさおよび吹付ホース支持装置
の重量が過大で人力のみでは水平方向移動が困難である
場合には、前記スライドガイド手段に沿って水平方向に
移動させる水平駆動手段をさらに設けるのが望ましい。
【0022】一方、吹付施工に際しては、吹付材料が経
時的に必ずしも一定ではなく、また、たとえば法枠の構
築の場合には、法枠用型枠からの吹付材料の流出状況を
確認しながら、法枠高さに応じた吹付厚が確保されてい
るか否の確認が必要である。
【0023】したがって、この観点からも、全自動化が
困難をきたしているところ、本発明のより好適な態様に
おいては、吹付ホース支持装置の昇降駆動手段は、なら
びに水平駆動手段を設ける場合にはこれについても、作
業者の操作に応じて作動させる、たとえば支持台には作
業者の操作部を設け、この操作部に前記昇降駆動手段お
よび水平駆動手段の操作ボタンなどのコントロール手段
を設けることにより、作業者が吹付状況を確認しながら
運転操作過程を行うことができ、適確な吹付施工を実施
できる。
【0024】かかる吹付装置を用いて法枠用型枠内に吹
付材料を吹付(打設)するには、法面上に構築される法
枠用型枠の高さ方向について1ピッチ以上、水平方向に
ついて1ピッチ以上の領域にわたって仮設脚部材を設置
しておけば、その都度、装置を移動させることなく、少
なくとも四周について一気に吹付材料の打設が可能とな
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施の形
態を参照しながらさらに詳説する。 <第1の実施の形態> 図1〜図4は第1の実施の形態を示したもので、予め、
法面1上に法枠用型枠2を設置しておく。この法枠用型
枠は、たとえば鋼線を編成した網状体2A,2Aを所定
間隔で立設し、それらの間に鉄筋2Bを配置したもの
を、格子状に(法面高さ方向および水平方向)連続して
配置したものである。
【0026】この法枠用型枠2を設置した領域におい
て、仮設用脚部材3を建てる。仮設用脚部材3として
は、たとえば鋼管からなり、たとえば三又状に建てる。
この建て込みに際しては、隣接する網状体2A,2A間
に吹付材料Mを吹き付けるので、このことを考慮して位
置決めを行う。
【0027】仮設用脚部材3には、支持台10が設置さ
れる。この支持台10は、たとえば鋼材を枠組したもの
で、法面水平方向Hに作業者の操作により移動するよう
になっている。支持台10の下部の下面は、仮設用脚部
材3に水平方向に固定した、たとえば鋼管からなる第2
スライドレール3B上に載置されている。支持台10の
上部には、本発明の水平駆動手段を構成する第1モータ
11が固定され、その出力軸には滑車状のガイドローラ
12が一体化されている。これに対して、仮設用脚部材
3に水平方向にたとえば鋼管からなる第1スライドレー
ル3Aが固定されており、前記ガイドローラ12は第1
スライドレール3Aの法肩側から当接している。これら
のガイドローラ12、第1スライドレール3Aは法肩側
スライドガイド手段を構成し、支持台10の下部の下面
と、第2スライドレール3Bとは法尻側スライドガイド
手段を構成する。
【0028】支持台10の下部には、2つの柄部13,
13が一体化されており、作業者はこれらの柄部13,
13を把持しながら、支持台10を水平方向に移動させ
ることができる。この場合、支持台10の下部の下面が
第2スライドレール3B上に接し、ガイドローラ12が
第1スライドレール3Aの法肩側から当接しているの
で、水平方向の移動に要する力は小さいもので足り、作
業者の人力のみで移動が可能であるが、大面積用の支持
台とする場合には大型化し、重量が嵩むので、第1モー
タ11を駆動させ、ガイドローラ12を回転させながら
第1スライドレール3Aに沿って移動させることができ
る。この場合、第1モータ11は右側の柄部に設けた
(水平方向の)前後進操作スイッチ13A,13Bによ
り移動方向および発進・停止をコントロールできる。
【0029】かかる支持台10に対して、吹付材料Mを
対象部位(実施例では網状体2A,2A間)に対して吹
き付ける吹付ホース30を支持する吹付ホース支持装置
20が設けられている。吹付ホース支持装置20は、た
とえば鋼材を枠組したもので、その上部において吹付ホ
ース30の先端部を平面視で水平を向かせて適宜の固定
手段をもって円弧状状態で支持している。
【0030】吹付ホース支持装置20は、支持台10に
沿って法面高さ方向に昇降するようになっている。この
ために、本発明の昇降駆動手段を構成する第2モータ4
0が支持台10に固定されている。また、吹付ホース支
持装置20の下部には、取付アングル21,21が固定
され、この取付アングル21,21間に跨がって走行輪
22,22を有する車軸23が回転自在に軸支されてい
る。支持台10の両側はリップ溝形鋼10A,10Aで
構成され、これらに上下左右の合計4つの走行輪22,
22…が嵌合している。
【0031】また、支持台10の上部の横材14には上
ガイドスプロッケット15が回転自在に配設され、これ
に対して、第2モータ40の出力軸には下ガイドスプロ
ッケット16が一体化されている。これらに巻き掛けら
れたチェーン17を介して、第2モータ40により下ガ
イドスプロッケット16を正逆回転させることにより、
吹付ホース支持装置20を昇降させる。吹付ホース支持
装置20の昇降動作スイッチ13C,13Dは、左側の
柄部13に設けられている。なお、チェーン17の一端
は、吹付ホース支持装置20の上側に連結され、他端は
上ガイドスプロッケット15、下ガイドスプロッケット
16を巡って、吹付ホース支持装置20の下側に連結さ
れている。
【0032】かかる吹付装置を用いて吹付を行う場合、
法面高さ方向に沿う吹付に際しては、吹付ホース30の
吐出口が、法面高さ方向に沿う網状体2A,2A間に位
置するように、支持台10をスライドさせて位置決めす
る。
【0033】この状態で、第2モータ40を起動させ、
吹付ホース支持装置20を上昇または下降させて、吹付
ホース30を法面高さ方向に沿って移動させる。この場
合、網状体2A,2A間において、吹付状況を目視しな
がら、支持台10を、換言すれば吹付ホース30を左右
(水平方向)に揺動させることができる。
【0034】水平方向に沿う吹付に際しては、吹付ホー
ス30の吐出口が、水平方向に沿う網状体2A,2A間
に位置するように、第2モータ40を起動させ、吹付ホ
ース支持装置20を上昇または下降させて、支持台10
を位置決めする。
【0035】この状態で、作業者の人力により、もしく
は第1モータ11の駆動力の助けを受けて、あるいは第
1モータ11の駆動力のみによって、支持台10を水平
方向に移動させ、吹付ホース30を水平方向に沿って移
動させる。この場合、網状体2A,2A間において、吹
付状況を目視しながら、吹付ホース支持装置20を第2
モータ40により上昇または下降させつつ、吹付ホース
30を揺動させることができる。
【0036】(第2の実施の形態) 前述の操作の説明において、吹付ホース30を揺動させ
ることについて述べた。仮に、吹付ホース30を揺動さ
せないとすれば、吹付材料Mが網状体2A,2A間にお
いて横断面山形になりがちであり、後に、上面をコテで
整形するときに不都合を生じるばかりでなく、吹付材料
の密度、換言すれば強度も横断面において相違すること
となる。
【0037】これは吹付過程での支持台10または吹付
ホース支持装置20を移動させることにより達成できる
ものの、細かい揺動操作は困難である。
【0038】そこで、図5〜図7に示すように、吹付ホ
ース支持装置20に吹付ホース30の揺動手段50を設
けるのが望ましい。揺動手段50およびこれに付随する
部分以外については、第1の実施の形態と基本的に同一
であるので、説明を省略する。
【0039】図7に示すとおり、この揺動手段50は、
吹付ホース支持装置20に固定された揺動駆動モータ5
1と、吹付ホース支持装置20に固定された軸受52に
軸支された支軸53,53にそれぞれ一体化された偏心
クランク盤54,54と、これら偏心クランク盤54,
54間において一端部が軸支され、他端が吹付ホース3
0の吹付ノズル30A近傍に連結された連結アーム55
とを有し、一方の支軸53に一体化されたスプロッケッ
トと揺動駆動モータ51の出力軸に一体化されたスプロ
ッケット(符号を図示せず)とはチェーン56により連
結されている。
【0040】揺動駆動モータ51を一方向に回転させる
と、チェーン56を介して、偏心クランク盤54,54
が支軸53,53を繋ぐ軸心周りに回転し、この軸心
と、偏心クランク盤54,54と連結アーム55とを繋
ぐ連結軸心は偏位しているので、連結アーム55はクラ
ンク運動する。その結果、吹付ノズル30Aの中心軸は
平面視で回転運動する。この回転運動を、吹付ホース支
持装置20の移動の過程に行わせると、渦巻き状に移動
する。したがって、吹付材料Mを網状体2A,2A間に
おいて均一に吹き付けることができる。
【0041】なお、この揺動手段はあくまで一例であっ
て、種々の機構学の応用によって揺動させることができ
ることは推測できよう。符号57は、吹付ホース30の
運動代を確保するための水平方向振れ許容支持アームで
ある。また、揺動駆動モータ51のオンオフスイッチ1
3E,13Fは柄部に設けられている(図5参照)。
【0042】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、作業員
の負担を大幅に低減できるとともに、現場の状況に応じ
て適切な装置の設置が可能となり、しかも、吹付状況を
目視しながら最適な吹付作業を行うことができるなどの
利点がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る法面吹付装置の設置状
態側面図である。
【図2】法面吹付装置の平面図である。
【図3】要部拡大側面図である。
【図4】断面図である。
【図5】第2の実施の形態に係る法面吹付装置の平面図
である。
【図6】要部側面図である。
【図7】断面図である。
【符号の説明】
1…法面、2A…網状体、3…仮設用脚部材、3A…第
1スライドレール、3B…第2スライドレール、10…
支持台、11…第1モータ(水平駆動手段)、12…ガ
イドローラ、13…柄部、15,16…上下ガイドスプ
ロッケット、17…チェーン、20…吹付ホース支持装
置、30…吹付ホース、40…第2モータ(昇降駆動手
段)、50…揺動手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武蔵 栄秋 東京都千代田区九段北4丁目2番35号 ライト工業株式会社内 (72)発明者 庭田 和之 東京都千代田区九段北4丁目2番35号 ライト工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−140664(JP,A) 特開 平9−49318(JP,A) 特開 平1−244021(JP,A) 特開 昭60−123665(JP,A) 実開 昭62−115457(JP,U) 実開 昭48−76728(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 17/20

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】法面に設置される脚部材とこの脚部材に対
    して水平方向に沿って設けられた法肩側の第1スライド
    レール及び法尻側の第2スライドレールとを備えた仮設
    部材と、 作業者の操作により法面水平方向に移動する支持台と、 前記支持台に対して設けられ、吹付材料を対象部位に対
    して吹き付ける吹付ホースを支持する吹付ホース支持装
    置と、 この支持装置を前記支持台に沿って法面高さ方向に昇降
    させるべく駆動する昇降駆動手段とを備え、 前記支持台は、その法肩側に回動自在に支持されたガイ
    ドローラを有し、このガイドローラが前記第1スライド
    レールに法肩側から当接し、前記支持台の法尻側下面が
    第2スライドレールに乗り、前記支持台を作業者が操作
    したとき前記ガイドローラが前記第1スライドレールに
    当接しながら回動し法面水平方向の移動を案内する構成
    としたことを特徴とする法面吹付装置。
  2. 【請求項2】前記ガイドローラを回転させるモータを有
    し、このモータを駆動させることによって前記支持台を
    第1スライドレールおよび第2スライドレールに沿って
    水平方向に移動させる、水平駆動手段を備える請求項1
    記載の法面吹付装置。
  3. 【請求項3】前記昇降駆動手段および水平駆動手段のコ
    ントロール手段を有する操作部が前記支持台に設けられ
    ている請求項1または2記載の法面吹付装置。
  4. 【請求項4】吹付ホース支持装置に、吹付ホースを吹付
    位置の変更を行うべく揺動させる揺動駆動手段が設けら
    れている請求項1〜3のいずれか1項に記載の法面吹付
    装置。
  5. 【請求項5】法面上に構築される法枠用型枠の高さ方向
    について1ピッチ以上、水平方向について1ピッチ以上
    の領域にわたって、脚部材とこの脚部材に対して水平方
    向に沿って設けられた法肩側の第1スライドレール及び
    法尻側の第2スライドレールとを備えた仮設部材を設置
    し、 この架設部材上に、法肩側に回動自在に支持されたガイ
    ドローラを有し、このガイドローラが前記第1スライド
    レールに法肩側から当接し、法尻側下面が第2スライド
    レールに乗り、作業者の操作によって前記ガイドローラ
    が前記第1スライドレールに当接しながら回動して法面
    水平方向に移動可能とされ;かつ吹付材料を対象部位に
    対して吹き付ける吹付ホースを支持する吹付ホース支持
    装置とこの支持装置を前記支持台に沿って法面高さ方向
    に昇降させるべく駆動する昇降駆動手段とを備える、支
    持台を配置し、 水平方向の前記法枠用型枠に対しては、前記吹付ホース
    支持装置の法面高さ方向位置を決めた状態で、前記支持
    台を水平方向に移動させながら吹き付けを行い、 高さ方向の前記法枠用型枠に対しては、前記吹付ホース
    支持装置の水平方向位置を決めた状態で、前記支持台を
    前記昇降駆動手段により昇降移動させながら吹き付けを
    行う、 ことを特徴とする法面吹付工法。
  6. 【請求項6】支持台の水平方向移動は、作業者の人力に
    より行う請求項5記載の法面吹付工法。
  7. 【請求項7】支持台の水平方向移動は、前記支持台に設
    けられた、前記ガイドローラを回転させるモータを有
    し、このモータを駆動させることによって前記支持台を
    前記第1スライドレールおよび前記第2スライドレール
    に沿って水平方向に移動させる、水平駆動手段により行
    う請求項5記載の法面吹付工法。
JP22934597A 1997-08-26 1997-08-26 法面吹付装置および法面吹付工法 Expired - Fee Related JP3160233B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22934597A JP3160233B2 (ja) 1997-08-26 1997-08-26 法面吹付装置および法面吹付工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22934597A JP3160233B2 (ja) 1997-08-26 1997-08-26 法面吹付装置および法面吹付工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1161839A JPH1161839A (ja) 1999-03-05
JP3160233B2 true JP3160233B2 (ja) 2001-04-25

Family

ID=16890717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22934597A Expired - Fee Related JP3160233B2 (ja) 1997-08-26 1997-08-26 法面吹付装置および法面吹付工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3160233B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107268630A (zh) * 2017-07-06 2017-10-20 中交路桥建设有限公司 一种边坡防护施工用物料运输系统及方法
CN111034587B (zh) * 2019-12-27 2021-10-26 厦门龙起建设工程有限公司 一种护坡绿化结构
CN116043880A (zh) * 2023-02-08 2023-05-02 国网福建省电力有限公司电力科学研究院 一种输变电工程边坡生态混凝土防护用施工设备

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1161839A (ja) 1999-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3750470B2 (ja) トンネル覆工コンクリートの自動散水設備
JP3160233B2 (ja) 法面吹付装置および法面吹付工法
WO1991011574A1 (fr) Dispositif de nivelage de surfaces en beton
CN107816209B (zh) 跨外两侧抬吊安装大型钢桁架屋盖施工工艺
CN210599011U (zh) 一种隧道二次衬砌拱顶浇筑施工装置
CN208870380U (zh) 用于墙体模板的移动装置及可移动墙体模板
JP5064444B2 (ja) 立坑用螺旋階段の設置方法及び設置用足場装置
JP6669524B2 (ja) インバートコンクリート施工装置
US2305906A (en) Building construction
JP2888477B2 (ja) 壁面洗浄装置
CN211446416U (zh) 一种隧道铺轨机以及铺轨机用液压缸支臂
JPH0390777A (ja) コンクリート打設方法及び装置
JP2528078B2 (ja) 昇降式魚道装置
JP2573795Y2 (ja) コンクリート打設装置
CN209260794U (zh) 一种具有减噪结构的推土机
JPH0241607B2 (ja)
CN216471954U (zh) 一种建筑工程施工用可提升支架
JP4748755B2 (ja) コンクリート型枠施工方法
JPH0446433Y2 (ja)
JP3837967B2 (ja) 工事用エレベータ
CN213492728U (zh) 一种砂石倾泻区降尘装置
JPH0435590B2 (ja)
JPS6338264Y2 (ja)
JPH042130B2 (ja)
JP2002115397A (ja) コンクリート搬送打設装置およびコンクリートpc床板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090216

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100216

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110216

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120216

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120216

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130216

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130216

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140216

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150216

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees